#キャリアコーチング #自己分析 #キャリアの悩み

キャリアアンカーの活かし方を徹底解説!自己分析や適職探しの効果的な進め方

この記事の監修者

末永 雄大

新卒で株式会社リクルートに入社し数百を超える企業の中途採用を支援。その後2012年アクシス株式会社を設立、キャリアコーチング事業、転職エージェント事業、Webメディア事業を複数展開。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は1,800万回以上。

この記事のまとめ

変化が激しくキャリアが多様化した現代は、自分なりの軸=キャリアンカーを持って自主的にキャリア形成していくことが重要です。

本記事ではキャリアアンカーの活かし方と効果について解説していきます。ぜひあなたのキャリアに活かしてみてください。

目次

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    キャリアアンカーとは

    キャリアアンカーとは、仕事をする上で「譲ることのできない軸・価値観」を指します。

    マサチューセッツ工科大学の組織心理学者であるエドガー・シャイン教授が提唱したキャリア形成の理論のことです。

    キャリアアンカーのアンカーとは「船の錨(いかり)」を表していて、船の錨があることで船が安定しているように、キャリアも軸を定めることでキャリアに迷走することなく満足度の高い働き方ができるようになるということを表しています。

    キャリアアンカーはコアコンピタンス・動機・価値観の3つの要素から構成されていて、この3つが重なったところがあなたの軸(キャリアアンカー)です。

    また、キャリアアンカーとは自己分析の手法の一つで、過去の経験を振り返って自分のアンカーを特定します。その後軸が明確になると、キャリアプランの設計することや将来のありたい姿なども考えやすくなります。

    末永 末永

    このキャリアアンカーは、仕事での成功体験や失敗体験など、環境の変化など人生経験を積んでいく中で構成されていき、30代前後にキャリアアンカーが決まってくると言われています。

    一度確立されたキャリアアンカーは周りの環境や年齢が変化しても変わらない「キャリアの軸」であり続けます。

    この記事では、納得のいくキャリアを歩めるようにキャリアアンカーの活かし方を紹介していきます。

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    そもそもキャリアアンカーの意味や見つけ方がわからないという方は「キャリアアンカーとは?「8つの分類」別の特徴と適職を紹介!」の記事で紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

    キャリアアンカーで解決できる悩みとは?

    キャリアアンカーで解決できる悩みについては、以下があります。

    • 自分に合った会社がわからない…
    • 仕事で自分の強みを発揮できていない
    • 向いてる仕事はどうやったら見つかるのか知りたい
    • モチベーションが維持できない

    キャリアアンカーを考えることによって、自分の強みやキャリアの軸が見つかるので、転職活動の悩みや日々の業務におけるモヤモヤを解決することにつながります

    一般的な自己分析では、自身の得意・不得意や経歴などを掘り下げることが多いですが、キャリアアンカーでは「自分はどう働いていたいか」を大切にするため、キャリアや人生での迷いを減らすことが可能です。

    キャリアアンカーの8つのタイプ別!強みと弱み・適職をそれぞれ紹介

    ここからはキャリアアンカーの8つの分類ごとの強みと弱み、向いている仕事をそれぞれ紹介していきます。自分がどのキャリアアンカーでどのような特徴があるのか再度確認して、自身のキャリアを見直してみましょう。

    キャリアアンカーはどれか一つではなくいくつか当てはまっていると感じることがあります。

    そのような場合は、どの特徴が一番当てはまっていそうか優先順位をつけて考えてみましょう。

    ⑴管理能力

    「管理能力」の人は、企業経営に興味があり、将来的にリーダーとして組織をまとめていきたいという願望があります。

    さらに責任のある仕事をしたり、若いうちから多くの職種に挑戦していきたいという思いが強く、自分の裁量権が増すことや年収が増えていくことにやりがいを感じます。

    「管理能力」の人の強みとしては、リーダーシップや挑戦する姿勢、成長意欲などが挙げられます。

    【キャリアへの活かし方・ポイント】

    • すでに昇進して管理職・ゼネラリストになることを目指している人は、若いうちは多くの経験を積んだり、資格の取得、職種の異なる異動なども積極的に受け入れていくのが重要ですよ。

