ESTJ(幹部)に向いてる仕事とは
ESTJ(幹部)に向いてる仕事は、ルールや評価制度がはっきりしていて、成果を出すことが求められる仕事です。リーダーシップや論理的思考を活かせる環境で強みを発揮するタイプなので、逆に柔軟性や感情的な配慮が求められる職場ではストレスを感じる傾向があります。
そのため、自分の特性をしっかり理解し、理想と現実のギャップを埋めることが大切です。ESTJに向いてる仕事と向いてない仕事を一覧にまとめたので、参考にしてみてください。
ESTJに向いてる仕事 | 理由 |
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組織全体を見渡して、効率的に仕事を進める力に長けているから | |
ルールが明確な仕事において、安定的に仕事の成果を出しやすいから | |
高い分析力や判断力を活かせるから | |
責任感の強さと、秩序を守る几帳面さが適しているから | |
秩序を守る性格と、冷静に判断できる力が活かせるから | |
几帳面で責任感の強い性格が適しているから | |
マニュアルに沿った対応ができる正確さと高い対応力が活かせるから | |
限られた時間の中でも手際良く、安定したパフォーマンスを発揮できるから | |
几帳面でまじめな性格が適している仕事だから | |
まじめで几帳面な性格と、高い対応力が活かせるから |
自分一人で適性を見極めるのは簡単ではありません。過去の経験や大切にしている価値観をもとに、客観的な視点から強みを言語化するためには、プロの力を借りることがベストな選択です。
経験や価値観にしっかり向き合えるマジキャリでは、原体験にもとづいた深い自己分析を通じて、本当に向いている仕事が何かを見つけていきます。国家資格を持つプロのサポートを受けながら、キャリアの軸を整理し、自分にぴったりの仕事を見つけていきましょう。

ESTJ(幹部)とは
ESTJの特性を理解することは、自分に向いている仕事を見つけるための第一歩です。強みや課題をあらかじめ把握しておくことで、仕事選びの軸や働き方のスタイルも、より明確になります。自分らしく働くには、まずは自分を深く知ることが大切です。
ここでは、ESTJの基本的な性格や考え方について深掘りしていきます。ぜひ自分の特性を客観視してみてください。
ESTJ(幹部)の性格
判断力・行動力・現実主義、この3つを兼ね備えているのがESTJです。現実的な視点で状況を見極め、効率良く目標達成へ導く力を持っています。
組織やチームの中では自然とリーダーシップを発揮することが多く、責任感と安定感のある振る舞いで、周囲からの信頼を集めるタイプです。
ESTJの性格は、E(外向)・S(感覚)・T(思考)・J(判断)の4つの特性から構成されており、社交的で現実的、論理的な思考を重視し、物事に対しても明快な判断を下します。頭の回転が速く、実務能力も高いため、ビジネスシーンで重宝される存在です。

ESTJは秩序やルールを重んじ、感情論よりも合理性にもとづいた判断や行動を得意としているのが特徴です。
ESTJ-Aの特徴
ESTJ-Aを一言で表すと、自信満々な頼れる司令塔です。「A」は、Assertive(自己主張型)を意味し、自信や落ち着きのある性格を意味しています。
ESTJの持つ判断力や行動力に加え、より強い自信と安定感を備えています。状況を冷静に見極めながらも、判断や行動に迷いがなく、堂々とした振る舞いで周囲に安心感を与えられるタイプです。
集団の中では、自分の考えをはっきり伝え、組織をけん引する存在として頼られることが多く、自然と中心的な役割を担います。目標に向かってブレることなく進む姿勢や、周囲の意見に振り回されず意思決定できる力は、ESTJ-Aならではの強みです。

自分の選択に責任を持ち、結果を出すことにも意欲的です。明確なビジョンを示しながら、人を動かす力を持ったリーダータイプと言えます。
ESTJ-Tの特徴
ESTJ-Tは、現実的でリーダーシップのあるESTJの特性を持ちながらも、より慎重で気配り上手な一面があります。「T」はTurbulent(慎重型)を表し、自己評価が厳しく、周囲との関係性にも敏感なタイプです。
完璧を求める傾向が強く、細かいミスにも敏感なため、物事を丁寧に進める姿勢が特徴です。
また、周囲の視線や反応に敏感で、相手の立場や感情を気にかけながら行動します。そのため、責任感の強さや堅実さだけでなく、親しみやすい雰囲気もあり、チームでも安心して任せられる存在として、自然と信頼を集めます。

