デザイナーとして生き残るには、市場価値を高めることが重要です。
ここでは、デザイナーのキャリアプラン・キャリアパス、転職する際に使えるキャリアプランの回答例を紹介します。
ぜひこの記事を参考に、デザイナーのキャリアプランについて理解を深めてみてください。
デザイナーってどんなお仕事?
デザイナーとは、さまざまな商品やサービスのデザインを制作することです。
Webサイトや工業製品や、書籍などに関連するレイアウトなど、多種多様なものに携わります。
デザイナーの仕事について、主に以下3つの点で解説します。
これからデザイナーを目指そうとしている方もぜひ参考にしてみてください。
デザイナーの業界と種類
デザイナーの種類は、とても幅広く、ありとあらゆる業界に存在しています。
例えば、洋服や靴などをデザインするファッション業界や家具や照明といった空間のインテリア全般を監修、担当するインテリア業界など多くの業界が挙げられます。
具体的にデザイナーの種類については、以下があります。
- Webデザイナー
- グラフィックデザイナー
- CGデザイナー
- ゲームデザイナー
- スペースデザイナー
- プロダクトデザイナー
- ファッションデザイナー
- UIデザイナー・UXデザイナー
- DTPデザイナー
- エディトリアルデザイナー
- テキスタイルデザイナー
- ブックデザイナー
上記以外にも、さまざまな業界で多くのデザイナーが活躍しており、同じ「デザイナー」でも、業界・職種によってそれぞれ求められる役割も変わります。
デザイナーの仕事内容
デザイナーの仕事内容は、さまざまなもののデザインを制作することです。
デザイナーの活動する業界は多岐にわたるため、仕事内容によって求められる知識やセンスも少しずつ異なります。
どの業界・職種のデザイナーにも共通して言えることは、依頼者が求めているデザインを考案する仕事ということです。
デザインは売り上げに直結することも多いので、ターゲットユーザーを対象にヒットしそうなデザインを考案する必要があります。
また、デザイン制作においてはコストや法令などによる制限など、さまざまな要素を考慮しなければなりません。
そのため、制限された範囲や指定条件を満たしつつ魅力的なデザインを考慮する必要があるので、デザイナーとしての技術力が試される場面でもあります。
未経験からデザイナーになるには
未経験からデザイナーになるには、ポートフォリオを作ることが必要です。
未経験からデザイナーになるにはまずは実績を作る必要があります。
デザイナーとしてのスキルを身につけるのはもちろん、ポートフォリオを作ることが必要です。
ポートフォリオとは、作品集や実績・実例を一覧にしたもので、デザイナーを職業とするには、ポートフォリオは必須といえます。
実際に、企業の採用担当者も、仕事の発注者も、ポートフォリオを見て以下の点を見極めているケースがほとんどです。
また、デザイナーとして就職・転職をするにも、フリーランスで仕事を取るにも、ポートフォリオは欠かせません。
新卒や第二新卒であれば、ポートフォリオがない状態でも、未経験での就職を目指すことは可能です。
このように、未経験者の場合は、デザインに関わるスキルを身に着けて、まずポートフォリオを作成すると良いでしょう。
デザイナーが市場価値を上げるためには
市場価値とは、特定の会社に限らず、持ち出せるスキルで、業界や企業を跨いで横展開が可能なもので、汎用性の高いスキルのことです。
社内価値については、特定の会社のみで通用するスキルや経験をさします。
具体的にデザイナーが市場価値を上げることについては、以下があります。
それぞれの項目について解説していきます。
デザインと他のスキルを掛け合わせる
デザインと他のスキルを掛け合わせて、他の人では代替できない人材になるので、デザイナーとしての市場価値を上げることができます。
スキルを掛け合わせることで、デザインスキル以外にも付加価値をつけることができ、競合する相手が少なくなり、自身の市場価値を高めることにつながります。
実際に、デザイナースキルだけで仕事をしている人は、何千人・何万人といますが、そこにITスキルやマーケティングスキルなどの新たな価値をつけると競合相手は一気に減ります。
そのため、新しいターゲット層にアプローチができ、報酬も何倍にも上がる可能性も高くなります。
しかし、多くのスキルを取得しようとすると、1つ1つのスキルが中途半端になってしまうので、まずは1つ1つのスキルを高めることを優先しましょう。
