転職したい看護師は6割以上もいる
ユニークキャリアが現役看護師2,182人に対しておこなった「看護師転職に関するアンケート調査 」によると、転職したいと思っていると回答した看護師が全体の61.2%にのぼりました。
また、転職した看護師500人を対象に、「前職にどのような不満を感じ転職したのか」を複数回答可でアンケートをとったところ、以下のような結果になりました。
順位 | 転職理由 |
---|---|
1位(191人) | 人手不足で自分への仕事量が多かった |
2位(184人) | 人間関係が良くなかった |
3位(165人) | 労働時間が長すぎて休む間がなかった |
4位(164人) | 給料が低かった |
5位(82人) | 休みをとらせてもらえない |
引用:ユニークキャリア「看護師転職に関するアンケート調査 」
次のパートでは、具体的な退職理由を紹介します。
新卒看護師の退職理由
日本看護協会がまとめた「2023年病院看護実態調査報告書 」によると、新卒看護師の退職理由は以下のようになりました。
順位 | 転職理由 |
---|---|
1位(49.4%) | 健康上の理由(精神的疾患) |
2位(45.5%) | 自分の看護職員としての適性の不安 |
3位(40.5%) | 自分の看護実践能力への不安 |
4位(27.6%) | 上司・同僚との人間関係 |
5位(23.4%) | 他施設への関心・転職 |
看護師は精神的な負荷が大きい仕事の一つです。患者が抱える病気や死に直面したり、医療ミスや事故に対する不安を感じたりと、看護師は日々プレッシャーやストレスを感じながら仕事をしています。
そのプレッシャーやストレスによってメンタルヘルス不調になってしまう人がいるのです。
また、「看護師の仕事が自分に向いているかわからない」「看護師で必要となるスキルが身に付かなくて不安」などの理由で退職する人もいることがわかります。
そして、人間関係の悪さや他にやりたいことができたことも、退職理由の上位に入りました。
看護師からキャリアチェンジする時の心得3選
本パートでは、看護師からキャリアチェンジするときの心得から、そもそもキャリアチェンジとは何なのかについてまで詳しく解説していきます。
キャリアチェンジの意味
キャリアチェンジとは、未経験の業界や職種に挑戦する転職方法です。具体的には以下のような転職がキャリアチェンジに当てはまります。
キャリアチェンジとは?
- 業界や職種がまったく違う企業に転職する
- 職種は変えずに異なる業界に転職する
- 同業界で異なる職種に転職する
キャリアチェンジをおこなうメリットとして、看護師の仕事だけでは身につかない様々なスキルが身に付いたり、やりたい仕事につながったりすることが挙げられます。
キャリアチェンジは仕事内容や環境が大きく変化するため、現在の仕事内容に満足していない人や、マンネリから脱却したい人にもおすすめの転職方法です。
一方で、キャリアチェンジにはデメリットもあります。
「いまの仕事に不満があるから」と安易にキャリアチェンジをしてしまうと、向いていない業界・職種に就いてしまったり、環境が自分に合わなかったりして転職のミスマッチにつながる可能性が高いです。
キャリアチェンジを考える際は、まずは自己分析から始め「自分の強みや価値観は何なのか」「それを活かせる業界や職種は何か」を言語化してください。
20代〜30代前半であること
看護師に限らずキャリアチェンジをする場合は、年齢が若ければ若いほど有利になります。
転職市場は基本的に即戦力採用ですが、20代~30代前半であればスキルや経験が不足していても、これからの伸び代=ポテンシャルで採用されるケースがあります。
一方、30代後半となると転職市場はスキルや経験があることはもちろん、マネジメント能力を求めるようになるためキャリアチェンジは困難です。
そのため、スキルや経験が不足していてもポテンシャルで採用される可能性がある20代~30代前半がキャリアチェンジには有利なのです。
資格やPCスキルの獲得は転職してからでいい
転職先で必要となる資格やスキルの習得は、転職してからで構いません。転職活動における優先順位は低いことを認識しておいてください。
