キャリアカウンセリング

#キャリアコーチング #自己分析 #キャリアの悩み

キャリアカウンセリングとは?3つの効果とおすすめの相談先を紹介!

この記事の監修者

末永 雄大

新卒で株式会社リクルートに入社し数百を超える企業の中途採用を支援。その後2012年アクシス株式会社を設立、キャリアコーチング事業、転職エージェント事業、Webメディア事業を複数展開。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は1,800万回以上。

この記事のまとめ

キャリアカウンセリングとは、ヒアリングを通してあなた自身が課題や問題に気づくための手伝いをしてくれるサービスです。

本記事では、キャリアカウンセリングに相談するメリットとおすすめの相談先を紹介しています。

キャリアカウンセリングって聞いたことがあるけれど、何を相談するの?

キャリアカウンセリングを受けるべきかどうかわからない。

転職が当たり前の世の中になり、キャリアにおける選択肢も増えました。

それに伴い、キャリアカウンセリングの認知度が上がってきたのです。

本記事では、キャリアカウンセリングが一体どういうものなのか、キャリアカウンセリングを受ける前に知っておくべきことを解説しています。

キャリアの選択肢が増えたことにより、自分自身のキャリアの方向性に悩むでいる方は、是非最後まで読み進め、キャリアカウンセリングへの理解を深めてみてください。

POINT

キャリアカウンセリングを受けるべきか、と悩んでいる人におすすめなのが、「適職発見ワークシート」です。

適職発見ワークシートを活用すると、自己分析が進みます。

自分自身への理解を深めてから、キャリアカウンセリングを受けるとより効果的です。

以下のボタンからLINE追加するだけで簡単に受け取れるので、ぜひ活用してください。

キャリアカウンセリングとは|何を相談する場所?

末永 末永

簡単にいうと、キャリアカウンセリングとは「仕事やキャリアについて相談できる場所」です。

あなたのキャリア形成をサポートするカウンセリングのことで、キャリアカウンセラーとの対話の中であなたの望むキャリアプランの設計やキャリアの悩みの解決に向けて相談することができます。

キャリアカウンセリングでは、仕事や転職などのキャリアに関することだけでなく、家庭の問題や人間関係、生き方についても気軽に相談することができます。

というのも、そもそもキャリアとは「経歴や職業だけでなく、生き方や生きがいなどを含めた人生」を意味しています。

そのため、キャリアカウンセリングにおいても、直接仕事に関わっていない生き方などについても相談できるのです。

「キャリアカウンセリングで面談する時のポイントや注意点を紹介」 では、より詳しくキャリカウンセリングの面談の流れについて説明しているので、気になった方は読んでみてください。

