インフラエンジニアのキャリアプランの考え方について知りたいと悩んでいませんか?
この記事では「インフラエンジニアのキャリアプランの考え方」について紹介します。
インフラエンジニアがキャリアプランを作成する手順として、自己分析をして現状を知る・理想の仕事を明確にする・必要なスキルと経験を考慮する・具体的な行動計画を立てることが必要です。
他にも「インフラエンジニアのキャリアプラン例文」や「インフラエンジニアとして活躍するために必要なスキル」についても解説します。
ぜひこの記事を参考に、インフラエンジニアのキャリアプランの考え方について理解を深めてみてください。
インフラエンジニアに需要や将来性があるって本当!?
近年、インフラエンジニアの仕事内容や需要は、クラウドサービスの登場によって大きく変化しました。
以前のインフラエンジニアの仕事は、休日や時間帯を問わずに対応しなければならないハードワークでした。
しかし、クラウドサービスの登場によって、簡単にサーバー構築・運用ができる環境となったこともあり、機器のメンテナンス業務から解放されたインフラエンジニアの負担は大きく軽減されています。
さらに、以前は物理的なサーバーなどの管理だったものが、現在はクラウド上で構築・管理するようになり、インフラエンジニアには、ソフトウェアやクラウドの知識も求められるようになっています。
今後のインフラエンジニアにはクラウド環境下で活躍できることが必須条件となっていくでしょう。
インフラエンジニアとは?種類と仕事内容
インフラエンジニアとは、インフラストラクチャーエンジニアの略で、ネットワークやサーバーなどのIT基盤を扱う職業を指します。
具体的に、インフラエンジニアは、大きく分けて以下の4つに分けられます。
それぞれの種類を解説します。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、ユーザーが快適にネットワークを利用できることを目的にしています。
ネットワークエンジニアは、ITシステムの基礎となるコンピューターインターネットの構築や設計、運用・保守などを行うエンジニアのことを指します。
仕事内容は、下流工程と呼ばれている「運用・保守・監視」と、上流工程と呼ばれる「設計・構築」の2つに分けられます。
ユーザーが快適にネットワークを利用できるように、トラブルの原因調査や機器の交換をおこなうなどの対応をしたり、24時間体制で監視を実施します。
サーバーエンジニア
サーバーエンジニアは、ネットワークを通して情報を取得したり、サービスを利用するための機能の提供をおこないます。
具体的な業務内容は、経験の浅いエンジニアが担当する「運用・保守・監視」と、スキルと経験が豊富なエンジニアが担当する「設計・構築」の2つに分けられます。
「運用・保守・監視」については、サーバーが安定して稼働できるように、状態のチェックをしたり、ユーザーが使いやすいように、設定の追加や変更などを実施することが必要です。
「設計・構築」の業務内容は、顧客の要求を実現するために、サーバーの処理能力や安定性、障害への備えなどの検討をおこないます。
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データベースエンジニア
データベースエンジニアは、データベースに関連したシステム設計から運用まで幅広い業務をおこなうエンジニアを指します。
具体的なサーバーエンジニアの業務については、以下があります。
- 設計業務
- 開発業務
- 運用業務
- 保守業務
データのやり取りがスムーズにできるように、パフォーマンスチェックをおこなったり、データを効率よく出し入れできるように設計・開発などの業務を実施しています。
また、データベースを利用しているデータベースでは、定期的なバックアップなどの保守作業が必要になるので、データベース運用後でも顧客へのフォローが必要です。
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、ITのセキュリティに特化したエンジニアです。
ネットワークやITシステムをデータ改ざんや流出、攻撃などから守るための業務をおこないます。
ネットワーク社会が進むにつれて、サイバー攻撃が巧妙になっていくので、セキュリティエンジニアは非常に重要な職業といえます。
これまで紹介したようにインフラエンジニアだけでも種類がたくさんあり、ニッチな専門職だと、転職エージェントに行っても知見がなく、キャリア相談ができないことが多いです。
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インフラエンジニアはまず「何をどのように目指すのか?」を考えるべき!
