エンジニアこそキャリア相談を受けるべき!
キャリアパス×職種
- キャリアパス:スペシャリスト・マネジメントなど
- 職種:開発エンジニア・システムエンジニアなど
このように、キャリアパス×職種で分けることができるため、エンジニアのキャリアは選択肢が非常に多いのです。
だからこそ自分がどの領域でどのようにキャリアアップしていくのかを考えないと、望んでいたキャリアや働き方ができなくなってしまう可能性があります。
また、IT業界は進化が進んでおり変化も多い業界です。キャリアの方向性が決まっていないと、数年後自分のスキルでは通用しなくなってしまうこともあります。
事前にキャリアの方向性を決めておくことで、なりたいエンジニア像に近づくために最短ルートで向かうことができます。
そのため、「2、3年後どのような仕事をしていたいか?」「どんな働き方をしていたいか」を定期的に考えて、そのために必要なスキルや経験を身につけていくことが必要です。
他にもエンジニアがキャリアを考えた方がいい理由・キャリア相談を受けた方がいい理由について解説していきます。
エンジニアがキャリア相談を受けた方が良い理由
本パートでは、エンジニアがキャリア相談を受けた方が良い理由やメリットについて解説していきます。
エンジニアはキャリアの選択肢が豊富なため
先ほど説明したようにエンジニアはキャリアの選択肢が非常に幅広い職種です。以前は、キャリアアップには決まった流れがありましたが、現在は決まった流れはなく様々なキャリアアップの方法が存在します。
これまでは、「プログラマー→システムエンジニア→プロジェクトリーダー→プロジェクトマネージャー」という流れでキャリアアップしていくのが主流でしたが、現在は「キャリアパス×職種を掛け合わせてキャリアアップ」していくことが主流になりました。
キャリアパスは大きく4つに分けられる
- スペシャリスト
- ゼネラリスト
- マネージャー
- フリーランス
職種は様々
- システムエンジニア
- ネットワークエンジニア
- データベースエンジニア
- セキュリティエンジニア
- インフラエンジニア
- サーバーエンジニア
キャリアの選択肢が多いということは、それだけ迷いが生じやすいということです。これからどうするべきなのか悩むこともあるでしょう。
キャリア相談を受けることで自分のキャリアの方向性を明確にできます。
キャリアの方向性を明確にすることで、数ある選択肢の中からどれを選択していくべきなのかがわかるので、迷いが生じにくくなるのです。
エンジニアというキャリアの選択肢が豊富な職種であるからこそ、方向性を明確にすることが大切です。
計画的な年収アップ・キャリアアップが期待できるため
エンジニアがキャリアについて真剣に考えた方が良い理由の一つに、キャリアについて考えることで計画的に年収アップやキャリアアップをできることが挙げられます。
POINT
IT技術は常に進歩していて変化が激しい業界です。そのため、常に自己研鑽が求められます。
また、近年は社会全体のIT化が加速しており、質の高いエンジニアが求められるようになりました。
なんとなく仕事をしてしまうと業界や技術の変化についていけず、いつの間にか市場価値の低いエンジニアになってしまう可能性があります。
また、社内でしか役に立たないスキルだけが身につくと社内価値だけが上がっていきます。一方、社外で役立つスキルがないため転職で苦戦するか、転職できたとしても年収が下がってしまうなどの可能性もあるのです。
理想のキャリアを実現するには、理想像から逆算していつまでにどのスキルをつけて、どのポジションで仕事をしておくべきか考えておくことが大切です。
事前にキャリアについて考えておくことで、将来から逆算して計画的に年収アップやキャリアアップが見込めます。
関連記事
エンジニアのキャリアプランの考え方などについては「エンジニアのキャリアプランの回答例19選!種類ごとに細かく解説」「インフラエンジニアって何するの?キャリアプランの考え方を解説」で詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください。
転職が成功しやすくなるため
キャリア相談を受けることで転職で成功しやすくなります。
自分のキャリアにモヤモヤしたまま転職活動をしても、軸がないので求人選びが難しく感じてしまいます。
軸がないためリモートワークができる・上流工程に関われる・年収が高いなどのワードに惹かれて転職しようとしてしまうこともあるでしょう。
しかし、年収が高いことに魅力を感じて入社してみたら残業が多いブラック企業だった…などのケースもあり転職に失敗してしまう可能性があります。
POINT
転職を成功させるためには、あなたが転職で実現したいことに基づいた転職軸が必要です。
転職軸はどうやってつくるの?
