マイナビエージェントとリクルートエージェントはどっちがおすすめ?
マイナビエージェントとリクルートエージェントはどちらも人気の高い転職エージェントですが、得意分野やサポート体制には違いがあります。
マイナビエージェントは20〜30代を中心に、初めての転職でも安心して進められる丁寧なサポートが特徴です。
一方、リクルートエージェントは求人数が非常に多く、幅広い業界・職種を比較したい人やスピーディーに転職を進めたい人におすすめですよ。
どちらを選ぶかは「サポートの手厚さ」か「求人数の多さ」など、重視するポイントによって判断すると良いでしょう。
20代・初めての転職・丁寧なサポートを重視する人はマイナビエージェントがおすすめ
マイナビエージェントは20代を中心とした若手社会人や初めての転職に挑戦する人から高い支持を集めています。
応募書類の添削から面接対策、スケジュール調整まで、担当者が丁寧にサポートしてくれるため、「何から始めればいいかわからない」という人でも安心して進められます。
求人数を重視したい人・ハイクラス転職したい人はリクナビエージェントがおすすめ
リクルートエージェントは業界最大級の求人数と転職支援実績を誇るエージェントです。
多様な業界・職種の求人を保有しており、キャリアアップを目指す人から、スピーディーに転職を決めたい人まで幅広く対応しています。
特に、マネジメント層や専門職などのハイクラス求人、非公開求人の数が多く、年収アップを狙いたい人にもおすすめです。
担当アドバイザーの提案力も高く、自分の市場価値を知りながら効率的に転職活動を進めたい人に向いています。
マイナビエージェントとリクルートエージェントの基本情報を比較
どちらのエージェントを利用するか迷ったときは、まず基本情報を比較し、自分に合ったサービスを選ぶことが大切です。
マイナビエージェントは「20代・第二新卒層」に特化した丁寧なサポートが特徴で、リクルートエージェントは「求人数と実績の豊富さ」で業界最大手の信頼感があります。
以下の表では、求人数やサポート体制、対応エリアなど、転職活動を左右するポイントを並べて比較しました。
| 比較項目 | マイナビエージェント | リクルートエージェント |
|---|---|---|
| 求人数 | 多い・20代向け中心 | 業界最大級・全世代向け |
| 得意分野 | IT/Web・メーカー・若手層 | 全業界・管理職・ハイクラス |
| サポート | 丁寧・手厚い | スピード重視・効率型 |
| 拠点エリア | 首都圏・関西に強い | 全国対応(海外含む) |
| 対応年代 | 20代~30代前半中心 | 20代〜40代・幅広い |
| 拠点数 | 6拠点 | 18拠点 |
| 最短内定 獲得期間 |
1週間 | 2週間 |
ここからは、それぞれの違いをもう少し詳しく見ていきましょう。
求人数
マイナビエージェントは若手層や第二新卒向けの求人比率が高めで、IT・通信業界の求人やメーカー、マスコミ系の求人を多く扱っているのが特徴です。
一方でリクルートエージェントは公開・非公開求人を合わせて業界最大級の求人数を保有しており、20代から40代まで幅広い年齢層に対応しています。
それぞれの求人数比較(2025年11月時点)
- マイナビエージェント:求人多数
- リクナビエージェント:736,910件(非公開求人数:216,120件)
どちらも大手人材紹介会社が運営しているサービスであり、転職業界全体でみると求人保有数はともにトップクラスです。
「多くの選択肢から比較検討したい人」はリクルートエージェント、「20代向けの質の高い求人を紹介してほしい人」はマイナビエージェントが向いています。
得意分野
マイナビエージェントはIT・Web業界やメーカーなど、成長産業を中心とした若手向け求人が豊富です。
未経験から挑戦できる求人も多く、キャリアチェンジを目指す人にも向いています。
一方、リクルートエージェントは全業界・全職種をカバーしており、特に管理職・専門職などのハイクラス転職にも強みがあります。
20代で挑戦しやすい業界業種を狙うならマイナビエージェント、キャリアアップを狙うならリクルートエージェントのほうが選択肢が広いといえますよ。
サポート体制
マイナビエージェントは求職者一人ひとりに寄り添った「丁寧なサポート体制」で高い評価を得ています。
応募書類の添削や面接対策など、初めての転職でも安心して進められる手厚さが魅力です。
対してリクルートエージェントも質の高いサポートが受けられますが、より効率的に転職活動を進めたい人に向いています。
なお、キャリアアドバイザーとの面談可能曜日はリクルートエージェントは土日も営業をしている一方で、マイナビエージェントは平日と土曜日のみの営業時間になっています。
| 面談 | リクルートエージェント | マイナビエージェント |
|---|---|---|
