「転職したいけどやりたい仕事がない」という人は多い!
ポジウィル株式会社の企業に求める軸に関する意識調査によると、社会人の中でも「夢中になれる仕事がしたいが、やりたいことがわからない」「相談相手がいない」「今の仕事が合わない」といった悩みを抱えた人が多くいるのがわかります。
出典:ポジウィル株式会社「企業に求める軸に関する意識調査」
また、株式会社リクルートジョブズリサーチセンターが2021年12月に発表した「求職者の動向・意識調査2021基本報告書」によると、約4割の人が「仕事を探したが、応募したい仕事を見つけられなかった」と回答しています。
そのことから、仕事が決まらず仕事探しを終了した方のうち、転職したいけどやりたい仕事がなかったという人が、約4割もいることがわかります。
その原因の一つとして、SNSの普及により、様々な人の働き方や生き方を簡単に比較できるようになり、もっと良い仕事があるのではと考えすぎてしまうことが考えられます。
また、世の中には職種がなんと1万8000種類もあると言われています。多すぎてあなたのやりたい仕事を見つけられていないケースもあります。
そもそもやりたい仕事が見つからなかったり、求人を見てもやりたいと思う仕事がないという人が社会人には非常に多いのが2つの調査からわかります。
次のパートでは、なぜ「転職したいけどやりたい仕事がない」と感じる人が多いのかについて深掘りして解説していきます。
転職したいけどやりたい仕事がないと感じている人は、やりたい仕事がないと感じる原因を見つけるためのヒントを得ることができるので、ぜひ参考にしてください。
転職してやりたい仕事が見つからない5つの原因
本パートでは、転職したいけどやりたい仕事が見つからない5つの原因について詳しく解説していきます。あなたに当てはまる原因がないか探してみてください。
原因⑴立派なビジョンが必要だと思っている
転職活動の面接など志望動機を伝える場面で、採用担当者をうならせるような明確なキャリアビジョンがないといけないと思っている人は多いですが、立派なビジョンは必要ありません。
周りの人がどう思うかよりも、自分が本当に心から実現したいと思うかどうかが重要です。
そのため、立派なビジョンじゃなくてもいいので、「将来こんな人になりたい」「こんな価値を提供できたら嬉しい」などの粒度で考えてみてください。
また、それでも思いつかないという人は、やりたい仕事や興味のあることを起点に考える方法もあります。
">やりたい仕事に就いている自分を想像してから、5年後10年後の自分はどうなっていたいかを想像するのもおすすめです。
キャリアビジョンを考える前に、まずは少し興味のある仕事ややってみたいことを考えてみることから始めてみましょう。
関連記事
キャリアプランを立てるポイントについては「キャリアプランが思いつかない20代向け!簡単な立て方と例文を紹介!」で詳しく解説しています。
原因⑵自己分析が足りていない
どれだけ考えてもやりたい仕事が見つからないという人は、自己分析が足りていない可能性があります。
やりたい仕事は自分の強みを活かせることや価値観にあった仕事であり、強みや価値観を理解するためには自己分析が必要不可欠だからです。
自分の好きなこと・嫌いなこと、できること・できないことがわからないという自己理解が浅い状態ではやりたいことは見えてきません。
まずは自己分析をおこない、自分の強みや価値観を理解することからはじめましょう。自己分析を通してやりたいことを見つける具体的な方法については後ほど紹介していきます。
関連記事
転職に使える自己分析の方法については「【転職成功】自己分析の方法を徹底解説!自己分析に使える便利なツール・本も紹介!」で詳しく解説しています。
原因⑶業界・企業の情報収集が足りていない
やりたいことが見つからないと感じている人は、身近な人がついている仕事や知名度の高い仕事をもとに探しており、業界や企業の情報収集が不足している可能性が高いです。
やりたい仕事を見つけるためには業界や企業の情報収集をおこない、あなたに合った仕事を探さなければなりません。
業界や企業の情報収集を十分におこなうことで、転職後のミスマッチを防ぐこともできます。
初めから自分には合わなそうとか、向いてなさそう、興味がないといって候補から覗いてしまうのは勿体無いです。
やりたいことが見つからない人は、視野を広く持って幅広い業界・職種を調べておくことが大切です。
