周りと差別化したいならキャリアプランを立てるべき
周りの新卒と差別化したいなら、新卒のうちからキャリアプランを立てるべきです。
ただ新卒の過半数以上がキャリアプランを持っていません。というのも、新卒は第二新卒として多くの会社から採用してもらえる可能性が高く、わざわざキャリアプランを考えなくても転職活動自体は可能なのです。
だからこそキャリアプランを新卒のうちから考えておくことで、他の新卒と差別化することができます。
キャリアプランを立てておくと、3年後、5年後にはあなたが入社したい思っている会社に入ることができたり、理想のキャリアを実現することができます。
キャリアプランがある人とない人の違いを例を用いて解説します。
あなたが採用担当者になったとして、アパレル業界のとある会社でマーケティング人材を募集しているとします。
AさんとBさんという新卒3年目の方が2人エントリーしてきて、志望動機を聞くと以下のように答えました。
やりたいことが特になかったため、有名な大手のメーカーに新卒で入社しました。
2年間営業として働き、そろそろ新しい仕事をしてみたいと思い、どうせなら自分が好きな洋服に関わる仕事に挑戦したいと思っております。
そこで未経験でも応募可能な御社で洋服に関わる仕事をしたいと思い、マーケティング職に応募させていただきました。
将来自分のアパレルブランドを設立したいという夢があり、自分でブランドを作るには、アパレルの知識・マーケティング経験・マネジメント経験が必要だと考えています。
そのため、まずは新卒でアパレル業界に入り接客経験を積みました。
次に今の仕事での接客経験とファッションの知見を活かして御社でマーケティング経験を積みたいと考えております。
あなたは「大手出身者だから」という理由だけで、Aさんを選びますか?
キャリアプランがしっかりとしているBさんの方が説得力もあり、うちに入って活躍してくれそうと感じますよね。
5年後どうなりたいか?今の仕事が将来のありたい姿にどう繋がっているのか?という質問に対して、今の段階では答えられないという新卒の方は、キャリアプランを考えましょう。
そうでないと、Aさんのように転職市場で評価されずに、自分の望むキャリアを実現できなくなってしまう可能性が出てきてしまいます。
そのため、今一度自分を振り返ってキャリアに向き合い、貴重な20代をどう過ごすのか、将来自分が実現したいことは何か言語化しましょう。
関連記事
面接で評価されやすくなる以外にも現代キャリアプランが重要視されている理由については、「キャリアプランとは?転職面接で使える簡単な3ステップを紹介」の記事で解説しているので、気になる方はせひ読んでみてください。
新卒が面接でキャリアプランを聞かれる理由は?
新卒はまだ社会人経験が浅く、将来の理想像などがイメージしにくいため、キャリアプランをどう答えたらいいかわからないという人も多いでしょう。
そのような方はまず企業が面接でキャリアプランを聞く意図を理解した上で考えることで、企業から評価される回答を準備することができます。
特に新卒は中途と比較すると実務経験やスキルが少ないため、将来どのようなキャリアプランを考えているかを原体験と紐づけて言語化することで、面接官にその会社にマッチしている人材ということをアピールする必要があります。
ここから、企業が面接でキャリアプランを質問する背景を3つ紹介していきます。
入社後のミスマッチを防ぐため
企業が面接でキャリアプランを聞く理由は、入社後のミスマッチを防ぐためです。
企業が一番恐れているのは「入社後すぐに辞めてしまうこと」なので、ミスマッチが原因ですぐに辞めてしまうという事態が起きないようにキャリアプランを聞いているのです。
というのも、社員を1人採用するのに約100万円の費用がかかっているので、すぐに辞められてしまうとそこまでの工数が水の泡になってしまいます。
また、あなた自身も入社後にやりたいと思っていた仕事ができなかったりすると不満を感じながら働くことになるので、企業にとってもあなたにとってもキャリアプランと企業の方向性があっていると確認することが大切ですよ。
わかりやすくすると、将来海外で働きたいという夢がある人が、海外進出する予定が全くない企業に転職してしまうとミスマッチになってしまうというようなことです。
ミスマッチにならないようにするために、面接の段階でキャリアプランを聞いています。
そのため、あなたが描くキャリアプランを行きたい企業で実現できるなら、入社後もやりがいを持って長く働いてくれそうだと感じてもらうことができますよ。
また、もし入社後にミスマッチが起きると、自分にも悪影響を及ぼします。
ミスマッチで短期離職を繰り返してしまうと、今後のキャリアで不利になる可能性が非常に高いです。
そのため、20代で就職するときは自分の適性のある仕事、そしてミスマッチがない企業を選ぶことが大切となります。
しかし、「この仕事は自分に合っているのか」「この企業はミスマッチではないか」を判断するのは難しいですよね。
そこでおすすめしたいのが、キャリアコーチングサービス「マジキャリ」です。
マジキャリ は、転職市場に精通しているため、過去のエージェント支援での通過・お見送りデータを保持しており、求人企業の採用目線でのアドバイスが可能です。
企業が「どういう人材を求めているのか」「内定を獲得し、入社後も活躍するためにはどのようなスキルが必要か」を把握しているため、求人マッチングの精度が高く、転職後のミスマッチが発生しにくいという特長があります。
ミスマッチのない企業に就職するためにも、ぜひ一度無料相談をご利用ください。
仕事をどのように捉えているかを知るため
仕事をどのように捉えているかを知るためにキャリアプランを聞くパターンもあります。
専門領域でスキルを伸ばしたい人なのか、将来的にマネジメントをしたい人なのかによって、求める人物像と合っているかを判断しているのです。
特に新卒の場合は仕事=お金をもらう代わりに人がやりたくないことをやることという前提があるのかどうかも見られています。
「仕事が合わないから」「やりがいを感じないから」という理由で転職したような人は、うちでも同じような不満を感じてしまうのではと不安になってしまいます。
そのため、仕事をどのように捉えているのかを知るためにも、キャリアプランが重要になります。
きちんとキャリアについて考えているか確認するため
企業がキャリアプランを聞く理由はきちんとキャリアに向き合い自分の将来について考えられているかを確認するためでもあります。
なぜなら、キャリアプランを作成するには、自己分析をして過去のこと(学生時代の部活動やアルバイトや新卒の経験)を振り返り、それを踏まえて未来にどうなっていたいかを考えなければならないからです。
良くない例
自己分析がきちんとできていないため、表面的なキャリアプランになっている
「色々なことにチャレンジしてみたい」「社会貢献がしたい」など
良い例
自己分析をして、誰に・どのように貢献したいのか、そう思うようになった背景まで言語化できる状態
「社会貢献がしたい。具体的には、病院がなく医療を受けられない世界中の子供達のために、最先端の医療を届けて健康でいられる子供を増やしたい!
