エンジニア キャリアプラン

#キャリアプラン #転職 #キャリアの悩み

エンジニアのキャリアプランの回答例19選!キャリアパス6種類を細かく解説

この記事の監修者

末永 雄大

新卒で株式会社リクルートに入社し数百を超える企業の中途採用を支援。その後2012年アクシス株式会社を設立、キャリアコーチング事業、転職エージェント事業、Webメディア事業を複数展開。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は1,800万回以上。

この記事のまとめ

キャリアプランとは、現状と理想の将来像を埋めるアクションプランのことです。

本記事では、これからエンジニアを目指す人、現職でエンジニアの人向けにキャリアプランの立て方を解説しています。

目次

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    今の会社に不満や不安があり、「エンジニアとして転職しよう」と考えている方がいるかもしれません。

    たしかに、日々IT技術が進化していく社会のなかで、エンジニアの需要は急激に伸びています。エンジニアの職種も細分化され、スキルのある人材が求められているのも事実です。

    しかし、自分の将来設計を持たないままエンジニアへの転職活動をおこなっても、苦戦することは目に見えています。

    エンジニアへの転職で重要なことは「エンジニアとしてどのようなキャリアを形成していくかの計画」、つまり「エンジニアとしてのキャリアプランの設計」です。

    本記事では、エンジニアのキャリアプラン解答例を19選紹介するとともに、キャリアプランの重要性や作成の仕方について詳しく解説します。

    エンジニアとしての転職を成功させるために、本記事の内容を参考にしてください。

    エンジニアこそキャリアプランを考えるべき!

    ここでは、次の2つの視点から、エンジニアがキャリアプランに向き合う重要性について深掘りします。

    それぞれについて解説します。

    キャリアプランとは

    キャリアプランとは、あなたが仕事上で目指す理想像と、そこへ向かう道すじを中長期的な視点で計画することです。

    たとえば、「10年後にはシステムエンジニアとして顧客管理システムの開発に携わるため、5年以内に応用情報技術者試験に合格する予定」というように、ゴールと道すじを明確にしたものがキャリアプランです。

    転職活動の面接時でも「あなたの10年後のキャリアプランについて説明してください」という質問をされることがあります。

    そこで求められていることは「10年という中長期的な目線を持ってキャリアを考えられているか?」ということです。つまり、会社としては短期的ではなく、中長期的な展望で会社に貢献してくれる人材を求めているといえるでしょう。

    とくにエンジニアは分野が多岐にわたるため、あなたがどのようなキャリアプランを考えているかについて、会社としては興味があるのです。

    エンジニアがキャリアプランを考えるべき理由

    エンジニアがキャリアプランを考えるべき理由は、ジョブチェンジの際に有利に進めるためです。

    近年の技術革新により、エンジニアの分野は多様化してきています。たとえば、AIの急速な技術進展により、AIエンジニアの需要の高まりは顕著です。

    サンプルスピーカー 末永

    エンジニアとしては常に最新のエンジニア分野をチェックし、キャリアアップのチャンスを伺う必要があります。

    一方、企業としては専門職であるエンジニアのジョブチェンジに、難色を示す場合があります。そのため、もしあなたが会社内で最新のエンジニア分野への異動を希望したとしても、通らない可能性があるでしょう。

    そこで、キャリアプランが重要になります。

    転職時からキャリアプランでジョブチェンジの意向を会社側に示しておけば、スムーズにジョブチェンジができる可能性が高まります。

    最新の技術を追い求めるエンジニアとしては、キャリアプランの設計は不可欠といえるでしょう。

    ただ、キャリアプラン設計は1人でおこなうのはかなり難しいです。

    というのも、「キャリア」は不確定要素が多く、抽象的なイメージがある中で、あなたがエンジニアとしてどうキャリアを積み上げていくかを考える必要があるからです。

    キャリアは自由自在に積み上げられるものではなく、あなたの今までの経験の組み合わせで3年後、5年後に選択できる働き方や仕事が決まります。

    末永 末永

    だからこそ、キャリアプラン設計は客観的な自己分析力とキャリアの知見の両方が必要なので、どうしても1人でやろうとするとバイアスがかかってしまい、うまくいかないのです。

    末永 末永

    そこでエンジニアのキャリア相談先でおすすめなのがマジキャリというキャリアコーチングサービスです。

    マジキャリは、人材領域での職務経験のあるキャリアのプロのみ在籍していることもあり、業界トップクラスのキャリア知見と転職知見を持ち合わせていることが強みです。

    移り変わりが激しいIT業界で、どのようにキャリア戦略を立てるべきか、具体的に今からどのような行動を取るべきかなど、マジキャリのコーチがマンツーマンでサポートしてくれます。

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    エンジニアのよくあるキャリアパス

    エンジニアでの転職を目指す場合、キャリアパスは次の6つにわけられます。

    どの道に進むかにより、業務内容はもちろんのこと、あなたのキャリアプランも大きく変わってくるでしょう。

    ここでは、エンジニアが進む道について詳しく解説します。キャリアプランを作成する際の参考にしてください。

    開発の道に進む

    開発エンジニアは、製品の開発段階でコンピュータ上のシステムを構築するエンジニアのことを指します。

    開発エンジニアをさらに細分化した場合、次のようなエンジニアを挙げることができます。

    • システムエンジニア
    • プログラマー
    • アプリケーションエンジニア
    • フロントサイドエンジニア
    • 組み込み系エンジニア

    開発する製品やサービスによって求められる特性が異なるため、幅広い知識と高いスキルや経験が求められるのが特徴です。

    インフラの道に進む

    インフラエンジニアは、サーバーやデータベース、ネットワーク環境など、システム全体の土台となるものを設計や構築、管理するエンジニアのことです。

    インフラエンジニアをさらに細分化した場合、次のようなエンジニアを挙げることができます。

    • サーバーエンジニア
    • ネットワークエンジニ
    • セキュリティエンジニア
    • データベースエンジニア
    • クラウドエンジニア

    インフラエンジニアの業務内容が広くなりがちのため、作業内容は多岐に渡ります。

    エンジニアは大きく、開発エンジニアとインフラエンジニアに分けられます。まずは、どちらを選ぶかを決めることが重要です。

    スペシャリストの道に進む

    スペシャリストとは、ある分野に特化して精通した専門家のことをいいます。

    その特定の分野においては深い知識と、高いスキルが求められます。そして、スペシャリストになれれば、その分野での市場価値を高めることができるでしょう。

    ただし、他分野の知識や経験に欠けるため、分野をまたいだ仕事では能力を発揮することが難しくなります。

    ジェネラリストの道に進む

    ジャネラリストとは、幅広い視野と知識を持ち、プロジェクトを円滑に推進していく存在です。特定の分野に特化したスペシャリストとは反対の立場といえます。

    ジェネラリストは、幅広い知識を活かした顧客とのやりとりや、業務マネジメントの推進力が求められるポジションです。

    広く浅い知識やスキルを活かして実務をおこないながら、チームをマネジメントする「プレイングマネージャー」は、ジャネラリストの典型といえます。

    スペシャリストとジェネラリストは対極にあるため、どちらを選ぶかを事前に決めましょう。

    フリーランスの道に進む

    エンジニアを目指す場合、会社に所属するのかフリーランスとして働くのかを決めることも大切です。

    フリーランスとして活躍しているエンジニアのなかには、会社に所属してスキルや経験を身につけたあとに独立する道を選ぶ方もいます。

    会社に所属すると給料面で安定する一方、人間関係や職場環境がストレスになる場合があります。それに比べてフリーランスは、あなた自身で人間関係を選ぶことができるほか、生活や給料をコントロールできることがメリットです。

