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#キャリアコーチング #キャリアプラン #キャリアの悩み

キャリアプランが思いつかない原因と簡単な作り方をプロが徹底解説!

この記事の監修者

末永 雄大

新卒で株式会社リクルートに入社し数百を超える企業の中途採用を支援。その後2012年アクシス株式会社を設立、キャリアコーチング事業、転職エージェント事業、Webメディア事業を複数展開。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は1,800万回以上。

この記事のまとめ

キャリアプランは思いつきで立てるものではなく、将来やりたいことや理想像から逆算してつくるものです。

理想状態が明確になるとそこからキャリアプランも必然的に見えてきます。

この記事ではキャリアプランの簡単な立て方と例文を紹介しています。

目次

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    そもそもキャリアプランとは

    キャリアプランとは、将来の理想像を設定して、それを実現させるための「具体的な行動計画」のことです。

    長期的にどうなりたいかを考えて、それを実現するためにどのようなスキルや経験を積むべきかをプラン立てしていくものです。

    キャリアプランに似た言葉にキャリアビジョンやキャリアパスなどがあり、違いがわかりにくいので以下で説明します。

    キャリアパス

    キャリアビジョンを達成するために1つの会社の中でどのようなスキルアップをしていくかということ

    キャリアビジョン

    仕事やプライベートを含めた自分の将来の理想像のこと

    「将来こんな暮らしをしたい」「こんな働き方をしたい」など

    このことから、キャリアプランとは「キャリアビジョンを達成するための行動計画」ということになります。

    キャリアプランの必要性

    上司に聞かれたり、面談で提出するためにキャリアプランを考えないといけないからとその場しのぎの答えを作ろうとしてる人もいますが、キャリアプランを立てることは非常に重要です。

    終身雇用が崩壊した現代では、キャリアビジョンやそれを叶えるためのステップも多様化して、求人サイトの情報や大学時代の友人の近況も簡単にわかるようになりました。

    そのため、周りに流されてしまったり、キャリアの選択肢が多いことで、決めきれずキャリアに迷走してしまうことがあります。

    サンプルスピーカー 末永

    そこで、迷走せずにきちんとあなたの理想のキャリアを歩んでいくためには、キャリアプランが必要になります。

    他にもキャリアプランの必要性は以下に記載している通りです。

    • 変化に左右されず、理想のキャリアを歩むことができる
    • やるべきことが明確になりモチベーションになる
    • 転職の軸となる

    自分の理想とそこに向かうためにどんな経験・スキルが必要かがわかると、仕事へのモチベーションも上がります。

    また、転職活動においても、キャリアプランを達成するためにこんな会社でこんな経験をしたいというのが明確になるため、企業選びの際も迷わずに決められます。

    逆に、将来の理想状態がないと、高年収や有名企業などの一般的に魅力的な求人条件に惑わされて、入社後にミスマッチを感じてしまうことがあります。

    実現可能なキャリアプランを立てて、転職活動も成功させたい方はキャリアや転職のノウハウを豊富に持っているキャリアコーチングなどがおすすめです。

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    企業がキャリアプランを聞く目的

    企業が面接でキャリアプランを聞く目的は、「定着・活躍してくれそうか」「キャリアプランを自社で叶えることができるか」を判断するためです。

    例えば、成果を出せば年次関係なく昇進できる成果主義の会社に、言われたことをきちんとこなし、コツコツ頑張っていきたいという人は合いません。

    サンプルスピーカー 末永

    また、このように価値観や考え方がマッチしていないと企業側も活躍が見込めなかったり、社風に馴染めずにすぐに辞めてしまいそうと感じます。

    転職者自身も成果を求められる環境が合わずにしんどくなってしまったり、自分よりも年下の人がどんどん昇進していくことに不安を感じてしまう可能性もあります。

    そうならないためにもキャリアプランを聞いて、転職者と会社の方向性が合っていることを確認しています。

    さらにその方のキャリアプランと会社の向かう方向性が合っていないと、不採用になってしまうことがあります。

    そのため、あなたのキャリアプランをあなたが入りたい会社で叶えることができて、かつ会社の方向性とあなたの方向性が合っているのであれば問題ないということです。

    キャリアプランが思いつかない原因

    それでは、キャリアプランが思いつかない原因を4つに分けて解説していくので、あなた自身と照らし合わせながら読んでみてください。

    キャリアのゴールが決まっていない

    キャリアプランが思いつかない人の中には、キャリアのゴールが決まっていないのに先にプランを考えてしまっている人がいます。

    サンプルスピーカー 末永

    キャリアプランを立てる際に1番最初に考えるべきことは、キャリアのゴールです。

    目指す将来像がない状態で、どんなスキルや経験をしないといけないのか判断することはできません。

    キャリアを山登りで考えてみましょう。山登りをするときに、山の頂上がどこかわからないまま歩き続けても、どこに向かえばいいのか彷徨ってしまい、結果頂上に辿り着くこともできないですよね。

    反対に、最初から頂上がどこかわかった状態であれば、そこに向けて最適なルートを進んでいくだけでいいのです。

    そのため、キャリアプランが思いつかないという人は、「どんな仕事をしたいのか、どこでどんな暮らしをしたいのか」などキャリアのゴールから考えてみるのが大切です。

    逆算ができていない

    キャリアのゴールがあるけど、そこからどうやってキャリアプランを立てたらいいのかわからない人も多いです。

    例えば、今アパレル業界で接客業をしてるけど、将来的には大手のファッションブランドで企画職に就きたいという方がいたとします。ただ、大手ファッションブランドで企画職に就くにはどうしたらいいかわからない状態です。

    このような人は、キャリアのゴールにとって必要な要素を分解することと、自分の現在地を把握することから始めましょう。

    大手ファッションブランドで企画職になりたいのであれば、企画職としての経験が必要で、企画職の経験をするには募集要件にマーケティング経験が1年以上ないといけないなど見えてきます。

    となると、まずはマーケティングの経験を積むことができる会社に入らないといけないというように逆算して考えていくのが大切です。

    サンプルスピーカー 末永

    どんなスキルや経験が必要なのかわからないのであれば、実際に求人サイトでアパレル業界・マーケティング職などと検索して必須条件を見てみたり、転職エージェントなどに話を聞いてみたり、インターネットで調べてもヒントは沢山出てきます。

