ハローワークでの職業相談をすぐ終わらせるコツ
ハローワークでの職業相談をすぐ終わらせるためには、以下の6つのコツがあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
新しい仕事を探す目的を明確にする
ハローワークで職業相談をすぐ終わらせる1つ目のコツは、なぜ新しい仕事をしたいのか、理由や目的を明確にすることです。
目的が曖昧なままだと、上手く答えられないために職員から何度も質問され、時間がかかってしまいます。
退職理由ではなく、入社後にどのような自分になりたいかをまとめましょう。
希望条件に優先順位をつけておく
ハローワークで職業相談をすぐに終わらせる2つ目のコツは、自分が就職先に求める条件をまとめて、優先順位を決めておくことです。
優先順位が決まっていないと職員から「どのような条件を最優先にしたいですか」と聞かれたときに答えられず、相談時間が長引いてしまいます。
転職・就職するうえで求める条件を紙に書き出し、その中でも譲れない条件に優先順位をつけていきましょう。
「前職より高めの年収で400万円以上」「育休からの復帰率の高さ」など、できるだけ具体的に条件を設定するのがポイントです。
希望条件に優先順位をつけると、自分で仕事探しをする際にも役立ちますよ。
ただし、理想を高く持ちすぎると、マッチする求人が見つかりにくくなるので気をつけてくださいね。
事前に気になる求人票について確認しておく
ハローワークで職業相談をすぐに終わらせる3つ目のコツは、事前に気になる求人票を見つけ、詳細を確認することです。
主に以下の点を確認しておきましょう。
求人票の中で見ておくべき情報
- 業務内容
- 応募条件
- 勤務時間
- 休日
- 福利厚生
確認が不十分だと、職員による求人内容の説明時間が長くなり、すぐ終わらせるのは難しくなります。
業務内容や待遇など求人の詳細を事前に確認しておき、効率よく知りたい情報だけを得られるようにしておきましょう。
「家で検討します」と言って切り上げる
ハローワークで職業相談をすぐに終わらせる4つ目のコツは、「家で検討します」と言って早めに切り上げられる流れを作ることです。
職業相談では「特に希望はありません」や「優先条件は考え中です」などと曖昧な姿勢で受け答えしていると、30分程度かかるケースもあります。
気になる求人票について、本当に聞きたい情報のみ質問し、回答を得たら「ありがとうございます。家で検討します」と言って切り上げましょう。
職業相談をすぐ終わらせたからといって、求職活動実績にならないことはないので安心してくださいね。
事前に求人票に関して気になる質問をピックアップして回答を聞き、家に持ち帰り検討する流れはごく自然で効率的です。
開庁後すぐの混雑が少ない時間に行く
ハローワークで職業相談をすぐに終わらせる5つ目のコツは、混雑する時間帯を避けて行くことです。
ハローワークは通常、午前8時30分から午後17時15分まで開いていますが、中でも開庁後すぐの午前8時30分から午前10時頃が空いています。
職業相談をすぐに終わらせたい人は開庁すぐに向かうようにしましょう。
ただし、手続きの種類によって利用可能な時間が決まっていることもあるので、事前に確認しましょう。
加えて、求人紹介を希望する場合は午前8時半〜9時、午後12時〜13時、17時過ぎはおすすめしません。
職員が答えられない内容でどうしても知りたい情報があっても、企業との連絡がつきにくい時間帯のためです。
あらかじめ質問内容を考えておく
ハローワークで職業相談をすぐに終わらせる6つ目のコツは、事前に何を聞くか考えておくことです。
質問内容を整理しておけば職業相談がスムーズに進み、すぐに終わらせられます。
例えば、気になる求人の職場環境に関する質問、未経験でも応募可能な求人の紹介依頼などです。
職業相談をすぐに終わらせるためにも、質問内容は具体的かつ簡潔にまとめておきましょう。
質問内容を忘れるのが心配な人は、メモを持参するのがおすすめです。
またメモがあれば、ハローワークの職員から教えてもらった重要事項を書き残せますよ。
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ハローワークで職業相談を受ける際の流れや、求職活動実績の作り方については「ハローワークの職業相談では何ができる?実際の流れや他の職業相談先も紹介!」「ハローワークの職業相談で実績作りはできる!簡単にできる実績作り6選と注意点も紹介」で詳しく解説しています。
ハローワークの職業相談をすぐ終わらせるのにおすすめの質問例
ハローワークの職業相談をすぐ終わらせるのにおすすめの質問例を、4つ紹介します。
質問例1:「現在、この求人は何人くらいの人が応募していますか?」
ハローワークの職業相談をすぐ終わらせる質問例1つ目は、気になる求人票の企業への応募者数を尋ねる質問です。
「現在、この求人は何人くらいの人が応募していますか?」と聞くと、ハローワークの職員がその場ですぐ応募者数を調べて教えてくれます。
その後は「ありがとうございます。家で改めて考えてみます」や「競争率が高そうなので、別企業への応募を検討します」と言って相談を終えましょう。
応募者数はハローワークの職員に聞かないとわからないので、本命として挑戦する場合にも有益な情報ですよ。
質問例2:「この企業はどのような福利厚生や労働環境ですか?」
