仕事で何がしたいかわからない20代は多い
しらべぇ編集部 が全国の10代~60代の男女1798名を対象におこなった調査によると、自分のやりたいことがわからないと答えた人は全体の42.2%でした。
やりたいことがわからずに仕事をすることは決して悪いことではありません。むしろ、若いときからやりたいことにひたむきに取り組むことができている人のほうが少ないのではないでしょうか。
特に現代はフリーランスなど働き方が多様化した点やSNSを通していろんな人の生き方や生活が見えるようになったことで、周りに流されてしまって本当に自分がやりたいことが見えなくなってしまいがちです。
また、「仕事も別にやりたいことではなく、ただお金を手に入れるために働いている。これといった趣味も特にない」と、仕事でもプライベートでもやりたいことがないという人がいるのが現状です。
ただし、20代という若いうちからやりたい仕事を見つけることができれば、人生の満足度を上げることができますし、仕事のやりがいも感じやすくなります。
20代が仕事で何がしたいかわからない原因
仕事でやりたいことをはっきりとさせるためには、まずはなぜやりたいことがわからないのか原因をはっきりさせなければなりません。原因を明確にして対策を打っていきましょう。
ここでは、20代が仕事で何がしたいかわからない原因が何なのか4つの視点から考えていきます。
自己分析ができていない
何がしたいかわからない原因としてよくあるのが「自己分析ができていない」ということです。
20代で自分を正しく理解できている人は少ないです。一つ質問をするので、答えてみてください。
あなたの強み・弱みや好き・嫌いなことは何か、その理由とセットで答えてください。
この質問に対して、はっきりと答えられる人は少ないのではないでしょうか。そして、強み・弱みや好き・嫌いなことが現時点で言語化できていない人は、自分がやりたいことがわからないという状態に陥りやすい傾向があります。
自分のやりたいことをはっきりとさせるためには、まずはどんなことに喜びを感じて、何に興味があるのかを見つける自己理解を深めなければなりません。そこで必要となるのが自己分析です。
自己分析をすることで自己理解を深めることができ、自分が喜びを感じること、興味があることを言語化できます。ただ、自己理解を一人でおこなうことは、バイアスがかかるリスクがあり難しい作業です。
自分からしたら当たり前にやっていることなので強みだと認識していなかったということはよくあります。
そこでマジキャリというキャリアコーチングサービスを通して、キャリアコーチと一緒に自己分析を進めることをおすすめします。
というのも、一人で自己分析をすると、「自分はこんな性格だから」などバイアスがかかってしまい、正しく「強み・弱み」の言語化が難しいのです。
その点マジキャリでは、国家資格のキャリアコンサルタント、元転職エージェント、元採用人事といったキャリア知見が豊富なコーチが幼少期の経験を客観的に深掘りして、自己分析を手伝ってくれます。
このようにプロの手を借りることで、正しく自己分析をおこなうことができるようになります。
自分では気づけなかった強みや弱み、好きなことや嫌いなことに気づき、それを元に自分に合った仕事探しをすることで入社後にミスマッチになる可能性が減ります。
自分自身が納得できる仕事選びをすることで、転職後もやりがいを持って働くことができますよ。
今なら無料相談を実施中です。自分のやりたいことをはっきりさせたい人は、ぜひ一度相談してください。
今の仕事でやりがいを感じられない
あなたは今の仕事にやりがいを感じられていますか?
やりがいを感じられている人は、問題ありませんが、やりがいを感じられないと悩んでいる人は、他にもっと良い仕事があるのではないかと考えてしまいやすいです。
では、やりがいを感じられない理由は何でしょうか。考えられる要因を以下にまとめました。
やりがいを感じられない理由
- 仕事をやる意味を見出せない
- 正当な評価をもらえない・評価に納得していない
- 仕事に飽きた
- 実現したい目標がない
やりがいを感じられないと悩んでいるのであれば、なぜ仕事にやりがいを感じられないのか原因を特定しましょう。
正当な評価をもらえていないのであれば、評価基準が明確な会社が合っている可能性が高いです。
目標がないや飽きたという理由であれば、現職で目標を自分なりに立ててみたり、別の仕事を任せてもらえないか上司に相談するなど現職で解決できる可能性があります。
このように、原因を明確にすることで、解決策も見つかります。
仕事にやりがいを感じられるようになることで、働くことが義務から自己実現の手段へと変化させることができるでしょう。
仕事でやりがいを感じられない原因と対処法については、「仕事のやりがいを感じない?原因11選と対処法をプロが徹底解説! 」の記事で解説しているので、気になった人は参考にしてください。
仕事を選ぶ際に条件面ばかり気にしてしまう
あなたが仕事を選ぶときは何を基準に選びますか?
