面接で絶対に聞かれるキャリアプランとは
キャリアプランと聞くと大きな目標を考えがちですが、壮大な目標を立てなくても構いません。
例えば、「転職して事務職のスキルを上げ、業務改善の提案・実行ができるようになりたい」という目標があげられます。営業職や企画職の人であれば、「プロジェクトのリーダーを目指し、必要な知識と経験を積みたい」という目標を立てられるでしょう。
つまり、「仕事をするうえでどのような私になりたいか」を考えることがキャリアプランということになります。
キャリアプランとキャリアパスの違い
キャリアプランはあなた自身が考える将来像に向けた計画書であるのに対し、キャリアパスは企業側があなたの将来像を定め道標的な存在となるものです。
キャリアパスは「企業が従業員に示すキャリア」であるため、自社のキャリアのモデルケースとして示されることもあります。キャリアパスを提示することで、従業員の道標となりモチベーションを向上させられます。また、企業が提示するキャリアを歩めば、企業内でのキャリアアップにつながるでしょう。
このようにキャリアパスは企業が設定する目標であるため、従業員が設定するキャリアプランとは異なることがわかります。
キャリアプランとキャリアデザインの違い
キャリアプランは仕事上の将来像を計画するものであるのに対し、キャリアデザインはプライベートを含めた人生設計のことを指します。
具体的には、キャリアデザインは仕事だけでなく、プライベート面を含めてどのような人生を歩みたいかを計画するものです。
転職を考える人に加え、学生、結婚や妊娠でライフステージが変化する人、定年を迎えた中高年など、幅広い年齢層の人がキャリアデザインをおこないます。
キャリアプランは仕事上の目標であるため、プライベートを含めた人生の計画を立てるキャリアデザインとは異なることがわかるでしょう。
キャリアプランと類似後の違いがわからないという人は「キャリアプラン・キャリアパス・キャリアデザインの違いとは?わかりやすく解説」という記事でそれぞれの違いや考える必要性について解説しているので、読んでみてください。
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キャリアプランが近年重要視されている理由や立てるメリットについては、「キャリアプランとは?転職面接で使える簡単な3ステップを紹介」の記事でより詳しく解説しています。あとで後悔しないためにもきちんとキャリアプランの必要性を理解しておきましょう。
面接官がキャリアプランを質問する理由
面接官がキャリアプランを質問するのは、主に次の2つの理由からです。
それぞれについて詳しく解説します。
あなたの定着性を見ているから
面接官がキャリアプランを質問する理由は、あなたの定着性を見ているからです。
つまり、「どれだけ長くこの会社で働いてくれそう」を、キャリアプランを聞くことで判断しようとしています。
企業は、採用コストをかけて採用活動をおこなっているため、入社後すぐに退社する人材は求めていません。そのため、キャリアプランの内容から、この会社で働くことにどれだけモチベーションがあり、将来的なプランをどれだけ具体的に考えているかをみようとしています。
キャリアプランを作成する際には、定着性を意識して、どれだけ長くこの会社で働きたいか、具体的なアクションプランとともに書くとよいでしょう。
あなたの活躍性を見ているから
面接官がキャリアプランを質問するもう一つの理由は、あなたの活躍性をみるためです。
つまり、「あなたがこの会社にどれほどの利益をもたらすか」を、キャリアプランを聞くことで見ようとしています。
企業は、人数合わせのために採用活動をしているわけではなく、採用コストや給料以上に会社に利益をもたらす人材を採用しようとしています。そのため、限られた時間のなかであなたの活躍性を判断する材料としてキャリアプランを質問するのです。
キャリアプランを作成する際は、どの会社にもあてはまるような内容ではなく、あなたを採用することでその会社にどれだけメリットがあるかを、具体的な内容とともに書くとよいでしょう。
キャリアプランを答えられない理由
次に、キャリアプランを答えられない理由について解説します。
答えられない主な理由は、次の3つです。
それぞれについて解説します。
自己分析不足で自分は何がしたいかわからない