そう思った背景は、自分自身が幼少期に体が弱く、同じような思いをしている子たちを救いたいと思ったから。」
上記の例からもわかると思いますが、自己分析ができているか・できていないかはキャリアプランを聞くと明確になります。
特に新卒のうちに仕事を辞めてしまうと、すぐに辞めてしまう人という印象がついてしまうため、キャリアプランを考えた上で転職を検討している旨を伝えることで、悪い印象を払拭することができます。
安心転職コース
内定率
*22年4月〜22年10月の間に転職活動を行い5社以上に応募したお客様が対象です。
キャリア相談をする
キャリアプランが思いつかない新卒の原因
前提として新卒は社会人経験が浅く、キャリアに関する知識があまりないため、キャリアプランが思いつきにくいということはあります。
ただキャリアの経験がないということ以外にも、キャリアプランが思いつかない新卒は、以下のどれかに当てはまっている可能性があるので、自分が何に当てはまっているのか確認してみてください。
キャリアのゴールがない
キャリアのゴールがないため、キャリアプランが思いつかないというケースがあります。
キャリアのゴール地点がないのに、ゴールに向かうための道のり(キャリアプラン)を考えても思いつかないのは当たり前です。
なぜなら現状と理想の状態が明確にならないと、今のあなたに必要なスキルややるべきことは何で、何のために頑張っているのかがわかりませんよね。
例えば、将来起業したいという目標があり、そのために社長の近くで経営を学びたいからという理由でベンチャー企業で働いている人は、自分から仕事を取りに行くなど主体的に働けるようになります。
それに対して、何となく成長できそうだからという理由でベンチャー企業で働いている人は、会社で何がしたいか聞かれても答えられず与えられた仕事をこなすだけで成長ができない可能性が高いです。
キャリアにおける目標やゴールがあると、今どんな経験・スキルを積むべきなのかがわかるため、自然とキャリアプランが見えてきます。
ただ新卒のうちに10年後のキャリアプランを考えなさいと言われても、イメージできないと思います。
そのため、キャリアのゴールが考えにくい方は10年後は「こんな人になりたい」とか抽象的で大丈夫なので、1年後、3年後などは具体的に考えてみましょう。
ゴールから逆算できていない
中にはキャリアのゴール地点があっても、そこまでの道のりが明確になっていないという人もいます。
キャリアは、理想状態(=ゴール)から逆算して必要なアクションや経験を積んでいくものです。
ゴールを考えたら、現状からゴールに辿り着くために今足りていないことを洗い出していきましょう。
5年後に◯◯になりたいから、3年後までに◯◯に異動をして◯◯の経験やスキルを積む。3年後に◯◯に異動するには、1年後までに◯◯の資格を取っておかないといけない!というように逆算して、計画を立てていく必要があります。
ゴールから逆算して今の自分に足りていないスキルや経験を書き出していくには、自分の現在地をきちんと把握していないと難しいです。
そのため、キャリアプランが思いつかないと悩んでいる新卒の方は、ゴール地点と現在地、そのギャップを埋めるためにやるべきことを洗い出していきましょう。
完璧に考えようとしてしまっている
最初からキャリアプランを完璧に考えようとしてしまうことも、キャリアプランが思いつかない原因の一つです。
将来の理想状態を実現するには、やらないといけないことが多すぎるため、優先順位をつけることができなくなってしまうケースです。
キャリアプランは今いる環境やできることが増えていくと変化していくものなので、今あなたが一番最適だと思う計画で大丈夫です。
なぜなら目標がない状態で悩んだままキャリアを進めるよりも、目指す目標があった方がキャリアに迷走する可能性が減ります。
そのためキャリアを完璧に立てようとせずに理想状態を考えて、とりあえず仮でもいいので今最適だと思うキャリアプランを考えていきましょう。
人に相談したりすると、精度が上がるので、上司や先輩社員に相談するのもおすすめですよ。
ネガティブに考えてしまっている
何事もネガティブに考えてしまうことが原因でキャリアプランが思いつかないという人もいます。
本音ではやってみたいことや憧れている人はいるけど、「自分にはできない」「どうせ無理」などネガティブに考えてしまうケースも多いです。
そもそも将来の理想状態は、できる・できないは関係ありません。
できないかもしれないけど、こうなりたい!とか思い浮かぶことを素直に考えていきましょう。
そこから、何で自分はそう思ったのかなどなんで?を5回くらい深掘りしていくと、自分がこうなりたい理由と原体験を結びつけることができて、キャリアプランや将来なりたい姿のヒントになります。
現段階ではできていないことが目標になるので、そこまでのキャリアプラン(どうやったら理想状態を実現できるのか)を具体的に考えれば考えるほど実現できる可能性が高くなります。
自分にはできないと思っている人は、そこまでの道のりをきちんと細かく立てていくと自分にもできるかも!と思えるようになります。
自分でキャリアのゴールやキャリアプランが思いつかないようにストッパーをかけてしまっている人は、一度素直に自分がやりたいことやありたい姿を考えてみましょう。
キャリアプランが思いつかない時の対処法
それではキャリアプランが思いつかない時の対処法を紹介していきます。
過去を振り返ってみる
キャリアプランが思いつかない人は、まず過去を振り返ってみましょう。
