「職業訓練はやめとけ」と言われる理由を解説!向いている人・いない人を紹介

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「職業訓練はやめとけ」と言われる理由を解説!向いている人・いない人を紹介

この記事の監修者

末永 雄大

新卒で株式会社リクルートに入社し数百を超える企業の中途採用を支援。その後2012年アクシス株式会社を設立、キャリアコーチング事業、転職エージェント事業、Webメディア事業を複数展開。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は1,800万回以上。

この記事のまとめ

「職業訓練はやめとけ」と言われるけど実際どうなの?と疑問に思う人も多いはずです。

就職に向けた実践的なスキルや資格取得を目指せる職業訓練は役立つ制度ですが、デメリットもあり誰にでもおすすめできるわけではありません。

本記事では、転職のプロから見た職業訓練の強みや弱み、どんな人に利用価値があるかまでを徹底的に解説していきます。

よくある質問も解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

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    職業訓練はやめとけと言われる理由

    職業訓練とは、失業中の求職者が再就職やキャリアアップのために、就職に必要なスキルや知識を獲得するために受講する公的な制度です。

    業種や業界などで分かれたさまざまなコースがあり、希望のコースを選択して申し込みをおこない、数ヶ月〜2年程度の受講期間を経て卒業となります。

    やめとけと言われるケースも多い職業訓練ですが、利用しない決断をする前にその理由を理解しておく必要があります。

    印象だけで決断してしまうのは非常に危険なので、客観的な意見を見なければいけません。

    実際に利用した人の意見を参考に徹底解説していくので、それぞれチェックしていきましょう。

    必ず就職できるわけではないから

    選んだコースの専門知識やスキルを得られる職業訓練ですが、利用したからといって必ず就職できるわけではありません。

    実際に、ハローワークの発表によると職業訓練利用後の就職率は以下のようになっています。

    訓練種別 就職率
    公共職業訓練の施設内訓練 86.4%
    公共職業訓練の委託訓練 73.6%
    求職者支援訓練の基礎コース 59.5%
    求職者支援訓練の実践コース 60.3%

    出典:ハロートレーニング(公的職業訓練)の実施状況(全体版)

    コースによっては4割以上の人が就職に失敗しており、場合によっては苦戦する可能性もあります。

    成功率を上げるためには、プロが転職活動のサポートをしてくれる転職エージェントを併用するのがおすすめです。

    末永 末永

    特に、業界最大規模で幅広い業種・業界を扱っているリクルートエージェントなら使い勝手がいいですよ。

    単純に比較できる求人数が多いだけでなく、豊富なサポート経験から「どの求人が自分に合っているか」を的確に判断して提案してくれます。

    希望の訓練を受けられるとは限らないから

    職業訓練には業界や業種ごとにさまざまなコースが用意されていますが、特に人気のコースだと応募倍率が高く応募しても受けられない可能性があります。

    コースによっては2~4倍以上の応募倍率になるケースもあり、職業訓練を受けるための選考に落ちてしまう人も少なくありません。

    通過率を上げるためには「絶対にこの分野を学びたい」という思いを伝えるなどの選考対策をする必要があります。

    時間をかけて対策しても落ちてしまった人は、特に「職業訓練はやめとけ」という意見に偏りやすいといえます。

    講師・コースによって質の差があるから

    職業訓練は各地方自治体が個別に管轄しているため、講師の教育レベルや採用レベルは統一されていません。

    地域によって製造業や農業など強みとしている業界・業種が異なるので、その分ジャンルごとにレベルの差が出てしまいます。

    そのため、せっかく時間をかけて職業訓練を受けたのに思ったような成果がでなかったというレビューもあり、人によっては無駄だったと感じてしまうようです。

    末永 末永

    地域によっては受講できないコースもあり、誰もが同じ内容・レベルで訓練を受けられるわけではありません。

    希望のコースを学べなかった人は職業訓練への印象が悪いケースもあり、「やめとけ」という意見につながっているようです。

    手続きが多いから

    職業訓練を受けるまでには、以下の通りさまざまな手続きがあるため、煩雑な手続きを嫌がる人は「やめとけ」と言うケースが多いようです。

    職業訓練を受けるまでの手続き

    • ハローワークでの相談
    • 訓練の情報収集
    • 訓練校の見学会
    • 申し込み書の準備
    • 申し込みの手続き
    • 選考試験
    • 入校手続き

