転職エージェントを利用する際の9つのデメリット
転職エージェントには便利な面がある一方で、使い方を誤ると負担に感じる場面もあります。
ここでは、利用前に知っておきたい代表的なデメリットを整理します。利用前に把握しておくことで、戸惑いや不安を減らしやすくなります。
1.担当者との相性や対応に当たり外れがある
転職エージェントの満足度は、担当者との相性に左右されやすいです。どれだけ実績のあるサービスでも、担当者によって対応の仕方や提案内容には差があります。
相性がよくない場合に起こりうる状況
- 希望が正しく伝わっていないと感じる
- 提案内容に納得できない
- 相談すること自体が負担になる
たとえば、希望条件の受け取り方が浅かったり、やり取りのテンポが合わなかったりすると、転職活動が進めにくくなります。
相談しづらさを感じたまま利用を続けてしまうと、不満が積み重なりデメリットとして強く意識されやすくなります。
2.転職を急かされたり、圧を感じることがある
転職エージェントを利用すると、想定より早いペースで話が進むと感じる人もいます。背景には、エージェント側の進行スケジュールが影響している場合があります。
とくに、面談後すぐに応募を勧められたり、判断を急がされたりすると、プレッシャーを感じやすくなります。
圧を感じる可能性がある場面
- 応募や面接の日程を急いで決めるよう促される
- 希望条件の調整を早く求められる
- 決断を前提に話が進んでいく
自分の気持ちが追いついていない状態では、違和感を覚えることもあります。
このような点は、転職エージェントを利用する際に注意しておきたいデメリットのひとつです。
3.自分のペースで転職活動を進めにくい場合がある
転職エージェントを利用すると、活動の進め方を自分だけで決めにくくなることがあります。面談や求人紹介、応募のタイミングなどが、担当者主導で進む場面があるためです。
自分のペースを保ちにくいと感じる場面
- 検討中でも次の行動を提案される
- 返答の期限を設けられる
- 比較する時間が十分に取れない
本来は情報収集に時間をかけたい人や、じっくり考えながら進めたい人にとっては、こうした進め方が負担になることもあります。気持ちが整わないまま次のステップに進むと、判断に迷いやすくなります。
転職活動の進め方には個人差があります。エージェントの流れに合わせすぎると、納得感を持ちにくくなる点は、デメリットとしてあらかじめ知っておきたいポイントです。
4.紹介される求人に偏りが出やすい
転職エージェントを利用すると、紹介される求人の内容に偏りを感じることがあります。理由は、エージェントごとに保有している求人や、得意とする業界・職種が異なるためです。
紹介に偏りを感じやすい場面
- 特定の業界や職種の求人が多い
- 希望条件とは少しずれた求人が続く
- 選択肢が限られているように感じる
こうした状況では、「本当にほかの求人はないのか」と不安になることもあります。実際には求人が存在していても、利用しているエージェントの取り扱い範囲外であれば紹介されません。
エージェント経由の情報だけで判断すると、選択肢が限られることもあります。求人に偏りが出やすい点は、利用前に知っておきたいデメリットです。
5.地方や特定条件では、紹介できる求人が少ないことがある
転職エージェントを利用する場合、希望する地域や条件によっては、紹介できる求人が限られることがあります。とくに地方勤務や、条件を細かく設定している場合に起こりやすいです。
求人が少なく感じられる場面
- 勤務地を限定して探している
- 業界や職種を細かく絞っている
- 働き方にこだわりがある
エージェントが扱う求人は、都市部や需要の高い職種に集中しやすい傾向があります。そのため、条件に合う求人があっても、エージェント経由では紹介されない場合があります。
地方や特定条件での転職では、あらかじめ意識しておきたい点です。
6.応募や選考までに時間がかかることがある
転職エージェントを利用すると、応募や選考までに想定より時間がかかると感じる人もいます。エージェントを介して企業とやり取りを進めるため、すぐに応募へ進めないケースが出てくるためです。
応募前には、面談や求人のすり合わせが入ることが多く、準備に時間を要します。選考に進んだあとも、日程調整や結果の連絡に時間が生じやすくなります。
時間がかかりやすい場面
- 応募前に複数回の面談をおこなう
- 企業との条件確認を重ねる
- 選考結果の連絡まで間が空く
スピード感を重視する人にとっては、この進め方がもどかしく感じられることもあります。転職を急いでいる場合は、こうした特徴を踏まえたうえで、進め方を工夫することが大切です。