先ほどお伝えしたように、インフラエンジニアの需要は今後増々高まっていくと予想されています。
需要が高まるということは、それだけインフラエンジニアの数も増えていくということですから、他と差別化を図りあなたの市場価値を上げていくには明確なキャリアパスを持つことは必須です。
インフラエンジニアのキャリアパスで重要なのは、何をどのように目指していくか?です。
この点が明確になることで、いつまでにどのような資格や経験、スキルを身につけるべきかがわかり、計画的なキャリア形成ができます。
次に紹介する「インフラエンジニアの代表的なキャリアパス」を参考にして、あなたが何を目指していくのかを明確にしましょう。
インフラエンジニアの代表的なキャリアパス3選
それでは、インフラエンジニアの代表的なキャリアパスを3つ紹介します。
マネジメント層への昇進
「チームやプロジェクトでリーダーシップを発揮したい」「チームで成果を出すことにやりがいを感じる」という人におすすめなキャリアパスが「マネジメント層への昇進」です。
インフラエンジニアは、サーバーやデータベース、ネットワーク環境など、システム全体の土台となるものを設計や構築、管理します。よって仕事量は多く、仕事内容も多岐にわたります。
そのため、複数のインフラエンジニアがチームとなって、それぞれが得意とする分野を担当しプロジェクトを進めることが一般的です。
マネージャーは、プロジェクトチームをまとめ、責任を持ってITインフラを管理する立場なのです。
そのため、チームメンバーの成長を感じることができたり、自分が責任をもって担当したITインフラが企業を動かし、社会に貢献していることにやりがいを感じることがマネージャーの特権といえるでしょう。
ITスペシャリストを目指す
「自分のスキルをとことん磨いていきたい」という人におすすめなのが、「ITスペシャリストを目指す」というキャリアパスです。
先ほどもお伝えしたように、インフラエンジニアの関わる技術領域は複数にわたります。特定の技術領域を極めることでその分野のスペシャリストとして活躍できます。
スペシャリストを目指す上で必要なのが、「技術の向上」「最新情報の収集」です。
IT業界は変化が激しく、技術は目覚ましい発展を遂げています。ついこの前までニーズがあった仕事も、あっという間にニーズが移り変わり、乗り遅れてしまえば仕事はなくなってしまいます。
「今、業界で求められている技術は何なのか?」と常にアンテナを張り巡らせ、取り組むべき技術を見極めて、その技術を磨いていくことが求められるのです。
さらに知識も高めて、システムの改善や課題解決策なども提案できるようになれば、より活躍の幅が広がるでしょう。
スペシャリストはスキルや知識を磨いていくことで、自分自身の成長を実感できます。「個人としてのやりがい」を重視したい人は、スペシャリストを目指すとよいでしょう。
ITコンサルタントになる
「自分のスキルや知識を誰かのために役立てたい」という人におすすめなのが「ITコンサルタント」です。
ITコンサルタントは、顧客のニーズや課題に合わせて、ITインフラや経営戦略をアドバイスしていきます。
インフラエンジニアとして培った知識や経験を活かして、アドバイザーとして顧客に貢献するのがITコンサルタントの使命です。
また、ITコンサルタントは、IT分野における経営戦略も提案するので、経済情勢や経営術といった、ITとは違う分野も勉強する必要があります。
様々な企業や業界からのオファーに対応することで、「ITインフラを自分が支えている」という実感を得ることができるでしょう。
インフラエンジニアのキャリアプラン例
インフラエンジニアのキャリアプラン例文として、以下があります。
それぞれの項目を解説します。
インフラスペシャリストを目指す場合のキャリアプランの例文
IT技術は変化が著しいので、常にアンテナを張って、新しい情報を取り入れることが大切です。
インフラスペシャリストを目指すには、一般的なインフラエンジニアよりもさらに専門性の高い知識や技術を取得する必要があります。
具体的に、インフラスペシャリストの専門領域については、以下があります。
- ネットワーク
- セキュリティ
- サーバー
- 仮想化
- OS
- クラウド
- ミドルウェア
最近では、さらに情報化が進んでおり、複数の専門性をかけあわせた人材が求められています。
また、IT技術は変化が著しいので、常にアンテナを張って、新しい情報を取り入れることも重要です。
次に、インフラスペシャリストとしてのキャリアプラン回答例を紹介します。