    フリーランスでエンジニアを目指すことも、多様な働き方が浸透してきたこの時代では、選択肢のひとつとなっています。

    異業種へ転職する

    エンジニアとして知識や経験を得たあと、エンジニアとしてではなく異業種へ転職してキャリアアップを目指す人もいます。

    エンジニアとして働くことで得たITやWebの専門知識や経験は、表面上のものではなく実際に手を動かして得たものです。そのため、同業の同年代と大きく差をつけるチャンスといえます。

    エンジニアのキャリアを活かして、異業種へ転職する道も考えてみましょう。

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    エンジニアのキャリアプランの考え方

    ここまでの説明で、エンジニアとしてのキャリアプランには、さまざまな選択肢があることを理解いただけたはずです。

    ここからは、具体的にエンジニアのキャリアプランの考え方について、ステップごとに解説します。

    キャリアプラン構築の全体的な流れを理解することで、キャリアプランを作りやすくなります。それぞれのステップについてみていきましょう。

    ステップ1 エンジニアとしてのキャリアパスを調べる

    まずは、エンジニアとして働いた場合にどのようなキャリアパスがあるかを調べましょう。

    エンジニアとして、どのようなスキルを身につけることができ、具体的にどのようなプロジェクト案件があるのか把握することは大切です。なぜなら、エンジニアの分野は多岐にわたるため、進む分野によって身につけるべきスキルやプロジェクトの内容はまったく異なるからです。

    たとえば、先ほど解説した開発エンジニアとシステムエンジニアでは、求められる知識やスキル、プロジェクトの内容は異なります。

    まずは自分の進むべき道すじを決めるために、エンジニアとしての可能性を調べておきましょう。

    ステップ2 将来どのようなエンジニアになるか考える

    その次に、将来の理想を考えます。

    あなたが将来、どのような仕事を、どこで、どのような人たちとやりたいかを具体的に考えましょう。理想の人生像がわかるとゴールが決まり、やるべきことが明確になります。

    たとえば特定分野のスペシャリストを目指すときと、ゼネラリストとして幅広く活躍するときとでは、やるべきことがまるで違います。まずは方向性を決め、そこから最終的な目標を設定していくとスムーズです。

    サンプルスピーカー 末永

    そのために、今あなたが考えている理想的な状態をすべて書き出すとよいでしょう。書き出すことで頭の中が整理され、将来の理想像をイメージしやすくなります。

    このとき、実現可否を考える必要はありません。今のあなたの状態から理想をイメージすると「どうせ無理だから…」と思考にブレーキがかかります。

    あくまで「理想」なので、実現可否を置いておいて、あなたが思う理想状態を考えることが大切です。この理想状態(ゴール)が設定されていないと、キャリアプランの構築が始められないため、しっかり考えるようにしましょう。

    ステップ3 これまでのスキルや経験を棚卸する

    理想状態をイメージできたら、次に現状把握をおこないます。

    まずは、ポータブルスキルの棚卸しをおこないましょう。ポータブルスキルとは、あなたが今まで業務の中で獲得したスキルや成果、組織に貢献した経験や姿勢のことです。たとえば、プレゼン能力やロジカルシンキング、コミュニケーション能力などが、エンジニアのポータブルスキルとして求められます。

    さらに、テクニカルスキルも明確にしておく必要があります。テクニカルスキルとは、業務に活かせる具体的なスキルです。たとえば、ハードウェアやネットワークに関する知識、論理的思考力、ドキュメント作成スキルなどが、エンジニアのテクニカルスキルとして求められます。

    このポータブルスキルとテクニカルスキルの2つを棚卸しし、言語化することであなたの現在地が見えてきます。

    ステップ4 将来の理想と現状のギャップを埋めるアクションを考える

    最後に、理想と現状のギャップを埋めるアクションを考えます。

    ステップ2で考えた理想状態(ゴール)と、ステップ3で洗い出した現在地には、必ずギャップがあるはずです。その理想と現状のギャップを埋めることが、あなたのやるべきことです。

    理想の状態へ到達するためには特定の資格が必要かもしれません。たとえば、今は下流工程をおこなっていて、将来的にはITコンサルなどの上流工程に携わりたいと考えているとします。その場合、5年後までにITコーディネータの資格をとり、実務経験を目指すことでキャリアプランが明確になります。

    理想と現状が明確になっていれば、やるべきことが明確になるでしょう。

    末永 末永

    より詳しくキャリアプランの立て方を知りたいという方は「最低限抑えておくべき!キャリアプランの立て方とポイントを紹介!」の記事で立て方のポイントについて詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください。

    開発エンジニア(システムエンジニア)のキャリアプランの例文

    ここからは、キャリアプランの回答例をエンジニアの分野ごとに紹介します。

    まず、開発エンジニア(システムエンジニア)に分類される、次の4種類のエンジニアについて解説します。

    それぞれの業務内容、求められるスキル、キャリアプランの回答例をみていきましょう。

    システムエンジニア アプリケーションエンジニア プログラマー 組み込みエンジニア
    仕事内容 システムの設計や運用保守 スマートフォンやパソコンのアプリ開発 プログラムの作成 ハードウェア制御システムの開発
    年収 約517万円 約438万円 約342万円 約501万円
    必要なスキル プログラミングスキル
    コミュニケーションや問題解決能力
    プログラミングスキル
    フレームワークの知識
    コミュニケーションスキル
    プログラミングスキル
    ハードウェアやネットワークの知識
    プログラミングスキル
    問題解決スキル
    コミュニケーションスキル
    キャリアアップにおすすめの資格 基本情報技術者試験
    基本情報技術者試験(FE)
    応用情報技術者試験(AP)
    システムアーキテクト試験
    基本情報技術者試験
    Android技術者認定試験
    基本情報技術者試験 ETEC
    エンベデッドシステムスペシャリスト試験
    OCRES
    キャリアパス プロジェクトマネージャー プロジェクトマネージャー システムエンジニア プロジェクトマネージャー