原因⑷条件を重視しすぎている
やりたいことが見つからないという人は理想が高すぎる可能性があります。
大前提として、自分の理想を100%叶える求人は存在しません。必ず妥協しなければならないことがあります。
それにもかかわらず、理想が高く条件を重視しすぎていると、いつまでもやりたいことが見つかりません。
例えば、「〇〇業界で、年収〇〇〇万円以上、残業が無く、福利厚生が充実していて、勤務地も家の近く」というような条件で絞り込んでもその条件に100%当てはまる会社は存在しません。
「一度自分はなぜ転職したいのか?」「転職して一番叶えたいことは何か?」優先順位をつけて考えてみましょう。
原因⑸自信がなく失敗を恐れている
本当はやってみたい仕事はあるけど、自分にはできないと勝手に決めつけている可能性があります。
自分に自信を持てず失敗を恐れていては、いつまでもやりたい仕事は見つかりません。
やったことない仕事に挑戦した時はうまくいかないのは当たり前です。失敗を恐れてやりたい仕事に挑戦しないといつまで経ってもやりたいことが見つからないという状態になってしまいます。
失敗を恐れるのではなく失敗を次に活かすことができれば、自分の成長につなげていくことができます。
自分に自信を持てなくても、「失敗するのは当たり前、次に活かせればいい」という気持ちを持つことで、やりたい仕事に挑戦する勇気を持つことができるでしょう。
転職してやりたい仕事が見つからない人の特徴
本パートでは、転職してやりたい仕事が見つからない人の3つの特徴について解説していきます。
器用が故に長所が見つからない「器用貧乏タイプ」
器用貧乏タイプとは、「どの仕事もそれなりに上手にできてしまうため、自分の強みや長所がわからない」という人です。
器用貧乏な人は、ある程度まで仕事ができるようになると、仕事に飽きてしまうということがあります。
このタイプの人が自分のやりたい仕事を見つけるには、以下のことを試してみるのがおすすめです。
器用貧乏タイプにおすすめの方法
- 自分の強みを見つけて強みを伸ばす
- 転職することで変えたいことや叶えたいことを考える
仕事を幅広く出来るのも大事ですが、年齢が上がるにつれてスキルを磨かないと評価されづらくなってしまいます。自分の強みを伸ばしていくことも考えましょう。
また、転職することで仕事や環境などを変化させることができます。変化があることで、仕事に飽きるということを防ぐことが可能です。
ただし、短期離職を繰り返すことは、あなたのマイナス評価につながるため絶対にしてはいけません。転職をする場合は、転職をして何を実現したいのかを考えましょう。
以上のことを試してみることで、器用貧乏にありがちな「ある程度まで仕事ができるようになると、仕事に飽きてしまうということ」を防ぐことができます。
他の仕事なら活躍できると信じている「変身願望タイプ」
変身願望タイプの人は、「今の仕事は向いてないからうまくいかない。別の仕事なら活躍できる」と考えている人です。
確かに仕事を変えることで自分の能力を発揮できることはありますが、どの仕事も成果はすぐ出ないものではありません。
見切りをつけるのが早すぎると、短期転職を繰り返すことになり、キャリアに傷がついてしまいます。
目の前の仕事に集中して、成果が出るまでやり切って初めて、仕事に面白さを感じるでしょう。
そのため、変身願望タイプの人は、まずは目の前の仕事に集中して、それでも向いていなかったら、きちんと自己分析して自分の強みを考えてみましょう。
失敗を恐れて挑戦できない「慎重タイプ」
慎重タイプの人は、「失敗したくないという気持ちが強すぎて、やりたい仕事を決められない」という人です。
このタイプは、初めて転職をする方や社会人経験の浅い20代に多いです。慎重タイプの人は、転職失敗したらまた転職したらいいというような楽な気持ちを持つことが大切です。
応募したからといって、必ず入社しなければならないわけではありません。気になった会社があれば応募してみて実際に面接を受けるなど行動を起こしましょう。
また、転職で実現したいことに優先順位をかけて考えることも大切です。
例えば、「年収は下がってもいいから憧れの〇〇業界に転職したい」というように自分にとって譲れない点と妥協してもいい点をまとめておくと、決断しやすくなります。
やりたい仕事の見つけ方を徹底解説!