    これだけで1~2ヶ月程度かかってしまうケースもあり、訓練中と終了後3ヶ月までは月1回ハローワークへの訪問と面談が義務付けられています。

    業界・業種に強いこだわりがないなら、職業訓練をせずに転職・就職活動をしたほうが圧倒的に効率がいいといえます。

    応用的なスキルは身につかないから

    職業訓練で学べる内容は「未経験人材」に合わせたレベルなので、業務経験がある人や知識がある人にとっては「やめとけ」と言われる原因になります。

    基礎レベルの簡単な内容を学ぶのであれば、業界・企業研究をしながら転職活動をしたほうが早く結果が出るケースも見られます。

    職業訓練の受講を検討するなら、専門知識が必須かつ自分では学べない内容を教えてもらえるコースを選びましょう。

    末永 末永

    受講開始までは手続きが多く時間もかかるので、最初の時点でリクルートエージェントなどの大手エージェントを併用するのがおすすめです。

    リクルートエージェントなら未経験でも入社できる業界や企業に関して熟知しているので、早く就職できる可能性が上がります。

    職業訓練を利用するメリット

    「やめとけ」と言われるケースも多い職業訓練ですが、もちろん人によっては受講によるメリットが大きい場合もあります。

    自分にとってメリットが大きいと感じられれば、職業訓練を受けるのも1つの手段です。

    本稿で解説する内容を参考に、職業訓練をうまく活用できそうか判断しましょう。

    メリット①転職までの空白期間が発生しない

    職業訓練に通っていれば、仕事をせずに何をしているかわからない無職期間にはなりません。

    企業の採用担当者は「この人は長く続けられるか?」を判断指標の1つにしています。

    空白期間は「仕事への耐性が弱そう」「仕事への意欲が低そう」などの理由から、デメリットとして受け取られる傾向があります。

    実際に、20代向けのエージェントであるハタラクティブのアンケートでは、55%の採用担当者が空白期間にネガティブな印象を持つという結果が出ているのが事実です。

    出典:ハタラクティブ「中途採用担当者に対するアンケート」

    ただし、資格試験の勉強や職業訓練など目的のある空白期間はデメリットになりづらいので、すぐに就職をせずに職業訓練でスキルアップに努める期間を作るのも1つの方法です。

    「やめとけ」と言われる職業訓練ですが、このように意外なメリットもあります。

    メリット②再就職までのサポートも受けられる

    職業訓練校では、訓練期間中と終了3ヶ月までは求人紹介や職業相談のサポートが可能です。

    訓練内容を活かせる仕事を紹介してくれるので、就職サポートを利用したほうが希望の職業に就ける可能性は高くなるといえます。

    ただし、紹介を受けられる求人は近い地域のものだったりブラック企業のものだったりする可能性があります。

    大手企業の求人も少なく平日のみの対応となるので、人によっては不便であると感じるかもしれません。

    再就職までのサポートは役立ちますが、柔軟な対応が難しく「やめとけ」という意見がみられるケースもあります。

    末永 末永

    就職サポートを受けるのであれば、大手を含む全国の求人を保有するリクルートエージェントがおすすめです。

    幅広い業種・業界の求人も扱っているほか、面接対策や応募書類作成サポートまで幅広いサポート展開をしてくれる点でも強みを発揮してくれます。

    リクルートエージェントやdodaはオンラインセミナーの受講によって簡単に求職活動実績を作れるので、失業保険の受給にも役立ちます。

    メリット②失業保険を受け取れる

    職業訓練を受けると失業保険の受給対象となるので、仕事が見つからない状態でも最低限の生活を送りながらスキルを獲得できます。

    失業保険の受給資格を満たしている人は、失業保険の所定給付日数が終了しても訓練終了まで最大2年間の受給延長を受けられます。

    失業保険の受給資格がなくても、以下の条件を満たせば1ヶ月に10万円の職業訓練受講手当を受給できます。

    職業訓練受講手当を受給できる条件

    • 本人収入が8万円以下
    • 世帯全体収入が月30万円以下
    • 世帯全体の金融資産が30万円以下
    • 訓練実施日にすべて出席(やむを得ない理由があっても8割以上出席)
    • 世帯の中でほかに職業訓練受講給付金を受けている者がいない
    • 過去3年間で不正受給をおこなっていない
    • 過去6年間に職業訓練受講給付金を受給していない

