そのような気持ちになるのも無理はありません。転職活動は、今後のキャリアを左右する重要な転機ですから、パートナーとなるエージェント選びで不安になるのは当然です。
「おすすめ 転職エージェント」と検索しても、サイトによって順位がバラバラで、情報が多く、混乱してしまいますよね。
先に結論からお伝えします。
転職エージェント事業(すべらない転職)とキャリアコーチング事業(マジキャリ)の両方を運営する、キャリア支援のプロである私たちマジキャリの視点では、多くの人にとって転職成功への最も確実な一手はリクルートエージェント、マイナビエージェント、そしてビズリーチの3社を併用することです。
キャリアのプロが結論!
最強の基本形はこの3社併用
転職活動のプロセスを効果的に回す
求人応募・選考対策に進む
ただし、状況や最優先事項によっては、この基本形をさらに最適化できます。この記事では、なぜ「リクルート+マイナビ+ビズリーチ」が基本となるのか、そして応用パターンまで徹底解説します。
この記事のポイント
なぜ「リクルート+マイナビ+ビズリーチ」が最強の基本形なのか?
数ある転職エージェントの中から、なぜこの3社の組み合わせが「基本形」として最適なのでしょうか? それは、転職活動における主要なニーズを、それぞれの強みでバランス良くカバーできるからです。
厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和7年3月分及び令和6年度分)について」によると、有効求人倍率は1.26倍と依然として売り手市場です。しかし、選択肢が多いからこそ、「量(網羅性)」「質(サポート)」「+α(スカウト)」の3つの観点からエージェントを選ぶ戦略が重要になります。
理由1:圧倒的な「網羅性」をリクルートで確保
転職活動の第一歩は、どのような求人が存在するのか、選択肢の全体像を把握することです。リクルートエージェントは業界最大級の求人数を誇り、あらゆる業界・職種の求人を網羅しています。まずはここに登録し、「量」の面で不足がないようにすることが基本戦略の土台となります。
理由2:「サポート」の不安をマイナビで解消
特に初めての転職や20代の人にとって、書類添削や面接対策といったサポートの質は内定獲得に直結します。マイナビエージェントは、特に若手層への丁寧なサポートに定評があります。リクルートエージェントと併用することで、量と質の両面から安心して転職活動を進められます。
理由3:「待ち」の戦略もビズリーチで可能に
自分から求人を探すだけでなく、企業やヘッドハンターからのスカウトを待つという戦略も有効です。ビズリーチのようなハイクラス向けスカウトサービスに登録しておくことで、自身の市場価値を測ったり、思わぬ優良企業から声がかかったりする可能性が生まれます。これは、リクルートやマイナビとは異なるアプローチで、キャリアの選択肢を広げる「+α」の戦略です。
この3社を組み合わせることで、「探す(リクルート)」「相談する(マイナビ)」「待つ(ビズリーチ)」という転職活動の主要なアクションを効率的にカバーできるのです。
これが、多くの人にとって「最強の基本形」だと私たちが考える理由です。
失敗しない転職エージェントの「選び方」5つの基準
最強の基本形が「リクルート+マイナビ+ビズリーチ」である理由を説明しましたが、エージェントを選ぶ際には、より普遍的な「選び方の基準」も知っておくことが重要です。これにより、応用編での調整や、自身での判断がしやすくなります。
必ずチェックすべき「5つの基準」を確認してみてください。
基準1:求人数の多さ(大手総合型)
まず、転職活動の「土台」として、求人数の多い大手総合型エージェントを1社押さえることが鉄則です。選択肢が多ければ多いほど、思わぬ優良企業に出会える可能性が高まります。(まさにリクルートエージェントが該当しますね)
基準2:自身の属性・業界への専門性(特化型)
次に、「20代に強い」「女性のキャリアに精通」「IT業界特化」など、自身の属性や希望業界に強みを持つ特化型エージェントを加えます。専門性が高い分、キャリアプランへの深い理解や、独自の非公開求人が期待できます。(マイナビエージェントも20代特化の側面があります)
基準3:サポートの質
特に転職が初めての人や、未経験職種に挑戦する場合は、「サポートの手厚さ」が重要です。応募書類の添削や面接対策をどれだけ丁寧におこなってくれるかが、内定率に直結します。1人ひとりに向き合ってくれるエージェントは心強く、安心できます。
(例:マイナビエージェント、UZUZなど)
基準4:拠点(地方転職の場合)
地方での転職を考えている場合、その地域に拠点(支社)があるか、または全国の求人をカバーしているかは重要です。大手総合型は全国をカバーしていることが多いですが、特化型は首都圏中心の場合もあるため、必ず確認しましょう。
(例:リクルートエージェント、dodaなど)
基準5:アドバイザーとの相性(最重要)
最後にして最も重要なのが、担当のキャリアアドバイザーとの「相性」です。どれだけ優れたエージェントでも、担当者と信頼関係が築けなければ、転職活動はうまくいきません。こちらの意図を正確に汲み取り、本音で話せる相手かどうか。こればかりは、実際に面談してみないと分かりません。
この「相性の問題」を解決するためにも、「併用(複数登録)」が最も有効なのです。基本の3社に登録してみて、相性の良い担当者を見つけるのが現実的です。
【応用編】状況別・目的別のおすすめ最適化パターン
「リクルート+マイナビ+ビズリーチ」は最強の基本形ですが、置かれている状況や転職で最も重視するポイントによっては、さらに効果的な組み合わせが存在します。
ここでは、基本形を踏まえつつ、最優先事項に合わせて微調整する「応用パターン」を紹介します。
パターン1:20代・第二新卒・未経験 → 基本形が最適!
