仕事に全くやる気が出ない人は多数派?少数派?
「あなたは仕事に全くやる気が出ない人の割合はどれくらいだと思いますか?」
会社に行けば、皆いつも通りに仕事をしているため、「この人は今日やる気がなさそうだな」と見分けることは難しいと思います。
実は、仕事にやる気が出ない人の割合は多数派です。
ここでは、仕事にやる気が出ない人が多数派であるという根拠を解説していきます。
仕事にやる気がある人の割合は6%
(引用:米Gallup社 社員の仕事の熱意度調査)
このグラフは、米Gallup社が2017年に調査した世界139ヵ国の「社員の仕事の熱意度調査」の結果です。
日本企業で働くサラリーマンで仕事にやる気がある人の割合は約6%。米国企業の38%と比較して32%も低く、139か国で132位と最下位クラスとなっています。また、周囲に不満をまき散らす無気力な社員の割合も24%と多く見受けられます。
日本企業で働くサラリーマンで仕事にやる気がある人は少数派なのです。
やる気を失ってから退職までの気持ちの変化
仕事のやる気を失うと、次第に仕事に行くこと自体が億劫になっていくでしょう。
「仕事に行きたくない」⇒「仕事を辞めたい」と気持ちが変化していき、退職に至るケースが多々あります。
ですが、「なぜ仕事のやる気を失ったのか」原因を突き止めなければ、たとえ退職をしても何の解決にもなりません。
仕事のやる気を失った原因を突き止め、対策を考えましょう。
仕事のやる気が出ない原因
仕事にやる気が出ない原因は人それぞれです。何か一つの対処法で全てが解決するわけではありません。
ここでは、仕事にやる気が出ない7つの原因を解説していきます。あなたに当てはまる原因がないか探してみてください。
心と体の疲れ
あなたは今、心と体が疲弊していませんか?
厳しいノルマに追われている、仕事量が多くて休む暇がない、生活リズムが崩れているなど、心身が疲弊している時は、モチベーションは低下してしまいます。
また、過度なプレッシャーに長期間さらされることで精神的に消耗し、突然プツンと糸が切れたように無気力になるケースもあるのです。
理性では「ちゃんと仕事をしなければ」と思っていても、自分に鞭を打ちながら毎日を過ごしていれば、自分自身を守るために本能が仕事を拒否するようになります。
職場環境がよくない
あなたが働いている職場環境は良好ですか?
職場環境があなたにとって良くないのであれば、仕事にやる気が出なくなってしまうでしょう。
仕事は人生で多くの時間を費やすため、働く環境はとても重要です。
勤務地が遠く通勤に時間が掛かってしまう、職場の設備や仕事の環境が整っていないなど、働く環境はやる気にも直結します。
通勤時間によって自分の自由時間が削られればストレスも感じるでしょう。そして、職場の設備や仕事をする環境が整っていないと、仕事中に常にストレスに晒されてしまいます。
また、自分の気質と社風が合わないなども、入社時には新鮮な気持ちで気にならなかった部分が、長く働くことで徐々に表面化し、ストレスの要因となるのです。
人間関係の悩み
あなたは職場の人間関係に悩んでいませんか?
人間関係の悩みは、仕事に対するやる気に大きく影響します。
例えば、職場でよくある人間関係の悩みは以下のようなものが挙げられます。
職場でよくある人間関係の悩み
- 上司や先輩との付き合いで飲み会へ参加することが多い
- 上司と意見が合わず対立することが多い
- チームや部下のやる気がなくどうしたらいいのか分からない
- 会社自体のコミュニケーションが非常に少なく人間関係が希薄
上司と合わない、同僚や部下とうまくコミュニケーションが取れないなど、人間関係の悩みを抱えている人は少なくありません。
一日の大半を過ごす職場でストレスを抱えていたり、業務でやり取りが必要な相手との関係性がうまくいっていないと、仕事のやる気に大きく影響するのです。
評価への不満
あなたは今の評価に納得していますか?