ESTJ-Tを一言で表すと、気配り上手で慎重なマネージャーです。丁寧な段取りと細やかな気配りで周囲を支え、組織を円滑に動かす存在です。
ESTJ(幹部)の3つの強み
責任感が強く、現実的な判断力を持ち、組織の中で頼れる存在となるESTJは、職場やチームの中でも一際信頼を集める強みを持っています。持ち前の特性をどう活かせば良いのかを知ることで、仕事や人間関係でより自分らしさを発揮できるはずです。
そこでここでは、ESTJが持つ代表的な強みを3つ紹介し、日常生活や仕事でどのように活かせるのかを掘り下げていきます。
責任感が強い
ESTJの強みの一つは、強い責任感です。一度任された仕事を途中で投げ出すことなく、責任を持って最後までやり遂げる姿勢があります。
責任感の背景には、J(判断型)特有の、秩序やルールを守ることへの考え方や、物事を計画的に進めようとする、ESTJならではの特性があります。
責任感の強さは、職場での信頼や評価にもつながり、職場では重要な役割を任されることも多いタイプです。組織の一員として目標達成に向けて努力を続ける姿勢は、周囲からも安心して任せられる人、という評価につながります。

短期的な成果よりも、長期的な目線で見たときの結果を重視する傾向があり、計画を立ててコツコツと努力を積み上げていく力を持っています。日々の努力を積み重ね、確実に結果を出す姿勢が、ESTJが組織で信頼される理由です。
安定志向
ESTJは、安定志向が強いタイプです。常に堅実な選択を好み、安心して進める方法を優先します。ESTJが安定志向である背景には、S(感覚型)の特性があります。
目の前の現実やこれまでの経験にもとづいて判断する傾向があるからです。確実性を大切にするため、大きな変化や未経験のことに対しては慎重になります。

職場やチームの中では、状況を的確に把握し、現実的かつ効率的な方法で物事を進めます。そのため、突発的なトラブルにも動じずに冷静に対応し、周囲に安心感を与える存在です。
さらに、ESTJは一度決めた計画をきちんと実行する力があるため、組織の中で安定したパフォーマンスを発揮します。ブレずに落ち着いて物事を進める姿勢も、周囲から信頼される理由の一つです。
業務効率化の意識が高い
ESTJは、業務効率化への意識が非常に高い傾向があります。無駄をなくして効率良く仕事を進めたいという考えを強く持っており、作業フローや段取りをきちんと整えたいタイプです。
この傾向は、J(判断型)という特性に表れています。J型は決められた手順やルールを重視し、物事を計画通りに進めたいという意識が強いため、仕事においても混乱や非効率な状況を避け、合理的に改善していくことが得意です。
職場の業務が個人頼りになっている場合でも、作業手順をマニュアル化することで全体の流れを可視化し、整え、周囲の生産性向上にも貢献します。

このような姿勢から、ESTJはチーム内でも信頼され、組織の中でも頼られる存在となるのです。
ESTJ(幹部)の3つの課題
ESTJは、組織を動かす力やリーダーシップに長けており、周囲からの信頼も厚い存在です。ESTJならではの強みが活かせる成果を上げやすい環境では、実力を存分に発揮できます。
ただその一方で、人間関係やチームワークの面で悩みを抱えやすい一面もあります。本人にとっては正しいと思っている言動が、他の人には周りの気持ちを大切にできない人と思われ、知らず知らずのうちに誤解を生んでしまうこともあるので、注意が必要です。
具体的な課題について解説していきますので、確認してみましょう。
他者への配慮が足りない
ESTJは、他者への配慮に欠けた言動を取ってしまうことがあります。論理や正しさを重視する性格なので、相手の感情や気持ちよりも、結論や結果を優先してしまいがちです。
たとえば、相手が悩んでいる場面でも、単なる甘えや努力不足と受け取り、冷たい対応になってしまうことがあります。その結果、本人としては励ましたつもりでも、思いやりに欠ける人、相手の立場を理解できない人と思われやすいのです。