ハローワークの職業相談をすぐ終わらせる質問例2つ目は、気になる求人票の企業の残業や福利厚生に関する質問です。
具体的な質問内容の例としては、残業の平均時間や残業代が基本給に含まれるかどうか、具体的な福利厚生の内容などがあります。
契約社員を希望の場合は、契約期間や更新のタイミング、試用期間の給与額などについて聞くのもおすすめです。
「企業との面接で労働環境や福利厚生に関してあまり深くは聞きづらい」という人にも、おすすめの質問です。
ハローワークで事前に情報収集しておけば、企業に直接聞かずに済みますよ。
質問例3:「この企業の離職率はどれくらいですか?」
ハローワークの職業相談をすぐ終わらせる質問例3つ目は、気になる求人票の企業における離職率を尋ねる質問です。
「この企業の離職率はどれくらいですか?」と聞くと、ハローワークの職員が調べて教えてくれます。
離職率が高い場合は「別企業への応募を検討します」と言って切り上げ、離職率が低い場合は「ありがとうございます。家で改めて検討します」と言って相談を終わらせられます。
質問例4:「○○な求人をいくつか見せてもらえますか?」
ハローワークの職業相談をすぐ終わらせる質問例4つ目は、特定の希望条件に合う求人を探してもらう質問です。
具体的な質問例としては、以下のようなものがあります。
特定の希望条件に合う求人を探してもらうための質問例
- 完全週休二日制で事務職系の求人はありますか?
- リモートワーク可の求人を見せてもらえますか?
- 実務未経験でも歓迎のIT系求人はありますか?
自分の具体的な希望条件に合う求人を見せてもらえるか聞くと、職員が求人票を探して候補を出してくれます。
それを受け取り「家でじっくり考えてみます」と言えば、職業相談は終了です。
もしも「希望に合う求人が現在はない」と言われたら、「わかりました。譲れない条件なので、自分で探してみます」と言って切り上げましょう。
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求職活動実績をハローワークの職業相談のみで作る方法について知りたい人は「求職活動実績はハローワークの職業相談のみで作れる?質問例20選も紹介」をチェックしてみてください。
Yahoo!知恵袋からわかる最もすぐ終わらせられる質問
Yahoo!知恵袋では、求人票の応募人数について聞くのが、ハローワークの職業相談をすぐ終わらせるのに最も効果的という意見が多いです。
実際の口コミを見てみましょう。
職業相談でもっとも手早く相談が終わるのは、「求人票の応募人数を質問すること」です。
求人票の応募人数を窓口で聞いて、「家で検討して見ます。」と言って相談を手短に終わらせることができる質問というわけです。
Yahoo!知恵袋
手っ取り早く短時間で終えようと思っているのなら、適当に1枚印刷して、職業相談員に「応募状況を見て下さい」といいましょう。
状況を聞き終えたら「自宅で検討します」と言い、終了です。
Yahoo!知恵袋
ポイントは、気になる求人票を1枚でもいいので印刷して職業相談時に持参し、応募人数を聞くことです。
ハローワークの職業相談で聞くと長引きやすい質問
ハローワークの職業相談で業務内容について聞くと相談時間が長引きやすく、すぐ終わらせられない可能性が高いです。
例えば、求人票に記載された業務内容について深く質問すると、ハローワークの職員が企業側に電話で直接確認するケースがあります。
電話の時間がプラスされるうえ「丁寧に確認してもらったのに相談を早く切り上げるのは申し訳ない」という気持ちになる人が多く、すぐには終わらせられません。
相談時間が長引かないようにするためには、ハローワークの職員がすぐに回答できる質問を用意しておくのがポイントです。
また、ハローワーク経由で求人に応募する際に発行される書類である紹介状を出してもらうと、時間がかかるので注意してください。
本気で応募したいと思った場合を除き、紹介状の発行を薦められても「よく考えたいので、今回はいりません」と断って大丈夫です。
求職活動の実績作りを効率的にする方法
職業相談以外にも効率的に求職活動実績を作る方法はあります。
それぞれ詳しく紹介するので、参考にしてください。
認定日に職業相談をする
職業相談は、失業認定日にハローワークへ行くタイミングでおこなうのがおすすめです。
そうすれば、次回の失業認定に必要な2回以上の求職活動実績のうち、1回は認定日と同時に完了します。
さらに職業相談をすぐ終わらせるコツを押さえて、短時間で求職活動実績を作れれば、効率的に進められます。
気になる求人に応募してみる
求人への応募は、選考段階や合否にかかわらず求職活動実績になるので、気になる求人があれば応募してみましょう。
また、応募はハローワーク経由でなくても問題ありません。自分で転職サイトや転職エージェントで求人を探して、インターネットから応募しても、求職活動として認められます。
自宅で気になる求人を探して応募すれば求職活動になるので、忙しい人でも隙間時間で効率的に取り組めます。
ただし、求職活動実績目当てで全く入社する意思のない企業に応募するのは、迷惑行為になるので避けましょう。
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ハローワークでの求人検索やWeb応募で求職活動実績を作る方法について知りたい人は「ハローワークのパソコン検索を求職活動実績にする方法は?相談やWeb応募活用を解説」をチェックしてみてください。