給与や福利厚生、ワークライフバランスなど条件面ばかり気にしていると、自分がやりたいことが何なのかわからなくなってしまいます。
たしかに仕事を選ぶ際に、条件面というのはとても重要なポイントとなります。自分のやりたいことだけを優先して、あまりにも劣悪な労働環境で仕事をするようでは、心身が持ちません。
だからといって、条件面ばかり重視して「自分は何をやりたいのか」「将来はどうなりたいのか」が後回しになってしまうと、いくら条件が良くても仕事にやりがいを感じられなくなってしまいます。
特に20代のあなたにとっては条件面だけで選んでしまうと、「このままでいいのだろうか」と悩んだり、仕事に物足りなさを感じる原因にもなりやすいです。
仕事を選ぶ際は、条件面のことは一旦置いておいて、「自分がやりたいこと」「将来実現したいこと」を考えてください。そのあとに、自分のやりたいことや条件を擦り合わせて、納得のできる仕事選びをしましょう。
業界・職種の知識があまりない
20代はまだ社会人経験が少ないため、業界・職種の知識は浅い可能性があります。それにより物事を見る視野が狭くなってしまい、浅い知識のみでしか判断できず、やりたいことを見失いがちです。
人は何かを判断するときに、自分の過去の経験から判断します。知らないものに手を出す勇気をなかなか持つことができません。そのため、やりたいことを見つけるときは情報や選択肢が多いに越したことはありません。
そのため比較的社会人経験の少ない20代の方は、「様々な業種の人と交流してみる」「セミナーに参加してみる」などが行動するのがおすすめです。行動することで、様々な経験をすることができます。
経験を積んでいくことで、選択肢が増えていき、やりたいことを見つけるきっかけにすることができるでしょう。
仕事で何がしたいかわからない20代の特徴
ここまでは、仕事で何をしたいかわからない原因について4つの視点から深掘りしてきました。では、やりたいことがわからないという人にはどのような特徴があるのでしょうか。
実は、やりたいことがわからなくない人にはいくつかの共通した特徴があります。ここからは、仕事で何がしたいかわからない人の特徴と対処法について深掘りしていきます。
自己肯定感が低い
自己肯定感が低い人は、「どうせ自分なんて…」と自分に否定的な感情から物事を見てしまうため、新しいことに挑戦するのが難しくなってしまいます。
その結果、選択肢の幅が狭まってしまい、やりたいことが見つかりません。
自己肯定感が低い人は傷つきやすいため、自分がこれ以上傷つくことがないように守りから入ってしまいます。守りから入ってしまうため、新しいことに挑戦することに否定的です。
そこで、自己肯定感が低くやりたいことに挑戦する勇気が出ない人は、自分に自信をつけることから始めましょう。どんな小さなことでもいいので、できたという成功体験を積んでいきましょう。
成功体験を積んでいくことで、「どうせ自分なんて…」という自己否定的な感情は薄れていき、自分に自信を持てるようになります。自分に自信を持てるようになれば、やりたいことに挑戦する勇気が出るでしょう。
周りと比較してしまう
周囲の人と自分を比べてしまい、本当にやりたいことができていない人もいるのではないでしょうか?
