沖縄でセミナーを受けると求職活動実績になる?
沖縄で開催される就職支援セミナーの多くは求職活動実績として認められます。
ハローワークや沖縄県キャリアセンターなどの自治体が主催するセミナーであれば、参加するだけでも1回分の実績としてカウントされることが一般的です。
たとえば、履歴書・職務経歴書の書き方や面接対策、キャリアプランを考える内容など、就職に役立つテーマであれば対象となります。
ここからは、そもそも「求職活動実績」とは何を指すのか、セミナーや職業相談がなぜ認められるのかを詳しく見ていきます。
求職活動実績とは(ハローワークが定める就職活動の範囲)
求職活動実績とは失業保険の申請にあたり、失業中に「再就職に向けて実際に行動したこと」を証明するものです。
ハローワークでは、以下のような行動を求職活動として認めています。
求職活動実績として利用可能な活動例
- 求人への応募(Web応募・郵送・持参など)
- 企業との面接や説明会への参加
- ハローワーク職員との職業相談・職業紹介
- ジョブカフェや自治体のセミナー・講習会の受講
- 転職エージェントとの面談や求人紹介の利用
- 資格取得や職業訓練など、就職に向けた学習活動
求人への応募だけでなく、就職準備のための学びや相談も実績に含まれます。
沖縄ではハローワークやジョブカフェが定期的にセミナーを開催しているため、参加しやすい環境が整っています。
気になるセミナーは前向きに利用してみましょう。
セミナーや職業相談が実績として認められる理由
セミナーや職業相談が求職活動実績になるのは「就職に向けた具体的な行動」とみなされるためです。
履歴書の書き方を学ぶセミナーやキャリアカウンセリングで自分の強みを整理する活動も、再就職への前向きな取り組みとして評価されます。
沖縄県内ではハローワークやジョブカフェを中心に、初心者向け・女性向け・若年層向けなどのさまざまなセミナーが開催されています。
参加後はセミナー内容や日付を失業認定申告書に記入することで実績として申告可能です。
セミナーを活用することで、学びながら求職活動実績を確実に積むことができますよ。
沖縄で就職を目指す人向けの支援機関
沖縄で再就職を目指す場合、ハローワークや県の就職支援センター、ジョブカフェなどの公的機関に加え、民間の転職支援サービスも活用できます。
ここからは代表的な4つの就職支援機関を紹介します。
それぞれの特徴を理解して自分の状況に合った機関を利用することで、求職活動実績の作成と就職成功の両立がしやすくなるので、ぜひチェックしてみてください。
ハローワーク
ハローワークは厚生労働省が運営する最も基本的な就職支援機関です。
沖縄県内を広く管轄しており、職業相談や求人紹介、セミナー開催などの幅広い就職支援サービスを提供しているほか、雇用保険手続きも担っています。
ハローワーク主催のセミナーや職業相談は、求職活動実績として確実に認められる活動です。
また、求人応募や面接の斡旋もおこなっているため、再就職に向けた具体的な行動が進めやすくなっています。
予約なしで利用できる窓口も多く、初めての求職活動にもおすすめの公的サービスです。
沖縄県おしごと応援センター
沖縄県おしごと応援センターは県が運営する就職支援拠点で、キャリア相談や求人情報の提供、就職支援セミナーなどを多数開催しています。
相談員との個別相談も可能で各状況に合わせた支援メニューを受けられるほか、入社後の定着支援や事前の企業実習見学の利用など、きめ細やかな支援サービスが充実しているのが特徴です。
沖縄県おしごと応援センターのセミナーは就職力アップセミナーとして、ビジネスマナーやコミュニケーション力といった社会人基礎力や就職・就労定着に必要なスキルを習得できます。
就職アップセミナー例
- パソコン初心者セミナー
- リフレーミングセミナー
- ストレスマネジメントセミナー
- 職種理解セミナー
- 企業実習先バスツアー
- 未来プランセミナー
- 応急手当講習セミナー
- 就労定着セミナー
これらのセミナーに参加すると求職活動実績として申告できるので、ハローワークと併用して活用する人も増えています。
ジョブカフェ
ジョブカフェは主に若年層(概ね15〜34歳)を対象とした就職支援施設です。
沖縄では「沖縄県キャリアセンター」として運営されており、キャリアカウンセリングや就職セミナー、職場体験プログラムなどを無料で利用できます。