講習やセミナーに参加する
ハローワークや転職エージェントが主催の就職活動に関する講習会やセミナーへの参加は、求職活動実績の対象です。
自宅からハローワークまで距離がある人は、オンラインでおこなわれるセミナーや講習会を探せば、効率的に求職活動ができます。
講習会やセミナーへの参加は求職活動実績のためだけでなく、貴重な情報を得たり、自分のスキルアップにつなげたりするのにも有効ですよ。
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求職活動実績を作る裏ワザについては「求職活動実績を簡単に作る裏ワザ7選!求職活動実績として認められないケースも紹介」で詳しく解説しています。
ハローワークの職業相談以外でサクッと求職活動実績を作る方法
ハローワークの職業相談は求職活動実績を作るのに効率的ですが、職業相談を何度も受けるのは面倒だからと行きたくないという人には、転職エージェントのオンラインセミナーがおすすめです。
厚生労働省によると国の許可と届出のある民間の職業紹介事業者がおこなうセミナーであれば、求職活動の実績になるとされているので、転職エージェントも含まれます。
中でも豊富な就職支援実績があるリクルートエージェントのオンラインセミナーは、他社と比べてもより幅広いテーマがあり、興味のあるセミナーが見つけやすいのでおすすめです。
また、アーカイブ視聴できるセミナーが多いのが特徴で、多忙な人でも効率良く空いた時間にサクッと求職活動実績を作れます。
ちなみにセミナーへの参加だけでなく、転職エージェントのキャリアアドバイザーに就職相談をしても求職活動実績になりますよ。
オンライン面談が可能なので、ハローワークのように直接出向く必要はありません。
加えて転職エージェントでは、非公開求人の紹介や選考対策なども無料で丁寧にサポートしてくれるので、就職活動を成功させる手段としてもおすすめです。
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オンラインセミナーを求職活動実績にする方法については「リクルートエージェントのオンラインセミナーは求職活動実績にできるのかを解説」「オンラインセミナーは求職活動実績にできる?種類やおすすめの方法を紹介」をチェックしてみてください。
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ハローワークの職業相談をすぐ終わらせたい人に関するよくある質問
ハローワークの職業相談をすぐ終わらせたい人に関するよくある質問と回答をまとめました。
ハローワークの職業相談の時間は、何分くらいかかる?
求人票を持参して応募者数の状況を聞き、家で検討するという流れで切り上げられれば、最短3分程度で終わらせられます。
ただし、対応する職員や会話内容の展開によって差があるので、一概に何分とは言い切れません。
3分よりも長引く可能性もあることは、理解しておきましょう。
しっかり相談しようと思うと30〜40分かかるのが一般的です。
また、ハローワーク自体が混んでいる状況では、職業相談をすぐ終わらせられても待ち時間に1〜2時間かかるケースがあります。
ハローワークの職業相談を早く終わらせると求職活動実績にならない?
職業相談をすぐ終わらせても求職活動実績になります。
相談時間の長さは、求職活動実績の認定に全く関係ありません。
1日のうちに異なるハローワークで職業相談を受けたら、求職活動は2回になる?
なりません。ハローワークのルールでは、同じ日に同じ内容の求職活動を2回以上しても、1回の実績にしかならないとされています。
場所を変えても、同じ内容の求職活動であれば1回としかカウントされません。
ただし、異なる求職活動をした場合は1日で2回の実績を作れます。例えば、同日にハローワークのセミナーに参加し、職業相談も受けるなどです。
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ハローワークの職業相談で怒られる?
ハローワークの職業相談で怒られるというケースは、少なからずあります。
主な原因は以下の3つです。
- 受け身態勢で何もかも職員任せにする
- 就職・転職活動の目的が曖昧で、やる気のなさが伝わる
- 制度や職員に対して過度な要求や文句を言う
職員側としては怒りだけでなく、求職者が就職活動を成功させるためにも厳しい言葉で指摘する場合があります。
ハローワークの職業相談をすぐ終わらせるには、以下6つのコツを押さえましょう。
ハローワークの職業相談をすぐ終わらせるコツ
- 新しい仕事を探す目的を明確にする
- 希望条件に優先順位をつけておく
- 事前に気になる求人票について確認しておく
- 「家で検討します」と言って切り上げる
- 開庁後すぐの混雑が少ない時間に行く
- あらかじめ質問内容を考えておく
また職業相談だけでなく、講習・セミナーへの参加や求人への応募を組み合わせるのも、求職活動を効率的に進める方法としておすすめです。
転職エージェントのオンラインセミナーも対象です。
特にリクルートエージェントのオンラインセミナーは、豊富なテーマ数とアーカイブ配信の多さが魅力で、忙しい人も効率的に求職活動実績を作れます。
新しい仕事を探す理由や目的を明確にするのは、就職後のミスマッチ防止にもつながります。
転職や就職の目的がはっきりすると、自分が本当に働きたい仕事が探しやすくなりますよ。