学生時代の勉強や部活動、アルバイトなどの経験を思い出して以下のような質問を考えてみてください。
- どんな時にやりがいを感じたか
- なぜその高校に行ったのか
- モチベーションが上がった経験は何か
上記の内容を考えて終わりにするのではなく、何でやりがいを感じたのか?とかどんどん深掘りして考えてみましょう。
例えば、過去を振り返った時に「アルバイトで後輩を教育して、一人前に成長していく姿をみるのがやりがいを感じた」という人は、人のサポートをしていきたいのかもしれないと何となく見えてきます。
そこからより具体的に「どんな人を・どんな状態にしたいのか・どう関わりたいのか」を明確にしていくと、キャリアの目標が見つかります。
その目標を達成するためにはどのようなスキルや経験が必要なのかを考えれば、キャリアプランが作れます。
ただキャリアや職種の知識があまりなくて、どんな会社でどんな経験を積むべきかわからないという新卒の方は、実際に求人サイトを見てみたり、プロに話を聞いてみるのもおすすめですよ。
今できることから考えてみる
そもそも将来の理想像がわからないという人もいると思います。
そのような方は、今できることからキャリアプランを考えてみるという選択肢もあります。
自分の得意なことや今できることを突き詰めた結果、周りから評価されるようになり、それが嬉しくて今の仕事が天職だと感じられることもあります。
さらに、自分のできることを増やしておくとありたい姿ややりたいことが見つかった時に、挑戦できる可能性が高くなります。
新卒の方はある程度働いてみないと、自分に向いているか・やりたいことかが判断できないので、まずは今できることを増やしたり、できることを洗い出していきましょう。
ロールモデルを探してみる
キャリアプランが思いつかない方はロールモデルを探してみるとキャリアプランが思いつくケースがあります。
ロールモデルは家族や社内の人、有名人など誰でも大丈夫です。あなたが憧れる人とその理由を考えてみましょう。
またその人にはあるけど自分にはないものを考えてみて、そのギャップを埋める方法を洗い出してみてください。
例えば、今の上司があなたのロールモデルだったら、上司のどこに惹かれるのかを考えてみましょう。
部下のマネジメントをしている姿に憧れるのか、仕事もプライベートも分けて両立している姿に憧れるのかなどで、あなたがどうなりたいのかという方向性が何となく見えてきます。
また、上司や家族などの身近にいる人であれば実際に相談してアドバイスをもらうといいでしょう。
プロに相談してみる
上記を試してみたけど、それでもキャリアプランが思いつかないという新卒の方は、一度キャリアのプロに相談してみてください。
キャリアのプロにはキャリアコーチングや転職エージェントなどがあり、キャリアプランが思いつかない新卒の方に特におすすめなのはキャリアコーチングサービスになります。
キャリアコーチングと転職エージェントの違いがわからないという方は以下の表を参考にしてみてください。
転職エージェント | キャリアコーチング | |
---|---|---|
こんな人におすすめ | キャリアの方向性が明確で転職活動を進めている人 | キャリアの方向性が決まっていなくて、キャリアに悩んでいる人 |
サービス内容 | 求人紹介・面接対策などの転職活動のサポート | 自己分析・キャリアプラン設計・面接対策などの転職活動サポート |
上記で記載したように、転職エージェントは求人紹介や面接対策などの転職活動の支援をしてくれるサービスなので、キャリアプランの相談にはあまり適していません。
自己分析などは基本的にできた状態で相談に行かないと、いろんな求人を紹介してもらって自分のやりたいことがもっとわからなくなったり、有名企業などの一般的に魅力的な会社に入社してミスマッチになってしまう可能性が高いです。
その点、キャリアコーチとの会話の中で過去の経験や将来のことを深掘りしてもらうことで、自分がどんな人間で将来どうなりたいのかをどんどん鮮明になっていきます。
客観的にあなたの分析を手伝ってくれるので、あなた自身も気づいていない強みや理想像を見つけてくれます。
中でも、マジキャリ というキャリアコーチングサービスは転職エージェントを運営しているアクシス株式会社が運営しています。
そのため、あなたのキャリアプランを実現するにはどんな会社でどんな経験やスキルを積んだ方をいいのという「キャリア設計」や面接対策などの転職活動の支援も得意なので、おすすめですよ。
関連記事
どこに相談すべきか悩んでいる方は、「キャリアプランが思いつかない原因と簡単な作り方をプロが徹底解説!」の記事でキャリアコーチング・転職エージェント・キャリア形成サポートセンターのそれぞれのサービスの特徴について説明しているので、参考にしてみてください。
新卒がキャリアプランを考えるメリット
ここからは、新卒がキャリアプランを考えるメリットを紹介していきます。
仕事のモチベーションにつながる
新卒がキャリアプランを立てるメリットの一つは、仕事へのモチベーションの向上です。
キャリアプランを描くことで、将来の夢や理想像に向けて努力する意欲が高まります。
具体的な目標を持つことで、日々の業務をおこなう意義を感じやすくなるため、目の前の仕事にやる気が出やすくなるのです。
特に新卒のうちは任される仕事のほとんどが初めてのため、うまく行かずに辛いと感じることが多いですよね。
