看護師 辞めたい

#自己分析 #転職の悩み

看護師を辞めたい理由と対処法6選!年代別の転職すべきかの判断ポイントとは

この記事の監修者

末永 雄大

新卒で株式会社リクルートに入社し数百を超える企業の中途採用を支援。その後2012年アクシス株式会社を設立、キャリアコーチング事業、転職エージェント事業、Webメディア事業を複数展開。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は1,800万回以上。

この記事のまとめ

看護師を辞めたい理由は主に「環境(働き方や人間関係)が合わない」「適性がない」「経験値が浅い」のどれかに当てはまります。

本記事では、看護師が辞めたい理由と対処法、辞めたいけど辞められない人の特徴を紹介します。

目次

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    看護師を辞めたい理由

    看護師を辞めたいと感じる理由は人それぞれですが、次の7つの理由で辞めたいと感じる人が多いようです。

    順位 看護師を辞めたい理由
    1位
  1. 精神的にしんどい
  2. 2位 体力的にしんどい
    3位 看護師が向いてないと感じる
    4位 患者と医師の板挟みになる
    5位 上司・同僚との人間関係が悪い
    6位 看護師以外の仕事に興味がある
    7位 業務内容と給与が見合ってない

    出典:2023年 病院看護実態調査報告書

    それぞれの理由について深掘りして解説します。

    サンプルスピーカー 末永

    ちなみに、看護師の悩みについては「看護師の転職でよくある悩みを状況別に解説!解決方法や転職前にすべきことも紹介」で詳しく解説しているので、あわせて読んでみてください。

    精神的にしんどい

    看護師は命に関わるケースが多い仕事であり、プレッシャーやストレスを感じながら働くことで「精神的にしんどい」「看護師を辞めたい」と感じる人は多いです。

    患者の命や健康に影響するという意味では、ミスが許されない業務なので精神的なプレッシャーを感じやすかったり、病棟課によってはメンタルに影響する業務が多いからです。

    また、医師や患者、家族とのコミュニケーションも必要なことも、精神的な負担になる場合もあります。例えば、重篤な患者や家族への対応には気を使うため、日々の積み重ねにより精神的な疲労は蓄積されていきます。

    サンプルスピーカー 末永

    責任と感情的な負担の大きい看護師の仕事では、精神的な負担が辞めたいと思う大きな理由となるのです。

    体力的にしんどい

    看護師は夜勤や長時間のシフトが一般的であり、体力的にしんどいと感じて辞めたいと感じる人も多いです。

    特に夜勤では、昼夜逆転した生活リズムとなるため体力が消耗されるだけではなく、慣れないときには回復にも時間がかかります

    また、立ち仕事や患者の介助といった肉体的な仕事も多いのが看護師の特徴です。

    年齢を重ねることでさらに体力が低下するため、体力的なしんどさは看護師を辞めたい理由の一つになります。

    看護師が向いてないと感じる

    看護師は適性がはっきりしている職業のため、向いてないと感じて看護師を辞めたいと思う人も多いです。

    例えば、プレッシャーやストレスを感じる場面でも立ち向かっていける精神力や、患者をケアする思いやりの心などは看護師に必要な適性といえます。

    それらの適性が足りていないと感じるのであれば、看護師を辞めたいと思っても仕方ないのかもしれません。

    ただ、注意したいのが「本当に適性がないのか」「単に経験が浅いのか」はしっかり見極める必要があります。

    もし看護師が向いてないと感じ、今の仕事を続けるか転職する考えている人はマジキャリにご相談ください。

    マジキャリでは、あなた専任のキャリアコーチが1対1でキャリアや仕事の悩みヒアリングをおこないます。

    さらに、マジキャリ 独自の自己分析ワークからあなたの強み・弱みの言語化、適性のある仕事の発見までできるので、「看護師をやめるべきか?」『看護師の中でもどのような環境が良いのか?」を相談することが可能です。