本パートでは、やりたい仕事の5つの見つけ方について詳しく解説していきます。
⑴過去の経験を振り返る
やりたい仕事を見つけるときは、これまでの仕事内容を棚卸して振り返ってみましょう。
先ほどもお伝えしたように、やりたい仕事は自分の強みを活かせることや価値観にあった仕事です。
強みや価値観は全てあなたの過去の経験により形成されているため、過去の経験を振り返ることでやりたい仕事が見つかります。
これまでの仕事の中で、以下のような経験を探してみましょう。
- 苦を感じなかった仕事
- やりがいを感じた仕事
- 上司や同僚に褒められた経験
- 大変だった仕事
実際にエピソードを開き出していくと、共通点や自分の向いてる仕事ややりがいを感じる仕事が明確になり、やりたいことも見えてくるでしょう。
中でも褒められた経験からは、あなたの強みが見つかる可能性が高いので、過去の経験の中で褒められたり、強みを発揮できた経験がないか考えてみることがおすすめです。
「コミュニケーション能力が高い」と褒められたことがあれば、コミュニケーション能力の中でも傾聴力や提案力などのどこに強みがあるのかまで、分析する必要がありますが、基本的には営業や販売といった人と話す仕事に目を向けてみるとよいでしょう。
過去の経験を振り返っても自分の強みややりたいことが見つからないという人は、マジキャリというキャリアコーチングサービスがおすすめです。
マジキャリでは、キャリアコーチとの1対1の面談の中で、幼少期から現在までの経験を振り返っていき、対話形式で深掘りをおこなっていきます。
コーチがあなたの経験をうまく引き出してくれるだけでなく、1人では難しい言語化も手伝ってくれます。
コーチが第三者視点でFBをしてくれるので、自分では気づかなかったような強みや向いていること、価値観を見つけていくことができるでしょう。
本当に心からやりたいと思える仕事を見つけたいという人はぜひマジキャリでコーチと一緒に過去の振り返りからおこない、自分の納得のいく答えを見つけていきましょう。
マジキャリでは現在無料面談を実施しているので、ぜひ一度マジキャリのキャリアコーチングを体験してみてください。
⑵将来のありたい姿を考える
やりたい仕事を見つけるときは、数年後自分がどうなっていたいかを想像することで見つけることができます。
なぜなら、将来のありたい姿を考えることでそれを実現するためには何をするべきなのかが明確になるからです。
これはキャリアプランと言われるもので、キャリアプランを立てることで将来の理想から逆算した中長期的な計画を立てることができます。
キャリアプランは将来の理想を実現するために「いつまでに・何を・どうやって」という視点で考えていきますが、5年後10年後どうなっているかを考えるのは難しいことです。
まずは身近な人や尊敬する人、憧れている人などのロールモデルを見つけ、その人が実際にやってきたことを真似してみることも一つの手段です。
⑶業界・企業の情報収集をおこなう
やりたいことが見つからない人は、自己分析と並行して多くの業界・職種の情報を集めましょう。
業界や職種の情報収集をおこなうことで、あなたに合った仕事が見つかる可能性が高くなるだけでなく、転職後のミスマッチを防ぐこともできます。
情報収集をおこなうときは、実際にさまざまな業種の求人に目を通して、興味のある仕事をリストアップしていくことがおすすめです。
このとき注意すべきポイントが、やりたいことが見つからない人は、先入観や直感で決めてしまうパターンが多いことです。
本当はあなたに合った仕事なのに、自分には合ってなさそうなんかつまらなそうなどと決めつけてしまうと、やりたいことや向いてる仕事を見つけるチャンスが減ってしまいます。
先入観や直観で決めることなく、多くの業種や職種の情報を知っておくことが大切です。
⑷やりたくないことを考える
やりたいことがなくても、やりたくないことはあるという人は多いです。
そのため、やりたいことが見つからない時はやりたくないことを書き出していきましょう。
やりたい仕事とやりたくない仕事は対極にあるので、やりたくない仕事を考えることで、自ずとやりたい仕事のヒントを得ることができるのです。
また、やりたくない理由を書き出すことで、やりたくない仕事の共通点が見えてきます。
やりたくない仕事についてしまうと毎日ストレスが溜まってしまい仕事が続かず転職を繰り返すことがあります。