本当はやりたいことがあるけどできていない人は、周囲の目を気にしてしまったり、周囲の人と自分を比べてしまう傾向があります。
例えば、周囲の人の評価を気にしてしまい、失敗が怖くなってしまったり、「それはやめておいたほうがいい」と言われたら、躊躇してしまうかもしれません。
ただ、自分は自分であり、他人は他人です。あなたの人生の責任を他人がとってくれることはありません。他人と比べるのではなく、自分はどうしたいのかをよく考えるようにしましょう。
失敗を恐れている
失敗をするのが怖い人は、やりたいと思っていることがあっても、失敗したときのことを過度に意識してしまい行動に移すことができません。
新しいことに挑戦するのを避け、行動できないと現状維持で落ち着いてしまいます。確かにやりたいことに挑戦してもうまくいくとは限りません。「思っていたことと違った」と思う可能性もあります。
ですが、挑戦しなければその先を切り開いていくことはできません。いつまでも現状維持で落ち着いてしまいます。
そのため、失敗を恐れてしまう人は、失敗の捉え方をネガティブからポジティブなものに変えていきましょう。失敗は誰でもするものであり、そこから学び次に繋げていくことが重要です。失敗を学びの一環と捉え、成長していくために必要なものと考えましょう。
失敗を恐れないようになることで、やりたいと思っていることを実際に行動に移す決心がつくはずです。
自分で意思決定してきた経験がない
人生に関わることを自分自身で意思決定できない人は、やりたいことを見つけられない傾向にあります。
それは、やるべきことや目指す目標を親や学校の先生と一緒に決めて、あとは実現するために頑張るだけだったためです。
社会人となってからは、仕事はともかく人生に関わることは全て自分自身で決めなければなりません。そのため、親や学校の先生の期待に応えようと頑張ってきた人は立ち止まってしまうケースが多いです。
これまでの意思決定のやり方を急に変えるのは難しいです。そのため、普段からどんな小さなことでも自分で決断することを習慣化するのがおすすめです。
仕事で何がしたいかわからない20代必見!やりたい仕事の見つけ方9選
ここからは、仕事で何をしたいかわからないと悩む20代にぜひ試してもらいたい、やりたい仕事を見つける方法を紹介していきます。
【自己分析】強み・弱みを言語化する
やりたいことがわからない人は、幼いころから現在までの印象的な出来事や成功・失敗体験を振り返り、自分の強み・弱みを言語化しましょう。
あなたの強みを活かし、弱みを避けることがやりたい仕事を見つける近道になります。
あなたの強み・弱みを言語化するには、自己分析が必須です。幼いころから現在までの印象的な出来事や、成功・失敗体験を振り返り、そのとき何を感じたのか・学んだのかを言語化していきましょう。
具体的に強みを見つける際は以下の問いを考えてみてください。
- うまくいった経験
- うまくいかなかった経験
- 褒められた経験など
これらの経験に対して、どんな強みや弱みが合ったからうまくいった・うまくいかなかったのかという要素を出してみましょう。
強みを活かせる仕事に就くことで、自分の得意な分野で働くことができ、自己成長や達成感を感じやすいです。また、得意なことを中心に仕事を進めることができるので、効率的に仕事を進めることができるでしょう。
【自己分析】好きなことを動詞で考える
あなたの好きなことは、やりたいことを見つけるときに役立ちます。好きなことからやりたいことを見つけるときは、名詞ではなく動詞で思いつく限り書き出してみましょう。
名詞で書き出すと「好きなもの」に捉われてしまい、視野が狭くなってしまいます。一方、動詞で書き出すことで実際の行動に紐付けやすくなり、やりたいことが見えてくるのです。
例えば、学生時代の居酒屋でのアルバイトにやりがいを感じ、そこでの仕事が好きだったとします。ここでのあなたの好きなことを「接客」「お酒」ではなく、もう一段階深掘りをしていきましょう。
例えば「接客を通じてお客様から直接感謝される」や「忙しいピーク時でも効率的に注文を回す」などです。この二つもどちらが好きなのかによって向いてる仕事や、やりがいを感じられる仕事は変わってきます。
あなたの行動を通じてうまくいったことや褒められたことを振り返ることで、やりたいことのヒントが見えてくるのです。
【自己分析】他人にイラっとすることを書き出す
あなたは仕事中に、他人にイラっとすることはありませんか。
他人にイラっとしてしまうのは、「自分はできているのに、なぜあの人はできないの?やってくれないの?」という感情からくることがあります。
つまり、あなたにとってはそれは意識したり頑張ったりしなくても当たり前にできることであり、あなたが得意なことである可能性が高いです。
これは、仕事内容に落とし込む必要はありません。例えば、後輩が挨拶できないことに苛立つのであれば、あなたは当たり前のように挨拶ができる=コミュニケーションがとれるということですし、時間管理ができていないことに苛立つのであれば、時間管理が得意ということになります。
