2023/12/06

#キャリアプラン #キャリアの悩み #面接対策

10年後のキャリアプランとは？簡単な作り方【転職で使える例文付き】

転職活動の面接時に「10年後のキャリアプラン」について質問されることがあります。

末永

まだ入社してもいない会社での「10年後の自分」を想像するのは、難しいと感じるかもしれません。ただ、この質問は会社側にとっては、採用可否を決めるための非常に重要な質問です。

末永

面接官が10年後のキャリアプランについて質問するのは、あなたの「定着性」と「継続的活躍性」を確認するためだからです。

定着性とは、「会社に長く勤めてくれるかどうか」の指標です。会社としては、採用しても数か月や数年で辞められるのは本意ではないため、この10年後のキャリアプランを質問することで定着性を確認します。

また、継続的活躍性とは、「会社で長く活躍してくれそうか」の指標です。たとえ定着性に問題がなく長く勤めてくれそうな人材でも、活躍してくれなければ会社にとっては損失となります。そのため、「10年後にどのような活躍を想定しているか」という意識の確認も、この質問には込められています。

この2つを満たしているかどうかを、あなたのキャリアプランを聞くことによって確認します。さらに、あなたのやりたいことや挑戦したいことと、会社のビジョンや方向性とマッチしているかを確認することも、この質問の意図のひとつです。

末永

会社への定着活躍性をアピールするようなキャリアプラン設計をしたいならマジキャリ に相談しましょう。

マジキャリ はキャリアの知見が豊富なコーチと一緒に、他のキャリアコーチングサービスに比べて長い時間をかけて徹底的な自己分析をおこなうことが特徴です。

そのため、自分がどのような環境では安定して働き続けられるのか、自分の強みを活かして活躍できる環境はどこかなどをより詳細に分析することができます。

そして、それを元にキャリアプランを設計したり企業選びをおこなうため、具体的かつ現実的なキャリアプランを設計できるのはもちろんのこと、実際の面接でも自信を持って話すことができるようになります。

末永

マジキャリ では書類の添削や面接対策など、実際の選考の対策もコーチと一緒にすることができます。もちろん転職を前提としないキャリア相談も可能です。

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面接官が10年後のキャリアプランを聞く理由

もう少し具体的に10年後のキャリアプランの質問理由をみていきましょう。具体的な理由は大きく次の3つが挙げられます。

それぞれについて詳しく解説します。

入社意欲を確認するため

末永

10年後のキャリアプランを問われるのは、面接官があなたの入社意欲を確認する意図もあります。

入社意欲とは、「なぜこの会社を選んだのか」や「この会社でなにを達成したいのか」という熱意の部分です。10年後のキャリアプランを明確に提示できない場合、数ある転職先のひとつとして応募していると見られかねません。この入社意欲がない人材は、早期離職やモチベーションの低下につながり、定着性が低いと判断されます。

逆に、10年後のキャリアプランを明確に持っているということは、自分のスキルと会社のビジョンが的確にマッチングできていると見られます。そのため、定着性も継続的活躍性も高いと判断されるはずです。

自分と会社の10年後のビジョンを明確にし、強い入社意欲をアピールしましょう。

求める人材とのミスマッチを未然に防ぐため

会社側が求める人材とのミスマッチを未然に防止するために、10年後のキャリアプランを聞かれる場合があります。

求める人材とのミスマッチとは、たとえば会社側とあなたが採用後に「こんなはずじゃなかったのに…」とお互いが思うような状況のことです。人材採用でのミスマッチは、会社側にとっては面接や教育にかけた時間と労力が無駄になることを意味します。同じように、採用される側にとっても改めて転職先を探すことになり、どちらにとってもデメリットとなります。

末永

面接の段階で10年後のキャリアプランを確認することによって、お互いのビジョンが明確になっていればこのようなミスマッチは起きません。

たとえば、あなたが「10年後は海外の事業体で新規顧客を開拓したい」というキャリアプランを提示したとします。一方、会社側としては「10年後は国内の新規顧客の開拓に力をいれていく」というビジョンを持っていたとします。この場合、ミスマッチとなるため採用は見送られるでしょう。

つまり、事前に会社側がどのようなビジョンをもっているか確認したうえで転職先を選ぶことが大切です。自分のキャリアプランを明確にしたうえで、マッチする企業を探す必要があります。