そんな中キャリアプランを立てておけば、今は大変なことも頑張って乗り越えることができて、中長期的にモチベーションを維持することができます。
キャリアの軸ができる
キャリアプランを立てることによって、自身のキャリアにおける方向性や軸を明確にすることができます。
キャリアの方向性に向けて、どの分野でどのようなスキルや経験を積むべきなのかがわかります。
そのため、どの会社・職種に転職したらいいかわからなくなってしまうなど、キャリアの迷走をしてしまうことがなくなります。
キャリアプランを立てると目標達成に向けて一貫した取り組みが可能になり、最適なステップを踏んでキャリアを築くことができますよ。
変化に対応して主体的にキャリアを積めるようになる
終身雇用が崩壊した現代は、キャリアの選択肢が多様化しているからこそ、周りに左右されない自分だけのキャリアプランを立てることが大切になります。
さらに現代はSNSが普及している影響で、大学時代の友人の近況などが簡単にわかるようになり、楽しそうにしているのを見て羨ましく感じてしまい、自分のキャリアビジョンに沿ってない選択をしてしまう可能性があります。
自分の軸が明確であれば周りの環境に左右されることなく、自分が今やるべきことに集中することができます。
またキャリアプランがないと会社に言われた通りに仕事を進めていくことになり、その結果うまく行かないことが出てきた時に「成果が出ないのは自分にあってないことをさせられているからだ」など会社のせいにしてしまいます。
会社のせいにしていては、成長も妨げられてしまいます。
変化に左右されないようにするためにも、会社のせいにせずに成長していくためにもキャリアプランをしっかり立てるようにしましょう。
キャリアプランが思いつかない新卒におすすめのキャリアプランの立て方!3ステップで紹介
ここからはキャリアプランが思いつかないと悩む新卒の方でも簡単にできる方法を紹介します。
キャリアプランを立てるのに必要なのは「理想の姿(=ゴール状態)」「現在地(=今のあなた)」「ゴールとの差を埋めるために必要なこと」の3つです。
そのため、次の3ステップでキャリアプランを構築することが効率的です。
それぞれについて詳しくみていきましょう。
ステップ1 将来の理想を考える
まずは将来の理想像を考えましょう。
理想像を考える際のポイントは、「できるたけ具体的にイメージする」ということです。
まずは5年後、10年後にどんな仕事をしていたいか、どんな暮らしをしたいのか、どんな人生を歩んでいたら理想なのかという中長期的な目標を考えてみてください。
次にそのビジョンを達成するために、目標を小さなステップに分解してみましょう。
例えば海外勤務を望んでいる場合、いつか海外で働きたいと願っているだけでは、やるべきことが見えてこないため行動に移すのも難しくなってしまいます。
そのため、「将来的に海外展開プロジェクトのマネージャーとして、日本の製品を海外に広めていきたい」などなるべく具体的にイメージしましょう。
逆に「なりたくない状況」を想定しておくのも重要です。
「10年後は管理職やマネジメントのポジションに就きたいので、現場で働いていたくない!」などです。
理想像を考える時に重要なことは実現可否を考えないということです。
実現できるかわからないからといって、キャリアのゴールを設定していないと、どこに向かえばいいかわからず何も始まりません。
ステップ2 今の現状を把握する
将来の理想像がイメージできたら、今の現状を考えます。
理想像を実現するには、今の自分の現在地を客観的に把握する必要があります。
自分の現状を把握する時は、ポータブルスキルとヒューマンスキルに分けて棚卸していきましょう。
ポータブルスキル
どの仕事でも使える汎用スキルやビジネススキルのことです。
具体的には、業務の中で成果や組織に貢献した経験や姿勢などです。
ヒューマンスキル
あなたが本来持っているスムーズな対人関係を構築するスキルのことです。
具体的には、コミュニケーションスキルやリーダーシップなどのあなたの性格や強みを指します。
自分の現状を把握することができたら、次に理想と現状のギャップを考えるステップ3に移りましょう。
ステップ3 将来の理想と現状のギャップを埋めるアクションを考える
最後のステップとしては、ステップ1で描いた理想像とステップ2で整理した現状を比較して、ギャップを考えていきます。
ギャップを埋めるのに必要なスキルや経験、知識を洗い出して、それを習得するための計画を立てていきます。
具体的なアクションプランをもとに一歩ずつ進んでいくことで、理想のキャリアに近づくことができるでしょう。
ここで理想と現実の幅が大きすぎると、何から手をつけたらいいかわからなくなってしまうことがあります。
そうならないためにも3年後・5年後などの中間目標を立ててみましょう。中間目標を立てることで、キャリアプランがより現実的なものになります。
さらに中間目標を立てると進捗を振り返ることもできるのでおすすめです。
ここまで解説してきた「理想・現状・理想と現状とのギャップ」をそれぞれ一個ずつ考えていくと、より現実的で説得力のあるキャリアプランが作れますよ。
関連記事
「最低限抑えておくべき!キャリアプランの立て方とポイントを紹介!」の記事でキャリアプランの立て方について詳しく解説しているので、気になる方はぜひ読んでみてください。
【職種別】新卒が面接でキャリアプランを答える際の例文
キャリアプランの具体的な立て方をお伝えしてきましたが、キャリアプランのイメージは浮かびましたか?