あなたへの評価に不満があると、仕事にやる気は出ないでしょう。
働く目的や意味は人によって様々ですが、多くの人は自分への評価≒給料によってモチベーションを維持しているのではないでしょうか。
2019年の内閣府「国民生活に関する世論調査」によると、50%以上の人が働く目的を「お金を得るため」と答えています。
努力が認められない、給料が少ないなど、あなたの仕事の成果に対して正当な評価や報酬が得られない状態では、何のために頑張っているのか分からなくなりやる気が減退してしまうでしょう。
人は誰しも承認欲求を持っています。
そのため、努力や成果が評価されないとがっかりしたり、仕事の意義を感じられなくなったりしてモチベーションが下がってしまいます。
成果を出し続けているのに給料が上がらない、評価に対して給料が低過ぎるといった不満は、仕事のモチベーションを損なうのに十分な理由といえるのです。
仕事への興味がなくなった
あなたは今の仕事に興味がありますか?
今の仕事にやりがいを持てなかったり、向いていないように感じてはいませんか。
また、ミスや失敗をきつく怒られたり、毎日が同じことの繰り返しのように思えてつまらないと仕事のやる気はなくなります。
誰もがやりたい仕事に携われるわけではなく、希望の会社に入ったとしても望んでいた職種に就けないこともあります。
あなたのやりたいことと実際の仕事のミスマッチは、あなたが仕事に対する興味を無くすきっかけとなってしまうのです。
やりがいを感じる仕事や心から楽しいと思える活動には興味をもって意欲的に取り組めると思います。
しかし、興味がない仕事に対しては頑張ろうと思えないでしょう。
この場合、一時のモチベーションの低下ではなく、長い期間にわたってやる気がでない状態が続いてしまいます。
業務内容がマンネリ化している
あなたの業務内容はマンネリ化していませんか?
仕事に慣れてくると、考えなくても業務をこなせるようになるでしょう。必然と効率が上がって時間を持て余す場合があります。
だんだん仕事がマンネリ化して毎日同じことの繰り返しになると、仕事に飽きてしまいやる気が出なくなるのです。
もともと真面目で、仕事に対して情熱的に取り組める人ほど、このような状態に陥りやすいといわれています。
理想と現実のギャップに悲観的になることもあるでしょう。
業務がマンネリ化し、「合わない」と感じ始めたらキャリアアップ・スキルアップとして転職を考えても良いでしょう。
そこでおすすめするのがマジキャリです。
マジキャリを運営しているアクシス株式会社は、転職エージェントも運営しており社内のキャリア知見が豊富にあります。
企業が「どういう人材を求めているのか」「内定を獲得し、入社後も活躍するためにはどのようなスキルが必要か」を把握しているので、求人マッチングの精度が高く、転職後のミスマッチが発生しにくいという強みがあります。
あなたに合った仕事を見つけることができるでしょう。
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仕事の達成感の不足
あなたは今の仕事に達成感を感じていますか?
