「転職したい。でも、何がしたいかと聞かれると答えられない。」
そういう人にまず知っておいてほしいことがあります。やりたいことは、これから新しく作るものでも、どこか外から探してくるものでもありません。すでにあなたの中にあるのに、言葉になっていないだけです。
だから、求人を何百件見ても見つかりません。探す場所が違うからです。掘るべき場所はあなたの過去にあります。
この記事では、まずあなたが何がしたいかわからなくなっている原因を6タイプに分けて特定し、そのうえで、やりたいことを言語化するための7つのステップを解説します。
あわせて、自己分析が一人だとどこで止まるのかについても、キャリアのプロの目線でお伝えします。
【セルフ診断】あなたが何がしたいかわからない原因はどのタイプ?
原因が違えば、やるべきことも変わります。まずは次の12項目のうち、当てはまるものにチェックを入れてみてください。
セルフ診断チェックリスト
- 自分の強みを聞かれても、すぐに答えられない
- 周りから褒められることがあっても、たいしたことではないと思ってしまう
- 世の中にどんな職種があるのか、実はよく知らない
- なんとなくのイメージで、この仕事は自分に向いていないと判断したことがある
- 5年後にどうなっていたいかと聞かれても、まったく浮かばない
- 目標を立てても、なぜそれを目指すのか自分でも説明できない
- 転職して失敗したらどうしようという不安が先に立つ
- 今のままでも生きてはいけると思うと、動けなくなる
- 複数の求人を前にすると、どれを選べばいいかわからなくなる
- 自分で決めたことに、あとから自信が持てなくなる
- 今の仕事に強い不満があるわけではない
- 転職したい気持ちはあるが、まだ具体的な行動はしていない
| チェックした項目 | あなたのタイプ | 主な原因 |
|---|---|---|
| 1〜2番目 | 自己理解不足型 | 強みが当たり前になって見えていない |
| 3〜4番目 | 仕事理解不足型 | 知らない仕事を無意識に除外している |
| 5〜6番目 | 将来像不在型 | ゴールがないため逆算できない |
| 7〜8番目 | 失敗回避型 | 失敗への恐れが選択肢を消している |
| 9〜10番目 | 決断軸なし型 | 判断の物差しが言語化されていない |
| 11〜12番目 | 転職本気度低型 | 動機が固まりきっていない |
複数該当した人も多いはずです。実際、これらは絡み合って起きます。まずは最も多くチェックが付いたタイプから読み進めてください。
原因がなんとなく見えても、自己分析ややりたいことの言語化を一人で進めるのは難しいものです。
キャリアコーチングは、自己分析からやりたいことの発見、キャリアプランの設計、転職活動の選考対策まで伴走するサービスです。
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タイプ別|何がしたいかわからない6つの原因
ここでは、タイプ別に何がしたいかわからなくなる原因について、マジキャリ受講生の体験談を交えながら解説していきます。
自己理解不足型:強みが当たり前になって見えていない
自分のやりたいこと、得意なこと、これまでの実績を言葉にできていないと、やりたいことは見つかりません。
ここでつまずく人の多くは、強みがないのではありません。強みがあるのに、自分にとって当たり前すぎて認識できていないのです。
無意識にできてしまうことほど、本人は価値を感じません。人より上手にできているという事実に、自分では気づけないのです。
マジキャリを受講したAさんは、コーチから人の話を聞くのが得意だと指摘されたときのことをこう振り返っています。
言われてみれば確かに、と思いました。自分にとっては当たり前のことすぎて、全然気づいていなかったんです。
マジキャリ公式note
Aさんはその後、以前は無意識にやっていたことが、今は意味のある行動として見えていると語っています。
強みは新しく手に入れるものではなく、すでに自分の内側に存在しています。
まずやるべきことは、褒められた経験、うまくいった経験、人より苦労せずにできることを書き出すことです。
仕事理解不足型:知らない仕事を無意識に除外している