キャリアプランは自己分析をもとに作成します。そのため、自己分析不足で自分が何をしたいかわからない状態では、キャリアプランを答えられません。
自分の強みや弱み、備えているスキルなどを全て洗い出し、それをもとにキャリアプランを作成する必要があります。
また、自己分析をやったつもりでも客観的で本質的な自己分析ができていないと、キャリアプランの作成は難しいでしょう。それは、自分だけで自己分析をおこなうと、さまざまなバイアスがかかるため本質的な自己分析結果が得られないからです。
自己分析で悩んでいる方は、自分だけではなくプロのキャリアコーチに相談するとよいでしょう。
ゴール設定ができてないので何を頑張ればいいのかわからない
ゴールの設定ができておらず、何を頑張ればいいかわからない状態でも、キャリアプランを答えられません。
キャリアプランは、現在地とゴールをつなぐための道筋を示すものです。そのため、明確なゴールを設定できていないと、それまでの道筋もぼんやりしたものになってしまいます。
自分が将来どのようなキャリアを形成したいかを深掘りし、ゴールを明確にする必要があるでしょう。その結果、頑張るべきこともみえてきて、キャリアプランの作成もできるようになるはずです。
抽象的すぎて将来のことを考えるのが難しい
抽象的すぎて将来のことを考えるのが難しい場合も、キャリアプランを答えられない理由の一つです。
たとえば、「将来は出世して会社に貢献したい」というような目標は、抽象的すぎて具体的なアクションプランに落とし込めません。「どのキャリアまで出世したいのか」、「どうやって会社に貢献するのか」という具体的な内容まで考えて、将来のプランを立てるべきです。
ぼんやりと抽象的な目標では、キャリアプランを立てることが難しいため、常に「具体的には?」と自分に問いかけるようにしましょう。
【面接準備】キャリアプランの考え方
キャリアプランは以下の3ステップにそって考えます。
1つずつ解説します。
ステップ1 将来の理想を考える
まず、「将来私はどうなっていたいか」という理想を考えます。数年先のあなたはどこでどのような仕事に取り組み、どんな暮らしをしていたいかを考えてみましょう。
仕事内容や役職、職種や給与など広い視野で考えることがポイントです。
人生の理想を描くことで、将来像が明確になります。
「○○プロジェクトのスタートアップメンバーになりたい」「上司の○○さんのようなリーダーになりたい」「年収○○万円を目指したい」などが具体例です。将来の理想は現在のキャリアの先にあるものでなくて構いません。
「叶えられないかも…」と考えずに、理想のあなたを素直に描くことが大切です。
理想の人生像がわかるとキャリアのゴールが決まり、やるべきことが把握できます。
逆に言えば、ゴールがわからなければ何も始められません。キャリアプランを考えるときは、必ず将来の理想を考えることからスタートしましょう。
ステップ2 現状を把握する
次に現在地を考えましょう。現在地を考えるためには、組織に貢献した経験や姿勢、成果である「ポータブルスキル」と、あなたの性格や強み「ヒューマンスキル」を言語化する必要があります。
これまでどのような仕事に携わり、どのようなことを学んだのか、どのような成果を上げたのか、そしてどのようなスキルを身につけたのかを振り返れば、キャリアの棚卸しができます。棚卸しするときは抽象的な内容ではなく、具体的な内容を言語化しましょう。
棚卸しをして現在地がわかれば、将来の理想と現状のギャップが把握できます。
ステップ3 将来の理想と現状のギャップを埋めるアクションを考える
ありたい姿(ゴール)と現在地が明確になれば、ギャップが生まれます。そのギャップこそがキャリアプランでやるべきことです。やるべきことがわかれば、どのようなキャリアプランを立て何を実行して目標を達成するかも把握できます。
「○○プロジェクトのスタートアップメンバーになりたい」という将来像を持っているとすれば、「何をすればスタートアップメンバーになれるか」を考えます。
現状では経験が足りず、スタートアップメンバーに入れないとしましょう。その場合は、メンバーに入るために現在のプロジェクトで成果を上げる必要があるなど、1段階ずつ計画を考えていきましょう。
自然とキャリアプランに具体性が生まれます。
ここで大切なのは、1段階ずつプランを立てることです。「○○プロジェクトのスタートアップメンバーになりたい」ことは大きな目標です。