仕事の達成感が不足していると、仕事に対してやる気は出ないでしょう。
達成感とは、ある物事を成し遂げたときに得られる満足感や高揚感などのことです。
時間をかける、努力するなど、苦労が大きかった分だけ、得られる達成感も大きくなります。
仕事のやりがいや充実感を得るためには、仕事で達成感を得ることがとても重要です。
しかし、ミスを繰り返して自信を無くしてしまったり、仕事が合わず興味が持てない、目標が高過ぎるなどの理由から仕事の達成感が不足していると、自己肯定感が低くなりやる気を失ってしまうのです。
仕事のやる気を出すための方法
仕事にやる気が出ない原因は人それぞれであるように、仕事のやる気を出すための方法も人それぞれです。
ここでは、仕事のやる気を出す8つの方法を紹介します。あなたにも効果がありそうな方法を探してみてください。
無理せず休む
仕事にやる気が出ないときは無理せず休みましょう。
心身に疲れがたまっている状態ではポジティブな感情や考えは生まれず、仕事のやる気も起きないでしょう。休暇も仕事の一部であると認識し、心と身体を休めることに専念するのも大切です。
とはいえ、真面目で律儀である人ほど仕事を休むことは悪いことだと考えがちです。
どんなに責任ある立場にあろうとも、代わりを務めることができる人がいるはずですし、それがいない組織には問題があります。
繁忙期など多忙なときは周りの同僚にしわ寄せがいくかもしれません。ですが自分自身のために仕方ないと割り切ることも必要です。心身共に疲弊しているときは思い切って休みましょう。
心身のコンディションが良くなることによって、本来のモチベーションを取り戻すきっかけとなるのです。
身体を動かす
何から始めていいか分からない人は、まずは生活を見直し身体を動かしてみましょう。
十分な睡眠が取れていなかったり、生活が乱れていると思考力も低下します。
規則正しい生活やバランスのよい食事を心がけ、適度な運動で体を動かしましょう。
運動の心地よい疲れでぐっすり眠ることができたり、心がすっきりして気持ちが前向きに働くことができます。
運動を行うことでドーパミンが増えるため、やる気やモチベーションアップの効果が期待できます。
また、仕事中に身体を動かすこともおすすめです。
長時間パソコンに向かってじっとしていると、考えが煮詰まり効率が悪くなりやすいです。
定期的に立ち上がって身体を動かすことで心と身体をリフレッシュし、思考もクリアにしましょう。
外見を変えてみる
仕事にやる気が出ないときは、思い切って外見を変えてみるのも一つの手です。
例えば、服やかばんなどの身に付けるものを変えてみたり、筋トレして体を引き締めるなど、外見を変えることで見える景色や気持ちに変化をつけることができる場合があります。
目に見える部分が変わることによって、モヤモヤした気持ちが晴れる可能性があります。
また、見た目をあなたの理想に近づけることで精神的なリフレッシュにつながり、仕事にも前向きな気持ちで向かえるようになるのです。
将来のビジョンを描く
将来のキャリアビジョンを明確に持つこともモチベーションUPに効果的です。
仕事のやる気がでないのは、今取り組むべき目標が理解できていないからかもしれません。
仕事にやる気が出なかったり、モチベーションが上がらない原因として多いのが、仕事における目標=ゴールが設定されていないということです。
仕事に目標がなければ、達成感や成功体験を積むことができないため、モチベーションはなくなってしまうでしょう。
目標を設定することで今の仕事で何を頑張るべきなのか、必要なスキルは何なのかがはっきりとするので、必然とモチベーションは上がります。
どんな小さなことでも自分で目標を設定し、達成に向けて行動してみることが大切です。
小さな達成感の積み重ねによって、目標もレベルアップしていくことができれば、自信がつき仕事へのやりがいや充実感につながっていくでしょう。
評価と給与の見直し
あなたが成果に対して十分な評価や給与が得られていないと感じているのであれば、上司に評価や給与の見直しができないか相談してみましょう。
上司に相談することで、的確な評価や待遇の導入を会社側で検討してもらえる可能性があります。
仕事は人生のなかでも非常に多くの時間を費やします。あなたに対しての評価や給与が適正なものでなければ、あなたは無駄な時間を過ごしているといっても過言ではありません。