稼げる業界に所属する
市場の大きい業界に所属することでデザイナーとして市場価値を上げることができます。
稼げる業界というは市場の大きい業界になるので、なるべく市場の大きい業界に所属することでデザイナーとして市場価値を上げることができます。
需要が大きい市場で仕事をすると、その仕事を必要とする顧客の数も大きいので、その市場経験があると自身の市場価値を高めることにもつながります。
市場の大きい業界の例として、以下があります。
- 不動産売買
- システム開発
- 人材採用
- 広告マーケティング
また、デザイナーにどれほどの待遇を与えるかは、所属している業界によっても異なるので、現在の収入に満足できないなら、違う業界への就職・転職を検討してみましょう。
デザイナーのキャリアプラン・キャリアパス
デザイナーのキャリアプラン・キャリアパスについては、以下があります。
それぞれのキャリアプラン・キャリアパスの業務内容について解説していきます。
Webマーケター
Webマーケターは、「見込み客の獲得」や「製品やサービスを広めたい」などと企業が求めるコンバージョンを実現するため、コンテンツを充実させたり、SEO対策などをおこなう職種です。
Webマーケターは、デザインスキルをいかして自身で制作する方法もあり、デザイナーとして培った知識をそのまま活かすことができます。
マーケティング知識をもつWebデザイナーなら、より訴求力のあるデザインが見込めるため自身の市場価値を高めることにもつながります。
Webディレクター
Webデザイナーやエンジニア、ライターなどコンテンツ制作に必要な人材を集めて、スケジュールどおりに進められるようにディレクションをおこないます。
Webディレクターは、Webサイト制作全般のディレクションを担当している職種です。
クライアントの要望に合わせてコンテンツの企画を立てて、予算や納期にあわせてチームを編成していきます。
具体的には、Webデザイナーやエンジニア、ライターなどコンテンツ制作に必要な人材を集めて、スケジュールどおりに進められるようにディレクションをします。
Webディレクターになるには必要な資格はありませんが、進捗確認や的確な指示出しのために、Webサイトに関する幅広い知識はもちろん、マネージメント力やコミュニケーション能力が求められます。
Webプロデューサー
Webプロデューサーは、Webサイトの制作をプロデュースするプロジェクト全体の統括をする職種です。
主にWebサイトのターゲットやコンセプトなどの提案をおこないます。
クライアントやお客さんと直接打ち合わせをおこない、制作現場で中心的な役割を担うWebディレクターやアートディレクターと一緒に進めていくので、デザインスキルやコミュニケーション力が求められます。
Webプロデューサーとしての制作現場の経験を積んでいくことで、各工程をふまえたプロジェクト管理をおこなうことができます。
Webコンサルタント
Webコンサルタントでは、全般の知識はもちろん、データ分析やアクセス解析のスキルが求められます。
Webコンサルタントは、それぞれの企業が抱える経営課題を解決するためのアドバイスやサポートを提供する職種です。
担当する業務範囲が広いため、客観的な視点が求められます。
未経験でも目指すことができる職種ですが、課題解決に向けた提案ができるようにWeb媒体全般の知識はもちろん、データ分析やアクセス解析のスキルが必要になります。
デザイナースキルを持っていると、マーケティングにも活用できる強みがあるので、デザイナーで培った知識をいかして、経営戦略に携わりたい人におすすめの職種といえます。
フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアは、クライアントの要求に合わせてWebサイトやアプリの構築やカスタマイズをおこなう職種です。
主な業務として、Webデザイナーが制作したデザインをWebサイトに実装していきます。
そのため、HTML/CSSなどコーディングの知識は必要になります。
デザイナーの経験があれば、クライアントは何を表現したいのかくみ取ることができたり、修正箇所も適切に伝えやすいメリットが挙げられます。
これからフロントエンドエンジニアを目指したいという人は、WordPressでWebサイトを作成して練習をするのがおすすめです。