業界や職種の中身を知らないまま、イメージだけでこれは違うと判断してしまうケースです。
これが厄介なのは、除外したこと自体を本人が覚えていない点にあります。検討の土俵にすら上げていないので、選択肢が狭まっている自覚がありません。
ゲームセンターの店長からキャリアチェンジしたBさんは、コーチングを受けるまで営業職を候補から外していました。
営業職は大なり小なり騙す可能性があるという偏見から、営業職を無意識に選択肢から外していました。
マジキャリ公式note
Bさんは現在、温度計やセンサーを扱う営業職として働いています。お金をいただくことはお客様の課題を解決した価値の証だと捉えられるようになったといいます。
同じ職種でも、扱う商材や顧客、働き方によって中身はまったく変わります。
たとえば、営業といっても新規開拓と既存深耕では日々の業務が別物です。粒度を上げて調べ直すだけで、候補は一気に増えるのです。
将来像不在型:ゴールがないため逆算できない
将来どうなっていたいかが描けていないと、今何を積むべきかが決まりません。目的地がないので、進む方向も決められないのです。
ここでよくあるのが、立派なビジョンを持たなければいけないという思い込みです。10年後の姿を明確に語れる人のほうが少数派で、そこを完璧に決めようとするほど手が止まります。
将来像は仮決めで構いません。こんなふうになっていたいという抽象的なもので十分です。
大事なのは、仮でも置くことで、そこから逆算して直近1〜2年で何を積むかを考えられるようになる点にあります。
ゲームの企画職として3年間働いたCさんは、憧れで選んだ仕事に納得感を持てずにいました。自己分析を通じて他者貢献意欲という軸を見つけ、人材業界の法人営業へ進んでいます。
自分という人間の教科書を手に入れた感覚です。今後どう成長していくかという未来の目標やありたい姿を見つけることができました。
マジキャリ公式note
Cさんは途中で価値観が変わったわけではありません。もともと持っていた軸に気づいていなかっただけです。
将来像が描けないときは、未来を想像する前に、過去を掘るほうが近道になります。
失敗回避型:失敗への恐れが選択肢を消している
やりたいことがあっても、うまくいかなかったらどうしようという不安が先に立ち、行動に移せないタイプです。
不安が強い状態が続くと、やがてやりたいこと自体が意識に上らなくなります。挑戦しない前提で物事を考える癖がつき、選択肢そのものが視界から消えていくのです。
新卒1年目でキャリアに悩んだDさんは、自信のなさと固定観念に縛られていたと振り返っています。
それまでの私は、普通はこうするべき、周りはこうしているからといった固定観念にとらわれていましたが、それが時に自分を苦しめていたことに気づきました。
マジキャリ公式note
担当コーチの、普通は捨ててくださいという言葉が転機になったといいます。
失敗を避けようとするほど、選べる道は減ります。キャリアに正解はなく、選んだ道を正解にしていく発想のほうが結果的にうまくいきやすいです。
決断軸なし型:判断の物差しが言語化されていない
複数の選択肢を前にすると決められない、決めてもあとから不安になるタイプです。
原因は優柔不断な性格ではなく、判断の基準が言葉になっていないことにあります。基準がないので、その都度印象で決めることになり、決めたあとも根拠を自分に説明できません。
製造業から転職したEさんは、自分一人で自己分析をやってみたものの、出てきた答えを信じられなかったといいます。
なんかしっくりくる答えだけど、本当にこれでいいのかな。この自己分析で合っているのかな、後悔しないかなと思いました。
マジキャリ公式note
決断できないのは、答えが出せないからではなく、出した答えを検証できないからです。この点はこの記事の後半で詳しく扱います。
転職本気度低型:動機が固まりきっていない
今の仕事に強い不満はないけれど、このままでいいのかという漠然とした不安がある。このタイプは、上の5つとは少し性質が異なります。
現状に大きな痛みがないぶん、行動の緊急度が上がりません。転職したい気持ちはあるのに動けず、その状態が何年も続くことがあります。
ITエンジニアとして4年働いたFさんが、まさにこの状態でした。