ですので、あなたが成果に対して十分な評価や給与が得られていないと感じているのであれば、きちんと相談しましょう。
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社内コミュニケーションの改善
社内の雰囲気が悪く、仕事にやる気が出ないのであれば、あなたから社内コミュニケーションを改善できるよう働きかけてみましょう。
まずは、自分が現在持っている経験や能力で、まわりの人たちに貢献できることがないか考えてみましょう。
上記のような視点を持ってみると、自分の内側だけに向いていた意識が周囲に向けられるようになり、やる気が感じられるようになるかもしれません。
コミュニケーションを活性化すれば人間関係の悩みが低減し、離職率が低下するというメリットがあります。
コミュニケーションを通じて同僚や上司、部下との間の信頼関係を構築することによって、メンバー一人ひとりにとって居心地の良い職場を作ることができるのです。
サテライトオフィスの意味とメリット
サテライトオフィスとは、企業や団体の本社・本拠地から離れた場所に設置されたオフィスのことです。
サテライトオフィスには、従業員によっては本社よりも通勤しやすい場所に作られた、本社と同様の仕事ができるようなオフィスという意味合いがあります。そのため数人が働けるだけのスペースと通信環境が用意されたごく小規模なサテライトオフィスが多く存在します。
会社側はサテライトオフィスを導入することで、働きやすい労働・就業・職場環境を整えることで人材を集めることができ、離職率も減る可能性があります。
育児や介護のために働きにくいなどのさまざま制約を抱える人材にもアプローチできます。
また、働く人にとっても、通勤時間を削減できたり、仕事とプライベートの両立がしやすいといったメリットがあります。
社会の要請や働く人たちのニーズに応えるため、サテライトオフィスを設置する企業は今後さらに増えていくものと考えられています。
「成人発達理論」で大人の成長を考える
成人発達理論とは、成人以降の人が持つ心の成長に着目し、そのプロセスとメカニズムを理論化した発達心理学の一分野です。ハーバード大教育大学院のロバート・キーガン教授が中心となり研究が進められてきました。
成人発達理論では、「人は成人してからも知性や意識が発達し、生涯にわたって成長し続けられる」という考え方が前提になっています。
脳科学分野の進展により正しさが裏付けられたこともあり、現在では広く受け入れられています。
現代はVUCAといわれる想定外の変化が起こりやすい時代といわれています。
VUCAとは
先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態
- V(Volatility 変動性)
- U(Uncertainty 不確実性)
- C(Complexity 複雑性)
- A(Ambiguity 曖昧性)
このような状況下では、急激な変化についていけない会社が生き残るのは難しいでしょう。
会社が変わるためには、社員一人一人が時代の流れを捉えて、価値観や判断基準を都度アップデートさせていく必要があります。
成人発達理論がビジネスで注目された理由の一つに、予測困難な事象に対応しながら成長し、変わり続けなければ会社が生き残れなくなったという時代背景があります。
成人発達理論を考えることで、将来どのようなことが起きても動揺せず、臨機応変に対応する人材となることができるでしょう。
仕事のやる気が出ないときの対処法
「どうしても仕事にやる気が出ない」「仕事に行くことが億劫だ」
このような状態で仕事をしても、余計にストレスを溜め込むだけで悪循環になってしまいます。
そんなときは、これから紹介する仕事のやる気が出ないときの対処法を試してみてください。
カウンセラーや友人に相談する
仕事にやる気が出ないときは、カウンセラーや友人に相談してみましょう。
悩みを一人で抱えることはよくありませんし、一人だけで悩みを解決することは困難です。
会社によっては社員のカウンセリング専用の窓口が設けられています。
あなたをよく理解してくれる上司や同僚、友人に相談することで、一緒に悩みを解決してくれるかもしれません。
また、仕事の悩みであればキャリアカウンセラーに相談することも可能です。