| 可能曜日 | 平日・土日 | 平日・土曜日 |
| 可能時間 | 平日10:00〜19:30 土曜10:00~18:00 日曜10:00~17:00 |
平日9:30〜20:30 土曜9:30~17:30 |
日曜日にしか時間が取れない人はリクルートエージェントが向いています。
一方、マイナビエージェントは平日夜8時半まで営業しているので、業務終了後に転職活動を進めたい人におすすめですよ。
対象エリア
マイナビエージェントは首都圏・関西圏を中心に展開しており、都市部の企業とのネットワークが強いです。
対してリクルートエージェントは全国16拠点を構え、地方や海外求人にも対応しています。リクルートエージェントのほうがU・Iターン転職や地方在住者にとってサポート範囲が広いといえますよ。
対応年代
マイナビエージェントの主な対象は20代〜30代前半で、キャリアの基盤を築きたい若手層が中心です。丁寧なフォロー体制も若手層におすすめできるポイントですよ。
リクルートエージェントは20代から40代、さらには管理職層まで幅広く対応しています。
ハイクラス転職も視野に入れたキャリアアップ志向の人にもおすすめです。
拠点数
マイナビエージェントは全国6拠点に展開しており、特に東京・大阪・名古屋といった都市部に強いネットワークを持っています。
対してリクルートエージェントは18拠点とさらに広範囲に展開しており、地方や地方都市でも対面面談がしやすいのが特徴です。
マイナビエージェント拠点一覧
- 北海道支社:〒060-0002
北海道札幌市中央区北二条西三丁目1番地20号札幌フコク生命越山ビル 9F - 宮城支社:〒980-0021
宮城県仙台市青葉区中央一丁目6番35号東京建物仙台ビル8F - 銀座オフィス:〒104-0061
東京都中央区銀座四丁目12番15号歌舞伎座タワー 25F - 名古屋支社:〒450-6209
愛知県名古屋市中村区名駅四丁目7番1号ミッドランドスクエア9F - 大阪支社:〒530-0011
大阪府大阪市北区大深町4番20号グランフロント大阪タワーA 30F - 福岡支社:〒812-0012
福岡県福岡市博多区博多駅中央街8番1号JRJP博多ビル7F
リクルートエージェント拠点一覧
- 東京本社:〒100-6640
東京都千代田区丸の内1-9-2グラントウキョウサウスタワー - 北海道支社:〒060-0004
北海道札幌市中央区北四条西5-1アスティ45ビル10階 - 東北支社〒980-0811
宮城県仙台市青葉区一番町1-9-1仙台トラストタワー11F - 宇都宮支社:〒321-0969
栃木県宇都宮市宮みらい2番15号宮みらいスクエア2F - さいたま支社:〒330-8669
埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5大宮ソニックシティビル 25階 - 横浜支社:〒220-0011
神奈川県横浜市西区高島2-19-12スカイビル 16階 - 金沢支社:〒920-0853
石川県金沢市本町1-5-2リファーレ10F - 新潟支社:〒380-0823
長野県長野市南千歳1-12-7新正和ビル5F - 長野支社:〒422-8067
静岡県静岡市駿河区南町18-1サウスポット静岡 5階 - 静岡支社:〒422-8067
静岡県静岡市駿河区南町18-1サウスポット静岡 5階 - 名古屋支社:〒450-6043
愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4JRセントラルタワーズ42階、43階 - 京都支社:〒600-8009
京都府京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町88K・I四条ビル 4階 - 大阪支社:〒530-8240
大阪府大阪市北区角田町8-1大阪梅田ツインタワーズ・ノース 31F - 神戸支社:〒651-0086
兵庫県神戸市中央区磯上通8-3-10井門三宮ビル 4階 - 岡山支社:〒700-0024
岡山県岡山市北区駅元町1-6岡山フコク生命駅前ビル 4階 - 広島支社:〒730-0013
広島県広島市中区八丁堀14-4JEI広島八丁堀ビル 10階 - 高松支社:〒760-0026
香川県高松市磨屋町3-1合田不動産磨屋町ビル6F - 福岡支社:〒810-0073
福岡県福岡市中央区舞鶴1-1-3リクルート天神ビル 7階
なお、どちらもオンライン面談に対応しているため、エリアに関わらず利用できます。
最短内定獲得期間
マイナビエージェントでは応募企業とのマッチングがうまく進めば「最短1週間」で内定が出るケースもあります。
応募前の書類添削や面接対策を丁寧に対応するため、結果として短期決定につながることも多いのが特徴です。
一方でリクルートエージェントは求人数が圧倒的に多く、企業との面接調整や選考の進行スピードが速い傾向があります。