きちんと自己分析をおこない、自分のキャリアの方向性(スペシャリストやジェネラリストなど)を明確にすることで、あなたの転職軸をつくることができます。
転職軸に沿った転職先を選ぶことで後悔のない転職ができますよ。
キャリア相談を受けて、自分だけの転職軸をつくり後悔のない転職を実現しましょう。
エンジニアの5つのキャリアパス
本パートでは、エンジニアの5つのキャリアパスを紹介します。
スペシャリストを目指す
エンジニアにおけるスペシャリストとは、特定のIT分野に対して高い専門性を持ち、高いスキルを持つエンジニアのことを指します。自分の専門分野に特化した知識や経験、スキルを活かし、チームに貢献する人材です。
スペシャリストを目指せる職種の例
- データベースエンジニア
- セキュリティエンジニア
- ネットワークエンジニア
- アプリケーションエンジニア
専門知識を最大限に活かすことができ、自分の興味のある分野に集中して取り組むことができるのがスペシャリストのメリットです。
一方で、IT技術の進歩や移り変わりは激しいため、専門分野の需要が減ってしまった場合に自分の知識や経験、スキルの優位性が失われてしまうことがデメリットと言えるでしょう。常に研鑽を怠ることなく、IT技術の進歩に遅れを取らないことが大切です。
エンジニアのスペシャリストというキャリアパスは、プロフェッショナルを目指したい人や一つの分野の専門性を高めたいという人におすすめです。
ジェネラリストを目指す
エンジニアにおけるジェネラリストとは、特定の分野に限定することなく幅広い知識や経験、スキルを持つエンジニアのことを指します。システム開発・設計〜テスト、運用までの全体を担当したり、プロジェクトの進捗管理を担当するなど様々な分野に対応する人材です。
ジェネラリストのキャリアパスは大きく2つの種類がある
- 開発スキルを幅広く習得するキャリアパス→フルスタックエンジニアなど
- 開発以外のスキルを身に付けるキャリアパス→ITコンサルタントなど
幅広い知識や経験、スキルを持っているため様々なプロジェクトに参加することができるのがジェネラリストのメリットです。また、プロジェクト全体を俯瞰し管理することを任せられることが多いため、将来的に管理職を目指しやすいのがジェネラリストです。
一方で、スペシャリストと比べると専門性で劣るため、スキル不足によって転職が難しくなってしまう場合があります。理想像から逆算していつまでにどのスキルをつけて、どのポジションで仕事をしておくべきか考えておくことが大切です。
エンジニアのジェネラリストというキャリアパスは、将来的にマネージャーを目指している人やプロジェクトのリーダーとして活躍したい人におすすめです。
マネージャーを目指す
チームやプロジェクトをマネジメントするマネージャーを目指すというキャリアパスもあります。
プロジェクトを成功させるためにマネージャーは、チーム全体を管理し予算管理やベンダーとの調整などをおこないます。その他にも人材育成や組織体制の構築、経営陣との連携などもマネージャーの大切な仕事です。
マネージャーを目指すキャリアパスの例
- 開発マネージャー
- プロジェクトマネージャー
- エンジニアリングマネージャー
マネージャーは社内外の関係者や顧客との交渉や開発チームのサポート、プロジェクトの全体管理などプロジェクトを成功させるために幅広い業務をこなすため、コミュニケーション能力や交渉力、マネジメント能力など様々なスキルが求められます。
プレッシャーは大きいですが、その分チームで目標を達成した時にやりがいを感じられるでしょう。
フリーランスを目指す
エンジニアとして企業に属さず一人で案件を取りたい人や、自由な働き方をしたいと考えている人には、フリーランスを目指すというキャリアパスがあります。
フリーランスは大幅な年収アップも可能
フリーランスは自分の得意な分野で案件を獲得し、スキルを提供することで報酬を受け取ります。報酬の全てを受け取ることができるので、案件を獲得すればするほど稼ぐことができるのがフリーランスの一番の魅力です。
また、フリーランスという働き方は企業に属する働き方に比べ、人間関係の悩みを感じにくかったり、働き方の自由度が高いというメリットがあります。
メリットは大きいがリスクもある
自ら営業をかけないといけなかったり、専門性の高いスキルがないと案件の獲得自体が難しい可能性があります。案件が獲得できなければ最悪無収入になってしまうリスクがあるのです。
また、顧客との信頼関係を築くことが非常に大切で、一度信頼を失えば契約を打ち切られることもあるので注意しましょう。
専門性の高いスキルを持っており、尚且つ自ら顧客に営業をかけていける人は、フリーランスという働き方を目指すのも良いでしょう。
異業種への転職を目指す
エンジニアから異業種への転職を目指すというキャリアパスもあります。
エンジニアの知識や経験、スキルを活かすことができれば異業種でも活躍することが可能です。
なんでエンジニアから異業種へ転職して活躍できるの?
