SE(システムエンジニア)がキャリアプランを考える必要性
SEのキャリアは幅広く、若手のうちから戦略的にキャリアを形成しておくことが重要です。
SEと言っても、様々なSE職種があり、キャリアパスも多岐に渡ります。
キャリアプランを考えておくことで、幅広いキャリアパスからあなたの理想のキャリアプランを実現することができるでしょう。
また、早い段階でキャリアプランを立てるためには、自己分析が必要になります。
自己分析が十分にできていない方にはマジキャリ をおすすめします。
SEはキャリアの選択肢が多いから
SEとしてのキャリアプランの選択肢が多いことにはメリットとデメリットどちらもあります。
まず、キャリアの選択肢が多いことで、自分に合ったキャリアを見つけやすいというメリットがあります。
下記は一例です。
- SEとして技術力を磨いていく
- マネジメントを目指す
- 異業種へ転職する
一方、キャリアの選択肢が多いと、「本当にやりたいことは何だろう」とキャリア選択に迷ってしまうことがあります。
キャリアの岐路に立ったとき、自分の価値観やキャリアの方向性が明確でないと、理想のキャリアを形成していくことが難しくなってしまいます。
選択肢が多い分、理想にマッチした選択をすることが難しいため、あなたのキャリア選択の判断軸を作っておくと良いでしょう。
目指す職種によって必要なスキルや資格が異なるから
SEには様々な種類のSEがあり、職種によって求められるスキルや経験が異なります。
理想のキャリアを実現するためには計画的にスキルを身につけていく戦略性が重要です。
例えば、プロジェクトマネージャーになりたいのであれば、早い段階でプロジェクトリーダーを経験しておくと良いでしょう。
データサイエンティストになりたいのであれば、統計学やデータマイニングに関する知識を中心にプログラミングやデータベース等の知識も幅広く習得する必要があります。
上記の例のように、目指す職種によって求められる経験やスキルは大きく異なります。
また、SEのスキルは一朝一夕では身につけることができません。
スキルの習得には一定の時間を要するため、あなたの理想のキャリアを実現に向けて戦略的に経験を積んでいくことが重要です。
早くから目標を定めることで成長速度が変わるから
キャリアプランを考えることで早い段階から目標を定めることができ、あなたの成長速度も変わっていきます。
とくに20~30代の若手のうちにどれだけ早くスキルを身に付けられるかといった成長速度が、あなたの理想のキャリアを実現できるかに影響を与えます。
キャリアプランを立てることは、目指したい職種やキャリアを考え、現状と理想のギャップを洗い出していくことです。
目標が定まれば、今あなたがすべきことや今後身に付けていくべきスキルや経験が明確になるというメリットがあります。
やるべきことが明確になることで、目の前の業務に集中したり積極的にスキル習得に励むことができたりするため、成長速度を早めることができるでしょう。
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SEによくあるキャリアパスの選択肢を紹介!
「キャリアプランを考えたいけど、具体的なキャリアパスがわからない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ここからは、SEによくあるキャリアパスをご紹介します。キャリアプランを考えるときの参考にしてみてください。
ジェネラリストを目指す
SEのキャリアパスとして、ジェネラリストを目指す道があります。
ジェネラリストとは、幅広い知識でさまざまな業務に取り組む人のことです。
設計書作成、システムのテストや保守管理などエンジニアとしての業務に加え、さまざまな業務に取り組んで身につけた幅広い知識を活かし、クライアントとのコミュニケーションやチームのスケジュール管理や運営などマネジメント業務に取り組むことがあります。
ジェネラリストはあらゆる業務に取り組むため、「柔軟に考える力」「幅広い知識」が必要です。
チームをまとめるマネジメントスキルやコミュニケーション能力も大切です。
また、ジェネラリストを目指す場合は、以下のメリット・デメリットを理解しておく必要があります。
メリット
- スキルを高めれば早い段階で管理職に就くことができる
- 異なる部署・職種でも活躍できる
- 収入アップにつながりやすい
デメリット
- どの分野も浅い知識になる可能性がある
- 転職活動で他の人材と差をアピールしづらい
メリット・デメリットを考慮したうえ、キャリアパスを考えることが大切です。
スペシャリストを目指す
SEのキャリアパスとして、スペシャリストを目指す方法があります。
スペシャリストとは、1つの分野に特化した知識で業務に取り組む人のことです。
幅広い知識で仕事をするジェネラリストと反対の関係です。
システム実装やトラブル対応など、技術スキルを活かし特定分野のプロとして業務に取り組みます。
スペシャリストとして活躍したいなら、「高い専門知識・スキル」「思考力」というスキルが必要です。また、他の職種の方や同僚の方にはないスキルを身につけたり、効果的なアプローチの方法を考えたりする力があるのもいいでしょう。
また、スペシャリストを目指す場合は、以下のメリット・デメリットを理解しておく必要があります。
メリット
- 関心のある分野のみ集中して取り組むことができる
- 周囲から信頼されやすい
- 専門知識で市場価値をあげ転職に有利になる
デメリット
- 専門分野の需要がなくなり別分野を勉強しなければならないリスクがある
- スペシャリストのキャリアパスを歩める企業が少ない
メリット・デメリットを考慮したうえ、どの道に進むか考えましょう。
マネジメントをおこなう
SEのキャリアパスとして、マネジメントをおこなう役職に就く方法があります。
SEとしてキャリアを積むことで、これまでに身につけた知識を活かしてプロジェクトの立案・計画・運営、リスク管理、スケジュール管理などの仕事に取り組むことができます。