目標達成までには長い時間がかかるため、途中で挫折してしまったりモチベーションが下がってしまったりする可能性がありますが、1段階ずつのプランは小さな目標となります。
定期的に目標を達成すればモチベーションアップが期待できるでしょう。また、目標に向かって1歩ずつ進んでいる感覚を得ることができるので、ギャップを埋めるアクションギャップを埋めるアクションを考えることが大切なのです。
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まだキャリアプランの立て方があまりピンとこないという方は「最低限抑えておくべき!キャリアプランの立て方とポイントを紹介!」の記事で立て方のポイントについて詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください。
【面接練習】キャリアプランの答え方
キャリアプランの答え方は年齢によって異なります。第二新卒・20代・30代・40代にわけて解説します。
第二新卒
第二新卒がキャリアプランを答えるときに大切なのは、企業で実現できる目標を具体的に説明し、達成のために行動している事実を述べることです。
就職から1~3年程度で退職した第二新卒は、面接官からどうしても「すぐに辞めてしまわないか」と考えられてしまいます。そのため、志望企業だから叶えられる目標を具体的に説明することが重要です。
目標は実現不可能な高すぎるものではなく、実現できる目標を立てることもポイントです。
例えば、事務職から営業職に転職する場合、未経験者が「営業部で1番の成果を出す」と目標を立てても現実離れしているように感じてしまいます。
実現可能な目標を設定し、目標達成までのプランをしっかりと説明しましょう。
また、達成のために何をしているかを答えることも大切。例えば、「営業の知識を身につけるために書籍やネットで勉強しています」などと答えれば、キャリアプランを実行していることになります。
現実的なキャリアプランを立て、具体的に説明できるように練習しましょう。
周りと差をつけるキャリアプランを立てたいという新卒の方は「【例文】キャリアプランが思いつかない新卒向け!面接での答え方を紹介!」がおすすめです。この記事では、キャリアプランの立て方や新卒がキャリアプランを考えるポイントを紹介しています。
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20代
20代がキャリアプランを答えるときに大切なのは、スキルを身につける意欲性をアピールすることです。社会人経験が浅い20代は30代・40代と比べて豊富なスキルは身についていません。
そのため、志望企業でどのようなスキルをどのような姿勢で身につけたいかを答えましょう。
受け身な姿勢ではなく、能動的な姿勢をアピールすれば、面接官は自社で活躍するイメージがつきやすくなります。
また、前職で身につけたスキルを志望企業でどのように活かせるかを説明することも大切です。「前職では叶えられなかった理想を実現するために転職する」という意識を持ち、今持っているスキルに加えてさらにスキルを身につけ、どのようにステップアップしたいかを述べましょう。
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20代のキャリアプランの選択肢や考える際のポイントについて「キャリアプランが思いつかない20代向け!簡単な立て方と例文を紹介!」の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
30代
まず初めにお伝えしたいのは、30代から転職の難易度が一気に上がるので、自己分析をしっかりおこなった上でキャリアプランを作成しましょう。
30代は、志望企業のビジョンとあなたのキャリアプランの接点があると答えることが大切です。
さまざまなスキル・経験、専門的な知識が身につき、第二新卒・20代より大きな目標を立てられる30代は職場の中核となります。
そのため、企業は自社ビジョンに向けて行動してくれる人を採用したいと考えています。
しかし、あなたが持つキャリアプランと企業のビジョンに接点がなければ、企業もあなたも成長が見込めないので、目指す先が同じであることをアピールしましょう。
また、これまでの経験を活かしてマネジメントしてチームを引っ張っていく姿勢を示すのもいいでしょう。志望企業でさらに高いスキルを身につけ、マネジメント能力も高めていく姿勢があれば、面接官は自社で活躍するイメージがつきやすくなります。