7.エージェント経由以外の応募との併用が面倒になることがある
転職エージェントを利用しながら、自分で求人を探して応募する人もいます。ただ、複数の応募経路を同時に使うと、管理の手間が増えやすくなります。
併用時に負担を感じやすい場面
- 応募状況を整理しきれなくなる
- 同じ企業に別経路で応募しそうになる
- 連絡や日程調整の手間が増える
エージェント経由の応募では、進捗状況を担当者と共有する必要があります。一方で、企業へ直接応募した場合は、自分でやり取りを進めなければなりません。
管理が煩雑になると、転職活動そのものに疲れてしまうので、併用する場合は、情報の整理方法をあらかじめ考えておくと安心です。
8.良い面を中心に説明され、入社後にギャップを感じることがある
転職エージェントから企業の説明を受けるとき、前向きな情報が多く伝えられると感じる人もいます。検討を進めやすくするため、魅力的な点が中心になるのは自然な流れです。
ただ、話を聞いているうちに「なんとなく良さそう」という印象だけが残り、細かな部分まで想像できないまま選考が進み、入社してから違和感に気づくケースがあります。
ギャップを感じやすい場面
- 入ってみたら、職場の雰囲気が思っていたのと違った
- 実際の仕事が、事前に聞いていた内容と少しずれていた
- 働き方や評価のされ方が、想像していたものと違った
こうした違和感は、誰かが意図的に隠していたとは限りません。限られた情報だけでは、職場の空気感や日々の働き方まで把握しきれず、入社後にギャップを感じやすくなります。
9.誰でも同じように手厚くサポートしてもらえるとは限らない
転職エージェントに登録すると、誰でも同じようにサポートを受けられると思う人もいます。ただ、実際にはサポートの手厚さに次のような差を感じることがあります。
サポートへの違和感の例
- 連絡の頻度が思ったより少ない
- 提案が形式的に感じられる
- 深い相談がしにくいと感じる
エージェントは多くの求職者を同時に担当しています。そのため、経験や希望条件、転職意欲の伝わり方によって、対応の優先度が変わる場合があります。
こうした状況になると、「あまり見てもらえていないのでは」と不安になり、人によってはサポートの手厚さに違いを感じることもあります。
転職エージェントのデメリットは、特別なものではありません。多くは、仕組みや特徴を知らないまま使うことで起こります。
次は、こうしたデメリットをどう捉えるのがよいか、その対処法を紹介していきます。
転職エージェントのデメリットの理由がわかると対処法が見えてくる
転職エージェントのデメリットは、偶然起きているわけではありません。デメリットの多くは、サービスの仕組みや立場の違いから生じています。
ここからは、なぜデメリットが発生するポイントを、次のポイントに分けて整理します。
理由が分かると、転職エージェントとの向き合い方や、上手な使い方も見えてきます。
転職エージェントの仕組み
転職エージェントのデメリットを理解するには、まず仕組みを知っておく必要があります。エージェントへの報酬は、求職者が企業に入社したあと、企業側から支払われます。
そのためエージェントは、より多くの求職者を企業に採用してもらうことで利益を得る仕組みとなっています。同時に、求職者にも納得して入社してもらう必要があるため、企業と求職者の双方をつなぐ立場にあります。
このような構造上、提案の仕方や情報の伝え方が、採用につながりやすい方向へ寄る場面もあります。意図的ではなくても、進め方に偏りが生じることがある点は、理解しておきたいところです。
転職エージェントは、採用が決まって初めて報酬が発生します。
そのため、話が前に進みやすい提案が増えることもありますが、「そういう仕組みなんだ」と一度受け止めたうえで、提案の内容を冷静に判断することが大切です。
違和感を感じたときは、希望条件や譲れない点を整理して伝えることで、自分のペースを守りやすくなります。
デメリットは担当者とのやり取りで起きやすい
転職エージェントのデメリットは、サービスそのものよりも、担当者とのやり取りの中で感じやすい傾向があります。実際の転職活動は、担当者を通して進んでいくためです。
求人の紹介や条件のすり合わせ、応募の判断など、多くの場面で担当者の考えや進め方が影響します。
そのため、相性や伝え方の違いがあると、次のような違和感として表れやすくなります。
担当者に感じることのある違和感
- 希望を伝えたつもりでも、意図が十分に伝わっていない
- 提案の理由が分からず、不安になる