ここからは、キャリアカウンセリングとキャリアコーチング、キャリアコンサルティングの違いを解説します。

キャリアコーチングとの違い

キャリアカウンセリングと似た言葉に「キャリアコーチング」があります。

キャリアコーチングとは、専門のコーチとマンツーマンで自分のキャリアについての悩み相談・キャリア設計をおこなってもらうサービスです。

キャリアコーチングの特徴は仕事に焦点を当てたサービスであること、そして労働する意味や目標について考えられるサービスであることです。

キャリアコンサルティングは仕事だけでなく、家庭の問題や人間関係、生き方についても相談できます。

そのため、キャリアコンサルティングとキャリアコーチングは相談内容が異なることがわかります。

キャリアコンサルティングとの違い

キャリアカウンセリングと似た言葉のひとつとして、「キャリアコンサルティング」もあげられます。

キャリアコンサルティングとは、労働者に合った仕事の選択、能力開発、キャリア開発のサポートをしてくれるサービスです。

カウンセリングの中で一人ひとりの価値観やスキル、経験を見つけ出し、理想とするキャリアを考えることをサポートしてくれます。

キャリアカウンセリングとの違いは、仕事に限った相談であることです。

また、働く意味や目標について考えるキャリアコーチングとも違いがあることがわかるでしょう。

キャリアカウンセリングによくある相談内容

それでは実際にキャリアカウンセリングに相談する人によくある相談内容を紹介していきます。

転職活動や今の職場での悩み、今後のキャリアに関することなどさまざまな相談が寄せられています。

相談者 20代
男性

今の職場は人間関係も良くないし、給料も良くないのでできれば転職したいと思っています。
ただ、辞めたところでしたいことがわからず、ずるずる仕事を続けてしまいます。

相談者 20代
女性

職場に馴染めず悩んでいます。まだ勤め始めて4ヶ月しか経っていないので、今辞めると職歴に傷がつくのでやめられません。
ただ職場に居場所がなく、辛いです…どうしたらいいですか?

相談者 30代
男性

今自分のやっている仕事が自分に向いているのか、今後も続けていくべきか日々悩んでいます。
転職するなら今のうちだと思っているのですが、自分に何の仕事が向いているのかこの歳になってもわかりません…

相談者 30代
女性

現在32歳で1歳の子供を子育て中のワーキング母です。 薬局の総務として働いているのですが、子育て中の女性への理解があり働きやすい職場です。
ただ、最近人事の配置転換で管理栄養士として新規開拓をするチャンスをいただき、キャリアの選択を迫られています。
子育てとの両立を考えると今のまま総務として働いた方がいいと思うのですが、自分のキャリアを考えた時に新しいことに挑戦し、自分の力で生きていけるようなスキルを身につけたいです。どうしたらいいでしょうか?

上記の相談に加え、年齢別の悩みも見ていきましょう。

20代:今の仕事が向いているかわからない

20代の方によくある悩みが、「今の仕事が向いているかわからない」ということです。

「新卒で入社して頑張って働いているけど、思っていた仕事と違う…」「このままこの会社で働き続けてもいいのだろうか…」「この会社で働いていてもやりたいことや目標が見つかると思わない」などと悩みを抱えることが多いです。

そのような悩みを抱えたときは、以下のことを実践することをおすすめします。

  • 好きなこと・楽しいことを考える
  • やりたくないことを考える
  • 充実感を覚えた経験を思い出す

この3つを考えて「今の仕事が向いているのか」を考えると良いでしょう。

とはいえ、自分で考えても答えがでず困っている方もいるでしょう。

そのような方はマジキャリ の適職発見ワークシートで自己分析をしてみてはいかがでしょうか?

適職発見ワークシートは、自分にぴったり合った適職を見つけられることに加え、自分がやりたいことや得意なこと、そしてやりがいを感じるために必要なことなども発見できるのです。

今の仕事が自分に合っているかどうかを確認するために、適職発見ワークシートで自己分析をおこなってみてください。

現在マジキャリでは、LINE登録をするだけで適職発見ワークシートを無料でプレゼントしています。気になる方は、この機会にぜひ手に取ってください。

30代:キャリアプランが立てられない

30代に多いのは「キャリアプランが立てられない」という悩みです。

上司や先輩にリードしてもらいながら仕事に取り組んでいた20代と異なり、30代はリーダーなどの役職に就いたり、後輩の教育をおこなったりなど役割が変化します。

役割をあてられることで、自分のキャリアについて改めて考え、「この部署で同じ業務に取り組んでいていいのか」「将来どのような自分になりたいのか」などを考えることが難しいと感じる方が多いです。

関連記事

「キャリアカウンセリングでよくある相談内容とは?期待できる効果も紹介」という記事で、20代・30代に多いキャリア相談の内容、キャリアカウンセリングによって受けられる効果について紹介しているので、気になる方はぜひ読んでみてください。

40代:管理職としてどうするべきかわからない

40代の方は「管理職としてどうするべきかわからない」と悩むことがあります。

これまで営業職や事務職など現場で働いていたものの、管理職の役割を与えられどのようなスキルを身につければいいのか、そもそもどのように仕事をすればいいのかがわからなくなります。