    • 規模の大きいプロジェクトやチームや組織のマネジメント業務などに挑戦すると、力を発揮して活躍できたり、やりがいを感じやすいです。

    ⑵専門・職種別能力

    「専門・職種別能力」の人は、特定の分野で専門性を高めていきたいという思いが強いです。

    昇進して管理職になったり、ゼネラリストになることにはあまり興味がなく、現場で自分の能力を高めていきたいという人が多いです。

    「専門・職種別能力」の人の強みとしては、専門性の高さ、継続力などが挙げられます。

    【キャリアへの活かし方・ポイント】

    • 将来スペシャリストとして活躍したいという人は、自分の専門性を高めるための努力と新しいことを吸収するということを意識しましょう。

    • 特定の専門分野で挑戦していき、同じような専門分野の人から評価されることにやりがいを感じます。

    ⑶保証・安定

    「保証・安定」の人は、リスクを伴うことが苦手で、安定した職場で働きたいという意欲があります。

    合っている環境としては、年功序列や終身雇用で給与が安定していて、福利厚生が充実している会社になります。

    「保証・安定」の人の強みとしては、忠誠心、ルーティンワークなどが挙げられます。

    【キャリアへの活かし方・ポイント】

    • 同じ仕事の繰り返しでも飽きることなく、続けることができるので、ルーティンワークの業種で力を発揮することができます。

    • 転職などに対して不安を感じやすいため、社内である程度スキルをつけて、実績をつけるなど中長期的に経験を積んでいくことが向いています。

    ⑷起業家的創造性

    「起業家的創造性」の人は、自分で起業することを目標にしている人です。

    新しいことや経験したことがないものが好きで、自分の成功のためには常に前進していくため、ベンチャー企業などの成長途中のフェーズや、常に新しい会社や事業を起こすタイミングが向いています。