    出典:厚生労働省「職業支援・給付金などについて知る」

    合わせて職業訓練受講期間中は「通所手当」として交通費も受け取れます。

    このように、職業訓練中のブランク期間でもある程度の生活を担保できるので、貯金がない人でも安心できるのはメリットの1つです。

    スキルアップをしながら失業保険を受け取りたい人にとっては、「職業訓練はやめとけ」という評判には該当しません。

    職業訓練のデメリット

    前項で説明した通り職業訓練はいくつかメリットがありますが、デメリットもいくつかある点には注意が必要です。

    自分にとってメリットがあっても、デメリットのほうが大きいとおすすめできません。

    必ずデメリットまでを把握しておき、職業訓練を利用するかは慎重に判断しましょう。

    デメリット①タイトなスケジュールで忙しくなる

    職業訓練は9:00〜16:00までの授業など、平日は丸1日潰れてしまう日も少なくありません。

    コースによっては週4〜5日で訓練がおこなわれるので、就業時とほとんど変わらないスケジュールで過ごさなければいけない可能性もあります。

    合わせて、訓練の予習復習やテスト勉強で夜の時間が削られる場合もあり、多忙な日々を過ごさなければいけないと予測されます。

    並行して就職活動をおこないたい人には合わない可能性があり、「やめとけ」という評判につながっています。

    末永 末永

    コースによって忙しさは異なるので、説明会などでスケジュールは把握しておくべきですね。

    デメリット②クラスの雰囲気と合わない場合がある

    職業訓練は1人で学ぶわけではなく、複数人のクラスで授業に参加するスタイルです。

    周りのクラスメイトの雰囲気や講師の雰囲気などが合わないと感じるケースもあり、場合によっては通学が億劫になってしまうかもしれません。

    特に、クラスメイトの雰囲気は見学会でも把握しにくいので、入学後にギャップが発生しやすい部分でもあります。

    「やめとけ」と言われてしまう理由の1つでもありますが、職業訓練の目的はあくまでも資格やスキル習得で、クラスメイトと仲良くなるのが目的ではありません。

    正しい目的意識を持たなければ、途中でリタイアとなる可能性もあります。

    デメリット③訓練の難易度が自分と合わない場合がある

    希望するコースの訓練校に入校できても、想定以上に訓練の難易度が高かったり苦手分野の学習が出てきたり、困難に当たる可能性があります。

    職業訓練は1人の都合で進捗を止められないので、訓練外の予習復習で着いていけるように努力するしかありません。

    「職業訓練はやめとけ」という評判を述べる人の中には、事前に難易度や学習内容のリサーチが不足している傾向にあります。

    想定外の難易度で困らないように、事前の説明会でカリキュラムを細かく聞いておくのは重要なポイントです。

    末永 末永

    最近ではYoutubeやSNSなどさまざまな媒体で情報収集できるので、事前の準備がしやすい環境は整っているといえます。

    職業訓練に向いている人の特徴

    職業訓練のメリット・デメリットについて確認したところで、どんな人に職業訓練が向いているかも確認していきましょう。

    自分の状況が職業訓練に合っていると感じたら、実際にどんなコースがあるのかを調べてみてください。

    未経験の専門職に転職したい人

    どんな仕事で活躍したいかがハッキリしており、かつ専門知識が必要な職種であれば職業訓練はおすすめできます。

    転職サイト・エージェントには未経験OKの求人も多くありますが、即戦力人材として入社できる能力があればさらに内定率は上がります。

    専門職でなくても基礎知識があれば入社しやすくなるので、短期間の職業訓練を受けるのも方法の1つです。

    目的意識が明確であれば「やめとけ」という意見に流されず最適な選択ができます。

    そのため、事前に活躍したい業界や業種を決めておくのが重要だといえます。

    ただし、教育前提で求人募集をしている企業もあるので、職種によっては訓練を受けずに就職するのもOKです。

    末永 末永

    訓練を受けるか決める前に、入社後に教育をしてくれる企業か口コミや求人情報などをチェックするのがいいですよ。

    キャリアプランがハッキリしている人

    職業訓練は数ヶ月〜2年程度と長い受講期間になるので、キャリアプランがハッキリしていないと継続できない可能性が高いといえます。

    また、キャリアプランが明確でないと訓練開始後に「あれもやりたい」「これもやりたい」と訓練に対するモチベーションが低下してしまうかもしれません。

    キャリアプランがブレていると「やめとけ」という意見の通り学びが少なくなってしまうので、長い訓練期間の中で後悔しないようにキャリアプランはしっかり組み立てましょう。

    なお、自分だけでキャリアプランを組み立てるのが難しい場合は、転職エージェントに相談してどんな進路が合っているか聞いてみるのもおすすめです。

    末永 末永

    特に、日本最大級のリクルートエージェントならサポート経験が豊富なので、自分と似た境遇の人がどんな進路を選んだかも含めて実績に基づいてアドバイスしてくれます。

    資格を取得したい人

    資格取得に向けた学習という意味でも、職業訓練は非常に役立ちます。

    特に独学の難易度が高い資格を取得したい場合は、訓練を受ければモチベーション継続にも効果があるといえます。

    例えば、職業訓練では以下のような資格取得に向けた学習が可能です。

    職業訓練で学習できる資格試験

    • 情報処理技術者資格
    • 介護職員初任者研修
    • 保育士
    • 医療事務関連資格
    • 第一種電気工事士建築士
    • CAD関連