インハウスデザイナー
インハウスデザイナーでは、クリエイティブな要素よりも協調性が求められることが多いです。
インハウスデザイナーは、デザイン事務所や制作会社などではなく、自社で扱う制作物のみデザインを担当する職種です。
自社製品の立ち上げから、デザイン制作やプロモーション活動などさまざまな活動に携わることができます。
チームやプロジェクトで制作をおこなうので、クリエイティブな要素よりも協調性が求められることが多いです。
デザイン制作に携わる機会は少ないですが、デザイン以外の仕事を多く経験できるので、幅広いキャリアの選択ができるメリットがあります。
UI/UXデザイナー
UI/UXデザイナーは、デザイナーで培った知識やスキルを活かせる職種です。
Webデザイナーよりも顧客視点で見た目のクリエイティブな要素よりも、プロダクトを使用する消費者の使いやすさを重視したデザインが中心です。
集客や販促効果などのマーケティングも業務に含まれているので、UI/UXデザイナーは市場価値の高い職種といえます。
需要が高い職種ですが、人材が不足しているので、自身の市場価値を高めたいという人は、デザイナーから転向するのをおすすめします。
プロダクトデザイナー
近年では、プロダクトデザイナーの需要も高くなっている傾向があります。
プロダクトデザイナーは、Webや紙面などといった平面ではなく、立体の製品を専門に手掛ける職種です。
具体的には、家具や電化製品、自動車など、さまざまな製品のデザインをおこなっています。
プロダクトデザイナーは、見た目のデザインだけでなく、使い勝手も良さや安全性、生産のしやすさなどを兼ね備えた製品にすることも求められます。
そのため、素材や製造工程などに関する知識も必要です。
近年では、誰もが使える「ユニバーサルデザイン」への意識が高まっており、プロダクトデザイナーの需要も高くなっている傾向があります。
建築・インテリアデザイナー
建築・インテリアデザイナーは、住宅や店舗、オフィスなどさまざまな空間を演出する職種です。
依頼者や建築業者と相談しながら、要望に合ったデザインを演出して、快適な空間を作り出すことを目的としています。
具体的には、家具や照明器具の設計、それらの配置や室内の構成も業務に含まれます。
建築企画段階から携わり、完成まで監督することもあるので、業務範囲は幅広いといえるでしょう。
ファッション系デザイナー
ファッション系デザイナーには、トレンドへの意識、または斬新な発想力といった感覚も求められます。
ファッション系デザイナーは、服飾に関わるデザインを手掛ける職種です。
衣服や靴、バッグなどのアイテムによって専門分野が分かれており、素材や色、形などに関する知識が求められます。
デザイナー自身が縫製といった製造工程まで手掛けるケースも少なくありません。
また、ファッション系デザイナーには、対象となるユーザーのニーズを理解することや、トレンドへの意識、または斬新な発想力といった感覚も求められます。
アートディレクター
Webデザイナーとしてのデザインスキルが活かせる上位職として扱われている職種です。
Webサイトや雑誌、動画媒体などさまざまなデザイン作成の責任者として業務をおこないます。
具体的にアートディレクターに求められるスキルについては、主に以下2つが挙げられます。
- デザインスキルや知見
- コミュニケーションスキル
また、デザインにおける総合責任者という立場になるので、デザインの技術や歴史についての知見、デザインする対象の本質に向き合う姿勢などが必要になるといえます。
このように、アートディレクターとして活躍したい人は、実績や経験を積んで、より広い視野でデザインを学ぶことが大切といえます。
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転職や社内面談で使える!デザイナーのキャリアプラン例文
転職や社内面談で使えるデザイナーのキャリアプランの回答例を紹介します。
未経験や新卒でデザイナーを目指す場合のキャリアプランの例文
未経験や新卒でデザイナーを目指す場合のキャリアプランの例文については、以下があります。
私はデザイナーに魅力ややりがいを感じており、デザイナーとして活躍したいと考えています。
大学ではデザインに関わる勉強はしておりませんでしたが、独学でデザインに関わる勉強をしております。