ESTJが人間関係をより良くしたいと思ったら、相手の気持ちに寄り添う姿勢を意識してください。相手の心の声に耳を傾ける意識を大切にできれば、誤解やすれ違いを減らし、心から信頼されるリーダーになれますよ。
柔軟性が不足している
ESTJは、柔軟性に欠ける一面もあります。現実的な目標に向けて、論理的かつ計画的に行動するタイプなので、予定外の変更や柔軟な対応が求められる状況に直面すると、大きなストレスを感じてしまうのです。
マニュアルが整っていない業務や、抽象的で答えのないタスクに対しては、懐疑的になりやすく、柔軟な対応が求められる場面では、戸惑いや抵抗が態度に出てしまうこともあります。

こうした特性と上手に付き合っていくためには、事前にエラーを想定し、複数の選択肢を用意しておくことが大切です。
また、人との関わりのなかで柔軟性が求められる場面にも備えておきましょう。価値観の異なる人と関わる場面でも、自分の考えばかりを相手に押し付けず、相手の考えや意見を受け入れる意識を持つことで、スムーズなコミュニケーションが築けます。
我が強くなりやすい
自分に精神的な余裕がなくなってくると、我が強くなりやすいのがESTJです。普段は論理的で冷静に物事を判断できますが、ストレスがかかると、J(判断型)特有の、自分の考えを軸に進めたいという性質が強まり、自分の考えに固執し、強めの指示につながってしまいます。
相手の意見を一切受け入れず、自分の思う通りに物事を進めようとする姿勢が強くなるため、気づいたら孤立していることもあります。
とくに、計画通りに進まずフラストレーションが溜まっているときや、緊張感が張りつめている場面では、頑固で支配的な態度が目立ちがちです。

リーダーシップが求められるときこそ、周囲との信頼関係を意識することが大切です。他者の意見に耳を傾け、柔軟な姿勢を持つことで、より安定感のある頼れる存在として評価されますよ。
ESTJ(幹部)に向いてる仕事の特徴
ESTJは、リーダーシップや責任感がある一方で、人間関係や柔軟性が課題になりやすいタイプです。だからこそ、向いてる仕事を選ぶには、自分の特性を客観的に理解し、相性の良い仕事を見極めることが重要です。
ここからは、ESTJの特性を踏まえたうえで、どのような仕事であれば活躍しやすいのかを紹介します。自分らしく活躍できる仕事を探している方は、ぜひ参考にしてみてください
POINT
やりたい仕事と向いてる仕事の違いをもっと知りたい方は、「やりたい仕事と向いてる仕事どっちが幸せ?適職を見つけるには自己分析が大事」で解説しているので参考にしてください。
ルールが明確な仕事
ESTJに向いてる仕事は、ルールや手順が明確になっている仕事です。何をどのように進めるべきかが整理されているだけで、迷いなく、効率的に業務に取り組めます。
たとえば、マニュアルや手順書が整っていて、役割分担がはっきりしているチームではストレスを感じにくく、ESTJの強みである判断力や行動力を、のびのびと発揮できます。
反対に、自由度が高すぎたり、進め方が曖昧だったりすると、混乱や苛立ちを覚えてしまいます。

ルールが明確になっている職場環境を選び、ESTJの強みを活かすことが大切です。
マネジメントする仕事
人や業務をマネジメントする仕事も、ESTJに向いてる仕事です。現実的な思考で、目標達成に向けて必要なプロセスを逆算して計画を立て、チーム全体をまとめながら着実に成果を出していきます。
プロジェクトリーダーや現場監督など、複数人を指揮しながら業務を進める仕事では、ESTJの段取りの良さと実行力が活きます。
ルールや目標を明確にし、効率良く進めることで、チームの生産性を高められるタイプです。

ESTJは安定志向で一貫した指示を出し、周囲を混乱させることなく、着実に計画を前に進められます。安心感のあるリーダーとして評価されやすい存在です。
結果が目に見える仕事
ESTJに向いてる仕事として、成果が目に見える仕事はとくに適性があります。目標に対してどれだけの成果が出せているかが数字や実績として可視化されることで、やる気につながりやすいのがESTJです。
代表的な仕事としては営業職です。売上や契約件数で成果がはっきりわかり、自分の努力が結果として返ってくるような仕事では、モチベーション高く取り組めます。
定性的な評価や、感情論の入ったフィードバックでは納得しづらいESTJにとって、客観的な基準で評価される環境は、正当に評価されていると実感しやすいのです。