インフラスペシャリストのキャリアプラン回答例
私は、インフラエンジニアの技術領域の中でも〇〇の分野に関しては、他に負けないくらいのスキルを持っています。今後は〇〇のスキルや知識を活かして、〇〇専門のエンジニアとして活躍していきたいです。
〇〇は、今後も需要は高まっていき、必ず必要とされる分野だと思っています。その分野でさらにスキルを磨き、最新の情報を取り入れ、どこにいっても必要にされる、頼りにされるようなエンジニアになることが私の目標です。
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クラウドエンジニアを目指す場合のキャリアプランの例文
クラウドエンジニアは、クラウド上の構築や運用保守を主な業務としています。
ネットワークやサーバーなどの専門性の高い知識が必要になるので、インフラエンジニアとして経験を積んで、クラウドエンジニアにキャリアアップするケースが多くみられます。
具体的にクラウドエンジニアに求められるスキルについては、以下があります。
- クラウドに関する知識
- プログラミングスキル
- サーバー・ネットワークに関する知識
- コミュニケーションスキル
上記のように、幅広い専門的な知識が必要なので、十分な人材が確保できていない状況で、今後も高まると予測されています。
次に、クラウドエンジニアとしてのキャリアプラン回答例を紹介します。
クラウドエンジニアのキャリアプラン回答例
クラウドエンジニアとして、主にクラウドサービスの構築で実務経験を積み、5年後にはクラウドサービスの構築から管理、保守までを一貫でおこなえるようになる予定です。そのために、クラウド開発に必要なAWS 認定クラウドプラクティショナーの資格を3年以内に取得します。さらに、10年後には、プロジェクトマネージャーを経て、クラウドコンサルタントへのキャリアアップを考えています。
セキュリティエンジニアを目指す場合のキャリアプランの例文
セキュリティエンジニアは、ネットワークのセキュリティ対策や情報漏洩対策を専門的に業務を行っている比較的新しい職種です。
セキュリティエンジニアに求められるスキルは、情報セキュリティやインフラセキュリティの知識のほか、国外からのセキュリティ対策のため英語や中国語などの言語スキルも必要です。
セキュリティエンジニアは、セキュリティの保守・運用から経験を積んでから、設計や実行へとステップアップしていく流れが一般的です。
また、セキュリティエンジニアは、インフラエンジニアがキャリアチェンジした人が多く、その次のキャリアとして、マネジメント職へと進むことが多いです。
次に、セキュリティエンジニアとしてのキャリアプラン回答例を紹介します。
セキュリティエンジニアのキャリアプラン回答例
セキュリティエンジニアとして、主にセキュリティシステムの運用と管理で経験を積み、5年後には自分でセキュリティシステムの構築をおこなえるようになるつもりです。そのために、セキュリティ開発に必要な情報処理安全確保支援士の資格を3年以内に取得します。さらに、10年後にはセキュリティのスペシャリストとして、セキュリティアーキテクトへのキャリアアップを考えています。
プロジェクトマネージャーを目指す場合のキャリアプランの例文
プロジェクトマネージャーは、特定のプロジェクト全体のマネジメントや指示出しなどの業務をおこないます。
チームをまとめるのはもちろん、プロジェクトを管理することが必要になるので、高いコミュニケーションやリーダーシップ、マネジメント力などの幅広いスキルも求められます。
また、組織全体のスキルを上げるためにも、ITインフラに関わる専門性の高い知識や技術力も必要です。
個人よりチームとしてのやりがいを重視したい人や、リーダーシップを発揮したい人にプロジェクトマネージャーはおすすめです。
次に、プロジェクトマネージャーとしてのキャリアプラン回答例を紹介します。
プロジェクトマネージャーのキャリアプラン回答例
プロジェクトマネージャーとして、チームを管理するマネジメント経験を積み、5年後には同時並行で3つ以上のプロジェクト管理をおこなえるマネジメントスキルを身につけたいと考えています。そのために、コミュニケーションスキルや戦略立案のスキルの向上を図るつもりです。さらに、10年後には、ITコンサルタントへのキャリアアップを考えています。
ITコンサル系を目指す場合のキャリアプランの例文
クライアントのニーズに合った提案をするスキルもエンジニアには必要です!