30代で転職難易度が上がるため、キャリアプランをしっかり作り込まなければいけません。
むしろキャリアプランが答えられないと、転職の面接は中々通過しないでしょう。
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「キャリアプランが思いつかない30代向け!面接で使える3ステップを紹介」の記事で、30代のキャリアプランの考え方のコツや例文について紹介しているので、キャリアプランが思いつかない30代の方はぜひ参考にしてみてください。
40代
40代でキャリアプランを答えるときに大切なのは、部下の育成やマネジメント意欲をアピールすることです。40代は管理職としての採用が増加するため、企業は組織の戦略づくりや新事業の提案などができる人材を求めています。
そのため、これまでの経験で得たマネジメント能力などのスキルを活かし、上位の職種を目指すという意欲をアピールするといいでしょう。
また、現状に満足せず、新しい知識を得て新しいことにチャレンジする姿勢を示すのもいいでしょう。
女性
女性でキャリアプランを答えるときに大切なことは、ワークライフバランスを重視しつつ、キャリアアップの意志をアピールすることです。
女性は結婚や出産、育児などのライフイベントが多いため、それらと仕事との調整が必要になります。女性が働きやすい社会になってきたとはいえ、ライフイベントとキャリアの両立は、非常に大変なことです。
そのため、ワークライフバランスを整える具体的な方法を示すことで、家庭と仕事との両立をアピールできるでしょう。
【面接練習】職種別キャリアプランの答え方
あなたの年齢に応じてキャリアプランを答えるだけでなく、職種にもあわせてキャリアプランを答える必要があります。本章では、営業職・webマーケ・事務職・エンジニアに分けて答え方を解説します。
営業職のキャリアプランの答え方
営業職のキャリアプランを答えるときには、営業職として目指す姿をアピールしましょう。
例えば、「部署で最も成果を残す人材になりたい」「クライアントから信頼される人材になりたい」「新事業のスタートアップに関われる存在になりたい」など具体性を持って答えることが大切です。
また、企業にどのような形で貢献したいかを答えることも重要となります。
「商品(サービス)の魅力をより多くのクライアントに伝えたい」「クライアントのニーズをヒアリングし、よりよい提案がしたい」など、あなたのスキルや経験を活かしてどのような成果をあげたいと考えているのかも述べるといいでしょう。
キャリアプランの答え方でもうひとつ重要になるのが、将来なりたい姿を答えることです。
「営業職としてスキルを極めたい」「管理職として部下を牽引したい」「営業職の経験を活かして企画職に就きたい」など、どのような道に進みたいかもアピールすると採用担当者は長く勤めてくれると受け取りやすくなります。
「企画職に就きたい」と答える際には、営業職が単なるステップの途中だと思われないよう、営業職への意欲を伝えそこで得たスキルや知識を別職種で活かしたいと答えるようにしましょう。
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営業職のキャリアプランの立て方のポイントや回答例については「営業職のキャリアプランの回答例12選!面接で受かる答え方とは?」の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
webマーケのキャリアプランの答え方
webマーケのキャリアプランは、主にその道のプロやリーダーを目指すことが考えられます。
webマーケのプロを目指す場合は、webマーケの知識・スキルを磨き経験を重ねたい意思を伝えましょう。資格取得の意思も述べると意欲が伝わりやすいです。
同時に取り組みたい分野や自信のある分野に携わりたい理由も答えられるといいでしょう。
加えて、将来的には特定の分野だけでなく、業界に精通するような知識を得たいことも伝えるといいかもしれません。
リーダーを目指す場合も、実務経験は欠かせません。実務経験でどのようなことを学び成長したいか述べた後、企画力や問題解決能力、マネジメント能力、コミュニケーション能力をアピールしましょう。