- やり取りのペースが合わず、負担に感じる
こうした違和感が重なると、「使いづらい」「合わない」という印象につながりやすくなります。多くのデメリットが担当者との関係性から生まれている点は、押さえておきたいポイントです。
転職エージェントの担当者には、経験豊富な人もいれば、経験を積んでいる途中の人もいます。それぞれに良い点とそうでない点があり、感じ方は利用する側によって変わります。
だからこそ、転職エージェントでは担当者との相性がとても重要です。もし違和感を覚えた場合は、担当者の変更をしたり、複数の転職エージェントを併用して、別の担当者との相性を確認してみるのも有効です。
たとえば、リクルートエージェントやdodaなどの大手総合型を併用しておくと、担当者や求人の違いを比較しやすくなりますよ。
☞おすすめ総合型転職エージェント
求職者と転職エージェントで重視する点が違う
転職エージェントとの間で違和感が生まれる理由のひとつに、重視している点の違いがあります。
求職者は、自分の希望や将来を軸に転職先を考えます。仕事内容や働き方、職場の雰囲気など、「納得して働けるか」が大切です。
一方で、転職エージェントは、求人を紹介し、採用につなげる役割を担っています。そのため、求職者の希望だけでなく、経験や適性、企業側の採用意欲や選考の進みやすさも踏まえて判断します。
視点の違いから感じやすいズレ
- 希望よりも、応募しやすさを優先されたと感じる
- 早めの判断を勧められ、気持ちが追いつかない
- 自分が大事にしたい点が後回しにされたように感じる
どちらも間違っているわけではありません。ただ、重視する点が違うまま話が進むと、違和感が大きくなりやすくなります。
このズレを理解しておくことが、転職エージェントを上手に使うための土台になります。
求職者も転職エージェントも、目指しているのは「転職成功」という同じゴールです。ただ、ゴールにたどり着くために見ているポイントは、それぞれ少しずつ違います。その違いを理解しておくと、ズレを感じたときも不安や不満になりにくくなります。
大切なのは、提案をそのまま受け取るのではなく、自分の希望や条件と照らし合わせながら疑問や不安点を伝えることです。そうすることで、担当者の提案内容が調整され、ミスマッチを防ぎやすくなります。
デメリットがあっても転職エージェントはメリットのほうが大きい
転職エージェントにはデメリットもありますが、それだけで利用を避けてしまうのはもったいない面もあります。
ここまで見てきたデメリットは、仕組みや立場の違いから生じるものがほとんどでした。特徴を理解したうえで使えば、転職エージェントは心強い存在になります。
この章では、転職エージェントを利用する価値をメリットとして伝えていきます。
ひとりでは得にくい転職情報を知ることができる
転職エージェントを利用すると、求人票だけでは分からない情報に触れられることがあります。たとえば、次のような内容です。
得られる転職情報
- なぜそのタイミングで募集が出ているのか
- 実際に活躍している人に共通する特徴
- 選考で重視されやすいポイント
こうした情報を事前に知っておくと、働いている自分の姿を具体的にイメージしやすくなります。入社後のギャップを感じにくくなり、結果として職場に定着しやすくなる点もメリットです。
また、「長く働けそうか」「無理なく続けられそうか」といった視点で判断しやすくなるため、納得感を持って転職先を選びやすくなります。
内定までの調整をすべて任せられる
転職活動では、応募そのものよりも、前後の調整に手間がかかることがあります。面接日程の調整や条件の確認など、細かなやり取りが重なると負担に感じやすいです。
転職エージェントを利用すると、以下のような調整を担当者に任せられます。
担当者に任せられる調整
- 面接日程の調整や変更
- 条件面の確認やすり合わせ
- 選考結果の連絡や次の対応
企業との連絡窓口を一本化できるため、やり取りの行き違いや確認漏れを防ぎやすくなります。調整に追われず、考えることに集中できる点は大きなメリットです。
仕事を続けながら転職活動を進める人にとって、負担を減らせる仕組みと言えます。
担当者を変更することもできる
転職エージェントでは、担当者との相性が合わないときに、変更を申し出ることは珍しいことではありません。むしろ、転職活動をスムーズに進めるための、自然な対応とされています。
担当者の変更を検討するタイミング例
- やり取りのペースが合わない
- 希望がうまく伝わっていないと感じる
- 提案内容に違和感が続く