    「起業家的創造性」の人の強みとしては、失敗を恐れずに挑戦する力、成長意欲などが挙げられます。

    【キャリアへの活かし方・ポイント】

    • 新プロジェクトの企画やクリエイティブな仕事で力を発揮することができます。

    • 失敗を恐れずに挑戦することができるため、新しいことや困難なことに積極的に挑戦していくとやりがいを感じられるでしょう。

    ⑸自立と独立

    「自立と独立」の人は、自由であることを最重視していて、自分のペースで自分の裁量で働いていきたいという願望があります。

    フレックス、業務委託やフリーランスなどの働き方を視野に入れている人もいます。

    「自立と独立」の人の強みとしては、創造性があることや自立しているところなどが挙げられます。

    【キャリアへの活かし方・ポイント】

    • 自分のペースで自分で裁量をもち、仕事を進めていくのが好きなので、自由度が高い会社で能力を発揮することができます。

    • クリエイティブな仕事や1人で進められる業務では、ストレスなく働くことができますよ。

    ⑹奉仕・社会貢献

    「奉仕・社会貢献」の人は、自分の仕事を通して社会貢献することを望んでいます。

    役職や給与はあまり気にしておらず、自分の仕事が社会のためになるかどうか、世の中がよくなるのかを重要視しています。

    「奉仕・社会貢献」の人の強みとしては、貢献意欲があり、人のために努力ができるところなどが挙げられます。

    【キャリアへの活かし方・ポイント】

    • 自分の仕事が人のためになっているとわかると、仕事へのモチベーションが上がり、能力を発揮することができます。

    • 人のためになる仕事には医療や看護、教育、福祉など色々とありますが、管理部門のように社内の人のために働く仕事もあります。

    ⑺純粋な挑戦

    「純粋な挑戦」の人は、困難なことに挑戦する時にモチベーションが上がります。

    ハードワークでもへこたれずに挑戦して、解決できた時に大きな喜びを感じるのが特徴です。

    ただ、仕事に熱中しすぎてワークライフバランスが乱れてしまうので注意が必要です。

    「純粋な挑戦」の人の強みとしては、何事にも挑戦するところ、困難な課題にも向かっていけるところなどが挙げられます。

    【キャリアへの活かし方・ポイント】

    • 困難な課題を解決することに喜びややりがいを感じるので、難しいことや周りが手をつけないようなことに挑戦するとモチベーションも高くなります。

    • ルーティンワークが苦手なので、新しい仕事を積極的に取りにいくなどしてみるといいでしょう。

    ⑻ワークライフバランス

    「ワークライフバランス」の人は、仕事とプライベートのどちらも充実させることを大切にしています。

    福利厚生や産休・育休などの制度、在宅勤務やリモートワークなどの柔軟な働き方ができることを企業に求めています。

    「ワークライフバランス」の人の強みとしては、仕事もプライベートもバランスよく保てて、生産性高く働いていけるという特徴があります。

    【キャリアへの活かし方・ポイント】

    • 転職するタイミングでは福利厚生が充実していて、柔軟な働き方が認められるのかを確認しましょう。

    • 残業や飲み会が多いとストレスが溜まりやすいので、プライベートの時間はしっかりと確保することが大切ですよ。

    • 管理部門や事務職、クリエイティブな仕事では自由が聞きやすいのでおすすめです。

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    キャリアアンカーの8つの分類とそれぞれの特徴について詳しくは「キャリアアンカーの8つの要素とは?どうキャリアに活かすべきか徹底解説」の記事で解説しています。気になった方は読んでみてください。

    キャリアアンカーを転職活動に活かす方法とは?

    キャリアアンカーを転職活動に活かす方法については、以下があります。

    それぞれの方法について解説していきます。

    自分に合った仕事選びに活用する

    SNSの普及の影響で周りの人の働き方や生活が分かるようになり、隣の芝が青く見えてしまうというように、キャリアにおいても周りの人と比較してしまったり、周りに流されてしまうということが多くなってきました。

    しかし、キャリアアンカーを知ることによって、自身が何をもって意思決定をしているのか、欲求の根源がどこにあるのかなどを深く理解することが可能になるので、自分に合った仕事選びに活かすことができます。

    そのため、周りに流されずに自分に合った働き方や大切にしたいことを明確にすることが可能です

    また、今までのキャリアや自分の理想像の言語化の質を高めることにもつながるので、転職活動をしていてもぶれない軸を構築することができます。

    入社後にミスマッチにならないために活用する

    末永 末永

    軸がしっかりとせずに転職活動をしてしまうと、入社後に働き方や価値観が転職先の社風に合わないリスクがあります。

    そこで、キャリアアンカーをもとにあなただけのキャリアの軸を明確にして、入社後にミスマッチにならないために活用しましょう。

    例えば、「年収が大事なのか?」「残業がなくプライベートを優先できるのがいいのか?」「やりがいを感じられるのがいいのか?」などによって企業の選び方が異なります。

    キャリアアンカーを定めることで、企業選びの軸が明確になるので、居心地の良い職場を選択することができるでしょう

    キャリアアンカーを日々の業務に活かす方法とは?

    キャリアアンカーを日々の業務に活かす方法については、以下があります。

    それぞれの方法について解説していきます。

    自分の強みを発揮して活躍するために活用する

    キャリアアンカーをもとに、自分の強みを認知することができます。

    自分の強みを自分自身で認知しておくことで、転職の際だけではなく仕事内でも活かすことができ、成果を出しやすくなります。

    また、周りの人に評価されるようになるだけでなく、自分に合った働き方ができてストレスを抑えることにもつながります

    これらから、さらに自分に自信を持つことができ、積極的に日々の業務に取り組むこともできるようになるでしょう。

    加えて、自分の強み、自分の強みを正しく認識できていれば、その強みを活かして業務効率化を目指すことも可能になります。

    モチベーションを保ちながら働くために活用する

    キャリアアンカーを把握することは、自分の大切にしたいことを把握することにつながるため、モチベーションを保ちながら働くために活用することができます。

    例えば大切にしたいことを満たせる仕事を自分自身でとりに行ったり、チームのメンバーに自分のキャリアアンカーを伝え自分に合った仕事を任せてもらったりすることで、責任感や向上心を持って働くことにつながりますよね。