    上記の資格は目指せるもののごく一部に過ぎませんが、どれも専門的な知識や技能が問われるため独学での一発合格は難しいものです。

    末永 末永

    資格取得という明確な目的があれば、「やめとけ」という意見に流されずに最適な選択ができるようになります。

    最短での資格取得を目指すなら、職業訓練のサポートを受けるのがいいですよ。

    職業訓練に向いていない人の特徴

    職業訓練に向いている人の項目を確認したところで、逆に向いていない人の特徴も把握しておきましょう。

    「なんとなく職業訓練を受けたい」と考えていても、実際には別の選択肢のほうが自分にとって合っている可能性もあります。

    考えなしの受講で後悔しないよう、本稿は必ずチェックしてください。

    すぐに転職したい人

    職業訓練の講座探しから申し込みまで2ヶ月程度がかかり、受講に数ヶ月〜2年程度の期間を要します。

    次の就職までに1年以上のブランクが空いてしまう可能性もあるので、すぐに転職したい人には合わない可能性が高いといえます。

    就職までの期間や必要な生活費を事前に計算しておかないと後悔してしまうケースもあり、「やめとけ」と言われる理由の1つにもなってしまいます。

    求人によっては未経験OKのものや知識や経験がなくてもポテンシャル採用を取り入れているものもあり、職業訓練なしでも就職が十分可能です。

    とりあえず受講したいだけの人

    「とりあえず職業訓練に通ってみたい」と考えているだけの人は、そもそも職業訓練入校の面接に通るのも難しい可能性が高いです。

    具体的には、職業訓練の面接では以下のような質問がされます。

    職業訓練の面接で質問される内容

    • 職業訓練への志望動機
    • 前職を退職した理由
    • 転職活動での希望やキャリアプラン
    • 継続的な受講が可能か

    もし面接を通過しても、目標がないまま数ヶ月以上の訓練を高いモチベーションで受講するのは難しいといえます。

    コースによっては想定以上に難易度が高い可能性もあり、途中でリタイアする結果になっては意味がありません。

    これでは「やめとけ」という意見の通り、せっかくの職業訓練が無駄になってしまいます。

    ただ職業訓練を受けたからといって就職活動が有利になるわけではないので、目標がないなら早めに就職するのがおすすめです。

    末永 末永

    自分が持っているスキルや経験を活かしたおすすめの職場を探してくれるので、求人数が豊富なリクルートエージェントがおすすめです。

    キャリアプラン作りまで一緒にサポートしてくれるので、非常に心強い存在になってくれますよ。

    日中の通学が難しい人

    職業訓練は基本的に日中の授業となるので、夜間や早朝しか都合がつかない人は現実的に受講が難しい可能性が高いです。

    例えば、子育てや介護、病気や怪我の療養などの事情があっても、受講時間をずらすのは基本的に不可能です。

    入校まで時間のかかる手続きが発生するので、状況によっては時間が無駄になってしまう点で「やめとけ」という意見の通りになってしまいます。

    ただし、e-ラーニングと呼ばれるオンラインでの受講が可能なコースもあるので、子育て中などであってもスキルアップが可能です。

    ハローワーク窓口に現在の状況を相談してみれば、最適な受講形式を案内してくれます。

    給付金を目的にしている人

    給付金だけを目的に職業訓練を受講しても、結局モチベーションが続かず訓練校を辞めてしまう可能性が高いです。

    コースによっては予習復習が必須になる場合もあり、ただ時間を過ごすだけでは置いていかれてしまいます。

    さらに、失業保険は最低限の生活を保証するだけの金額しか受給できないので、目的のない訓練に週5日通うなら働いたほうが経済的にも効率がいいといえます。