20代・未経験者の転職は「求人の選択肢」と「サポートの手厚さ」が鍵。まさに「リクルート+マイナビ+ビズリーチ」の基本形が最適です。
| サービス名 | 20代・未経験者への推奨理由 |
|---|---|
| リクルートエージェント | 業界最大級の求人数が最大の魅力。「未経験OK」「第二新卒歓迎」の求人も豊富で、まずはここで選択肢の全体像を把握しましょう。 |
| マイナビエージェント | 20代へのサポートが手厚いと評判。初めての職務経歴書作成や面接対策も丁寧に指導してくれるため、転職活動の不安を解消する上で中心的な役割を担います。 |
| ビズリーチ | ハイクラス向けですが、登録は可能。未経験でもポテンシャルを評価する企業からのスカウトが届く可能性がある。 |
20代のポイント
特にマイナビエージェントのサポートをフル活用するのが成功の鍵です。もし「職歴に自信がない」「社会人経験が浅い」といった不安が特に強い場合は、この3社に加えて、UZUZのような、より未経験・第二新卒に特化したエージェントを4社目として追加検討するのも有効な戦略です。
パターン2:30代キャリアアップ → マイナビをJACに変更 or 追加
30代で年収アップやキャリアアップを目指すなら、基本形の中でも「サポート」重視のマイナビを、より専門性の高いハイクラス向けエージェントに入れ替えるか、追加するのが効果的です。
| サービス名 | 30代キャリアアップへの推奨理由 |
|---|---|
| リクルートエージェント | 幅広い業界・職種の求人を網羅しているため、現職での経験を活かせる多様なキャリアパスを検討する上で欠かせません。まずはここで全体像を把握しましょう。 |
| JACリクルートメント | 年収600万円以上のミドル〜ハイクラス層に特化。特に管理職や専門職、外資系に強く、質の高いコンサルタントから専門的なアドバイスが期待できます。(マイナビと入れ替え or 追加推奨) |
| ビズリーチ | ハイクラス向けのスカウトを通じて、自身の市場価値を客観的に確認できます。現職での経験を評価する企業からの思わぬ好条件のオファーも期待できます。 |
パターン3:40代・50代 → ビズリーチとJACを軸に
40代以降は専門性やマネジメント経験が問われます。ハイクラスに特化したエージェントとスカウトサービスを軸に据え、大手総合型は求人確認のサブとして活用するのが現実的です。
| サービス名 | 40代・50代への推奨理由 |
|---|---|
| JACリクルートメント | 管理職・専門職、外資系企業のハイクラス求人に圧倒的な強み。企業のニーズも深く理解したコンサルタント(両面型)から的確なキャリアアドバイスが期待できます。 |
| ビズリーチ | 経歴を登録することで、企業やヘッドハンターから直接スカウトが届きます。自身の経験が市場でどう評価されるかを客観的に知ることができ、非公開の重要なポジションのオファーが来る可能性もあります。 |
| リクルートエージェント | (サブとして) 幅広い業界の求人動向を把握するために活用。ハイクラス求人も保有していますが、JACやビズリーチと併用し、情報収集の補完として使うのがおすすめです。 |
パターン4:女性のライフイベント → 基本形にtype女性を追加
産休・育休や時短勤務など、ライフイベントとの両立を考える場合は、基本形に加えて、女性のキャリア支援に特化したエージェントを追加すると安心です。
| サービス名 | 女性のキャリア・ライフイベントへの推奨理由 |
|---|---|
| リクルートエージェント | 時短勤務、リモートワーク可、フレックスタイム制など、多様な働き方を実現できる求人を業界最大級の数保有。まずはここで選択肢の幅を確認しましょう。 |
| マイナビエージェント | 丁寧なサポートに定評があり、キャリアとライフプランの両立に関する相談にも親身に乗ってくれます。初めての転職やブランク明けの不安解消に。 |
| ビズリーチ | スカウトを通じて、自身の市場価値を維持・向上させる機会を探れます。育児などで一時的にキャリアをセーブしたい場合も、柔軟な働き方のハイクラス求人が見つかる可能性が。 |