ITコンサルタントは、顧客のIT課題や要望などに対して、アドバイスや提案をしています。
具体的に、ITコンサルタントの要望や課題については、以下があります。
- 新規事業立ち上げに必要なシステムを準備したい
- ITシステムによって業務を効率化させたい
- DX化を検討している
上記のように、インフラやITの知見が必要だったり、それぞれのクライアントのニーズに合った提案をするスキルも求められます。
このように、ITコンサル系を目指すには、コミュニケーション力やヒアリング力、提案力が必要です。
次に、ITコンサルタントとしてのキャリアプラン回答例を紹介します。
ITコンサルタントのキャリアプラン回答例
ITコンサルタントとして、システムエンジニアと連携して実務経験を積み、5年後にはプロジェクトの立ち上げから開発、運用までの管理をおこなえるようになるつもりです。そのために、情報処理技術者試験や応用情報技術者試験などを受け、幅広く資格を取得します。さらに、10年後にはプロジェクトマネージャーとして、10人以上のチームをマネジメントする立場になることを考えています。
フリーランスエンジニアを目指す場合のキャリアプランの例文
スペシャリストとして活躍できるようになれば、フリーランスエンジニアとして独立して活躍することが可能です。
高い技術や経験を求められるので、やり方によっては大きく収入アップを目指すことも可能です。
具体的にフリーランスエンジニアを目指す際には、以下の項目を意識することが必要です。
- スキルアップ
- 人脈を広げる
- 資格を取得する
- マネジメントスキルを身につける
また、理想的なキャリアモデルを見つけることによって、具体的なフリーランスエンジニアのキャリアのイメージを膨らませやすくなります。
次に、フリーランスのキャリアプラン回答例を紹介します。
フリーランスのキャリアプラン回答例
私は、将来的にフリーランスとして活躍したいと考えています。フリーランスとなることで、様々な分野の仕事を経験することができ、幅広いスキルや知識を身に付けることができると思っています。そのために、日頃から様々な情報を収集し、ITに関する知識を取り入れています。フリーランスとして、様々な分野でスキルや知識を磨き活躍していくことが、私の目標です。
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実際に面接でキャリアプランを答える際に面接官に好印象・悪印象になる答え方については「【例文あり】面接でのキャリアプランの答え方とは?作り方&答え方を解説」の記事で解説しています。この点を意識するだけでに内定に一歩近づけるでしょう。
インフラエンジニアとして活躍するために必要なスキル
インフラエンジニアとして活躍するために必要なスキルとして、主に以下の4つがあります。
それぞれのスキルを解説します。
インフラエンジニアの基礎知識
インフラエンジニアとして活用するために必要なスキルとして、インフラエンジニアの基礎知識が必要です。
インフラエンジニアの基礎知識には、ネットワークやサーバー、クラウドなど非常に広範囲な知識が求められます。
すべて最初から知識を身につけようとするのではなく、各分野ごとに目標を立てて勉強をすることをおすすめします。
また、知識を得るだけではなく、その知識をもとに実施に作業をしてみることで、効率よく知識を身につけることにもつながります。
システム設計・構築
パフォーマンス性を最大限に考慮した設計スキルなどが重要です!