    また、キャリアアンカーをもとに自分のキャリアを選択していくと、より満足度が高く働くことができるでしょう

    このように、日々の業務をする中で働き方や業務内容に違和感を感じながら働くよりも、キャリアアンカーを把握して、自分の強みを活かすことができたり、自分のやりたいことが実現できるのでモチベーションの維持が可能です。

    キャリアアンカーを組織課題に活かす方法とは?

    キャリアアンカーを組織課題に活かす方法については、以下があります。

    それぞれの方法について解説していきます。

    社員の育成研修で活用する

    末永 末永

    社員がお互いのキャリアアンカーを共有し合うことで、チームを円滑にまとめることにもつながります。

    キャリアアンカーは、研修の題材としても活用することができます。

    新入社員にとっては将来のキャリアを考えるきっかけに、中堅社員にとっては今後のキャリアや組織運営について考えるきっかけになります

    実際に、キャリアアンカーは30代前後で確立されるもので、仕事の経験があまりない新卒や30代前半までの時期は自分の軸がわからずに、キャリアに悩みやすい時期になります。

    そのため、キャリアアンカーの概念を解説して、働いていく中で自分のキャリアアンカーを見つけることの重要性を伝えるようにしましょう。

    また、社員がお互いのキャリアアンカーを共有し合うことで、チームを円滑にまとめることにもつながります。

    人事異動や配属で活用する

    キャリアアンカーを生かして適材適所に人材を配置することで、会社全体としてのパフォーマンスが上がり、会社として実績を上げることができたり、優秀な人材の定着をはかれます。

    会社という組織の中で働く以上、異動や転職はつきもので、必ずしも希望している仕事につけれるわけではありません

    人事異動や配属が原因で新しい環境や仕事が合わずに、ストレスを感じて辞めてしまうというケースも少なくありません。

    だからこそ、一人ひとりに対して、きちんと力が発揮できる環境を割り当てられるようにするためにも、従業員のキャリアアンカーを把握しておくことは重要です。

    また、会社の方針や働き方など自身のキャリアアンカーにマッチしている部分があれば、新しいやりがいなどを見つけ出せる可能性も高くなります。

    キャリアアンカーを活かす3つのメリット

    キャリアアンカーを把握して、自分のキャリアを考えるメリットを3つ紹介していきます。

    ⑴キャリアに関する意思決定が容易になる

    まず、自分のキャリアアンカーが何か把握していると、キャリアに関する意思決定が容易になります。

    キャリアに関する意思決定とは、転職や異動、自身のキャリアプランなどがあります。

    例えば「なんとなく今の会社が合ってない気がするから辞めたい」という漠然とした理由で転職してしまうと、合っていない原因がわからず、同じような失敗をして転職を繰り返してしまう可能性があります。

    それに対して、「自分は仕事とプライベートをバランスよく保っていきたいというワークライフバランスタイプだから、今の会社の残業時間など働き方の面で合わないと感じている」という人が、転職する際は柔軟な働き方が認められる会社かどうかを重視すれば、入社後に不満を感じてしまう可能性が減りますよね。

    このように自分の軸や適性、合っている環境を把握することでより満足度の高い働き方を選択できるようになりますよ。

    ⑵転職の際のミスマッチを防げる

    キャリアアンカーを把握していると、転職のミスマッチを未然に防ぐことができます

    末永 末永

    転職する際に自分の重要にしていることがわからないと、有名企業や大手企業、年収などの表面的な情報に魅力を感じて転職してしまい、後で思っていたのと違った…と後悔してしまうことがあります。