| type女の転職エージェント (追加) | 女性のキャリアプランニングに特化したアドバイザーが多数在籍。産休・育休取得実績のある企業や、女性管理職が多い企業など、独自の求人情報も期待できます。 |
パターン5:IT・Web業界 → リクルート/マイナビをIT特化型に変更
IT・Web業界のような専門性が高い分野では、基本形の一部を業界特化型エージェントに入れ替えるのが最も効果的です。
| サービス名 | IT・Web業界への推奨理由 |
|---|---|
| Geekly(ギークリー) (or レバテックキャリアなど) | IT業界の動向、技術トレンドに精通した専門的なアドバイス。(リクルート/マイナビの代わり) |
| ビズリーチ | 専門スキルを評価する企業からのスカウト。 |
参考:主要エージェント3タイプ比較(より詳しく知りたい人へ)
転職エージェントは大きく「大手総合型」「特化型」「ハイクラス型」の3タイプに分けられます。「状況別パターン」と合わせて、各タイプの代表的なサービスを参考にしてください。
| カテゴリー | サービス名 (例) | 特徴 |
|---|---|---|
| 大手総合型 (求人網羅の土台) |
リクルートエージェント | 業界No.1の求人数。スピーディーな対応。まず登録して損はない。 |
| doda | エージェントと転職サイト両方の機能。年収査定ツールも便利。 | |
| マイナビエージェント | 20代・第二新卒のサポートに定評。書類添削や面接対策が丁寧。 | |
| パソナキャリア | サポートの質に定評あり。年収交渉力も期待できる。 | |
| 特化型 (専門性で補強) |
UZUZ,マイナビジョブ20'sなど | 【20代・未経験】未経験OK求人豊富。面接対策が手厚い。 |
| Geekly(ギークリー), レバテックキャリアなど | 【IT・Web業界】専門知識を持つアドバイザー。技術トレンドに精通。 | |
| type女の転職エージェントなど | 【女性のキャリア】産休育休実績、時短など女性特有のニーズに強い。 | |
| ハイクラス型 (キャリアアップ狙い) |
JACリクルートメント | 年収600万〜。管理職・外資系に強み。コンサルタントの質が高い。 |
| LHH転職エージェント | 専門分野に精通したコンサルタント。外資・グローバル企業にも強い。 | |
| ビズリーチ | 【スカウト型】年収500万〜。即戦力求人中心。ヘッドハンターを選べる。 | |
| doda X | 【スカウト型】ハイクラス向け。dodaとは別サービス。 | |
| リクルートダイレクトスカウト | 【スカウト型】ハイクラス中心。ビズリーチとの併用も多い。 |
「大手総合型」で広く求人を集めつつ、「特化型」で専門的なサポートを受けるのが王道パターンです。
まずはこの2タイプを軸に考えましょう。
「転職エージェントはやめとけ」と言われる3つの理由
転職エージェントの利用には多くのメリットがありますが、ネット上では「やめとけ」「使わない方がいい」といったネガティブな声も目立ちます。
Yahoo!知恵袋の悩み事例
転職エージェントについて最近困っているのでご相談です。
正社員で求人を探しています、その旨エージェントにも伝えているのですがアルバイト求人や無期雇用の求人を持ってきます。 他にもラインでやり取りしているのですが、例えば20日12時からの面談ができなくなったので他の日にして欲しいとエージェントから面談当日に申し出があった際に、21日の15時からならいけますとこちらが提示しているのに向こうがよく文章を読んでなくて、20日の15時に今入れますか?と突然LINEがきたり
なんというかこちらが提示していることあまり覚えてない、気にしていないのかなと不安になってしまいました。
引用:Yahoo!知恵袋
なぜ、上記のような「ダメな担当者」に当たってしまうのでしょうか? その理由のほとんどは、「エージェントのビジネスモデル」と「担当者のスキル不足」にあります。登録後に後悔しないために、注意すべき特徴を3つ押さえておきましょう。
理由1:希望を無視して求人を押し付けてくる
これは、担当者が「自身の営業ノルマ」を達成することを優先しているケースです。転職エージェントは、企業に求職者を紹介し、入社が決定すると企業側から成功報酬(年収の約30%)を受け取るビジネスモデルです。