キャリアカウンセラーは、相談者のキャリア形成の支援をおこなうためのカウンセリングをおこないます。
具体的には、相談者のキャリアに関する悩みのヒアリングをおこない、キャリア形成に必要な自己分析やキャリアプラン設計のフォローをおこないます。
相談するときは、隠し事をせずに心を開いて相談しましょう。
心を開かずに、本音を隠して表面的に相談してしまうと、あなたが仕事にやる気が出ないという悩みの原因を特定できず、悩みを解決することができません。
相談するときは、隠し事をせずに心を開いて相談しましょう。
思い切って休む
仕事にやる気が出ないときは、思い切って仕事を休んでみましょう。
仕事に対して真面目で責任感のある人ほど、思い切って休むことは難しいかもしれません。
仕事の出来や進捗を気にすることも重要ですが、行き過ぎてしまうと肉体も精神も休まる暇がなく、徐々にすり減っていってしまいます。
仕事から完全に離れてリフレッシュし、心身を休める時間を持つことも日々のパフォーマンスを上げるうえで重要です。
休むことに罪悪感を感じてしまう人は、「これも仕事のためだ」と思って休むようにしましょう。
休みの使い方は人によって様々ですが、まずは仕事のことをいったん忘れ、リフレッシュできることをやってみてください。
環境を変えるために転職する
仕事のやる気を出すための工夫や努力をしてみたり、周囲に相談しても状況が改善しない場合は、今の仕事や職場が合っていないかもしれません。
この場合は、環境を変えるために転職をするという選択肢があります。
人間関係や仕事内容、働く環境が変われば、新しい気持ちでやる気が湧いてくるかもしれません。
ただ、「仕事にやる気が出ないからとりあえず転職しよう」と、何も考えずに環境を変えてしまうと、新しい環境に馴染めなかったり状況がかえって悪くなったりするかもしれません。
転職をするときは、仕事のやる気が出ない原因を明確にし、転職によって環境を変えることが最善であるかを十分に検討する必要があります。
転職を考える際の注意点
仕事にやる気が出ずに転職することを考えた際、これから紹介する4つの注意点を頭に入れてください。
なにも考えずに転職をしてしまうと、転職先でも同じように仕事にやる気が出なくなってしまう可能性があります。
4つの注意点をもとに転職を成功させて、仕事に対するやる気を取り戻しましょう。
希望する職種・給与・キャリアパスを明確に
転職するときは、希望する職種・給与・キャリアパスを明確にしましょう。
希望する職種・給与・キャリアパスを明確にするポイント
- あなたが転職をして叶えたいものは何ですか
- 具体的には、どのような職種で、どれくらいの年収を希望していますか
- 転職した後のキャリアはイメージできていますか
転職を成功させるためには、「あなたが将来ありたい姿≒目標を実現するために、転職をしてどうしたいのか」というキャリアプランを明確にすることが必要です。
キャリアプランは自己分析をしっかりすることで立てることができます。
自己分析で自分の気持ちと真摯に向き合い、「自分は何がしたくて転職するのか?」「自分は転職先で何ができるのか?」を導き出しましょう。
「収入や待遇などの不安を解決したい」「仕事を通じて成長したい」「スキルを生かしてもっと充実した仕事がしたい」など、自分の中にある具体的な願望や価値観に気づくことができるのです。
一方、自己分析で気を付けなければならないのは、独りよがりな自己分析にならないようにすることです。人はなかなか自分のことを正しく理解できません。
自己分析をする際は、他者にも自分がどんな人間なのか聞くと良いでしょう。
転職先はよく考えて選ぶ
転職先はよく考えて選びましょう。
転職した後のミスマッチを防ぐためには、企業選びのポイントや注意点を把握しておくことが大切です。
- 求人サイトや口コミサイトから情報を収集
- 転職エージェントから情報を収集
- 面接や労働条件通知書で業務内容や労働条件などの情報を収集
転職は、人生にかかわる大きな決断のひとつです。
実際、転職によって満足のいく結果に至ったという人もいれば、必ずしもそうではない人もいます。転職先が見つかったものの、年収や待遇面で不満が出てきたり、聞いていた仕事内容と違ったり、入社後にミスマッチに気付き、転職を繰り返してしまうこともあります。