また、結婚や育児、親の介護などライフステージの変化もあるため、この先のキャリアについてさらに悩んでしまうことも多いです。

そのような悩みを抱えたときは、キャリア知見のある専門家に相談することがおすすめです。

管理職として何をすればいいのか、本当にこの道でいいのかをしっかりと考えましょう。

女性:キャリアと家庭を両立できない

女性に多い悩みとして、「キャリアと家庭を両立できない」ことがあげられます。

女性は結婚や育児などのライフイベントの影響を受けやすいため、今まで通り仕事がしたくてもワークライフバランスが取れず悩んでしまうことが多くあります。

企業によっては結婚や育児に関する制度が整っておらず、「キャリアアップができるのか」に不安を感じる方も多いです。

次の章では、そのような悩みを抱えた方がキャリアカウンセリングを受ける効果やメリットを解説します。

キャリカウンセリングを受けるとどうなるの?3つの効果・メリット

キャリアカウンセリングとはどのような場所で、どのような悩みを相談することができるのかについて解説してきました。

ここでは、キャリアカウンセリングを受けるメリットを3つ紹介していきます。

⑴自己理解を深められる

キャリアカウンセリングを受けることで、自己理解を深めることができます。

自分の強みややりたいことを見つけるために自己分析をしている人もいるのではないでしょうか?

末永 末永

自己分析をおこなうとあなたの強み・弱み・価値観などが明確になりますが、1人で自己分析をしているとバイアスがかかってしまうため、自分1人で自己分析をおこなうのは難しいです。


そのため、家族や友人、キャリアカウンセラーなど第三者と一緒に自己分析を進めるのがおすすめです。

中には、人に自分の過去や挫折経験を話すのは恥ずかしいと感じることもあると思いますが、あなたのことを客観的にみて、自分自身では気づかなかった自分の強みや適性なども見つけてくれますよ。

それにより、自己理解が進み、しっかりと自分自身について把握することができます。

⑵精神的に安心できる

キャリアカウンセリングに相談することで精神的に安心できるでしょう。

産休や育休、転職などについては、社内の人に相談しにくいと思います。

社内の人に相談して、その情報が漏れて噂になってしまったりすると会社にも行きにくくなってしまいます。

キャリアカウンセラーであれば、転職のタイミングや産休・育休から復帰後のキャリアプランや、復帰する方法など相談できますし、具体的なアドバイスをもらうことができます。

また、不安なことや心配なことは誰か人に話すだけで精神的に安心することができますよ。

そのため、社内の人や家族などの身近な人には相談できないことを中立の立場にいるキャリアカウンセラーに相談してください。

⑶今後のキャリア・人生の方向性が定まる

キャリアカウンセラーに相談することで、今後のキャリアや人生の方向性が定まります。

というのも、キャリアカウンセラーに対して自分の仕事やこれまでのキャリアについて話すことで、これまでのキャリアを整理することもできます。

またこれまでのキャリアの棚卸しができて、自己理解が進むことで、自分のやりたいことやありたい姿が見えてきます。

それを元にキャリアに関する知識が豊富にあるキャリアカウンセラーに相談することで、より具体的に「いつまでに・何・どうやって」進めていくべきなのかを考えることができますよ。

将来の方向性と自分の現在地がわかったら、そのギャップになるキャリアプランの設計についてもキャリアカウンセラーに相談する中で見つけていくことができるでしょう。

末永 末永

他にもキャリアカウンセリングを受ける効果やメリットについて、「キャリアカウンセリングの効果とは?受けるメリットや注意点を紹介!」 で紹介しています。興味のある方はぜひ読んでみてください。