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    患者と医師の板挟みになる

    看護師は、患者の要望を伝えるとともに医師からの指示を患者側に伝える役割を担います。ただ、両方の意見が対立し板挟みでストレスを感じるケースも少なくありません。

    というのも、看護師は医師の指示のもと医療行為をおこないますが、患者とのコミュニケーションも看護師の業務でもあるので「医師からはこう言われたけど患者さんはやりたくないと言っている」ような状況があります。

    患者から見ても、医師より常にコミュニケーションをとっている看護師の方が要望を伝えやすいこともあり、看護師ばかりに要望を伝えるケースは珍しくありません。

    上司・同僚との人間関係が悪い

    サンプルスピーカー 末永

    看護師の仕事は一人ではなく上司や同僚との連携が大切になるため、人間関係の悩みをもつ人は多いです。

    特に、忙しい時間や疲労が蓄積している夜勤などでは、お互いがストレスを溜めがちなので、少しのことで意見の衝突が起こることも少なくありません。

    例えば、忙しいときに上司からの指示が不明確であったり、同僚からのサポートがなかった場合には職場全体の雰囲気も悪くなり、モチベーションが下がってしまうことがあるでしょう。

    上司や同僚との人間関係の悪さは、看護師が仕事を辞めたいと感じる理由の一つといえます。

    看護師以外の仕事に興味がある

    看護師として働く中で他の仕事に興味をもち、看護師を辞めて転職したいと思う人もいます。

    看護師はさまざまなスキルや知識が要求されるため、仕事をしながら自分の得意なことや強みを発見することは少なくありません。そして、その特性や強みをもっと活かした働き方をしたいと考えるようになるのは自然な流れといえるでしょう。

    例えば、患者へのケアを通して他者とのコミュニケーションが得意だと気づいた場合、そのスキルを活かして営業職や販売員に興味が出るかもしれません。

    サンプルスピーカー 末永

    看護師以上にモチベーションを持てるような仕事を見つけた場合は、看護師を辞めたいと思う理由になるでしょう。

    業務内容と給与が見合ってない

    看護師の仕事は、命に関わる仕事の責任感や長時間のシフト勤務、夜勤など、一般企業よりも精神的にも肉体的にもハードな場合が多いです。

    そのような業務内容に対して給与が見合っていないと感じた場合、辞めたいと感じる大きな理由になります。

    例えば、緊急の呼び出しや夜勤対応などで激務をこなしているのに、一般企業に勤める友人と給与がそれほど違わないことを知ったときにはモチベーションを維持するのは難しいでしょう。

    給与以外に看護師の仕事にやりがいをもっていれば別ですが、給与を重視している場合には転職を考えるのは普通の流れです。

    サンプルスピーカー 末永

    仕事に対するやりがいとお金の考え方については「仕事のやりがいかお金か!?どっちの方がいいか選び方や考え方を解説」の記事で詳しく解説しているので、あわせて読んでみてください。

    看護師を辞めたいけど辞められない人の特徴

    看護師を辞めたいと思いながら、辞められずに働き続けている人は多いです。そのような人にはいくつか特徴があります。

    ここでは、看護師を辞めたいけど辞められない人の特徴について解説します。あなたがこの特徴に当てはまるか確認してください。

    人手不足なのに辞めることに申し訳なさを感じる

    看護師を辞めたいと感じながらも、周りに迷惑がかかるからと辞められない人は多いです。

    医療現場では慢性的な人手不足が問題となっているため、どこの職場でも一人欠けると周りへの業務負担が大きくなってしまいます。そのため同僚や患者への影響を考えて、精神的にも体力的にも限界を感じながらも無理して働いてしまうケースは少なくありません。

    サンプルスピーカー 末永

    また、責任感のある人ほど辞めるタイミングを逃してしまい、主要なポジションにまでキャリアアップしてしまうと余計に辞めづらい状況になりがちです。

    ただ、周りのことばかり考えて自分を犠牲にするのはもったいないので、本当に辞めたいと感じるのであれば上司に相談するのがおすすめです。人員補充や業務整理などにより退職に向けて調整してくれるかもしれません。