    「やめとけ」という意見も多い中で「自分に職業訓練は本当に必要か?」をしっかり考えたうえで受講を検討しましょう。

    関連記事

    失業保険を受け取る際の条件や早く受給するための方法に関しては「失業保険は自己都合だといつから?2025年最新の受給日と早くもらう3つの方法」で解説しています。

    無理に職業訓練を使う必要はないので、この記事を必ず参考にしてください。

    職業訓練を利用せずに転職活動を成功させるコツ

    誰もが職業訓練を利用するべきではないとわかったところで、訓練を利用せずに転職活動を成功させるコツを解説していきます。

    一つひとつの選択がキャリアに対して大きな影響力を持つので、色々な選択肢を確認して最適な選択肢を選びましょう。

    転職エージェントを活用する

    転職エージェントを活用すれば、専門的な知識やスキルがなくても働ける企業を紹介してくれます。

    自身が持つ経験や人柄などを考慮し、働きやすい求人に絞って提案してくれるので、長く続けられる職場を見つけやすいのがメリットです。

    エージェントによって求人豊富な総合型や業界・業種ごとの特化型などさまざまなものがあるので、自分に合ったエージェント選びが必要です。

    末永 末永

    さまざまなエージェントがサービスを展開していますが、まずは求人数・知名度ともにNo.1のリクルートエージェントを利用するのが無難です。

    取扱企業数も圧倒的に多く、早ければ登録から1〜2週間で就職に成功したケースも多く見られますよ。

    関連記事

    転職エージェントをうまく活用するなら、「転職エージェントは使うな?裏事情や賢く使う方法、メリット・デメリットを解説」や「転職エージェントの選び方完全ガイド|選び方とおすすめエージェントを徹底解説!」の記事を参考にするのがおすすめです。

    自分に合ったエージェントを見つけるためにも、ぜひチェックしてください。

    資格取得講座を受講する

    資格を取得してから就職したいと考えている場合、職業訓練だけでなく資格取得講座の受講という方法もあります。

    オンラインで受講できる講座もあり、1〜3ヶ月の短期で資格を取得できるようなものもあります。

    簿記やビジネスマナー検定のようにどんな業種でも役に立つような資格を取得できるので、これだけでも就職活動に有利です。

    例えば、大手通信資格講座サービスのユーキャンでは140以上の資格講座が用意されているので、自分に合った資格を探してみましょう。

    自己分析やスキル分析に注力する

    自身の市場価値を把握しておけば、自分に合った仕事やポジションで働けるので長期間にわたり活躍できます。

    逆に、自身のスキルを過大評価していたり自信がなかったりすると適切なアピールができないので、希望する企業に入社できない可能性があります。

    例えば以下のような内容を分析して、自分に合った業種・業界探しやアピールの方法を模索していきましょう。

    自己分析が必要な内容

    • 自分の強みや弱み
    • 活かせるスキル
    • 希望する条件や働き方

    自分の市場価値を測るのは簡単ではないので、転職のプロであるエージェントを活用するのがおすすめです。

    転職エージェントは求人の提案だけでなく、キャリアプランを一緒に考えてくれたり希望条件の相談に乗ってくれたり、さまざまなサポートをしてくれます。

    末永 末永

    特に、大手エージェントのリクルートエージェントは多くの求職者をサポートしてきた実績があるので、実績に基づいた最適なキャリアを提案してくれますよ。

    職業訓練はやめとけという意見に関するよくある質問

    職業訓練は「やめとけ」と言われるケースもありますが、よくある質問も確認したうえで利用するかを判断しましょう。

    職業訓練を受ける時の注意点は何ですか?