他人にイラっとすることを書き出すことで、あなたが無意識にできている得意なことを見つけることができます。
【自己分析】何にやりがいを感じるかを考える
何がしたいかを見つけるときは、あなたが何に対してやりがいを感じるのか、どのような価値観を持っているのかを知ることが重要です。
なぜなら、やりがいを感じる仕事に就くことで、仕事へのモチベーションを維持することに役立つからです。
逆に、やりがいがないとモチベーションを維持することが難しく、枝葉の部分に気がとられてしまいます。そうすると、不安や不満を抱くようになってしまい、やりたいと思っていたことが楽しめなくなってしまうのです。
やりがいを感じることや価値観も過去の経験から導き出すことができます。
- やりがいを感じた瞬間・エピソード
- 大切にしていること
- 喜びを感じた経験
- モチベーション高く取り組めた経験
自分の強みや得意を活かせることも重要ですが、それと同じくらいやりがいを感じることも重要だということを忘れないでください。
将来のなりたい自分を想像する
将来どうなりたいか理想について考えることで、やりたいことを見つけるヒントを得ることができます。ここでいう将来の理想とは、「ありたい姿(being)」と「何をしていたいか(doing)」の2つです。
「ありたい姿(being)」では、どのような人間性を持ち、どのような状態になっていたいかという観点で言語化してみましょう。そして、「何をしていたいか(doing)」では、ありたい姿を実現するためにはどうすればいいかという観点で言語化してみてください。
ありたい姿を実現するためには、どのような経験を積んでいくことが必要なのかを書き出すことで、やりたいことを見つけることができるのです。
世の中にどんな仕事があるか知る
仕事で何がしたいかわからないと悩む人は、選択肢としてどのような仕事があるかわからない傾向にあります。
今自分がしている仕事や業界以外の仕事内容についてはあまりしらない人やなんとなくのイメージしかないという人は多いです。
もちろん普段仕事をしていて関わらない仕事について知る機会は少ないので仕方がないことです。ただ、あなたの知らない仕事の中に、実はすごく面白そうな仕事ややってみたいと思う仕事があるかもしれません。
そのため、まずはインターネットや求人サイトを通して世の中にあるいろんな仕事に目を通してみるのがおすすめです。
また、働き方の多様化が進んだ現代では、YouTubeやSNSで様々な働き方、生き方を発信する人も増え、それを簡単に見ることができるようになりました。以前に比べて情報収集の難易度は下がっています。その一方で働き方の選択肢が非常に増えため、何がしたいか迷ってしまうことがあります。
例えば、営業職など誰もがすぐに思いつく職業でも有形・無形商材、法人、個人営業、新規開拓やテレアポなど、いくつもの形態があります。そして、具体的な業務内容、1日のスケジュールなども様々です。
自己分析であなたを知ることも重要ですが、選択肢となる仕事はどのようなものなのかを把握することも重要です。
やりたくない仕事から考えてみる
やりたい仕事がなかなか見つからない人は、発想を転換してやりたくない仕事から考えてみましょう。
やりたい仕事とやりたくない仕事は対極にあるので、やりたくない仕事を考えることで、自ずとやりたい仕事のヒントを得ることができます。
例えば、営業職をやりたくないのであれば、なぜ営業職をやりたくないのか考えましょう。
例:営業職をやりたくない理由
- ノルマがあって大変そう
- 数字を出すよりも、自分の考えや意見を深く思考することが好き
- 戦略を考えることが得意
⇒数字を追う仕事よりも、思考力が問われる仕事の方がやりがいを感じられる可能性がある
このように、やりたくない仕事の「なぜ」を深く追求していくことで、自分が本当は何をやりたいのかを見つけるヒントを得ることができるのです。
適職診断を受けてみる
やりたい仕事が見つからない人は、自分に適性のある仕事を見つけるために適職診断を受けてみるのも一つの方法です。
適職診断は、受検者に合う職種などを診断するテストのことで、受検者の回答をもとに個人の興味、価値観、適応能力などを分析し、適切な職種や業界を提案します。
適職診断をおこなうことで受検者の強みが明確になるため、強みを活かした仕事を選ぶ際に役に立つでしょう。
ただし、適職診断は絶対的な正解を提供するものではないため診断結果は鵜呑みにしないように注意してください。あなた自身の判断や経験と照らし合わせながら考えることが大切です。
キャリアコーチングに相談する
ここまでは自己分析や、選択肢を広げる重要性などについて解説してきました。