看護師は国家資格がなければなることのできない仕事であるため、転職する際「まずは資格を取らないと」と考える人がいます。
しかし、一般企業へ転職する場合、資格がなければ入社できないケースは稀で、入社後に取得すればよいケースがほとんどです。
資格やスキルの習得は無駄ではありませんが、それよりも自己分析によって自己理解を深めたり、選考に向けて準備したりするほうが優先順位は高いです。
優先順位が高いものから進めていき、それでも余裕があれば資格やスキルの習得のために時間を使いましょう。
今までの経験・看護師資格を活かせるキャリアを見つけること
キャリアチェンジをする際は、今までの看護師としての経験やスキルを活かせるキャリアを見つけることが重要です。
どのような業界・職種へ転職する場合でも、前職の経験やスキルを活かせるほうが優遇されます。そこを選ぶことで他の人よりも選考で有利になったり、条件が良くなったりするケースもあります。
また、看護師としての医療スキルや経験が活かせる仕事でなくても構いません。
普段、患者やその家族、医療スタッフなどとコミュニケーションが取れるコミュニケーションスキルや、状況に応じて臨機応変な対応が取れるなど、実務経験以外で活かせるスキルは必ずあります。
それらのスキルを棚卸して言語化し、それを活かせる業界や職種を見つけることで、キャリアチェンジを成功させる可能性が高くなるのです。
スキルを身につけたい看護師向け:キャリアチェンジにおすすめの仕事3選
本パートでは、スキルを身に付けるためにキャリアチェンジしたい看護師向けにおすすめの仕事を3つ紹介します。
MR
MRとは「医薬品情報提供者」のことを指し、医師や薬剤師などの医療関係者に対して医薬品の情報提供をメインにおこなう仕事です。
MRの仕事内容
- 医薬品に関する有用性・安全性・副作用情報・効能・効果などの情報提供
- 医薬品を取り扱ってもらうための営業・提案活動
MRに活かせる看護師の経験は?
看護師は日頃から患者に投与する医薬品の処方箋の管理をおこなっています。そのため、業務で身に付けた医薬品に関する知識をMRの仕事でも活かすことが可能です。
MRの年収は?
589万円
引用:マイナビ転職
MRは入社後「MR認定試験」という資格試験を受験することを必須とする医薬品メーカーがほとんどです。
取得しなければMRになれないわけではありませんが、この資格を保持する者でなければ出入りできない病院もあるため、入社後は早めに取得することがおすすめです。
看護師特化のキャリアアドバイザー
キャリアアドバイザーとは、転職エージェントなどの人材紹介会社に所属し、求職者の転職活動のサポートやキャリア相談を受けるアドバイザーのことを指します。
キャリアアドバイザーの仕事内容
- 求職者が希望する条件のヒアリング・条件にマッチする求人の紹介
- 応募書類作成のアドバイスや添削、面接練習などの選考対策
- 選考の日程調整や条件交渉
- 企業訪問
看護師特化のキャリアアドバイザーに活かせる看護師の経験は?
看護師特化型の転職エージェントは、一般的な転職やキャリアに関する専門性だけではなく医療業界特有の慣習や看護師の仕事についても精通していなければなりません。
そのため、看護師としての経験全般を活かすことのできる仕事といえます。
キャリアアドバイザーの年収は?
565万円
引用:マイナビ転職
キャリアアドバイザーを目指す場合、転職エージェントを利用して一度キャリアアドバイザーのサポートを体験してみるのがおすすめです。よりキャリアアドバイザーの仕事について知ることができますよ。
医療系Webライター
医療系Webライターは、医療の専門的な知識を活かして様々な文書を作成する仕事です。
製薬会社や医療系広告代理店で働くほか、フリーランスとして働く選択肢もあり、働く自由度が高い仕事の一つです。
医療系Webライターの仕事内容
- 医薬品の薬事申請に必要な書類作成
- プロモーション用のパンフレットやリーフレットなどの作成
- 医療系Webメディアでのライティング活動
医療系Webライターで活かせる看護師の経験は?