    キャリアのゴールまでの道のりを具体的にすればするほど、実現できる可能性が高まります。

    完璧に考えようとしてしまっている

    完璧主義のような考え方も、キャリアプランが思いつかない1つの原因になります。

    将来の理想像から逆算するとやるべきことが多すぎて、どのプロセスでそれを進めるのが最適か決めきれなくなってしまいます。

    将来のことなので不確定なことも多く、実際にやってみないとわからないことも多いです。

    また、最初から完璧に細かくキャリアプランを立てたい気持ちもわかりますが、完璧なキャリアプランを立てることは難しいです。

    サンプルスピーカー 末永

    さらに、キャリアを積むうちに自分の置かれている環境も変わり、できること・やりたいことも変わります。

    そのため、最初から完璧に考えるのではなく、アップデートしていくものだという前提のもと、今考えられる範囲でキャリアプランを立てていきましょう。

    自己肯定感が低い

    キャリアプランが思いつかない人は、自分に自信がないことが原因の場合もあります。

    将来のありたい姿ややりたいことを考えても、「自分にはできない」と言い訳をして諦めてしまうことがあります。

    今の自分にはできない目標でいいのです。今の自分にできることを目標にしてしまうと、目標が低すぎて、普段の仕事にストレッチがかからず成長もできません。

    そのため、できる・できない関係なく、自分のやりたいことを素直に考えてみましょう。

    過去は過去、未来は未来と切り分けて考えることが大切ですよ。

    理想が現実離れしている

    キャリアプランが思いつかない原因として、キャリアプランの目標となる理想像が、現実離れしすぎているケースもあります。

    あまりにも現実味がない理想を掲げてしまうと、その理想に到達するためのアクションプランを考えることができず、つまずいてしまうことがあります。

    実際に、キャリアプランを作成したとしても「本当にこのキャリアプランであっているのかな?」と考えてしまい、考えることにとらわれてしまい1番重要な行動することができない可能性があります。

    もちろん、低すぎる理想は意味がないので、高い理想を掲げることは大切です。

    ただ、あまりにも高すぎて行動に移せなかったり理想を考えるだけで満足にならないよう、注意しましょう。

    失敗を恐れすぎて行動力が乏しい

    失敗を恐れすぎて行動力が乏しい場合も、キャリアプランを思いつかない原因となることがあります。

    行動力がある人は、目標が定まったらそこに向かって能動的にポジティブなアクションを次々に考えていき、実際に行動しています。

    しかし、行動力が乏しい人は自分に自信がなく、目標があってやるべきことが明確でも、ネガティブに考えてしまい一歩踏み出すことができず、なかなか計画を立てることができません。

    行動する前から考えすぎてしまい、「行動しても失敗してしまう」などと自己判断をして諦めてしまうのではなく、まずは自身がやりたいと感じた気持ちが重要です。

    また、キャリアプランを作成して、もし実現できないかもしれないと感じてしまったら、少し方向を修正したり、さらに必要なアクションを追加していけば良いのです。

    キャリアプランが思いつかないときの解決策

    ここまでキャリアプランが思いつかない原因について解説してきました。

    そもそもキャリアのゴールがないことが原因なのか、キャリアのゴールから逆算できていないことが原因なのか自分がどれに当てはまっているのか明確になりましたか?

    明確になったら、次にその状態を解決するための方法を以下で5つ紹介していきます。

    将来どうなりたいかを考える

    キャリアプランが思いつかない原因の1つとして、キャリアのゴールがないケースを挙げました。

    そのような人は将来どうなりたいかが現実的か非現実的かは考えなくて大丈夫です。

    特にWHAT(どんな業界、商材は何か、何をするのか)で考えるのではなく、HOW(働き方、どんな仕事内容か、どんなスキルや経験を積めるのか)で考えてみるのがおすすめです。

    このように言われても、実際に将来何をしたいのかで考えるとなかなか出てこないという場合は以下の内容を考えてみましょう。

    ありたい姿

    • ありたい姿は何か(生き方、働き方で尊敬する人とその理由)
    • こうなりたくないという生き方や働き方は何か

    仕事

    • どんな人と働きたいか
    • 周りの人からどんな人だと言われたいか
    • 今の仕事を選んだ理由は何か

    ︎家族やパートナー

    • 家族やパートナーとはどんな話をしていたいか
    • どんな休日を過ごしたいか

    ︎遊びや余暇

    • 遊びや余暇はどの頻度でどんなことをしたいか
    • 会社を1ヶ月休めるなら何をしたいか

    将来どうなりたいかを考える時は、より具体的に考えることが大切です。

    例えば、「ただ成長したい!」ではなくどんな方向に成長したいのか、いつまでに成長したいのかまで考えましょう。

    実際にアクションを進めていく中で、あなたが本当にやりたいことや実現したいことが見えてくるので、進めていく中で少しずつ修正していくのがおすすめです。

    今までの経験やスキルを棚卸しする

    将来どうなりたいかやキャリアプランが浮かばない人は、過去の経験から考える方法もあります。

    というのも将来像が浮かばないのは、もしかしたら仕事の経験や知識があまりないため、やりたいことと聞かれてもそもそも何を目指せるのか選択肢が出てこないパターンがあります。

    このような場合は、まず自分のできることやこれまでの経験を棚卸して、できることをどんどん増やしていくというのがおすすめです。

    例えば、営業を始めたばかりの頃は全然うまくいかず、ノルマも達成できず辛いと感じていても、ロープレや実践、振り返りをしていく中で、自分なりのやり方が出来て売り上げが安定していくことで、周りから褒められることがあります。