やりたくない仕事の共通点を見つけることで、転職を繰り返してしまうという事態を避けることができるのです。
やりたい仕事が見つからないときは、やりたくないことは何かを考えてみましょう。
⑸人生で印象に残っていることを深掘りする
やりたい仕事を見つけるときは、仕事に限らず、これまでの幼少期から今に至るまでで印象に残っている経験を思いつく限り書いてみましょう。
以下のように過去の経験を深掘りしていくことで、あなたの強みや性格、価値観を理解することができます。
- 楽しかったこと/辛かったこと
- 得意だったこと/苦手だったこと
- 好きなこと/嫌いなことなど
自分の価値観や性格が分かれば、どの仕事に適性があるかも見えてきます。簡単にいうと、以下のようなイメージです。
- 自分なりの工夫が認められた時に喜びを感じる→有形商材よりも無形商材の方が向いてる
- 1人でコツコツと勉強したり、じっくり考えるのが好きという人→営業よりかはエンジニアなど職種の方が向いている
幼少期から今に至るまで印象に残っている経験を思い出すときは、深掘りした自己分析が必要です。
しかし、自己分析を一人でおこなうと現在の自分の価値観に縛られることでバイアスが掛かり正しい自己分析ができないリスクがあります。
そのため、深掘りした自己分析をおこなうときは第三者の客観的な視点を取り入れなければなりません。
もし、相談相手に悩んだら自己分析のサポートを得意としているキャリアのプロに相談してみてください。
キャリアのプロに相談することで、あなたを客観視してもらえるだけではなく、あなたに合った仕事にはどのようなものがあるのかを提案してもらうことができます。
【年代別】やりたい仕事がないときの転職のポイント
本パートでは、年代別でやりたい仕事がないときの転職のポイントを紹介します。
【20代】自分の強み・ポテンシャルを言語化する
20代は、仕事の経験が少ないため、自分に合っている仕事や強みを発揮することができる場面などを自分自身で把握できていない可能性があります。
やりたい仕事をイメージしづらいのであれば、これまでの経験から自分の強みや向いていそうなことを言語化してみましょう。
強みや向いていることは、全て過去の経験に紐づいています。過去の経験を振り返ることで、強みや向いていることを言語化でき、やりたい仕事を見つけるヒントを得ることができるのです。
また、20代はポテンシャル採用のため、未経験の業種にもチャレンジしやすいという特徴があります。そのため、未経験の仕事も幅広く調べることが大切です。
自分の強み・ポテンシャルを言語化するポイント
- 過去に褒められた経験や得意だったこと
- 周りを気にせずに夢中になって取り組めたこと
- コミュニケーション能力やロジカルシンキングなどのポータブルスキルの言語化
関連記事
20代向けのやりたい仕事の見つけ方について「仕事で何がしたいかわからない20代は多い!その原因とやりたい仕事の見つけ方を紹介」で詳しく解説しています。
【30代】これまでの経験を活かしたキャリアプランを考える
30代は、これまで身につけてきた経験やスキルを今後どのように発展させていくかを考えるのがポイントです。
30代の転職市場は基本的に即戦力採用です。そのため、これまでの経験やスキルをどのように活かしていくかを明確にした上で、自分の経験が活かせる仕事などを見つけていかなければなりません。
さらに、30代になると結婚や出産、育児など様々なライフイベントが発生します。そのため、プライベート面を考慮した上で今後のキャリアの方向性についてきちんと考える必要があります。
経験やスキルを活かしつつ、仕事とプライベートのバランスが取れたキャリアプランを立てましょう。
これまでの経験を活かしたキャリアプランを考えるポイント
- これから活かしていきたいスキルや強みは何か
- ジェネラリストを目指すのか、スペシャリストを目指すのか
- ライフイベントを踏まえ、どのような働き方をしたいのか(家族との時間も大切にしたい、とにかく稼ぎたいなど)
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30代向けのやりたい仕事の見つけ方について「仕事で何がしたいかわからない30代は多い?その原因と仕事の探し方をプロが解説! 」で詳しく解説しています。
【40代】これまでのスキルや経験を棚卸しして専門性を探す
40代で転職をする場合、専門性の高さをアピールすることが大切です。また、基本的に40代にはマネジメント経験が求められます。