担当者を変えることで、状況が改善するケースも少なくありません。話しやすさや視点が変わるだけで、転職活動が進めやすくなることもあります。
相性の問題は、遠慮せずに相談したほうが、結果的に納得のいく転職につながりやすくなります。選択肢として知っておくと安心ですね。
プロ視点のアドバイスを受けられる
転職活動では、自分の考えや希望だけで判断していると、視野が狭くなってしまい、冷静な判断が難しくなることがあります。
転職エージェントを利用すると、転職市場や採用現場を見てきた立場から、客観的な視点でアドバイスをしてくれます。
プロ視点でのアドバイス例
- これまでの経験が、どのような職種や業界で評価されやすいか
- 自分では強みだと思っていなかった点が、どう活かせるか
- 希望条件を整理したときに、現実的な選択肢がどこにあるか
自分ひとりでは見落としやすい点に気づけることで、考え方の幅が広がります。判断が一方向に偏りにくくなり、納得感を持って転職先を選びやすくなる点もメリットです。
転職エージェントを使うことで、ひとりでは集めにくい情報を知れたり、煩雑な調整を任せられたり、別の視点からアドバイスをもらえたりします。
こうしたサポートは、転職活動を進めるうえで大きな助けになります。相性の合う担当者に出会うためには、変更を申し出るのもひとつの方法ですが、比較ができるよう複数の転職エージェントを利用するのもおすすめです。
☞おすすめ総合型転職エージェント
転職エージェントを使ったほうがよい人・使わないほうがよい人
転職エージェントは便利なサービスですが、すべての人に同じように合うとは限りません。転職活動の進め方や置かれている状況によって、使ったほうがよい場合とそうでない場合があります。
ここまでで紹介してきたデメリットを踏まえたうえで、自分に合うかどうかを見極めるために整理していきます。
転職エージェントを使ったほうがよい人
転職エージェントは、転職活動をひとりで進めることを負担に感じやすい人に向いています。情報収集や調整を任せられるため、全体の流れを整理しながら進めたい場合にも役立ちます。
転職エージェントの利用が合う人
- 転職活動の進め方に不安がある
- 仕事を続けながら転職活動をしたい
- 求人情報だけでは判断しにくいと感じている
- 第三者の視点でアドバイスを受けたい
- 応募や日程調整の手間を減らしたい
デメリットが起きる背景を理解したうえで利用すると、自分の軸を優先した判断がしやすくなります。
自分で考える部分と任せる部分を分けたい人にとって、転職エージェントは心強い選択肢です。
おすすめの転職エージェントや、選び方についてはこちらの記事で解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
転職エージェントを使わないほうがよい人
転職エージェントは便利なサービスですが、進め方によっては合わないと感じる人もいます。転職活動を自分のペースで進めたい人は、エージェントを使わない選択が合うこともあります。
転職エージェントの利用が合わない人
- 自分で求人を探し、応募まで完結させたい
- 他人の意見に左右されず判断したい
- 転職時期や条件が明確に決まっている
- 企業と直接やり取りしたい
- 細かい調整や連絡も自分で管理したい
こうした場合は、dodaやビズリーチといった転職サイトや、企業の採用ページを活用する方法もあります。
転職エージェントのデメリットを抑えて活用するコツ
転職エージェントのデメリットは、使い方次第で感じにくくなります。
ここでは、転職エージェントと上手に付き合うために意識したいポイントを整理します。
希望条件や優先順位を明確に伝える
転職エージェントを活用するうえで大切なのは、希望条件をできるだけ具体的に伝えることです。条件が多すぎたり、曖昧なままだと、提案内容にズレが生じやすくなります。
まずは、次のような点を整理しておくと話が進めやすくなります。
整理しておきたいポイント
- 絶対に譲れない条件
- できれば叶えたい条件
- 状況によって調整できる条件
たとえば、勤務地や勤務時間、職場の雰囲気、休日の取りやすさなど、気になっている点を当てはめてみると、自分の優先順位が見えやすくなります。
最初の面談ですべてを決める必要はありません。ただ、優先順位を共有しておくことで、エージェント側も判断しやすくなります。
その結果、希望とかけ離れた求人を紹介されるケースが減り、納得感のある提案を受けやすくなります。
担当者との相性を重視する
転職エージェントを活用するうえで、担当者との相性はデメリットに大きく影響します。知識や経験だけでなく、やり取りのしやすさによって、転職活動の進めやすさが変わるからです。