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成長意欲を確認するため

末永

会社側としては、成長意欲の高い人材を求めるのは当然のことです。その成長意欲を確認するためにも、面接官は10年後のキャリアプランを質問します。

10年後のキャリアプランを聞くことで、その人が「この会社で成し遂げたいことがあって応募してきたのか」、もしくは「数ある転職先の候補のひとつとして応募してきたのか」が明確にわかります。

10年後のキャリアプランは、将来の展望だけではなく、そこに向かって自分がどのように成長するかもセットで話されるべきです。そのため、その会社での成長意欲がなければ10年後のキャリアプランを語ることは難しいでしょう。

面接官もそれがわかっているから成長意欲を確認するために10年後のキャリアプランを質問してきます。あなたの成長意欲をアピールするためにも、10年後のキャリアプランを成長プランとともに明確にしておきましょう。

【面接準備】10年後のキャリアプランの考え方

ここからは、面接に備えて10年後のキャリアプランの考え方について解説します。

キャリアプランを立てるのに必要なのは「理想の姿（=ゴール状態）」「現在地（=今のあなた）」「ゴールとの差を埋めるために必要なこと」の3つです。そのため、次の3ステップでキャリアプランを構築することが効率的です。

それぞれについて詳しくみていきましょう。

ステップ1 将来の理想を考える

まずは、転職先での将来の理想を考えます。10年後には、どこの勤務地で、どのようなプロジェクトに携わり、どのポジションで働いているのかを考えてみましょう。

たとえば、海外勤務を望んでいる場合は、「中国の事業体で新規の取引先を開拓し、営業担当として独自開発品を売り込む」というように、なるべく具体的にイメージします。

また、逆に「なりたくない状況」も想定しておくことも重要です。たとえば、「10年後はまだ現場でキャリアを積みたいので管理職にはつきたくない」というように、自分の意志を明確にすることでキャリアプランも明確化していきます。

末永

このとき重要なことは、実現性の可否を考える必要がないということです。あくまで理想の人生像なので、実現性はいったん置いておきましょう。

まずは、そこをゴールとしてやるべきことを逆算していきます。というのも、ゴールが設定されていないと、どこに向かえばよいかわからず何も始まらないからです。

将来の理想の働き方を明確にし、キャリアプラン構築の第一歩としましょう。

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ステップ2 今の現状を把握する

将来の理想像がイメージできたら、次は今の現状を考えます。理想と現実とのギャップを理解するためには、この現状把握が必要です。

末永

今の現在地を把握するには、「ポータブルスキル」と「ヒューマンスキル」を棚卸しして、言語化する方法があります。

ポータブルスキルとは、すでにあなたが持っているスキルのことです。たとえば、これまでの業務の中での成果物や、組織に貢献した経験や姿勢などが挙げられます。また、論理的思考力やプレゼンスキルなどの、どのような環境でも活かせるスキルもポータブルスキルのひとつといえます。

次に、ヒューマンスキルとは、あなたが本来持っているスムーズな対人関係を構築するためのスキルのことです。たとえば、リーダーシップスキルやコミュニケーションスキルなどの、自分の性格や特定の強みがヒューマンスキルにあたります。

この2つのスキルを理解することによって、今の現状を把握することができます。この機会に、これまでの経験や自分の内面を棚卸しし言語化してみましょう。

ステップ3 将来の理想と現状のギャップを埋めるアクションを考える

最後のステップとして、理想と現状のギャップを埋めるアクションを考えます。理想の姿（ゴール）と現在地を理解することで、ギャップが明確化します。

末永

キャリアプランとは、このギャップを埋めるための道すじとも言えるため、どのような方法であれば埋めることができるか考えましょう。

たとえば、ギャップを埋めるために特定の知識が足りない場合は、学習プランを立てる必要があります。もし、その知識に関係する資格があれば、資格取得をひとつの目標に設定してもよいかもしれません。

このギャップを埋めるためのアクションプランを立てるコツとしては、「中間目標」を立てることです。現在地から10年後のゴール地点まで、飛ばして計画を立てる方もいますが、あまり現実的なプランとはいえません。

末永

中間目標として3年後や5年後のあるべき姿を設定することで、アクションプランに現実味が帯びてきます。

ここまでみてきたように、「理想の設定」「現状把握」「ギャップを埋めるアクションプランの設定」をおこなうことで、10年後のキャリアプランが明確化し、説得力のあるものになるでしょう。