    せっかく資格を取ったのに看護師を辞めるのは勿体ないと感じる

    せっかく取得した看護師資格を無駄にしたくないという理由で、辞めることを悩んでいる看護師も多くいます。

    看護師資格の取得までには多くの時間や労力がかかっているため、「これまでの努力が無駄になるのでは…」と感じることがその原因としてあります。特に年齢を重ねると他の職業への転職も難しいと思い込み、看護師資格に固執してしまう傾向もあるようです。

    ただ、看護師資格は医療現場の看護師以外でも活かせる職種は多くあります。例えば、産業看護師や産業保健師などは、一般企業内で看護師として働くことができます。そのため、看護師資格を活かしながら医療現場以外で働きたい人にはおすすめの選択肢の一つです。

    サンプルスピーカー 末永

    このように看護師資格を活用しながら一般企業で働けるキャリアパスもあるので、医療現場から離れたいと考えている人は、さまざまな選択肢を洗い出してみると良いでしょう。

    自己肯定感が低すぎて転職する勇気が出ない

    自己肯定感の低さも、看護師を辞めることのハードルを高くしています。

    というのも、自己肯定感が低い人は「こんな自分では採用してくれる企業はないんじゃないか…」「転職できたとしてもうまくやっていけないのでは…」という不安を抱えがちで、行動に移す勇気が出ないからです。そのため、辞めたいと思いながらも看護師の仕事にしがみついてしまっている状況といえます。

    自己肯定感の低さは自分のネガティブな面だけを強く認識している状態です。看護師として働いてきたことによる経験により、転職時の強みとなるような特性は見つけられるはずです。

    サンプルスピーカー 末永

    まずは自己分析により強みやアピールポイントを見つけるのが良いでしょう。

    自己肯定感の低い人は「自己肯定感が低い・自信がない人に向いてる仕事とは?自己肯定感を高める方法を紹介」の記事も参考になると思うので、あわせて読んでみてください。

    看護師を辞めたい時の対処法

    「看護師を辞めたいけれど何をしたらいいか分からない」という人は多いです。看護師を辞めたいと感じた時にはどのような行動を取ればよいのでしょうか。

    ここでは、看護師を辞めたい時の対処法について詳しく解説します。辞めたいと思っている人はすぐに辞めるのではなく、まずはこれらの対処法を試してみましょう。

    しっかり休みを取る

    サンプルスピーカー 末永

    看護師を辞めたいと感じた時には、まずはしっかりと休みを取りましょう。

    看護師の仕事は精神的にも肉体的にも負担の大きな仕事です。そのため、心身ともに疲弊した状態では冷静な判断ができない場合があります。

    例えば、連休をとって家でのんびり過ごすのもいいですし、友人と旅行にいくのもいいでしょう。とにかくリフレッシュすることで冷静な判断ができる状態にするのが大切です。

    その上で、辞めるのか続けるのかを落ち着いて判断しましょう。

    看護師を志した時の気持ちを思い出す

    看護師を志した時の気持ちを思い出すことも大切です。

    サンプルスピーカー 末永

    看護師になると決めた時には、少なからず情熱や目標があったはずです。それらは日々の業務に忙殺される中で忘れてしまっているだけで、思い出すことはできるはずです。

    例えば、看護師として患者をどのようにケアしたいと思っていたのか、看護師として社会にどのような貢献をしたいと思っていたのかを思い出すことで、もう一度頑張ろうという気持ちが再燃するかもしれません。

    初心を思い出すことで看護師として働く意味や意義を再確認できるので、一度思い出してみると良いでしょう。

    興味のあることを書き出してみる

    興味のあることを書き出してみるのも、看護師を辞めたいと思った時に有効です。

    自分が本当に興味のあることや将来やってみたいことを具体的にリストアップすることで、自分の価値観や理想が明確になります。書き出したものと今の看護師の仕事とを照らし合わせることで、このまま続けるべきか、他の職種へ転職するべきかが見えてきます。

    例えば、興味のあることを書き出した時に、「最新の医療技術に携わりたい」というのがあった時には、今の看護師よりも治験コーディネーターや臨床開発モニターなどが向いてるかもしれません。