インフラエンジニアでは、システムを安定稼働させるために、システム設計・構築などのスキルが求められます。
障害が発生してもシステムダウンしないようなシステム構築や、パフォーマンス性を最大限に考慮した設計スキルなどが重要です。
システム設計や構築が不十分だと、少しの障害でも大きな悪影響を与えてしまったり、パフォーマンス性が悪く費用対効果が得られないシステムとなってしまうリスクがあります。
セキュリティ
セキュリティに関する知識は、インフラエンジニアとして活躍するために必要なスキルに含まれます。
基本的に、情報セキュリティに関する知識は、全てのエンジニアに必要とされる知識ですが、その中でもインフラエンジニアは企業のセキュリティを担うので、高度なセキュリティ知識が求められています。
マルウェア対策や暗号化などの基本的なセキュリティスキルはもちろん、ファイアウォールの設計やリスク評価、セキュリティシステムの運用方法などのスキルも求められます。
コミュニケーション能力
インフラエンジニアにとって、コミュニケーション能力は必要不可欠です。
顧客から要望を聞き出す際や、チームとしてプロジェクトをおこなう際にも、コミュニケーション能力は求められます。
実際に、インフラエンジニアの業務では、クライアントとの折衝や他部署との連携が必要になる場面が多くなるので、効率よく業務をおこなうためにも、高度なコミュニケーション能力が必要です。
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インフラエンジニアとして活躍するために必要な資格
ここでは、インフラエンジニアとして活躍するために必要な資格を紹介します。
CCIE
CCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)とは、シスコシステムズ社が提供するシスコ技術者認定の5つのグレードのうち、エキスパートレベルの技術者を認定する資格です。
ネットワークやシスコ全般の専門知識において、最も高い水準のスキルを世界中で証明できる資格として、CCIEはネットワークエンジニアにとって価値のある資格となっています。
CCIEの試験コースは、以下の6種類に分類されています。6つのコースのうち、いずれか1つに合格すれば、CCIEホルダーとして認定されます。
CCIEの試験コース
- CCIE Enterprise Infrastructure:エンタープライズインフラストラクチャー
- CCIE Security:セキュリティ
- CCIE Collaboration:コラボレーション
- CCIE Data Center:データセンター
- CCIE Enterprise Wireless:エンタープライズワイヤレス
- CCIE Service Provider:サービスプロバイダー
CCNA
CCNAとは、シスコシステムズ社 による認定資格であり、ネットワークエンジニアの入門資格にあたります。
CCNAは、ネットワークに関する基礎知識が求められる認定資格です。ネットワークと一口に言っても、その範囲は広く、レイヤー2のスイッチングやレイヤー3のルーティング、無線接続、セキュリティと、ネットワークに関わる広範囲の知識が求められます。
CCNAを取得することは、ネットワークエンジニアとして最低限の知識やスキルを有していることの証明になります。そのため、CCNA資格を取得すれば、ネットワークエンジニアとしての活躍が期待できるでしょう。
ORACLE MASTER
ORACLE MASTERとは、ORACLE社が実施している「Oracle Database」に関する技術を認定する資格です。試験では、主にデータベースの管理や運用、SQLに関する問題が出題されます。
2003年に世界共通の資格基準となり、日本だけでなく海外の全ての国や地域で評価されるようになりました。「Oracle Datebase」を扱う仕事であれば、必要不可欠な資格と言えるでしょう。
また、ORACLE MASTERはデータベース分野において価値のある資格ですが、ORACLE社で提供するデータベース以外の技術として「Java」「Applications」「Oracle Cloud」などの分野の資格試験も提供しています。
インフラエンジニアでの経験を活かせる仕事とは?