    システムエンジニア

    システムエンジニアとは、顧客のニーズに対してシステムの設計や運用、保守をおこなうエンジニアです。システムエンジニアはシステム開発の上流に位置します。混同されがちなプログラマーは、システムエンジニアの設計をもとにプログラミングをおこなう立場のため、分けて考える必要があります。

    システムエンジニアに求められるスキルは、プログラミングスキルはもちろんのこと、顧客からのニーズをくみ取るコミュニケーション能力や問題解決能力です。

    次に、システムエンジニアとしての10年後のキャリアプラン回答例を紹介します。

    システムエンジニアのキャリアプラン回答例

    システムエンジニアとして実務経験を積み、5年後にはプロジェクトリーダーとして上流工程に携わり、より深い知識と経験を得るつもりです。そのために、応用情報技術者の資格を3年以内に取得します。さらに、10年後にはプロジェクトマネージャーとして、プロジェクトを統括する立場で働きたいと考えています。

    末永 末永

    システムエンジニア(SE)の今後の需要や取るべき資格、SEのキャリアプランの例文まで「SEはキャリアプランが重要!キャリアのプロが必要なスキルや資格を解説」の記事で網羅的に解説しています。

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    アプリケーションエンジニア

    アプリケーションエンジニアとは、スマートフォンやパソコンのアプリ開発を専門とするエンジニアです。スマートフォンアプリ需要の高まりとともに、エンジニア不足が顕著な売り手市場の分野といえます。

    アプリケーションエンジニアに求められるスキルは、アプリ開発に必要なプログラミングスキルのほか、ハードウェアやネットワークなどの周辺環境の知識も必要です。また、顧客のニーズをくみ取るコミュニケーション能力も必要とされます。

    次に、アプリケーションエンジニアとしての10年後のキャリアプラン回答例を紹介します。

    アプリケーションエンジニアのキャリアプラン回答例

    アプリケーションエンジニアとしてスマホアプリ開発で実務経験を積み、5年後にはスマホアプリ実装端末に特化したエンジニアになる予定です。そのために、Android技術者認定試験の資格を3年以内に取得します。さらに、10年後にはプロジェクトマネージャーとして、スマホアプリ開発のプロジェクトを統括する立場で働きたいと考えています。

    プログラマー

    プログラマーとは、システムエンジニアが作成した詳細設計をもとに、プログラムを作成するエンジニアです。顧客ニーズから基本設計をおこなうのがシステムエンジニアで、プログラマーはその基本設計をもとに詳細設計をおこないます。

    プログラマーに求められるスキルは、プログラミングスキルのほかに、ハードウェアやネットワークに関する知識です。プログラムやシステムで問題が起きたときに素早く対処する必要があります。

    次に、プログラマーとしての10年後のキャリアプラン回答例を紹介します。

    プログラマーのキャリアプラン回答例

    プログラマーとして実務経験を積み、5年後にはチームリーダーとして5人以上のチームをまとめるつもりです。そのために、JavaやPHP、Pythonなどさまざまな言語を3年以内に習得します。さらに、10年後にはシステムエンジニアへキャリアアップし、システム開発に携わりたいと考えています。

    組み込みエンジニア

    組み込みエンジニアとは、家電製品やスマートフォン、産業用ロボットなどのハードウェアに組み込まれている制御システムを開発するエンジニアのことです。近年はIoT化が進むことで、さまざまな機器に制御システムやネットワークシステムが搭載されるようになり、組み込みエンジニアの需要も高まっています。

    組み込みエンジニアに求められるスキルは、開発に必要なプログラミングスキルです。さらに、今後は複雑なソフトウェア開発のニーズも高まると予想されるため、高度なシステム開発の技術も要求されるでしょう。

    次に、組み込みエンジニアとしての10年後のキャリアプラン回答例を紹介します。

    組み込みエンジニアのキャリアプラン回答例

    組み込みエンジニアとして家電製品のソフトウェア開発で実務経験を積み、5年後には産業用ロボットの組み込みエンジニアになるつもりです。そのために、応用情報技術者の資格を3年以内に取得します。さらに、10年後にはプロジェクトマネージャーとして、産業ロボットやAIロボットのプロジェクトを統括する立場で働きたいと考えています。

    開発エンジニア(Webエンジニア)のキャリアプランの例文

    次に、開発エンジニア(Webエンジニア)に分類される、次の2種類のエンジニアについて解説します。

    それぞれの業務内容、求められるスキル、キャリアプランの回答例をみていきましょう。

    フロントエンドエンジニア バックエンドエンジニア
    仕事内容 ユーザーインターフェースの構築 サーバー側のソフトウェア開発や運用管理
    年収 約599万円 約643万円
    必要なスキル デザインスキル
    UI/UX設計スキル
    JavaScriptを扱うスキル
    プログラミング言語
    キャリアアップにおすすめの資格 Webクリエイター能力認定試験
    HTML5プロフェッショナル認定試験
    ウェブデザイン技能検定
    PHP技術者認定試験
    Oracle認定Javaプログラマ
    Linux技術者認定試験
    キャリアパス Webディレクター クラウドエンジニア

    フロントエンドエンジニア

    フロントエンドエンジニアとは、WebサイトやWebサービスのユーザーインターフェース(見た目部分)を構築するエンジニアのことです。実際にサイトやサービスを利用するユーザーだけではなく、管理者にとっても利用しやすいインターフェースの開発が求められます。

    フロントエンジニアに求められるスキルは、多彩なプログラミングスキルとコーディングスキルのほか、Webデザインのセンスも必要です。また、ユーザーと直接やりとりする機会もあるためコミュニケーション能力も求められます。

    次に、フロントエンドエンジニアとしての10年後のキャリアプラン回答例を紹介します。

    フロントエンドエンジニアのキャリアプラン回答例

    フロントエンドエンジニアとして中小企業のWebサイト構築で実務経験を積み、5年後にはオンラインショップのWebサービス開発をおこなうつもりです。そのために、ウェブデザイン技能検定の資格を3年以内に取得します。さらに、10年後にはWebディレクターとして、さまざまなプロジェクトを統括する立場で働きたいと考えています。

    バックエンドエンジニア

    バックエンドエンジニアとは、WebサイトやWebサービスのサーバー側のソフトウェア開発や、運用管理をおこなうエンジニアのことです。フロントエンジニアが見た目をつくるエンジニア、バックエンドエンジニアが裏側のシステムを構築するエンジニアともいえます。