医療系Webライターには医療の知識が必須です。そのため、看護師の仕事で培った医療の経験や知識を活かすことができます。
医療系Webライターの年収は?
510万円
引用:マイナビ転職
働き方を変えたい看護師向け:キャリアチェンジにおすすめの仕事5選
本パートでは、働き方を変えるためにキャリアチェンジしたい看護師向けにおすすめの仕事を5つ紹介します。
ケアマネジャー
ケアマネージャーとは、介護保険制度に基づいて介護が必要な人や、要介護状態が悪化しないようにするためのケアマネジメントをおこなう仕事です。
ケアマネジメントとは、介護を必要とする本人や家族が抱えている課題をヒアリング、分析して必要な支援をマネジメントすることを指します。
ケアマネージャーになるためには、介護支援専門員の資格取得が必要です。この資格を取得するには介護、医療、福祉分野の資格を所持し、5年以上の実務経験が必要になります。
ケアマネージャーの仕事内容
- 介護を必要とする人もしくはその家族からの相談受付
- 相談に対して課題の把握と解決策の提案
- サービス事業所の情報共有
- 介護サービス計画書(ケアプラン)の立案
- 計画通り且つ適正にサービスが提供されているか確認、およびサービス事業所との連絡調整
- 定期的な訪問による利用者の状況把握
ケアマネージャーで活かせる看護師の経験は?
ケアマネージャーになるには介護、医療、福祉のいずれかの資格を所持していることが条件です。そのため、看護師資格を活かすことができます。
また、ケアマネージャーは介護を必要とする人やその家族に寄り添う姿勢が大切です。
日頃から患者やその家族に寄り添ってきた看護師としてのポータブルスキルを活かすことができます。
ケアマネージャーの年収は?
460万円
引用:マイナビ転職
治験コーディネーター
治験コーディネーターとは、新薬の治験をおこなう医療機関において、治験のスムーズな進行をサポートする仕事です。
治験コーディネーターに資格は必要ありません。その代わり、医療や医薬品の知識があり、看護師や薬剤師などの医療系の資格を持っていると優遇されるケースが多いです。
また、治験コーディネーターになるには治験施設支援機関などの民間企業に就職する以外にも、院内CRCへ部署異動するという方法もあります。
もし現在勤務する病院にCRCの部署があるのであれば、異動を希望することも一つの方法です。
治験コーディネーターの仕事内容
- 被験者への説明補助やケア
- 医師や製薬会社との連絡・調整
- スケジュール調整とディレクション
治験コーディネーターで活かせる看護師の経験は?
治験コーディネーターは、業務をおこなうにあたって医療に関わる知識や医療機関の仕組みを理解していなければなりません。
そのため,治験コーディネーターには看護師として病院に勤務した経験や医療の知識を活かすことができます。
治験コーディネーターの年収は?
500万円
引用:マイナビ転職
臨床開発モニター
臨床開発モニターとは、製薬会社もしくはCRO(受託臨床試験実施機関)に所属し、治験が正しく円滑におこなわれているか、製薬会社の目線でチェックする仕事です。
特に法令を遵守して治験がおこなわれているかチェックことが、臨床開発モニターの責務です。
治験に関わる仕事として、先ほど紹介した治験コーディネーターがありますが、治験コーディネーターが被験者と関わるのに対して臨床開発モニターは被験者と一切関わりません。
また、全国の病院を訪問し治験をモニタリングするケースもあります。
臨床開発モニターの仕事内容
- 医療機関の選定や標準業務手順書の作成
- 治験の進行状況を確認するモニタリング
- 治験終了の手続き
臨床開発モニターで活かせる看護師の経験は?
臨床開発モニターは業務上、医師や製薬会社の担当者とやり取りをすることが多いため、医療や医薬品の知識が必要です。
また、医療分野での実務経験や医療系の資格を所持している人のほうが優遇されます。
そのため、看護師資格や日頃の業務で身に付けた医療や医薬品の知識を活かすことができます。
臨床開発モニターの年収は?