チームを管理する位置に就くため、「チームをまとめる力」「課題解決能力」が必要です。また、プロジェクトをスムーズに進める必要があるため、部下が報連相しやすい環境づくりができるコミュニケーション能力も大切です。
また、マネジメントをおこないたい場合は、以下のメリット・デメリットを理解しておくことが大切です。
メリット
- マネジメントスキルを高めることができる
- 収入があがる可能性が高い
- 大きな裁量権を持って仕事に取り組める
デメリット
- 少しのミスでプロジェクトに影響を与えてしまう
- 責任が増える
メリット・デメリットを考慮したうえ、どの道に進むか考える必要があります。
フリーランスとして独立する
SEのキャリアパスとして、フリーランスとして独立する方法があります。
企業に所属するのではなく、企業から仕事を受けて業務に取り組みます。
フリーランスのSEは上流工程を担うことが多く即戦力として扱われるため、企業で数年実務経験をおこない、専門的な知識をしっかりと身につける必要があります。
また、マネジメントをおこないたい場合は、以下のメリット・デメリットを理解しておくことが大切です。
メリット
- 希望するプロジェクトに参加できる
- 高額な収入を得られる可能性がある
- 自由な働き方ができる
デメリット
- 仕事が見つからない・成果が出ない場合に収入が不安定になる
- SEに必要なスキルに加えて営業力や自己管理能力などが必要になる
メリット・デメリットを考慮したうえ、フリーランスに進むか考えましょう。
面接でも使える!SEにおすすめのキャリアプランの例文を紹介
SEのキャリアプランは多岐に渡ります。
どのようなキャリアの選択肢があるのか知っておき、将来の理想像を描いておくことが重要です。
次章からは、SEのキャリアプラン例を紹介していきます。
技術営業・サポート系を目指す場合のキャリアプラン例文
技術営業・サポート系のSEとして、セールスエンジニアを目指していくキャリアプランを紹介します。
セールスエンジニアとは、エンジニアとしての技術力や知識を活かして顧客に対して技術面から営業をおこなう職種です。
セールスエンジニは営業職とSEの中間的な職種で、SEや技術系の職種からセールスエンジニアを目指すパターンと営業職からのキャリアチェンジを図るパターンに分けられます。
SEや技術系職種からセールスエンジニアを目指すのであれば、これまでのキャリアで身に付けた技術的なスキルや知識を活かして転職する事ができます。
また、エンジニア並の知識も欠かせません。商品や業界動向等も含めて幅広い知識を身に付けると転職しやすいでしょう。
技術力に加え、クライアントの潜在的なニーズを引き出すコミュニケーション能力や、問題解決能力を身につけておくと転職に有利になります。
そのため、営業経験がなくても、エンジニアとして顧客折衝した経験があればセールスエンジニアへのキャリアチェンジを実現しやすいです。
では、キャリアプランの例文を見ていきましょう。
私はクライアントの要望に応えるセールスエンジニアになりたいと考えています。
入社3年目までにはクライアントの課題やニーズを引き出す営業力を高め、5年目にはエンジニアとして必要な専門知識を深く身につけ、クライアントの課題の改善ができるよう成長したいです。
また、大きく御社に貢献できるよう、多様化する技術のトレンドを追いかけ知識を身につけていきます。
基盤技術・インフラ系を目指す場合のキャリアプラン例文
基盤技術・インフラ系のエンジニアには以下の職種があります。
基盤技術・インフラ系エンジニア
- インフラエンジニア
- クラウドエンジニア
- フィールドエンジニア
インフラエンジニアは、ITシステムの基盤となるインフラ環境の設計・構築・運用を担当するエンジニアです。
システム運用・保守やヘルプデスクといった業務の経験を積むことでインフラエンジニアを目指しやすくなります。
クラウドエンジニアは、クラウドサービスに特化したエンジニアのことで、近年クラウド型のITインフラ構築のニーズが高まっていることもあり需要が高まっています。
ITインフラに関する知識をはじめとして、AWS・Microsoft Azure・GCPといったクラウドに関するスキルを身に付けておくと良いでしょう。
フィールドエンジニアは、IT機器の設置や点検等をおこなうエンジニアで、顧客のIT危機に異常があった際のトラブル対応を担います。
フィールドエンジニアは他のSEと比べると未経験でも目指しやすいと言われています。
顧客対応力が求められるエンジニアのため、コミュニケーション能力を活かして転職を目指すと良いでしょう。
では、ここではインフラエンジニアのキャリアプランの例文を紹介しましょう。
私はインフラ分野に精通したスペシャリストとして活躍したいと考えています。
入社1~2年目には御社のインフラ管理や構築業務で勉強を重ね、これまで身につけた知識やスキルと併せて能力を高めていきます。
5年後には後輩の教育を担当できるようなインフラエンジニアになることが目標です。
身につけた知識やスキルを指導することはもちろん、入社間もなく心身の不調が起きやすい後輩をサポートできるよう、働きやすい環境づくりにも取り組みたいと考えています。
関連記事
インフラエンジニアのキャリアプラン例文や必要なスキルについては「ンフラエンジニアって何するの?キャリアプランの考え方を解説」の記事で、解説しているのでインフラエンジニアが気になるという方はぜひ読んでみてください。
開発系を目指す場合のキャリアプラン例文
開発系SEには、以下の職種があります。
開発系SE
- Webエンジニア
- フルスタックエンジニア
- アプリケーションエンジニア
WebエンジニアはWebサービスやWbアプリケーションの企画・開発をおこなうエンジニアです。
Webサービスの設計から担当することもあるため、マーケティング知識やプログラミングの知識が必要になります。
フルスタックエンジニアは、システムの設計・開発・運用・保守等のあらゆる業務をこなすことができるエンジニアです。