数字や進捗が目に見える仕事であれば、自分の強みを活かして成果を出しやすくなり、自信とやる気を高めながら、安定して力を発揮できますよ。
ESTJ(幹部)に向いてる仕事10選
ESTJは、ルールや評価基準が整った環境で、持ち前の力を発揮します。目標に向けて着実に進める姿勢や、段取り良く物事を進める能力が活きる仕事を選ぶことが大切です。
ここからは、ESTJと相性の良い具体的な仕事10選を紹介します。自分にぴったりの仕事を見つけたい方は、ぜひチェックしてみてください。
関連記事
自分に向いてる仕事の見つけ方についてもっと知りたい人は「向いてる仕事がわからない原因は?適職は「好き・得意・やりがい」から見つかる!」で詳しく解説しているので参考にしてください。
管理職
管理職は、ESTJに向いてる仕事の代表です。管理職に必要となる、組織全体を見渡しながら効率良く人や業務を動かすセンスは、ESTJの持つ特性と一致しています。

部下の能力や業務状況を見極め、最適な配置や指示を行う管理職の仕事では、判断力や計画性が欠かせません。業務全体の流れを把握し、課題を先回りして対処するのが得意な点も、ESTJならではの強みです。
J(判断型)の特性を持つESTJは、ルールや計画に沿って動くことを得意としながらも、トラブルや予期せぬ変更など、事前に想定していた範囲内であれば臨機応変に対応できます。
部下の体調不良や、納期の遅れに応じた段取り変更など、現場を安定して動かすための対応力も、ESTJの強みとして高く評価されます。
公務員
安定した仕事の公務員も、ESTJに向いてる仕事の一つです。業務内容が明確で、ルールに沿って進める仕事が多いため、ESTJの特性を活かしやすい環境です。
行政手続きや公共サービスなど、決められた手順や制度に沿って丁寧な対応が求められるため、几帳面で責任感のあるESTJの特徴が活かされます。
イレギュラーな対応が少ない部署や職種が多く、想定外の変化が起こりにくいことも、ESTJにとっては安心材料です。

安定志向で周囲からの信頼を得やすいESTJにとって、公務員のように組織の一員として秩序を保ちながら働ける仕事は、自分らしさを発揮しながら長く活躍できる職場環境と言えます。
営業マネージャー
営業マネージャーも、ESTJの強みが活かしやすい、向いてる仕事の一つです。目標に向かってチームを引っ張り、成果を数字で明確に示す場面では、ESTJの力が存分に発揮されます。
営業現場では、売上や契約件数のように、成果が目に見える世界なので、現実主義のESTJにとってはやりがいを感じやすい環境です。また、部下一人ひとりのスキルや実績をもとに戦略を立てる際にも力を発揮します。
チーム全体の動きを把握し、最適な行動計画を立てられるのは、分析力や判断力に優れたESTJならではの強みです。

責任感が強く、物事を計画的に整理するのが得意なESTJだからこそ、営業マネージャーとしてチームを効率的に導く存在として、高い評価を受けやすくなるのです。
労務管理者
労務管理者も、ESTJに向いてる仕事の一つです。社内ルールの徹底や勤怠・福利厚生の管理など、秩序を守りながら人を支える仕事は、責任感の強いESTJと相性が良いです。
組織の規律や制度を守り、全体を円滑に動かす力が求められるため、まじめで実行力のあるESTJの力が発揮されます。さらに、論理的に物事を整理する力や、丁寧な対応力が求められる場面でも、ESTJの几帳面さが重宝されます。

人事・労務といった裏方的な役割であっても、縁の下の力持ちとして活躍できるのがESTJの魅力です。
警察官
ルールに従って冷静に判断し、現場で臨機応変に対応する警察官も、ESTJの特性が活かされやすい、向いてる仕事の一つです。
社会の秩序を守るためには、責任感と正義感、そして冷静な判断力が求められます。ESTJはまじめで規律を重んじる傾向が強く、組織内でのルールやマニュアルに従って行動できるタイプです。突発的な事態にも、慌てず状況を整理しながら動けます。