しかし、これら全てをあなた一人でおこなうことは難しく、何から手をつければいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。そして、できれば失敗したくはないと思います。
そこで、何がしたいかわからないと悩んでいる人は、キャリア・転職のプロであるキャリアコーチングに相談するのがおすすめです。
自己分析でやりたいことを探すところから企業選び、転職支援まで一貫したサポートを受けることができます。
中でもマジキャリは、徹底した自己分析を最も得意とするキャリアコーチングサービスです。国家資格のキャリアコンサルタント、元転職エージェント、元採用人事といったキャリア知見が豊富なマジキャリのコーチがあなたの自己分析を徹底的にサポートをします。
自己分析は一人ではどうしてもバイアスがかかってしまい、正しく「強み・弱み」の言語化が難しいです。そのため、キャリアコーチというプロの手を借りることで、客観的な意見を取り入れることができ、正しく自己分析をおこなうことができます。
そのため、キャリアや人生における優先順位を明確にし、仕事選びやキャリア選択でミスマッチを防ぐことができます。
今なら無料相談を実施しています。やりたいことを見つけたい人はぜひ相談してください。
キャリアコーチングサービスの選び方や体験談については「キャリアコーチングとは?おすすめ12選と失敗しない選び方を解説! 」の記事で解説しています。
【20代】仕事で何がしたいかわからないまま仕事を続けるとどうなる?
ここまでは、仕事で何がしたいかわからない人へやりたい仕事を見つける方法を紹介しました。
ただ中には、「別にやりたい仕事はないけど今の状況に不満はないし、行動するのが面倒」と思っている人もいるのではないでしょうか。
確かに今の状況に不満がなければ良いという考えもあるでしょう。しかし、そのまま仕事を続けていくことには様々なリスクが付き纏います。
ここからは、仕事で何がしたいかわからないままでいると今後どうなってしまうのかについて解説します。
仕事にモチベーションが湧かなくなる
やりたいことがわからないまま仕事を続けてしまうと、次第に仕事にモチベーションが湧かなくなり、以下の負のループに陥ってしまうリスクがあります。
モチベーションが湧かないとおこる負のループ
- 今の仕事はやりたい仕事ではないが何がやりたいかもわからない
- やりたい仕事ではないので、特にやりがいを感じない
- やりがいがないので、仕事に熱意をもって取り組むことができず成果が出ない
- 成果が出ないので評価されない
- 評価されないので、成長を感じられなかったり、昇給・昇進が難しくなる
- 成長を感じられないので、仕事がつまらなくなる
- 仕事に行くこと自体が苦痛になる
この負のループに陥ってしまうと、あなた自身の生産性が落ちるだけではなく職場にも悪影響を与えます。また、ストレスを過剰に抱えるようになり、心身にも悪影響を及ぼす恐れがあるのです。
「最近仕事にモチベーションが出ないな」「仕事に行くのが苦痛だ」と感じるのであれば、早急に対策を打つ必要があります。違和感を感じても「辛いけど、これが社会では当たり前だ」と思わずに、いつでもプロに相談してください。
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プライベートに充実感を求めるようになる
やりたいことがわからないと仕事に充実感を求めることができません。そのため、プライベートの充実感を過剰に求めるようになりがちです。
もちろん、仕事だけで人生を充実させることはできません。仕事とプライベートのどちらかに偏ることなくバランスよく充実することが理想といえるでしょう。
ただ、やりたいことがわからず仕事に充実感を得られないと、そのバランスが崩れプライベートに充実を求めるようになってしまいます。しかし、一日の大半は仕事や通勤に費やすのでプライベートを充実させるために使える時間はわずかです。
そのため、余計に仕事自体を苦痛と感じてしまい、転職を考えたとしても苦痛から逃れる手段としてしまうのです。これでは、やりたい仕事を見つけることは更に難しくなるでしょう。
仕事とプライベートはバランスが取れていることが重要です。どちらか一方に充実を求めることのないようにしましょう。
メンタルヘルス不調に陥ってしまう
先ほども少し触れましたが、やりたいことがわからないまま仕事を続けると、最悪メンタルヘルス不調に陥ってしまいます。
やりたいことがわからずに、仕事を苦痛に感じるようになるとストレスが増加し、身体的・精神的な健康に悪影響を及ぼします。
そして、長期的なストレスは体調不良やうつ症状などを引き起こすことがあるのです。こうなってしまっては、やりがいをもって働ける状態に戻ることは簡単ではありません。
心身は働くうえで一番大切な資本です。メンタルヘルス不調に陥らないためにも、やりたい仕事を見つけることが大切といえるでしょう。
【20代】仕事で何がしたいかわからないまま転職するリスクとは?