そもそもキャリアカウンセリングが注目されている背景

最近キャリアカウンセリングやキャリアコーチングなどが注目されていますが、現在なぜ注目されているのかという背景は大きく2点あります。

その2点について解説していきます。

終身雇用がなくなり、自律的なキャリア形成が求められているため

末永 末永

現在キャリアカウンセリングが注目されている理由の一つは、終身雇用がなくなり、自律的なキャリア形成が求められるようになったためです。

今までのように、自分が入った会社の中でどのようにキャリアを形成していくか(昇進・昇格など)を考えたり、会社からキャリアを決めてもらう時代ではなくなりました。

現在は終身雇用制度が崩壊し、働き方が多様化してきたため、自分でキャリア選択をしていかなければならなくなったのです。

そのため、会社に依存しない転職などを含めたキャリアプランを自分自身で設計していく必要があります。

自律的にキャリアを考えるように言われても、選択肢が多すぎてどんなキャリアを歩むべきかわからないと感じている人も多いと思います。

だからこそ、キャリアカウンセリングなどのキャリアのプロに相談してキャリア形成をしていくことが重要なのです。

職業選択が自由になり、働き方が多様化したため

上記で説明した雇用のあり方の変化でも少しお話ししましたが、キャリアの選択肢が増えて働き方が多様化してきました。

そのため、自分が大切にしていることを優先順位をつけて考えてみましょう。

例えば、仕事も大事だけど何よりプライベートの時間を優先したいという人は、時短勤務やフレックスタイム制など柔軟な働き方ができる会社が合っています。

他にもテレワークや在宅勤務など様々な働き方が認められるからこそ、自分が本当に大切にしていることが何かを確認して、自分に合ったキャリア選択をしていきましょう。

そのためには、キャリアに関する知識が豊富で自己分析なども手伝ってくれるキャリアカウンセリングに相談して、意思決定をサポートしてもらいましょう。

キャリアカウンセリングを受けたほうがいい人の特徴は?

ここでは実際にキャリアカウンセリングを受けたほうがいい人・合っている人の特徴を紹介していきます。

もし自分に当てはまる項目が合ったら一度検討してみてください。

  • 今の会社を辞めたいけど他にやりたいことがない
  • 結婚や子育てを含めたキャリアプランを考えたい
  • 仕事にやりがいを感じず辞めたいと感じている
  • 学生時代の友人とさがついている感じがして焦っている
  • 将来やりたいことやこうなりたいというのが浮かばない
  • 自分の強みを活かせる仕事に就きたいが、自分の強みや向いていることがわからない
  • なんとなく爆線とした不安や悩みがずっとある
末永 末永

漠然とした悩みを持っている方や、そもそも何に悩んでいるかわからないけどモヤモヤするという方、自分の課題はわかるけどどのように行動すべきかわからないという方など、キャリアや仕事、生き方について悩んでいる方は誰でも早いうちに相談に行くべきです。

というのも、キャリアには年齢が大きく関わっているためです。

年齢を重ねてしまうと未経験の仕事に挑戦するハードルが上がってしまうため、30代になって新しくやりたいことができて転職しようと思っても、書類で落とされてしまいそもそも面接にさえ行くことができないケースなども十分にあります。

このようにキャリアは年齢と年齢相応の経験で評価されてる上、やり直すこともできません。

末永 末永

キャリアカウンセリングを受けて、キャリアカウンセラーと対話をしていく中で自分1人では気づかなかったところにあった悩みやモヤモヤの原因、その解決策が見つかる可能性が高いです。

 

 それと時時に自己分析をおこない、自分自身でも悩みの原因や解決策を考えてみましょう。

適職発見ワークシートは、年間2万人以上の転職支援の実績を持つマジキャリ が作成した字自己分析ツールです。

適職発見ワークシートで自己分析をすることにより、あなたの抱えている悩みを深掘りしてその原因を探していくだけでなく、今後同じような悩みや迷ってしまうことがあった時に、自分自身で解決できるような軸や解決策を見つけることができます。

自己分析したら終わりではなく、その結果を今後のキャリアに活かすことができるのでおすすめですよ。

有料と無料カウンセリングの違いって何?