現在は社会全体でIT化が加速しているため、様々な業種でIT系人材の需要は高まっています。
どの業種でも高度な知識やスキルを持ったIT系人材を求めているため、エンジニアから異業種への転職で活躍することが可能なのです。
また、転職によってキャリアアップできる可能性もあります。
以下では、エンジニアから異業種への転職を目指す3つの例を紹介します。
エンジニアやIT業界を離れたいという人
別の業界の営業職・商社/流通など
エンジニアとしての経験を活かせる業界
web業界・IT業界など
エンジニアの経験を活かせる職種
ITコンサルタント・社内SEなど
異業種への転職を目指す場合、まずは自分が持っている知識やスキルを棚卸ししなければなりません。また、転職後のミスマッチを防ぐためにも転職で何を実現したいのかを事前に明確にしておくことが大切です。
そもそもキャリア相談とは?
キャリア相談とは、キャリアのプロに今後のキャリアや仕事の悩みなどを相談してアドバイスをもらうことができるサービスのことです。
キャリアの悩みは自分一人で考えてもなかなか解決方法を見つけることができません。その理由はキャリアの悩みを解決するためには自己分析とキャリアの知見が必要だからです。
悩みの解決方法を見つけるためには、自己分析で自己理解を深めなければなりません。
自己分析は一人でおこなうこともできますが、自分を客観視することは難しく、きちんと自己理解を深めることができないこともあります。また、バイアスがかかってしまい正しい自己分析ができないリスクがあります。
さらに、キャリアの知見がなければ解決方法を見つけてもどのように実践していけば良いのかわかりません。
キャリアのプロに相談するメリット
キャリアのプロに相談することで、第三者の視点であなたを客観視してもらえることができるので、バイアスがかかることなく正しい自己分析をおこなうことができます。
また、プロが持つキャリアの知見によって、悩みを解決するにはどうすればいいのか的確なアドバイスをもらうこともできるのです。
キャリア相談には、社内のキャリア相談窓口や転職エージェント・キャリアコーチングサービス・公共サービスなど様々な相談先があるので、自分に合った相談先を見つけましょう。
関連記事
キャリア相談については「キャリア相談を徹底解説!おすすめのサービスや当日の流れ、注意点も紹介 」で詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください。
エンジニアによくあるキャリアの悩みと解決策
本パートでは、エンジニアのキャリア相談でよくある悩みや解決策について解説していきます。
上流工程やマネジメントに携わりたい
エンジニアは上流工程・下流工程で年収や働き方、市場価値などが大きく変わってきます。
一般的に下流工程よりも上流工程の方が年収は高い傾向があります。
以下で下流工程と上流工程の平均年収を紹介します。
下流工程と上流工程の平均年収
「プログラマー35歳定年説」と言われるように、体力が追いつかないことや、新しい技術についていけないこと、上司が年下になってくるという理由から、年齢を重ねるうちにプログラマーとして働き続けることに懸念が出てくるかもしれません。
上流工程やマネジメントに携わるためには、そこで求められるスキルを身につけなければなりません。
上流工程やマネジメントに携わるのに必要なスキル
- マネジメントスキル
- コミュニケーションスキル
- 論理的思考力
- プログラマーとしてのスキル
- ドキュメント作成スキルなど
上記のスキルをつける以外にも、上流工程と下流工程を一貫して請け負っている会社に転職すれば、下流工程で評価されることで上流工程にいける可能性が高いです。
また、資格を取得することで自分が持つ知識やスキルをアピールすることもできます。
スキルアップに役立つ資格の例
- 応用情報技術者試験
- システムアーキテクト試験
- プロジェクトマネージャー試験など
年収が上がらない
エンジニアは他の仕事と比較して平均年収が高い仕事です。
POINT
dodaの調査によると、全業種の平均年収は414万円でした。
下流工程のプログラマーで419万円、上流工程のシステムエンジニアで496万円なので他の仕事に比べて年収が高いことがわかります。
ただ、思っているような年収が受け取れない人や、年収が上がらず悩んでいる人もいるでしょう。
年収を上げるための方法はいくつか存在しますが、今回はその中から3つの方法を紹介します。
上流工程の仕事をする
上流工程の仕事の方が年収は上がります。システム開発でいう要件定義やプロジェクトの進捗管理をするプロジェクトマネージャーなどが上流工程の仕事に当てはまります。
専門性を高める
マネジメントに興味があまりないという人は、技術力を上げて、専門性を高めることで年収を上げることも可能です。
資格を取ったり積極的に勉強することでスキルアップにつなげましょう。
元請け企業や自社サービスを開発している会社を選ぶ
SESなどの客先常駐のサービスではなく、元請け企業や自社サービスを開発している会社の方が年収が上がりやすい傾向があります。
下請けの会社は立場が弱くなるため、残業も多く年収も低くなりやすいのです。
人間関係がうまくいかない
エンジニアはチームでプロジェクトを進めていくことが多いです。人と一緒に仕事をする以上、人間関係で悩むこともあるでしょう。人間関係の悩みが原因で仕事が嫌になったり、心身に大きなストレスがかかることもあります。
あなたにもこのような人間関係の悩みはありませんか?