あなたはやりたいことがわからないまま転職を考えていませんか。やりたいことがわからないまま転職することには大きなリスクがあります。
ここでは、やりたいことがわからないまま転職する3つのリスクについて解説していきます。
行きたい会社が見つからない
やりたいことがわからないままでは、仕事選びの軸ができていません。そのため心から行きたいと思える会社を見つけることが難しくなります。
いざ求人をみても、自分でも何がしたいかわからないため、どの会社が自分にとっていいのか判断できません。
転職をするうえで大切なのが、転職先を選ぶ基準=軸をつくることです。この軸があることで、周りに流されることなくあなたの希望を叶える転職先を見つけることができるのです。
しかし、やりたいことがわからないままでは軸をつくることはできません。周りの意見にも簡単に流されてしまうでしょう。これではあなたの希望を叶える転職先を見つけることはできません。
転職するのであれば、まずは転職先選びの基準=軸をつくることから始めましょう。そして、軸をつくるためには、過去の経験を振り返り譲れないことや大切にしていること・やりがいを感じる瞬間を明確にするのがおすすめです。
転職活動が長引いてしまう
やりたいことがわからないまま転職活動をしても、転職活動の目的がブレてしまい迷走してしまうことがあります。例えば以下のようなケースがあげられます。
やりたいことがわからないまま転職活動をすると起こること
- 少しでも気になった応募先に手当たり次第に応募してしまう
- 応募したい会社自体が見つからない
- 転職することだけが目的になってしまう
- 転職に有利になりそうなことばかり優先してしまう(資格取得など)
このような状態になってしまうと、転職活動の目的自体があやふやになってしまい、自分からも周囲からも「何がしたいのか」「どこに向かっているのだろうか」といったように、目的地がわからなくなってしまいます。
目的地がわからなくなると、どのように進んでいけばいいのかわからなくなり、転職活動をする期間だけが長くなっていってしまうのです。
転職後にミスマッチになりやすい
やりたいことがわからないまま転職をすると、転職後のミスマッチになりやすいというリスクがあります。
そして、転職先でのミスマッチは、早期退職や仕事の不満を引き起こす原因となるため注意が必要です。
例えば、コミュニケーションが苦手な人が営業職や接客業を選んでしまったり、細かい作業が苦手なのに経理やエンジニアを選んでしまうなどのケースはあり得ます。
きちんと自己分析をして、自分の得意なこと・苦手なことがわかっていれば、ある程度不向きな仕事は避けることができるでしょう。しかし自分のことがよくわからないまま転職先を選んでしまうと、先ほど紹介したようなミスマッチが起こりがちです。
自己分析をおこない自分の得意なこと・苦手なことを明確にして、得意なことを仕事にできる転職先を選ぶことで、ミスマッチを防ぎましょう。
20代の仕事事情とは?