人々の安全を守る役割を担う警察官は、責任感が強く、決められた手順を着実にこなせるESTJにとって、非常にやりがいを感じられる仕事です。
経理
ESTJに向いてる仕事の一つとして、経理が挙げられます。明確なルールや仕組みに沿って、正確にお金を管理する経理の仕事は、几帳面で責任感のあるESTJにぴったりです。
帳簿管理や請求業務など、日々の業務をコツコツ積み重ねていくことが大切なので、計画的に物事を進めるのが得意なESTJにとっては心地良く、力を発揮しやすい業務内容です。
ミスなく正確に処理する力が重要視されるので、細部まで丁寧に取り組むESTJの姿勢は評価されやすくなります。

継続的な業務改善や仕組み化も大切なので、単なる事務処理にとどまらず、経理体制の整備や全体の効率化にも主体的に携われる点においても、ESTJの強みが存分に発揮できます。
カスタマーサポート
カスタマーサポートも、ESTJが力を発揮しやすい、向いてる仕事の一つです。あらかじめ決められたマニュアルやルールに沿って対応するのが基本なので、几帳面で正確さを重視するESTJに合っています。
顧客からの問い合わせに対して、感情的に揺さぶられずに、冷静に手順を踏んで対処できるのもESTJの強みです。マニュアルに従って判断しながら、迅速に問題解決へ導く対応力は、高い評価を得られます。
一貫したルールのもとで業務を遂行できるため、混乱や不確実性が少なく、ストレスを感じにくい点もメリットです。

丁寧で安定感のある対応が求められるカスタマーサポートは、ESTJの魅力が発揮されやすい仕事と言えます。
調理スタッフ
ESTJに向いてる仕事として、調理スタッフもその一つです。あらかじめ決められた手順に沿って食材を準備し、美味しいものを提供するという明確な目標を据え、手際良く調理を進めるスタイルは、計画的で几帳面なESTJに相性の良い働き方です。
飲食業界の調理スタッフは、短時間で多くの作業をこなすことが求められます。そのような場面でも、優先順位を適切に判断し、段取り良く動けるESTJは、安定したパフォーマンスを発揮できるのです。
手際の良さと責任感の強さを活かして、厨房の中でも頼れる存在になれます。

チームで連携して調理を進める過程でも、周囲の進捗を確認しながら全体を見渡す力を発揮します。正確さと効率を求められる環境で、自分の特性と強みを活かせるのがESTJです。
品質管理
製品やサービスの基準を守り、一定の品質を保ち続ける品質管理の仕事も、ESTJに向いてる仕事です。几帳面でまじめなESTJの強みが活きる場面が多くあります。
たとえば、工場や製造現場では、ルールに沿った手順で検品やチェックを行う業務内容の中で、小さなミスも許されません。
正確性が強く求められるため、ESTJの細部まで丁寧に確認し、安定した品質を保とうとする姿勢が高く評価されます。

現場全体の流れを把握し、品質を高めるための仕組みづくりにも関われるため、業務効率や安全性にまで目を配れるESTJにとっては、やりがいや達成感を得られる職場環境です。
ホテルスタッフ
ホテルスタッフも、ESTJに向いてる仕事の代表です。お客様対応や館内業務など、マニュアルに沿って正確かつ丁寧な対応が求められるため、几帳面で責任感の強いESTJの強みが発揮されます。
宿泊予約やチェックイン・チェックアウトなど、複数のタスクを並行して処理する業務が多い仕事ですが、優先順位を整理しながら効率良く対応できるESTJは、業務を滞らせずスムーズに進められます。
また、表に立つ場面では礼儀正しさが求められますが、まじめな姿勢で信頼を得やすいのもESTJの特徴です。トラブルが起きたときも冷静に対処でき、スタッフ同士の連携や現場の安定した運営にも貢献します。