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マーケティング職としてのキャリアプランの例文を働き方別・役職別で紹介しているので、マーケターとして自分に合ったキャリアプランを見つけたいという方は「大手広告代理店のマーケターが解説!Webマーケティングのキャリアプランの作り方」の記事がおすすめです。
事務職のキャリアプランの答え方
事務職でキャリアプランを答えるときは、専門性のある仕事を目指す意思を伝えます。専門性の少ない事務職の仕事はAIに切り替わる可能性があるからです。
もし一般事務を志望するなら、営業事務や経理事務、貿易事務など専門的な知識を得てステップアップしたいと答えるといいでしょう。
資格取得の意思も同時に伝えることも効果的です。ステップアップを目指す意思を述べると、長期的な目線でキャリアを考えていることを伝えられます。
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「事務職のキャリアプランはどう立てる?誰でも簡単に作れる3ステップを紹介」の記事では、一般事務・営業事務・医療事務などそれぞれの職種にあったキャリアプランの回答例や考え方などを紹介しているので、気になった方はぜひ読んでみてください。
エンジニアのキャリアプランの答え方
エンジニアのキャリアプランを答えるときは、下流工程から上流工程まで全て経験したいことや、ジェネラリストを目指すこと、プロを目指すことなどを伝えましょう。
経験の浅い人は下流工程からスタートしますが、ステップアップのために社内で経験を積んだり資格を取得したりすることを答えましょう。
ある程度知識・経験のある人は、複数の分野やマネジメントに携わり、ジェネラリストを目指すことを伝えましょう。特定の分野を極めプロフェッショナルを目指す場合は、資格取得の意思など意欲を持っていることを伝えます
エンジニアのキャリアプランでは、専門的な知識を積極的に身につけていく意思を伝えることが重要となります。
エンジニアとしてのキャリアプランの回答例については「エンジニアのキャリアプランの回答例19選!種類ごとに細かく解説」の記事で詳しく解説しているので、エンジニアとしてキャリアアップしたいけど自分では思いつかないという人は読んでみてください。
面接官に好印象!キャリアプランを答えるときのポイント
キャリアプランはただあなたの将来を答えるだけでなく、3つのポイントを抑える必要があります。3つのポイントを抑えれば、面接官にいい印象を与え、内定まで一歩近づきます。3つのポイントは以下の通りです。
順に解説します。
その会社でなければいけない理由を伝える
キャリアプランを伝えるときは、他の会社ではなくその会社である必要性を説くことが重要です。「営業職で1番の成果を上げたい」というキャリアプランは他の会社でも叶えられることです。
他の会社でも叶えられるキャリアプランは、面接官にネガティブなイメージを持たれてしまう可能性があります。また、会社とのミスマッチが起きると考え、いい結果にならないかもしれません。
そのため、あなたの将来やりたいことや挑戦したいことを答えるだけでなく、会社のビジョンや方向性がマッチしていることを説明し、熱意をもって答えることを徹底することが重要です。
その会社でなければいけない理由を答えるためには、徹底した業界・企業分析が必要です。調べたうえでキャリアプランを伝えるようにしましょう。
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今までの経験をもとに伝える
将来の目指す姿だけを答えても、机上の空論になってしまいます。そのため、「キャリアプランを立てているだけで実現までのプロセスが見えない」と感じられないよう、今まで頑張った経験や成果を出したこと、現在取り組んでいることを紐づけて答えるようにしましょう。
例えば、エンジニアを志望する場合は、「5年後には専門領域を明確にさせるため、プログラミングの学習に加え語学力を高める勉強をしている」と答えるとプロセスを想像できます。
事務職を志望する場合は、「10年後に事務部の管理職となるため、必要なスキルの習得に向けて勉強している」「入社後は視野を広く持って周囲に気を配り、信頼できる事務職を目指す」などと答えます。
このように、目標を叶えるためのプロセスを想像してもらえるように具体性を持って答えることが重要です。
具体的な数字を使って客観的に伝える