平均的には「2週間前後」で内定が決まることもあり、複数企業への同時応募を進めながらテンポよく転職活動を進めたい人に向いています。
サポートの丁寧さと納得感を重視するならマイナビエージェント、スピード感と効率性を重視するならリクルートエージェントという使い分けがおすすめですよ。
マイナビエージェントの特徴|メリット・デメリット
マイナビエージェントの特徴やメリット・デメリットをまとめました。
マイナビエージェントの利用メリット
- 20代・第二新卒など、若手向けの求人・サポートに強い
- 初めての転職でも安心できる丁寧な面談・書類添削サポート
- 企業との信頼関係が深く、担当者経由で選考通過率が上がることもある
- 転職活動をじっくり進めたい人にも無理なく伴走してくれる
マイナビエージェントの利用デメリット
- 30代以降やハイクラス層の求人は少なめ
- 大手・人気企業の求人は競争率が高い
- サポートが丁寧な分、転職スピードを重視する人にはやや遅く感じる場合もある
マイナビエージェントは20代や初めての転職で不安を感じている人に特に向いています。
書類添削や面接対策をしっかり受けながら、自分のペースで転職活動を進めたい人にはピッタリですよ。
親身で丁寧な担当者のサポートを求めている人、安心してキャリアを築きたい人におすすめです。
リクルートエージェントの特徴|メリット・デメリット
リクルートエージェントの特徴やメリット・デメリットをまとめました。
リクルートエージェントの利用メリット
- 業界最大級の求人数・非公開求人を保有しており選択肢が多い
- 企業とのやり取りや面接調整がスピーディーで、内定までの流れが速い
- 全国各地に拠点があり、地方転職にも強い
- キャリアアドバイザーの業界知識が豊富で効率的な提案が受けられる
リクルートエージェントの利用デメリット
- サポートの丁寧さは担当者によって差がある
- 面談や連絡のテンポが速く、人によってはやや圧を感じることもある
- 短期間で転職を決めたい人向けのスタイルのため、じっくり考えたい人には不向き
リクルートエージェントは、できるだけ多くの求人を比較検討したい人や短期間で内定を得たい人におすすめです。
リクルートエージェントはスピード感をもって効率的に転職活動を進めたい人、キャリアアップや年収アップを目指す人にも適しています。
マイナビエージェントとリクルートエージェントどっちが向いている?利用者タイプ別おすすめ
転職エージェントはどちらも大手総合型転職エージェントとして多くの転職支援実績を持つ評判の良いサービスですが、強みや対象層には違いがあります。
初めての転職や若手向けサポートを求める人はマイナビエージェント、一方で求人数の多さやハイクラス転職を重視する人はリクルートエージェントを選ぶのがおすすめです。
ここでは「どんな人にどちらが合うか」をタイプ別に解説します。
初めての転職で丁寧にサポートしてほしい人はマイナビエージェント
マイナビエージェントは初めての転職活動に不安を感じている人にピッタリです。キャリアアドバイザーが一人ひとりの経歴や希望を丁寧にヒアリングし、応募書類の添削や面接対策などを手厚くサポートしてくれます。
特に「転職活動の進め方がわからない」「自分の強みを整理したい」といった人にとって、安心して任せられるのが特徴です。
焦らずじっくりキャリアを考えたい人には、マイナビエージェントを活用するのが良いですよ。
20代・若手向けの求人を探したい人はマイナビエージェント
20代の若手層や第二新卒に向けた求人が充実しているのも、マイナビエージェントの大きな強みです。
未経験歓迎の求人やポテンシャル採用を積極的におこなう企業の案件が多く、キャリアのスタートを支援してくれます。
若手向けの転職ノウハウも豊富で、キャリアアドバイザーが今後のキャリア形成まで見据えた提案をしてくれるので、長期的な視点で成長したい人におすすめですよ。
とにかく求人数の多さを重視したい人はリクルートエージェント
リクルートエージェントは業界最大級の求人数を誇る総合型エージェントです。非公開求人も多く、あらゆる業界・職種の求人を比較検討したい人に向いています。
多くの選択肢から自分に合う求人を見つけられるので、「まずは幅広く情報を集めたい」「多方面にキャリアの可能性を探りたい」という人におすすめです。
効率的に転職活動を進めたい人にもリクルートエージェントが向いています。
年収アップ・ハイクラス転職を狙いたい人はリクルートエージェント
ハイクラス転職やキャリアアップを目指す人には、リクルートエージェントが向いています。
管理職や専門職など年収600万円以上の求人も多く取り扱っており、企業との強固なネットワークから交渉力にも強みがあります。
キャリアアドバイザーも業界ごとの知見が深いので、条件交渉やキャリア戦略の提案など、より実践的なサポート・アドバイスを受けられます。