そのため、一部の担当者は、求職者の希望よりも「内定が出やすい企業」「報酬が高い企業」を優先して押し付けてくることがあります。
理由2:連絡が遅い、または一方的である
これは、担当者の「キャパシティオーバー」や「優先順位付け」が原因です。多くの担当者は、何十人もの求職者を同時に抱えています。
その結果、「転職意欲が高そう」「内定が出やすそう」な求職者の優先度を上げ、それ以外の求職者への連絡が遅くなる、ということが起こりがちです。
理由3:業界や職種に関する知識が浅い(サポートが手厚くない)
これは、担当者の「経験不足や専門性の欠如」が原因です。特に大手総合型エージェントでは、担当者が必ずしも希望業界の専門家とは限りません(例:元飲食業の担当者がIT業界の転職を支援する)。
その結果、キャリアプランについて踏み込んだアドバイスができず、単なる「求人紹介マシン」になってしまうケースです。
これらの「ダメな担当者」を避けるためにも、やはり「複数登録(併用)」が有効です。
1社だけの登録だと、その担当者が「ハズレ」だった場合に、比較対象がいないため気付くことさえできません。
転職エージェントを最大限に活用する「4つのコツ」
転職エージェントは「登録して待つ」だけでは、その価値を半分も引き出せません。 「キャリアのパートナー」として最大限に活用し、転職を成功させるための4つのコツを紹介します。
エージェントの責任ばかりではなく、ビジネスである以上、利用する側のスタンスも重要です。
コツ1:初回面談の準備(自己分析)を徹底する
エージェントとの初回面談で、「何か良い求人ありますか?」と丸投げするのは最悪のスタートです。担当者から「この人は転職意欲が低い」「軸がない」と判断され、優先度を下げられてしまいます。
「なぜ転職したいのか」「これまでの経歴(実績)」「譲れない条件」の3点だけでも、自分の言葉で説明できるように準備しておきましょう。
コツ2:「本音」と「嘘」の境界線を守る
担当者とは信頼関係が重要です。転職理由がネガティブ(例:上司が嫌だった)な場合も、オブラートに包みつつ「本音」で相談した方が、ミスマッチを防げます。
ただし、経歴やスキルを偽る「嘘」は絶対にNGです。経歴と面接での話から違和感を感じ取られ、バレる可能性は高いです。一度発覚してしまうと企業とその担当者からも信用を失います。
コツ3:複数のエージェントに「同じ条件」を伝えて比較する
併用する際は、各社の担当者に「同じ希望条件」を伝えてみましょう。相見積もりを取るようなイメージです。
それによって、提案される求人の質や、担当者の業界知識、対応スピードを客観的に「比較」することができます。その中で最も信頼できる担当者を、メインの担当者に据えましょう。
コツ4:「合わない」と思ったら担当変更を申し出る
「この担当者、どうも合わないな…」と感じたら、我慢せずに担当者の変更を申し出ましょう。これは求職者の正当な権利です。
電話やメールで直接言いにくい場合は、エージェントの公式サイトにある「お問い合わせフォーム」から依頼するのがスムーズです。
担当変更の申し出方(メール例文)
件名:担当キャリアアドバイザー変更のお願い
〇〇株式会社(エージェント名) ご担当者様
お世話になっております。
現在、貴社の転職支援サービスを利用しております[自分の名前]と申します。
大変恐縮ではございますが、現在ご担当いただいている〇〇様とのキャリアプランに関する方向性の違いを感じております。
つきましては、可能であれば、別の担当者に変更していただくことは可能でしょうか。
(例:特にIT業界の知見が深い人、〇〇業界の転職支援実績が豊富な人など)
お忙しいところ恐れ入りますが、ご検討いただけますと幸いです。
引き続き、よろしくお願いいたします。
[自分の名前]
担当変更でもダメな場合を想定して、やはり複数利用はおすすめです。
複数利用する時は、面談日時をずらして行いましょう。同じ相談をしても同じ回答が返ってくる可能性もあるので、最初の面談を踏まえてわかったこと、まだ疑問に思うことを整理して次の面談に臨むと、より良い面談ができるようになります。このように、相性の良さを見極める以外の良さもあります。
転職エージェントに関するよくある質問(FAQ)
