エドガーシャインのキャリアアンカー論とは
現在、キャリアアンカーは個人だけではなく、従業員の特性や能力を測定するためのアセスメントツールとして広く使用されています。
ここでは、キャリアアンカー論について深掘りしていきます。
キャリアアンカーとは
キャリアアンカーとは、あなたがキャリアを選択していくなかで、絶対に譲れない価値観や欲求、つまりキャリア選択のなかでの軸をアンカーとして例えた言葉です。
アンカーとは船の錨(アンカー)を意味しており、船は寄港地に停泊したり、海が荒れているとき、錨を下ろすことで安定して停泊することができます。
キャリアにおいても、異動や昇進、転職など様々な経験をし、状況は変化し続けます。そのような変化のなかでも錨(アンカー)を下ろすことで、安定していられるのです。
キャリアアンカーはあなたが仕事をしていくなかで形成されていくものであり、完全に形成されるまでには10年程度かかるといわれています。
そして、キャリアアンカーは一度形成されるとあなたの年齢や周囲の状況が変化しても変わりにくいとされており、生涯にわたってあなたのキャリアを決定づける重要なファクターなのです。
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そもそもキャリアアンカーの意味や見つけ方がわからないという方は「キャリアアンカーとは?「8つの分類」別の特徴と適職を紹介!」の記事で紹介しているので、ぜひ読んでみてください。
エドガーシャインとは
エドガーシャインは、マサチューセッツ工科大学ビジネススクールの組織心理学者です。
はじめは陸軍の研究所で洗脳研究を主におこなっていました。その後、マサチューセッツ工科大学に移り、組織開発やキャリア開発、組織文化の研究分野で、支援や補助を提供する様々な専門職の発展に貢献した人物です。
彼の研究の底流にある主要テーマは、組織における文化の理解、組織文化と個人行動の関係、組織的学習にとっての組織文化の重要性です。
主要テーマに基づき、個人や組織の行動に影響を与える要因について幅広く研究して組織文化という概念を構築しました。
有名な著書に、『組織文化とリーダーシップ』があります。
キャリアアンカーが生まれた背景
キャリアアンカー論が誕生したのは、組織開発の研究において必ずしも組織による教化や社会化がうまくいかないことがわかったため、組織だけなく個人に注目するようになり、キャリアの研究を開始したことがきっかけです。
そして、個人に注目するキャリアの研究のなかで、仕事や会社が変わったとしても個々人を貫く、船の錨(アンカー)のような基軸「キャリアアンカー」というものが考えられるようになりました。
現在、広くおこなわれている自己分析は、「これまで何をしてきたのか」、「何を得意としているのか」、「これから何をしたいのか」という要素を掘り下げていくことが一般的です。仕事内容への興味や趣向に関する質問は、答えを明確にすることができるのでわかりやすいという特徴があります。
ですが、働き方が多様化し変化の激しい現代において、あなたを取り巻く環境は刻々と変化し、あなたの希望も変わらずにそのままということはないでしょう。
そのような変化のなかでも、変化しにくい指針を持つために、キャリアアンカーが誕生したのです。
日本でキャリアデザインが人気になった理由
日本でキャリアデザインが人気となったきっかけは、働き方が多様化したことです。
今までは、終身雇用制度が確立され、一度入社すれば、年数が進むにつれて昇給・昇進していき定年まで勤めあげるということが一般的でした。
ですが、現代は終身雇用制度が崩壊しつつあり、働き方が多様化しています。そして、個人の能力開発を企業に委ねるのではなく、個人が自ら進んでおこなっていくことが求められるようになりました。
キャリアデザインは、自分のキャリアを主体的に設計するものであり、将来ありたい姿=理想像を実現するために、自分の仕事における行動計画を主体的に設計していきます。
つまり、今の日本のキャリアにおけるニーズにマッチしているのです。
キャリアデザインの有無が、あなたのこれからのキャリアを決定づけるといっても過言ではありません。