インフラエンジニアはITシステムの基盤であるITインフラを扱う業務であるため、インフラエンジニアはIT業界全般で活躍できます。
例えば、Webサービス・アプリ制作会社やWebサービスなどの企業、IT業界以外でもITインフラへの需要はあるため、小売・物流企業といった企業で働くこともできます。
IT技術は、どの業界でも欠かすことのできない技術であり、その技術を持ったインフラエンジニアとしての経験は、どの企業でも必要とされるものなのです。
インフラエンジニアとしてのキャリアプランを考えるときは、IT業界以外での活躍を考えてみるのも一つの手でしょう。
インフラエンジニアからのキャリアチェンジも視野に入れよう
インフラエンジニアからのキャリアチェンジについては、主に以下の4つが挙げられます。
それぞれの職種を紹介します。
プロジェクトマネージャー
インフラエンジニアとして一人前になることで、プロジェクトマネージャーとしてキャリアチェンジすることが可能です。
プロジェクトマネジャーとは、プロジェクトが円滑に進むように、進捗管理や納期調整、クライアントからのヒアリングなどをおこない、責任者としてプロジェクトを回していきます。
基本的には、技術的なことは対応していませんが、人手不足や進捗が遅れている場合などでは、現場に入ってエンジニアとして業務をおこなうことが必要になるので、一人前のインフラエンジニアとしての技術力は必要です。
また、プロジェクトマネージャーとして、求められるスキルは、以下があります。
- タスクマネジメントスキル
- リーダーシップスキル
- コミュニケーションスキル
- インフラエンジニアのスキル
- 営業スキル
チーム全体を動かすことができる職種なので、達成感が大きく、やりがいを持って仕事をおこなうことができます。
ITコンサルタント
ITコンサルタントとは、クライアントが抱えている課題に対して、ITを使って解決していく仕事です。
具体的にITコンサルタントの業務内容は、大きく分けて以下の3つがあります。
- ヒアリング
- 分析・提案
- マネジメント(プロジェクト管理)
クライアントからITに関する悩みを聞き出して、どこに課題があるかを確認し、どうすれば解決するのか具体的に提案をおこないます。
また、提案内容が採用されたら、プロジェクト管理のマネジメント管理を実施していきます。
大手ITコンサルティング会社であれば、年収1,000万円以上を狙うことができ高収入を目指している方にもおすすめです。
ITコンサルタント以外のエンジニアのキャリアの選択肢については「エンジニアのキャリアプランの回答例19選!種類ごとに細かく解説」の記事で紹介しているので、エンジニアとしてキャリアアップしたいけどどんな道があるかわからないという方はぜひ参考にしてみてください。
フリーランス
インフラエンジニアとして、自由に働きたいと思っている方は、フリーランスとして活動することも可能です。
会社と直接契約して働くことができるので、スキルや経験によっても異なりますが、高額報酬も目指すことが可能です。
ITスキルや一通りの技術力はもちろん、セルフマネジメント力や営業力、交渉力などのスキルも求められます。
フリーランスは、働いたら働いた分だけ報酬を受け取ることができるのが魅力ですが、仕事がなくなればその分収入もなくなってしまうので注意が必要です。
経営者
インフラエンジニアとしての経験やスキルを身につけることで、経営者として活躍することも可能です。
経営者になると、会社によって異なりますが、自分自身で業務をおこなう形ではなく、従業員を雇って会社全体のマネジメントや意思決定などが主な仕事になります。
求められる能力は、リーダーシップや広い視野、誠実さなどが挙げられます。
経営的な視点で動いて、会社業績アップに直接つながる仕事をおこなえるので、非常にやりがいのある仕事と言えます。
インフラエンジニアがキャリアプランを作成する手順
インフラエンジニアがキャリアプランを作成する手順については、以下があります。
それぞれの手順を解説します。
手順(1)自己分析をして現状を知る
自己分析をして現状を知ることが重要!
インフラエンジニアがキャリアプランを作成する手順として、自己分析をして現状を知ることが重要です。
自分自身のスキルレベル、経験、興味、強み・弱みなどを分析する具体的な方法については、以下があります。
- SWOT分析
- 自己評価のテンプレート
SWOT分析とは、外部環境と内部環境を強み・弱み・機会・脅威の4つの要素で要因分析を実施することです。
現状の改善点や将来的なリスクも見つけることができるので、これまで見落としていたポイントを簡単に見つけることができます。
また、自己評価のテンプレートは、自分自身でパフォーマンスを振り返ることができる便利なツールです。
このようにさまざまなツールを使用することで、効率よく自己分析をおこなうことができ、現状の把握にもつながります。
今の時代、自己分析ツールを調べたらインターネットに様々な分析ツールやフォーマットが出てきますが、それらはあくまで傾向をはかるだけで、正確な自己分析をしたい人には向いていません。
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そうすることで、原体験に紐づいた自己分析をすることができ、あなた自身が将来何をしたいのか、どんなことをしていきたいのかなどの価値観を再発見したり、転職活動の面接で「使える」キャリアプランを作成することもできますよ。
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手順(2)理想の仕事を明確にする
理想の仕事を明確にするために、将来やどうなりたいかを真剣に考えるようにしましょう。
将来やどうなりたいかを真剣に考える際には、どんな仕事をしていて、どんな生活をしていたいかなど考えることが重要です。
例えば、「お金を稼いで自由な生活」をしたい人と「お金は最低限でいいので楽して稼ぎたい」と考える人では理想の仕事が異なります。
将来のどうありたいかの正解はなく、人それぞれ違うからこそ、理想の仕事のゴールを設定し、ゴール達成のための手段(キャリア)は何がありそうかを考えてみましょう。
手順(3)必要なスキルと経験を考慮する
理想の仕事を見つけるために、今までの経験やスキルを棚卸ししましょう。
今までの経験やスキルを棚卸する例として、以下が挙げられます。
- 会社に貢献したことは何か?