    自分のできることを増やしておくと、本当にやりたいことが見つかった時に実現できる可能性が高くなります。

    また、できることが増えて成果を残せるようになると、自分に自信が持てるようになったり、楽しいと感じられるようになります。

    そのため、できることの延長線上で、自分にできることや実現したいことを見つけていくのもおすすめです。

    サンプルスピーカー 末永

    さらに、仕事に向き合い業界や顧客、競合などに関する理解が深まると、そこに課題が見えてきて、そこからあなたの叶えたいことが見えてくる可能性もあります。

    自分のリアルな体験や経験からありたい姿は生まれてくることが多いのです。

    自分のこれまでの経験が他社ではどのように活かすことができるのかわからないという人はキャリアコーチと一緒に棚卸するのがおすすめです。

    第三者の目線から客観的にみて、あなたのスキルや強み、転職で評価される経験などについてアドバイスをしてくれます。

    興味のある仕事を探す

    他にもキャリアプランが浮かばない人は、興味のある仕事を探してみるというのも1つの手です。

    求人サイトなどを眺めて、自分の興味のある仕事ややってみたいと思うことを探してみましょう。

    今のスキルや経験で転職できるのかは一旦置いておいて、興味のある仕事を見つけることで、その仕事に就くのに必要な経験を積める会社に何年後に転職しようと考えられたり、そのために今の会社でこんな経験をしておこうというプランもできてきます。

    さらに、興味のある仕事ということは何かしらその先にあなたのありたい姿が隠れている可能性があります。

    例えば、公務員になりたいという人の背景にも様々あり、「多くの人の生活をサポートしたいのか」「安定した暮らしをしたいのか」「コツコツできることを増やしたいのか」など、なぜ公務員になりたいのかを深掘りしていくと、あなたの価値観ややりたいことが見えてきますよ。

    ロールモデルを見つける

    キャリアプランを手っ取り早く立てる方法として、ロールモデルを見つけるという方法があります。ロールモデルは、社内・家族・有名人でも問題ありません。

    もしあなたの憧れる人が、身近にいる尊敬できる先輩社員・上司である場合は、直接話を聞きに行ったり、キャリアプラン作成のアドバイスをもらうのがおすすめです。

    さらにその人と自分を比べてみた時に、その人にはできるけど今の私にはできないことが何かを考えていきましょう。

    もし有名人などの場合は、あなたがなぜその人に憧れるのか、その人のどこに憧れるのか、その人と自分の差分は何で、どうやったら埋めることができるのかを明確にすることが大切です。

    キャリアのプロに相談する

    上記の方法ではあまりピンとこなかったり、やってみたけどキャリアプランが浮かばなかったという場合は、転職やキャリアのプロに相談するのがおすすめです

    なぜなら前提としてキャリアプランを自分1人で考えるというのは非常に難しいからです。

    最初にお伝えしたように、終身雇用が崩壊した現代はキャリアビジョンやそれを叶えるステップや選択肢も多様化しているため、キャリアに迷走してしまいやすいのです。

    そのため、1人ではなくキャリアコーチなどのキャリアのプロに相談することで、キャリアプランを考えやすくなりますよ。

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    中でもマジキャリ というキャリアコーチングサービスがおすすめです。

    マジキャリは、キャリアのプロに転職を前提とせずに、フラットにキャリア相談することができるサービスになります。

    キャリアのゴールを考えることができても、そのゴールに辿り着くために具体的にどんなスキルや経験が必要なのかイメージしにくいと思います。

    マジキャリを運営するアクシス株式会社は転職エージェントも運営しているため、業界や職種に関する知識が豊富にあり、ゴールを実現するための具体的なアドバイスをもらうことができます。

    さらにマジキャリの利用者 の40%は、「今後のキャリアプランが見つからない」「やりたいことが思いつかない」という悩みを持っているので、キャリアプランが思いつかないと悩んでいる方のサポート経験が豊富で、これまでキャリアプランの作成をサポートしてきた経験やノウハウがあるのでおすすめです。

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    また、キャリアの理想像を考えるときに仕事に限らずに、人生を豊かにするためのサポートをしていくので、マジキャリを卒業するときは自分の明確なキャリアプランを持ち、自信がある状態になれます。

    社内に転職についての知見が豊富にあるので、あなたのキャリアプランを達成する様々な選択を教えてくれますし、その中から、自己分析で見つけたあなたの軸をもとにあなたにとって最適なキャリアプランを作り出すことができますよ。

    マジキャリでは、ただいま初回面談無料キャンペーン をおこなっているので、キャリアプランが思いつかないと悩んでいる人は一度相談してみてください。

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    キャリアプランを立てるメリット

    ここまでで、キャリアプランを立てることが大切な理由とどうやってキャリアプランを立てたらいいのかはわかっていただけたと思います。

    ここからはキャリアプランを立てると具体的にどのようなメリットがあるのか紹介していきます。

    仕事のモチベーションが上がる

    キャリアプランを立てるメリットとして、仕事のモチベーションが上がるという点が挙げられます。

    キャリアプランを立てると、今やっていることが将来の何につながっているのかがわかり、目の前の業務に対するやる気が出やすくなります。

    キャリアプランがない状態ではただの作業だった仕事も、それによってどんなスキルを身につけたいのかが明確になると、仕事へのやりがいや成長を実感しやすくなります。

    将来の理想像を達成するためにやらないといけないことが明確になるため、自分から主体的に仕事を取りに行ったり、行動に移すことができるようになります。

    サンプルスピーカー 末永

    さらに、自分の興味や関心を日頃から伝えておくことで、新しいプロジェクトを立ち上げたときに、「◯◯さんが興味あるって言ってたな」と思い出して、チャンスをくれるという可能性もあるので、積極的に周りの人にやりたいことやありたい姿を伝えておくのは大切ですよ。

    転職軸ができる

    キャリアプランを立てると必然的に転職の軸が見えてきます。というのも将来の理想像と現在地を考えると、そこから逆算してどのような経験・スキルを身につけるべきかがわかります。

    例えば、現在入社2年目でアパレルで副店長をしているAさんが、有名ファッションブランドのマーケティング責任者になりたいという目標があるとします。

    ただ、その求人の募集条件にマーケティング経験とマネジメント経験が必要だった場合、今のAさんでは挑戦することができません。

    そのため、まずはアパレルの副店長の経験を活かして、マネジメントを経験ができる会社に転職して、3人〜5人のマネジメントの経験を積もうとか、その後にアパレルでの経験とマネジメント経験を踏まえて、マーケティングができる会社に入社しようと見えてきます。