また、身に付けたデザインのスキルを活かして幅広い分野で活躍したいと考えているため、更なる知識習得やスキル向上に向けて、資格取得等の勉強に励んでいます。
これまで身に付けたスキルや自身の強みである継続的な学習姿勢を活かして新しい分野でも活躍し、御社に貢献したいと考えています。
未経験からデザイナーになるには、まずデザイナーに関わる知識やスキルを身に付けるようにしましょう。
広告などwebマーケティング系デザイナーを目指す場合のキャリアプラン例文
広告などwebマーケティング系デザイナーを目指す場合のキャリアプラン例文については、以下があります。
私はこれまでエンジニアとして5年間働き、その経験を活かして、Webマーケティング系デザイナーになりたいと考えています。
これまではエンジニアとして知識やスキル、マーケティングに関わる業務にも携わってきました。
私は作業をコツコツおこなうのが得意なので、市場で何が人気なのかを察知し、収集したWEB解析データや市場データを分析することができます。
情報分析ができることを活かして、データにもとづいたデザインを制作していきたいと思っています。
Webマーケティングでは、情報解析スキルや情報収集能力、企画力などが求められるので、これまでの経験をどのように活かすことができるのか、明確にするようにしましょう。
また、業務範囲が広いので、範囲が広いため、常に流行やニーズというものを敏感に注目し続ける力も必要になってきます。
インハウスデザイナーを目指す場合のキャリアプラン例文
インハウスデザイナーを目指す場合のキャリアプラン例文については、以下があります。
私はこれまで商品企画としての経験を積んできましたが、その経験を活かしてインハウスデザイナーを目指したいと考えております。
これまで商品企画の業務に携わる中で、商品を1からデザインすることにやりがいを感じてきました。
現在はこれまでの経験の中で培った知識やスキル、知見を整理しブラッシュアップに努めていきたいと思っております。
また、コミュニケーション能力やメンバーの育成力を活かして、責任を持ってチームやプロジェクト全体の成果を高められる人材になりたいと考えています。
インハウスデザイナーでは、幅広い業務をおこなうので、デザインスキル以外にもさまざまな知識やスキルが求められるので、他の業界・業種での知識やスキルを活用しやすい職種といえます。
UX/UIデザイナーを目指す場合のキャリアプラン例文
UX/UIデザイナーを目指す場合のキャリアプラン例文については、以下があります。
私はこれまでエンジニアとして5年間働いてきましたが、UX/UIデザイナーを目指したいと思っております。
UX/UIデザイナーには、WebページやWebアプリ等をより使いやすい設計にすることが求められるので、エンジニアとして働いた知識やスキルを活用することができます。
クライアントの要望に答えられるように、デザインスキルをさらに磨いていき、UX/UIデザイナーとしての価値を高めていきます。
UX/UIデザイナーでは、WebページやWebアプリ等をより使いやすい設計にすることが求められます。
デザイン性が重要なのはもちろん、操作性や利便性も求められているので、幅広い知識やスキルが求められます。
プロダクト系デザイナーを目指す場合のキャリアプラン例文
プロダクト系デザイナーを目指す場合のキャリアプラン例文については、以下があります。
私はこれまでとしてマーケティング部門を担当していましたが、デザインに魅力を感じており、プロダクトデザインを目指しています。
マーケティングでは、製品のニーズなどの市場調査を得意としているので、お客さんやクライアントのニーズに合わせたプロダクトデザインを手掛けていきたいと考えています。
日常生活から流行やトレンドをキャッチして自身のデザインに取り入れるなど、デザインセンスを磨くために知識の習得、調査を積極的におこなっていきます。
プロダクト系デザイナーでは、生活用品や工業製品まで幅広い商品デザインを手掛けていくので、ものをつくることが得意な人に向いています。
また、設計士や流通担当者などとの円滑なコミュニケーションを取ることで、製品化をスムーズにおこなうことができるので、高いコミュニケーション能力も求められます。
建築・インテリア系のデザイナーを目指す場合のキャリアプラン例文
建築・インテリア系のデザイナーを目指す場合のキャリアプラン例文については、以下があります。