- わからないことがあるけど、みんな自分の作業で忙しそうで聞きづらい…
- 自己主張が強いメンバーがいていつも振り回される…
- 上司のやる気がなさ過ぎてチームの士気が上がらない…
人間関係の悩みが原因で転職するのはおすすめできないません。なぜなら、別の職場に転職したとしても同じように合わない人はいるからです。
そのため、上司を変えてもらったり、プロジェクトを異動したり、自分自身の振る舞い方を変えるなど社内でできる限りのことをまずはやってみることが大切です。
それでも、どうしても耐えられないという人や、変えようとしても何も変わらなかったという人は、転職後も合わない人がいることを分かった上で転職を検討しても良いでしょう。
残業が多い
Geekly の調査によると、エンジニアの平均残業時間は23.2時間です。全職種の平均残業時間が22.2時間であることから、エンジニアの残業時間は少し多いといえます。
プロジェクトや職種によって残業時間は変わりますが、基本的には人手不足や納期、トラブル対応などが原因で残業が多くなってしまうことがほとんどです。
残業が多いことに対する解決策には以下のような方法があります。
解決策1:残業が多い原因が会社の場合(自分では変えられない場合)
ホワイト企業や、社内SEに転職しましょう。社内SEは社内を相手としているため納期やスケジュールが柔軟です。
または元請け企業に転職することで解決できる場合があります。そのためにはスキルを身につけることが必要です。フリーランスとして働くのも一つの方法と言えるでしょう。
解決策2:自分が原因の場合
業務の効率化を図ったり、納期の調整をできないか打診してみましょう。別のプロジェクトに異動することもで解決できることもあります。
エンジニアにおすすめのキャリア相談先4選
本パートでは、エンジニアにおすすめの4つのキャリア相談先の特徴や、おすすめの人などについて解説していきます。
キャリアコーチング
エンジニアとしてのキャリアパスに悩んでいる人はキャリアコーチングが一番おすすめです。
キャリアコーチングってどんなサービス?
キャリアパスに限らずキャリアに関する悩みをなんでも相談できるサービスです。
あなたに専属のキャリアコーチがついて、自己分析や悩み相談、キャリアプランの設計、自分に合った適職探しなどを一緒におこなっていきます。
キャリアパスが曖昧なまま転職してしまうと、思っていたようにスキルアップできなかったり、市場価値が上がらない可能性があります。
スキルアップや自分の市場価値を向上させていくためにも、キャリアパスを明確にして、その理想のキャリアのために必要なスキルや経験をキャリアコーチングで明確にしましょう。
キャリアコーチングでは、今どのようなスキルを身につけるべきなのか?それはどういった会社で身につけられるのか?などをキャリアのプロがアドバイスしてくれます。
また、キャリアコーチングは転職を前提としていません。無理に転職を勧めることがないので、転職するつもりがない人でも安心して相談することができます。
さらにキャリアコーチングは有料のサービスであるため、キャリア相談に費用が掛かってしまいますが、その分あなたに100%向き合ったサポートを受けることができます。
また、キャリアについて1番幅広く対応しているので、誰に相談するか悩んでる方におすすめです。
関連記事
キャリアコーチングのサービス内容とおすすめのキャリアコーチングサービスについては「キャリアコーチングとは?おすすめ12選と失敗しない選び方を解説!」の記事で紹介しています。
IT特化の転職エージェント
転職を考えている人は、ITに特化した転職エージェントの利用がおすすめです。転職エージェントを利用することで、転職を前提としたキャリア相談ができます。
さらに、ITに特化したサービスは業界の情勢に詳しいため、IT業界の現状やどのようなスキルを身につけるべきか、どのようなキャリアステップがあるのか教えてもらうことも可能です。
ただし、転職エージェントは求人紹介や選考対策のサポートなど転職活動に関わることがメインになるため、今後のキャリアの方向性や現職でのキャリアアップについて相談したい人には向いていません。
今後のキャリアの方向性や現職でのキャリアアップについて相談したい人は、先ほど紹介したキャリアコーチングか社内の相談窓口や人事に相談することをおすすめします。
ハローワークなどの公的機関
ハローワークや東京しごとセンターなどの公的機関は国や自治体が運営している機関です。
就職や転職を目指す人に対して職業紹介やキャリア相談をおこなっているほか、職業訓練やセミナーの斡旋や雇用関係の手続きもおこなっています。
国や自治体が運営する公的機関であるため、全てのサービスを無料で利用できるほか、全国に500箇所以上に拠点を持っているため、地元に強いサービスです。
また、転職サポートをしてもらえるほか、キャリア相談だけできるサービスもあります。