    その場合「将来有名ファッションブランドでマーケティング責任者になりたい」という目標があり、そのために御社でアパレルの副店長の経験を活かしながらもマネジメント経験を積みたいと思ったと伝えると説得力があります。

    また企業を選ぶ際もこれまでの経験を活かすことができて、マネジメントの経験ができる会社に絞れば、一貫性を持ってあなたにあった会社を見つけることができます。

    変化に左右されずにキャリアを積めるようになる

    最初にお伝えしたようにキャリアプランを立てることで変化に左右されずに、キャリアをつめるようになります。

    自分に今必要なスキルや経験がはっきりとわかるため、周りの環境に左右されずに意思決定ができるようになり、転職に失敗をする可能性を下げることができます。

    また転職に限らず、キャリアプランを立てると将来に対する漠然としたモヤモヤを減らすことができたり、変化に対応してキャリアを積むことができるようになります。

    自分のキャリアに納得感を持つことができるので、仕事にも打ち込めるようになります。

    逆にモヤモヤした状態だと、集中して仕事に打ち込むことができないのはもちろん、職場での人間関係やプライベートにも悪影響を与えてしまうリスクが高いです。

    将来に対する不安を抱えている方は、キャリアプランを立てるようにしましょう。

    キャリアプランが思いつかない人でもできる!簡単な作り方

    ここからは3ステップでできるキャリアプランの作り方を紹介していきます。

    キャリアプランが思いつかないと悩んでる人でも簡単にできるやり方を紹介するので、ぜひ参考にしながら作ってみてください。

    まず、キャリアプランを立てる際は「理想の姿(=ゴール状態)」「現在地(=今のあなた)」「ゴールとの差を埋めるために必要なこと」の3つが必要になります。

    まずは「理想の姿(=ゴール状態)」から解説していきます。

    ステップ1:将来の理想像を考える

    まずは、将来の理想像(キャリアビジョン)を考えてみましょう。

    将来の理想像とは将来どんな人になりたいか、仕事で成し遂げたいことなど、実現可否は考えずに将来どんな人生を歩んでいたら理想なのかを言語化していきます。

    サンプルスピーカー 末永

    理想の人生像がわかればゴールが決まり、今やるべきことがわかりますが、そもそもゴールが設定されてないと何も始まらないので、この最初のステップは非常に重要になります。

    例えば、「5年後に○○事業部のリーダーになりたい!」「新規事業に関わりたい」など具体的な内容でもいいですし、「こんなビジネスパーソンになりたい」「どのような1週間を過ごしたいのか」などの抽象的なものでも大丈夫です。

    またこの将来の理想像になりたい理由や、その理想状態になるために必要なポータブルスキル・テクニカルスキル・マインドセットも整理しましょう。

    ステップ2:現状を考える

    次に今のあなたの現在地を考えてみましょう。

    現在持っているハッシュタグを洗い出してみましょう。

    ハッシュタグとは

    あなたが持っている知識や技術、スキルのこと

    簡単にいうと、過去から現在までのキャリアの経験を棚卸して、あなたにできることを整理するということです。

    スキルをポータブルスキル(業務の中で成果や組織に貢献した経験や姿勢)とヒューマンスキル(自分の性格や強み)に分けて、それぞれ言語化してみるのがおすすめです。

    例えば、大手化粧品メーカーのマーケティング責任者であれば、マーケティングの専門知識や実務経験、5人〜10人のマネジメント経験、KPIやKGIの目標設定などがこの方のハッシュタグ(できること)になります。

    ステップ3:理想と現状のギャップを考える

    将来の理想像と現状が明確にできたら、そのギャップについて考えていきましょう。

    今の段階では、スタート地点とゴール地点がわかっているので、どのようにして向かうのか道のりを決めていくステップになります。

    1. 現在あなたが持っているハッシュタグと、理想の姿のハッシュタグを比較して、足りていないハッシュタグを探していきましょう。それが、今のあなたに必要なスキルや経験です。

    2. その足りないスキルや経験はどのような会社で身につけることができるのかを考えていきます。

    3. 最後にその必要なスキルや経験をいつまでに、大体何年後くらいまでに叶えていくのかを鮮明にしましょう。

    文章だけだとわかりにくいと思うのでイメージできていない方は、以下の例を参考にしてみてください。

    例)現在メーカーで法人営業を行っている年収400万円のAさんが、将来メガベンチャーでマーケティング責任者になりたいという場合のキャリアプランを考えてみましょう。

    まず、メガベンチャーでマーケティング責任者になるには、「事業会社でのマーケティング部門のリーダー経験」が必須条件として必要になります。

    そこで事業会社のマーケティング部門のリーダー経験ができる求人を探してみると、マーケティング会社での法人営業の経験が必須条件としてありました。

    Aさんは今、メーカーでの法人経験があるので、その経験を活かして、マーケティング会社での法人営業職に転職することができます。

    このようにすると、Aさんが理想像を叶えるために必要なステップが明確になり、簡単にキャリアプランを設計できます。

    理想のキャリアから逆算して、実現のためにするべきことを明確化していくことで、納得感のあるキャリアを歩むことができるようになるのが。

    ぜひこの3ステップで自分のキャリアプランを考えてみましょう。

    関連記事

    「最低限抑えておくべき!キャリアプランの立て方とポイントを紹介!」の記事では、面接で高評価になるキャリアプランの立て方についても解説しているので、気になる方は読んでみてください。

    【年代別】キャリアプランの例文を紹介

    それでは、ここまでキャリアプランの考え方について解説してきましたが、実際にどのように書いたらいいかを年代別のキャリアプランの例文をもとに考えてみてください。

    また、面接でキャリアプランを話す時も年代によって企業が求めることも変わるため、年代別のキャリアプランを参考にしてみてください。

    新卒のキャリアプラン

    新卒のうちは経験値が少なく、理想のビジョンを考える上で元となる経験や材料には限度があります。

    そのため、キャリアプランを考えましょうと言われても難しいですよね。

    ただ新卒の特徴として、経験や実績よりもポテンシャルで採用されるため、あまり将来を絞りすぎず、幅広く視野を持ってキャリアプランを考えるようにしましょう。

    考えにくいという方は、先ほどあげたように憧れの先輩社員や上司を想像してみましょう。

    新卒で先輩との面談などでキャリアプランを聞かれたり、新卒のうちに転職を考えている方は、以下のキャリアプランを参考にしてみてください。

    末永 末永

    さらに、周りと差をつけるキャリアプランを立てたいという新卒の方は「【例文】キャリアプランが思いつかない新卒向け!面接での答え方を紹介!」がおすすめです。この記事では、キャリアプランの立て方や新卒がキャリアプランを答える際のポイントを紹介しています。

