転職エージェント利用時の注意点
転職エージェントを使う際には、以下のような注意点があります。
事前に把握しておけば、トラブルを避けながらスムーズに転職活動を進められます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
希望とあっていない求人を紹介される場合がある
転職エージェントで紹介される求人が、スキルや希望とマッチしないものばかりなケースがある点に注意が必要です。
希望と異なる求人ばかり紹介されると感じる場合は、まず担当のキャリアアドバイザーに明確な希望条件を伝え直しましょう。
ただし完璧な求人を見つけるのは簡単ではないので、絶対に譲れない条件と妥協できる条件、絶対に外してほしい条件に分けて細かく伝えるのが重要です。
また、転職エージェントは採用が決まった際に企業側から報酬を受け取るビジネスです。不採用の状況が長く続くと、希望条件よりも受かりやすそうな求人への応募を進めてくる場合もあります。
担当のキャリアアドバイザーとの相性が悪いケースがある
転職エージェントは専任のキャリアアドバイザーがサポートしてくれますが、人同士のやり取りなので、どうしても性格やアプローチ方法があわないと感じる可能性がある点は注意しておきましょう。
相性が悪いと感じるキャリアアドバイザーの特徴例をいくつか紹介します。
相性が悪いと感じるキャリアアドバイザーの特徴例
- 電話やメールでの連絡が頻繁すぎる
- 返信や対応が遅い
- 高圧的な態度や説教口調で話してくる
- 求職者の気持ちを無視して転職を急かす
キャリアアドバイザーとの相性が悪いとストレスが溜まり、転職活動を続けられなくなってしまうので、まずは改善してほしい点を伝えてみましょう。
それでも改善されなければ、問い合わせ窓口から担当者を変更したり、他の転職エージェントを使ってみたりしてみてください。
また、経験の浅いキャリアアドバイザーの場合は知識が少なく、サポートへの不安を感じるケースもあります。
その場合も担当者の変更依頼をするか、他の転職エージェントに変えてみましょう。
以下、ニーズ別におすすめの転職エージェントをいくつか紹介するので、チェックしてみてください。
☞おすすめ総合型転職エージェント
☞20代特化型転職エージェント
☞ハイクラス特化型転職エージェント
同企業を受けるライバルによって内定結果に影響が出る場合がある
転職エージェントでは、他の求職者も同一企業の紹介を受けて応募しているケースが多く、内定結果が左右される可能性がある点に注意が必要です。
転職エージェントは、採用確定後に企業から報酬を得ているので、なるべく多くの求職者を内定させたいという気持ちがあります。
そのため、ライバルがあなたよりもスキルやマッチ度が高い場合、キャリアアドバイザーが企業にライバルを推薦するケースもあります。
対策としては、入社したい企業の優先順位を事前にキャリアアドバイザーに伝え、「第一志望です」と熱意をアピールしておくことです。
他社の転職エージェント・サービスから同一求人に重複応募できない
複数の転職エージェントを併用する人は、たとえ違う転職エージェントを通したとしても、同じ企業・求人には応募できない点に注意しておきましょう。
仮に異なる転職エージェントから同じ企業に応募し、内定を得られたとしても、重複応募がバレてしまえば内定取り消しになる可能性が高いです。
結果として転職エージェントからの信頼も失い、サポートが受けられなくなることもあります。
複数の転職エージェントを使っている場合は、必ず各転職エージェントの担当キャリアアドバイザーに共有しておきましょう。
また、企業に応募した際や書類選考・面接の日程が決まった際など、選考の進捗をその都度報告することで重複応募を確実に避けられますよ。
紹介を受けた企業の情報は自分でも調査する必要がある
転職エージェントが提供してくれる企業の情報は貴重ですが、それだけに頼らずに自分でも調査することが大切です。
自分の目で確認することで、より納得して応募でき、入社後のミスマッチも防げます。
また、実際に企業で働いている人しか知り得ない内部情報もあるので、口コミ調査をしてみましょう。
企業の口コミ調査におすすめなのは、ワンキャリア転職、OpenWork、エン カイシャの評判などで、現社員や元社員の口コミが投稿されています。
全ての口コミが信用できるわけではありませんが、リアルな声から転職エージェントやインターネット上では見えない側面も知れますよ。
自分のペースで転職活動を進められない