    バックエンドエンジニアに求められるスキルは、サーバー構築に必要な知識やプログラミングスキルです。

    次に、バックエンドエンジニアとしての10年後のキャリアプラン回答例を紹介します。

    バックエンドエンジニアのキャリアプラン回答例

    バックエンドエンジニアとして、主にサーバー構築で経験を積み、5年後にはサーバー構築だけではなく保守や運営なども一人でおこなえるようになるつもりです。そのために、サーバー構築に必要なPHP技術者認定試験の資格を3年以内に取得します。さらに、10年後にはクラウド管理に特化したクラウドエンジニアへのキャリアアップを考えています。

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    インフラエンジニアのキャリアプランの例文

    次に、インフラエンジニアに分類される、次の4種類のエンジニアについて解説します。

    それぞれの業務内容、求められるスキル、キャリアプランの回答例をみていきましょう。

    ネットワークエンジニア セキュリティエンジニア データベースエンジニア クラウドエンジニア
    仕事内容 ネットワーク構築の設計、運用 セキュリティシステムの管理、運用 データベースシステムを構築、運用 クラウド上でのシステム開発、運用
    年収 約448万円 約596万円 約602万円 約597万円
    必要なスキル ネットワークに関する幅広い知識
    セキュリティに関する知識
    情報セキュリティの知識
    プログラミングスキル
    インフラセキュリティの知識
    機械学習の構築スキル
    統計データの収集・分析スキル
    コンサルティングスキル
    インフラ全般の知識とスキル
    パブリッククラウドの知識
    キャリアアップにおすすめの資格 ネットワークスペシャリスト 情報処理安全確保支援士
    CompTIA Security+
    情報セキュリティマネジメント試験
    統計検定
    情報処理技術者試験
    アクチュアリー資格試験
    AWS 認定クラウドプラクティショナー
    Associate Cloud Engineer
    Microsoft Certified Azure Fundamentals
    キャリアパス セキュリティエンジニア セキュリティアーキテクト データサイエンティスト クラウドコンサルタント

    ネットワークエンジニア

    ネットワークエンジニアとは、サーバー同士やサーバーと個人パソコンのネットワーク構築の設計、運用をおこなうエンジニアのことです。安定したネットワーク通信を可能にすることが主な業務内容となります。

    ネットワークエンジニアに求められるスキルは、ネットワークに関する幅広い知識やセキュリティに関する知識です。

    次に、ネットワークエンジニアとしての10年後のキャリアプラン回答例を紹介します。

    ネットワークエンジニアのキャリアプラン回答例

    ネットワークエンジニアとして、主にネットワーク構築で実務経験を積み、5年後にはネットワーク構築だけではなく保守やセキュリティなども一人でおこなえるようになるつもりです。そのために、ネットワーク構築に必要なネットワークスペシャリストの資格を3年以内に取得します。さらに、10年後にはセキュリティエンジニアへのキャリアアップを考えています。

    セキュリティエンジニア

    セキュリティエンジニアとは、サーバーやネットワークの構築段階において、セキュリティプログラムやセキュリティシステムの管理、運用をするエンジニアのことです。企業や個人からの依頼によるセキュリティ開発のほか、官公庁からセキュリティ強化のための業務を請け負うこともあります。

    セキュリティエンジニアに求められるスキルは、情報セキュリティやインフラセキュリティの知識のほか、国外からのセキュリティ対策のため英語や中国語などの言語スキルも必要です。

    次に、セキュリティエンジニアとしての10年後のキャリアプラン回答例を紹介します。

    セキュリティエンジニアのキャリアプラン回答例

    セキュリティエンジニアとして、主にセキュリティシステムの運用と管理で経験を積み、5年後には自分でセキュリティシステムの構築をおこなえるようになるつもりです。そのために、セキュリティ開発に必要な情報処理安全確保支援士の資格を3年以内に取得します。さらに、10年後にはセキュリティのスペシャリストとして、セキュリティアーキテクトへのキャリアアップを考えています。

    データベースエンジニア

    データベースエンジニアとは、企業や団体の持つ情報を効率よく利用できるように、データベースシステムを構築、運用するエンジニアのことです。近年のデータベースでの情報管理やDXの推進により、需要が高まっているエンジニアのひとつです。

    データベースエンジニアに求められるスキルは、統計データの収集や分析スキルのほか、データベース構築の企画力や提案力が求められます。

    次に、データベースエンジニアとしての10年後のキャリアプラン回答例を紹介します。

    データベースエンジニアのキャリアプラン回答例

    データベースエンジニアとして、主にデータベースシステムの構築で実務経験を積み、5年後にはデータベースの構築から管理、保守までを一貫でおこなえるようになるつもりです。そのために、データベース開発に必要な情報処理技術者試験の資格を3年以内に取得します。さらに、10年後には、データベースエンジニアの経験を活かし、データサイエンティストへのキャリアアップを考えています。

    クラウドエンジニア

    クラウドエンジニアとは、クラウド上でのインフラサービスやシステム開発、運用をするエンジニアのことです。クラウド上でサーバーやネットワークを構築するため、従来のエンジニアとは異なりデータセンターでの直接作業が不要であることが特徴といえます。

    クラウドエンジニアに求められるスキルは、インフラ全般の知識とスキルや、インフラ整備に必要なプログラミング言語スキルです。

    次に、クラウドエンジニアとしての10年後のキャリアプラン回答例を紹介します。

    クラウドエンジニアのキャリアプラン回答例

    クラウドエンジニアとして、主にクラウドサービスの構築で実務経験を積み、5年後にはクラウドサービスの構築から管理、保守までを一貫でおこなえるようになる予定です。そのために、クラウド開発に必要なAWS 認定クラウドプラクティショナーの資格を3年以内に取得します。さらに、10年後には、プロジェクトマネージャーを経て、クラウドコンサルタントへのキャリアアップを考えています。

    末永 末永

    「インフラエンジニアって何するの?キャリアプランの考え方を解説」 の記事では、インフラエンジニアとして活躍するために必要なスキルやインフラエンジニアとしてもキャリアプランについて紹介しています。

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    上流工程エンジニアのキャリアプランの例文

    次に、上流工程エンジニアに分類される、次の2種類のエンジニアについて解説します。

    それぞれの業務内容、求められるスキル、キャリアプランの回答例をみていきましょう。

    ITコンサルタント プロダクトマネージャー(PdM)
    仕事内容 IT全般の戦略構築 サービスの開発から販売までの戦略構築
    年収 約644万円 約672万円
    必要なスキル IT全般の広い知識
    コンサルティングスキル
    サービスに関する広い知識
    マネジメントスキル
    キャリアアップにおすすめの資格 ITコーディネータ
    中小企業診断士
    ITパスポート試験
    基本情報技術者試験
    プロジェクトマネージャー試験(PM)
    キャリアパス プロジェクトマネージャー ITコンサルタント