キャリアカウンセリングには、有料・無料のカウンセリングがあります。

では、有料と無料ではどのような違いがあるのでしょうか。

有料カウンセリングの特徴

  • 経験・知見が豊富なカウンセラーが担当する
  • 2~3か月で5~15回セッションをおこなう
  • 企業独自ツールやノウハウを使ってカウンセリングを受けることができる
  • フェアな意見・アドバイスを伝えてくれる
  • カウンセリング終了後もフォローを受けることができる場合がある

無料カウンセリングの特徴

  • 経験・知見が浅いカウンセラーが担当する可能性がある
  • 1回の相談で終わることが多い
  • 利益のために偏った意見を受ける場合がある

無料カウンセリングは、「短期的な悩みを相談したい」という場合には利用してもいいでしょう。

しかし、複数回サポートを受け、カウンセラーと密なコミュニケーションをとりながら中長期的な目線で問題を解決したいという方は、有料のカウンセリングを受けることがおすすめです。

末永 末永

「【18選】おすすめのキャリアカウンセリングを紹介!自分に合った相談先の見つけ方!」で、プロが厳選したおすすめのキャリアカウンセリングサービスを18選紹介しているので、自分に合った相談先を見つけたいという方は読んでみてください。

おすすめのキャリア相談先を紹介!

ここからはキャリアカウンセリングの種類について4つに分解して紹介していきます。

無料のサービスと有料のサービスそれぞれ出しているので、どこが自分に合っていそうか考えながら読んでみてください。

社内のキャリア相談窓口 公的機関 転職支援会社 キャリア支援サポート
特徴 ・人事や駐在のキャリアカウンセラーが社内でキャリアカウンセリングをおこなっている
業務時間内に相談に行くことができる
国や自治体が運営している職業紹介所のこと
・職業訓練など他にもサポートが多数ある
スムーズな転職活動のためにキャリアカウンセリングを事前に行っている
・入社後のミスマッチがないように、相談者の強みや適性を明確にしている
・基本的には求人紹介をメインとしている
・自己分析、履歴書の添削などの転職活動サポート、キャリアビジョン、キャリアプランの設計など一貫してサポートしてもらえる
・有料である分、100%相談者に寄り添ったサービスが受けられる
向いている人 ・忙しくて時間がない人 ・20代前半の方
・50代や60代などの中高年の方
・フリーターやニートの方
・転職活動を進めている方
・転職前にキャリアを見直したい方
・転職を前提とせずキャリアに悩んでいる方
・転職を前提として自己分析から転職サポートまで一貫して相談したい方
具体例 ・社内のキャリアカウンセラー ・ハローワーク
・東京しごとセンター
・キャリア形成サポートセンター
・転職エージェント ・キャリアコーチングサービス
目的 ・離職防止 ・転職支援 ・転職支援 ・理想のキャリア実現をサポート

無料:社内のキャリア相談窓口

まずキャリアカウンセリングの相談先として、社内のキャリア相談窓口を紹介します。

企業によってはないところもありますが、社内にキャリア相談窓口を設置して、人事や常駐のキャリアカウンセラーがキャリアカウンセリングをおこなっているケースがあります。

働きながらでも相談しやすいのが、社内のキャリア相談窓口の特徴で、業務時間内に相談に行くことも可能なので忙しい人にはピッタリです。

社員の心身のケアや悩みやストレスを溜めずに、モチベーションを向上させるために設置しています。

将来への不安や転職に関してなど、身近な上司や同僚にはなかなか話せないようなことも相談できますし、自分のスキルや適正を活かして働くためにも活用してみましょう。

無料:ハローワークなどの公的機関

公的なキャリアカウンセラーとしては、ハローワークの他にも東京しごとセンターなどがあり、国や自治体が運営している職業紹介所のことです。

キャリアカウンセリングだけでなく、職業訓練がセットになっているケースが多いため、仕事選びの前に能力開発を図ることができます。

ただ、ハローワークのカウンセラーは、転職エージェントやキャリアコーチングのカウンセラーとは違い、キャリアや転職のプロではなくハローワークの職員が相談に乗ってくれます。