現在のキャリアをさらに高めたい人や、スピード感を持って次のキャリアに挑戦したい人におすすめです。
マイナビエージェント・リクルートエージェント以外におすすめの転職サービス
マイナビエージェントやリクルートエージェントは業界大手の定番サービスですが、転職の目的や希望条件によっては他のエージェントを併用するのも有効です。
ここでは、総合型の「doda」と、ハイクラス向けの「ビズリーチ」を紹介します。それぞれの特徴を理解し、自分に合ったサービスを選びましょう。
doda
doda(デューダ)は、パーソルキャリアが運営する総合型の転職サービスです。
エージェント機能と求人サイト機能の両方を備えており、自分で求人を検索しつつキャリアアドバイザーからのサポートも受けられます
dodaの保有求人数はリクルートエージェントに次ぐ業界トップクラスで、20代から40代まで幅広い世代に対応しています。
マイナビエージェントよりも求人の選択肢が多く、スピード感のある転職活動を希望する人に向いていますよ。
また、応募書類の添削や面接対策といったサポートも充実しており、「手厚いサポート」と「豊富な求人数」のバランスを重視する人におすすめです。
| 運営会社概要 | |
|---|---|
| 運営会社 公式サイト |
パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ |
| 求人数 | 283,130件 (2025年11月時点) |
| 対応地域 | 全国・海外 (国内拠点は24ヶ所) |
| 電話番号 | 03-5427-7890 |
| 免許登録 | 有料職業紹介事業:13-ユ-304785 特定募集情報等提供事業:51-募-000144 |
| 2025年11月時点の求人数 | |
ビズリーチ
ビズリーチはハイクラス・管理職・専門職向けの転職サービスです。企業やヘッドハンターからスカウトを受ける形式で、年収600万円以上の求人を多く保有しています。
リクルートエージェントのようなキャリアアドバイザーによる全面的な支援ではなく、登録者が主体的にスカウトを活用して転職を進めるスタイルです。
そのため、「自分の市場価値を確かめたい」「キャリアアップを狙いたい」といった中堅~ハイクラス層に適しています。
一方で、マイナビエージェントのような丁寧な書類添削や面談サポートは少ないため、初めての転職よりもキャリアに自信がある人向けのサービスといえます。
| 運営会社概要 | |
|---|---|
| 運営会社 公式サイト |
株式会社ビズリーチ https://www.bizreach.jp |
| 求人数 | 公開求人数:127,000件 (2025年11月時点) |
| 会員数 | 281万人以上 (2025年1月末時点) |
| 対応地域 | 全国 |
| 免許登録 | 有料職業紹介事業:13-ユ-302647 特定募集情報等提供事業:51-募-000175 |
| 2025年11月時点の求人数 | |
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転職エージェントの選び方については「転職エージェントの選び方完全ガイド|選び方とおすすめエージェントを徹底解説! 」で詳しく解説しています。
どっちを利用するか迷ったらまず2社とも登録して比較してみよう
マイナビエージェントとリクルートエージェントは、どちらも定番の大手総合型転職エージェントで、多くの転職成功者を支えてきたサービスです。
とはいえ、どちらが自分に合うかは、希望する業界・サポートスタイル・担当者との相性によって変わります。
実際に登録・利用してみないと分からない部分も多いため、迷ったらまず2社とも登録して比較してみるのがおすすめです。
複数の転職エージェントに登録することで紹介される求人の幅が広がり、より理想に近い企業に出会えるチャンスが増えます。
また、キャリアアドバイザーの提案やサポートの違いを体感できるため、自分に合ったサポート体制を見極めやすくなりますよ。
マイナビエージェントで丁寧なフォローを受けながら、リクルートエージェントで多くの求人をチェックするなど、自分のキャリアに最適な選択を見つけていきましょう。
☞おすすめ総合型転職エージェント
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複数の転職エージェントに登録し併用する使い方については、「転職エージェントは複数の掛け持ち利用ができる?併用するメリット・デメリットを解説 」で詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
また、未経験から挑戦できる求人や成長企業・大手企業の第二新卒枠など、将来性のあるポジションが多いのも魅力です。
じっくりキャリアを築きたい人や、サポート重視で転職活動を進めたい人におすすめです。