プログラミング言語やOS・ミドルウェア、クラウドサービスなど幅広い知識やスキル、実務経験が求められるため、特定分野のエンジニア経験だけでなく、複数の分野でエンジニアとしての経験を積んでいくと良いでしょう。
アプリケーションエンジニアはスマホアプリ・Webアプリ・業務系アプリといったアプリケーションの開発を担当するエンジニアです。
プログラミングスキルが必要になるため、現場での開発経験を積んだ上でアプリケーションエンジニアを目指すと良いでしょう。また、要件定義や設計などでクライアントとコミュニケーションを取るため、要望や情報を引き出しスムーズに業務に取り組むコミュニケーション能力を身につけるとアプリケーションエンジニアを目指しやすいです。
では、Webエンジニアのキャリアプランの例文を見ていきましょう。
私はさまざまな分野に対応できるフロントエンジニアを目指しています。
前職ではフロントエンド寄りの言語での開発をおこなっていました。
御社に入社できましたら、1~2年目はこれらの知識とスキルを活かしながら、御社の特色を学びながら新たな知識を身につけていきます。
3年後にはバックエンドの開発をメインに取り組み、10年後にはアプリからインフラまで幅広い領域に対応できる人材になりたいと考えています。
セキュリティ・品質保証系を目指す場合のキャリアプラン例文
セキュリティ・品質保証系のSEには、以下の職種があります。
セキュリティ・品質保証系のSE
- セキュリティエンジニア
- 品質管理エンジニア
- テストエンジニア
セキュリティエンジニアは情報システムのセキュリティ対策を担当するエンジニアです。
近年セキュリティ対策の重要性が高まっている背景もあり、重要度が増している職種でもあります。
専門性が高い上に幅広い知識が必要なため、未経験からセキュリティエンジニアを目指すハードルは高いです。
そのため、プログラミングスキルに加え、「基本情報技術者試験・応用情報技術者試験」や「シスコ技術者認定」などの資格を取得しておくといいでしょう。
また、サーバーやネットワークに関する知識が求められるため、インフラエンジニア等で経験を積むと目指しやすいです。
品質管理エンジニアはソフトウェア製品に不具合がないか品質をチェックするエンジニアです。具体的には、テストエンジニアは開発段階で動作に問題がないかといったテストをおこないます。
どちらも製品の品質担保を目的としていますが、製品開発に関するスキルやプログラミングスキル、テスト技法関連の知識、品質保証やマネジメント関連の知識が必要です。知識を学び何かしらの開発経験を積むと目指しやすいでしょう。
では、セキュリティエンジニアのキャリアプランの例文を見ていきましょう。
私は最高情報セキュリティ管理者であるCISOを目指しています。
入社後1~2年は御社システムの理解を深め業務に取り組みたいと考えています。前職での5年間のセキュリティ基盤の設計・運用の経験を活かしながら、いち早く御社に貢献できるように努めます。
10年後にはセキュリティ基盤の設計・運用のスキルをさらに高めたうえで、マネジメント能力やスケジュール管理能力などを身につけ、CISOの仕事を担いたいと考えています。
新技術・先端技術系を目指す場合のキャリアプラン例文
新技術・先端技術系のSEには以下の職種があります。
新技術・先端技術系のSE
- AIエンジニア
- IoTエンジニア
- AR・VRエンジニア
AIエンジニアは、機械学習やディープラーニング等を活用してAIの開発をおこなうエンジニアです。
画像認識システムや音声認識システム等、AIは様々なシーンで活用されるため、AIエンジニアは需要が高まっていると言えます。
PythonやJavaの実務経験・統計学やデータ解析等の知識を身に付けた上でAIエンジニアを目指す必要があります。
また、ビッグデータを有効活用するため、データベースを運用する知識も大切になるでしょう。
IoTエンジニアは様々な業界で需要が高まっているIoTデバイスの開発を担当するエンジニアです。
C言語・C++・Javaといった組込み開発のプログラミングスキルに加え、組み込み系・ネットワーク・セキュリティ・スマホアプリ・AIの知識も欠かせません。
AR・VRエンジニアは、ARやVR領域でシステムの開発をおこなうエンジニアで、エンタメ・ゲーム・医療・教育等の業界を中心に注目されています。
プログラミングスキルや開発経験はもちろん、3Dモデルを制作するスキル、動画撮影・編集スキルも必須です。
では、AIエンジニアのキャリアプランの例文を見ていきましょう。
私は5年後にマネージャーになりたいと考えています。
入社後はまずAIの技術や知識を深く理解できるよう業務に取り組みます。3年後には身につけた知識をもとに後輩の教育を担うことを目指します。
5年後には、これまでの経験をもとに開発の最前線に立ち、プロジェクトの立案や運営、チームの管理を行いたいと考えています。アップデートされ続けるAI技術・知識を常に追いかけながら、マネジメントスキルを高められるよう、○○という資格も取得する予定です。
プロジェクト・マネジメント系を目指す場合のキャリアプラン例文
SEからプロジェクトマネージャーを目指すキャリアプランもあります。
プロジェクトマネージャーはシステム開発プロジェクト全体の計画を立て、スケジュール・予算・品質・納期といったプロジェクトの進捗管理や、プロジェクトメンバーのマネジメントを担当する職種です。
システム開発を発注したクライアントやその他ステークホルダーとの調整業務もおこなうため、システム開発の知識だけでなく、コミュニケーション能力やマネジメントスキルが求められます。また、クライアントの課題や発生したトラブルを解決する課題解決能力も欠かせません。
では、キャリアプランの例文を見ていきましょう。
私は5年後にプロジェクトマネージャーになりたいと考えています。
入社後は御社が使用する言語・フレームワークについて習熟し、プログラミングの実務に努めます。
3年後にはプロジェクトマネージャーを支える補佐となり、プロジェクトマネージャーに必要なスキルや知識を実践的に学んでいき、プロジェクトを任せられる人材になりたいです。