実は、このアクションプランの設計がキャリアプラン設計の中で最も重要な工程になります。

末永

というのも、転職市場は年齢と経験が重要になってくるため、ここで間違ったアクションプランを立ててしまうと時間だけが過ぎ、取り返しのつかないキャリアになってしまうからです。

加えて、面接ではキャリアプランが自分をきちんと客観視できているか、計画性を持って行動できる人なのかどうかの判断基準になります。

そのため、キャリアプランを立てる際にはキャリアの知見が豊富なプロに相談することをおすすめします。

末永

手前味噌で恐縮ですが、中でもマジキャリに相談するのがおすすめです。

マジキャリは転職エージェントを合わせて運営している弊社アクシスが運営しておりキャリアの知見が豊富な上に、プロのコーチが親身になってキャリア相談に乗ってくれます。

そのため、1人1人にあったキャリアプランの設計が可能です。

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【面接練習】10年後のキャリアプランの答え方・例

次に、10年後のキャリアプランの実例を、次の年代別で紹介します。

今回の例文は各年代とも「営業職」という前提をおきましたが、書き方の流れを参考に、各職種や業種に当てはめて考えてみてください。

第二新卒

第二新卒とは、一般的に「新卒で入社して3年以内のビジネスパーソン」といわれています。社会人としての経験の少ない第二新卒には、実績やスキルよりもモチベーションが求められます。そのため、いかにその会社で長く働きたいのかという熱意をアピールしましょう。

20代

20代の若手に求められるのは、経験や実績よりも将来性、つまりポテンシャルです。

末永

ある程度、社会人経験は積んでいるので、その経験を活かしつつ広い視野でいろいろなことを吸収する意欲を伝えるようなキャリアプランがよいでしょう。

また、具体的な数字を入れながら客観性をもたせることで、意欲だけではなく説得力のあるキャリアプランとなります。

30代

30代は、前職での経験年数もそれなりに長いため、即戦力として期待される世代です。また、年代的にも若手をまとめる管理職の中核とみなされるでしょう。

末永

そのため、キャリアプランでも今までの経験を活かした専門スキルと、マネジメントスキルをアピールできるとよいでしょう。

また、自分のやりたいことと、会社のビジョンがマッチしていることに言及することも大切です。

このように、20代〜30代のキャリアプランの作成は、熱意のある主観的な内容と、具体的な数字による客観的な内容を折り込むことが必要です。そして、転職においてはキャリアプランの良し悪しよって採用可否が左右されることもあります。

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40代

40代はピンポイントのスキルと、管理職としてのマネジメントスキルが求められる年代です。会社としての新たな価値の創造や、組織としての戦略づくりなど、会社に大きく貢献できるというアピールをするべきでしょう。

管理職

管理職は、部下や組織全体のマネジメントが求められ、さらに会社の利益を追求する必要があります。

そのため、人材の育成や管理と、会社の将来を見据えた戦略提案を含めたキャリアプランにするべきでしょう。

女性

末永

女性は、社会的にも上級職に就くことを期待されているため、キャリアアップの意志を示すとよいでしょう。

ただし、女性は結婚や出産、育児などのライフイベントも多いため、ワークライフバランスにも言及することをおすすめします。

【職種別】10年後のキャリアプランの答え方・例

次に、職種別で10年後のキャリアプランについて解説します。解説する職種は次のとおりです。

それぞれについて、例文を紹介しながら解説します。

営業職のキャリアプラン例

営業職のキャリアプランでは、顧客との関係構築とセールスの成果が重要です。顧客のニーズを深く理解し、それに応じた提案力を高めるようにしましょう。

また、自社製品やサービスの専門知識を深め、信頼される営業担当者になることも目指すべきです。

事務職のキャリアプラン例

事務職のキャリアプランを作成する際は、効率的な業務処理能力と組織内コミュニケーションスキルを重視することがポイントです。

具体的には、文書管理やデータ分析、レポート作成のスキルを磨き、業務の効率化を図ります。また、部門間の連携を円滑にするためのコミュニケーション能力も大切です。

技術職のキャリアプラン例

技術職のキャリアプランをつくる際は、専門技術の継続的な習得と、その技術を応用する発想力が重要です。

最新技術やノウハウを追い続け、それを業務に生かす能力を鍛える必要があります。また、チーム内での協働やプロジェクト管理能力の向上も重要な要素です。

企画系のキャリアプラン例

企画系の職種でキャリアプランを立てる際は、創造的思考と市場分析の能力が重要です。

トレンドの洞察や消費者ニーズの把握、競合他社の分析を通じて、新しいアイデアを生み出す力を養います。また、企画案を実行に移すプロジェクトマネジメントスキルの向上も重要です。