転職エージェントを利用すると、自分のペースでは転職活動を進められない点に注意が必要です。
転職エージェントによっても異なりますが、サポート期間を3ヶ月程度に設定している所が多く、急かされているように感じる場合があります。
なるべく早く転職を決めたい人には向いていますが、じっくり情報を集めて、納得できるタイミングが来たら転職したいという人には向いていません。
自分のペースで転職活動を進めたい人は、転職サイトや企業の採用ページから直接応募しましょう。
スキルや経歴に自信がある人は、スカウト型の転職サイト「ビズリーチ」もおすすめですよ。
今までの経歴や実績を登録しておき、あなたのことが気になった企業からスカウトが来るのを待つだけなので、求人探しに取られる時間を減らせます。
転職エージェントの利用で注意すべきトラブル例
転職エージェントを利用する際は、注意すべきトラブルがいくつかあります。
トラブルの原因は大きく3つに分けられ、それぞれ対策方法が異なります。
自分が気をつけるべきポイントと、相手側の問題への対処法を理解しておきましょう。
求職者側が原因で起こるトラブル例
まずは、求職者側が原因で起こるトラブル例を紹介します。
| トラブル例 | 詳細 | 対策 |
|---|---|---|
| 経歴詐称による内定取り消し | 求職者が自分の経歴を恥じたり、見栄を張ったりして嘘の経歴を伝えてしまい、バレた際には内定取り消しになる | ・学歴や職歴は必ず真実を伝える |
| 重複応募による選考落ちや内定取り消し | 複数の転職エージェントや転職サイトから同じ企業への重複応募が発覚し、自己管理能力が低いと見なされ、選考落ちや内定取り消しになる | ・応募する企業名や日付、求人内容などをリストにまとめておく ・利用中の全ての転職エージェントにも共有する |
| 遅刻やドタキャンによるサポート停止 | 転職エージェントとの面談や企業との面接に遅刻・ドタキャンを繰り返して迷惑をかけ、サポートや求人紹介が受けられなくなる | ・生活リズムを見直して余裕を持った移動や準備を心掛ける ・カレンダー登録やリマインダーを利用してスケジュール管理を徹底する |
| 内容承諾後の辞退で今後のサポート停止 | 内定通知書に署名をした後に辞退し、転職エージェントと企業の双方に大きな迷惑をかける。転職エージェントからは今後サポートが受けられなくなったり、企業のグループ会社や関連会社への応募が難しくなったりする。 ※悪質と判断されれば、極めてごく稀に企業からの損害賠償請求に発展する可能性がある |
・内定への承諾を迷っている場合は、署名をする前にしっかり考えて判断し、キャリアアドバイザーに伝える |
上記の例を参考に、自分がトラブルを起こしてしまわないように注意しながら転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェント側が原因で起こるトラブル例
続いては、転職エージェント側が原因で起こるトラブル例を紹介します。
| トラブル例 | 詳細 | 対策 |
|---|---|---|
| 希望の求人に応募させてもらえない | 応募者数が多すぎる求人の場合、転職エージェント側で推薦する求職者を選定するケースがある | ・面談時に、応募者が殺到した際の対応方法や推薦方法について聞いてみる ・他の転職エージェントにも登録して並行して応募する |
| 意見を押し付けられたり、転職を急かされたりする | 担当のキャリアアドバイザーが、できるだけ早く多くの求職者を内定させ、自分の業績を上げたいために転職を急かす場合がある | ・自分の意見や軸をしっかり持って主張し、流されないようにする ・あまりにも対応がひどいときは、担当者を変更してもらう |
| キャリアアドバイザーが希望の業界における知識が少なく転職活動が進まない | キャリアアドバイザーが専門職や技術職における知識に乏しく、的確なアドバイスや求人紹介を受けられないケースがある | ・転職エージェントに登録する前に、自分の希望の業界に精通しているかを、公式サイトや口コミサイトで調べる |
転職エージェント側が要因のトラブルでも、自分で対策できる方法はあります。
転職エージェントに任せきりにする姿勢ではなく、自分が主体となって動くのが大切なポイントです。
また、利用する転職エージェントを決める前に特徴や強み、得意分野を調べて自分のニーズにあっているか確認するのも重要です。
企業側が原因で起こるトラブル例
最後は、企業側が原因で起こるトラブル例を紹介します。
| トラブル例 | 詳細 | 対策 |