SEの上位職といったイメージで、プロジェクトメンバーからリーダーを経験し、プロジェクトマネージャーを目指していくと良いでしょう。
コンサルティング・戦略策定系を目指す場合のキャリアプラン例文
コンサルティング・戦略策定系を目指すのであれば、以下の職種を目指すと良いでしょう。
コンサルティング・戦略策定系の職種
- ITコンサルタント
- ITスペシャリスト
ITコンサルタントは、クライアントの課題に対してITの観点からコンサルティングをする職種です。
クライアントの課題やニーズに合わせてシステムの開発や改善を提案するため、要件定義や設計開発、テストといったシステム関連の知識を身につけることが欠かせません。
また、顧客の課題を特定するために論理的思考力やコミュニケーション能力といったビジネススキルも必要です。
SEやプロジェクトマネージャーからより上流工程を目指していくようなキャリアプランになります。
ITスペシャリストは、特定分野で専門性を高めていき、技術面でのアドバイスをおこなうスペシャリストです。
システム開発において、要件定義から開発・運用までの一連の流れの中で技術的なサポートを担います。
開発経験を積みながら、あなたの得意領域や専門分野を見つけスキルを磨き込むと良いでしょう。
専門分野によって、基本・応用情報技術者試験や情報処理安全確保支援士試験などの資格を取得することもおすすめです。
では、ITスペシャリストのキャリアプランの例文を見ていきましょう。
私はセキュリティ分野のスペシャリストになりたいと考えています。
入社後は御社のセキュリティシステム構築について深く学び、セキュリティ方針の策定や要件定義、設計、実装、検査まで業務に取り組みます。
専門的な知識を身につけたあとは、情報処理安全確保支援士試験に挑戦し、セキュリティのITスペシャリストとして「この人なら間違いない」と思っていただけるような頼られる存在になります。
データ解析・データサイエンス系を目指す場合のキャリアプラン例文
データサイエンティストは、統計学やアルゴリズムを活用してデータ分析する職種です。
以下のような幅広い知識が必要になり、高いビジネススキルが求められます。
データ解析・データサイエンス系で必要な知識
- データベース
- 統計学
- アルゴリズム
- AI
- プログラミング
- マーケティング
データ分析に関する知識を中心に、分析結果からビジネスにおける課題解決に結びつけるためのスキルや経営層やクライアントとコニュニケーションを取ることもあるため、コミュニケーションスキルも必須と言えます。
データ分析に関する専門性の高さと幅広いビジネススキルが求められる職種で、最新技術や知識について常日頃から勉強しておくと良いでしょう。
また、統計士・データ解析士や基本・応用情報技術者試験、データスペシャリスト試験、オープンソースデータベース技術者認定試験などを受け認定を受けておくと、データサイエンティストのキャリアアップに役立ちます。
では、データサイエンティストからプロジェクトマネージャーを目指すキャリアプランの例文を見ていきましょう。
私は5年後にプロジェクトマネージャーになりたいと考えています。
まずはデータサイエンティストとして御社に貢献できるよう、知識とスキルを深めていきます。
3年後にはプロジェクトの企画や提案、マネジメントをできる存在となり成果を出せるようにデータ解析などのスキルに加え、チームメンバーが動きやすい環境づくりに必要なコミュニケーション能力やマネジメントスキルを身につけ、プロジェクトマネージャーを目指したいです。
社内IT・システム連携系を目指す場合のキャリアプラン例文
社内IT・システム連携系のSEには以下の職種があります。
社内IT・システム連携系のSE
- 社内SE
- ブリッジSE
社内SEは、自社で使用するシステムの開発や運用を担当する職種です。
上記で紹介したエンジニア職種は社外のクライアントに対して開発を進めていく職種ですが、社内SEは社内のシステム基盤を支える役割を担います。
必要なスキルは担当する業務によって異なりますがITインフラに関する知識やソフトウェア・ハードウェア関連の知識、コミュニケーション能力などが求められます。
ブリッジSEは、コスト削減を目的に海外でシステム開発の一部をおこなうオフショア開発において、プロジェクトを円滑に進めるための橋渡し的な役割を担う職種です。
さまざまな国の方とコミュニケーションをとり、プロジェクトを進行したり交渉したりするため、現地の言語を習得する必要があります。
また、ブリッジSEになるために、SEとして開発経験を積んでおくといいでしょう。
では、社内SEキャリアプランの例文を見ていきましょう。
私は5年後にプロジェクトマネージャーになりたいと考えています。
入社後は社内SEとして上流工程をメインに担当できるよう、下流工程で知識とスキルを身につけます。
3年後には上流工程の業務を担い、下流工程を考慮した綿密な計画、プロジェクトの進行をおこないたいと考えています。
アプリケーションやインフラなどの専門的な知識、マネジメント能力も身につけて実務経験を積むだけでなく、 プロジェクトマネージャ試験で認定を受け、プロジェクトマネージャーとして活躍します。
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SEとしてキャリアプランを立てたいけど立て方がわからないという方は、「最低限抑えておくべき!キャリアプランの立て方とポイントを紹介!」の記事で立て方のポイントについて詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください。
また面接でのキャリアプランの答え方については「【例文あり】面接でのキャリアプランの答え方とは?作り方&答え方を解説」の記事で解説しています。この点を意識するだけでに内定に一歩近づけるでしょう。
価値を高めるSEのキャリアプランの立て方を紹介!