40代の転職市場は、「〇〇について高い専門性を持った人材がほしい」「〇〇でマネジメント経験がある人材がほしい」など、企業が求める人材像がはっきりとしています。
企業が求める人材像にマッチしなければ採用される可能性が低くなるのです。
そのため、40代でやりたい仕事への転職を成功させるためには、自分が持っている専門性の高いスキルやマネジメント経験をアピールしなければなりません。
40代で転職を考えている人は、チームとしてまとめた経験や専門スキルなどをきちんと言語化して、転職の際にアピールしましょう。
やりたい仕事に転職するメリットとは
本パートでは、やりたい仕事に転職するメリットについて解説していきます。
メリット⑴仕事のモチベーションが維持しやすい
やりたい仕事に転職すると仕事のモチベーションが出やすいというメリットがあります。
仕事のモチベーションが高いと、主体的に行動することができたり、業務時間外も自分で勉強するなど前向きに仕事に取り組めるため、成果も出やすくなります。
一方、「やりたくないけど仕事だから…」という気持ちで仕事をしてしまうと、やる気が出ず、成果も出にくくなってしまいます。
そのため、やりたい仕事に転職できれば、生き生きと働くことができます。
メリット⑵面接で説得力のある話ができる
やりたい仕事が見つかっている方は「将来どのようなキャリアを描いていきたいか?」「なぜその仕事をやりたいのか」という目的をきちんと考えているため、面接で説得力のある受け答えができる可能性が高いです。
面接の場では、「なぜこの仕事をやりたいのか?」「転職理由は何か」などを深掘りされます。
この質問に対して曖昧な受け答えをしていると、採用担当者を納得させることができず、マイナス評価につながってしまいます。
自分の中で転職の目的や理由が整理されることで、どのような質問がきても軸のブレない回答ができるため、採用担当者も納得する説得力のある受け答えができるのです。
説得力のある受け答えができることで、プラス評価につながります。
やりたい仕事を明確にしてその仕事で何をしたいかを考えることで、説得力のある受け答えができるようになり、結果として面接の通過率が上がるのです。
転職してやりたい仕事を見つけるときの注意点とは
本パートでは、転職してやりたい仕事を見つけるときの注意点について解説していきます。
好きや憧れだけでやりたい仕事を決めない
好きや憧れだけで仕事を探してもうまくいかないことがあります。
大前提として、好きや憧れとやりたい仕事は必ずしも一致するわけではありません。好きや憧れがあっても、その仕事自体に適性がなければかえってミスマッチにつながってしまうのです。
例えば、洋服が好きな人がアパレルに就職したとしても接客や販売が好きではなければミスマッチになってしまいます。
逆に、販売や接客で向いている人であれば、洋服が好きでなくても、アパレルで活躍できたりやりがいを感じられるケースがあります。
好きや憧れで仕事を見ていくのはもちろんありですが、それだけでは決めずに自分の適性や価値観などを加味して考えましょう。
やりたいことが見つからない時は無理に見つけず行動する
転職を考えている人の中には「やりたいことを見つけないと!」と焦って見つけようとしてしまう人も多いです。
自己分析や企業研究をしても自分のやりたいことはすぐには見つかりません。そのため、焦らずに転職活動をしてみたり、目の前の仕事に集中するなど行動するということが大切です。
成果が出たら仕事が面白くなったということや、実際に面接官と話したらイメージと違ったということもあるでしょう。その気づきをもとにやりたい仕事を考えていくのも一つの手です。
転職してやりたい仕事がどうしても見つからない場合にすべきこと
本パートでは、転職してやりたい仕事がどうしても見つからない場合にすべきことを紹介します。
すぐに転職するのではなく今の仕事を面白くする
いろんな仕事を経験してやりたい仕事を見つけていくのもありですが、今やっている仕事を面白く感じられるように工夫する方がやりたい仕事に出会うためには近道となる可能性があります。
今の仕事を面白く感じるためには、以下のような点について考え仕事に取り組みましょう。
- 今やってる仕事が世の中にどのような影響を与えているのか?
- 今の仕事の中から身につきそうなスキルは何か?
- より効率的に、成果を出すためにはどうしたらいいのか?