特に仕事で不満があったわけではないけれど、本当にこれをやりたいのか、この先どうしていきたいのか、何が自分にとって最適な選択なのかがわからなくなっていました。
マジキャリ公式note
Fさんは一度転職を考えたものの、現職に残る安心感に引っ張られて行動に移せずにいました。その後、コーチングを経て4社から内定を獲得しています。
不満がないことは、動かなくていい理由にはなりません。ただし、一時的な感情だけで動くのも危険です。まずは動機を言葉にするところから始めてください。
原因がなんとなく見えても、自己分析ややりたいことの言語化を一人で進めるのは難しいものです。
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やりたい仕事を見つける7ステップ
ここからは実践編です。順番に意味があるので、上から進めてください。
基本的にどの業界・会社・職種でも働く上で大変なことや泥臭いこともあります。そのことをよく理解して、それを受け入れられる仕事こそが、あなたのやりたいことである可能性が高いです。
ここからは、一つ一つの対処法について詳しく解説していきます。
STEP1:転職したい理由を深掘りする
転職したいと思うようになったきっかけを考えることで、転職で何を実現したいのかが明確になります。
基本的には、現状に不安や不満があるから「転職したい」と思うようになったはずです。そのきっかけを考えることで、転職で何を実現したいのかを明確にすることができます。
例えば、「今の仕事にやりがいがないから転職したい」のであれば、「なぜ今の仕事にやりがいを感じないのか」、それが「正当な評価をもらえないから」であれば、なぜそれが嫌なのかというように深掘りをしていきます。
そして、「自分の成果を評価してほしい」という理由で突き当たったとしたら、これが本当の転職したい理由です。
このように、転職をしたいと思ったきっかけを深掘りして考えることで、本当の転職したい理由を見つけることができます。本当の転職したい理由こそが、転職で実現したいことです。
今回の例の場合は「自分の成果を正当に評価してもらいたい」というのが、転職の目的になります。
転職で何をしたいのかわからない人は、転職で何を実現したいのかを深掘りして考えましょう。
STEP2:過去を時系列で振り返る
モチベーショングラフを描きます。横軸に時間、縦軸にモチベーションの高低を取り、これまでの人生を1本の線で表す手法です。
ポイントは3つあります。
1つ目は、社会人になってからではなく、できるだけ古いところから始めることです。
学生時代、さらに言えば子どもの頃まで遡ります。価値観は過去に形づくられているので、直近だけを見ても根っこにはたどり着きません。
2つ目は、線を描いて終わりにしないことです。見るべきは点ではなく傾きです。
どこで上がったか、何をきっかけに下がったか。その変化の理由にこそ、あなたを動かしているものが表れます。
3つ目は、上がった理由と下がった理由を両方書くことです。
何にモチベーションが下がるかは、何に苦痛を感じるかと同じで、仕事選びでは避けたい条件として使えます。
一人でおこなうときの詰まりポイントは、出来事は書けても、そのとき何を感じたか、なぜそう感じたかが書けないことです。ここは後述する3つの壁の1つ目にあたります。
STEP3:仕事の経験を課題から結果まで分解して棚卸しする
次に、仕事のなかで特に力を入れた経験を1つずつ取り上げ、4つに分解します。
経験を4つに分解しよう
- 課題:どんな問題があったか
- 仮説:原因は何だと考えたか
- アクション:実際に何をしたか
- 結果:どう変わったか
この分解には2つの効果があります。
1つは、スキルが言語化できることです。ここで出てくるスキルは2種類あります。
特定の業界や職種でしか通用しないテクニカルスキルと、どこへ行っても持ち運べるポータブルスキルです。
未経験の職種を検討するなら、後者をどれだけ言葉にできるかが勝負になります。
もう1つは、やりがいと苦痛が見えてくることです。同じ成果でも、どの場面で手応えを感じたかは人によって違います。
数字が伸びた瞬間なのか、相手に感謝された瞬間なのか、仕組みが回り始めた瞬間なのか、そこがあなたのやりがいの正体です。