理想のキャリアを築いていくためには、今何をすべきかや今後どういった経験を積んでいくかといったキャリア戦略を立てる事が重要です。
あなたの理想を実現するためには、キャリアプランを立て、具体的な行動計画にまで落とし込めると良いでしょう。
次の章からは、キャリアプランの立て方について解説していきます。
⑴現状を把握する:自己分析で長所と短所を見つける
キャリアプランを立てるときにまずおこなうのは、現状を把握することです。
現状を把握するためには、以下のような方法で自己分析をおこなう必要があります。
自己分析におすすめのツール
- SWOT分析:自分の強み・弱みといった内部要因、転職市場や業界動向といった外部要因を分析
- スキルマップ:これまでに身に付けたスキルや習熟度を可視化
これらを実施することで、長所と短所を見つけることができます。
長所と短所以外にも、自分の今のスキルや経験など網羅的に現在地を把握できるとより良いですね。
しかし、自己分析をする中で「自分の強みって何だろう」と長所がすぐに出てこない方も多いでしょう。
というのも、強みというのはあなた自身にとっては無意識のうちにできたり、「できて当たり前」という感覚に陥りやすいため、客観的に自分自身を分析しないと見えてこないものです。
そこで、自分の強みを見つけたい方やキャリアプランを作りたい人は、自己分析のサポートが手厚いマジキャリ がおすすめです。
マジキャリ の自己分析ワークでは、過去の深掘りをおこない、原体験から強み・弱み・得意・苦痛を見つけることができます。
過去の原体験を活用することで、面接用に取り繕った表面的なものではなく、あなた自身が「SEとして将来やりたいこと」や「挑戦したいこと」を言語化した説得力の高いSEのキャリアプランを作成することができます。
今ならマジキャリは無料面談 を実施しているので、お試しでコーチング1回受けることが可能です。
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⑵理想の働き方や理想像を明確にする
長所と短所を見つけた後は、理想の働き方・理想像を明確にします。
SEのキャリアは幅広いため、理想像を描くことに難しさを感じる方が多いです。
そこで実践してほしいのが、「ありたい姿」「何をしていたいか」を考えることです。
以下のようなことを自分に問いかけ、理想の働き方や理想像を明確にしていきましょう。
- 憧れる・尊敬する人はだれか?なぜ尊敬しているのか?
- 将来はどのような人でありたいか?(ありたくないか?)
- ありたい姿をかなえるためにどのような職業・職場で働くと良いか?
⑶理想と現状を埋めるためのキャリアプランを考える
3つ目におこなうのは、理想と現状のギャップを埋めることです。
2つのステップを踏むと、現状と理想像に差を感じることでしょう。
その差が現在の課題となるため、理想像を叶えるためには課題を解決しなければなりません。
課題を解決するために、「今後どのようなアクションを取るべきか」「いつまでに何をするべきか」を考えて1年後・3年後・5年後のキャリアプランを作成していきましょう。
SEが希望のキャリアプランを実現するためのポイント
SEには様々な職種がありキャリアの分岐点も人それぞれです。
キャリアの選択肢が広いということは、キャリアの方向性や軸が定まっていなければ、あなたの理想から外れたキャリアを歩んでしまう可能性もあります。
戦略的にキャリアプランを描くことで、理想のキャリアを実現しやすいとも言えるでしょう。
新興領域のIT分野の情報収集を行う
SEとして価値あるキャリアプランを作るためには、IT分野の情報収集を欠かさないことが重要です。
IT分野は技術の生まれ変わりが早い業界で、最新の技術やトレンドにキャッチアップしておく必要があります。
情報収集する方法は様々ですが、情報源によって情報の信頼性が異なるため注意しましょう。
効率的に情報収集するためには以下の方法がおすすめです。
情報収集の方法
- 情報サイトでトレンドにキャッチアップする
- 書籍で学ぶ
- 勉強会に参加する
- 有名なエンジニアのSNSから情報収集する
おすすめの情報収集サイト
- ビジネスニュースサイト:日本経済新聞・スマートニュース・NewsPicks
- IT特化のニュースサイト:ITmedia・TechCrunch Japan・@IT・Publickey・CNET Japan
情報の発信元は企業や協会等が発信していると信頼性が高いでしょう。
インターネット上には個人的な意見も数多く発信されているため、誰が発信している情報か見極めることが重要です。
今後需要が伸びそうなスキルを考える
SEのキャリアプランを価値あるものにするためには、最新技術やトレンドにキャッチアップするだけでなく、今後需要が伸びそうな領域を見極めることも重要です。
SEとして中長期的に活躍するために、早い段階から将来性の高い領域で経験を積んでおきましょう。
最近では、情報セキュリティやAI等の領域は注目度が高まっているため、今後も需要が伸びていくことが予想されます。
今後需要が高まる領域でスキルを身に付けたり経験を積んだりしておくことで、中長期的にあなたが活躍できる領域を広げキャリアの選択肢を増やすことができます。
常に成長できる環境を求める
SEとして価値あるキャリアプランを作っていくためには、常に成長できる環境に身を置くということも重要です。
働く環境によってスキル習得や経験を積めるスピード感が変わってしまうため、あなたの成長速度にも影響を与えてしまいます。
大企業であれば一定の業務領域を確実にこなすことが求められ、ベンチャー企業であれば幅広い業務領域を任せてもらいやすいでしょう。
もし今の環境があなたの将来設計にあっていないなら、転職も視野に入れることをおすすめします。
自社で業務を続けると、どうしてもマインドセットやスキルセットが固定されてしまうため、社外にも目を向けるようにしましょう。
環境を変えることで、あなたが習得したスキルが通用するか試すことができ、新しい経験を得ることもできます。
目標となる人物を設定する