|---|---|---|
| 最終面接や内定を突然取り消しにされる | 急な予算や採用計画の変更、人事異動などで内定が取り消しされるケースがある。主な要因で多いのは、企業の業績悪化や組織再編、採用予算の削減など。特に景気が不安定な時期や、企業の経営状況が急変した場合に起こりやすい。 | ・複数社への応募を同時に進めてリスク分散する |
| 実際の業務内容や給与が求人の情報と異なる | 企業側が採用を急ぎたいために記載をぼかしていたり、経営状況や組織構造が突然変更されたりが要因として考えられる。 | ・内定後にもらう雇用条件通知書の内容をしっかり確認する ・入社後に条件の大きな相違がある場合は、転職エージェントの担当のキャリアアドバイザーに連絡し、相談する |
企業側が原因で起こるトラブルに関しては未然に防ぐのが難しいことも多いです。
しかし、転職エージェントを通しての採用であればトラブル発生後にキャリアアドバイザーに相談できるので、心強い存在です。
☞おすすめ総合型転職エージェント
転職エージェント利用時のトラブルリスクを下げる注意点
転職エージェント利用時のトラブルリスクを下げるには、事前の準備と慎重な判断が重要です。
特に以下の2つの注意点を意識するだけで、安心して転職活動を進められます。
転職エージェントを利用する前に口コミを調査する
転職エージェントを利用する前に、リアルな評価や口コミを調べておくと、トラブルリスクを減らせます。
口コミを見れば「無理やり応募させられた」「連絡が取れなくなった」などの悪質なトラブル事例があるかどうかを確認でき、加えてメリットも確認できます。
またキャリアアドバイザーの質や求人の質、内定獲得までの期間などを確認し、信頼できそうかを調査しましょう。
ただし、口コミはあくまでも一般のユーザーが投稿しているので、全てを鵜吞みにせずに個人の感想として受け止めるのも大切です。
複数の口コミを見比べて、共通して指摘されている点があるかどうかを確認しましょう。
口コミと公式サイトの情報を照らし合わせて調査するのもおすすめの方法です。
大手転職エージェントの評判・口コミをすぐに知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください。
在職中の場合は内定が確定するまで報告しない
在職中に転職活動をする人は、内定が確定してから現在の会社に退職の意向を伝えましょう。
明確な転職先が決まっていない状態で退職すると伝えると、会社から強く引き止められ、決意が揺らぐ可能性があります。
また、企業側の事情で内定を取り消しされる可能性もゼロではありません。
内定通知書を受け取って署名し、正式に採用が決まるまでは、職場に退職の旨を伝えないのが最善策です。
転職エージェントの上手な使い方や効率の良い進め方について知りたい人は下記の記事をチェックしてみてください。
転職エージェントの利用で大きなトラブルが発生した場合の相談先
もし転職エージェントの利用で以下のようなトラブルが起きた場合は、公的機関に相談しましょう。
公的機関に相談が必要なトラブル例
- 個人情報の漏洩
- 求人内容と実際の労働条件が大きな相違
- 本人の許可なしで企業に応募
- 内定承諾の強要
相談可能な公的機関
- 最寄りの労働局:実際の労働条件が事前情報と全く違う、内定辞退のお願いに対して不当な圧力をかけられたなど法的な措置が疑われるとき
- 弁護士会(法テラス):個人情報を無断利用・漏えいされた、虚偽求人によって金銭的・精神的損害を受けたなど、法的判断が必要なとき
- 国民生活センター:改善をお願いしても続くしつこい連絡や強引な応募の推奨、退会の申請を受け入れてくれないなど、法的な措置は必要なさそうだが第三者の助けが必要なとき
上記の相談先は全て公的機関であり、無料で相談できます。
転職エージェントの利用で大きなトラブルが発生するのは非常に稀ですが、万が一に備えて相談先を覚えておきましょう。
転職エージェントを上手く活用するコツ
転職エージェントを上手く活用するコツを紹介します。
転職エージェントの注意点とあわせて、活用するコツも押さえ、転職の成功率を上げましょう。
面談で希望条件を本音で伝える
転職エージェントを利用して転職を成功させるためには、面談の際に希望する条件を本音で明確に伝えるのが重要です。
希望する業界や業種・職種、勤務地、給与など基本的な条件に加えて、以下のような具体的な条件も伝えるのがポイントです。
具体的な希望条件の例
- 長期休暇が取りやすく、育児休暇の取得率も高い