    新卒のキャリアプランの例文

    • 5年以内に起業するために、ベンチャー企業に入り経営者の近くで仕事をする

    • 3年後の営業のチームリーダーになるために、1年以内にトップセールスになる

    20代のキャリアプラン

    新卒と似ていますが、20代は意欲的に働き成長したいという姿勢をアピールするのが大切です。

    また20代であれば、ポテンシャルで採用してもらえるため、これまでの経験にこだわりすぎなくても未経験の業種へも挑戦できます。

    そのため未経験業種へ転職する可能性も踏まえて、視野を広く持つようにしましょう。

    20代のキャリアプランの例文

    • 社内でみんなから頼られるゼネラリストになるために、3年ごとに新しい部署に行く

    • 3年ほど働いてみて、自分の適性や強みが別のところにあると気づいたため、自分の強みが活かせる新しい業種に転職する

    20代のうちから自分ならではのキャリアプランを持っている人は少ないですが、キャリアプランは早いうちに作っておいた方がいいです。

    というのも早いうちから将来から逆算したキャリアを歩むことができれば、あなたの理想を実現できる可能性も高まるためです。

    末永 末永

    キャリアプランが思いつかないと悩んでいる20代の方は、「キャリアプランが思いつかない20代向け!簡単な立て方と例文を紹介!」 の記事で、20代のキャリアの選択肢やキャリアプランの答え方などについて紹介しているので、読んでみてください。

    30代のキャリアプラン

    30代になるとマネジメントを任されたり、現場の中心を任される年代になります。

    そのため、これまでの経験やスキルを踏まえて、次のステップとして何をしていきたいのかを考えていきましょう。

    30代のキャリアプランの例文

    • 管理職や責任者になるために、マネジメント経験を積む

    • マーケティングや技術職などのスペシャリストになるために、新たな業務内容に挑戦する

    30代になると管理職などのマネジメントする側になるか、今の仕事でスペシャリストになるかになります。

    自分はどっちの道に進みたいのか、その背景とともに答えられるようにしておきましょう。

    「キャリアプランが思いつかない30代向け!面接で使える3ステップを紹介」の記事で、30代のキャリアプランの考え方のコツや例文について紹介しているので、キャリアプランが思いつかない30代の方はぜひ参考にしてみてください。

    40代のキャリアプラン

    40代キャリアプランは、現在の役職や業務の成果を基に、更なる昇進や部門のリーダーとしての役割を中心に描いていきます。

    また、経験を活かした後輩の教育や、組織全体への貢献も実施していきます。

    40代のキャリアプランの例文

    • プロジェクトリーダーになるために、組織を牽引する戦略づくりに挑戦する

    • 新事業の責任者や管理者になるために、環境変化に対応した新事業の創出を積極的におこなう

    キャリアプランの中で、中途採用や転職も検討することによって、自分に合っている仕事を見つけられるのはもちろん、キャリアアップを目指すことも可能です。

    キャリアプランを明確にして、40代でのキャリアの方向性や挑戦したい新しい領域を明確に示すことが重要です。

    女性のキャリアプラン

    女性は男性よりも結婚や妊娠などのライフイベントの影響を受けやすいため、きちんとキャリアプランを立てておきましょう。

    なぜなら、結婚する時期によっては昇進を見送ることになったり、子育てがひと段落ついて再度働こうと思っても雇ってもらえるスキルがなく、働くことができなくなってしまう可能性もあります。

    女性のキャリアプランの例文

    • 産後に復帰して働くために20代のうちに市場価値を高める。そのために、マネジメント経験を積み、転職市場で評価される人材になる。

    • 女性社員でも活躍している人が比較的多い、海外マーケティング事業部でバリバリ働きたい。そのために、まずは国内マーケティング事業部で成果を出し、その後海外の方に異動する。

    関連記事

    女性のキャリアプランの立て方や職種別・年代別のキャリアプランの例文は「女性のキャリアプランのポイントを年代別に解説!結婚や出産はどう考える?」の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみください。

    【職種別】キャリアプランの例文を紹介

    それでは次に職種別のキャリアプランの例文を紹介します。

    職種ごとにキャリアは大きく変わってくるため、ここでは営業職、事務職、技術職の3つに分けて解説していきます。

    営業職

    現在営業職として働いている人は、大きく4つのキャリアの選択肢があります。

    • このまま営業職としてプレイヤーを極めていく
    • 営業のチームリーダーとして部下の育成やマネジメントをおこなう
    • 営業の知見を活かして別の業種へキャリアチェンジする
    • 営業職以外の業種に転職する

    どのキャリアプランにしても、しっかりとその道を選んだ背景と、プレイヤーとして極めていくのであれば、いつまでにどうなっているのかを具体的な数字などを用いて答えられるようにしましょう。

    例えば、「1年後までに毎月数百万円の売り上げと安定して出せるようになる」などです。

    そのためにこれからどんな経験を積むべきかも考えていきましょう。

    また、ポイントとしては現状維持ではなく、しっかりと成長したいという意欲を伝えれるといいですね。

    事務職

    事務職のキャリアプランには大きく3つ選択肢があります。

    • 事務職としてスペシャリストになる
    • 別の業界の事務職として活躍する(一般事務→医療事務など)
    • 事務職以外の業種に転職する

    事務職として転職を考えている場合は、事務職として必要なパソコンのスキルや資格などを積極的に取ろうとしていることを伝えるのがおすすめです。

    技術職

    エンジニアなどの技術職のキャリアプランには大きく4つの選択肢があります。

    • ある特定の工程の技術のスペシャリスト
    • 部下の育成や進捗管理などのマネジメントをおこなう
    • 上流工程などに携わり、幅広く経験を積んだエンジニアになる
    • エンジニア以外の業種に転職する