SEとしてのキャリアを考える上で、「理想のキャリア像を描くことが難しい」「やりたいことが分からない」という方も多いのではないでしょうか。
SEのキャリアプランは幅が広いため、職種や業界動向についての情報収集するだけでは具体的なイメージを持ちづらいでしょう。
理想像を描けない場合は、尊敬する人や、憧れの人を探すことをおすすめします。
ロールモデルとなる人を探し、その人に近づくためにできることやその人とあなたの差分に目を向けることで、あなたのキャリアプランが見えてくるでしょう。
課題の克服に期限を定める
あなたの課題が見えてきたら、次は課題を克服する期限を設定しましょう。
課題の克服に向けて、期限が設定されていないと行動を先延ばしにしたり成り行きでキャリアを歩んだりといったリスクがあります。
期限が定まっていれば、期限から逆算していつまでに何をすべきかが明確になり、理想のキャリアプランを実現できる可能性が高くなるでしょう。
目標を設定する際は、SMARTというフレームワークを利用することをおすすめします。
SMARTとは下記の頭文字を取ったフレームワークで、目標設定で重要な要素のことです。
SMARTの法則
- Specific:明確で具体的な目標にする
- Measurable:目標の達成度合いを客観的に判断できるよう定量的に表す
- Achievable:目標は理想論ではなく、達成可能な目標にする
- Related:将来的なゴールに関連性を持たせる
- Time-bound:いつまでに達成するか期限を設定する
期限を設定すること以外にも、上記の観点で具体的な目標を設定するよう心がけて下さい。
安心転職コース
内定率
*22年4月〜22年10月の間に転職活動を行い5社以上に応募したお客様が対象です。
キャリア相談をする
期限を意識してスキルを磨く
目標を達成するためには、期限を意識して計画的に好きるを磨くことが重要です。
いつまでに目標を達成するかという期限を設定したら、目標達成のための具体的な行動計画を立てましょう。
POINT
- 目標達成期限までに、どのようなスキルを身に付けるか
- スキルを身に付けるためにいつまでに何をすべきか
期限から逆算して、上記の観点で行動計画を立てると良いでしょう。
スキルの習得には、時間がかかるものもあれば、短期間で習得できるものもあります。
SEとしての技術的なスキルを磨くのであれば中長期的にスキル開発に取り組む必要があるため、目標を細分化した上で常に期限を意識してスキルを磨いていきましょう。
柔軟性を持つ
理想のキャリアを築いていくためには、常に柔軟性を持ち、一度立てたキャリアプランに固執しすぎないことも重要です。
SEを取り巻く環境や業界動向、エンジニアの技術等は日々変化していきます。
あなたの興味や生活環境の変動等、内定な要因も含めてさまざまな変化によって、キャリアプランは変わることがあります。
そのため、自分が考えたキャリアプランに対して固定的な考えを持たず、変化に対して柔軟に対応できるキャリアプランを策定することが成功への鍵となります。
フィードバックを求める
キャリア形成にあたって、自分一人で行動を起こすのではなく、周囲の力を借りることも重要なポイントです。
SEとしてのキャリアを歩んでいる上司や先輩、同僚からのフィードバックをもらうことは、自分の視野にない弱点や新たな可能性を見出す手助けになります。
SEのキャリアは多岐に渡るため、自分だけの視点にとらわれず、第三者視点も取り入れると良いでしょう。
定期的にフィードバックを受け取り、それをもとにキャリアプランを見直すことが効果的です。
3年後、5年後などの具体的な目標を立てる
キャリアプランを実現するために、キャリアパスの方向性を設定したら3年後、5年後、10年後の目標を決めていきましょう。
数年単位の具体的な目標がないと、「今何のスキルや資格を身につけるべきか?」「どのような経験をしておくべきか」がわからず、キャリアプラン実現のためのアクションをとることができません。
例えば、下流工程から上流工程の業務を担当したいというキャリアプランを立てているならば、3年後までに「基本情報処理技術者試験に合格する」「使用するプログラミングを習得する」というアクションプランを立てるのが良いでしょう。
また、5年後までに「応用情報技術者試験に合格する」「新たなプログラミング言語やフレームワークを習熟する」というアクションプランを立てることで、キャリアプランの実現を目指すことができます。
SEのキャリアプランで目標にすべきスキルや資格とは
SEには様々な職種があり、それぞれ担当する業務領域や求められるスキルが異なります。
SEとして働いているだけでは身に付けることが難しいスキルや知識もあるため、注意が必要です。
理想のキャリアを築いていくためには、必要なスキルを能動的に身に付けていくと良いでしょう。
次の章では、SEが身に付けるべきスキルやおすすめの資格を紹介していきます。
SEが身につけるべきスキルとは
SEが身に付けるべきスキルは多岐に渡ります。
その中でも習得する優先度の高いスキルを紹介します。
POINT
- プログラミング:プログラミングのスキルを身に付けることで、システムに関する解像度を上げることができます。開発メンバーの悩みが分かるようにもなり、メンバーとのコミュニケーションにも活かせます。
- プロジェクト管理:プロジェクト管理を身に付けることでプロジェクトマネージャーとして活躍することができます。
- コミュニケーション能力:顧客からニーズを聞き出したり、ステークホルダーとの調整したり、関係者とコミュニケーションを取ることでプロジェクトを円滑に運営することができます。
- 専門分野の知識:AIエンジニアであれば機械学習、データサイエンティストであれば統計学というように専門性の高い知識を身に付けることでキャリアアップを図っていくことができます。
本やオンライン講座で知識をインプットしたり、実務で経験を積んだりとスキルの習得方法も様々です。
SEが身に付けるべきスキルですが、上記のスキルを参考に戦略的にスキル習得に励みましょう。
SEにおすすめの資格は?