    ITコンサルタント

    ITコンサルタントとは、顧客ニーズを把握しIT全般の戦略を立てるエンジニアです。そのため、システムエンジニアよりも上流工程のポジションであり、システムエンジニアを経験してITコンサルタントへジョブチェンジするエンジニアもいます。

    ITコンサルタントに求められるスキルは、IT全般の広い知識と経験です。

    次に、ITコンサルタントとしての10年後のキャリアプラン回答例を紹介します。

    ITコンサルタントのキャリアプラン回答例

    ITコンサルタントとして、システムエンジニアと連携して実務経験を積み、5年後にはプロジェクトの立ち上げから開発、運用までの管理をおこなえるようになるつもりです。そのために、情報処理技術者試験や応用情報技術者試験などを受け、幅広く資格を取得します。さらに、10年後にはプロジェクトマネージャーとして、10人以上のチームをマネジメントする立場になることを考えています。

    プロダクトマネージャー(PdM)

    プロダクトマネージャーとは、製品やサービスにおいて開発から販売までの戦略立てや意思決定にいたるまで、包括的に管理する責任者のことです。もっとも上流工程に位置し、プロダクトマネージャーの指示により製品やサービスの売上が大きく変わるため、責任のあるポジションといえます。

    プロダクトマネージャーに求められるスキルは、製品開発をマネジメントするための幅広い知識と、下流工程への意思伝達のためのコミュニケーション能力です。

    次に、プロダクトマネージャーとしての10年後のキャリアプラン回答例を紹介します。

    プロダクトマネージャー(PdM)のキャリアプラン回答例

    プロジェクトマネージャーとして、チームを管理するマネジメント経験を積み、5年後には同時並行で3つ以上のプロジェクト管理をおこなえるマネジメントスキルを身につけたいと考えています。そのために、コミュニケーションスキルや戦略立案のスキルの向上を図るつもりです。さらに、10年後には、ITコンサルタントへのキャリアアップを考えています。

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    その他エンジニアのキャリアプランの例文

    最後に、その他のエンジニアとして、次の7種類のエンジニアについて解説します。

    それぞれの業務内容、求められるスキル、キャリアプランの回答例をみていきましょう。

    社内SE ブリッジSE セールスエンジニア フィールドエンジニア フルスタックエンジニア データサイエンティスト 品質管理エンジニア(テストエンジニア)
    仕事内容 企業内で働くSE 海外スタッフと連携して進めるSE 技術面について顧客に伝える 現場でトラブルを解決する 開発から運用までをすべて一人でおこなう ビッグデータを処理し分析する システムが正常に動作するかの確認
    年収 約525万円 約400〜800万円 約549万円 約488万円 約500万円 約696万円 約558万円
    必要なスキル ソフト・ハードウェア・セキュリティに対する知識
    プログラミングスキル
    語学力
    技術・開発スキル
    マネジメントスキル
    営業スキル
    問題解決スキル
    コミュニケーションスキル
    クレームやトラブルへの対処経験
    マネジメントスキル
    コミュニケーションスキル
    プログラミングスキル
    OS・クラウド・データベースに関する知識
    統計学・データマイニングに関する知識
    ビッグデータの知識
    プログラミングスキル
    品質管理への造詣
    プレゼンテーションスキル
    キャリアアップにおすすめの資格 ITストラテジスト試験
    ITコーディネータ試験
    日商簿記2級
    応用技術者試験
    プロジェクトマネージャー試験
    基本情報技術者試験
    応用情報技術者試験
    ITストラテジスト試験
    機械設計技術者試験
    ITパスポート試験
    ITストラテジスト試験(ST)
    システムアーキテクト試験(SA)
    プロジェクトマネージャー試験(PM)
    基本情報処理技術者試験
    OSS-DB技術者認定試験
    オラクルマスター
    JSTQB認定テスト技術者資格
    ソフトウェア品質技術者資格認定
    キャリアパス プロジェクトマネージャー ITコンサルタント ITコンサルタント ITコンサルタント プロジェクトマネージャー プロジェクトマネージャー 品質コンサルタント

    社内SE

    社内SEとは、従業員または業務委託されたフリーランスが企業内で働くシステムエンジニアのことです。

    社内SEに求められるスキルは、開発に必要なプログラミングスキルのほか、ソフトウェアやハードウェアに対する幅広い知識が求められます。

    次に、社内SEとしての10年後のキャリアプラン回答例を紹介します。

    社内SEのキャリアプラン回答例

    社内SEとして、主に社内の情報閲覧システムの構築で経験を積み、5年後には新たな情報処理システムの構築に携わる予定です。そのために、幅広くプログラミングやソフトウェアの資格を3年以内に3つ以上取得します。さらに、10年後には、プロジェクトマネージャー5人以上の社内SEを管理する立場になりたいと考えています。

    ブリッジSE

    ブリッジSEとは、海外へ業務委託したシステムエンジニアのプロジェクトを、海外スタッフと連携して進めるエンジニアのことです。最近では、海外の労務費の安いエンジニアを雇ってコストカットを図る企業が増えているため、ブリッジSEの需要も高まっています。

    ブリッジSEに求められるスキルは、プログラミングスキルはもちろんのこと、海外スタッフとコミュニケーションをとるための語学力が必要です。

    次に、ブリッジSEとしての10年後のキャリアプラン回答例を紹介します。

    ブリッジSEのキャリアプラン回答例

    ブリッジSEとして、業務委託先である中国のシステムエンジニアと連携し業務経験を積みます。そして5年後には、同時並行で3つ以上の国のプロジェクトに参加するスキルを身につけたいと考えています。そのために語学の習得のほか、5年以内に応用技術者試験の資格を取得するつもりです。さらに、10年後には、ITコンサルタントへのキャリアアップを考えています。

    セールスエンジニア

    セールスエンジニアとは、製品やサービスの技術面について顧客に伝えるエンジニアです。エンジニアというよりも、営業に近い仕事であることが特徴です。

    セールスエンジニアに求められるスキルは、プログラミングスキルのほかに、営業ノウハウやコミュニケーションスキルなど、セールスに関するスキルが求められます。

    次に、セールスエンジニアとしての10年後のキャリアプラン回答例を紹介します。

    セールスエンジニアのキャリアプラン回答例

    セールスエンジニアとして、製品知識を身につけつつ営業セールス経験を積みます。そして5年後には、プログラミングスキルやマネジメントスキルを身につけ、プロジェクトのチームリーダーとして会社に貢献するつもりです。さらに10年後には、セールスエンジニアの経験を活かして、ITコンサルタントへのキャリアアップを考えています。

    フィールドエンジニア

    フィールドエンジニアとは、医療やITなどの現場でトラブルを解決するためのエンジニアです。トラブルの解決のためだけではなく、日々のメンテナンスもフィールドエンジニアの業務のひとつです。