私はこれまでファッションデザイナーとして経験を積んできましたが、今後はこれまでのノウハウや身につけたスキルを活かし、インテリア系のデザイナーになりたいと考えています。
建築・インテリア系のデザイナーには、専門的な知識や技術が必要になるので、積極的に業務をおこない、少しでも早く知識やスキルを習得したいと考えています。
また、インテリアコーディネーター、インテリアプランナーなどの関連資格を取得していきたいです。
インテリアデザイナーになるためには、大学・短大・専門学校の建築系、インテリアデザイン系の学科・コースで体系的な知識と専門的な技術を身につけるのが一般的です。
しかし、建築・インテリア系のデザイナーに転職を検討しているのであれば、独学で勉強することが必要になります。
ファッション系デザイナーを目指す場合のキャリアプラン例文
ファッション系デザイナーを目指す場合のキャリアプラン例文については、以下があります。
私はこれまでアパレル販売員として5年間勤務していましたが、ファッション系デザイナーを目指しています。
もともとファッションには興味があり、ファッション系デザイナーとして働きたいという憧れを持っていました。
アパレル販売員として経験を活かして、トレンドやニーズに合っているデザインを作りたいと思っています。
実務経験を積みながら、デザインに関わる知識や技術を身に着けていき、御社に貢献していきます。
ファッション系デザイナーは、実力が認められてチーフデザイナーになるまでには、かなりの努力が必要になります。
そのため、コンテストで入賞したり実績を積み上げていくことで、職場での信頼度を高めることにもつながります。
フリーランスデザイナーを目指す場合のキャリアプラン例文
フリーランスデザイナーを目指す場合のキャリアプラン例文については、以下があります。
私はこれまでデザイナーとして5年間経験を積んできましたが、今後はこれまでのノウハウや身につけたスキルを活かして、フリーランスデザイナーとして活躍したいと考えています。
フリーランスとして活動していくには、デザインスキルはもちろん、営業力やマーケティング力なども求められるので、日々の業務をこなしながら自己成長につなげていきます。
また、これまでの人脈を活用して、フリーランスとしての実績を作っていきます。
フリーランスになる前には、最低でも1-2ヵ月分の貯金をしておくことが大切です。
お金がないと精神的な負担も増えます。いざという時に備えて、ある程度の貯蓄を作った上で独立するようにしましょう。
このように、会社にいるうちに準備をし、フリーランスとして独立するための見通しを立てましょう。
デザイナーからキャリアチェンジする場合のキャリアプラン例文
デザイナーからキャリアチェンジする場合のキャリアプラン例文については、以下があります。
それぞれのキャリアプラン例文について解説していきます。
エンジニア
デザイナーからエンジニアにキャリアチェンジする場合のキャリアプラン例文については、以下があります。
私はデザイナーとして培ったプログラミングの知識も活かしながら、エンジニアにキャリアチェンジをしたいと考えています。
まず貴社に入社しましたら設計業務を担当し、サブシステムの詳細設計を数多くこなしていくことで、基本的な知識と技術の習得をしていきます。
その後、5年目までにはプロジェクトリーダーになりたいと考えています。
メンバーや協力会社とのコミュニケーションを取りながら進捗状況の管理をおこない、チーム全体をサポートしていくスキルを身につけていきたいです。
そして10年目までにはプロジェクトマネージャーとして全体を統括し、プロジェクトを成功に導く管理職としてチームを先導していける人材になりたいです。
マーケター
デザイナーからマーケターにキャリアチェンジする場合のキャリアプラン例文については、以下があります。
私はマーケターとして御社に貢献したいと考えております。
そのため前職で培ったデザイン力で、御社ではまず主力事業における売上前年度比150%の目標達成に貢献したいです。
まずは、マーケティングのスキルを磨き、マーケターのプロフェッショナルを目指していきます。
マーケターとしてさまざまな分析や企画の経験を通して、将来的にはプロジェクトリーダーとして活躍していきます。
ディレクター
デザイナーからディレクターにキャリアチェンジする場合のキャリアプラン例文については、以下があります。
私はデザイナーとして培ったデザイナーの知識も活かしながら、ディレクターにキャリアチェンジをしたいと考えています。