一人でおこなうときの詰まりポイントは、成果の大きさばかりを気にして、小さな経験を除外してしまうことです。
実績の派手さではなく、どこにあなたの判断が表れているかどうかで考えてください。
STEP4:見つかった価値観と今の現状を突き合わせる
STEP2とSTEP3で、あなたが何を大事にしてきたかが見えてきます。次はそれを、今の状況と並べます。
見るのは、満たされている部分と欠けている部分です。
たとえば、人に頼られることが原動力だとわかったとします。今の仕事でもそれは満たされているのに何かが物足りないなら、問題は価値観ではなく別の条件にあります。
逆に、今の環境ではその軸がまったく満たされていないなら、環境を変える理由がはっきりします。
ここで多くの人が気づくのは、自分が求めていたものは最初から価値観として持っていたということです。
新しく軸を作る必要はなく、すでにある軸に気づいていなかっただけというケースが多々あります。
一人でおこなうときの詰まりポイントは、今の不満に引きずられて、過去から出た軸のほうを都合よく書き換えてしまうことです。
STEP5:5年後から10年後のありたい姿を仮決めする
ここでようやく未来を考えます。順番が重要で、過去を掘る前に未来を考えても、想像できる範囲が今の延長にとどまってしまいます。
考えるのは2つです。
- ありたい姿:どんな人でいたいか、どんな生活を送っていたいか
- していたいこと:その姿を実現するために何をしているか
繰り返しますが、仮決めで構いません。断言できる将来像を持っている人はほとんどいません。仮でも置けば、そこから逆算して直近の行動が決まります。
どうしても浮かばない人は、逆から考えてください。こうはなりたくないという状態を書き出す方法です。避けたいものがはっきりすれば、それだけでも進む方向は絞れます。
一人でおこなうときの詰まりポイントは、そもそも選択肢を知らないために描きようがないことです。これは3つの壁の2つ目にあたります。
STEP6:理想の状態を定義し現在地とのギャップを見る
将来像を決めたら、それを実現するために必要な要素を洗い出します。スキル、経験、人脈、収入、働く環境などです。
そして、それぞれについて理想の状態を具体的に定義します。ここが肝心で、最高の状態がどういうものかを言葉にしないと、自分が今どこにいるのかもわかりません。
たとえばマネジメント経験という要素なら、理想は10人規模のチームで目標設計から評価まで担っている状態、といった具合に決めます。そのうえで現在地を採点します。
このギャップが、あなたが次の職場で積むべき経験そのものです。求人を選ぶときの判断材料も、ここから出てきます。
一人でおこなうときの詰まりポイントは、理想の状態の定義に必要な知識が手元にないことです。その職種で何ができれば一人前なのかを知らなければ、理想の状態を定義することはできません。
STEP7:条件に優先順位をつけ譲れない一線を決める
最後に、希望する条件をすべて書き出し、順位をつけます。
- やりたい仕事かどうか(仕事内容)
- やりがいを感じられるかどうか
- 身をおきたい環境かどうか
- 給与
- 勤務時間
- 勤務地
- 福利厚生
すべてを満たす会社は存在しません。たとえば、年収1,000万円、週3日リモート、未経験から企画職、この3つを同時に叶える求人は現実には出てこないです。
だからこそ、絶対に譲れないものと妥協できるものを分けます。
未経験で企画職に挑戦することが最優先なら、年収と働き方は一度手放す。そういう判断ができるようになると、選ぶべき求人は驚くほど絞られます。
一人でおこなうときの詰まりポイントは、頭のなかで順位をつけようとすることです。必ず書き出してください。並べて初めて、自分が何を選んでいるかが見えます。
それでも見つからないのはなぜ?一人の自己分析が止まる3つの壁
ここまでの7ステップは、手順としては一人でも実行できます。実際、やってみた人も多いはずです。
それでも見つからない。その理由は、能力や努力の問題ではありません。自己分析には、構造的に一人では越えにくい壁が3つあります。
出来事は出てくるがなぜそう感じたかが出てこない
挑戦することが怖く転職に踏み出せない人も多いのではないでしょうか?