先ほど紹介した項目を思い出しましょう。
希望する職種・給与・キャリアパスを明確にするポイント
- あなたが転職をして叶えたいものは何ですか
- 具体的には、どのような職種で、どれくらいの年収を希望していますか
- 転職した後のキャリアはイメージできていますか
転職に成功する人は希望条件に優先順位をつけています。絶対に譲れない条件と妥協できる条件を明確にして転職先を探し、ミスマッチの発生を回避しているのです。
様々な角度から転職先を比較して、あなたにあった会社を見つけてください。
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やりがいを感じられない理由に向き合う
転職を決める前に、あなたがやりがいを感じられない理由に真摯に向き合いましょう。
一つ質問をします。
「あなたにとって、やりがいを感じる仕事とは何ですか?」
仕事におけるやりがいは、働くことで満足感や達成感を得られ、結果として成果や報酬を受けられる状態のことです。
人の役に立つ仕事や高い報酬が得られる仕事、将来性のある仕事など、人によってやりがいのある仕事はそれぞれです。
では、あなたが仕事にやりがいがないと感じてしまうのは、やりがいのある仕事ではないからでしょうか。やりがいのある仕事に転職できたら、あなたの悩みは解決するでしょうか。
答えはNOです。まずは、あなたが仕事にやりがいがないと感じてしまう原因を特定しなければ、先に進むことができません。
やりがいを感じられない理由に真摯に向き合い、解決するために転職が最善なのか考えましょう。
感情に流されず転職を考える
転職は感情に流されたままおこなってはいけません。
仕事のやる気が出ないまま仕事をしていると、些細なきっかけで退職を考えるリスクがあります。
例えば、上司と対立した場合、「もうこんな会社で仕事なんかしていられない」とその場の勢いで退職を決断してしまう可能性があるのです。
ですが、急な退職は、自分が何をやりたいかを明確にしていませんし、次の就職先でも同じような状況になるかもしれません。
また、十分な貯金がなければ、次の就職先が決まり給料が得られるまでは、生活の維持が困難となってしまいます。
感情に流された急な退職は、あなたのその後のキャリアを失敗させかねないのです。
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仕事のモチベーションがない上司の特徴
「あなたは仕事に対するモチベーションが高い上司と低い上司、どちらと仕事がしたいですか?」
仕事に対するモチベーションが高い上司と仕事がしたいという人がほとんどではないでしょうか。
仕事に対するモチベーションが高い上司と仕事をすることで、自然と仕事にやる気が出てきます。
逆に、仕事に対するモチベーションが低い上司と仕事をしても、やる気を出すことは難しいのです。
ここでは、仕事に対するモチベーションがない上司の2つの特徴を解説します。
特定の部下だけに待遇をよくする
特定の部下だけに待遇をよくする上司は、他の人から反感を買い、職場の雰囲気を悪くしがちです。
組織内の信頼やチームワークをより強固なものにするために必要なのは、透明性と公平性です。
- 明確な評価基準があり、それに基づいて評価している
- スキルや経験年数に関わらず、正しい仕事には正しく評価している
- なぜ、このような評価をされるのか納得できる
一方、特定の部下のみを透明性にも公平性にも欠けた評価をする上司は、組織からの信頼を失い、チームワークは弱体化してしまうのです。
もし、あなたに部下がいるのであれば、「特定の部下のみではなく、チーム全体を公平に評価できているだろうか」と自分に問いかけてみてください。
部下を見放す
部下を見放す上司は、部下の仕事に対するやる気を奪っていきます。
自分の部下や後輩がやる気を失った場合、立場が上である方がモチベーションを上げる必要が出てきます。
モチベーションを上げる方法
- たくさん相談に乗ってあげる
- 業務の負担を軽減してあげる
- 小さなことでも評価してあげる
- ミスを注意したらフォローも加える
- 目標を決めさせる
- 責任の大きな仕事をやらせてみる
様々な手段を試してみて、部下や後輩のやる気を取り戻してあげるのが上司の役目です。