SEにおすすめの資格もさまざまですが、あなたが目指したいキャリアに関連のある資格を取得すると良いでしょう。
SEにおすすめの資格
- ITパスポート:どの職種でも汎用性のある基礎的なITリテラシーを学べる
- 基本情報技術者試験:プログラミング等のエンジニアとしての技術的な基礎知識を学べる
- 応用情報技術者試験:技術的な知識だけでなく、管理や経営といった幅広い知識を学べる
- 情報処理安全確保支援士:情報セキュリティ分野の国家資格。セキュリティエンジニアに活かせる
- データベーススペシャリスト試験:データベース分野の国家資格。データアナリストやデータベースエンジニアに活かせる
- プロジェクトマネージャ試験:プロジェクトマネジメントに必要な知識を学べる国家資格。プロジェクトマネージャーを目指す方におすすめ
- ITストラテジスト試験:経営分野を学べる国家資格。CIO・CTO・ITコンサルタントを目指す方におすすめ
- システムアーキテクト試験:システムのグランドデザイン設計に関する知識を学べる
- IoTシステム技術検定試験:IoTシステムに関する知識を学べる。エンジニアを目指す方におすすめ
- Linux技術者認定試験:LinuxのOSスキルを学べる。サーバーエンジニアにおすすめ
- シスコ技術者認定:ネットワークエンジニア向けの基礎知識を学べる
基本的にどの資格も自分で応募して試験を受けます。
資格取得に向けた講座や本も出ているため、計画的に勉強しましょう。
今後需要が期待されるIT分野とは
IT分野は技術の移り変わりが早い業界のため、中長期的にSEとして活躍するには需要が伸びそうな分野を抑えておくことが重要です。
これまでにあなたが身につけたスキルが10年後には需要があまりないという可能性もあります。
次の章からは、今後需要の伸びに期待できるIT分野を紹介していきます。
情報セキュリティ
ビッグデータ・クラウドサービス・5G等の活用によって、あらゆるデータをビジネスに活用するという動きが加速しています。
そのため、企業の情報セキュリティ対策の重要度は増しており、情報セキュリティ分野の人材は今後も需要が伸びていくことが予想できます。
総務省が公開しているセキュリティ対策の課題として、セキュリティ対策に従事する人材の不足が挙げられています。
参考:総務省|第1部 5Gが促すデジタル変革と新たな日常の構築
情報セキュリティ分野の人材不足が続く中で、あらゆる企業で情報セキュリティ対策の需要が高まっているため、今後も情報セキュリティ分野に特化したSEやIT人材は需要が高まるでしょう。
クラウドコンピューティング
ITインフラとして伸びているクラウド領域での需要拡大も予想されます。
クラウドサービスは、インターネット上を通じていつでもどこでも利用できるサービスで利便性の高さが特徴です。
SaaS・PaaS・IaaS等、クラウドサービスは全世界での市場規模が拡大しており、今後も市場規模が拡大していくと言われています。
クラウドサービスを利用している企業は約7割というデータも出ているほどです。
参考:総務省|企業におけるクラウドサービスの利用動向
様々な分野で新しいクラウドサービスが続々と生まれているため、クラウド分野の知見やクラウドサービスの開発経験等があるSEは重宝されるでしょう。
安心転職コース
内定率
*22年4月〜22年10月の間に転職活動を行い5社以上に応募したお客様が対象です。
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モバイル端末
ここ数十年でスマートフォンやタブレットが普及した背景や大手キャリアでの5G通信開始等、モバイル分野も成長の著しい分野の一つです。
高速通信や大容量の通信が可能になったため、モバイル向けのコンテンツの拡充やサービスの性能改善が求められています。
また、近年では5Gを用いたITソリューションやサービスの開発需要が高まっており、モバイル分野に特化したSEの需要が増えています。
ネットワークに知見があったりインフラ構築が得意なSEは今後も需要が伸びていくでしょう。
ビッグデータ
ビッグデータの活用は業界・業種問わず多くの企業が注目しているホットワードの一つです。
あらゆる分野でデータを活用してビジネスを伸ばしていく動きが加速しているため、ビッグデータ領域に強いSEは今後も高い需要が続くでしょう。
データアナリストやデータサイエンティストといった職種が注目されており、データ分析ができるSEは将来性が高いと言えます。
人工知能(AI)
ビッグデータの登場によってAI領域でのIT人材も需要が増しています。
膨大な量のデータをビジネスに活かすためには、AIがアルゴリズムによって学習していく機械学習やディープラーニングの技術が必要になります。
また、あらゆる企業が人材不足を嘆いている中で、業務効率化やDXへの取り組みも加速しています。
ビッグデータの活用だけでなく、DX等の領域にもAIは関連性が高いため、AI人材の需要は今後も増していくでしょう。
IoT
IoTは、あらゆるモノをインターネットに接続しデータを収集する技術のことで、医療や家電等の分野を中心に活用が進んでいます。
例えば、医療業界では遠隔医療やウェアラブル端末による健康データのモニタリング等が進んでいます。
家電領域でもスマートフォンによる遠隔操作が可能な製品が販売されており、今後もIoT技術の転用が進んでいくでしょう。
エンジニアとしてのどのようにキャリアアップするか迷っているという人は、「エンジニアのキャリアプランの回答例19選!種類ごとに細かく解説」の記事でエンジニアのキャリアの選択肢を詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください。
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SEとしてのキャリアを磨くためにできる工夫点
SEとしてのキャリアを磨いていくためには、目の前の業務で経験を積んでいくことも重要です。
しかし、SEを取り巻くIT分野は変化が激しい業界で、SEとしてのキャリアも多岐に渡ります。
そこで、あなた自身のキャリアを磨くために、以下のような工夫をすると良いでしょう。
コミュニティに所属して新しい知識を入れる
SEとしてのキャリアを磨くための工夫として、社外のSEが在籍するコミュニティに所属して情報をインプットすることがおすすめです。
エンジニア業界では、勉強会を開催したり情報発信したりと社外のエンジニアとのネットワークを広げる方が多い傾向があります。