モチベーショングラフを描くと、年表はできます。いつ何があったかは思い出せるからです。
止まるのはその先です。そのとき何を感じていたのか。なぜそう感じたのかを言葉にしようとすると、多くの人が手を止めます。
感情は、当時は当たり前のものとして処理されていて、あとから振り返っても輪郭がぼやけています。自分に向かって、なぜ嬉しかったのかと問いかけても、嬉しかったからとしか返ってきません。
必要なのは、外から角度を変えて問いを投げてくれる相手です。
そのときどんな言葉をかけられたのか、誰が近くにいたのか、その前後で行動がどう変わったのかといった問いが積み重なって、ようやく感情が言葉になります。
将来像は選択肢の知識がないと描けない
5年後10年後を考えてくださいと言われても浮かばないのは、想像力の問題ではありません。情報の問題です。
その仕事に就いた人が3年目に何をしているのか、5年目にどんな役割を担うのか、どういうキャリアパスが一般的なのかといった知識がなければ、ありたい姿を具体化しようがありません。
STEP6の理想の状態の定義も同じです。何ができれば一人前と見なされる世界なのかを知らないまま、理想の状態を定義することはできません。
Bさんが営業職を選択肢から外していたのは、営業という仕事の実態を知らなかったからです。知らない仕事は、選ばないのではなく、選択肢として存在しません。
自分の出した答えを自分では検証できない
これが最も大きな壁です。
自己分析は、やること自体は一人でもできます。できないのは、出てきた答えが妥当かどうかの検証です。
自分の頭のなかだけで完結させると、自分はこういう人間だという既存の思い込みに沿った結論が出やすくなります。
しかも、それが思い込みによるものかどうかを、同じ頭で判断することはできません。
Eさんが感じた、しっくりくるけれど本当にこれでいいのかという疑問は、まさにこの構造から生まれています。答えが出ないのではなく、出た答えを信用できないのです。
第三者、それも多くの人のキャリアを見てきた第三者に検証してもらうことでしか、この壁は越えられません。
この3つの壁を越えるための選択肢
3つの壁に共通しているのは、いずれも一人では埋められないものが必要だという点です。問いを投げる他者、選択肢の知識、答えを検証する客観性の3つが必要となります。
キャリアコーチングは、まさにこの3つを提供するサービスです。専任のコーチと一対一で、過去の振り返りから将来像の設計、そこに至るアクションプランまでを一緒に作っていきます。
マジキャリでは初回の面談を無料で実施しています。今のモヤモヤを言葉にするところからで構いません。一人で考え続けて止まっているなら、一度話してみてください。
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何がしたいかわからないまま転職するリスク
何がしたいかわからずに転職すると、以下のようなことが起こるリスクがあります。
このようなことを避けるためにも、これから解説していくことをよく理解してください。
なかなか内定が出ない
やりたいことがわからないまま転職活動をしても、転職活動の軸が定まっておらず、簡単に揺らいでしまいます。軸が定まっていない人は、採用担当者から見ても一目瞭然です。また、そのような人を採用しようとは思いません。
また、自分がやりたいことを語ることができないので、「なぜこの会社なのか」「入社して何をやりたいのか」など具体的な質問で躓いてしまい、内定をもらえるまで時間がかかってしまいます。
軸が定まっていない例として、以下のようなケースがあげられます。
- 少しでも気になった応募先に手当たり次第に応募してしまう
- 応募したい会社自体が見つからない
- 条件の良い会社に目移りしてしまう
- 転職に有利になりそうなことばかり優先してしまう(資格取得など)
このような状態になってしまうと、転職活動の目的自体が曖昧になり、自分でも何がしたいのかわからなくなるどころか、採用担当者から見ても「この人はここで何をしたいのか」という疑念の目で見られてしまいます。
「入社して何をやりたいのか」「どのように会社に貢献してくれるのか」がわからないので、なかなか内定が出なくなってしまうのです。
入社後のミスマッチが起こる
やりたいことがわからないまま転職をすると、入社後のミスマッチが起こるリスクがあります。そして、入社後のミスマッチは、早期離職を引き起こす原因となるため注意が必要です。
例えば、コミュニケーションが苦手な人が営業職や接客業を選んでしまったり、細かい作業が苦手なのに経理やエンジニアを選んでしまったりなどのケースが入社後のミスマッチの一例です。
しっかりと自己分析をおこない自分の強みや得意なことを明確にして、それを活かすことができる仕事を選択すれば、ミスマッチの確率を格段に下げることができます。
やりたいことがわからないまま転職してしまうと、転職後も「自分が本当にやりたいことは何だろう」というモヤモヤが消えません、