- 入社後にキャリアアップをサポートする制度がある
- リモートワークや時短勤務など、柔軟な働き方ができる
希望条件をなるべく細かく伝えると、よりマッチ度の高い求人を紹介してもらえます。
「あまり希望条件を細かく伝え過ぎたら、迷惑かもしれない」と考えて控えめに伝える人がいますが、遠慮する必要はありません。
むしろ、キャリアアドバイザー側も求人を探しやすくなります。
ただし、全ての条件が揃う求人を見つけるのは簡単ではないので、妥協できる条件も伝えてあげましょう。
転職エージェントとの面談内容や流れ、注意点については以下の記事で詳しく解説しています。
転職エージェントとの面談は何を話す?流れや服装・注意点を徹底解説
退職理由や経歴を正直に伝える
転職エージェントから聞かれる退職理由や経歴は、嘘をつかずに真実を正直に伝えましょう。
転職エージェントは、求職者からの職務経歴書や話す内容をもとに求人を探すので、嘘をついてしまうと自分に本当にあう企業に出会えません。
「ネガティブな退職理由や経歴の浅さのせいで、転職できないのではないか」という不安から嘘を伝える人もいますが、逆効果です。
正直に話すことがキャリアアドバイザーからの理解と信頼を深め、的確なアドバイスや求人紹介を受けられるようになります。
転職エージェントはネガティブに捉えられそうな要素でもアピールポイントに変換してくれます。
最適なサポートを受けて転職を成功させるためにも、正直な対話を心掛けましょう。
担当者とはこまめにコミュニケーションを取る
転職エージェントとは、こまめにコミュニケーションを取り、信頼関係を築きましょう。
キャリアアドバイザーとの信頼関係が深まり、より親身なサポートがを受けられるので、希望にマッチする求人を優先的に紹介してもらえるようになります。
「この求人の残業時間はどの程度ですか?」「面接で聞かれそうな質問を教えてください」など小さな不安や疑問でも、すぐに相談してみてください。
加えて他の転職エージェントや転職サイト、知人の紹介など転職活動全般に関する進捗報告も、なるべく頻繁に共有しましょう。
重複応募を防いで、選考対策や面接日程の調整もしやすくなります。
主導権は自分にあることを忘れない
あくまでも主導権は自分にあることを忘れないように意識し、キャリアアドバイザーの提案に流されて転職先を決めてしまわないようにしましょう。
キャリアアドバイザーに紹介された求人に関しては必ず細かく条件を確認し、自分の判断で応募可否を決めるのが重要です。
また、提案されたスケジュールが自分のペースと合わない場合は、遠慮せずに調整を依頼しましょう。
受け身にならず「この求人は本当に自分に合っているか?」「この条件で納得できるか?」と常に自分に問いかけながら、主体的に判断する姿勢が後悔のない選択につながります。
転職活動における記録を残す
転職活動に関する記録を詳細に残しておきましょう。
例えば、面接ごとに失敗した点と今後改善していくべき点、キャリアアドバイザーからのアドバイスをノートにまとめておくなどです。
転職エージェントでは、面接後に企業からの意見を踏まえてフィードバックをしてくれることが多いです。
可能な限り記録として残し、見返しながらブラッシュアップしていけば、不採用になった際も短期間で次回以降の成功確率が上がります。
また、選考日程や応募履歴を記録しておくと、重複応募を防ぎながらスケジュール管理も徹底できます。
複数の転職エージェントやサイトを併用している人は、Excelやスケジュール管理アプリを活用すれば、記録しやすいですよ。
書類添削や面接対策などのサポートをしっかり活用する
転職エージェントを最大限活用するには、書類添削や面接対策などの選考対策を存分に使うのがポイントです。
特に転職が初めての人は、プロにアドバイスをもらうことで自分の魅力を企業にアピールする方法がわかり、転職成功確率が格段にアップします。
また、転職エージェントによって自己分析ツールや適性診断ツール、履歴書・職務経歴作成ツールなど独自のサービスが用意されている場合もあります。
転職エージェントは求職者が無料で使えるサービスです。
せっかくならサポートをフル活用して、転職成功率を上げましょう。
転職エージェントの利用に費用がかからない理由についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
複数の転職エージェントを同時利用する
転職エージェントは2〜3社へ登録して同時利用し、効率的に転職活動を進めましょう。