決まったルールに従って安定したサービスを提供するホテルスタッフは、ESTJにとってやりがいのある仕事です。
ESTJ(幹部)に向かない仕事の特徴
ESTJに向いてる仕事は数多くありましたが、逆に向かない仕事もあります。まじめで論理的な姿勢がかえって裏目に出てしまい、モヤモヤを感じながら働くケースも少なくありません。自分の特性に合っていない環境では、なかなか成果も出せず、心身に負担を感じることもあります。
ここからは、ESTJに向かない仕事の特徴を紹介します。避けるべき働き方を知ることで、前向きな仕事選びのヒントが見えてくるはずです。
POINT
向かない仕事を続けたときのリスクについて知りたい方は「合わない仕事を続けた結果はどうなる?自分に合った仕事の見つけ方を紹介!」で詳しく解説しているので参考にしてください。
抽象的なビジョンが求められる仕事
ESTJに向かない仕事の一つは、抽象的なビジョンが求められる仕事です。先の見えない未来まで想像しながら戦略を立てる場面では、持ち前の強みを発揮しにくいのが特徴です。
理由として、ESTJは今ある情報や過去の実績をもとに、現実的に実現可能な計画を立てるのが得意なタイプで、抽象的な構想や未来志向の考えを苦手としています。根拠のない仮説を立て、理想だけで進めることにストレスを感じてしまうのです。

事業計画やビジネス戦略の立案など、0から1を生み出す仕事では能力を発揮しづらくなってしまいます。ESTJは、もっと具体的な課題に向き合える職種を選ぶほうが、安心して働けるタイプです。
人の心に深く関わる仕事
人の心に深く関わる仕事も、ESTJにとって適性が高いとは言えない仕事です。相手の細かな感情の動きを読み取りながら、相手に寄り添うような仕事は、ESTJの論理的な考え方が裏目に出てしまいます。
ESTJは、物事を筋道立てて整理し、ルールや実績を優先して行動するタイプです。そのため、感情ベースで動く人の気持ちを読み取ったり、共感を軸にした対応を求められたりすると、どう接していいのかわからなくなってしまうのです。

心の変化にはルールやマニュアルがなく、曖昧なものなので、状況を正確に把握したいESTJにとっては、予測も立てられず、ストレスを感じてしまいます。人の心に寄り添う仕事よりも、ある程度仕組み化された課題に向き合う仕事のほうが向いています。
創造力が求められる仕事
ESTJに向かない仕事に、創造力が求められる仕事があります。自由な発想をもとに、正解のないものを生み出すような仕事は、持ち前の強みが発揮されません。
ESTJは、ルールや実績にもとづいて物事を判断し、段取りを立てて効率良く進めることが得意です。そのため、何もない状態から意味や形を見出していくような環境にいると、ストレスや戸惑いを感じてしまいます。

具体的な仕事で言うと、小説家や詩人、アーティストのように、感性や独創性が強く求められる仕事は、ESTJが苦手とする領域です。
決まった枠組みや目的のある仕事のほうが、安心して自分らしさを発揮します。
ESTJ(幹部)が向いてる仕事を選ぶための3つのポイント
ESTJの強みや適性、向いていない仕事の特徴について理解が深まれば、あとは行動に移すのみです。しかし、自分に本当に合った仕事を見つけるためには、どのようなポイントを意識して進めていけば良いか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、ESTJが自分に向いてる仕事を選ぶためのポイントを3つに絞って紹介します。自分の中でイメージを膨らませ、今後のキャリアをより前向きに考えていきましょう。
自分の特性を客観的に把握する
自分に向いてる仕事を見つけるためには、まず自分自身の特性を客観的に理解することが欠かせません。同じESTJタイプであっても、育ってきた環境や価値観によって、強みや弱みの出方が異なります。
だからこそ、性格タイプだけで判断せず、自分を客観視することで、どのような場面で力を発揮しやすいのかが見えてきます。
しかし、一人で自分の特性を客観的に把握するのは簡単ではありません。自分の価値観にバイアスがかかったり、うまく言語化できなかったりと、つまずいてしまうこともよくあります。

そのようなときは、キャリアコーチングのような外部の力を借りることが効果的です。
原体験を深掘りしながら徹底的に自己分析ができるマジキャリでは、国家資格を持つキャリアコンサルタントや元採用人事など、実績豊富なコーチが伴走してくれます。
表面的な適性ではなく、これまでの人生経験をもとに、本当に向いている仕事は何かを一緒に探してもらえるのが特徴です。
現在、マジキャリでは初回の無料相談を受け付けています。自分に合った仕事がわからないと感じている方は、気軽に相談してみることで、新たなヒントがきっと見つかるはずです。
自分が興味を持てる分野を絞る
向いてる仕事を選ぶうえで、自分が興味を持てる分野を絞り込むことはとても重要です。いくら適性があっても、興味がない仕事では、やりがいや達成感を得られず長続きしません。