    フィールドエンジニアに求められるスキルは、クレームやトラブルへ対処するスキルといえます。他のエンジニアと異なり現場での作業が多いため、突発的なクレームやトラブルに臨機応変な対応が必要です。

    次に、フィールドエンジニアとしての10年後のキャリアプラン回答例を紹介します。

    フィールドエンジニアのキャリアプラン回答例

    フィールドエンジニアとして、現場での実務経験を積み、5年後にはチームリーダーとして現場のフィールドエンジニアをマネジメントする予定です。そのために、プログラミングスキル向上はもちろんのこと、マネジメントスキルの向上も図ります。さらに、10年後にはフィールドエンジニアの経験を活かして、ITコンサルタントへのキャリアアップを考えています。

    フルスタックエンジニア

    フルスタックエンジニアとは、企業システムの開発から運用までをすべて一人でこなすエンジニアです。開発段階におけるオールラウンダーといえるでしょう。

    フルスタックエンジニアに求められるスキルは、開発に必要なプログラミングスキルのほか、サーバーやインフラなどマルチな知識が必要です。

    次に、フルスタックエンジニアとしての10年後のキャリアプラン回答例を紹介します。

    フルスタックエンジニアのキャリアプラン回答例

    フルスタックエンジニアとして、実務経験を積み5年以内には1億円規模のプロジェクトを企画から立ち上げまで完遂することを目標としています。そのために、ITストラテジスト試験やシステムアーキテクト試験などを受け、幅広く資格を取得するつもりです。さらに10年後には、プロジェクトマネージャーとして、10人以上のチームをマネジメントする立場になることを考えています。

    データサイエンティスト

    データサイエンティストとは、集められた大量のビッグデータを処理し分析するエンジニアのことです。統計学やアルゴリズムの知識を駆使しながらデータ分析し、課題の抽出と解決策の提示を求められます。

    データサイエンティストに求められるスキルは、プログラミングスキルのほか、統計学やデータマイニングの知識です。

    次に、データサイエンティストとしての10年後のキャリアプラン回答例を紹介します。

    データサイエンティストのキャリアプラン回答例

    データサイエンティストとして実務経験を積み、5年以内には集めた統計データで売上1億円アップに貢献します。そのために、データスペシャリスト試験やデータサイエンティスト検定などを受け、データ処理のスキルを磨くつもりです。さらに10年後には、プロジェクトマネージャーとして、5人以上のチームをマネジメントする立場になることを考えています。

    品質管理エンジニア(テストエンジニア)

    品質管理エンジニア(テストエンジニア)とは、開発されたソフトウェアやシステムが正常に動作するかを確認するエンジニアです。もし問題がある場合は、改善案の提示を求められます。

    品質管理エンジニアに求められるスキルは、プログラムスキルのほか、品質管理とテスト技法に関する知識です。

    次に、品質管理エンジニアとしての10年後のキャリアプラン回答例を紹介します。

    品質管理エンジニア(テストエンジニア)のキャリアプラン回答例

    品質管理エンジニア(テストエンジニア)として実務経験を積み、5年後にはチームリーダーとして品質管理エンジニアをマネジメントする予定です。そのために、ソフトウェア品質技術者資格を3年以内に取得します。さらに、10年後には品質管理エンジニアの経験を活かして、品質コンサルタントへのキャリアアップを考えています。

    エンジニアのキャリアアップに必要なこと

    技術革新が続くIT業界では、エンジニアの需要は今後も高まっていくでしょう。ただし、その分エンジニアを目指す人も増えていきます。

    そのため、あなたがエンジニアでのキャリアアップを目指すのであれば、何をする必要があるのかを明確にすることが必要です。

    ここでは、エンジニアのキャリアアップに必要な3つの要素について解説します。

    これらの要素はキャリアプランの構築にも役立つため、しっかり把握しておきましょう。

    要素1:挑戦しやすい環境に身を置く

    キャリアアップに必要な1つめの要素は、挑戦しやすい環境に身を置くことです。

    IT業界は技術進歩のスピードが、他の業界に比べて早いことが特徴といえるでしょう。そのため、エンジニアに必要な最新情報を得られる環境や、技術を試せる環境に身をおくことが重要です。

    最新の情報や技術に触れられる環境であれば、インプットとアウトプットの質が高まります。その自己成長がキャリアアップにつながるでしょう。

    サンプルスピーカー 末永

    ただし、古い体質の企業ではそのような環境で働くことは難しいかもしれません。そう感じる場合は、転職も視野にキャリアアップを考える必要があるでしょう。

    要素2:必要なスキルは自主的に学んでいく

    キャリアアップに必要な2つめの要素は、スキルを自主的に学んでいくことです。

    日々進歩するIT業界では、常に新しいスキルやノウハウが生み出されます。会社員としてエンジニアで働いている場合、会社が主催する教育や勉強会で最新情報を得ることは期待できません。

    また、フリーランスのエンジニアでも、誰かが教育してくれる機会はほとんどないでしょう。

    サンプルスピーカー 末永

    会社員でもフリーランスでも、エンジニアとしてキャリアアップを目指すのであれば、自分から積極的に最新情報とスキルを学んでいく必要があります。

    以前は、プログラミングやシステム開発は専門知識をもつエンジニアしかおこなうことができませんでした。しかし、最近ではオープンソースを活用し、簡単なプログラミングであれば誰でもできる時代になっています。

    そのため、常に自己研鑽をして周囲との差別化を図ることで「あなたにしか頼めない」と思われるようなエンジニアを目指すべきです。

    自主的にスキルを学んで、あなたの思い描くキャリアプランを実現しましょう。

    要素3:マネジメントスキルを身につける

    キャリアアップに必要な3つめの要素は、マネジメントスキルを身につけることです。

    エンジニアは一人でも働ける職種ですが、いつかは年齢的にも体力的にも一人で働くことの限界を迎えるでしょう。また、一人では受けられる仕事量にも限界があるため、インプットされる知識や実績を積むことが難しくなります。

    そのため、早めにマネジメントスキルを身につけ、チームで働く準備を進める必要があるでしょう。

    チームでプロジェクトを受けられれば、体力的にも時間的にも効率的に作業を進めることができます。また、キャリアアップを考えるうえでも、マネジメントスキルは必須といえるでしょう。