そのようなこともせずに、部下を見放すような上司は信頼を失っていくでしょう。
部下や後輩が仕事にやる気が出なくて悩んでいるときは、見放さずに寄り添ってあげてください。
部下のモチベーションを上げる方法
「部下のモチベーションを上げるために何をしたらいいかわからない」
そう悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
物事の捉え方は人それぞれのため、何か一つの方法でモチベーションを上げることは難しいのです。
一つ試してだめなら他の方法を試してみるといったように、粘り強く部下に寄り添ってあげましょう。
ここでは、部下のモチベーションを上げる6つの方法を紹介します。
積極的に相談に乗る
仕事のモチベーションが上がらない人は、なにかしら仕事に対する不安や不満を抱いている場合が多いです。
そういった人にはまず自分から話を聞いてあげるようにし、彼らが抱いている不安や不満を聞き出してあげるようにしましょう。
相談に乗ってもらうことで、気持ちが楽になり仕事に対して前向きに取り組めるようになるでしょう。
このときに注意してもらいたいことがあります。
モチベーションを上げるために同じことを言ったとしても、ある人には効果があり、ある人には効果が出ないケースもめずらしくありません。
モチベーションが低下する理由も同じで、人によって理由は異なります。まずは、その人を1人の人間として理解するように心がけましょう。
理解しないまま部下のモチベーションの向上にアプローチしても、逆効果になる恐れがあるので注意してください。
業務の負担軽減
仕事のモチベーションが上がらない理由は、過剰な業務負担が原因かもしれません。
過剰な業務の負担から部下のモチベーションが下がっている場合、業務の効率化や見直しを行うことで、部下への負担を減らしてあげる必要があります。
例えば、社内の連絡の負担を軽減するのであれば、チャットツールの導入が効果的ですし、労務管理のであれば、勤怠管理ツールの導入によって改善することができます。その他、過剰な業務負担の原因は人それぞれです。
なぜ、業務負担が過剰になっているのか、本人にヒアリングしつつ改善策を考え、負担軽減に向けて取り組みましょう。
業務負担が軽くなることで結果、時間的、精神的な余裕を得ることができ、仕事に対するモチベーションを上げることができます。
小さな成果も評価する
部下のモチベーションを上げたいのであれば、小さな成果も評価することを心掛けてください。
仕事の成果だけにこだわらず、仕事に対する取り組む姿勢や言動、仕事の中で出てきたアイデアや言葉など、どんなことでも褒めてあげることで仕事に取り組む意欲を引き出すことができます。
特に会社に入ったばかりの若手社員は、スキルや経験が身に付いておらず、自分の行動に対しての評価を非常に気にする傾向にあります。
「自分がチームの足を引っ張っていないだろうか」「自分は役に立っているのだろうか」こういった不安も抱えがちです。
どんな些細なことでも、彼らの仕事に対しての行動を褒めてあげるように意識してみると良いでしょう。
褒められることで、認められたいという承認欲求を満たすことができ、部下の仕事に対するモチベーションを上げることができるのです。
また、仕事について褒めるときは、できるだけタイムリーにすることを心がけましょう。人の目があるかどうかを考えるのも大切です。褒めるときなら、あえて人前を選ぶのも1つの方法です。
注意する際はフォローも行う
仕事のことに関して注意する際はフォローもしっかりとおこないましょう。
部下のモチベーションを上げるためには、失敗を叱責するだけではいけません。
「なぜ失敗したのか?」と問い詰めるよりも、「次はどんなことに気を付けたらよいのか?」という改善のためのプロセスをサポートすることが大切です。
また、本人が失敗を成長の機会だと捉えられるよう、様々な視点からの見方を示すフォローも大切です。
部下が失敗を恐れるようになってしまっては、成長することは難しくなってしまいます。失敗を恐れず常に前向きに挑戦できるサポートをすることが大切なのです。
注意する際は、叱責するだけではなく、成長の機会だと捉えられるようにフォローをしっかりとおこなってください。
目標設定のサポート
モチベーションを上げるためには、達成したい目標の存在が必要不可欠です。