    看護師を続けるかどうかの判断基準として、自分の興味のあることや理想を書き出すことはおすすめです。

    世の中に看護師以外にどのような仕事があるかを調べる

    看護師として働いていると他の職業を知る機会は少ないので、世の中の仕事を知ることはおすすめです。

    「自分には看護師しかない」と感じていると逃げ場がなくなり精神的に追い込まれてしまいます。ただ、看護師の経験やスキルは他の職業で活かせるケースは多いです。

    例えば、看護師資格を活用してフィールドナースや産業看護師として働けますし、看護師として培ったコミュニケーション能力は一般企業の営業職や販売員としても活かせます。

    サンプルスピーカー 末永

    新しいキャリアに挑戦するためにも、まずはどのような仕事があるのかを調べてみましょう。

    自己分析で強みや適性を調べる

    サンプルスピーカー 末永

    看護師を辞めたいと思った時には、自己分析で強みや適性を調べることをおすすめします。

    辞めたいと感じた時に、そもそも看護師としての適性があるのかないのか、転職するにしてもどのような職種が向いているのかは、ぼんやりと考えていても答えは出てきません。自己分析をおこなうことで、自分にどのような強みや適性があるのかを客観的に判断することが大切です。

    例えば、看護師としての成功体験や失敗体験を棚卸しすることで強みや弱みが見えてきます。さらに幼少期の体験にまでさかのぼることで、本質的な適性も見えてくるでしょう。

    後悔のない判断をするためにも自分自身を深く知ることは大切です。しっかりと自己分析をおこない自分の強みや適性を調べましょう。

    キャリア相談をする

    看護師を辞めたいと思った時、自分一人で考えるのではなくキャリア相談を活用することは対処法の一つです。

    看護師を辞めるのか転職するのかの判断は、自分一人で考えるとさまざまなバイアスや主観が入り込むので冷静な判断ができない場合が多いです。キャリアは後戻りできないので、一度間違った判断をしてしまうと取り返しのつかないことになりかねません。

    サンプルスピーカー 末永

    そのため、プロのキャリアコーチに相談することで、プロの視点からの客観的なアドバイスをもらえます。経験豊富なキャリアのプロは、さまざまなキャリア知見を持っているので、あなたに合った選択肢を提供してくれるでしょう。

    また、もし転職が必要だと判断された場合には、自己分析により見つけた強みや適性を活かした業界や職種の提案も受けられます。さらにサービスによっては書類作成や面談対策などのサポートも受けられます。

    看護師を辞めたいと感じた時には一人で悩まずに、まずはキャリア相談を利用してみましょう。

    看護師を辞めていいか・続けた方がいいかの判断基準

    看護師を辞めていいのか、続けた方がいいのかの判断は自分だけでは難しいです。

    そのため、ここではその判断基準について解説します。

    ただし大前提として、心身に不調が出ている場合やハラスメント被害に遭っている場合はすぐに転職したほうがいいことは覚えておきましょう。

    新卒〜3年目の場合

    サンプルスピーカー 末永

    「看護師が向いてない」「今後も看護師としてやっていける自信がない」と考え看護師を辞めたいと感じる場合でも、新卒から3年目の歴が浅い看護師はすぐに辞めないほうがいいでしょう。

    一般的に、看護師を辞めたい主な理由は「環境が悪い」「適性がない」「経験がない」のどれかです。ただ、新卒1年目〜3年目の看護師の場合は適性がないのではなく、単に経験がないだけの可能性が高いです。