そのため、プロ視点での深掘りやアドバイスが欲しい場合はあまりおすすめできません。

無料:転職エージェントなどの転職支援会社

転職エージェントなどの転職支援会社でもキャリアカウンセリングを受けることができます。

転職エージェントでは、転職をゴールとしているため、スムーズな転職活動のためにキャリアカウンセリングをおこなっています。

カウンセリングを通して、あなたの価値観や適正、強みなどを自分自身で把握して転職活動を進めることで、入社後のミスマッチを軽減させることができます。

末永 末永

会社によってはキャリアカウンセリングをおこなわず、求人紹介だけをおこなっている会社もあるのできちんと選びましょう。

有料:キャリアコーチングなどのキャリア支援サービス

最後にキャリアコーチングなどのキャリア支援サービスについて解説していきます。

キャリアコーチングサービスとは、専任のコーチと1対1で面談をおこない、自分のキャリアの悩み相談やキャリアプランの設計をサポートしてもらえるサービスです。

末永 末永

キャリアコーチとの対話の中で、過去の経験やあなたの強み・弱み、適性、やりたいことなどを引き出してくれるため、1人では言語化が難しい部分も言語化できるようになります。

自己分析や転職、キャリアプラン、キャリアビジョンなど幅広く相談することができ、それぞれに関してプロ目線で具体的なアドバイスを受けることができます。

また、他のキャリアカウンセリングサービスとは違い、相談者から直接お金をいただくビジネスモデルになっているため100%相談者に寄り添ったサービスだと言えます。

関連記事

キャリアカウンセリングの費用相場や無料サービスと有料サービスの違いについては、「キャリアカウンセリングの費用はどれくらいかかる?有料・無料の違いも解説!」 で詳しく解説しています。費用やサービスの違いについて詳しく知りたい方は読んでみてください。

実際にキャリアカウンセリングを受けた人の口コミ

ここからは実際にキャリアカウンセリングを受けた人の口コミを紹介していきます。

キャリアカウンセリングを受ける前は、「なんかモヤモヤが拭えない」「今のままじゃいけないのはわかっているけど何からすれば良いのかわからない」など抽象的な悩みを抱える人が多いです。

キャリアカウンセリングを受けキャリアカウンセラーと話すことで、悩みの本質がわかり、どう解消していくかの具体的なネクストアクションまで落とし込むことができるので、あなたが抱えている悩みを解消することができます。

今のままでいいのか不安→自分の軸ややりたいことが明確になった

相談者 相談者

カウンセラーの方は全て受け止めてくれるので、家族でも同僚でもないのになんでも話すことができてすっきりした。

今の会社で10年働いていて、来年40歳になるにあたって、今後やりたいことが整理できて、カウンセリングを受けに行った甲斐があったと思う。

今の会社にモヤモヤしている→自己理解が進み、モヤモヤの原因が明確になった

相談者 相談者

今の仕事は好きだけど、入社してからずっとモヤモヤしていて、今回カウンセラーさんに相談してみた。

思考が整理されて、モヤモヤしている原因も突き止めることができた。

最初はキャリアカウンセリングは少し面倒くさいと思っていたけど、今では相談に行ってよかったと思う。

上記のように、仕事への不安や悩みを誰にも相談できなかったという人も、キャリアカウンセリングを通して、自分の不安の原因を突き止めて明確にすることができます。

キャリアカウンセリングを受ける前に知っておくべきこと

それでは、実際にキャリアカウンセリングを受ける前に知っておくべきことを4つお伝えしておきます。

これを知っておくだけで、よりキャリアカウンセリングの限られた時間を有意義に活用することができるでしょう。

キャリアカウンセリングの流れ

キャリアカウンセリングに相談するのが初めてという方は、どのような話をするのかわからず不安という方も多いのではないでしょうか?