ここでは、ハタラクティブ「若者しごと白書2023」 をもとに20代の仕事事情について紹介していきます。
20代に人気の仕事ランキング
男性 | 女性 | |
---|---|---|
1位 | ||
2位 | ||
3位 | ||
4位 | ||
5位 |
引用:若者しごと白書2023 「1-1 現在就業している職種」
20代の男性に最も人気だったのは、エンジニアや開発などの技術職でした。一方、20代の女性に最も人気だったのは、事務職でした。事務職については、男性でも2位にランクインしていることから、男女ともに人気のある仕事といえるでしょう。
男性に最も人気のある技術職ですが、特にIT業界やWeb業界は、近年目覚ましく発展しています。成長産業であることも、人気となっている一因となっているでしょう。
そして、事務職ですが、オフィスワークを好む女性に特に人気の仕事です。また、スキルを身に付ければ一般事務から経理事務や人事事務など専門的な分野まで幅広い選択肢があることも魅力となっているようです。
20代が仕事選びで重視していること
価値観 | 重視していること | |
---|---|---|
1位 | ||
2位 | ||
3位 | ||
4位 | ||
5位 |
引用:若者しごと白書2023 「2-5 仕事で一番大切にしている価値観」「2-6 仕事選びで重視していること」
20代が仕事を選ぶ上で大切にしている価値観は、「プライベートを大切にして働けること」が多数を占めるという結果になっています。近年は、ワークライフバランスを大切にできる働き方に取り組む企業が増えてきています。この一因となっているのも、「プライベートを大切にして働きたい」という働く人のニーズによるものでしょう。
そして、仕事を選ぶ上で重視していることは、「希望する仕事内容かどうか」と「希望する収入が得られるか」がほぼ同数となっています。企業のネームバリューや福利厚生などよりも、より自分がやりたい仕事をしたいと思う20代が増えてきているのでしょう。
20代が仕事選びで重視すべきポイント
ここまでは、世の中の20代に人気の職業、仕事を選ぶうえで重要視していることを紹介しました。
これはあなたの同年代が考えていることであり、あなたがこれと一致していなくても全く問題ありません。むしろ、周りの意見は参考にしつつ自分の軸をしっかりと持つことが重要なのです。
転職活動を成功させるためには、転職の軸を持つことが大切だと何度もお伝えしていますが、ここでいう「転職の軸」とは、あなたが次の仕事や転職先を選ぶときに重視することです。
転職活動は、社会人として働いた経験があることが前提になり、比較対象となる会社や仕事があります。また、面接の際はこれまでの会社と比較して、応募先の会社の何に魅力を感じて入社を希望しているのかの説明が求められます。そのため、「転職の軸」はあなたが転職先で実現したいこと=やりたいことを明確にする必要があるのです。
そしてもう一つ大切なことがあります。それは、軸をつくるとき、あなたが実現したいことの優先順位をつけることです。どんなに良い転職先を見つけても、あなたの希望全てを叶えることは難しいでしょう。
例えば、人間関係が合わず転職を決めたのであれば、最優先すべきは社風や職場の雰囲気になります。
このように実現したいことに優先順位をつけた転職の軸をつくることで、あなたの転職を成功へと導くことができるのです。
転職の軸がうまく言語化できないという人は、仕事選びや転職活動のサポートに強みを持つマジキャリに相談してみてください。
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何がしたいかわからない20代が仕事選ぶ時の注意点
ここでは、何がしたいかわからない20代が仕事を選ぶときの注意点を3つ紹介します。
考えるのを後回しにしない
20代の最大の武器はやる気とポテンシャルです。
「別に後でいいや…」と仕事選びを考えることを後回しにせず、積極的に行動していきましょう。
20代は、経験よりもポテンシャルが重視される傾向にあり、他の年代に比べて応募できる会社は豊富です。このアドバンテージを活かすためにも、考えることを後回しにせずに、「今自分がやりたいことは何なのか」「それを実現できる仕事は何か」を考え積極的に行動していきましょう。
また、30代になってからやりたい仕事が見つかったとしても、未経験からでは転職できないケースも十分にあります。あとで後悔しないためにも、ポテンシャルで採用される20代のうちに自分自身のキャリアと向き合ってください。
何がしたいかわからなまま転職しない
20代の転職活動は他の年代に比べて優位に進めることができます。
この期間を無駄にしないためにも、転職先探しは何がしたいかわからないままおこなわないでください。
転職の軸=あなたのやりたいことをしっかりさせないと、転職先探しに時間がかかってしまい。貴重な時間を無駄に過ごしてしまいます。
また、「やりたいことがわからないから、条件が良さそうな応募先にとりあえず応募しておこう」といった気持ちで転職先を探すことはやめてください。あなたに適性のない業界や職種を選択してしまいミスマッチが発生してしまい早期退職につながるリスクがあります。
誰にも相談せず1人で抱え込む
今、あなたはやりたいことがわからず悩んでいませんか?また、仕事に影響は出ていませんか?