609万円
引用:マイナビ転職
健康相談コールセンター
健康相談コールセンターの仕事は、主に健康に関する相談や質問に対応することであり、企業によっては健康相談員ともいわれています。
健康相談コールセンターは個人から健康相談を受けることがあれば、生命保険会社や民間企業、学校などから健康指導の依頼を受けることもあります。
また、健康指導のなかでも特定保健指導に該当するものは医師もしくは保健師でなければ対応できません。そのため、保健師免許を持っている看護師は重宝されます。
働き方は企業によって異なり、電話相談のみの企業もあれば訪問面談もおこなう企業もあります。
24時間対応の窓口を開設している企業もあり、その場合シフト制での勤務となるため事前によく求人の内容を確認しておきましょう。
健康相談コールセンターの仕事内容
- 健康に関する電話相談の対応
- 利用者の自宅や職場を訪問、面談
- 健康に関する情報や適切な医療機関などの情報提供
健康相談コールセンターで活かせる看護師の経験は?
健康相談コールセンターの仕事では看護師資格や保健師資格が必須です。
また、相談する人に寄り添う姿勢が大切であるため、日頃から患者やその家族に寄り添ってきた看護師としてのポータブルスキルを活かすことができます。
健康相談コールセンターの年収は?
429万円
引用:マイナビ転職
クリニカルスペシャリスト
クリニカルスペシャリストとは、フィールドナースとも呼ばれる仕事で、医療機器メーカーに所属し自社製品の営業サポートやサービスのサポートをおこないます。
クリニカルスペシャリストには豊富な医療知識が求められます。そのため、看護師やその他医療職種の資格と経験を応募条件にしている企業が多いです。
また、営業職と協力しながら業務をおこなうため、ビジネスマナーやコミュニケーション能力、プレゼンテーション力、PCスキルなど幅広いスキルが求められます。
クリニカルスペシャリストの仕事内容
- 医療機器や医薬品など自社製品のプレゼンテーション
- 医療営業に同行、導入時の立会い
- 導入後のアフターフォロー
クリニカルスペシャリストで活かせる看護師の経験は?
クリニカルスペシャリストには、医療機器や医薬品の知識が必須です。
看護師として、病院内の医療機器について知識や正しい取り扱い方法を習得しておくことで、クリニカルスペシャリストの仕事に活かすことができます。
クリニカルスペシャリストの年収は?
589万円
引用:マイナビ転職
看護師からキャリアチェンジしたいと感じる理由
本パートでは、看護師からキャリアチェンジしたいと感じる理由について解説していきます。
体力的に難しい
看護師がキャリアチェンジを考える理由の一つとして、体力面での不安が挙げられます。
看護師の仕事は、夜勤や早朝勤務、不定期な休みなど生活リズムが乱れがちです。変則的な勤務は体力がなければ長く続けることはできません。
変則的な生活リズムが長く続くことによって体調を崩す看護師もいます。
また、仕事内容も介助や体位交換など力仕事も多く、一日中立ちっぱなしなど体力が求められる内容です。
そのため、体力面での不安を感じキャリアチェンジを考える看護師がいるのです。
プライベートと仕事の両立が難しい
看護師は仕事とプライベートの両立が難しい仕事の一つであり、それが原因でキャリアチェンジを考えるきっかけとなることがあります。
先ほどもお伝えしたように看護師の生活リズムは変則的です。友人との予定や子どもの学校行事などプライベートでのイベントがある場合、時間の調整やシフトの調整をしなければならず気を遣うこともあります。どうしても都合が合わない場合もあるでしょう。
プライベートを犠牲にして仕事を続けていると、家族や友人との関係性にひびが入ったり、自分の気持ちとの折り合いがつかなくなったりしてキャリアチェンジを考えるようになるのです。
精神的なダメージがある
看護師は精神的な負荷が大きい仕事の一つであり、それが原因でキャリアチェンジを考えるきっかけとなることがあります。
患者が抱える病気や死に直面したり、医療ミスや事故に対する不安を感じたりと、看護師は日々プレッシャーやストレスを感じながら仕事をしています。