キャリアカウンセリングの基本的な流れについては以下の通りです。

  • ⑴相談内容の確認
  • ⑵現状と課題の整理
  • ⑶プロ視点のフィードバック
  • ⑷解決策を考える
  • ⑸キャリアプランの設計

⑴相談内容の確認

まずは、今回キャリアカウンセリングで話したいと思った相談内容の確認をします。

最初の方で紹介したよくある相談内容に載せているようなキャリアに関する相談がほとんどです。

⑵現状と課題の整理

キャリアカウンセリングで最も重要なヒアリングをおこないます。

1番最初に聞いた相談内容からあなたが今抱えている悩みや不安を深掘りしていきます。

末永 末永

自分ではうまく言語化ができなくても大丈夫です。コーチが対話の中であなたの悩みやその原因を引き出してくれます。

⑶プロ視点のフィードバック

⑵で洗い出した現状と課題をもとに、第三者目線でコーチがあなたの強みや弱み、やりがいを感じる瞬間や価値観を共有してくれます。

それにより、自分では気づくことができなかったような自分の強みや本音が見えてきて、悩みやモヤモヤの本質を理解することができます

⑷解決策を考える

今見つかった課題をこのまま放置しているとどうなってしまうのか、今後のキャリアの方向性などを明確にします。

今後の理想のキャリアを実現するために必要な具体的な施策や解決策をコーチと考えていきましょう。

⑸キャリアプランの設計

最後にこれまでのヒアリングの内容を元に、具体的なキャリアプランに落とし込んでいきます。

必ず全ての会社でこのような流れでキャリアカウンセリングがおこなわれるわけではないのですが、基本的には上記の流れで進んでいくので参考にしてみてください。

キャリアカウンセラーが合わない場合は変えられる

初回面談を受けたり、実際にキャリアカウンセリングを受けてみると、以下のようにカウンセラーと会話のテンポや考え方が合わないケースがあります。

  • カウンセラーと会話のテンポが合わない
  • はっきり言って欲しいのに共感ばかり
  • 言語化が苦手だから優しく話を聞いてくれる人がよかった

このようにキャリアカウンセラーが自分と合わないという場合は、変更が可能なので、遠慮せずに変更しましょう。

カウンセラーはキャリアに関する知識や情報を豊富に持っていますが、自分と合わない人にカウンセリングしてもらうとストレスを感じやすいです。

また、自分のことを理解してもらえてないと感じたり、話が噛み合わないと感じたまま、キャリアカウンセリングを受けていると、せっかくの重要なキャリア選択の妨げになってしまう可能性があります。

カウンセラーの変更を依頼することは珍しいことではないので、自分に合ったカウンセラーを見つけて、理想のキャリアを実現させましょう。

相談内容は事前にまとめておくべき

相談内容はキャリアカウンセリングが始まる前に事前にまとめておきましょう。

なぜなら、キャリアカウンセリングの時間には限度があり、決められた時間の中でしか相談することができないからです。

とはいえ、相談に行く段階で自分が将来やりたいことやキャリアプランを明確に言語化しておく必要はありません。

ただ、なんとなくでもいいのでイメージをしておいた方が、カウンセラーから具体的なアドバイスをもらうことができます。

「提案」や「助言」をしてくれるわけではない

キャリアカウンセリングは提案や助言をしてくれるわけではありません。

あなたが自分自身で今後のキャリアについて考えていけるように気づきを与えてくれたり、サポートしてくれるのがキャリアカウンセリングです。

そのため、自分自身で課題や悩みを解決することができるように対話ベースでヒアリングをしてくれます。

そのため、キャリアカウンセラーが答えを見つけてくれるものと思って相談に行くのではないという前提を持った上で相談に行くようにしましょう。

キャリアカウンセリングを受ける方法

キャリアカウンセリングを受けるためにどのような手順を踏めばいいのでしょうか。

3つのステップに沿ってわかりやすく解説します。

無料面談に申し込む

まず、利用を検討している無料相談に申し込みます。

無料相談でできること、契約後に受けられるサービスの内容を調べ、相談先を調べましょう。

無料相談に難しい手続きはありません。

ホームページの案内に沿って申し込みましょう。

日程調整をおこない、体験版を受けてみる

無料相談に申し込むと、企業から日程調整の連絡が来ます。

都合のいい日を伝え、必要であればアンケートなどの書類を記入したうえ、体験版を受けてみましょう。

体験版の多くは1時間~1時間30分程度がカウンセリング時間となっています。

前後の予定を確認して、日程調整をおこなうようにしてください。

他のサービスと比較した上で本申込みをするか決める

本申し込みする前には、他のサービスと比較することが大切です。

価格やサービス内容を比較したり、担当してくれたキャリアカウンセラーとの相性などをチェックしましょう。

「サービスと価格が見合っていないかも…」「カウンセラーに話しづらかった」という場合は、他サービスの体験版を受けてみるのもいいでしょう。

キャリアカウンセラーはどんな人が担当してくれるの?