相性を見極める際は、次のような点に注目してみてください。
相性を見極めるためのポイント
- 話を最後まで聞いてくれるか
- 希望を否定せずに整理してくれるか
- 連絡の頻度やテンポが合っているか
たとえば、こちらの話を急いでまとめようとしたり、質問しにくい雰囲気を感じたりすると、相談自体が負担になることがあります。
一方で、考えが固まりきっていない段階でも丁寧に受け止めて話を整理してもらえると、安心して話を進めやすくなります。
担当者との相性は、どちらが良い・悪いという話ではありません。
違和感を覚えた場合は遠慮せずに相談することで、結果的に自分に合った形で転職活動を進められます。
紹介された情報を鵜呑みにしない姿勢を持つ
転職エージェントを利用する際は、紹介された情報をそのまま受け取らず、一度立ち止まって考える姿勢が大切です。
次のように情報の受け取り方を意識すると、デメリットの感じ方が変わります。
情報の受け取り方のポイント
- どの条件や状況を想定した話なのかを確認する
- 自分の希望や優先順位と照らし合わせる
- 気になる点はその場で質問する
たとえば、求人の良い点が中心に伝えられた場合でも、業務量や評価の仕組み、働き方の実態までは見えにくいです。
説明を聞いたときに「自分がそこで働く姿を想像できるか」を基準にすると、違和感に気づきやすくなります。
紹介された情報を鵜呑みにしないことは、疑うという意味ではありません。
自分の軸を保ちながら確認を重ねることで、納得感のある選択につながりやすくなりますよ。
複数の転職エージェントを併用する
転職エージェントのデメリットを抑えるうえで、複数のサービスを併用することは有効な方法です。
併用することで、次のような点を比べやすくなります。
併用することで比較できるポイント
- 担当者の提案の仕方や考え方
- 紹介される求人の傾向
- 連絡の頻度やサポートの進め方
たとえば、同じ条件を伝えても、エージェントごとに紹介される求人やアドバイスは異なることがあります。複数の提案を見比べることで、「自分にとって大切なポイント」がはっきりしてきます。
情報を比べながら考えられるため、自分の軸を保ったまま転職活動を進めやすくなります。
とくに求人数や支援実績の多い大手総合型の転職エージェントを軸にすると、選択肢を広く持つことができますよ。
☞おすすめ総合型転職エージェント
転職エージェントの併用について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
【転職のプロが厳選】本当におすすめできる転職エージェント4選
転職エージェントを併用する場合は、まず全体像を把握できるサービスを軸にすることが大切です。
ここからは本当におすすめできる転職エージェント4社を紹介します。
| 求人数 | 特徴 | |
|---|---|---|
| リクルートエージェント | 948,630件 | 業界最大級の求人数。幅広い職種・年齢層に対応 |
| doda | 285,620件 | エージェント機能と転職サイト機能を併用できる |
| マイナビ転職エージェント | 求人多数 | 若手・未経験向けのサポートが手厚い |
| ビズリーチ | 100,000件以上 | スカウト型でハイクラス求人に強い |
| 2026年1月時点 | ||
ここからは、それぞれの転職エージェントについて解説していきます。
1.リクルートエージェント
リクルートエージェントは、求人の選択肢を幅広く持ちたい人に向いた大手総合型の転職エージェントです。業界や職種を限定せず、日本全国の企業求人を扱っているため、比較しながら転職先を検討しやすい特徴があります。
対応している職種は、営業や企画、管理部門からIT・エンジニア領域まで幅広く、年齢層も20代から50代までと多様です。キャリアの方向性が定まりきっていない段階でも、選択肢を確認しながら考えを整理できます。
また、公開求人だけでなく非公開求人も多く保有しているため、表に出ていない募集情報に触れられる点も強みです。求人の量と情報の蓄積があることで、転職活動の流れや判断のタイミングについても相談しやすくなります。
まずは全体像を把握したい人や、他の転職サービスと比較しながら進めたい人にとって、軸として使いやすいエージェントです。
リクルートエージェントが幅広い転職におすすめな理由
- 求人数が多く、業界や職種を横断して検討できる
- 非公開求人を含め、情報量が豊富
- 年代や経験に関わらず相談しやすい体制が整っている