    IT業界は他の業界に比べて、変化が激しいため、自ら勉強して変化に対応していくことができる点や今後も技術力をしっかりと高めていきたいという点をアピールしていきましょう。

    自分の職種ならではのキャリアプランを考えたいという人はぜひキャリアのプロに相談してみましょう。

    関連記事

    職種別のキャリアプランの例文やキャリアプランを答える際のNG例について「キャリアプランとは?転職面接で使える簡単な3ステップを紹介」の記事で紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

    企画系

    企画系のキャリアプランには、大きく3つの選択肢があります。

    • 商品開発のプロフェッショナルになる
    • 管理職としてマネジメントをおこなう
    • 独立・フリーランスとして活躍する

    将来的に企画職を目指しており、若いうちに営業やマーケティングを経験しておこうという人も多くいます。

    企画職のメイン業務である商品開発は、情報収集能力やスケジュール管理能力などが求められます。

    実務経験が長くなれば、アイデアを出す数や提案力が身についていき、商品開発のプロフェッショナルを目指しやすくなります。

    また、企画系から独立やフリーランスになるキャリアプランもあり、案件獲得のために営業活動や会計業務などのスキルが必要になりますが、収入面のアップが期待できます。

    販売・サービス系

    販売・サービス系のキャリアプランには大きく2つの選択肢があります。

    • 店長や本部での商品企画・プロモーションへのキャリアアップ
    • 販売で培った経験をもとにマーケティングや企画職などへのキャリアチェンジをする

    販売・サービス系のキャリアアップは、販売スタッフから店長または本部の管理・販促系へとステップアップするイメージです。

    また、本社勤務として自社商品の管理や仕入れ業務、店舗開発といった部署へ異動するキャリアもあります。

    ただし、いつ部署を異動できるかはポストの空き具合にも左右されるので、具体的なキャリアアッププランを立てることは難しいのも事実です。

    基本的に、販売スタッフとして最低3〜5年の接客経験が必要になるので、店長や商品企画、プロモーションへとキャリアアップすること自体も、決して簡単であるとは言えません。

    そのため、自社内でのキャリアアップが難しいと感じた場合は、状況に応じて別会社の店長職への転職なども視野に入れるのもおすすめです。

    クリエイティブ系

    クリエイティブ系のキャリアプランには大きく分けて5つの選択肢があります。

    • UI/UXデザイナーとして幅広く活躍する
    • アートディレクターとして極めていく
    • マネージャーやチームリーダーとしてマネジメントをおこなう
    • コンサルタントとして活躍する
    • フリーランスとして独立する

    キャリアプランに必要なのは、デザイナーとしてのスキルです。

    しかし、キャリアプランによって求められるスキルが異なるのも事実です。

    例えば、マネージャーやチームリーダーを目指すとなるとデザインスキルだけでなく、マネージメントスキルや経営に関する幅広い知見が必要です。

    IT・エンジニア系

    IT・エンジニア系のキャリアプランには、大きく分けて4つの選択肢があります。

    • 特定の分野に詳しいエンジニアスペシャリストになる
    • どんな職種や言語にも対応できるジェネラリストになる
    • チームやプロジェクトのマネジメントをおこなう
    • 起業やフリーランスとして独立する

    IT人材の採用ニーズが高まっており、IT・エンジニア系のキャリアパスは多様化しているのも事実です。

    キャリアパスが多様化することで、一人ひとりの特性や経験などによって選択肢を広げることが可能です。

    しかし、具体的なイメージがなければキャリアパスをうまく描くことはできないので注意が必要です。

    医療・介護系

    医療・介護系のキャリアプランには、大きく分けて4つの選択肢があります。

    • 専門分野のスペシャリストとして活躍する
    • 幅広い分野で活躍するジェネラリストとして活躍する
    • 看護部長など管理職としてのキャリアを目指す
    • 医療・介護系のスキルを活かして起業する

    医療・介護系のキャリアとしての選択肢は、現場だけとは限らず、自身のスキルや経験を活かして、違う職種へ挑戦したり、独立することも可能です。

    幅広いキャリアを視野に入れることで、キャリアに幅を持たせることができ、今までの経験だけでは得られない経験を積めたり、今まで得られなかった気付きを得ることができることにもつながります。

    医療・介護系の職場は多種多様で、超高齢化社会を迎えた現代、患者さんと関わる機会の多い医療・介護系の職業のニーズはさらに高くなっており、専門的な知識やスキルを求められているのも事実です。

    教育系

    教育系のキャリアプランには大きく分けて2つの選択肢があります。

    • 教育業界でキャリアアップしていく
    • 教育業界で身につけたスキルを活かしてキャリアチェンジする

    教育業界でのキャリアアップは、教員として長く務めて管理職として活躍したり、塾講師として実績や経験を積んで経営陣として活躍するなどが挙げられます。

    また、キャリアチェンジする場合には、プレゼンテーション能力や資料作成、コミュニケーション能力など教育業界で身につけたスキルを活かすことができるので、幅広い業界・業種でも活躍することが可能です。

    研究・開発系

    研究・開発系のキャリアプランには大きく分けて3つの選択肢があります。

    • 専門分野のスペシャリストとして活躍する
    • 幅広い分野で活躍するジェネラリストとして活躍する
    • 自身のスキルや経験を活かして独立する

    研究開発職の方は、自身のアイデアを形にしたいというキャリアプランを持っている人が多い傾向です。

    専門分野のスペシャリストとして活躍する場合には、特定の成分や素材、製造プロセスなどに特化して研究を進めることが挙げられます。

    新たな技術を開発して特許取得を目指すことで、業界全体の発展に貢献することにもつながります。

    また、研究・開発系で身につけた知識やスキルを活用することで、幅広い分野で活躍することも可能です。

    金融系

    金融系の業種のキャリアパスは大きく以下の4つがあります。

    • 専門性を高めてスペシャリストになる
    • 管理職・マネジメント人材になる
    • 同業他社への転職をする
    • 他業種へのキャリアチェンジをする

    金融系は他の業種に比べて専門性の高い業種で、金融専門職として身につけた知識やスキルはキャリアアップにも有利に働きます。

    将来を見据えて、新たなキャリアパスを考え始めている人も多くいます。

    金融系以外へキャリアチェンジをする際は、金融業界で培った知識やスキルが高く評価されやすいのも事実です。

    しかし、年齢が上がると経験やスキルがなければ採用につながりにくいので、転職のタイミングが重要といえます。

    面接でキャリアプランはどのように質問されるか?