キャリアカウンセリングを受けるなら、どのような方が相談を受けてくれるのか、どのような目線で担当者を見て選べばいいのかわからないですよね。

キャリアカウンセラーは「キャリア知見がある人」「カウンセリング能力がある人」です。担当者を見るポイントとあわせて、詳しく解説します。

キャリア知見がある人

キャリアカウンセラーはキャリア知見を持ち、サービスを提供しています。

キャリアカウンセラーは、国家資格のキャリアコンサルタント、元転職エージェント、元採用人事といった経験を有し、キャリアについて幅広い知見を有しています。

転職市場や選考関連、キャリア設計などの知見を持っている方が担当してくれるため、「この先どのような仕事がしたいのかわからない」「ライフイベントの変化でどのようなキャリア設計をすればいいのかわからない」などさまざまな悩みを解決してくれます。

カウンセリング能力がある人

キャリアカウンセリングは、カウンセリング能力のある人が担当します。

相談者の話を丁寧に聞くことはもちろん、相談者が話しやすくなるような質問をするスキルを持っています。

また、「この方はなぜこの悩みを抱えているのか」という原因を見つける分析力も備えていることも特徴です。

そのため、悩みを抱えていてもどうすればいいのかわからない方、悩みを上手く言葉にできない方でも安心してカウンセリングを受けることができます。

担当者を見るポイント

キャリアカウンセリングを受けるときは、以下3つをチェックしましょう。

  • 自分の悩みを解決できる知識・経験があるか
  • 悩みを相談しやすい人柄か
  • 客観的な目線でアドバイスをしてくれるか

特に、悩みを相談しやすい人柄であることは非常に重要です。悩みを話しやすく上手くコミュニケーションが取れる相性のいい人かどうかを必ずチェックしましょう。

キャリアカウンセリングを受けるべきか悩んでいる方へ

末永 末永

ここまで読んできてキャリアカウンセリングを受けるべきなのか悩んでいる人は、一度、カウンセリングを受けることをおすすめします。

働き方が多様化して自分に合った働き方がわからなくなってしまったという人は、キャリアコーチとの対話の中で本当に自分の大切にしたいことや得意なことなどが見えてきて納得したキャリア形成の第一歩になりますよ。

キャリアカウンセリングでは、あなたの潜在的な考え方や課題、問題点をヒアリングを通して顕在化してくれるところまでおこなってくれるので、キャリアカウンセリングに相談することで、今抱えている職場のストレスやキャリアの悩みを軽減することができるでしょう。

末永 末永

ただ課題を解決するため、目標達成するためにどう行動するかという具体的なアクションについては自分で探していかないといけません。

そのためには、自分自身で自己分析をすることも大切です。

末永 末永

ただ、キャリアに関して知識があまりないという方や自分1人では考えられなさそう…という方は正しい方法で自己分析をしてみましょう。

自己分析をおこなうには、マジキャリ の適職発見ワークシートが特におすすめです。

マジキャリ を運営するアクシス株式会社は転職エージェントも運営しているため、社内にキャリアに関する知識や知見が豊富にあるので、客観的な視点で正しく自己分析ができる「適職発見ワークシート」を開発することができるのです。

POINT

キャリアカウンセリングを受けるべきか、と悩んでいる人におすすめなのが、

「適職発見ワークシート」です。

適職発見ワークシートを活用すると、自己分析が進みます。

自分自身への理解を深めてから、キャリアカウンセリングを受けるとより効果的です。

以下のボタンからLINE追加するだけで簡単に受け取れるので、ぜひ活用してください。

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