実際にキャリアプランを思いついても、どうやって言語化したらいいのかわからないという人もいると思うので、例文を参考にしてみてください。
職種別にキャリアプランの例文を紹介していくので、自分のキャリアプランと照らし合わせてみましょう。
ちなみに新卒で入社して3年以内の人は「第二新卒」として転職することができます。
社会人としての経験の少ない第二新卒は、実績やスキルよりポテンシャル(強みやモチベーション)が求められます。
そのため、いかにその会社で長く働きたいのかという熱意をアピールしましょう。
営業職
営業職は他の職種でも役に立つ汎用的なスキル(コミュニケーションスキルや提案力など)が身につくため、新卒で営業職になったあと他の職種にキャリアチェンジするのも可能です。
今回は営業職の経験を活かして、セールスマネージャーになり、メンバーの育成・売上拡大をおこなっていきたいという方を想定した例文を紹介しています。
【営業職のキャリアプランの例文】
私は、将来リーダーシップを発揮するセールスマネージャーになりたいと考えています。
そのために入社して1年間は営業の基本スキルを磨き、成果を出すことに集中します。
その後、3年以内にチームリーダーシップスキルを磨き、チームメンバーの指導と育成をしたいと考えています。
チームリーダーになったら、効果的な目標設定や戦略的なプランニングを通じて、売上の拡大とチームの成功に導きたいです。
さらに組織全体の成長をサポートするために、新しいアプローチやテクノロジーについて学び続け、プロフェッショナルなスキルも向上し続けていきます。
指導力と戦略的思考を通じて、営業部門の成功に貢献して、将来的には組織内のリーダーシップポジションを担うことを目指しています。
営業職のキャリアプランの立て方のポイントや回答例については「営業職のキャリアプランの回答例12選!面接で受かる答え方とは?」の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
営業職の就職先や業務内容は幅広いため、どの仕事が適性なのかわからないこともあるでしょう。
そのような場合は、専門家のサポートを受けながら自己分析をおこなうことが大切です。
マジキャリ は、国家資格のキャリアコンサルタント、元転職エージェント、元採用人事といったキャリア知見が豊富なコーチがサポートしています。
自己分析のサポートによってキャリアや人生における優先順位を明確にし、仕事選びやキャリア選択でミスマッチを防いでくれますよ。
事務職
事務職が転職する際にはさまざまな選択肢があります。
- 事務職の中でマネジメントポジションに就く
- Excelの関数を経験を活かして、ITエンジニアなどに転職する
- PCスキルを活かして、総務や経理になる
- 営業事務の経験を活かして営業職へ
- 一般事務から営業事務や貿易事務へ
多くの選択肢があるため、「自分に合った事務職はどれなのだろう…」と悩み、結果として入社後にミスマッチしてしまうことがあります。
入社後に後悔しないよう、転職活動中に徹底した自己分析をおこなうことが重要です。
キャリア相談の実績があるマジキャリでは、正解が存在しない「キャリア選択」において、あなたの価値観や優先したいことを踏まえてどのようなキャリア選択をするべきかを判断できるようにサポートしています。
キャリアプランが思いつかない人は、以下の例文を参考にしながら、キャリア相談を検討してみてください。
【事務職のキャリアプランの例文】
私は、将来国際的な展望を持つ経理スペシャリストになりたいと考えています。
そのため、まずは経理事務のポジションからスタートして、国内外の会計基準と税制を学び、異なる国の業務に対応する能力を磨いていきます。
その後外国取引や為替リスクに対する知識を深め、国際ビジネスの要請に対応できる人材になります。
グローバルなチームと連携し、異なる文化や時差を考慮しながら効果的なコミュニケーションを図り、組織の国際展開をサポートする経理のスペシャリストを目指します。
「事務職のキャリアプランはどう立てる?誰でも簡単に作れる3ステップを紹介」の記事では、一般事務・営業事務・医療事務などそれぞれの職種にあったキャリアプランの回答例や考え方などを紹介しているので、気になった方はぜひ読んでみてください。
企画職
新卒のうちから企画職を採用している企業は少なく、基本的に営業やマーケティングを経験してから企画職にキャリアアップするというケースが多いです。
企画職として活躍していきたい人は、以下の例文を参考にしてみてください。
【企画職のキャリアプランの例文】
私は将来、クリエイティブなアイデアを生み出すプランナーになりたいと考えています。
企画職としてクリエイティブなアイデアを生み出し、自分で企画した魅力的なプランを形にしたいという思いがあります。
市場調査やトレンド分析を通じて消費者のニーズを把握し、新たなビジネスチャンスを見つけていきたいと考えていき、その後チームと協力してアイデアを練り、戦略的な企画を立案します。
プロジェクトの実行フェーズでは、計画の実現に向けてスケジュール管理やリソース調整を行い、成果を最大化できるように務めます。
そのために、入社したら継続的なクリエイティブな学習を続けて、積極的に先輩社員の方に話を聞きにいき、新しい発想を吸収していきたいです。
そして業界の最新動向に対応できる、企画職のスペシャリストとして成長します。
販売・サービス職
販売・サービス職のキャリアプランは、大きく分けて2つあります。
- 基本的に販売スタッフから店長になり、店長から本部の管理・販促系へとステップアップする
- 販売・サービス職とは全く別の業種にてキャリアチェンジする。
※特に営業やマーケティング、企画はこれまでの販売職の経験を活かしやすい
販売・サービス職としてキャリアアップしたいと考えている人は、以下の例文を参考にしてみてください。
【販売・サービス職のキャリアプランの例文】
私は将来、店舗戦略の策定と実行をリードする戦略的な店長になりたいと考えています。
そのため、まずは販売職としてセールスのスキルを高めていきつつ、実際にお客様と関わる中で顧客のニーズも把握していきたいと思っています。
その後、データ分析や市場調査を通じて店舗戦略を策定し、チームメンバーと共に実行に移していきます。
新しいアプローチやイノベーションを導入し、顧客体験の向上と売上増加に貢献するためにも、戦略的な視点とリーダーシップを発揮していこうと考えています。
販売・サービス職で働いていると、「店舗で活躍したいのか」「管理側に回りたいのか」「販売・サービス職以外でキャリアを歩みたいのか」「そもそもいつまで続けるべきか」などさまざまな悩みが出てきますよね。
1人で答えを出すことに不安を感じている方もいるでしょう。
そんなときは、1人で抱え込まずキャリア知見のあるマジキャリへの相談がおすすめです。
マジキャリ は、あなたの専任のコーチがマンツーマンでキャリアの悩み相談やキャリア設計をサポートしてくれます。
どう選べば良いのかわからないキャリアや転職活動についてなんでも相談に乗ることができます。
今なら無料面談実施中なので、キャリア相談1回を無料でお試しすることができるので、お気軽にお問い合わせください。
エンジニア職
エンジニア職は、スペシャリストになるかジェネラリストになるかという選択肢があります。