| 運営会社概要 | |
|---|---|
| 運営会社 公式サイト |
株式会社インディードリクルートパートナーズ https://www.r-agent.com/ |
| 求人数 | 948,630件 |
| 対応地域 | 日本全国 |
| 電話番号 | 0120-070-585 |
| 免許登録 | 有料職業紹介事業:13-ユ-317880 |
| 2026年1月時点の求人数 | |
評判・口コミ
転職活動では、選択肢の多さがそのまま安心感につながることがあります。
幅広い求人を扱う大手総合型の転職エージェントをひとつ軸にしておくと、他のサービスとの違いも見えやすくなります。
リクルートエージェントに向いている人
- 転職の方向性を決めきれていない
- 求人を比較しながら判断したい
- まずは大手総合型を軸に転職活動を進めたい
2.doda
dodaは、転職サイトと転職エージェントの機能が一体になった転職サービスです。求人検索を自分で進めながら、必要な場面ではエージェントのサポートを受けられるため、転職活動の主導権を自分で持ちやすい特徴があります。
求人の数とサポート体制のバランスが取れている点も、dodaの使いやすさにつながっています。業界や職種の選択肢が幅広く、情報量を確保しながらも、効率よく使えるサービスです。
また、転職サイトとエージェント機能を行き来できるため、状況に応じて使い方を切り替えやすくなっています。
求人検索を中心に進めつつ、判断に迷ったときだけ第三者の視点を取り入れたい場合にも取り入れやすいところが魅力です。
dodaが自分主導で進めたい転職におすすめな理由
- 転職サイトとエージェント機能を柔軟に使い分けられる
- 求人数とサポート体制のバランスが取りやすい
- 自分のペースを保ちながら判断できる
| 運営会社概要 | |
|---|---|
| 運営会社 公式サイト |
パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ |
| 求人数 | 285,620件 |
| 対応地域 | 全国・海外(国内拠点は24ヶ所) |
| 電話番号 | 03-5427-7890 |
| 免許登録 | 有料職業紹介事業:13-ユ-304785 特定募集情報等提供事業:51-募-000144 |
| 2026年1月時点の求人数 | |
評判・口コミ
求人を探す時間と、相談する時間のバランスを取りたい人にとって、dodaは使い分けしやすいサービスです。
状況に応じて関わり方を調整できる点が、転職活動の進めやすさにつながります。
dodaに向いている人
- 転職サイトとエージェントの両方を試してみたい
- 自分で求人を絞り込みながら進めたい
- 効率やスピード感を重視したい
3.マイナビ転職エージェント
マイナビ転職エージェントは、転職活動に慣れていない人でも相談しやすい体制が整っている転職エージェントです。求人を幅広く扱うというよりも、条件や希望を丁寧にすり合わせながら進めるスタイルが特徴です。
とくに、20代から30代前半の転職支援に力を入れており、初めての転職やキャリアの方向性に迷っている段階でも話を聞いてもらいやすいと定評があります。
求人を闇雲に紹介するのではなく、一定の条件で絞り込みながら提案されるため、情報過多になりにくい点も安心材料です。
また、面談や選考に関するフォローが比較的丁寧で、ひとつひとつ確認しながら進めたい人に向いています。
マイナビ転職エージェントがサポート重視の転職におすすめな理由
- 条件を整理しながら求人を提案してもらえる
- 面談や選考のフォローが丁寧
- 初めての転職でも相談しやすい体制がある
| 運営会社概要 | |
|---|---|
| 運営会社 公式サイト |
株式会社マイナビ https://mynavi-agent.jp/ |
| 求人数 | 求人多数 |
| 対応地域 | 全国 |
| 電話番号 | 03-6267-4000 |
| 免許登録 | 有料職業紹介事業:13-ユ-080554 特定募集情報等提供事業:51-募-000092 |
| 2026年1月時点の求人数 | |
評判・口コミ
マイナビ転職エージェントに向いている人
- 初めての転職で不安がある
- 条件を整理しながら進めたい
- 手厚いサポートを重視したい
4.ビズリーチ
ビズリーチは、スカウト型のハイクラス向け転職サイトです。自分から求人を探すだけでなく、企業やヘッドハンターから声がかかる仕組みを活用できる点が特徴です。