- 業務で工夫していることは何か?
- 人からどういう人と言われやすいか?
- 他の人に比べて自分が上手くできることは何か?
今までのスキルや経験を棚卸するのはもちろん、今後の業務で必要なスキルを考慮することで、自分の向き不向きが理解することにもつながります。
自分の向き不向きが理解できると、自分の現在地を知ることができたり、自分に合ったキャリアプランを見つけやすくなります。
手順(4)具体的な行動計画を立てる
キャリアのプロに相談して、一緒にキャリアプランを立てるのがおすすめです。
具体的なアクションプランを提示し、短期目標、中期目標、長期目標に分けて計画することが重要です。
目指すべき目的地と現在地のギャップを埋めるキャリアプランを考えるには、転職やキャリアなどの知識が必要になるので、1人でキャリアプランを考えるのはなかなか難しいのも事実です。
そこで、キャリアコーチなどのキャリアのプロに相談して、一緒にキャリアプランを立てるのがおすすめです。
自分専任のキャリアコーチがマンツーマンでサポートし、仕事や転職の悩みやキャリアプランの設計をしてもらえるので、自分に合ったキャリアプランを立てることが可能です。
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インフラエンジニア未経験の場合は?
インフラエンジニアのキャリアプランに関しましては、未経験でも目指すことは可能です。
具体的に、インフラエンジニア未経験の場合について、以下を解説します。
これから、未経験でインフラエンジニアを目指したいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
未経験でもインフラエンジニアになれる?
インフラエンジニアは、数あるエンジニアの中でも未経験でも転職がしやすいと言われています。
一般的なエンジニアは、アプリ開発やシステム開発などのイメージがしやすいですが、インフラエンジニアは業務内容のイメージがしにくく、インフラエンジニアの人材が少ないことが、未経験でも転職をしやすい理由として挙げられます。
しかし、未経験でエンジニアを目指すには、幅広い知識や経験などが必要になるので、自主的に学習する意欲などが必須です。
また、未経験からインフラエンジニアになり、その後のキャリアプランとして、開発のエンジニアになるという選択肢も増やすことが可能です。
未経験からインフラエンジニアを目指す人におすすめの資格
資格を取得すると、自主性や積極性などを評価してもらいやすくなります!
未経験からインフラエンジニアを目指す人におすすめの資格については、以下があります。
- ITパスポート
- 基本情報処理技術者
- シスコ技術者認定(CCNA)
- Linux技術者認定(LinuC)
上記の資格を取得しておくことで、自主性や積極性などを評価してもらいやすく、未経験からインフラエンジニアを目指しやすくなります。
未経験でインフラエンジニアを目指す人のキャリアプラン例
未経験でインフラエンジニアを目指す人のキャリアプラン例として、主に以下があります。
- ITインフラの監視業務
- ヘルプデスクでのサポート業務
- ITインフラの運用・保守
- ITインフラの設計・構築
インフラエンジニアにとって基本的な業務として、ITインフラの監視業務があり、ネットワークインフラで異常が起こっていないか、不正アクセスなどのリスクがないかの業務を行います。
業務経験を積んでいくことによって、インフラにおける幅広い知識が求められる「ITインフラの運用・保守」や「ITインフラの設計・構築」などの業務をおこなうことが可能です。
このように、未経験でも経験を積んでいくと設計や要件定義などの上流工程に関わる場面を増やすことができます。
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エンジニア職は未経験の障壁が低いため、ライバルが多いことも特徴です。そのため、他のエンジニアと差別化を図るには、明確なキャリアプランが必要不可欠です。
エンジニア職のキャリアプランを立てるには、まずは自分の性格や志向性を理解し、その特性を踏まえたうえでどうなりたいか、何をやっていきたいかを考える必要があります。
ただ自己分析は、その名の通り自分で自分を分析する必要があるので、失敗するリスクが大きいといえます。そこで、自己分析を得意とするキャリアコーチングサービスの「マジキャリ」がおすすめです。
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インフラエンジニアのキャリアプランに関するよくある質問
インフラエンジニアのキャリアプランに関するよくある質問については、以下があります。
それぞれの質問を解説します。
インフラエンジニアの平均年収はいくら?