スペシャリストとは同じ言語を極めて特定の分野に詳しいエンジニアで、ジェネラリストの場合はどんな職種や言語にも対応できるエンジニアになるイメージです。
また、他にもエンジニアの経験を活かしてITコンサルやプロジェクトリーダーなどにもなることができます。
【エンジニア職のキャリアプランの例文】
まずは、エンジニアとしての基本スキルを磨きながら、開発や設計の経験を積んでいきます。
ある程度経験を積んだら3名〜5名のチームのリーダーになり、プロジェクトマネジメントスキルを発展させたいと考えています。
開発だけでなく要件定義やプロジェクト計画の策定にも参加し、ビジネスニーズと技術の調和を図ります。
また、ステークホルダーとのコミュニケーションを通じて要件を理解し、チームに適切な方向性を考えていきます。
プロジェクト全体の進行状況の把握と調整を行いながら、エンジニアリングスキルとリーダーシップを結びつけて、上流工程を効果的にリードするアプリケーションマネージャーとしてチームを先導していく存在になりたいです。
エンジニアとしてのキャリアプランの回答例については「エンジニアのキャリアプランの回答例19選!種類ごとに細かく解説」の記事で詳しく解説しているので、エンジニアとしてキャリアアップしたいけど自分では思いつかないという人は読んでみてください。
クリエイティブ職
クリエイティブな仕事では、担当する案件や仕事の幅が広くなったり、依頼を受ける案件の予算や規模が大きくなるというキャリアアップができます。
他にも、最初はサイトの一部分のクリエイティブだけ任せてもらっていた人が、プロデューサーやディレクターとして活躍したり、フリーランスとして独立するという道もありますよ。
【クリエイティブ職のキャリアプランの例文】
私は将来フロントエンド開発との融合を実現するWEBデザイナーになりたいと考えています。
最初は自分で勉強や情報収集をおこない、ウェブデザインにおけるカラーやレイアウトなどの基本を磨き、ビジュアル面でのクオリティを高めます。
WEBデザイナーとしてデザインスキルを身につけることができたら、次にHTML、CSS、JavaScriptなどのフロントエンド開発スキルを学びたいです。
その後、デザインとコーディングの連携を強化して使いやすく美しいデザインを実現しながら、ユーザーとのエンゲージメントを高めるためにフロントエンド開発もおこなっていきます。
そして、将来的にはフロントエンド開発との融合を実現するWEBデザイナーとして成長したいと考えています。
デザイナーのキャリアプランについて詳しく知りたい人は「デザイナーのキャリアプランとは?キラキライメージがあるけど仕事内容は?」の記事がおすすめです。デザイナーとしてキャリアプランの例文や考え方について解説しています。
医療・介護職
医療・介護職のキャリアプランが思いつかないという人は以下の例文を参考にしてみてください。
介護福祉士の資格を取得したのちに新たな資格を取得してスキルアップするなど、資格の取得などを通して挑戦できる範囲を広げていきましょう。
【医療・介護職のキャリアプランの例文】
私は将来、海外の子供達の健康を支援していきたいと考えています。
海外の子供たちの健康を支援するために、医療ミッションを通じて現地の医療インフラの強化をしたいです。
そのためにまずは、国内で医療技術を高めるだけでなく、現地の健康課題やニーズを理解します。
その後、地域の医療施設と協力して健康キャンプや診療活動などを実施したいと考えております。
そして、医療スタッフとの知識共有や訓練プログラムを通じて、現地の医療専門家のスキル向上と、地域医療体制の持続的な強化に貢献し、海外の子供たちの健康を改善したいと思っています。
看護師の代表的なキャリアプランやキャリアアップの選択肢について「【例文】看護師のキャリアはどう考える?具体的な考え方を紹介」の記事で解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
教育系の職種
教育業界のキャリアの選択肢としては、教育業界でキャリアアップしていくか、教育業界で身につけたスキルを活かしてキャリアチェンジをするかの二つがあります。
教育業界内での転職であれば、学習教材の制作会社や予備校の企画や営業、塾講師などの選択肢があります。
商材の単価が高い仕事にしたり、リーチする顧客をハイレイヤーにするとかもおすすめです。
教育業界から転職する際は、プレゼンテーション能力や資料作成など他の業種でも活かせるスキルが身についています。
【教育系のキャリアプランの例文】
私のキャリアプランは、教育コンサルタントとして学校や教育機関を支援することです。
そのために、まずは教育現場での実務経験を通じて生徒のニーズや教育課題を理解して、教育プログラムの開発や改善に携わります。
その後、教育機関や教育団体でのコンサルティング業務に進み、教育政策の提案や教育改革の支援を行いたいと考えています。
教育の質を向上させるために、経験と専門知識を活かし、幅広いステークホルダーと連携して教育環境を改善していこうと思います。
最終的に教育コンサルタントとして学校や教育機関の支援をおこなう人材になりたいです。
技術職
技術職のキャリアプランを考える際は、目指したいポジションを明確にしましょう。
技術職の場合は、目指すポジションに辿り着くために必要なスキルや資格がわかりやすいと思うので、いつまでになんの資格をとってどのポジションを目指すのかをきちんと考えておきましょう。
【技術職のキャリアプランの例文】
私は将来、施工管理技士1級取得を目指しています。資格の取得後は、規模の大きい物件の施工管理を担当したいと考えています。
そのために、まずは施工管理技士2級を取得し、基本的な施工管理のスキルを磨いていきます。
その後、3年間の実務経験を通じて、様々なプロジェクトでの経験を積むと同時に学んだ知識を実践で活用していきます。
2級取得後は、詳細な計画を立てて1級取得のための勉強に取り組みつつ、実務現場での課題にも取り組みながら、理論と実務を結びつけていこうと思います。
勉強の成果を現場で活かすためにも、プロジェクトのリーダーとして小規模物件の経験を積んでいきたいです。
施工管理技士1級取得後は、大規模プロジェクトの施工管理に携わり、スケジュール管理や品質管理、安全管理など幅広い業務をマネジメントします。
同時にチームの指導や協力会社との連携を強化し、プロジェクト成功に貢献したいです。
研究・開発職
研究開発職の方は、自分のアイデアを形にしたいというキャリアプランを持っている人が多いため、それだけでなくこのようなアイデアを形にしたいというように具体的に考えたり、技術開発で活躍したい、という軸を持っていると他の人と差別化することができますよ。
【研究・開発職のキャリアプランの例文】
私のキャリアプランは、メーカーの研究開発職として革新的な技術や製品の開発に携わり、業界の先駆者になることです。
まず、入社後は既存の製品やプロセスの改善に取り組み、基本的な研究開発スキルを磨きつつ、市場のニーズや競合情報を分析しています。
2年目以降、専門的な知識とスキルを深化させるために、先端技術や新しい素材に関する研究に挑戦して、工程や生産技術と連携し、試作段階から製品化までのプロセスに関与したいです。
5年目以降は、業界で認められるエキスパートとしての地位を築くために、特定の技術分野に専念しようと思っています。