転職を繰り返してしまう
やりたいことがわからないまま転職してしまうと、転職後に「なんか違う…」と感じるタイミングがきたり、やりたいことがわからないという同じ悩みを抱えやすいです。
なぜなら、やりたいことがわからないまま転職しても、環境が変わるだけで、根本の悩みの解決にはならないためです。
やりたいことがわからないまま転職し、「転職したけど仕事が合わない」「こんなはずではなかった・・・」という会社や仕事とのミスマッチが起こると、再び転職することが頭に思い浮かぶでしょう。
結果として、「もし合わなくても転職すればいい」と考えるようになってしまい、転職を繰り返してしまうのです。
もちろん、転職すること自体は悪いことではありませんが、転職を繰り返すことは採用担当者から見るとマイナスイメージです。「すぐに辞めてしまうのではないか」という疑いの目で見られてしまい、なかなか内定が出なくなってしまいます。
転職を繰り返すことは、それだけ転職の難易度を上げてしまったり、仕事を続けるのが辛くなってしまう辞め癖がついてしまいます。
今後の転職難易度が上がる
やりたいことがわからずに転職をしようとしても、転職のミスマッチが起こり、短期離職につながります。そして、何度も短期離職をしてしまうと、「入社してもすぐに辞めてしまうのではないか」という目で見られるので、転職の難易度は上がってしまいます。
そのため、もしこの先自分のやりたいことが見つかっても、やりたい仕事に転職できないなど将来の自分の足かせとなってしまいます。
しっかりと自己分析をおこない、強みや得意を活かすことのできる仕事を選択することがミスマッチを防ぐことにつながり、短期離職のリスクを下げることができます。
それでも今すぐ動くべき2つのケース
先ほどは、何がしたいかわからないまま転職をするリスクについて解説してきましたが、以下のように物理的に転職が必要となるケースがあります。
このようなケースに該当する場合、何がしたいかわからなくても転職を決断するべきです。
精神的にしんどい
人間関係、激務、ハラスメントなど精神的にしんどい場合、最悪、体調を崩してしまい働けなくなる場合があります。この場合は早急に転職を決断するべきです。
仕事を苦痛に感じるようになるとストレスが増加し、身体的・精神的な健康に悪影響を及ぼします。
また、長期にわたる身体的・精神的なストレスは体調不良やうつ症状などを引き起こすリスクがあります。
体調不良やうつ状態が続くと、そもそも働くこと自体が難しくなってしまうでしょう。
あなたの心や身体は、仕事をする上で一番大切な資本です。精神的にしんどい場合は、我慢をしすぎずに転職を視野に入れましょう。
生活が厳しい
現状の生活を維持することがギリギリの状態、もしくは予定外のことが発生した場合、生活を維持できないくらいの収入しかない場合は、何がしたいかわからなくても転職を考えても良いです。
あなたがどんなに努力をしても、必ず限界があります。限界ギリギリの状態で生活を続けても、いつかは肉体的・精神的に限界がきます。
そうならないためには、収入を上げる必要があるでしょう。そのための手段の一つが転職です。同じ業種や職種でも企業により給与や手当は違います。今と同じような仕事内容でも収入を増やせるかもしれません。
ただし、転職で必ず収入が増えるとは限りません。転職以外で収入を上げることができないかも検討するべきでしょう。
【年代別】何がしたいかわからない人が転職成功するポイント
ここでは年代別に、何がしたいかわからない人が転職を成功させるポイントについて解説していきます。
20代はありたい姿を明確にする
20代の場合は、スキルよりも将来ありたい姿を明確にすることが重要です。
20代はポテンシャル採用です。そのため、即戦力というよりも、人柄やマインドなどが重視されます。
その上で、自分が将来どんな姿でありたいか、どんなキャリアビジョンを歩みたいかを語れると、会社と自分の間でミスマッチが起こりにくくなります。
そして会社に入ったらどんな活躍をしてくれそうかを会社側がイメージしやすくなるので、面接でもきちんと評価されます。
まずは、あなたが将来ありたい姿を明確にし、それを実現するための転職であるということを伝えましょう。
何がしたいかわからない20代の人向けにやりたい仕事を見つける9つの方法を「仕事で何がしたいかわからない20代は多い!その原因とやりたい仕事の見つけ方を紹介」の記事で紹介しています。
30代はできることやスキルを明確にする
30代は、20代の転職事情とは違い、即戦力採用が主です。そのため、あなたのスキルや経験、知識などを明確にしなければなりません。
会社側は、30代の求職者に即戦力で活躍してくれることを求めており、同業界や同職種への転職が多くなってきます。そのため、どんなスキルがあるかや、マネジメント経験の有無が求められることがあります。