ただし、相談員が職員であり転職やキャリアのプロではないため、本質的なアドバイスをもらえないこともあります。さらにITの知識が相談者よりもない可能性もあり、調べたら分かることを言われてしまうこともあるので注意が必要です。
ハローワークなどの公的機関は、地元で転職を目指す人や気軽にキャリア相談を受けたい人におすすめです。
スキルシェアサービス
スキルシェアサービスとは、スキルを提供したい人とお金を払ってでも教えてほしい人をマッチングするサービスです。代表的なサービスには、ココナラやランサーズ、コエテコなどがあります。
スキルを提供したい人は、スキルシェアサービスを通じて自分のスキルを他人に教えることで報酬を得ることができます。
今、実際にIT業界で働いている人の生の声を聞くことができるので、エンジニアとして働く自分の姿をイメージしやすいというメリットがあります。
また、キャリア相談をスキルシェアサービスで提供している人もいるため、転職を前提としない相談も可能です。
ただし、相談相手を自分で探さなければならないため手間が掛かるほか、相談員によって質にばらつきがあります。
IT業界について詳しく話を聞きたい人にはおすすめですが、キャリア相談はキャリアコーチングや転職エージェントをおすすめします。
【プロ厳選】おすすめのキャリアコーチング3選
先ほど紹介した4つのキャリア相談先の中でも1番おすすめなのがキャリアコーチングです。
キャリアコーチングの中でもサービスは多くあるので、特におすすめの3社を紹介します。
マジキャリ
マジキャリは徹底した自己分析とキャリア設計のサポート、さらに転職支援に強みを持ったキャリアコーチングサービスです。
冒頭でお伝えしたように後悔しないキャリアパスを歩むためには、自己分析によって将来の理想像を設定し、そこから逆算して逆算していつまでにどのスキルをつけて、どのポジションで仕事をしておくべきか考えておくことが大切です。
マジキャリの自己分析は幼少期から現在までの出来事を振り返り徹底した自己分析をおこないます。表面的なものではなく原体験に基づいて強みやなりたい姿を言語化することができるので、「こんなはずではなかった…」というミスマッチを防ぐことができるのです。
さらに、マジキャリを運営しているアクシス株式会社は転職エージェントを運営しており、社内のキャリア知見が豊富なことが強みです。
転職支援の実績があるマジキャリを利用することで、より納得できる転職活動を進めることができるでしょう。
マジキャリがおすすめな理由
- 理想のキャリアパスを歩むために必要な自己分析のサポートを受けられる
- 在籍しているキャリアコーチのキャリア知見が豊富
- 転職支援も受けることができる
マジキャリには3つのコースが用意されています。
キャリアでモヤモヤしている人や自己分析で強みを見つけたい人向け:キャリアデザインコース
- セッション回数:5回
- 料金:¥385,000(税込)
自分の軸を持って働きたい人やキャリアの方向性を決めたい人向け:自己実現コース
- セッション回数:10回
- 料金:¥594,000(税込)
未経験転職を成功させたい人や転職活動の軸を決めたい人向け:安心転職コース
- セッション回数:15回
- 料金:¥880,000(税込)
マジキャリでは現在無料面談を実施しているので、気になった方はぜひ一度相談してみてください。
関連記事
マジキャリの評判については、「実際マジキャリの評判ってどう?利用者のリアルな声や料金を紹介!」で詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください。
WorX
WorXは、業界初の異業種転職のキャリア支援に特化したキャリアコーチングサービスです。利用者の年収アップや働き方改革のために、成長企業・産業への転職をサポートしています。
未経験の異業種転職に強い理由は、転職エージェントとキャリアスクールのいいとこ取りをしたサービスだからです。転職エージェントの転職に関するあらゆる支援と、キャリアスクールでのスキルアッププログラムを組み合わせたサービスを受けることで、未経験でも異業種転職を実現できます。
WorXがおすすめな理由
- 異業種転職のサポートを受けることができる
- 年収アップや働き方改革を目指せる
- 転職エージェントとキャリアスクールのいいとこどりをしたサービスを受けることができる
WorXのコース
- 200時間のカリキュラムを12週間で修了
- 料金は転職後の月収の10%を24カ月分(受講中は料金が発生しない)
キャリフリ
キャリフリは、キャリアを自由に選ぶための転職支援付きパーソナルスクールです。
転職や副業で年収アップを目指したり、フリーランスとして時間や場所を選ばない自由な働き方を目指すなど、人生の選択肢を増やすためのコーチングをおこなっています。