登録時に職務経歴やスキルを入力しておくことで、それに関心を持った企業や担当者からオファーが届きます。条件に合う求人を待つ形になるため、転職活動の進め方が能動的な応募とは異なります。
扱っている求人は、管理職や専門職など、一定の経験を前提としたものが多い傾向があります。
そのため、これまでのキャリアを活かした転職を考えている場合に選択肢として検討しやすいサービスです。
ビズリーチがスカウト型転職におすすめな理由
- 企業やヘッドハンターから直接オファーが届く
- 経歴やスキルをもとに声がかかる仕組み
- 経験を活かした求人に出会いやすい
| 運営会社概要 | |
|---|---|
| 運営会社 公式サイト |
株式会社ビズリーチ https://www.bizreach.jp |
| 求人数 | 公開求人数:127,000件 |
| 会員数 | 281万人以上(2025年1月末時点) |
| 対応地域 | 全国 |
| 免許登録 | 有料職業紹介事業:13-ユ-302647 特定募集情報等提供事業:51-募-000175 |
| 2026年1月時点の求人数 | |
評判・口コミ
スカウト型の転職サービスは、必ず転職する前提で使う必要はありません。
登録しておくことで、自分のキャリアがどのように評価されているかを知るきっかけにもなります。
ビズリーチに向いている人
- これまでの経験やスキルを活かした転職を考えている
- 企業やヘッドハンターからの提案を比較したい
- 自分の市場価値を把握しておきたい
転職エージェントの評判・口コミについて、さらに詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください。
転職エージェントのデメリットについてよくある質問
ここからは転職エージェントのデメリットについてよくある質問をまとめました。
転職エージェントのデメリットは、「仕組みを知らずに使ったとき」に多く感じられます。
担当者との相性や進め方のペースなど、人によって合う・合わないが出やすい点が理由です。
一方で、背景を理解したうえで利用すれば、必要以上に不安を感じる場面は減らせます。デメリットが多いというより、「使い方次第で感じ方が変わる」と考える方が近いでしょう。
次のような場合は、転職エージェントを使わずに進めた方がスムーズな場合もあります。
転職エージェントは「整理や調整を任せたい人」に向いているサービスですが、自分の都合に合わせれば誰でも使うことができるサービスです。
担当者との相性が合わないと感じた場合は、変更を申し出ても問題ありません。
転職エージェントでは、担当変更は珍しいことではなく、むしろ活動をスムーズに進めるための選択とされています。
遠慮せずに相談したほうが、結果的に納得のいく転職につながりやすくなります。
途中で利用をやめること自体は問題ありません。転職エージェントの利用に、契約期間や義務はないためです。
状況が変わった場合や、自分のペースで進めたくなった場合は、その時点で利用を見直しても大丈夫です。
ただし、利用をやめるときにはその旨を連絡してくださいね。
複数の転職エージェントを併用しても問題ありません。実際に、比較しながら利用する人も多くいます。
複数使うことで、提案内容を比較できたり、情報に偏りが出にくくなるといったメリットがあります。
ただし、情報管理が負担にならないように気をつけてくださいね。
転職エージェントは選び方と使い方次第で転職活動を効率化してくれる
転職エージェントには、担当者との相性や進め方の違いなど、注意したい点があることを紹介してきました。これらは個別の問題というよりも、サービスの仕組み上、起こりやすい特徴といえます。
重要なのは、転職エージェントを「受け身で使うか」「主体的に使うか」という点です。選び方や関わり方を意識するだけで、転職活動にかかる時間や負担は大きく変わります。
提案をそのまま受け入れるのではなく、自分の希望や優先順位と照らし合わせながら活用すれば、情報収集や調整にかかる手間を抑えつつ、判断そのものに集中しやすくなります。
転職エージェントは、すべてを任せきりにする存在ではありません。選び方と使い方を工夫することで、転職活動をスムーズに進める心強いパートナーになります。
とくに大手総合型の転職エージェントは情報量や支援体制が整っているため、初めての転職でも活用しやすいですよ。
☞おすすめ総合型転職エージェント
デメリットは複数ありますが、エージェントの選び方や利用方法で払拭できるものがほとんどです。
デメリットを一通り紹介した後で対処方法やメリットも紹介しますので、必ず最後までチェックしてくださいね。