    例えば、ネームバリューに惹かれて大手で安定している会社に入社したとしても、その人が新しいことに挑戦したり、自分の成果で評価してもらいたい!という人だった場合ミスマッチになってしまいます。

    そうすると、あなた自身も自分のやりたいことができず不満を感じてしまうだけでなく、会社としても社員の短期離職は大きな損失になります。

    このように、自分にあった会社を選ぶ軸としてもキャリアアンカーを活用することができますよ。

    ⑶満足できる働き方・適職が見つかる

    その人のキャリアアンカーを把握することで、社員のニーズを踏まえて適切な配置をすることができるようになり、満足できる働き方や適職を見つけられるメリットがあります。

    一般的に人気の会社や高収入などが良い職場と言われていますが、人によって働き方や自分に合っている仕事の条件は異なります

    自分の強みを仕事上で活かすことができれば、パフォーマンスを最大化させることにもつながります。

    また、その人のキャリアアンカーに合った働き方であれば、仕事へのモチベーションも高くなり、優秀な社員が退職してしまうリスクを防ぐことができます。

    このように、キャリアアンカーを見つければ周りに惑わされることなく、心から満足のできる仕事・職場が見つかります。

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    *22年4月〜22年10月の間に転職活動を行い5社以上に応募したお客様が対象です。

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    キャリアアンカーを活かすときの注意点

    キャリアアンカーを活用するときに2点の注意点があります。

    それぞれの注意点とその理由について解説していきます。

    タイプによって良い悪いで判断しない

    キャリアアンカーは8つのタイプに分類することができると説明しましたが、そのタイプによって良い・悪いということはありません。

    自分の大切にしている価値観や軸を考える際の参考にするものであり、どれが良いという優劣はありません。

    ただ転職活動をする際は、もちろんその会社の雰囲気や目指している方向性、求める人物像と合っているのかで評価されることがありますが、良い・悪いではなく、合っているか・合っていないかで評価しているので、自分のタイプを知って自信を無くしたり、落ち込むという必要はありませんよ。

    診断結果を鵜呑みにしない

    キャリアアンカー診断の結果を鵜呑みにしないように注意しましょう

    キャリアアンカーを8つのタイプに分類して、それぞれのタイプごとの特徴や強み、適職がわかりますが、必ずしもその適職につけばいいというものではありません。

    例えば、会社の経営者のキャリアアンカーがみんな「管理能力」のタイプかと言われるとそうではなく、キャリアアンカーはバラバラです。

    経営者の中には、社会貢献を軸にしている人もいれば、大金を手にして自由な暮らしをしたいというのを軸にしている人など様々です。

    そのためキャリアアンカーは職種によっても、人によっても変わってくるので、一概にこのタイプの人はこの仕事につくべきだと決めることはできません。

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    キャリアアンカー診断のやり方

    キャリアアンカー診断のやり方については、以下があります。

    それぞれの方法について解説していきます。

    自分史を書く

    末永 末永

    自分史を書くことで、自身が大切にしている価値観や欲求に気づくことにつながります。

    キャリアアンカーの最も一般的な見つけ方は、自分の過去を振り返り、時系列順にまとめた「自分史」を書くことです。

    これによって、自身が大切にしている価値観や欲求に気づくことにつながります。

    自分史を書く際には、自分が過去において経験した大きな出来事について書きだして振り返り、より綿密な自己分析をおこなうためにも、本音ベースでしっかりと振り返りをしましょう