販売・サービス系のキャリアプラン例

販売・サービス系のキャリアプラン作成には、顧客サービスの質の向上と販売戦略の習得が重要です。

顧客満足度を高めるために顧客のニーズを理解し、それに応じたサービスを提供する能力を磨くことが求められます。また、販売目標を達成するための戦略的なアプローチも大切になるでしょう。

クリエイティブ系のキャリアプラン例

クリエイティブ系職のキャリアプランでは、創造性とトレンドへの敏感さが重要です。

新しいアイデアを生み出し、それらを現実のプロジェクトに応用する能力を鍛えることが求められます。また、業界の最新動向を常に把握し、それを自身の作品に反映させることも大切です。

IT・エンジニア系のキャリアプラン例

IT・エンジニア系のキャリアプランを立てる際のポイントは、最新の技術スキルの習得と、それらを実務に応用する能力です。

プログラミング言語やデータベース管理、クラウドサービスなどの知識を常に更新し、実践的なプロジェクト経験を積むことが重要です。また、チームワークとプロジェクトマネジメントのスキルも磨くことが求められます。

医療・介護系のキャリアプラン例

医療・介護系のキャリアプランを立てる際のポイントは、専門的な医療知識や介護技術の習得と、患者や利用者に対する深い理解と共感です。

常に最新の医療知識を更新し、実践的なスキルを身につけることが重要です。また、患者や利用者の精神的なサポートを提供できるコミュニケーション能力の向上も必要となるでしょう。

教育系のキャリアプラン例

教育系のキャリアプランをつくる際のポイントは、教育方法の革新と生徒の個々のニーズへの対応です。

新しい教育技術や手法を習得し、それらを授業に取り入れることで、生徒の学習効果を最大化します。また、生徒一人一人の学習スタイルや能力を理解し、それにあわせた指導をおこなうことも重要です。

研究・開発系のキャリアプラン例

研究・開発系のキャリアプランを立てる際のポイントは、専門分野の深い知識と、研究開発能力の維持・向上です。

最新の科学的発見や技術トレンドに常に敏感であり、それらを研究に応用することが求められます。また、研究成果を実用化するためのプロジェクトマネジメント能力や、学際的なアプローチも重要です。

金融系のキャリアプラン例

金融系のキャリアプランでは、市場分析能力とリスク管理のスキルが重要です。

金融市場の動向を的確に分析し、顧客の資産運用に関する最適なアドバイスを提供する能力を磨く必要があります。また、金融商品のリスク評価やポートフォリオ管理の専門知識も重要になるでしょう。

10年後のキャリアプランを答えるときのポイント

それでは、実際の面接で10年後のキャリアプランを答えるときを想定してみましょう。キャリアプランを答えるときのポイントとしては、次の3つが挙げられます。

それぞれについて詳しく解説します。

その会社でなければいけない理由を伝える

キャリアプランを伝えるときは、他の会社ではなく「その会社でなければいけない理由」を説くことが重要です。

いかにあなたがその会社でやりたいことがあって、そしてあなたを採用することによって、いかに会社にとってもメリットがあるのかを説明します。そのために、今の会社や他の会社ではそれを達成できない理由を明確にする必要があります。

末永

つまり、あなたの将来やりたいことや挑戦したいことと、会社のビジョンや方向性がマッチしていることを説明し、熱意を持って伝えることを徹底しましょう。

面接官も人間なので、淡々と説明されるよりも、あなたの会社に対する思いを聞くことで心が揺さぶられるはずです。

今までの経験をもとに伝える

次のポイントは、今までの経験をもとに伝えることです。

いくら熱意があっても、将来のことだけを伝えるだけでは机上の空論になってしまい意味がありません。根拠として、今まで頑張った経験や成果を出したことなど、原体験に紐付けてキャリアプランを答えましょう。