    それでは実際に面接でキャリアプランはどのように質問されるのかを解説していきます。

    よく面接で聞かれるキャリアプランには以下に挙げたものがあります。

    • 3年後、5年後のキャリアプランを教えてください。
    • どのようなビジネスパーソンになりたいですか?
    • 入社後にどのように活躍したいですか?
    • うちに入社したら何をやりたいですか?長期的には?短期的には?
    • 転職先を選ぶ上で何を重視していますか?

    入社後にどのように活躍したいかや、転職先を選ぶ上で何を重視しているかなど、直接的にキャリアプランと聞かれないケースもあるので注意しましょう。

    「どのようなビジネスパーソンになりたいか」は、「うちに入社したら何がしたいか」という質問と似ていますが、「どんな会社に入社しても自分はこのようなレベルを目指したい」という自分自身の目標やビジョンのことになります。

    現在の自分のポジションを踏まえてどんな能力や知識を手に入れて将来的にどうなりたいのかを伝えましょう。

    面接でキャリアプランを答えるときのポイント

    面接でキャリアプランを聞かれた時に、好印象になる答え方、悪印象になる答え方を解説していきます。

    好印象になるポイント

    好印象になるポイントは以下に挙げている通りです。

    中でも大切なことは、会社の方向性とあなたのキャリアプランがマッチしていて、実現に向けて具体的に考えたり、行動に移せているとアピールすることです。

    • 会社の方向性とあなたのキャリアの目指す先が合っていることを伝える
    • 数字などを使って具体的に伝える
    • 転職の軸とキャリアプランがマッチしている
    • 具体的な内容になっている
    • 現実的に可能なキャリアプラン
    • ちゃんと行動に移している

    「5年後に事業責任者になる」や「10人以上のマネジメントをする」など具体的な数字を交えて伝えるようにしましょう。

    いつまでにどんな仕事をしていたいのかは面接官がイメージできるくらい具体的に伝えることは大切です。

    新卒1年目で転職して、来年には年収1,000万円の管理職になりますと言われても、そこまでの過程の説得力があればいいですが、ステップを踏んでいくものなので、その過程にロジックがないとただ夢を見ているだけだと思われてしまいます。

    また、2年後に営業チームのリーダーになりたいと目標を掲げているのにもかかわらず、マネジメントの勉強など何も行動していないと、本気度が伝わりません。

    口で「こうなりたい!」というのは誰でもいうことができてしまうので、こうなりたいから今からこんなことをしているのです。ときちんとアピールできていると周りと差別化できますよ。

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    悪印象になってしまうポイント

    それでは、面接で伝えると印象が悪くなってしまうポイントについて以下で解説していきます。

    特に、嘘をついたり、きちんと会社理解を深めて、キャリアプランと志望動機の一貫性がないことを言わないように注意しましょう。

    • プライベートを重視しすぎたことを言う
    • 転職理由や志望動機とキャリアプランの一貫性がない
    • その会社で実現することができないことを伝えてしまう

    ただ、もちろんプライベートを充実させたいと言う方もいると思いますし、仕事をゴリゴリにやるのがいいことというわけではありません。

    ただ採用する側になると、仕事よりもプライベートを重視したいという人と、しっかりと成長して会社に貢献したいという人がいたら、後者を採用した方が会社のためになると感じてしまいます。

    そのため、きちんと意欲的に働いて、プライベートも充実させたいという旨を伝えるようにしましょう。

    志望動機とキャリアプランの乖離が大きすぎると、どっちが本音なのかわからないため、嘘をついていると思われてしまう可能性もあります。

    また、海外進出する予定のない会社の面接で海外事業をしたい!というキャリアビジョンを伝えると、マッチしていないため採用がお見送りになってしまいます。

    関連記事

    「【例文あり】面接でのキャリアプランの答え方とは?作り方&答え方を解説」の記事で、選考通過率が上がるキャリアプランの答え方を紹介しているので、気になる方はぜひ読んでみてください。

    これで納得内定!転職活動の進め方

    納得して内定を獲得する転職活動の進め方については、以下があります。

    それぞれの項目について解説していきます。

    ステップ1:キャリアプランを作成する

    末永 末永

    キャリアプランを作成する手順として、自己分析をして現状を知ることが重要です。

    キャリアプランを作成することで、設定した目標(ゴール)に対して具体的なアクションとして落とし込むことができ、スムーズに転職活動をおこなうことができます。

    キャリアプランを作成する手順として、自己分析をして現状を知ることが重要です。

    具体的に、自身のスキルレベル、経験、興味、強み・弱みなどを分析する具体的な方法については、以下があります。

    • SWOT分析
    • 自己評価のテンプレート

    SWOT分析とは、外部環境と内部環境を強み・弱み・機会・脅威の4つの要素で要因分析を実施することです。

    現状の改善点や将来的なリスクも見つけることができるので、これまで見落としていたポイントを簡単に見つけることができます。

    また、自己評価のテンプレートは、自分自身でパフォーマンスを振り返ることができるツールのことです。

    このようなツールを使用することで、効率よく自己分析をおこなうことができ、現状の把握にもつながります。

    そもそもキャリアプランが思いつかないという場合でも、まず現状で何ができるかを考えてみることで、キャリアプランを考える材料が見つかるかもしれません。

    ステップ2:キャリアプランをもとに興味のある業界・企業を探す

    キャリアプランをもとに興味のある業界・企業を探すことで、転職後のギャップを少なくすることにもつながります。

    具体的には、キャリアプランをもとに、自身が得意としていたり興味がある企業の文化や福利厚生、事業内容などのリサーチをおこないましょう。

    「会社がどれだけ安定しているか」「会社の成功に自身がどのように貢献できるか」などを考えるようにしましょう。

    求人サイトや企業サイトを確認するのはもちろん、口コミサイトも参考にすることで、さまざまな視点からの意見を参考にすることが可能です。

    ステップ3:キャリアプランをもとに書類を準備する

    キャリアプランをもとに履歴書や職務経歴書を作成しましょう。

    転職の場合は、職務経歴書が採用担当者からの印象を大きく左右するので、将来を見据えた内容も記載することで、採用担当者に好印象を与えることができます。

    経歴を正しく記載するのはもちろん、「大規模プロジェクトを主導」「前年比◯◯%以上の営業実績を3年間達成」など具体的な数字を挙げて自身をアピールすると、採用担当者の印象に残りやすくなります。