今まであなたが続けてきた仕事のなかで、「なぜこのような成果を出すことができたのか」「なぜこのような仕事を任せてもらえたのか」など、実績や成功体験からスキルや強みを探してみてください。
スキルや強みを見つけ言語化することで、他の求職者と差別化することができ、転職の成功確率を上げることができます。
何がしたいかわからない30代の人が転職を成功させるポイントを「仕事で何がしたいかわからない30代は多い?その原因と仕事の探し方をプロが解説!」の記事で紹介しているのでぜひ読んでみてください。
40代は職種はそのままで会社を変える
40代の転職は、会社から求められるスキルや経験が高いため難易度が上がります。
そのため、今まで培ったスキルや経験を最大限発揮できる転職先を選ぶことが、転職を成功させるポイントです。
あなたの今までのキャリアを棚卸しして、市場や応募先の会社のニーズに沿った「強み」がアピールできるようにしてください。
あなたが培ってきたスキルや経験などの専門性とマッチする部分を中心にアピールすることで、あなたを最大限に会社側へ売り込むことができます。よって転職の成功確率を上げることができるのです。
【体験談】何がしたいかわからなかった6人のBeforeとAfter
Aさん(20代・ドラッグストア店長から化学系営業へ)
エージェントを使って最終面接まで進んだものの、このまま入社していいのかという違和感が消えなかった状態からのスタートでした。
幼少期から振り返る自己分析を通じて、自分では気づいていなかった強みが明らかになります。
エージェント利用時は強みをなんとなく理解していただけで、なぜその強みがあるのかを現職のエピソードと結びつけて話せていなかったといいます。
現在は大学院で学んだ知識を活かせる化学系の営業職へ。お客様と長く関わりたいという希望が叶う仕事に就いています。
マジキャリ公式note
Bさん(20代・ゲームセンター店長から営業へ)
一人で問題を解決しなければという価値観に縛られ、転職に踏み出せずにいました。営業職は候補にすら入っていませんでした。
コーチから、本当はやれるのに自分で蓋をしているという指摘を受け、自分の思考の癖と向き合うことになります。
受け入れるには時間がかかったと本人も語っていますが、その先で選択肢が広がりました。
現在は温度計やセンサーを扱う営業職として、複数の業界の顧客と関係を築いています。
マジキャリ公式note
Cさん(20代・ゲーム企画職から人材業界の法人営業へ)
憧れて入った業界で、成長を実感できない日々が3年続きました。一人での転職活動も行き詰まり、自信を失っていた状態からの再スタートです。
自己分析を通じて他者貢献意欲という軸を発見。画面の向こうの不特定多数ではなく、直接人と関わって誰かの人生をよくしたいという方向性が定まりました。
現在は障害者雇用の支援サービスを行う会社で法人営業を担当しています。受かったから行くのではなく、ここに行きたいと思える場所に出会えたと語っています。
マジキャリ公式note
Dさん(20代・新卒1年目から未経験転職へ)
成長を実感できず、朝になると会社に行きたくなくて涙が出る日もあったといいます。地元に相談先がなく、友人に話しても大丈夫と返ってくるばかりでした。
コーチとの対話を通じて、普通はこうあるべきという固定観念を手放していきます。過去を振り返ってなぜそう思ったのかを深掘りするなかで、見えていなかった自分が見えてくる感覚があったそうです。
書類の通過率も大きく改善し、希望職種への転職を実現しています。
マジキャリ公式note
Eさん(20代・製造業からキャリアチェンジ)
一人で自己分析をやってみたものの、出てきた答えを自分で信用できずにいました。
コーチと過去のエピソードを1つずつ深掘りし、何が得意で、何が好きで、何をやりたいのかを言語化。その軸に沿って求人を絞ったことで、転職活動そのものが変わりました。
1回目の一人での転職活動では100社以上に応募して書類通過率は1割以下。2回目は20社から30社の応募で通過率が3倍に上がっています。
マジキャリ公式note
Fさん(20代・ITエンジニアからスポーツ気象データ企業へ)
現職に大きな不満はないものの、このままでいいのかという不安が消えない状態でした。一度は転職を考えたものの、現職に残る安心感に引っ張られて行動できずにいました。
コーチングを通じて、人に徹底的に寄り添ってサポートしたいという価値観が明確になります。それが以前から興味のあったスポーツ分野と、得意なITスキルの重なる場所と一致しました。
結果は4社内定。スポーツ気象のデータを扱う企業へ入社しています。もしコーチングを受けていなければ、今も悩み続けて行動に移せていなかったと振り返っています。
マジキャリ公式note
自分と向き合うところから始めたい人は、まず無料面談で今の状態を話してみてください。
原因がなんとなく見えても、自己分析ややりたいことの言語化を一人で進めるのは難しいものです。