そのプレッシャーやストレスがキャリアチェンジを考えるきっかけとなるのです。
プレッシャーやストレスを感じたまま仕事を続けることは、仕事へのやりがいを失ったり、メンタルヘルス不調になったりする原因となります。そのような状態に陥る前に手を打つことが最善の選択といえるでしょう。
キャリアアップが見込めない
看護師がキャリアチェンジを考える理由の一つとして、キャリアアップが見込めないということが挙げられます。
病院などの医療機関では、ある程度の経験年数や実務経験を積んだ後に主任看護師や看護師長などの管理職へキャリアアップします。しかし、そこまでポストは多くはありません。
そのため、他の業界や職種へキャリアチェンジしてキャリアアップをしたいと考えるようになるのです。
キャリアアップをしたいことがキャリアチェンジを考えたきっかけであれば、「どのようなスキルや知識、経験を身に付けて」「数年後どのような姿になっていたいのか」を言語化できると、選考で有利になるのでおすすめです。
仕事の責務に対して給与が低い
看護師がキャリアチェンジを考える理由の一つとして、給与面の不満が挙げられます。
看護師は命に関わる重要な仕事であり、体力的にも精神的にも負担が大きい仕事です。
また、一般企業の場合、責任が重くなるにつれて給与が上がることが一般的ですが、看護師の場合、責任が重くなっても昇進しない限りは大幅な給与アップが見込めません。
そのため、仕事内容に対して給与が見合ってないと感じるようになり、キャリアチェンジを考えるようになるのです。
他の仕事をしてみたい
看護師以外の仕事に興味を持ち、キャリアチェンジを考えるようになることがあります。
現代はインターネットやSNSが普及し、様々な仕事の情報を簡単に見ることができるようになりました。
今まで経験したことのない仕事に興味を持ち、「自分もやってみたい」と思うこともあるでしょう。
看護師のスキルや経験は様々な業界や職種で活かすことが可能です。興味を持った分野があるのであれば、そこで看護師のスキルや経験がどのように活かせるのか考えてみてください。
看護師の仕事が向いてないと感じる
看護師の仕事が向いていないと感じることも、キャリアチェンジを考えるようになる理由の一つです。
人と関わることが苦手、ケアレスミスを頻発したりインシデントを起こしたりした、プレッシャーに耐えられないなど、看護師の仕事が向いていないと感じる原因は人それぞれです。
そして、看護師の仕事が向いていないと感じるようになることで、仕事へのモチベーションが低下し、やりがいを感じられなくなります。
そのことが、キャリアチェンジを考えるようになるきっかけとなるのです。
看護師の仕事が向いていないと感じる場合、まずは「向いていないと感じる根本的な原因」を洗い出してください。根本的な原因を見つけることで対処法が明確になります。
一方、根本的な原因がわからないままキャリアチェンジをしても、同じような悩みを抱える可能性が高いです。
何度もキャリアチェンジを繰り返すことは、あなたのキャリアに傷をつけてしまいます。向いていないと感じる根本的な原因と対処法を明確にし、本当にキャリアチェンジが必要なのかを冷静に考えましょう。
看護師からキャリアチェンジする時にやるべきこと
本パートでは、看護師からキャリアチェンジする時にやるべきことを3つ紹介します。
自己分析を徹底する
看護師がキャリアチェンジする際に最も大切なことが、どれだけ徹底的に自己分析をおこなえるかどうかです。
キャリアチェンジを成功させるには、あなたの強みや価値観、やりがいを感じることを言語化しなければなりません。そのためには、過去を深掘りした徹底的な自己分析が必要です。
徹底的な自己分析をおこない、あなたの強みや価値観、やりがいを感じることを言語化することで、看護師以外でどのような業界・職種が向いているのかが明確になるのです。
プロに相談しながらキャリアプランを作成する
看護師がキャリアチェンジをする際は、キャリアのプロに相談してキャリアプランを作成するべきです。
キャリアプランはキャリアの方向性を定めるために必要になります。キャリアプランがないと、キャリアの方向性が定まらず何を選んで何をすればよいのかがわからなくなるのです。