    また、自分史で過去の経験や行動を書き出していく過程は、過去の経験が現在の自分に与えている影響や、無意識の中に隠れていた大切な思いを発見することにもつながります。

    自己診断ツールを使う

    自己診断ツールは、手軽に自身の強みや長所、性格などを診断することができるツールで、キャリアアンカーを見つけるのに役立ちます。

    自己診断ツールを利用するときは、設問に対して正直に解答することが重要です。

    質問の数や選択肢が多い場合でも、あまり考え込まずに直感的に回答することで、本来の自分に近い結果を導き出すことができます

    自分の強みを過去と照らし合わせて整理し、共通点があれば自身の強みを明確に把握することにもつながります。

    しかし、分析結果は、あくまで機械的に出されたものであり、正確なデータとは言い切れないため、自己分析ツールの結果をそのまま信じることは避けるようにしましょう。

    第三者から評価を聞く

    第三者本音を打ち明けることは、気持ちを整理しやすくなり、自分だけでは気付けなかった考え方を知ることができるので、自身のキャリアアンカーを把握することにもつながります。

    第三者の意見によって、今まで自分が気が付かなかった考え方や視点などを把握できるので、本当に自分に向いている仕事を把握できたりなど、キャリア構築にも役立てることができます。

    また、中立的な立場からアドバイスをもらうことで、漠然と抱えていた不安を和らげることもできます。

    実際に、自己分析は自分で自分を分析する必要があるので、客観的に自分を分析することができずに失敗してしまうリスクがあるのも事実です。

    そのため、キャリアアンカーを自分一人で考えるよりも詳しい第三者からの意見が有用です。

    末永 末永

    自己分析をおこなう上で、第三者の視点は最も重要です。なかなか周りの人に相談しにくい場合はマジキャリ に相談してみてください。

    マジキャリではただいま初回無料面談をおこなっております。ぜひ一度お気軽にご相談ください。

    ロールモデルを見つける

    末永 末永

    自分がなりたい姿や目指す方向性を考え、その方向性に適したロールモデルを選ぶことで、キャリアアンカーを見つけるのに有効的な方法といえます。

    ロールモデルとは、「お手本にしたい」「将来こうなりたい」「尊敬していると思える」などの人物のことです。

    また、ロールモデルに対して、どの部分が尊敬できるのか、どこに魅力を感じているのかなどを分析することで、なりたい姿や目指す方向性を明確することにつながります。

    また、ロールモデルを設定する前に、達成したいことを明確にすることで、自身に合うロールモデルを選びやすくなり、よりよい結果を得ることができます。

    このように、自分がなりたい姿や目指す方向性を考え、その方向性に適したロールモデルを選ぶことで、キャリアアンカーを見つけるのに有効的な方法といえます

    キャリアアンカーを自分のキャリアに落とし込むならプロに頼るべき!

    キャリアアンカーを自分のキャリアに落とし込むならプロに相談するのが一番です。

    なぜなら、そもそも自分の一番大切にしたいことが何かを考えたり、自分の強みややりたいことを自分1人で言語化するのは非常に難しいためです。

    自分では意識していなくても、他の人にとって難しいことはあなたの強みと言えますが、自分のことを客観的にみて評価するのは自分ではできないと思います。

    さらに、キャリアアンカーが自分では良くわからなくて診断受けたという人もいると思いますが、その中には自分の軸はわかったけど、キャリアにどう活かしていけば良いのかわからない…と感じている人が多いのではないでしょうか?

    末永 末永

    このキャリアアンカーを見つけるという点も、キャリアアンカーをキャリアに落とし込むという点もどちらもサポートしてくれるのがキャリアコーチングになります。

    キャリアコーチングとはどのようなサービスで、キャリアコーチングの中でも実際に受けるのがおすすめサービスが何かについて詳しくは以下で解説していきますね。

    キャリアコーチング

    キャリアアンカーを見つけて、自分のキャリアに落とし込みたい!という方に一番おすすめなのがキャリアコーチングです。

    キャリアコーチングとは、転職を前提とせずにキャリアに関する悩みをあなた専属のコーチに相談することができるサービスです。

    転職を前提としていないため、自分のキャリアアンカーが何かを把握したいという方やキャリアアンカーを活かしというてキャリアプランを設計したいという人にはピッタリです。