具体的な数字を使って客観的に伝えることも大切です。例えば、営業職で売上アップを達成した場合は「クライアントと信頼関係を築き、ニーズに合った提案をしたことで〇〇万円売上をアップした」などと答えます。
事務職で業務改善を叶えた場合は「効率的に仕事を進めるため、システムを導入し〇割の仕事を削減できた」などと答えるといいでしょう。また、資格を取得した場合は、取得年月日や取得難易度、業務への貢献度などを説明しておくとよいです。
数字を積極的に使い、具体性のある内容にしましょう。
面接官に悪印象…。キャリアプランを答えるときの注意点
キャリアプランの答え方によっては、面接官に悪印象を与えてしまうことがあります。注意点は以下の3つです。
順に解説します。
プライベートに偏りすぎている
キャリアプランがプライベートに偏りすぎているのもよくありません。そもそもキャリアプランは「今後どのようなキャリアを目指すか」という具体的な計画を立てること。
もちろんワークライフバランスも重要ですが、仕事に関する目標を答えなければいいイメージを持たれません。
例えば、「数年後には結婚し子どもを出産したいため、それまでに昇進したい」といった目標はプライベート面がメインになり仕事への姿勢が見受けられません。
そのため、キャリアプランは仕事でのビジョンに限定して答えることが大切です。
転職理由や志望動機と一貫性がない
転職理由や志望動機と一貫性がないと、面接官に悪印象を与えます。
面接ではキャリアプランだけでなく、自己PRや志望動機、転職理由を尋ねられます。さまざまな質問に答える中で、一貫性がなければ面接官は違和感を覚えます。
例えば、「一般事務のプロフェッショナルを目指せなかった」ことが転職理由であるのに関わらず、「一般事務以外の専門的な知識も身につけたい」という志望理由では矛盾が生じます。
志望企業が求める人材や仕事内容に沿ってキャリアプランを考えても、一貫性がなければ悪印象を与えるため注意しましょう。
その会社でなくてもいいと思われる
志望理由が「〇〇職として成長したい」など抽象的な内容だと、志望企業でなくてもいいと考えられてしまいます。また、志望企業の事業内容や仕事内容とキャリアプランが一致していなくても、志望度の高さが感じられないでしょう。
志望企業だからこそ叶えられるキャリアプランを答えられるよう、事業内容や仕事内容、ビジョンをしっかりと研究することが大切です。
細部まで研究すれば、企業への理解度もアピールできることに加え、あなたに本当に合った企業かも理解できます。
企業へ志望度をアピールするため、その会社だからこそ叶えられるキャリアプランを答えましょう。
どうしてもキャリアプランが答えられない時の対処法
次に、どうしてもキャリアプランが答えられないときの対処法について解説します。
対処法は次の3つです。
それぞれについて解説します。
プロに頼る
1つめの対処法は、プロに頼ることです。
プロのキャリアコーチに相談することで、客観的で本質的な自己分析からキャリアプランを作成できます。キャリアコーチングサービスでは、さまざまな転職希望者の知見があるため、あなたにあったアドバイスを提供してくれるでしょう。
さまざまなキャリコーチングサービスがありますが、キャリアプランの相談であればマジキャリがおすすめです。
マジキャリでは、幼少期から現在の出来事を振り返り徹底的な自己分析をおこなうので、表面上の強みではなく、原体験に基づいた強み・弱みの発見ができます。
一人ではバイアスがかかってしまい、正しく「強み・弱み」の言語化が難しいですが、プロの手を借りることで、正しく自己分析をおこなうことができます。キャリアや人生における優先順位を明確にし、仕事選びや本質的なキャリアプランの作成ができるでしょう。
今なら無料面談キャンペーンもやっているので、コーチング1回を無料でお試しすることができます。自己分析とキャリアプランについて相談したい人はぜひお問い合わせください。
診断ツールを使ってみる
診断ツールを利用して、キャリアプランを作成する方法もあります。
診断ツールによって、あなたの強みや特性、スキルなどを診断することができます。その結果を活用してキャリアプランを作成するとよいでしょう。
たとえば、厚生労働省が提供しているマイジョブ・カードでは、「興味診断」「スキルチェック」「価値観診断」の3つの診断により、あなた自身を深く知ることができます。