キャリアのプロに相談することで、看護師経験を活かしつつどのように市場価値を上げていけばいいのか方向性がはっきりとします。
キャリアは数値化できるものではありません。また、キャリアの正解は千差万別、人それぞれであるためこれといった指針がありません。
そのため、自分ひとりで適切なキャリアプランを立てることは困難であり、数年後にキャリアチェンジをしたことを後悔してしまう可能性が高いです。
キャリアの知見があるプロに相談することで、あなたが理想とするキャリアを手に入れるためにはどのようなプランが最適か一緒に考えてもらうことができます。
キャリアのプロに相談することで、より納得感のある後悔しないキャリアプランを立てることができますよ。
職種・企業選定を間違えない
看護師がキャリアチェンジする際は、企業選定を間違えないように注意してください。
ここでいう間違いとは、あなたに適性のない企業を選んでしまうことです。適性のない企業を選んでしまうと、ミスマッチを感じてしまい短期離職をしてしまうリスクがあります。
短期離職は転職に不利に働くため、短期離職をしないに越したことはありません。
短期離職をしないためにも、あなたに適性のある仕事や環境はどのようなものなのか言語化し、その条件をクリアする企業を選ぶことが重要です。
看護師からキャリアチェンジする時の3ステップ
本パートでは、看護師からキャリアチェンジする時の3ステップを紹介します。
ステップ1:将来のありたい姿を言語化する
看護師からのキャリアチェンジを考える際、まずはあなたがキャリアチェンジしてどのようになりたいのかを具体的にイメージしてください。
例えば、将来どのように仕事をしていて、どのような暮らしを送っているのかを考えます。
なりたいと思う理想の姿が実現できるかどうかではなく、どのような人生があなたの理想なのかという視点で考えてください。
将来なりたい姿=ゴールが決まらなければ何をするべきなのかがわかりません。
ゴールを最初に設定することで、ゴールに辿り着くためには何をするべきなのか具体的にイメージできるようになるのです。
ステップ2:将来のありたい姿実現のために必要なスキルを見つける
将来なりたい姿が明確になったら、次はそれを実現するために必要なスキルは何かを考えてください。
例えば、働く場所や時間に捉われない暮らしすることが理想である場合、基本的にはリモートで仕事をすることになります。リモートで仕事をするにはPCスキルが必須です。
一方、将来なりたい姿が明確になってもそれを実現するために必要なスキルがわからなければ、いつまで経っても理想を実現することはできません。
もし、理想を実現するために必要なスキルがわからないと悩んでしまったら、ロールモデルを見つけることをおすすめします。
ロールモデルとは考え方や行動の規範になる人のことを指し、ロールモデルの成功例や経歴を参考にすることで、必要なスキルが見えてくるのです。
理想を実現するために必要なスキルを明確にして、スキルを習得できる仕事を見つけるステップへ繋げていきましょう。
ステップ3:必要なスキルを習得できる仕事を見つける
理想の実現のために必要なスキルが明確になったら、それを習得できる仕事を見つけることがキャリアチェンジを成功させる最後のステップです。
先ほどお伝えした例のように、働く場所や時間に捉われない暮らしするためにPCスキルを身に付けなければならない場合、医療系Webライターになるという方法があります。
医療系WebライターはPC1台あればどこでも作業ができます。しかし、働く場所や時間に捉われないことを前提とする場合、企業に所属するよりもフリーランスとして活動したほうが現実的です。
フリーランスとして活動する場合、PCスキルや医療の知識に加え、ビジネスマナーやプレゼンテーション力も必要になります。
将来はフリーランスの医療系Webライターとして活動することを目指しつつ、クリニカルスペシャリストやMRでビジネススキルを身に付けることも一つの方法です。