国際的なカンファレンスへの参加や論文の執筆を通じて専門知識を共有したり、プロジェクトのリーダーシップやメンタリングを通じて、後進の育成にも貢献します。
金融職
金融系の業種のキャリアパスは大きく以下の4つがあります。
- 専門性を高めてスペシャリストになる
- 管理職・マネジメント人材になる
- 同業他社への転職
- 他業種への転職
以下では、保険業界で専門家としてキャリアアップしていく例文を紹介します。
【金融系のキャリアプランの例文】
私は将来顧客の安心と保護を提供する保険業界のプロフェッショナルになりたいと考えています。
そのために、まずは基本的な保険商品やリスク評価のスキルを習得するために、顧客の保険ニーズに応じた提案や契約手続きの経験をします。
その後は、専門的な分野に進出し、保険アドバイザーやアンダーライターとして、顧客のリスクを評価し、最適な保険商品を提案するスキルを磨きます。
同時に、保険契約の解説やクレーム処理のサポートなど、顧客サービスの向上に注力していきます。
5年目以降は、特定の保険分野に専念し、複雑なケースにも対応できるエキスパートとな り、保険商品の企画や経営戦略の策定に関わるリーダーシップポジションを目指します。
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の記事で詳しく解説しているので、気になる方は読んでみてください。
新卒がキャリアプランを答える際のポイント
新卒でもできるキャリアプランの作り方を紹介してきました。
今作ったキャリアプランを実際に面接の場で答える時にはいくつかポイントがあります。
新卒が面接でキャリアプランを答える際に意識すべきポイントは以下の5つです。
受けてる会社で実現できることをアピールする
キャリアプランを答えるときは、受けている会社であなたのキャリアプランが実現できるということをアピールするのが大切です。
なぜなら面接官がキャリアプランを聞くのは、あなたのビジョンと会社の方向性がマッチしているかを確認したいからなんです。
あなたのキャリアプランを実現できるのであれば、意欲を持って働いてくれるイメージができます。
あなたにとってもキャリアプランを実現できる環境をうまく活用して、夢に向かって成長できます。
キャリアプランを答える際に一点注意点があり、どの会社でも当てはまるようなキャリアプランは避けてください。
「社会貢献したい」とか「洋服に関わりたい」など抽象的なキャリアプランでは、どの会社にも刺さらなくなってしまいます。
安心転職コース
内定率
*22年4月〜22年10月の間に転職活動を行い5社以上に応募したお客様が対象です。
キャリア相談をする
志望動機と一貫性を持たせる
上記と似た内容ですが、キャリアプランを答える際は志望動機と一貫性を持たせるようにしましょう。
キャリアプランと志望動機の一貫性がないと、面接官もあなたの本音がわからなくなってしまいます。
どんなに良い志望動機だとしても、ただその場で取り繕っているだけなのかと不審に感じてしまいます。
例えば、将来の理想像を聞かれた時に「将来は専門的な分野を突き詰めて、ITエンジニアのスペシャリストになりたい。」と答えていたのに
志望動機を聞かれた時に「ITエンジニアとして開発だけではなく要件定義や保守など幅広い仕事に関わりたいです。」と答えていたら内容が矛盾していますよね。
そのような人に多いのが志望動機を先に考えているパターンです。
この会社に行きたいという気持ちが先行してしまって、キャリアプランに沿っていないことがあります。
志望動機やキャリアプランを作成するときには、まず自己分析をおこないます。
幼少期〜現在の出来事を振り返るなど徹底的な自己分析おこない、表面上の強みではなく、原体験に基づいた強み・弱みを発見すれば「どのような強みを活かしてキャリアを歩みたいのか」が明確になります。
志望動機・キャリアプランに一貫性を持たせることで、選考通過率を上げることができます。
とはいえ、現在までの長い期間の出来事を思い出したり、強みや弱みを見出すのは難しいと感じるかもしれません。
そんなときは、キャリアコーチングサービス「マジキャリ」を利用することがおすすめです。
マジキャリでは、自己分析のサポートはもちろん、書類添削や面接対策もおこないます。
そのため、志望動機とキャリアプランの一貫性を持たせることが可能になります。
一貫した志望動機・キャリアプランを作成するために、ぜひ一度無料相談の利用を検討してみてください。
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プライベートを重視した内容にしない
キャリアプランの内容がプライベートに偏ってしまっていると、面接よい印象を与えないので避けましょう。
もちろんキャリアプランを考えるときに、プライベートの内容を入れてはいけないというわけではありません。
ただ面接官が聞きたいのは、プライベートのプランではなくキャリアのプランです。
キャリアプランを質問したときに「自分の趣味や興味に没頭して行きたい」とか「30代になったら子育てを優先したい」とプライベートを重視していると伝えてしまうと、仕事に熱意を感じられません。
また、企業がキャリアプランの質問をしている意図を汲み取れていないことから、コミュニケーション能力が低い人だと判断されてしまう可能性もあります。
そのため、キャリアプランを聞かれた時はプライベートの内容に偏りすぎずに、仕事で何を成し遂げたいのかを伝えて入社後に活躍できることをアピールしましょう。
話し方や時間配分に気をつける
面接での話し方や時間配分には注意を払いましょう。
特に、「結論から分かりやすく伝えること」が何よりも大切です。
というのも話が長かったり結論ファーストで伝えることができないと、せっかくよいキャリアプランや志望動機を考えても、評価されなくなってしまいます。
あなたが一番伝えたいことが面接官に伝わらないだけでなく、あなた自身も何の話をしていたっけ?なんて質問されたんだっけ?と感じて話が迷走してしまうことがあります。
このような経験がある人は、自分でも一番伝えたいことが何かわかっていないケースがあります。
そのため面接官に一番伝えたいことは何かを考えて、過不足なく伝えられるように準備しておきましょう。
暗記したまま話さないようにする
面接時には暗記したままの回答は避けて、自然な話し方で伝えるように心がけましょう。
なぜなら、面接は暗記したキャリアプランや志望動機を話す場ではなく、面接官とコミュニケーションを取る場だからです。
自分の経験や考えを率直に表現して、質問に対する具体的なエピソードなども交えながら伝えて行きましょう。
履歴書や職務経歴書と同じような内容の質問をされることもありますが、暗記したものを伝えるよりも、その時のあなたの言葉で伝えることで本気度や思いを伝えることができます。
ここまでお伝えしてきた5つのポイントを意識することで、キャリアプランを的確に伝えることができ、面接での印象もよくなります。
どれも難しいことではないので、一つ一つ意識してみてください。
キャリアプランを答える際に面接官に好印象・悪印象になる答え方については「【例文あり】面接でのキャリアプランの答え方とは?作り方&答え方を解説」の記事で解説しています。この点を意識するだけでに内定に一歩近づけるでしょう。
そもそもキャリアプランとは?類義語の意味も再確認!