転職エージェントによって取り扱う求人や、強みのある業界・職種、対象者などが異なります。
例えば、若手や第二新卒の転職支援に注力していたり、特定の専門職に絞った求人を紹介していたりなどです。
自分のニーズにあわせて使い分けをすれば、効率がアップします。
さらに各社の非公開求人も異なるので、併用することで選択肢も広げられます。
転職エージェントの利用時は、キャリアアドバイザーとの相性の良さも転職成功率を大きく左右する要素です。
複数社を掛け持ちすれば、同時にキャリアアドバイザーやサービスの質を比較でき、自分に最もあうものをすぐに見つけられるのでおすすめですよ。
転職エージェントのおすすめタイプや非公開求人については下記記事で解説しています。
質が良いおすすめ転職エージェント【ニーズ別】
質が良くトラブルのリスクが低いおすすめの転職エージェントを、ニーズ別に7つ紹介します。
全て求人数の多さやサポートの手厚さ、利用者の満足度が高いと定評があり、安心して利用できるサービスです。
まずは、求人の数が多い大手総合型転職エージェントを3つ紹介します。
| サービス名 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| リクルートエージェント | ・業界最大規模の求人数 ・人気・大手企業の非公開求人も多く保有している ・初めて転職する人からハイクラス志望まで幅広い層に対応 |
・求人数の多さを重視する人 ・幅広い業界や職種を提案してほしい人 |
| doda | ・豊富な求人数と手厚いサポートが特徴 ・トップクラスの顧客満足度で安心 ・応募者の希望に沿った企業の紹介や丁寧なフォローが特徴的 |
・サポートの手厚さを重視する人 ・年収の高さよりもキャリアチェンジや新たな実務経験を積みたい人 |
| マイナビエージェント | ・20〜30代など若手層の転職サポート・アドバイスに強い ・営業・メーカー・金融・ITなどの求人が豊富 ・サポートが丁寧なので初めての転職でも安心 |
・20~30代の人 ・初めて転職をする人 ・営業・メーカー・金融・IT業界に興味がある人 |
続いては、20代の若手向け転職エージェント2つです。
| サービス名 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| UZUZ | ・第二新卒・既卒・フリーターに特化した就職支援サービス ・IT業界・Web業界の求人多め ※対象エリアは首都圏・関西圏のみ |
・サポートの手厚さを重視する人 ・首都圏・関西圏に住んでいる人 ・IT・Web業界希望の人 |
| ハタラクティブ | ・18〜20代未経験OKの求人数が業界トップクラス ・経歴よりも人柄を重視して積極採用する企業を紹介※対象エリアは東日本と西日本がメイン |
・未経験可の求人を探している人 ・東日本(渋谷、立川、秋葉原、池袋、千葉、横浜)と西日本(大阪、福岡、名古屋、神戸)に住んでいる人 |
最後は、高年収・ハイクラス求人特化の転職エージェントです。
| サービス名 | 向いている人 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ビズリーチ | ・年収600万〜1,000万超のハイクラス・管理職・専門職向け ・企業やヘッドハンターから直接スカウトが届く ・登録審査があり経歴やスキルが重視される |
・キャリアアップや年収アップを目指す管理職・専門職の人 ・上昇志向があり有名企業や人気業界に転職したい人 ・即戦力やハイスキルを活かしたい中堅〜シニア層 |
| JACリクルートメント | ・1人の担当者が企業と求職者の両方をサポートするため、マッチング精度が高い ・優良な非公開求人が豊富で、選考対策も手厚い ・海外とのネットワークが強くグローバル求人も豊富 |
・年収600万円以上を目指す30~40代の管理職・専門職の人 ・キャリアアップや外資系転職を希望する人 |
それぞれ特徴や強みが異なるので、自分の年齢やスキル、転職目的と照らし合わせてあいそうなものを複数登録してみてくださいね。
☞おすすめ総合型転職エージェント
☞20代特化型転職エージェント
☞ハイクラス特化型転職エージェント
転職エージェントの選び方に関しては下記で解説しています。
転職エージェントの注意点に関するよくある質問
転職エージェントの注意点に関するよくある質問と回答をまとめました。
転職活動を始める前に、疑問点をクリアにしておきましょう。
転職エージェントは使わないほうがよい?