Webディレクターは幅広い知識とスキルが求められる仕事になるので、まず貴社に入社しましたら基本的な業務を積極的にこなし、基本的な知識と技術の習得をしていきます。
その後、5年目までにはプロジェクトの中心メンバーになりたいと考えています。
そして10年目までにはプロジェクトマネージャーとして全体を統括し、チームを先導していける人材になりたいです。
コンサルタント
デザイナーからコンサルタントにキャリアチェンジする場合のキャリアプラン例文については、以下があります。
私は、幅広い企業の課題解決を通じて、社会の発展に貢献できる「コンサルタント」の仕事に魅力を感じています。
案件をデザインするデザイナーの視点からコンサルタントの業務に活かしていきます。
デザイナーとしてのスキルだけでなくビジネス全体の知識も必要となるので、積極的に資格を取得していきたいと思います。
幅広い企業のコンサルティングを通じて、社会の発展に貢献できる貴社の業務内容は、他の業界・業種にはないやりがいだと強く感じています。
デザイナーのキャリアプランの考え方
デザイナーのキャリアプランの考え方については、以下があります。
それぞれの考え方について紹介していきます。
自己分析で自分の思考性を判断する
自己分析を行なうことで、自身への理解が深まり、好きなことだったり、やりたいことなどがわかるようになってきます。
デザイナーのキャリアプランの考え方として、徹底的に自己分析をおこない、自分の思考性を判断しましょう。
以下の項目をもとに、自身の強み・弱みや価値観を理解しましょう。
- これまで取り組んだ業務
- 現在担当する業務
- 身につけたスキルや資格
- 成果や実績
また、仕事面だけでなく、プライベートの自分についても分析し、仕事とプライベートのどちらを重視したいのか、給与とやりがいのどちらを重視したいのかなど、譲れない条件を把握することで、自身の価値観を理解することにもつながります。
このように、自己分析を行なうことで、自身への理解が深まり、好きなことだったり、やりたいことなどがわかるようになってきます。
目標とするキャリアの方向性を定める
目標とするキャリアの方向性を定めることで、デザイナーのキャリアプランを考えるのに役立ちます。
将来やりたいことやなりたい人をイメージし、「どのような人材になってキャリアプランを実現したいか」「将来どのようなキャリアを歩みたいか」を具体的に考えましょう。
例えば、5年後や10年後には、どのような仕事をしていて、どのような生活をしているかをイメージしてみましょう。
キャリアの方向性を定めることができたら、ビジョン達成に向けた具体的な目標と目標達成のための行動計画を立てるようにしましょう。
また、ビジョンが明確になれば、達成するために必要なスキル・経験が何かを考え、身につけるべきスキルを獲得するために学ぶこと・取り組むことを計画立てることにもつながります。
主観的(感性)・客観的の両側面から表現する
客観的な視点から自分を見つめ直すことで、自分の強みを発揮しやすくなり、仕事にやりがいを持てるようになり、成果がでて社内評価を上げることにもつながります。
デザイナーのキャリアプランの考え方として、客観的な視点から自分を見つめ直すことが重要です。
今までは気付けなかった強みを見つけることができれば、それを活かしてキャリアアップを目指すことも可能です。
また、自身を客観的に理解ができるので、自分の強みを発揮しやすくなり、仕事にやりがいを持てるようになり、成果がでて社内評価を上げることにもつながります。
自身の弱さを把握することで、冷静さを取り戻すことができ、的確で無駄のない行動をとることも可能です。
しかし、自分ひとりでは客観的な視点から自分を見つめ直すことが難しいので、キャリアカウンセリングをサービスを利用することで、第三者からの客観的な意見をもらうことができます。
マジキャリでは、深掘りした自己分析を徹底しておこなっているので、自分の強みや弱みを明確に把握できます。
デザイナーがキャリアプランを実現するために必要なこと
デザイナーとしてのキャリアプランを考えた後、実現していくためには以下のアクションが必要になります。
次の章からは、キャリアプランを実現するための必要なことについて、それぞれ解説していきます。
目指すキャリアで必要な知識やスキルを知る