キャリフリでは、コースを選定する前に利用者がやりたいことやキャリアを第一に考えたプランを選べるよう提案してもらうことができます。
コーチは現役のフリーランス講師や、転職活動に特化したキャリアアドバイザーが務めており、キャリア知見も豊富です。また、副業やフリーランスを目指している人に向けて、案件獲得やクライアントワークを実践ベースで学ぶことができます。
キャリフリがおすすめな理由
- 転職だけでなくフリーランスを目指すためのコーチングを受けることができる
- コーチのキャリア知見が豊富
- 案件獲得やクライアントワークを実践ベースで学ぶことができる
キャリフリには、転職向け・副業やフリーランス向け・パーソナルキャリア向けの3つのコースがあります。
転職、コーチングコース
- サポート期間:9ヵ月
- 料金:月額¥29,000
副業、フリーランスコース
- サポート期間:6ヵ月
- 料金:月額¥23,000
パーソナルキャリアコース
- サポート期間:12ヵ月
- 料金:¥36,000
IT特化の転職エージェント3選
ここではプロが厳選したITに特化した転職エージェントを3社紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
レバテックキャリア
レバテックキャリアは、「ITエンジニアが利用したい転職エージェント№1」「希望企業への転職成功率96%」を誇るIT特化の転職エージェントです。
レバテックキャリアでは、バックエンドやフロントエンド、プロジェクトマネージャーなど約50種類のIT専門職をサポートしており、アドバイザーはWeb企業専門やインフラエンジニア専門などそれぞれの分野に特化しています。
また、年間10,000回以上の企業訪問で現場のリアルな情報を直接収集しているため、実際にアドバイザーが目で見て確認したことを細かくヒアリングすることも可能です。
さらに、求人掲載数は業界最大級の24,000件と豊富で、多くの選択肢の中からあなたに合った求人を探すことができます。
レバテックキャリアは、応募したい企業の情報を細かく知りたい人や、たくさんの求人の中から自分に合った企業を見つけたい人にお勧めの転職エージェントです。
マイナビITエージェント
マイナビITエージェントは、「ITエンジニアの年収アップ率73.7%」「転職後の定着率97.5%」を誇る、大手転職エージェントであるマイナビが運営するITに特化した転職エージェントです。
マイナビITエージェントの母体は総合型エージェントのマイナビエージェントであるため、Web系の企業のみならず各業界の社内SE求人なども幅広く取り扱っています。
マイナビエージェントで保有している求人情報を共有してもらうこともできるため、ITとは別の異業種の求人を紹介してもらうこともできます。また、大手転職エージェントが母体ということもありサポートの手厚さが好評です。
マイナビITエージェントは、異業種転職を目指している人や、手厚いサポートを受けたい人におすすめの転職エージェントです。
Geekly
Geeklyは、「リクナビNEXT GOOD AGENT RANKING IT・WEB部門」で1位を獲得したIT特化の転職エージェントです。
Geeklyでは、100名以上のIT職種専門のアドバイザーが、30,000件以上の豊富な求人の中から、希望条件やスキルにマッチする企業を厳選して紹介してくれます。
また、IT転職の専門家による応募書類の添削サービスを受けることで、入社を希望する企業に自分を最大限アピールできる応募書類を作成することも可能です。
さらに、創業以来蓄積してきた216,000件以上のデータから応募企業に合わせて徹底した面接対策を受けることができるため、本番の面接に自信を持って臨むことができるようになります。
Geeklyは、豊富な求人の中から自分の希望条件やスキルにマッチした求人を紹介してもらいたい人や、選考対策を重点的にサポートしてもらいたい人におすすめの転職エージェントです。
エンジニアがキャリア相談をする流れ・手順
ここでは、エンジニアがキャリア相談をする流れや手順について詳しく解説していきます。
エンジニアがキャリア相談をする流れは以下の通りです。
- 自分に合った相談先を何個か洗い出す
- 初回面談に申し込む
- 面談当日キャリア相談をする
キャリア相談を申し込む際は、最初にあなたが気になるサービスをいくつかピックアップしましょう。
気になるサービスをピックアップするときは、サービス内容だけではなく口コミや実績があなたの悩みや課題、サービスを利用する目的に沿っているかを確認することがポイントです。
そして、気になるサービスをいくつかピックアップしたら、各サービスの初回面談を申し込んでください。また、初回面談は無料でおこなっていることが多いので、そこでサービス内容やコーチの雰囲気を確認することが大切です。