    そのため、3年以上続けることで看護師としての知識やスキルも向上し、やりがいを持って働けるようになるかもしれません。

    また、もし転職する場合でも「またすぐに辞めるのでは」という評価を受ける可能性もあるため、転職活動でも不利になる可能性もあります。

    まずは3年以上続けてみて看護師としての適性を判断することをおすすめします。

    末永 末永

    転職するべきかどうか迷った際は「転職すべきか悩んだらどうする?迷った時の判断基準を紹介!」 を参考にしてください。

    3年目以降の場合

    看護師歴が3年目以降の場合は、辞めたいと感じる原因を振り返ることが大切です。

    その原因を自分でコントロールできる場合は残っても良いですが、自分で解決できない問題であれば転職したほうがいいでしょう。

    例えば、インシデントを出してしまった場合は、自分で再発防止案を考えることができコントロールできるので現職に残ったほうがいいと判断できます。もし転職したとしても、ミスに向き合わないと転職先でも働き続けるのが難しくなるでしょう。

    一方、慢性的な人手不足で忙しい場合には、組織課題(自分でコントロールできない課題)なので転職してもいいと判断できます。

    3年目以降の看護師は、辞めたいと思った原因を明確にして、その原因が解決可能かどうかで辞めるかどうかの判断をするようにしましょう。

    10年目以降の場合

    看護師として働き出して10年目以降の場合は、しっかりと自己分析をした上で転職したい理由が明確であれば転職しても良いでしょう。

    というのも、働き出して10年目の看護師は、20代後半〜30代前半の人が多く、未経験転職ができるラストチャンスの年齢だからです。未経験の職種であっても20代後半〜30代前半であれば、専門的なスキルや知識がなくても将来的なポテンシャルで転職が可能です。

    例えば、看護師として培ってきたコミュニケーション能力や判断力などのポータブルスキルがアピールできれば、専門スキルがなくても一般企業への転職もできます。むしろ看護師としての10年の経験は、一般企業で重宝されることもあります。

    サンプルスピーカー 末永

    看護師歴10年目以降の転職に関しては、慎重になりつつもラストチャンスの年代であることを認識し、早めの決断が大切です。

    看護師を辞めた人の体験談

    ここでは、実際に看護師を辞めて転職した人の体験談を紹介します。

    まずは、5年間看護師として働いた後に、憧れだった保育園への転職を成功させた女性の体験談を紹介します。

    3年目の後半から急に夜勤がしんどくなって、風邪を引きやすくなったんです。肌荒れもすごくて、皮膚科に何度通っても治らなくなって。それで「もしかして看護師って大変な仕事なの?」と感じて、夜勤のない仕事への転職を考えるようになりました。


    元々子どもが好きで保育園への憧れがあったので、「ハードル高いかもしれないけど、働けたらいいな」と希望するようになりました。


    現状では環境にもかなり満足しているので、今のところはずっとここで働きたいと思っています。夜勤がなくなったおかげで、あれだけ治らなかった肌荒れもよくなったので、自分のペースで生活リズムも整えられる場所で働けてよかったなと思います。

    出典:看護roo!-カンゴルー転職-

    次に紹介するのは、人間関係での悩みから転職を決意し、未経験の職種への転職を成功させた人の体験談です。

    看護学校を卒業し、大学病院に看護師として就職したDさん。しかし、なかなか仕事を覚えられず先輩たちに冷たくされるように。ストレスや不眠に悩まされたDさんは、結局体調を崩して入院することに。


    心機一転して看護とはまったく無縁の飲食店に転職。180度違う職種に不安もありましたが、看護師時代の職場とは打って変わって先輩たちは優しく接してくれるそう。「今度は頑張ってずっと続けるぞ」と気持ちを切り替えることができ、今は仕事が楽しく毎日充実しているDさんです。

    出典:SUPER NURSE

    看護師が退職を決めたらやるべきこと

    退職を決めたけれど具体的に何をしたら良いか分からないという看護師は多いです。

    ここでは、看護師が退職を決めたらやるべきことを4つ紹介します。退職を決めても迷わないように、ぜひ参考にしてください。

    転職活動を始める

    サンプルスピーカー 末永

    転職をするなら早く動いたほうがいいです。

    なぜなら、転職には年齢の壁があり年齢を重ねるごとに難易度が上がるからです。20代は将来を見越したポテンシャルを評価されるため有利ですが、30代後半になると求人がかなり少なくなります。