    効率的に仕事をするうえでも、管理職へのキャリアアップを考えるうえでも、マネジメントスキルを身につけることは重要です。

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    エンジニアの転職成功事例

    次に、エンジニアの転職成功事例を紹介します。

    成功事例の内容は、次の2つです。

    それぞれについて紹介します。

    技術開発職→ITコンサルタント職

    この方は、鉄鋼メーカーの技術開発職から、別業界であるITコンサルタント職への転職を成功させた事例になります。

    29歳 男性

    転職を考えたきっかけは、ITを自分のキャリアにおけるコア技術にしたいと考えたことです。また、上司とのやり取りの中で、社内異動に関する自分の希望が通らないことが判明したこともきっかけの一つです。

    業界が変わるため未経験とみなされる可能性があり、現職と比して給与が下がるのではないかとの不安がありましたが、キャリアアドバイザーと話す中で不安は払拭されていきました。

    スロースタート気味でしたが、他社は年末の営業が少なかったため第一志望の企業に応募することとなりました。結果的に内定をいただくことができ、今考えると偶然に助けられた部分も大いにあるのではと思います。

    引用元:マイナビAGENT

    Web系エンジニア→ゲーム業界のサーバーサイドエンジニア職

    この方は、Web系エンジニアから、ゲームプログラマへの転職を成功させた事例になります。

    24歳 男性

    転職理由は、学生時代に自分でゲームを作るほどのゲーム好きで、ゲーム業界でのプランナー職が諦めきれなかったからです。

    Web系エンジニアのキャリアを活かしながら、プランナー職を目指していくという中長期的なキャリア観を持てたことが転職成功のポイントです。

    現状からいきなりプランナー職を目指すのは難しいですので、まずはゲーム業界のサーバーサイドエンジニア職(ゲームプログラマ)への転職となりました。

    引用元:Geekly Media

    エンジニアのキャリアプランがわからない人におすすめの相談先

    エンジニアといっても職種は多岐にわたるため、一人でキャリアプランを構築するのは難しいと思います。

    そこで、キャリアプラン構築のプロに相談できる、次の2つのサービスを紹介します。

    それぞれについて解説するので、エンジニアのキャリアプランの構築で悩んでいる方は参考にしてください。

    キャリアコーチング

    キャリアコーチングサービスとは、あなた専任のキャリアコーチがマンツーマンで、仕事や転職の悩みやキャリアプランの設計をサポートしてくれるサービスのことです。

    転職意思の有無に関わらずキャリア相談に乗ってくれます。そのため、エンジニアとして10年後のキャリアプランが立てられない人におすすめのサービスです。

    サンプルスピーカー 末永

    とくに、キャリアプランが立てられない20代〜30代に1番おすすめのキャリアコーチングサービスはマジキャリというサービスです。

    マジキャリは転職エージェントも運営しているアクシス株式会社が運営しているため、キャリアに関するノウハウが豊富に蓄積されています。そのため、あなたのありたい姿を実現するのに最適なキャリアを提案してくれるでしょう。

    さらに、提案だけでなく転職エージェントのノウハウを活用し、理想のキャリアの実現に向けたアクションまで支援してくれます。

    マジキャリでは以下のような流れで「自己分析」と「キャリアの設計」がおこなわれます。

    • 徹底的な自己分析による自分自身の理解
    • 今後どのような人生を歩んでいきたいかなどの将来の目標決め
    • 将来の目標に対してどのような行動を取るか具体的なアクション設計
    • (転職をする場合は)マッチする企業の選定や選考対策

    エンジニアとしてのキャリアプランの構築で悩んでいる方は、マジキャリに相談してみてはいかがでしょうか。

    関連記事

    キャリアコーチングといってもどれが自分に合ってるかわからないという方は「キャリアコーチングとは?おすすめ12選と失敗しない選び方を解説!」を参考にしてみてください。おすすめのキャリアコーチング12選や選び方について紹介しています。

    転職エージェント

    転職エージェントは転職を前提とした人に向けた転職支援サービスです。転職支援として、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策などの他に、キャリアプランの設計も手伝ってくれることもあります。また、転職エージェントは無料で利用できることがメリットといえるでしょう。

    ただし、基本的には転職活動の支援が中心となるため、キャリアプランの設計まで一緒に考えてくれるとは限りません。そのため、最初に「キャリアプラン設計も手伝って欲しい」という要望を伝えたうえで、そこでの対応が丁寧かどうかで利用する転職エージェントを見極めることが必要です。

    転職エージェントはいろいろなサービスがあるため、利用するときは自分にあったサービスを選ぶようにしましょう。

    そもそもエンジニアとしてのキャリアプランを聞かれる理由

    キャリアプランを考えるステップは理解できたと思います。しかし、そもそもなぜエンジニアとしてのキャリアプランを聞かれるのでしょうか。

    その理由は次の3つで説明できます。

    採用する会社側には当然明確な理由があってキャリアプランについての質問をします。それぞれについて解説するので、その意図を理解しましょう。

    この会社でエンジニアをする意欲を確認するため

    まず1つめの理由は、この会社でエンジニアとして働く意欲を確認するためです。

    サンプルスピーカー 末永

    キャリアプランは、基本的にその会社でのキャリアアップの計画をまとめたものです。そのため、中長期的にその会社で働く意思がなければキャリアプランを作ることはできません。

    たとえば、 10年後のキャリアプランを聞かれて答えられるということは、少なくとも10年間はその会社で、エンジニアとして働く意欲があると会社側は判断します。

    つまりキャリアプランにより、中長期的にエンジニアとして働く意欲があることがアピールできます。

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    ミスマッチを未然に防ぐため

    キャリアプランを聞かれる2つめの理由は、ミスマッチを未然に防ぐためです。

    ミスマッチとは、会社の中長期計画とあなたのキャリアプランがズレていることを指します。

    たとえば、あなたが「10年後は海外のエンジニアとして働きたい」と考えて入社したとします。しかし、会社としては「10年後は国内でエンジニアのマネジメント業務をしてもらいたい」と考えていたらどうでしょう。

    あなたと会社の間でミスマッチが起きていて、どちらにも不利益となります。

    このミスマッチを事前に防ぐため、採用面接の時点でキャリアプランを確認するのです。

    エンジニアとしての成長意欲を確認するため

    最後のキャリアプランを聞く理由は、エンジニアとしての成長意欲を確認するためです。

    キャリアプランは、あなたの理想までの道すじを表します。その道すじに向かってどのような努力をするか、つまり成長意欲をキャリアプランから読み取ろうとします。

    エンジニアはさまざまな知識とスキルを習得する必要がある職種です。そのため、どのような道すじで知識やスキルを獲得するかを明確にして、会社側に成長意欲をアピールするキャリアプランを作ることが大切といえるでしょう。

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    エンジニアのキャリアプランを答えるときのポイント