    職業訓練を受けるか検討する際には、必ず以下の注意点に関して確認しておきましょう。

    職業訓練を受けるか検討する際の注意点

    • 受講中の生活費を確保できるか
    • 給付金を受け取れるか
    • 職業訓練校に通学できるか

    職業訓練を受ける際は失業保険の延長が可能で、場合によっては月10万円の給付金を受給できます。

    家賃や食費などの生活費を計算しておき、生活資金が確保できない場合は早めに就職するのがおすすめです。

    また、希望のコースを受けられる職業訓練校の住所は事前に確認しておき、距離的に通えなければ別のコースを選択するか就職活動をしましょう。

    職業訓練が終わった後に就職しないとどうなりますか?

    職業訓練が終わった後に就職できなくても、特に罰則はありません。

    すぐに就職できない場合、一定の条件を満たせば失業保険の受給を30日間延長できる受給期間の延長手続きの申請が可能です。

    失業保険の受給を30日間延長できる条件

    • 訓練受講終了日時点における、基本手当の残日数が30日未満
    • 公共職業訓練等を受け終わってもなお就職が相当程度に 困難な者であると安定所長が認めた
    • 職業につくことができる見込みがなく、かつ、特に職業 指導その他再就職の援助を行う必要があると認められた
    • 受講した訓練に係る職種の被保険者となる職種を希望している
    • 受講終了日前までの4週間において受講した訓練に係る職 種の求人に対する応募の実績が複数回あるにもかかわらず、 採用内定に至っていない
    • 地域における希望職種の労働力需要の状況が厳しい

    出典:厚生労働省「公共職業訓練等を受け終った者に対する延長給付(終了後手当)の基準」

    また、職業訓練卒業の3ヶ月後までは就職活動のサポートを受けられます。

    職業訓練中にアルバイトはできますか?

    職業訓練中のアルバイトは可能ですが、以下の条件を満たしたうえで働く必要があります。

    職業訓練中のアルバイトができる条件

    • 1日4時間以内の就業
    • 週20時間以内の就業
    • 1ヶ月未満の短期雇用

    出典:厚生労働省「基本手当受給中のパート、アルバイトについて」

    上記3つの条件を満たせていないと、失業中の人をサポートする目的である職業訓練の対象から外れてしまいます。

    職業訓練を休んだらどうなりますか?

    職業訓練を休むと、欠席した日数分の失業保険や職業訓練受講給付金の支給が停止されてしまいます。

    病気などやむを得ない理由での欠席であれば支給停止を避けられますが、必ず証明書類を提出しなければいけません。

    欠席が多すぎると給付金の停止や訓練校の強制退学、直近1年間の職業訓練受講禁止などさまざまなデメリットが発生します。

    「職業訓練はやめとけ」は人による。自分に合った仕事探しの方法を見つけよう

    職業訓練は「やめとけ」と言われがちですが、専門的な業界・業種の基礎知識やスキルを得られるので、キャリアプランがハッキリしている人や学びたい内容が決まっている人におすすめです。

    その反面、給付金目的で受講したい人やなんとなく受講したいと思っている人は、職業訓練を受けても思ったような成果は得られません。

    このように、職業訓練は誰にでもおすすめできるわけではないので、受けたい訓練コースがあるかを探しながら転職エージェントを利用しましょう。

    末永 末永

    転職エージェントでは希望条件に合った求人を探してくれるほか、キャリアプランの策定などのサポートもしてくれます。

    リクルートエージェントなどの大手サービスを利用すれば、豊富な経験からのアドバイスで自分が職業訓練を受けるべきかも見えてきますよ。

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