最後に、初回面談を申し込んだあとはアンケートに回答したり、都合が良い日に面談の日程を調整しましょう。
以上がキャリア相談をする一連の流れです。
ちなみに面談当日は、自己紹介→サービスの説明→悩みの共有→自己分析→コーチからFBという流れで面談をするケースが多いです。
POINT
あなたに合ったサービスを見つけるには、複数のサービスを比較検討することが大切です。
キャリア相談は、初回面談を実際に受けてみてどのサービスが1番自分に合っているかを考えた上でサービスに申し込んでください。キャリア相談には基本的にコースがいくつか用意されています。あなたが受けたいコースを選び申し込みをしましょう。
詳しいキャリアコーチングの進め方については「キャリアコーチングのやり方を徹底解説!具体的なサービスの流れを紹介」の記事をご確認ください。
安心転職コース
内定率
*22年4月〜22年10月の間に転職活動を行い5社以上に応募したお客様が対象です。
キャリア相談をする
スムーズにキャリア相談をするポイント
キャリア相談の時間は限られています。限られた時間を有効に活用するためにも、キャリア相談はスムーズに進めたいものです。
本パートでは、キャリア相談をスムーズに進めるための2つのポイントについて解説していきます。
キャリア相談の目的やゴールを設定しておく
キャリア相談をするときは、目的やゴールを明確にしましょう。
「市場価値を上げるには?」今足りないスキルは?」「現職でキャリアアップすべきか。転職すべきか。」「転職するならどこに転職すべきか?」など、あなたが抱えている悩みや疑問点によって利用するべきキャリア相談サービスは異なります。
また、相談の目的を明確にしておくことで限られた面談の時間を有意義に使うことができます。
目的によって相談相手も変わる
- 転職活動をサポートしてもらいたいなら、IT特化の転職エージェント
- 今後のキャリアの方向性について相談したいなら、キャリアコーチング
キャリア相談を有意義なものにするため、またサービスとのミスマッチを感じないためにも。キャリア相談をする目的を事前に明確にしておくことが大切です。
自分の本音を伝える
キャリア相談ではきちんと本音を伝えましょう
初対面のコーチやアドバイザーに隠し事をせずに悩みを本音で伝えることに抵抗を感じる人もいるでしょう。しかし、コーチやアドバイザーはあなたが本当に悩んでいること、苦しんでいることをヒアリングしてアドバイスをおこなうため、本音を隠されては正確なアドバイスをすることができません。
また、あなたとコーチやアドバイザーに職場の上司や同僚のように利害関係はありません。あなたが周りに相談できなかったキャリアや仕事の悩みを話しても全く問題ないのです。
これまでの経歴や現職での悩み・理想の将来像・そのほか気になっていること」など、コーチやアドバイザーに質問されたことは、できるだけ本音で答えましょう。
実際にキャリア相談をしたエンジニアの口コミ
本パートでは、実際にキャリア相談をして転職したエンジニアの体験談を紹介します。
マジキャリを使う前は、答えの出し方がわからない且つ、考える余裕がなかったので、ずっと当時の自分のモヤモヤから逃げていました。
そんなときにマジキャリを通して「自分で答えを見つけ出す方法」を教えてもらい、それ以降日々抱えていた自分自身や仕事に対する不安がなくなっていきました。
結果、自分の視野が広がり、色々考える余裕ができました。
今は、当時では考えられなかったことに挑戦しているなど、身の回りで大きな変化が起こり、マジキャリ当初に比べて精神・身体共に健康になったのを実感しています。
引用:マジキャリnote
カウンセラーの方はIT業界の動向をしっかり把握されていたり、自分がわからなかった専門用語にも詳しかったりしたので、安心して求人の提案をお願いすることができました。提案してもらった企業は20社程度あったのですが、その半分はエントリーしたいと思える企業だったので、こちらの希望を汲んだ上での提案をしてくれていたと思います。
希望している業界や職種の中で、幅広く提案をしてもらえるところも良い点だなと思います。非公開の求人や、魅力的でも自分では発見できないような求人をサジェストしてくれることもエージェントを使うメリットだと感じました。
その中でも条件に合った良い求人を持っていたのがギークリーだったんです。数多くの求人を紹介してくれたので良かったですね。はり幅広い案件を持っていて選択肢が多い点がギークリーを使うメリットだと思いました。
引用:Geekly公式ページ
関連記事
キャリアコーチングの口コミについては「キャリアコーチング12社の口コミを徹底解説!結局どこが1番いいの?」で詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください。
エンジニアのキャリア相談ならマジキャリ!