そのために、今の会社での経験や実績で、答えられるものをピックアップしておきます。そして、できれば具体的な数字をもって説明できるとよいでしょう。

たとえば、「新規開発の営業プロジェクトリーダーとして3か月間で新規顧客5社を獲得し、1億円の売上アップに貢献した」というように、具体的な実績を提示します。

末永

ただし、単に今までの経験を提示するのでは不十分です。その経験を、どのように今後のキャリアプランに活かすかが重要です。

キャリアプランは「現在地と将来とのギャップを埋める道すじ」とお伝えしました。そのギャップを埋めるための武器として、今までの経験を活かしましょう。

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具体的な数字を使って客観的に伝える

キャリアプランを伝える際は、主観だけを伝えるのではなく、具体的な数字などの実績を用いて客観的に話しましょう。

10年後はまだ先の未来のことなので、どうしてもキャリアプランの内容が抽象的になりがちです。自分の熱意や会社の将来に対する思いなどを主観的に伝えながら、具体的な数字で客観性をもたせるようにしましょう。

末永

客観的な要素が入ることで、キャリアプランとして現実味を帯びて説得力のあるものとなります。

もし、客観的に伝えるのが苦手な場合は、目標設定手法のひとつである「SMART」を使うとよいでしょう。

これらのチェック項目を参照しながら、客観的で説得力のあるキャリアプランを構築しましょう。

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10年後のキャリアプランを答えるときの注意点

ここまで、キャリアプランの考え方や構築するときのポイントについてみてきました。ただ、実際にキャリアプランを作るときに注意するべきことがいくつかあります。主な注意点は、次の3つです。

それぞれの注意点について解説します。

プライベートに偏りすぎている

キャリアプランの内容がプライベートに偏りすぎているものは、面接官によい印象を与えないので避けたほうがよいでしょう。

10年後の未来を想像したときに、真っ先にプライベートの内容が思いつくかもしれません。

末永

しかし、求められているのはあくまで「キャリア」のプランということを忘れないようにしましょう。

もちろん、プライベートの内容を入れてはいけないわけではありません。むしろ、プライベートと仕事をどのように両立していくかを示すのは、あなたのパーソナリティが出るため他者との差別化になります。

あくまでプライベートは補足程度にとどめ、キャリアプランの主体は仕事の内容にすることが重要です。

転職理由や志望動機と一貫性がない

転職理由や志望動機とキャリアプランに一貫性がない場合も問題です。

たとえば、志望動機として「この会社の商品に魅力を感じ、世界中で広く販売するために営業として売上アップに貢献したい」としている一方、キャリアプランでは「顧客単価の向上を重視した営業戦略を立てて、利益を追求していく」としているケースです。

末永

この場合、面接官としてはどちらが本心かわからないため「一貫性がない」と判断されます。

まずはキャリアプランを構築し、それを軸として志望動機を考えることで、このような食い違いは発生しづらくなります。一貫性のなさは、あなたの信頼性を揺るがせるので、注意しましょう。

その会社でなくてもいいと思われる

どの会社にもあてはまるようなキャリアプランを作ることも避ける必要があります。

面接官が10年後のキャリアプランを質問するのは、あなたがその会社で具体的にどのような働き方をイメージしているかをみたいからです。つまり、あなたのやりたいことと会社のビジョンのマッチングを重視した質問といえます。

末永

そのため、「わたしが実現したいことはこの会社でしかできない」ということを全面的にアピールすることが大切です。

たとえば、「10年後は管理職として会社に貢献する」というような抽象的なプランは、どの会社にもあてはまります。つまり、どの会社にも刺さらないキャリアプランとなってしまいます。

その会社でなければ実現できないことを、キャリアプランの軸として設定するようにしましょう。

会社を踏み台にしようと思われる

ほかの会社へ転職するための踏み台と思われるようなキャリアプランの作成は避けるべきです。

あくまでキャリアプランは、その会社でのキャリアアップ計画であることが大切で、ほかの会社や業種へのキャリアチェンジを感じさせるいい回しは、会社側に不信感を与えます。

末永

もし、転職の面接でそのような印象を与えてしまうと、よい結果は期待できないでしょう。

そのため、もしその会社を踏まえて次の転職まで見据えている場合でも、あえて言及しないことが大切です。

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10年後のキャリアプランが答えられない人におすすめの相談先