仕事はPDCAの繰り返しです。まずは、部下自身に自分に適した目標を設定してもらいましょう。
部下が自分だけで目標設定できなさそうな場合は、上司として達成する見込みがある目標になるようにサポートをしましょう。
達成できない目標を設定すると、評価の際にモチベーションが下がってしまいます。
また、達成感を得ることができないので、やる気を失ってしまう要因になるので注意してください。
目標設定をするときは、実現性があり、計測可能な目標を設定してください。特に、SMARTの原則に基づいた目標設定がおすすめです。
SMARTの原則とは
- Specific:「具体的、分かりやすい」
- Measurable:「計測可能、数字になっている」
- Achievable:「同意して、達成可能な」
- Relevant:「関連性」
- Time-bound:「期限が明確、今日やる」
の頭文字をとったもので、目標を達成し成功をつかむための5因子とされています。SMARTの原則に基づくことで、実現性があり、計測可能な目標を設定することが可能です。
責任ある仕事を任せる
部下のモチベーションを上げるには、責任ある仕事を任せることが効果的です。
責任ある仕事のプレッシャーは大きいものですが、終わったあとの達成感は非常に大きいです。
「仕事が楽しい」「もっとこういう仕事がしてみたい」と思ってもらえるきっかけになるかもしれません。
また、責任ある仕事は「自分が信頼されている」と感じてもらうことができます。
大きな仕事、重要な仕事を部下に託すことで「部下を評価する」ということにも繋がり、前向きなモチベーションの上げ方をすることができるのです。
もちろん部下が失敗してしまうこともあるでしょう。そのときはミスを反省させると共にアドバイスやフォローを加えることで、前向きに取り組み続けてもらえるようサポートしてください。
仕事の全くやる気がない人はマジキャリへ相談しよう
「同僚は生き生きと働いているのに、それに比べて自分はやる気がない…」
「仕事にやる気が出ない自分はだめだ…」と仕事のやる気が全く出ないことでネガティブな感情を抱えていませんか?
今まで数千人のキャリア相談に乗ってきましたが、会社や仕事のミスマッチにより仕事のやる気が出てこず、「仕事がしんどい・苦痛」と悩む20代・30代をたくさん見てきました。
「仕事のやる気が全くない」と悩む20代・30代に共通しているのが自己分析が足りないということです。
仕事がしんどい人は会社や仕事のミスマッチを感じており、自分の強みや得意なことを活かす機会が少ないので成果が出にくく、やりがいも自信もない…だからやる気もないという状態に陥ってしまいます。
「そんな状態であと数十年働くのはもっとしんどいですよね。」
今のうちに自己分析であなたに向いている仕事を見つけて、仕事に対してやる気があり意欲的な状態になりたくないですか?
「大前提、仕事のやる気というのはいきなり湧いてくるものではなく、成果や結果が出て面白さに気づいた先にあるものです。」
つまり、やる気が出る仕事を見つけるのではなく、あなたの強みを活かして成果が出やすい仕事に就くことがまずは大事なんです。
「そこで、おすすめしたいのがマジキャリというキャリアコーチングサービスです。」
マジキャリは徹底的な自己分析と転職知見を持ち合わせていることが強みです。
マジキャリの自己分析ワークでは、独自の自己分析シートを使いながら幼少期〜現在までの出来事やその時の感情の深掘りをおこないます。
そうすることで、表面的な強みや弱みではなく、原体験に基づいた説得力のあるあなたの強み・弱みを見つけることができるんです。
さらに、転職知見が豊富なコーチが自己分析で見つかった強みを活かせる業界、職種、企業を言語化してくれるのであなたに向いてる仕事を見つけ、「仕事のやる気が出ない」という状態から脱することが可能です。
現在、キャリアの多様化によりキャリア相談の需要が高まっていることから「仕事のやる気が全くない」という悩み相談や自己分析のお問い合わせをかなりいただいており、面談枠が少なくなっています。
今まで無料面談は平日のみの実施でしたが、今年から土日の枠も設けるようになりました。
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