ESTJは責任感が強いため、向いているからと割り切ってがんばり続けてしまいがちですが、それは長期的なモチベーションにはつながらないのです。適性があり、興味のある分野を見つけましょう。
まずは、どのようなときに心が揺さぶられたか、どのような環境なら前向きに取り組めたかなど、過去の経験をもとに振り返ってみてください。
興味のある分野から逆算して仕事を探すことで、自分らしく活躍できる選択肢が少しずつ見えてきます。
関連記事
より自分の本当にやりたいと思っている仕事を見つける方法について知りたい方は「本当にやりたい仕事」を見つけて転職を成功させる方法をプロが解説」で詳しく解説しているので参考にしてください。
職場環境を確認する
実際の職場環境や組織風土を事前に確認しておくことも、ESTJが自分に向いている仕事を見つけるうえで欠かせません。いくら仕事内容が魅力的でも、職場環境が合わなければ、本来の力は発揮されなくなってしまいます。
ESTJは、ルールや仕組みが整っている環境で、責任感や判断力を発揮するタイプです。そのため、評価制度が曖昧で、数字や実績が可視化されていないような職場では、ストレスを感じてしまいます。

評価の仕組みやマニュアルの有無、上司や同僚との連携の取り方などを事前にチェックしておくことが重要です。事前に職場環境を確認しておくことで、入社後のミスマッチを防げますよ。
ESTJ(幹部)に向いてる仕事を探したいならマジキャリがおすすめ
自分に向いている仕事を探そうと思っても、情報が多すぎて何から考えればいいのか迷ってしまうことはよくあります。とくにESTJは責任感が強く、失敗を避けたいという気持ちが強いので、自分に合う選択を慎重に見極めようとするタイプです。

どれだけ向いている仕事でも、働く環境や将来の方向性が合っていなければ、続けることはむずかしいものです。だからこそ、転職やキャリアチェンジを考える際には、自分はどう在りたいのか、という価値観を見つめ直し、仕事選びをすることが大切です。
そのようなときにおすすめなのが、キャリアコーチングのサービスが受けられるマジキャリです。キャリアコーチングでは、性格傾向だけでなく、自分の価値観や今後の展望まで見据えた相談ができるため、納得感のあるキャリア選択につながります。
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ESTJ(幹部)によくある質問
ここまで、ESTJに向いてる仕事や向かない仕事、性格特性を踏まえた仕事の選び方などについて詳しく解説してきました。
最後に、ESTJについてのよくある質問に回答していきます。転職や、現在の職場での働き方を考えるうえでのヒントにしてみてください。
ESTJの天職って何?

ESTJにとって何が天職になるのでしょうか?
責任者やマネージャーなどの管理職は、ESTJにとって天職と言える仕事です。現場を動かすリーダーとして、計画的に物事を進める力や判断力を発揮します。

人や仕組みを適切に動かしながら、目に見える成果を積み上げていける環境でこそ、ESTJの強みが発揮されます。組織の中心で責任を持ち、成果を導く役割に、高い適性と相性の良さが感じられるはずです。
ESTJと相性が良いのは?

ESTJと相性が良いMBTIにはどのようなタイプがありますか?
ESTJと相性が良いのはISTJ(管理者)です。どちらも論理的で、現実的な思考を持ち、安定した考えを優先させる傾向があるため、価値観が合いやすく、信頼関係を築きやすい組み合わせです。

ESTJがリーダーとして方向性を示し、ISTJがその裏で丁寧に計画を立てて、実行するような支え方が自然とできます。役割分担もスムーズにでき、お互いの強みを活かして効率良く目標を達成できる関係です。
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他のMBTIとESTJの相性をより深く知りたい方は「ESTJと仕事の相性がいいのは?相性の悪いタイプと上手に付き合うコツも解説」で詳しく解説しているので参考にしてください。
この記事では、ESTJに向いている仕事や向いてない仕事、適性に合った職業を紹介します。自分に合った働き方をじっくり考えたい方は、まずは自分の特性や強みを深く知ることから始めてみてください。