    末永 末永

    中でも、マジキャリはあなたの過去の経験(会社での成功経験や失敗経験など)を深掘りしていく中で、あなたの適性や強み・軸を引き出していきます。

    キャリアコーチとの対話の中で、見つけたキャリアアンカーを元に一緒にキャリアプランを考えていくことができます。

    さらにマジキャリでは、業界で唯一転職エージェントを10年以上運営するアクシス株式会社のサービスなので、社内に転職ノウハウが豊富にあります。

    そのため、あなたのキャリアプランを実現するにはどんな会社でどんな経験やスキルを積んだ方がいいのかという「キャリア設計」や面接対策などの「転職活動の支援」も得意なのでおすすめです。

    マジキャリでは無料初回面談を実施しているので、納得したキャリアを歩みたいという方は一度相談してみてください。

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    キャリアコーチングといってもどれが自分に合ってるかわからないという方は「キャリアコーチングとは?おすすめ12選と失敗しない選び方を解説!」を参考にしてみてください。おすすめのキャリアコーチング12選や選び方について紹介しています。

    転職エージェント

    転職エージェントは、転職を前提としている人に向けた転職活動支援サービスになります。

    基本的には、求人紹介から書類の添削、面接対策まで一貫してサポートをおこなってくれます。

    自己分析やキャリアプランの設計をサポートしてくれる会社は少ないため、キャリアプランが決まってないという人にはあまりおすすめできません。

    また、転職エージェントと一口にいってもさまざまな種類があります。それぞれ得意分野や取り扱っている求人が異なるので、自分と相性の合うキャリアアドバイザーと出会うために、2〜3社複数登録するのがおすすめです。

    ここまでキャリアコーチングと転職エージェントについて解説してきましたが、それぞれの違いがわかりにくいと思うので、簡単に紹介します。

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    こんな人におすすめ キャリアの方向性が明確で転職活動を進めている人 キャリアの方向性が決まっていなくて、キャリアに悩んでいる人
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    キャリアアンカーの結果を最大限活かしたい!という方はマジキャリがおすすめ

    ここまでキャリアアンカーの活かし方や8つの分類について解説してきました。

    この記事を最後まで読んでくださった方の中には、自分のキャリアンカーを最大限キャリアに活かして、納得のいくキャリアを歩んでいきたいという方が多いのではないでしょうか?

    末永 末永

    そのような方は「マジキャリ」などの転職やキャリアのプロに相談してみてください!

    というのも、キャリアアンカーを診断や自己分析を通してせっかく把握することができたのに、キャリアに活かすことができなければ意味がありません。

    その点マジキャリであれば、これまで多くの人の自己分析やキャリアプランの設計をサポートしてきた経験から、あなたのキャリアアンカーを元に日々仕事をする上で意識すべきことや、転職などの意思決定の際に注意する点を教えてくれます。

    また、あなたが満足のいくキャリアを歩むために取るべきアクションを具体的に落とし込んで言語化してくれるので、自分が今後どういう行動をとり、どのような意思決定をしていくべきなのかがわかります。

    末永 末永

    中でも先ほど紹介したマジキャリを運営するアクシス株式会社は転職エージェントも運営しているため、社内には面接対策や企業情報など転職に関する知識やノウハウが豊富にあります

    その内容をもとにあなたがキャリアアンカー(軸)に沿ったキャリアを一緒に考えてくれるのでおすすめです。

    末永 末永

    現代は、キャリアや仕事に対する悩みが多様化していることから、自分のキャリアアンカーを見つけたい!という方や軸に沿ったキャリアプランを考えたい!という人が多く、マジキャリへの予約が殺到しています

    特に20代〜30代に強いコーチはすぐに埋まってしまいます。そのため、最後まで記事を読んでくれた方限定で、20代〜30代に強みを持つコーチの方に優先的にご案内します。

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