最後に、転職エージェントの利用に関して、多くの人が抱く疑問にお答えします。
Q. 転職エージェントを使わない方がいい人(使わない方がいい理由)は?
A. 「明確に応募したい企業が1社だけ決まっている」人や、「担当者とこまめに連絡を取るのが面倒で、完全に自分のペースで進めたい」人は、転職サイト(求人広告)の方が向いている場合があります。
ただし、その場合、非公開求人に応募できない、面接対策や給与交渉のサポートを受けられない、といったデメリットがあります。
Q. 転職エージェント業界で1位はどこですか?
A. 「1位」の定義(例:求人数、満足度、売上)によって答えは変わります。
例えば、求人数では「リクルートエージェント」が業界トップクラスです。また、業界全体の売上高という観点では、リクルートホールディングス(リクルート)やパーソルホールディングス(doda)が上位を占めています。(※1)
しかし、重要なのは「総合1位」のサービスではなく、「自身にとっての1位」を選ぶことです。
(※1 出典:リクルートホールディングス IRライブラリ、パーソルホールディングス IRライブラリ等の有価証券報告書に記載の人材紹介セグメント売上高を比較)
Q. 転職サイトと転職エージェントの違いは?
A. 最大の違いは「担当者が介在するかどうか」です。
転職サイト(例:リクナビNEXT)は求人広告の掲載場所です。応募から面接日程の調整まで、すべて1人でおこないます。
転職エージェントは専任の担当者が付き、キャリア相談、求人紹介、面接対策、給与交渉まで一貫してサポートしてくれます。
Q. 複数登録すると、管理が大変になりませんか?
A. 確かに、複数の担当者とのやり取りやスケジュール管理は少し大変になります。
しかし、それ以上に「良い求人を見逃さない」「良い担当者に出会える」というメリットの方が圧倒的に大きいです。
まずは「大手1社+特化型1社」の2社から始めてみるのが良いでしょう。最終的に同じ求人ポジションに複数のエージェントから応募することはできないので、まずはエージェントを絞り込む意味で利用してみましょう。極端な話、微妙だと感じた場合は利用せず、お断りしましょう。
まとめ:最適な転職エージェントを選び、キャリアアップを実現しよう
この記事では、転職エージェント選びで失敗しないための「戦略」と「具体的な組み合わせ」について、新しい視点(基本形+応用編)で解説しました。
重要なポイントを振り返ります。
記事のまとめ
- 多くの人にとっての「最強の基本形」は「リクルート+マイナビ+ビズリーチ」の3社併用。
- 理由は「網羅性(探す)」「サポート(相談する)」「スカウト(待つ)」をバランス良くカバーできるため。
- 自身の状況や最優先事項に合わせて、「応用パターン」で組み合わせを最適化することが重要。
- 「やめとけ」と言われる原因は「ダメな担当者」にあり、それも併用でリスクヘッジできる。
- 最も重要なのは「担当者との相性」。合わなければ変更を申し出ることが重要。
転職エージェントは、転職を通じてキャリアの可能性を広げてくれる強力なパートナーです。
しかし、どのパートナーと組むか、そしてどう活用するかによって、その結果は大きく変わります。
まずは「最強の基本形」である3社に登録し、そこから自身の状況に合わせて調整していくのが、失敗しないための確実な一歩です。
もし、「どのエージェントに相談しても、自分のキャリアの軸が定まらない…」と感じたら、それは「求人紹介(転職)」の前に、まず「自己分析」が必要だというサインです。
私たちは「求人紹介(転職エージェント)」と「自己分析支援(コーチング)」の両方の視点を持っているため、今どちらを優先すべきか、フラットな立場からアドバイスできます。
キャリアの方向性そのものに迷ったら、ぜひ一度マジキャリの無料相談にお越しください。
転職エージェントを使おうと思うけど、数が多すぎて、結局どれが自分に合うのか分からない…。
「やめとけ」とか「担当者がひどい」みたいな評判も見るし、登録するのがちょっと怖いです。
初めての転職だし、絶対に失敗したくないです…。