キャリアプランを実現するためには、あなたが目指したいデザイン分野で求められるスキルや知識を計画的に習得することが重要です。
デザインは分野によって求められるスキルや知識が異なるため、まずはどのようなスキルを身に付ける必要があるか知ることから始めましょう。
デザイナーに必要な知識
- Webデザイナー:サイト全体の設計や集客に必要なマーケティングの知識等
- グラフィックデザイナー:レイアウト・配色等のデザインの基礎、Adobe Illustrator・Photoshopといった編集ソフトのスキル等
- ファッションデザイナー:Substance 3D等のデザインツール、ブランドコンセプトにマッチした製品の企画力等
- プロダクトデザイナー:顧客ターゲットやコンセプトにマッチしたデザインの企画力、マーケティング、生産工程に関する知識等
デザインに関する資格は数多くあるため、スキル習得の一環として資格取得を目指すと良いでしょう。
Adobe IllustratorやPhotoshopといった編集ソフトのスキルを身に付ける際は実際に手を動かしてみることをおすすめします。
それらのスキルが身につく環境に身を置く
デザイナーとして身に付けるべきスキルが明確になった後は、実際にスキルを身に付けることができる環境に身を置くことも重要です。
デザインスキルやその他の周辺知識を習得するためには、インプットするだけでなくアウトプットすることでスキルを身に付けていくことができます。
デザイナーはクリエイティビティが求められる仕事であるため、実際に手を動かしてみることで得られる気付きも多いでしょう。
環境を選ぶ際のポイントは実務でアウトプットする機会が多いかという点です。
業務で実際に手を動かすことで学びがあったり、上司や先輩からフィードバックをもらえたりと効率的にスキルを習得することができるでしょう。
実務でアウトプットがしづらいのであれば、転職を検討したり副業でアウトプットの機会を得ることも一つの手段です。
実務を重ねて経験を磨く
アウトプットできる環境に身を置いたら、あとはアウトプットの量を増やしていくことが重要です。
ロミンガーの法則と言われるアメリカのロミンガー社の調査によると、ビジネスパーソンが最も成長するのは業務を通した経験学習だとも言われています。
それほど実務経験は重要で、スキル習得には欠かせない要素だと言えるでしょう。
また、経験を重ねることで新しい役割を与えられることもあります。
実務で経験を磨き、成果を出して新たな仕事にチャレンジするというサイクルを回すことでキャリアプランを実現していくことができるでしょう。
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キャリア相談をする
転職面接でのデザイナーのキャリアプランの書き方・答え方のポイント
転職面接でデザイナーのキャリアプランを聞かれた場合、受け答えには以下のポイントがあります。
それぞれについて解説していきます。
5年後、10年後の明確な将来像を説明する
転職面接でデザイナーとしてのキャリアプランを聞かれた際、5年後や10年後といった中長期的なキャリアビジョンを具体的に話すよう心がけましょう。
将来のビジョンが明確であれば、面接官があなたに対して「成長意欲がある人だ」と思ってもらうことができ、あなたの熱意をアピールすることにもつながります。
例えば、「5年後にはリーダーシップを取るポジションでチームを牽引し、10年後には独自のデザインスタジオを持ちたいです。」というように、具体的なビジョンを伝えることで、あなたの成長意欲を強く伝えることができます。
デザインを通して実現したい未来を具体的に説明する
デザイナーのキャリアプランを伝える際、デザイナーとしての使命感や目標を明確に伝えることも重要です。
なぜあなたがデザイナーとしてキャリアを歩みたいのかやデザイナーとしてどうなっていきたいのかといった理想像を具体的に伝えると良いでしょう。
「デザイナーとしてこうなりたい」という将来像を伝えることは、あなたの価値観やデザイナーに対する熱量を伝えることにもなります。
理想像や使命感が明確にあれば、「自社でモチベーション高く頑張ってくれそう」と印象を与えることもできます。
あなたの原体験に沿ってデザイナーを志す理由を伝えることができれば、より熱意が伝わりやすいでしょう。
継続的にスキルを学ぶ姿勢を見せる
キャリアプランを伝えるポイントの3つ目は、スキル習得に意欲的であることや継続的に学び続けるスタンスを示すことです。