このようにキャリアの正解は一つではありません。もし、自分なりのキャリアの正解がわからず悩んでしまったら次で紹介するキャリアのプロに相談してください。
キャリアチェンジしたい看護師におすすめの相談先
本パートでは、キャリアチェンジしたい看護師におすすめの相談先を2つ紹介します。
看護師特化の転職エージェント
看護師のサポートに特化した転職エージェントを利用することで、看護師として働くあなたにマッチしたサポートを受けることができます。
看護師特化の転職エージェントは、看護師向けの求人や看護師の転職支援実績が豊富です。
看護業界の知見があるキャリアアドバイザーのカウンセリングを受けることで、あなたに向いている仕事や職場にはどのようなものがあるか提案してもらうことができます。
また、忙しい看護師にとって働きながら転職活動をおこなうことには苦労が伴います。
転職エージェントのサポートを受けることで、スムーズな転職活動をおこなえるようになるでしょう。
看護師のサポート実績があるキャリアコーチング
「キャリアチェンジするべきか迷っている」「せっかくキャリアチェンジするなら自分に向いている仕事をしたい」
このように考えている人は、看護師のサポート実績があるキャリアコーチングへの相談がおすすめです。
キャリアコーチングは転職に限らずキャリア全般の悩みや課題を根本的に解決するために、キャリア知見豊富なキャリアコーチがマンツーマンでコーチングをおこなうサービスです。
キャリアコーチングでは以下のようなサポートを受けることができます。
キャリアコーチングで受けられるサポートの例
- あなたの強みや価値観を見つけるための自己分析
- 自己分析で見つけた強みや価値観を活かせる仕事や環境の言語化
- 転職する場合、企業選定のアドバイスや選考対策のサポート
キャリアコーチングに相談することで、「あなたがキャリアチェンジできる仕事にはどのようなものがあるのか」など看護師からのキャリアチェンジの選択肢を提案してもらったり、仕事内容を具体的に教えてもらえたりするので、転職後のあなたに姿をイメージできるようになります。
また、あなたのスキルをどのようにアピールすれば効果的なのかアドバイスをもらうことができるので、面接に自信をもって臨むことができ、選考の通過率を上げることができます。
ただし、キャリアコーチングは求人の紹介はおこなっていません。キャリアチェンジをすることが明確になったら、転職エージェントとキャリアコーチングの併用がおすすめです。
看護師のキャリアチェンジならマジキャリ
「仕事のプレッシャー・ストレスから開放されたい!」「看護師の仕事は自分に向いているのだろうか?」
様々なきっかけによって看護師からのキャリアチェンジを考える人がいます。
キャリアチェンジをおこなうメリットとして、看護師の仕事だけでは身につかない様々なスキルが身に付いたり、やりたい仕事につながったりすることが挙げられます。
1しかし、「キャリアチェンジをすることが自分にとって良いことなのだろうか?」と不安になる人も多いです。
安易にキャリアチェンジをしてしまうと、向いていない業界・職種に就いてしまったり、環境が自分に合わなかったりして転職のミスマッチにつながる可能性が高いです。
そのため、キャリアチェンジを考える際は、まずは自己分析から始め「自分の強みや価値観は何なのか」「それを活かせる業界や職種は何か」を言語化してください。
ただ、自己分析は自分で自分を分析する必要があるため、一人でおこなうと失敗するリスクが大きい作業です。
そこで、徹底的な自己分析を得意とするマジキャリをおすすめします。
マジキャリでは幼少期〜現在の出来事を振り返る徹底的な自己分析をおこなうので、表面上の強みではなく、原体験に基づいた強みの発見ができます。
そのため、あなたに向いてる仕事=強みを活かせる仕事や職場を見つけることができるのです。
マジキャリでは無料相談を実施しています。看護師からのキャリアチェンジを考えている人はぜひ相談してください。
安心転職コース
内定率
*22年4月〜22年10月の間に転職活動を行い5社以上に応募したお客様が対象です。
キャリア相談をする
この結果から、多くの看護師が仕事に不満を感じていることがわかります。