転職エージェントを使わないほうがよいかどうかは、人によって異なります。
転職エージェントに向いていない人もいますが、多くの場合は活用方法を工夫するだけで問題を解決できます。
中でも「転職エージェントはやめとけ」という人がいる理由は主に以下の3つです。
- キャリアアドバイザーとの相性が悪い
- 希望と異なる求人を紹介される
- 自分のペースで転職活動を進められない
キャリアアドバイザーとの相性の悪さは運も関係しますが、改善してほしい点を伝えたり、担当者の変更を依頼して解決されるケースが多いです。
希望と異なる求人が紹介される場合は、絶対条件と外してほしい条件を改めて伝えれば解決できる可能性が高いです。
ただし、自分のペースで転職活動を進めたい人に関しては、転職エージェントではなく転職サイトでマイペースに進めるのをおすすめします。
転職エージェントを使うメリット・デメリットについて知りたい人は下記記事を参照してください。
転職エージェントの面談で聞かれることは?
転職エージェントの面談で主に聞かれることは、以下の通りです。
転職エージェントの面談で聞かれること
- 学歴や職歴
- スキルや強み
- 転職を希望する理由
- 希望の業界や職種
- 希望の働き方
- 入社希望時期
- 今後のキャリアプラン
限られた面談時間を有効活用するためにも、あらかじめ回答内容を軽くでもよいので準備しておきましょう。
転職エージェントに見捨てられることはある?
転職エージェントに見捨てられる心配はありません。
ただし、以下の特徴に当てはまる人は、サポートの優先度が下がる可能性があります。
- 希望条件がありすぎるうえに妥協点がない
- 希望条件と経験・スキルがあってなさすぎる
- 連絡の返信が遅い・途切れる
- 遅刻やドタキャンが多い
希望条件的に求人の紹介が難しい場合は、妥協点を伝えると選択肢が増える可能性があります。
連絡が遅かったり、遅刻やドタキャンをしたりする人はやる気がないと見なされて優先度が下がるので、レスポンスの速さやスケジュール管理を改善しましょう。
転職エージェントの利用でやってはいけないNG行為は?
転職エージェントの利用で避けるべきNG行為は以下の通りです。
避けるべきNG行為
- エージェントからの連絡を放置する
- 経歴詐称をする
- 他の転職サービスから応募した同一企業の求人を隠す
- 紹介された企業へ直接応募する
- 何もかもエージェント任せにする
上記のNG行為をしてしまうと、今後サポートが受けられなくなる可能性もあるので、十分注意しましょう。
転職エージェントを利用する際の注意点まとめ
転職エージェントを使う際には、以下のような注意点があります。
- 希望とあっていない求人を紹介される場合がある
- 担当のキャリアアドバイザーとの相性が悪いケースがある
- 同企業を受けるライバルによって内定結果に影響が出る場合がある
- 他社の転職エージェント・サービスから同一求人に重複応募できない
- 紹介を受けた企業の情報は自分でも調査する必要がある
- 自分のペースで転職活動を進められない
上記の注意点をしっかり理解し、転職エージェントを上手く活用しましょう。
加えて転職エージェントを利用する際は、自分のニーズにあっているか特徴をしっかり調べてから選定し、常に自分に主導権があることを意識して応募可否を決めるのが大切です。
また転職エージェントは複数を掛け持ち利用すると、サービスの質やキャリアアドバイザーとの相性を同時比較でき、自分に最もあうものを効率的に見つけられます。
☞おすすめ総合型転職エージェント
☞20代特化型転職エージェント
☞ハイクラス特化型転職エージェント
不採用が続くと焦ってしまいますが、受けたくない求人はしっかり断りましょう。