企業が人材を採用する際、「長く頑張ってくれそうか」「成長意欲があり、継続的な活躍できそうか」といった観点で求職者を選考します。
そのため、継続的に学び続ける姿勢を示すことができれば、成長意欲もあって活躍してくれそうと判断してもらえるでしょう。
また、常に学び続ける姿勢がプロフェッショナルとしての資質を高めていきます。
デザイナーは専門性の高い職種なため、プロフェッショナルとしての資質があるかも判断材料の一つです。
これまでに取得した資格や能動的にセミナーに参加した等の積極的に学んだエピソードを話せると良いでしょう。
今持っているスキルをアピールするだけでなく、これからもできる仕事の範囲を広げていきたいといった前向きな姿勢をアピールすることが重要です。
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面接官に好印象・悪印象になるキャリアプランの答え方については「【例文あり】面接でのキャリアプランの答え方とは?作り方&答え方を解説」の記事で解説しています。この点を意識するだけでに内定に一歩近づけるでしょう。
デザイナーのキャリアプランに関するよくある質問
デザイナーのキャリアプランについてよくある質問に回答していきます。
ウェブ デザイナーは一生続けられる仕事ですか?
Webデザイナーの需要は拡大傾向にあるため、今後もWebデザイナー職の市場価値が高まっていくことが予想されます。
近年では数多くの企業が自社HPを保有しており、見込み顧客獲得や採用強化を目的に複数の自社メディアを運営する企業も少なくありません。
単にデザインスキルを磨くだけでなく、Webサイトの制作目的にマッチし、顧客の課題解決に結び付けられるよう複合的なスキルを身に付けることが重要になります。
キャリアデザインの3つの要素は?
キャリアデザインは自分のキャリアを主体的に設計していくことを意味します。
終身雇用が崩壊し、転職や副業が一般的になりつつある中で、自らキャリアを設計していく必要性が増しています。
キャリアの自由度や選択肢が広がる反面、能動的にキャリア設計ができなければ理想のキャリアを歩みづらくなってしまうでしょう。
キャリアデザインには以下の3つの要素があります。
キャリアデザインの3要素
- 自己理解
- 市場理解
- 実践と振り返り
一つ目の自己理解では、自己分析をすることで強みや価値観を知ることができます。
次に、自己理解を深めた上で、あなたの理想のキャリアを実現するためにはどのようなスキルが求められるのかといった市場の動向を把握していきます。
そして、実務を通して経験学習サイクルを回すことで、学びを得たりスキルを習得したりとキャリアを積んでいくという考え方になります。
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キャリアプランに悩むデザイナーはマジキャリがおすすめ
本記事では、デザイナーの仕事内容やキャリアプランを紹介してきました。
「デザイナーに憧れているけど、どうやったらデザイナーを目指せるのか」
「そもそも自分に適性はあるのか」
上記のようなお悩みの方は多いのではないでしょうか。
一口にデザイナーと言っても、分野や業界によって求められるスキルは異なります。
デザイナーのキャリアプランを考える上では、自己分析であなたの思考性を理解し、目標とするキャリアの方向性を定めることが重要になります。
デザイナーとしてのキャリアを歩むことに不安があれば、マジキャリ にキャリア相談することをおすすめします。
マジキャリ では、自己分析からあなたの適性を見つけ、どのような仕事が向いているのか、どのようなキャリアプランを作っていくのかを手厚くサポートします。
マジキャリ は、業界で唯一、転職エージェントを10年以上運営するアクシス株式会社のサービスなので、社内に転職ノウハウが豊富にあります。
だからこそ、デザイナーのキャリアプランに悩んでいる20代・30代にぴったりのサービスです。
マジキャリ では、単にデザイナーになることを目的にするのではなく、あなたの思考性を考慮しながらどの仕事が良いか相談に乗ることができます。
デザイナーとしてのキャリアプラン作りに悩んでいる方は、専門家に相談してあなたの思考性にあったキャリアプラン作りを進めていきましょう。
デザイナーにはさまざまな業界・業種に存在しています。