ほかにも、さまざまな企業が診断ツールを提供しているので、自分にあったツールを探してキャリアプラン作成のヒントにしましょう。
本を活用してみる
本を活用することも、キャリアプランの作成に役立ちます。
キャリアプランに関する本は多数出版されており、それらを読むことで自己分析やキャリアプランの理解が深まります。ネットの情報とは異なり、書籍は信頼性の高い情報です。
そのため、本を参考にすることであなたのキャリアプランの作成が前進するはずです。
キャリアプランが答えられない人におすすめの相談先
キャリアプランの考え方、答え方、ポイントなどを解説してきましたが、上手く作成できず答えることに難しさを感じる人もいるでしょう。そんな人はプロへの相談がおすすめです。
今回は2つの相談先を紹介しますので、参考にしてみてください。
キャリアコーチング
「キャリアプランが作るのが難しい」「答えられない」という人はキャリアコーチングサービスがおすすめです。おすすめする理由は、キャリアプランの設計をサポートしてくれるからです。
自己分析を通じてあなたの価値観を整理したり、どのような仕事に取り組みたいかを言語化したりしてくれます。
整理・言語化により、将来どうなりたいか、それを叶えるために何をするべきかなどアクションプランまで落とし込み、キャリアプランの設計をおこなってもらえます。
基本的にはマンツーマンでコーチングしてくれるため、あなたに最適なキャリアプランを設計してくれることが大きなメリットです。
また、キャリアコーチングは転職を前提としていません。キャリアに関することであればどのようなことでも相談できます。
例えば、「今の目指すキャリアでいいのか」「自己分析を手伝ってほしい」「転職した方がいいかわからない」などさまざまな悩みに答えてくれます。
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キャリア相談をする
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キャリアコーチングといってもどれが自分に合ってるかわからないという方は「キャリアコーチングとは?おすすめ12選と失敗しない選び方を解説!」を参考にしてみてください。おすすめのキャリアコーチング12選や選び方について紹介しています。
転職エージェント
転職エージェントは転職を前提とした人に向けたサービスです。主に求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策など転職支援をおこないます。エージェントによれば、キャリアプランの設計もしてくれることがあります。
しかし、転職エージェントは転職支援がメインのサービスです。無料で利用できるというメリットはありますが、キャリアプランの設計まで一緒に考えてくれないケースがあるので注意が必要です。
そのため、最初にキャリアプランの設計を手伝ってほしい旨を伝え、その対応が丁寧か否かで転職エージェントを見極めるといいでしょう。
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キャリアプランは思いつきで立てるものではありません
あなたの将来やりたいこと(=ゴール)から逆算して、具体的に計画することが大切です。しかし、そもそも将来の理想像がイメージできないとキャリアプランの作成も面接での回答もできません。
ただ、将来の理想像が明確に定まっている20代~30代の人は少なく、社会人経験や実務経験がまだない学生時代に企業のネームバリューや給与、福利厚生など目先の条件で企業選択をしている人が多いです。
そのため、20代半ば~30代で将来やりたいことがわからず、キャリアプランが立てられないという人が多くなっています。
20代~30代がキャリアプランを立てるためには、はじめにあなたの性格や志向性を理解し、その特性を踏まえて「将来どうなりたいか」「何をやりたいか」を考える必要があります。しかし、キャリアプラン作成の第1段階である性格・志向性の理解(自己分析)は簡単ではありません。
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キャリアプランとは、「今後どのようなキャリアを目指すか」という具体的な計画を立てることです。将来的に取り組みたいことや理想の働き方を考え、それらの目標達成のためにどのようなことを実行するかを計画します。