上記の点を考えながら仕事に取り組むことで、今までと同じ仕事でも違ったように感じられることがあります。
今までやりたい仕事とは思えなかった仕事を、やりたいと思える仕事へと変化させることができるのです。
転職をするよりも、今の仕事を続けるほうがリスクが低いです。転職を考える前に今の仕事に対する姿勢や意識を変えてみてください。
やりたい仕事ではなく向いてる仕事を考える
やりたいことが見つからない時は向いてる仕事を見つけましょう。
向いてる仕事では、他の人よりも成果が出やすく、評価もされやすいです。向いてる仕事をしているうちに仕事にやりがいを感じたり、向いている仕事の延長にやりたい仕事が見つかる可能性もあります。
向いてる仕事を見つけるためには、自分の強みや性格、価値観などを自己分析で言語化しましょう。そして、それらに合った仕事について考えることで向いてる仕事が見つかります。
やりたい仕事が見つからないときは、自分の強みや性格、価値観に合った仕事について考えてください。
自分の性格や強み | 向いてる仕事の例 |
---|---|
積極的な行動ができる | 営業や企画など |
気配りができる | 医療従事者や教育関係者など |
ルーティンワークが得意 | 事務や公務員など |
几帳面な仕事ができる | プログラマーや経理など |
1人でコツコツと仕事ができる | 製造やwebライターなど |
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向いてる仕事の見つけ方については「向いてる仕事がわからない原因は?適職は「好き・得意・やりがい」から見つかる!」「自己肯定感が低い・自信がない人に向いてる仕事とは?自己肯定感を高める方法を紹介 」で詳しく解説しています。
第三者に相談する
どうしても見つからない場合は第三者に相談するというのがおすすめです。
第三者はあなたを客観的に見てくれます。第三者からの客観的な意見を取り入れることで、あなただけでは気づくことができなかった、やりたいと思える仕事が見つかることがあるのです。
もし、家族や友人など身近な人などに相談しづらい、納得ができないという場合は、転職エージェントやキャリアコーチングなどの転職・キャリア系のサービスに相談しましょう。
転職・キャリア系のサービスはこれまで多くの悩んでいる社会人の相談に乗り、サポートしてきた経験とノウハウをもとに、1人では気づけなかったような強みや適職を一緒に考えてくれます。
ただし、転職エージェントとキャリアコーチングには以下の表のような違いがあるので、あなたのニーズによって利用するサービスを見極めることが大切です。
キャリアコーチング | 転職エージェント | |
---|---|---|
仕組み | ||
目的 | 自分だけのブレない軸を見つけて、キャリアの方向性を考えること | 求人を紹介して、転職活動を成功させること |
面談内容 |
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キャリアコーチングについては「キャリアコーチングとは?おすすめ12選と失敗しない選び方を解説!」で詳しく解説しています。
適職診断などの診断ツールを使う
無料の診断ツールなどを利用するのもおすすめです。診断ツールを使うことで、手軽に自分に向いている仕事を知ることができます。
無料の診断ツールでは、個人の性格や能力、それに合った職種などを診断できます。
ある職種で働く人を対象におこなった検査から共通する項目を統計学的に抽出されており、質問に対するあなたの回答と職業適性の一致を探します。
手軽に自分の適性を見つけたいという人は是非一度試してみてください。
また、1つの診断ツールだけではなく、複数のツールを利用し診断を受けることがおすすめです。質問数が多く診断精度が高いツールもあれば、大まかな診断を受けることができるツールもあるからです。
複数のツールで診断を受けることで、より精度の高い分析をおこなうことができます。
ただし、診断ツールはあくまでも統計学的にまとめられたデータに基づいた傾向がわかるものです。診断結果を鵜呑みにせず参考程度にしましょう。
やりたい仕事を見つけて転職を成功させたいなら「マジキャリ」がおすすめ
ここまでやりたい仕事の見つけ方や、やりたい仕事を見つけて転職を成功させるポイントを紹介してきました。
ただ、自己分析も企業研究もやったのにやりたい仕事が見つからないという人もいるのではないでしょうか?
そもそも自己分析は1人では難しいです。というのも自分のことを客観的にみて判断するというのは1人では難しいからです。
自己分析を一人でおこなうと、「自分はこういう人間だから」というバイアスが掛かりやすく、正しい自己分析ができない可能性があります。
また、自己分析ができたとしてもキャリアや転職の知見がなく、それを転職活動に活かしたり、仕事選びに活かしたりするのが難しいという人も多いです。
そこで、自己分析や企業研究をしっかりとおこない自分が心からやりたいと思える仕事を見つけるには、マジキャリなどのキャリアコーチングサービスがおすすめです。
マジキャリではあなた専属のキャリアコーチが対話形式で過去の経験を深掘りしていきます。その深掘りした内容から、あなたの強みや弱み、向いてる仕事などを見つけていくことができます。
マジキャリのコーチは、これまで多くの人のキャリア相談に乗ってきた経験からあなたの価値観や強み特性を見抜くのを得意としています。
この徹底的な自己分析とサポート実績が豊富なコーチによって、マジキャリは顧客満足度92%という実績があります。
やりたい仕事を見つけたい人は、マジキャリの無料相談を受けてみてください。
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キャリア相談をする
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実は「転職したいけどやりたい仕事がない」という悩みを抱えた人は非常に多くいます。