経験を積んだり、資格を取得するなどをおこなうことで、年収アップにもつながります。
インフラエンジニアの平均年収は、厚生労働省の「職業提供サイト」によると約660万円とされています。
国税庁の「民間給与実態調査」によれば、一般的なサラリーマンの平均年収は約440万円なので、インフラエンジニアの平均年収は高水準といえます。
インフラエンジニアとして年収アップを目指す働き方として、以下が挙げられます。
- 大手企業へ転職する
- 外資系企業へ転職する
- フリーランスで働く
また、経験を積んだり、資格を取得するなどをおこなうことで、年収アップにもつながります。
インフラエンジニアの運用保守は何年くらいですか?
インフラエンジニアの運用保守は1〜2年程度です。
運用保守とは、サイバー攻撃や人為的な操作ミスなどの外部要因に対して、根本的な解決に導くのが運用保守の業務です。
転職やキャリアアップを考慮した場合の運用保守の期間については、最低でも2年の期間が必要で、先輩エンジニアの指導やアドバイスの下で経験を積んでいきます。
インフラエンジニアはどんな人が向いていますか?
インフラエンジニアは、地道な作業をコツコツを行えて、責任感が強い人が向いています。
ITの知識やネットワークなど危機に強いだけではなく、プロジェクトメンバーと円滑なコミュニケーションを取る能力も必要です。
また、インフラエンジニアは、技術の進歩についていかなければならないので、学習意欲や知的好奇心を持っている人も向いていると言えます。
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インフラエンジニアの夜勤はどんな仕事?
インフラエンジニアは、システムやWebサービスなどの監視業務があるので、夜勤をおこなう必要があります。
具体的にインフラエンジニアの夜勤での業務内容は、以下が挙げられます。
- システムの導入
- システムやサーバーの監視
- トラブルの対応
- 顧客対応
また、原則として22時〜5時の労働時間は「深夜割増賃金」として給与が1.25倍となるので、夜勤の方が多く稼げるメリットが挙げられます。
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自己分析をすることで、あなたが将来何をしたいのか、どんなことに興味があるかがわかり、将来のキャリア選択のヒントになります。
専門的な道に行くか、マネジメントに行くか、選択肢が多いからこそどの道を選ぶべきか迷ってしまいますよね。
選択肢が多ければ多いほど安心はしますが、その選択肢の中から選ぶには自己分析が必要です。
というのも、自己分析をすることであなたが将来何をしたいのか、どんなことに興味があるかがわかり、将来のキャリア選択のヒントになるからです。
キャリアプランが立てられない方は自己分析から自己理解を深めることから始める必要がありますが、自己分析は自分を分析する必要があるので、「自分はこういう人間だ…」「自分は⚪︎⚪︎が苦手…」と思い込みが発動してしまい、失敗するリスクが大きいです。
キャリアというのはあなたの人生においてかなり大きな影響を及ぼすからこそ、一人で自己分析を進めるのではなく、第三者視点を入れながら客観的な自己分析を進める必要があります。
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ですが、インフラエンジニアの仕事が減る、もしくは無くなることはなく、クラウドサービスを積極的に利用する企業は増え続けており、インフラエンジニアの需要は今後増々高まっていくことでしょう。