キャリアコーチングは、自己分析からやりたいことの発見、キャリアプランの設計、転職活動の選考対策まで伴走するサービスです。
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転職したいけど何がしたいかわからない人おすすめの相談先
最後に転職したいけど何がしたいかわからない人におすすめの相談先を紹介します。
ハローワーク
ハローワークは、厚生労働省が運営する様々なサービスを無料で利用することができる公共の雇用サービスです。
各都道府県に500箇所以上の拠点があり、それぞれの地域に密着した求人情報を手に入れることができるという特徴があります。
ハローワークのサポート内容
- 窓口相談
- 自己分析
- 求人紹介
- 応募書類の作成
- 面接対策
- 就活セミナー
- スキル習得の講座
- 雇用保険制度の手続き等
ハローワークでは、窓口相談に加え、就活セミナーや職業訓練の相談などをすることができるほか、新卒応援ハローワークやマザーズハローワークなどの世代やニーズに応じた専門窓口が開設されています。
地元の求人の中からやりたいことを見つけたい人は、ハローワークを利用してみると良いでしょう。
転職エージェント
転職エージェントは、全てのサービスを無料で利用することができる、転職に特化したサービスです。
転職エージェントの主なサービス内容
- 利用者が希望する条件にマッチした求人紹介
- 応募書類の添削
- 面接対策
- 日程調整の代行
- 内定後の条件交渉
転職エージェントは、求人紹介のほか、応募書類の添削や面接対策、日程調整代行など転職に関わる様々なサポートを受けることができます。
例えば求人選定では、あなたが希望する条件を提示することで、それに合った求人を紹介してもらうことができ、一人で求人を探すよりも効率的に探すことができます。
また、日程調整や条件交渉などもエージェントが仲介に入るので、企業との交渉が苦手な人や転職が初めてでも安心して利用できるサービスです。
ただし、転職エージェントは求人紹介が中心のため、やりたいことがわからない人はいろんな求人を見て、逆に迷ってしまう可能性があるので注意が必要です。
キャリアコーチング
キャリアコーチングサービスは、転職に限らずキャリア全般の悩みや課題を抱えている相談者に対して、担当のキャリアコーチがマンツーマンでコーチングをおこなうサービスです。
そもそもコーチングとは、専任のコーチとのコミュニケーションの中で自己理解を深めたり、気づきをもたらすというサービスです。
キャリアについて考える上で重要な自己分析から、それに基づくキャリア設計のサポートや、転職を考えている人には選考対策や求人選定のアドバイスなど、キャリア全般でサポートを受けることができます。
先ほども説明したように、やりたいことがわからない状態で求人をみてもよりやりたいことがわからなくなってしまったり、なんとなく転職してしまうとそもそも面接を通過できないということがあります。
仮に転職できたとしても、やりたいことがわからないというモヤモヤは解消できないケースが多く、せっかく転職したのにまた転職しようか考えてしまいます。
そこで「やりたいことを仕事にしたい人」「キャリアで失敗したくない人」などの悩みを抱えている人はキャリアコーチングに相談して、きちんと自分と向き合うことから始めるのがおすすめです。
キャリアコーチングそのものは有料のサービスですが、初回のみの無料面談を受けることで、転職やキャリアの悩みを無料で相談することができます。
なかでもおすすめしたいキャリアコーチングがマジキャリです。
マジキャリを運営しているアクシス株式会社は、転職エージェントも運営しています。そのため転職のノウハウやキャリア知見が豊富です。
マジキャリではキャリアコーチングの自己分析や悩みヒアリングのサポートだけでなく、転職エージェントで受けるようなサポート内容(書類添削・面接対策)を受けることができます。
そのため自己分析を通して、あなたが何をこれからやっていきたいのかを明確にした後に、企業選びや面接対策などの転職活動のサポートまで受けることができます。
そのため、自己分析をして終わりではなく、きちんと自己分析の内容を活かして自分が納得できる転職が実現できます。そのため、求人マッチングの精度が高く、転職後のミスマッチを防ぐことができます。
やりたい仕事を見つけて転職したい!という人にはぴったりのサービスです。転職したいけど何がやりたいのかわからない人は、まずはマジキャリの初回無料相談を利用してみてください。
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*22年4月〜22年10月の間に転職活動を行い5社以上に応募したお客様が対象です。
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今の状態を整理するところから一緒に始められますよ。