    特に未経験職への転職を目指す場合にはライバルとの競争にもなりますし、転職活動は2ヶ月〜半年かかる場合もあるので、早めに準備を始めた方が良いでしょう。

    保険や税金について調べておく

    退職を決めたら、事前に保険や税金について調べておくべきです。

    転職活動は経済的にも精神的にも転職先が決まってから退職するのが好ましいですが、どうしても先に退職しなければならないケースもあると思います。そのような場合は、さまざまな事務手続きがあるので事前に確認しておきましょう

    例えば、国民健康保険や年金の切り替え、失業保険の申請といった手続きは、退職後すぐに対応しなければなりません。

    サンプルスピーカー 末永

    転職活動をしながらこれらの手続きをおこなうのは大変なため、事前に確認しておけば余裕を持って対応できるでしょう。

    参照:三井住友信託銀行「退職後の税金・社会保険で知っておくべきこと

    転職先が決まったら退職報告をする

    転職先が決まったら、できる限り早く上司に退職報告をする必要があります。

    医療現場は慢性的な人手不足のため、一人でも退職することで業務が回らなくなる可能性があります。また、担当している患者を不安にさせることもあるので、早めに後任を決めてもらう必要があります。

    そのような引き継ぎや業務調整のためにも、退職する1〜2ヶ月前には伝えておくことが必要です。

    サンプルスピーカー 末永

    円満に退職するためにも、転職先が決まった時点で上司に報告するようにしましょう。

    業務後任者への引き継ぎをしっかりおこなう

    退職が決まったら、業務後任者への引き継ぎをしっかりおこなうことが大切です。

    退職後に職場が混乱しないように、業務内容や患者の経過などは引き継ぎ資料に残しておくとスムーズに引き継ぎがおこなえます。例えば、担当している患者の性格やコミュニケーション時の注意点などを詳しく引き継いでおけば、退職後に患者の不安を軽減できるでしょう。

    「もう辞めるから」と投げやりになるのではなく、退職後も職場が円滑に機能するように、後任者への引き継ぎには力を入れることが大切です。

    看護師から看護師以外に転職する際のポイント

    看護師を辞めて転職を考える時「看護師以外の仕事に就きたい」と考える人は多いです。ただ、これまで看護師として働いてきたので、どのように転職活動を進めていいのか分からない人は少なくないです。

    ここでは、看護師から看護師以外に転職する際のポイントについて解説します。これから転職活動をスタートさせる人は、ぜひ参考にしてください。

    自己分析で転職目的を言語化する

    看護師から他の職種に転職を考える際は、まず自己分析で転職目的を言語化することが重要です。

    自分がなぜ転職したいのか、どのようなワークライフバランスで働きたいのか、将来的にどのような理想を持っているのかを明確にしなければ、転職を成功させることは難しいです。自己分析を通してそれらを明確にすることで、転職面接で説得力が増すのはもちろんのこと、自分の中にも軸ができるので活動しやすくなります

    サンプルスピーカー 末永

    例えば、「看護師としての経験を生かして人材育成の分野で働きたい」というように、具体的な転職目的が言語化できればアピールしやすいでしょう。

    転職目的を言語化するために、事前にしっかりと自己分析をおこなっておくことが大切です。

    自己分析のやり方については「【転職成功】自己分析の方法を徹底解説!自己分析に使える便利なツール・本も紹介!」の記事で解説しているので、ぜひ読んでみてください。

    ポータブルスキルの棚卸しをする

    転職する際はポータブルスキルをしっかりアピールできるように棚卸ししておきましょう。

    ポータブルスキルとは、コミュニケーション能力や問題解決能力など、どの企業でも活かせる汎用性の高いスキルのことです。看護師の業務ではさまざまなポータブルスキルが培われてきているはずなので、それらを明確にしておくことが大切です。