ジョブカフェで求職活動実績として利用できるサービスには以下のようなものがあります。
ジョブカフェで求職活動実績として利用できるサービス例
- 就職相談(1時間) ※要予約
- ちょこっと相談(15分) ※予約不要
- 各種セミナー
- Livecafe(ライブカフェ、求人企業小規模説明会)
ジョブカフェのセミナーや職業相談もハローワークの求職活動実績として認められます。
ジョブカフェ(沖縄県キャリアセンター)は学生や既卒、第二新卒など、社会人経験が浅い人に特におすすめの支援機関です。
転職サイト(求人サイト)や転職エージェントなどの民間サービス
ハローワークなどの公的機関に加えて、民間の転職支援サービスを利用するのも効果的です。
転職サイト(求人サイト)では自分のペースで求人を探して応募でき、応募1件につき1回の求職活動実績としてカウントされます。
一方、転職エージェントではキャリアアドバイザーとの面談や求人紹介、面接対策などのサポートが受けられ、それぞれ求職活動実績として利用できます。
転職サイトや転職エージェントはオンライン面談やリモート応募にも対応しているサービスが多いため、沖縄在住でも地域を問わず活用しやすい点も魅力です。
ハローワークやジョブカフェなどの公的支援と組み合わせることで、効率的に再就職活動を進められますよ。
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ぜひ併せてチェックしてみてください。
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求職活動実績とする場合の失業認定申告書の書き方
セミナーや職業相談に参加した場合は「失業認定申告書」にその内容を記入することで、求職活動実績として認められます。
失業認定申告書の書き方の基本を押さえておけば、スムーズに申告できるので安心です。
セミナー受講を求職活動実績として利用する場合は、失業認定申告書にセミナーの受講日やセミナー内容を以下のように記入します。
出典:失業認定申告書
失業認定申告書への求職活動実績の記入内容
- 期間中に求職活動をしたかどうか:(ア)求職活動をした
- 求職活動の方法:(エ)公的機関による職業相談、職業紹介等
- 活動日:令和7年10月12日 ※実際に受講した日付
- 利用した機関名:沖縄県キャリアセンター
- 求職活動の内容:セミナー受講(自分の強みの見つけ方)
※受講したセミナーの名称を正確に記入
内容はできるだけ具体的に「いつ・どこで・どんなセミナーを受けたか」を記載するのがポイントです。
失業認定日に窓口へ提出すると担当者が内容を確認し、問題がなければ1回分の求職活動実績としてカウントされます。
なお、失業認定申告書の提出時に証明書の提出を求められることもあります。
受講証明書や受講時のメモ、受講履歴が分かる画面のスクリーンショットなどを持参すると安心ですよ。
応募活動と同様にセミナーや相談を通じた学びも「就職に向けた前向きな行動」として認められるので、積極的に活用しましょう。
沖縄のセミナーを活用して効率的に求職活動実績を作ろう
沖縄ではハローワークやジョブカフェ、県の就職支援センターなどが定期的にセミナーを開催しています。
これらのセミナーは参加するだけで求職活動実績として認められるだけでなく、履歴書の書き方や面接対策など就職活動に役立つ知識を身につけられる絶好の機会です。
気になるセミナーがあれば、ぜひ積極的に利用してみましょう。
また、実際に就職活動を本格化するにあたって求人応募を増やしていくには、民間の転職支援サービスを活用するのも効果的ですよ。
転職サイトを使えば地元沖縄の求人だけでなく、U・Iターン歓迎の全国求人にもアクセスできるので選択肢が一気に広がります。
さらに、転職エージェントでは専任のキャリアアドバイザーが希望条件に合う求人を紹介してくれるため、効率的に応募を進められますよ。
セミナーへの参加で求職活動実績を確実に作りつつ転職エージェントで自分に合った仕事を見つけ、スムーズに就職活動を進めましょう。
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求職活動実績が少ない月でもこうしたセミナーに参加することで、無理なく実績を積むことができますよ。