    また、将来のキャリアを見据えた志望理由を記載することも、転職活動をする上で有利に働きます。

    ステップ4:キャリアプランをもとに面接対策をする

    キャリアプランをもとに面接対策をすることで、志望理由を自分のキャリアプランと合わせて説明することができ、説得力も増してより面接官を納得させることにもつながります。

    面接でキャリアプランを質問された際には、将来のありたい姿から逆算して「この仕事で働く必要性」や「御社を選んだ理由」などを伝えることがポイントです。

    面接官がキャリアプランを説明する意図は、その企業に定着し、活躍してくれるかを見極めるためです。

    採用コストを無駄にしないためにも、採用した人材がすぐに辞めないことが重要なのはもちろん、 長く勤めて、活躍してくれそうかどうかを求職者のキャリアプランをもとにジャッジしています。

    また、転職の面接で聞かれる質問は、前職での経験や自身の強みなどの回答内容を準備しておくのがおすすめです。

    ほかにも、身だしなみや立ち居振る舞いなど、面接官から好印象となるように対策しておくとよいでしょう。

    ポイント:一人で進めようとせずにプロに頼るべき

    転職活動を一人で進めようとせずにプロに頼ることをおすすめします。

    一人で転職活動を進める場合だと、どうしても興味・関心がある企業や業界のみに目が行きがちになり、自身にマッチする仕事や企業を見つけにくくなり、可能性を狭めてしまうケースは少なくありません。

    キャリアコーチングを活用することで、自分自身のキャリアを見直すことで、目指すべきキャリアが明確になるので重要といえます。

    人生全般に関する意見やアドバイスをもらえるので、今まで自分でも気が付かなかった視点を得ることにもつながります。

    例として、目指すべきキャリアを決めることができれば、身につけるべきスキルや資格が明確になり、具体的な能力開発や自己啓発につなげることができます。

    これによって将来のビジョンが明確になり、行動の方向性をはっきりさせることができ、効率よく転職活動をおこなうことにもつながります。

    キャリアプランが思いつかない人におすすめの相談先

    1人でキャリアプランを1から考えるのは難しいので、キャリアプランが思いつかない人におすすめの相談先を3つ紹介していきます。

    どれもキャリアや転職のプロなので、幅広い業界やキャリアの知識を持っていますよ。

    キャリアコーチング

    キャリアプランが思いつかない人に1番おすすめのサービスはキャリアコーチングサービスです。

    キャリアコーチングサービスとは、「将来どうなりたいかが曖昧」「将来のビジョンを達成するためにどんな経験をすべきかわからない」という方におすすめのサービスです。

    自分の中で言語化できない漠然とした悩みをキャリアコーチの質問に答えていく中で、一緒に見つけていくことができます。

    転職エージェントとの違いがわからないと感じている方も多いと思うので、簡単に説明します。

    転職エージェント キャリアコーチング
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    サービス内容 求人紹介・面接対策など 自己分析・キャリアプラン設計・転職サポート
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    キャリアコーチングサービスは、転職を前提としていないため、今の会社でどのようにキャリアアップしていくかという相談も可能です。

    また、相談者がお金を払っているため、本気であなたに向き合って一緒に考えてくれます。

    キャリアコーチングの中でもおすすめなのがマジキャリ です。マジキャリは他のキャリアコーチングサービスと比較して、自己分析を元に中長期的なキャリアプランを立てるのと転職サポートの2点に強みがあります。

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    1. 徹底的な自己分析
      他のキャリアコーチングサービスと比べて約3倍の時間をかけてじっくりと向き合います。
      そのため、あなたの過去の経験から強みや価値観などが明確になり、それを踏まえて今後のキャリアプランを考えることができます。
      1回の転職のための軸ではなく、人生の軸を作り上げることができます。


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    転職エージェントやキャリアコーチングサービスとは違い、担当者にキャリアの知見があるとは限らず相談しても問題解決には至らないケースがあったり、無料のサービスのためサポートに限界があるというデメリットがあります。

    またキャリア形成サポートセンターは、今後のキャリアの方向性については相談できますが、求人紹介や面接対策などの転職活動のサポートはしてくれないので注意しましょう。

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    終身雇用が崩壊した現代はキャリアビジョンやそれを叶えるためのステップも多様化してきたため、キャリアビジョンが定まってないと、キャリアが迷走してしまう可能性が高いです。

    そこで、迷走せずにきちんとあなたの理想のキャリアを歩んでいくためには、きちんとしたキャリアプランを確立する必要があります。

    サンプルスピーカー 末永

    ここまで読んできて気づいている方もいるかもしれませんが、キャリアプランは思いつきで立てるものではなく、あなたの将来やりたいこと(=ゴール)から逆算してつくるものになります。

    そのため、そもそも将来の理想状態がイメージできてないとキャリアプランを作ることはできませんし、転職の面接で聞かれても面接官を納得させられるようなキャリアプランを立てるのは難しいです。

    実際に将来やりたいことが明確にある20代〜30代の方が少なく、多くの若者は社会人経験や実務経験がほぼない学生の時に就職活動で企業のネームバリューや給与・福利厚生など目先の条件で企業選択をした人が多いのです。

    ゆえに、20代半ば〜30代で将来やりたいこともないし、キャリアプランを立てられないと悩む人が多くなっています。

    キャリアプランを立てるには、まずは自分の性格や志向性を理解し、その特性を踏まえた上でどうなりたいか・何をやっていきたいかを考える必要があります。

    そのため、キャリアプランが立てられない人は自己分析や自己理解を深めることから始めましょう。

    ただ自己分析は、その名の通り自分で自分を分析する必要があるので、客観的に判断することができない可能性があります。

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