ここまでキャリアプランの作り方や面接の答え方などを紹介してきました。
そもそもキャリアプランが何かわかっていないという人もいるのではないでしょうか?
キャリアプランとは、「将来の理想像を実現するための具体的な行動計画のこと」です。
「◯年後にどうなってたい」「仕事でこんなことを成し遂げたい」というようなあなたの理想像を実現するにあたって、必要なスキルや経験を洗い出して、いつまでに何をやるのかを明確にしていくものです。
キャリアプランを立てると将来の理想像を実現できる可能性も高くなります。
キャリアプランの類義語に、「キャリアビジョン」「キャリアパス」「キャリアデザイン」などがあります。以下ではそれぞれの言葉の意味を説明します。
キャリアビジョン・キャリアパス・キャリアデザインとの違い
キャリアビジョン
キャリアビジョンとは、将来の理想像や夢のことを指します。
具体的には、「将来こんな人になりたい」「10年後はこんな暮らしをしたい」「こんな会社でこんな働き方をしたい」など仕事とプライベートの両方含めたビジョンを考えてみましょう。
キャリアプランとはキャリアビジョンを実現するための具体的な計画のことです。
キャリアパス
キャリアパスとはキャリアビジョンを達成するために、一つの会社の中でどのようなスキルアップをしていくかのプロセスのことを指します。
一般的にキャリアパスは、企業が設定するものになります。
例えば、3年間◯◯の経験を積み、半年間で◯◯万円の売り上げを継続して出すことができれば営業チームのリーダーに昇進できる。というような、社内で昇進するためのルートなどを明確にしています。
キャリアパスを設定する背景の一つは、社員が目的意識を持って意欲的に働けるようにするためです。
キャリアプランが転職なども含めた計画であるのに対して、キャリアパスは1つの企業内でスキルアップするための計画という違いがあります。
キャリアデザイン
キャリアデザインとは、キャリアプランと同様に将来の理想像とその実現のための計画になります。
キャリアプランとの違いとしては、プライベートの要素がキャリアプランよりも強いという点です。
20代で結婚・出産をして、その後は営業としてばりばり働いていきたい。
50代になったら仕事を辞めて田舎で自給自足の生活をしたい。などこれもキャリアデザインになります。
自分の価値観やライフスタイルなど、キャリアプランよりもより広い意味で自分の人生の目標とプランを立てていくものです。
キャリアデザインはプライベートの部分が多いため面接で聞かれることは少ないです。
キャリアプランが思いつかないと悩む新卒へ
ここまでキャリアプランを考えるメリットや立て方について、例文と合わせて解説してきました。
キャリアプランは思いつきで立てるものではなく、あなたの将来やりたいこと(=ゴール)から逆算してつくるものです。
そのため、5年後10年後の未来でどうなっていたいかという将来の理想状態がイメージできてないとキャリアプランは作ることができず、面接でもうまく答えることはできないでしょう。
ただ、将来やりたいことが明確にある新卒の方が少ないのが実情です。
多くの新卒は、社会人経験や実務経験がほぼない学生の時に就職先を決めなければなならないため、企業のネームバリューや給与・福利厚生など、目先の条件で企業選択をした人が多いのではないでしょうか。
そのため、新卒で将来やりたいこともないし、キャリアプランを立てられないと悩む人が多いのです。
新卒がキャリアプランを立てるには、まずは自分の性格や志向性を理解し、その特性を踏まえた上でどうなりたいか・何をやっていきたいかを考える必要があります。
なので、キャリアプランが立てられない人は自己分析から始めましょう。
ただ自己分析は、その名の通り自分で自分を分析する必要があるので、客観的に自分を分析することができずに失敗してしまうことがあります。
そこで、キャリアプランが思いつかない新卒におすすめなのが、自己分析を得意とするキャリアコーチングサービス「マジキャリ 」です。
マジキャリはあなたの過去の経験(アルバイトや部活動など)を深掘りしていく中で、あなたの適性や強み、軸を引き出していきます。
キャリアコーチとの対話の中で、自己分析をもとに一緒にキャリアプランを考えていくことができます。
さらにマジキャリでは、業界で唯一転職エージェントを10年以上運営するアクシス株式会社のサービスなので、社内に転職ノウハウが豊富にあります。
だからこそ、新卒でキャリアとか転職とかよくわからないという方や、転職活動をそろそろ始めたいからキャリアプランを一緒に考えてほしいと悩んでいる新卒にぴったりのサービスです。
最近はキャリアが多様化して、キャリアに悩んでいる新卒や20代の方が多いため、マジキャリの無料面談の予約が殺到しています。
そのため、新卒のキャリア相談を得意とするコーチの枠がすぐ埋まってしまうのが現状です。
新卒のうちにキャリアプランを考えることは、周りの新卒と差別化するチャンスです。
ぜひこの機会にマジキャリ に相談してみましょう。
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本当に周りと差別化できるのか?わざわざ作る必要があるのか?と疑問に思っている方は、例文を参考にイメージしてみてください。