    転職の面接でキャリアプランについて質問されることがあります。

    そのときに、エンジニアとして答えるときのポイントについて解説します。ポイントは次の4つです。

    これらのポイントをおさえて、面接をスムーズに進められるようにしましょう。それぞれについて解説します。

    他社ではダメな理由を伝える

    1つめのポイントは、他社ではダメな理由を伝えることです。

    まず、今の会社でも他社でも、エンジニアとしての理想のキャリアを実現できないことを説明します。そのうえで、この会社でなければならない理由を伝えましょう。

    そのために、どこの会社でも当てはまるキャリアプランではなく、その会社でしか実現できないキャリアプランにすることが大切です。

    今までの経験をもとに伝える

    2つめのポイントは、今までの経験をもとに伝えることです。

    これまでのエンジニアとしての実績や成果を伝えることで、即戦力として働けることをアピールします。今の実力を証明することで、キャリアプランも現実味をもって聞いてもらえます。

    そのためにも、これまでの実績や成果、獲得したスキルや資格などはすべて棚卸しして言語化しておくことが大切です。

    その会社で成し遂げたいことを伝える

    3つめのポイントは、その会社で成し遂げたい内容を伝えることです。

    キャリアプランはあなたの理想までの道すじを表したものであり、そこには会社で成し遂げたいことも含まれるはずです。

    サンプルスピーカー 末永

    あなたの成し遂げたいことは会社への貢献にもつながるため、明確に伝えることで面接官の印象もよくなるでしょう。

    将来的な理想と、会社で成し遂げたいことをリンクさせて説明できるようにすることがポイントです。

    具体的な数字を使って客観的に伝える

    最後のポイントは、具体的な数字を使って客観的に伝えることです。

    キャリアプランは理想の状態を設定することが大切ですが、抽象的な表現になりがちです。たとえば、「将来的にはエンジニアのチームリーダーとして働きたい」というようなキャリアプランは、具体性に欠けると判断されます。

    抽象的なキャリアプランでは面接官に響かないため、具体的で客観的な内容で伝える必要があります。

    先ほどの例であれば「10年後にはシステムエンジニアの実務を重ね、10人以上のチームをまとめるリーダーとして活躍したいです」というように、数字を使って客観的に伝えるようにしましょう。

    エンジニアのキャリアプランを答えるときの注意点

    転職での面接時にキャリアプランを聞かれることが多くなっています。企業側としてもキャリアプランを明確に答えられる人材を求めるでしょう。

    ここでは、エンジニアのキャリアプランを答えるときの注意点について解説します。注意点は次の3つです。

    これらの注意点を意識しキャリアプランを考え、転職時の面接にそなえましょう。

    プライベートに偏りすぎている

    前提として、キャリアプランは仕事上のキャリアアップ計画のため、プライベートに偏りすぎた内容は好まれません。

    たとえば、「10年後には子どもが3人できている予定で、その子どもたちにグローバルな教育をしたいため海外事業体への転勤を望みます」というように、プライベートを主体としてしまうと面接官には悪印象を与えてしまいます。

    プライベートの内容を織り込んではいけないわけではなく、あくまで仕事上のキャリアについて説明するのがキャリアプランであることを忘れないようにしましょう。

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    *22年4月〜22年10月の間に転職活動を行い5社以上に応募したお客様が対象です。

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    転職理由や志望動機と一貫性がない

    転職理由と志望動機に一貫性がないのも、面接官に違和感を与えるため注意が必要です。

    たとえば、転職理由として「社内に、自分の目指すフルスタックエンジニアへのキャリアが用意されていなかったから」と説明したとします。

    一方、志望動機を聞かれて「貴社の品質管理エンジニアの働き方に魅力を感じたから」と答えたら、面接官からは「一貫性がない」と判断されます。

    転職理由や志望動機などは、キャリアプランを作成する前の自己分析の段階ですべて棚卸しし、言語化しておきましょう。

    転職理由と志望動機の一貫性のなさは、発言の信憑性を疑われる可能性があるため注意が必要です。

    その会社でなくてもいいと思われる

    最後の注意点として、その会社ではなくてもいいと思われることです。

    キャリアプランは、その会社での職種や働き方を前提にしています。そのため、どこの会社でも当てはまるようなキャリアプランを提示しても、面接官には響きません。

    むしろ、「応募している数多くの会社のひとつ」と捉えられ、印象を悪くする場合もあります。他社で使ったキャリアプランをそのまま使っていると思われる可能性すらあるでしょう。

    そのため、キャリアプランはその会社でしか達成できないと思わせるものにして、入社の熱意をアピールしましょう。

    関連記事

    キャリアプランを答える際に面接官に好印象・悪印象になる答え方については「【例文あり】面接でのキャリアプランの答え方とは?作り方&答え方を解説」の記事で解説しています。この点を意識するだけでに内定に一歩近づけるでしょう。

    エンジニアのキャリアプランの答え方がわからない人はマジキャリがおすすめ

    本記事では、エンジニアのキャリアプランの作り方や注意点について、例文とあわせて解説してきました。

    エンジニアのキャリアプランは思いつきで立てるものではなく、あなたの将来やりたいこと(=ゴール)から逆算してつくることが大切です。そのため、そもそも将来の理想状態がイメージできてないと、10年後のキャリアプランは作れませんし、転職の面接でもうまく答えることはできないでしょう。

    また、エンジニア職は未経験の障壁が低いため、転職時のライバルが多いことも特徴です。

    ただ、将来やりたいことが明確にある20代〜30代の方が少ないのが実情です。多くの若年層は、社会人経験や実務経験がほぼない学生の時に就職先を決めなければなりません。企業のネームバリューや給与・福利厚生など、目先の条件で企業選択をした人が多いのではないでしょうか。

    そのため、20代半ば〜30代で将来やりたいことを見つけられず、エンジニアとしてのキャリアプランを立てられないと悩む方が多いのも仕方ないのかもしれません。

    10年後のエンジニア職のキャリアプランを立てるには、まずは自分の性格や志向性を理解し、その特性を踏まえたうえでどうなりたいか、何をやっていきたいかを考える必要があります。なので、10年後のエンジニア職のキャリアプランが立てられない人は、まず自己分析によって自己理解を深めることから始めましょう。

    サンプルスピーカー 末永

    ただ自己分析は、その名の通り自分で自分を分析する必要があるので、失敗するリスクが大きいといえます。そこで、自己分析を得意とするキャリアコーチングサービスのマジキャリがおすすめです。

    マジキャリは、業界で唯一、エンジニア職特化の転職エージェントを10年以上運営するアクシス株式会社のサービスなので、社内に転職ノウハウが豊富に蓄積されています。だからこそ、「転職活動をそろそろ始めたいけど、キャリアプランを一緒に立ててほしい」と悩んでいる20代・30代にぴったりのサービスです。

    エンジニアとしてのキャリアプラン作りにひとりで悩んで作っている方は、専門家に相談してスムーズに転職活動を進めましょう。

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