    20代〜30代前半であればポテンシャル採用で転職できることが多いので、自分の武器となるポータブルスキルをしっかり棚卸ししておきましょう。

    転職市場では年齢の壁が存在することを理解する

    転職活動は年齢の壁があることを理解した上で進めるべきです。

    というのも、20代は比較的求人数も多く未経験採用でも転職しやすいですが、30代になると難しくなるからです。そのため、転職活動の難易度や、どれくらい応募するべきか、どれくらいの時間がかかりそうかを把握しておくようにしましょう。

    サンプルスピーカー 末永

    また年齢ごとに求められるスキルや特性も変わってきます。転職を決意したのであれば、年齢の壁を意識してなるべく早く行動を起こすことが大切です。

    看護師から看護師以外に転職する際のおすすめ相談先

    看護師から看護師以外に転職する際には、業界知識や転職ノウハウが必要なためキャリア相談を利用することをおすすめします。

    ここでは、看護師から看護師以外に転職する際におすすめの相談先について解説します。看護師以外の仕事を目指す人は参考にしてください。

    転職したい業界・職種がある場合は転職エージェント

    サンプルスピーカー 末永

    すでに転職したい業界や職種が明確になっている場合は、転職エージェントがおすすめです。

    転職エージェントは転職を前提としたキャリア相談先であり、相談者のニーズにあった求人を紹介してくれます。転職時の成功報酬を企業側から受け取るため相談者は無料で利用できるのも特徴です。

    例えば、医療系企業の営業職に転職したいという具体的な目標がすでにある場合は、転職エージェントがそのニーズにマッチした企業を紹介してくれます。

    転職したい業界・業種がある場合は効率的なサポートを受けられる転職エージェントを活用しましょう。

    どこに転職したいか決まってないならキャリアコーチング

    サンプルスピーカー 末永

    転職はしたいけれど、どこに転職したいか決まっていないのならキャリアコーチングがおすすめです。

    キャリアコーチングは、転職を前提としないためキャリアに関する悩みであればなんでも相談できます。また、企業からの成功報酬ではなく利用者からの利用料で運営しているため、100%利用者に寄り添ったサポートが受けられるのも特徴です。

    転職エージェントは転職前提でどの業界・企業に転職したいかが明確な人向けのサービスに対して、キャリアコーチングは「そもそも転職するべきか」「自分の適性のある仕事を知りたい」など転職を前提としない人も利用可能です。

    特に自己分析サポートやキャリアプラン作成に重きを置いているので、どのような職種が向いているのか、将来的にどのような働き方をしたいのかがボンヤリしている人こそキャリアコーチングを利用するべきです。

    サンプルスピーカー 末永

    おすすめのキャリアコーチングについては「転職に強いキャリアコーチング12選!料金・サポート内容をプロが徹底比較」の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください。

    看護師以外に転職するならマジキャリ

    本記事では、看護師を辞めたいと考えている人のために、その理由や辞めたい時の対処法、転職する際のポイントなどを解説してきました。

    看護師の仕事は夜勤や長時間シフト、複雑な人間関係など一般企業と比較して辞めたいと感じる要素が多いといえます。ただ、患者をケアすることで感謝されたり、最新の医療に携われたりとやりがいを感じることも多いでしょう。

    そのため「辞めたい」と感じたとしても感情に任せて辞めてしまうのではなく、まずは冷静にその理由を言語化する必要があります。キャリアは後戻りできないので、慎重に判断するべきです。

    それでも辞めて転職する決断をしたのであれば、プロのキャリアコーチに相談できるキャリア相談サービスを活用しましょう。

    サンプルスピーカー 末永

    特に看護師以外への転職を目指すのであればキャリアコーチングのマジキャリがおすすめです。

    マジキャリは自己分析のノウハウを豊富にもっているため、専任のキャリアコーチがさまざまな視点からあなたの強みや弱み、適性を言語化していきます。そして、その強みや特性にマッチした看護師以外の業界や職種を提案してくれます。

    特にマジキャリは20代〜30代のキャリアサポートに力を入れているため、その年代のキャリア知見や業界で求められる人材のニーズは豊富にあります。実際、マジキャリを利用した人の満足度は92%という高い数字を維持しているため、それだけ利用者は納得度の高いサポートが受けられているということです。

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