やりたいことがわからずに悩んでいるのに、誰にも相談せずに一人で抱え込むことはおすすめできません。
やりたいことが何か悩んだり、仕事を苦痛に感じるようになるとストレスが増加し、身体的・精神的な健康に悪影響を及ぼします。
そして、長期的なストレスは体調不良やうつ症状などを引き起こすことがあるのです。こうなってしまっては、元の状態に戻るには時間がかかってしまいます。
「20代で新卒で入った会社だから辛いことがあっても頑張りたい」「自分の弱いところを周りに見せたくない」という気持ちも理解できます。状況が悪化してから手を打っても遅いのです。
一人で無理をする必要は全くありません。第三者に相談して客観的な意見をもらってください。具体的な相談先は次で詳しく紹介します。繰り返しになりますが、悩みは一人で抱え込まず相談しましょう。
仕事で何がしたいかわからない20代はマジキャリがおすすめ
ここまでお伝えしてきたように、20代の約半数は仕事で何がしたいかわからないと悩んでいます。
特に現代はフリーランスなど働き方が多様化したことやSNSを通していろんな人の生き方や生活が見えるようになったことで、周りに流されてしまって本当に自分がやりたいことが見えなくなってしまいがちです。
何がしたいかわからない人に、必要となるのが徹底した自己分析です。
自己分析によって強みや弱み、やりがい、苦痛を導き出し、強みややりがいに当てはまる仕事を見つけることでやりたいことができる仕事に就くことができるのです。
しかし、自己分析を一人でおこなうことは難しいと感じた人も多いのではないでしょうか。また、バイアスがかかってしまい正しい自己分析ができないというリスクがあります。自己分析ができていないまま転職すると、転職後に後悔してしまうことがあります。
そこでおすすめなのがキャリアのプロへの相談です。特にマジキャリというキャリアコーチングサービスは、徹底した自己分析を得意としており、あなたの強みや得意なことを明確にすることができます。
また、今の仕事に対する適性はどうなのか、向いている仕事は何かを言語化することができ、やりがいのある仕事を見つけるきっかけにすることができるでしょう。
マジキャリを運営するアクシス株式会社は転職エージェントも運営しており、転職×キャリア知見が豊富にあることが強みです。今なら無料相談を実施中なので、興味がある人はぜひ一度お試しください。
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仕事で何がしたいかわからない20代によくある質問
最後に仕事で何がしたいかわからないと悩む20代の人からよく受ける質問に対して回答していきます。
仕事で何がしたいかわかりません。やりたいことの見つけ方を教えてください。
仕事で何がしたいかわかりません。やりたいことの見つけ方を教えてください。
やりたいことを見つけたいのであれば、まずは自己分析をして、強み・弱みを言語化しましょう。
強みを活かせることを考えることで、やりたいことを見つけるヒントを得ることができます。
また、将来の自分の理想から逆算したり、様々なことに触れ世の中を知るという方法もありです。
もし、自己分析を一人でおこなうことに不安があるのであれば、いつでもキャリアのプロであるキャリアコーチングに相談してください。キャリアのプロがあなたの自己分析をサポートします。
20代で何回も転職しても良いのでしょうか?
20代で何回も転職しても良いのでしょうか?
20代で転職回数が3回目となると、企業側からマイナスの印象を持たれる可能性が高くなります。詳しくは以下の表を参考にしてください。
年代 | 回数 |
---|---|
20代前半 | |
20代後半 |
企業としては長く働いてくれる人材を求めているので、早期離職を繰り返す人には良い印象を持たないのが現実です。
20代が転職先を選ぶ際に重視することは何ですか?
20代が転職先を選ぶ際に重視することは何ですか?
周りの意見を参考にしつつ自分の軸をしっかりと持つことが重要です。
自分の軸とは、あなたが仕事や転職先を選ぶときに重視することであり、仕事であなたが実現したいことです。実現したいこと=やりたいことを明確にし、自分の軸をしっかりと持ちましょう。
また、軸をつくるとき、あなたが実現したいことの優先順位をつけてください。どんなに良い就職・転職先を見つけても、あなたの希望全てを叶えることは難しいです。希望に優先順位をつけ、何を最優先にするのか明確にしましょう。
本ページを参考にしていただいた記事
その中でも、20代で何がしたいかわからないと答えた人の割合は男性が46.2%、女性が55.8%でした。
2人に1人はやりたいことがわからないまま仕事をしているということになります。