最後に、どうしても10年後のキャリアプランを構築できない方におすすめの相談先を紹介します。

キャリアプランは自分と会社との未来のことなので、主観的すぎても客観的すぎてもよいキャリアプランは作れません。そのため、第三者目線でキャリアプラン構築のサポートを受けることは有効といえるでしょう。

ここでは、キャリアプランを構築するための、次の2つのサービスを紹介します。

それぞれについて解説するので、もしキャリアプランの構築で悩んでいる方は参考にしてください。

キャリアコーチング

キャリアコーチングサービスとは、あなた専任のキャリアコーチがマンツーマンで、仕事や転職の悩みやキャリアプランの設計をサポートしてくれるサービスのことです。

サービスにもよりますが、キャリアコーチングはあくまで「コーチング」のため、転職先の斡旋をしていません。そのため、転職意思の有無に関わらず、キャリア相談に乗ってくれるのが特徴です。もし、自分だけで10年後のキャリアプランを立てることが困難な方にはうってつけのサービスといえます。

末永

キャリアプランが立てられない20代〜30代に1番おすすめなキャリアコーチングサービスマジキャリ です。

マジキャリ は転職エージェントも運営しているアクシス株式会社が運営しているため、キャリアに関するノウハウが豊富にあります。

そのため、提案だけでなく転職エージェントのノウハウを活用し、理想のキャリアの実現に向けたアクションまで支援してくれ、絵に描いた餅で終わることのない具体的で現実的なキャリアプランの設計をすることができます。

末永

マジキャリでは以下のような流れで「自己分析」と「キャリアの設計」がおこないます。

第三者であるプロのコーチと一緒にこれらの対策ををおこなうからこそ、自分に自信を持つことできるようになり、選考通過率のアップも見込めます。

ただいまマジキャリでは初回面談を無料でおこなっております。ぜひ一度お気軽にご相談ください！

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転職エージェント

転職エージェントは転職を前提とした人に向けた転職支援サービスです。転職支援として、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策などの他に、キャリアプランの設計も手伝ってくれることもあります。また、転職エージェントは無料で利用できることがメリットといえるでしょう。

ただし、基本的には転職活動の支援が中心となるため、キャリアプランの設計まで一緒に考えてくれるとは限りません。そのため、最初に「キャリアプラン設計も手伝って欲しい」という要望を伝えたうえで、そこでの対応が丁寧かどうかで利用する転職エージェントを見極めることが必要です。

転職エージェントはいろいろなサービスがあるため、利用するときは自分にあったサービスを選ぶようにしましょう。

10年後のキャリアプランの答え方がわからない人はマジキャリがおすすめ

本記事では、10年後のキャリアプランの作り方や注意点について、例文とあわせて解説してきました。

末永

キャリアプランは思いつきで立てるものではなく、あなたの将来やりたいこと（=ゴール）から逆算してつくることが大切です。

そのため、そもそも将来の理想状態がイメージできてないと、10年後のキャリアプランは作れませんし、転職の面接でもうまく答えることはできないでしょう。

末永

とは言っても、将来やりたいことがまだ見つかっていないという人も多いですよね？
そのため、そのような人はどんな形であれ、まずは自分の将来ありたい姿ややりたいことの方向性を決める必要があります。

将来やりたいことがないという人は、まずは誰かと一緒に自己分析をすることから始めましょう。

これによって主観だけではなく、第三者の視点から客観的にも自分を見つめ直すことができるので、自分では気づけなかった潜在的な願望や自分の強みに気づくことができます。

末永

第三者と一緒に自己分析をする際は、マジキャリに相談することがおすすめです。

第三者として家族や友人に相談することも悪くはないですが、キャリアの知見が乏しいため間違った方向に誘導されてしまうリスクがあります。

その点、マジキャリのコーチはキャリアの知見が豊富なのはもちろんのこと、これまで数千人ものキャリア相談に乗ってきた経験から、相談者の内面をうまく引き出すように対話を進めてくれます。

そのため、構えずとも自然に自己分析ができ、今まで気づいていなかった新しい自分に気づくことができるでしょう。

末永

そこでここまでこの記事を読んでくださった10年後のキャリアプラン設計に悩んでいるみなさん限定で初回面談枠を優先的にご案内します。

これからの人生の中で一番若く、キャリアの選択肢が一番豊富な今日、ぜひ以下のボタンからキャリア相談をしてみてください。一緒にこれからのキャリアを自信を持って歩みましょう！

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