コミュニティに所属することで、社外のエンジニアがどのようなキャリアを歩んでいるのか知ることができるため、あなたのロールモデルとなる人物を見つけることもできるでしょう。
様々なコミュニティがあるため、以下の観点でコミュニティを選ぶと良いでしょう。
POINT
- 運営母体やコミュニティの運営方針から信用性を確認する
- 会員資格や月額料金はかかるか
- 所属しているエンジニアやコンテンツはどのようなものがあるか
コミュニティに所属することであなたがどのようなことを知りたいのかを明確にした上で、コミュニティを探すようにしましょう。
転職活動を通して様々な企業の仕事内容を知る
SEとしてのキャリアを磨くためには、転職活動を通して様々な企業や求人について理解を深めることも重要です。
SEと言っても様々な職種があり、同じ職種でも企業によって業務内容が異なります。
転職活動をおこなうことで、以下のようなメリットがあるため、あなたがキャリアプランを考える上で役に立つでしょう。
POINT
- 職種や業務内容についての理解が深まる
- 理想のキャリアを実現できる環境に出会いやすい
また、SEとしてのキャリアを歩む上で転職をするタイミングも重要になります。
プロジェクトが終わるタイミングや昇進するタイミング等、業務内容が変わる節目のタイミングで社内で経験を積むべきか別の環境にチャレンジするか検討すると良いでしょう。
キャリアプランをしっかり考えて将来設計を作る
SEとしてのキャリアを磨くためには、キャリアプランをしっかり考えることも重要です。
キャリアプランを考えることは、将来の目標を達成するためにどのようなスキルや経験が必要かを洗い出すことです。
キャリアプランを立てることで、現状のキャリアで足りていないスキル・経験や今後どのようなスキルを身に付けるべきか可視化することができ、理想のキャリアを実現できる可能性が高まります。
また、キャリアプランを立てることは目の前の仕事が将来にどう繋がるか意味付けすることにもなり、仕事に対するモチベーションが上がるというメリットもあります。
自分一人でキャリアプランを考えることが難しければ、プロに相談してキャリアプランを作ることもできます。
キャリアプランに悩んでいるSEにおすすめしたい相談先はマジキャリ です。
マジキャリ はキャリア知見が豊富なことが強みです。
というのも、マジキャリ を運営するアクシス株式会社は転職エージェントも運営しているため、転職の市場相場を把握し、各業界・職種についても精通しています。
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SEのキャリアプランに関するよくある質問
SEのキャリアプランについてよくある質問に回答していきます。
ITスペシャリストとSEの違いは何ですか?
ITスペシャリストとSEは業務内容や役割が異なります。
概要 | 業務内容 | |
---|---|---|
IT スペシャリス |
特定の領域に特化したスペシャリスト | システム開発における要件定義から運用までの一連の業務において、技術的なサポートをおこなう |
SE | 特定領域に特化するというよりはゼネラリスト的なポジション | システム開発において設計・要件定義といった上流工程から下流工程を担うプログラマー等との連携も担う |
ITスペシャリストは特定の領域に特化したスペシャリストであるのに対し、SEはシステム開発のあらゆる工程に携わるゼネラリストというイメージを持つと良いでしょう。
5年目のSEの目標設定はどうしたらいいですか?
5年目のSEが目標設定する際、今後身に付けていきたいスキルや専門性を磨きたい専門分野を整理しましょう。
SE5年目はメンバーとして一定の経験を積み、プロジェクトのリーダーもしくはサブリーダーといったポジションを担う可能性が高い時期です。
技術者としてキャリアを形成していくのか、マネジメントに上がっていくのかといったキャリアのターニングポイントになることもあるため、今後のキャリアの方向性にマッチした目標を設定すると良いでしょう。
5年目のSEが成功するためには、以下の工夫をすることをおすすめします。
POINT
- 外部のプロに相談する等、キャリアプランを見つめ直す
- どのような環境で仕事をすべきか社外にも目を向ける
転職するかしないかに関わらず、一度視野を広げてみましょう。
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SEとして年収を上げるためにおすすめのキャリアプランは?
厚生労働省のデータによると、SEの平均年収は568.9万円となっています。
参考:厚生労働省|賃金構造基本統計調査
年収モデルとしては、20代から50代にかけて年収が上昇していく年収推移になっています。
経験を積んでいくことでマネジメント等に役職が上がっていくモデルが一般的でしょう。
下記のような職種にキャリアチェンジすることで年収を高めていくこともできます。
- プロジェクトマネージャー:686万円
- ITコンサルタント:590万円
現時点では平均年収が高くなくても、今後需要が伸びる領域であれば年収を上げていくこともできるでしょう。
キャリアに迷うSEはマジキャリがおすすめ
SEと言っても様々な職種があり、今後需要が高まっていく職種も数多くあるでしょう。
SEとして専門的な道に行くか、マネジメントに行くか、様々な選択肢があるからこそどの道を選ぶべきか迷ってしまいますよね。
「SEとしてキャリアをどうしていけばいいのか」と迷っているのであれば、まずは自己分析から始めると良いでしょう。
キャリアを考える上で、まずは自分の性格や価値観を理解することが重要です。
自己分析を進めていくことで、あなたの志向性が明らかになり、将来どうなりたいか・何をやっていきたいかが見えてくるでしょう。
SEとしてのキャリアに迷っているのであれば、自己分析によって自己理解を深めることから始めましょう。
ただし、自己分析は、その名の通り自分で自分を分析する必要があるので、失敗するリスクも大きいです。
自己分析を誤った方法で進めてしまうと理想のキャリアを実現しづらくなってしまうでしょう。
そこで、自己分析を得意とするマジキャリ をおすすめします。
マジキャリ は、業界で唯一、転職エージェントを10年以上運営するアクシス株式会社のサービスで、社内に転職ノウハウが豊富にあります。
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SEのキャリアプランは多岐に渡るため、理想のキャリアを実現するためにはキャリアプランを考えることが重要です。