「今後どのような選択をすればいいのかわからない」「どうすれば自分にとって理想のキャリアを歩むことができるのか」
と悩む人も多いでしょう。
エンジニアは他の職種と比べてキャリアの選択肢が豊富です。なぜなら、エンジニアのキャリアの選択肢はキャリアパス×職種の掛け合わせで決まるからです。
だからこそ自分がどの領域でキャリアアップしていくのか考えないと、今後のキャリアで悩んだり、望んでいた働き方ができなくなる可能性があります。
キャリアの悩みを抱えたときは、キャリア相談を受けてキャリアの方向性を明確にすることが大切です。
キャリアの方向性を明確にすることで、数ある選択肢の中からどれを選択していくべきなのかがわかるので、迷いが生じにくくなります。
常に自分にとって最善の選択ができるようになるので、理想像に最短ルートで近づいていくことができるでしょう。
また、ある程度自分の中で軸が定まっている人は転職エージェントなどの利用がおすすめですが、まだ軸が定まっておらず方向性も明確ではない人はキャリアコーチングで方向性を明確にすることから始めることをおすすめします。
転職エージェントは求人紹介や選考対策のサポートなど転職活動に関わることがメインになるため、今後のキャリアの方向性や現職でのキャリアアップについて相談したい人には向いていません。
転職の軸やキャリアの方向性を明確にするには自己分析によって自己理解を深める必要があります。
キャリアコーチングでは、自己分析によってキャリアの方向性を明確にするだけではなく、「今どのようなスキルを身につけるべきなのか?」「それはどういった会社で身につけられるのか?」までをキャリアのプロがアドバイスしてくれます。
なかでもおすすめのキャリアコーチングがマジキャリす。
マジキャリの自己分析は幼少期から現在までの出来事を振り返り徹底した自己分析をおこないます。表面的なものではなく原体験に基づいて強みやなりたい姿を言語化することができるので、「こんなはずではなかった…」というミスマッチを防ぐことができるのです。
さらに、マジキャリを運営しているアクシス株式会社は転職エージェントを運営しており、社内のキャリア知見が豊富なことが強みです。転職支援の実績があるマジキャリを利用することで、より納得できる転職活動を進めることができるでしょう。
マジキャリでは無料面談を実施しています。キャリアの方向性を明確にしたいと悩むエンジニアの方はぜひ無料面談を利用してみてください。
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*22年4月〜22年10月の間に転職活動を行い5社以上に応募したお客様が対象です。
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キャリアに悩むエンジニアによくある質問
最後にキャリアに悩むエンジニアによくある質問に対して回答していきます。
エンジニアから他の職種に転職するのはあり?
未経験でエンジニアから他の職種に転職できますか?
異業種への転職は難易度が高いです。ただ、異業種の中でもIT系の職種やエンジニアの経験が活かせる仕事であれば転職しやすいでしょう。
異業種転職におすすめの業界や職種は以下で紹介しています。
おすすめの業界
- web業界
- IT業界界
おすすめの職種
- ITコンサルタント
- 社内SE
未経験からエンジニアに転職できますか?
未経験からエンジニアに転職できますか?
難しいわけではなありませんが、未経験からエンジニアになるには相当な量の学習が必要になるでしょう。そのため、本当にエンジニアになりたいのか考えて、覚悟を決めることが大事です。
エンジニアを目指すのであればプログラミングスクールに通ったりエンジニアのコミュニティに所属するなどして学習するのがおすすめです。
エンジニアこそキャリア相談を受けてキャリアプランを考えるべきです。
なぜならエンジニアは他の職種と比べてキャリアの選択肢が多いからです。