ですが、キャリアに正解はありません。あなた一人でキャリアデザインを進めていくことは難しいでしょう。というのも、あなたが理想とするキャリアを見つけるためには、自己分析が必要だからです。
自己分析をすることであなたが何をしたいのか、どんなスキルを身に付けたいのかがわかるでしょう。
自己分析は、文字通り「自分自身を分析する作業」です。自分を分析するからこそ、「自分はこういう人間だ」「こういう傾向があるだろう」というようなバイアスが入ってしまい、適切な分析が難しいと言われています。
バイアスがかかったまま自己分析を進めても結局自分が何がしたいのか、キャリアにおいてどう成長したいのかが見えてこないこともよくあります。
そこで、「一人で自己分析を進めるのは難しい」という人には徹底的な自己分析を得意とするマジキャリをおすすめします。
マジキャリは、業界で唯一、転職エージェントを10年以上運営するアクシス株式会社のサービスで、社内に転職ノウハウが豊富にあるという特徴があります。
なので、キャリアプランが立てられないと悩んでいる方は、マジキャリでキャリアのプロと一緒に自己分析をして自己理解を深めましょう。
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キャリアプランの具体的な立て方や考えるメリットについては「キャリアプランとは?転職面接で使える簡単な3ステップを紹介」の記事で紹介しているので、ぜひ読んでみてください。
キャリアアンカーとその他の用語の違い
キャリアについては、キャリアアンカーの他にもキャリアサバイバルや、プランドハプンスタンス、キャリアプランなどがあります。
それぞれの用語には大きな違いがあるので、それぞれの違いについて詳しく解説していきます。
キャリアサバイバルとの違い
キャリアサバイバルとは、自身が働く中で譲れない価値観や欲求「キャリアアンカー」と、組織のニーズのすり合わせを意味します。これは、キャリアアンカーの発案者である、エドガーシャインが提唱したキャリアプランの手法です。
キャリアアンカーは、あなたがキャリア形成をしていく上で非常に重要ですが、あくまでも「あなたのなかの絶対に譲れない軸」です。
企業=組織で働く以上は、キャリアアンカーを組織のニーズとマッチさせる必要があります。
キャリアサバイバルは、組織の期待・能力・貢献の3要素から、組織のなかでどう生き残るか、どうしたらニーズを満たせるかを考えて、キャリアアンカーとの調和を図っていくことを指します。
プランドハプンスタンスとの違い
プランドハプンスタンスとは、偶然を主体的に活用していくという考え方です。
例えば、スティーブ・ジョブズが提唱する「コネクティング・ザ・ドッツ」は、プランドハプンスタンスと深く関わっています。
人生における出来事はさまざまで、将来思いもよらない形で線としてつながることがあるため、将来つながるかどうかわからなくても、今興味関心があること、好きなことを大切にしたほうがよいとするのが「コネクティング・ザ・ドッツ」の考え方です。
プランドハプンスタンスは、偶然が起きるように自発的に取り組むことであり、新しい仕事に積極的に取り組んだり、出会いや出来事などの偶然起こることを大切にするという考え方です。
企業においても、ジョブローテーション制度や、他職場交流など、プランドハプンスタンスに基づいた取り組みをおこなうようになりました。
プランドハプンスタンスも、終身雇用が崩壊し、働き方が多様化した現代に対応するために生まれた考え方なのです。
キャリアプランとの違い
キャリアアンカーとキャリアプランは、自己の本質的な動機に基づいて行動していくか、意識的に将来設計をして行動するかで違いがあります。
キャリアアンカーは、あなたの絶対に譲れない価値観や欲求に基づいたものであり、状況が変化しても変わりにくいものです。
一方、キャリアプランは将来ありたい姿を実現するために、中長期で具体的な行動計画を立てることであり、状況の変化に応じて、キャリアプランも変化させることがあります。
どちらも、あなたのキャリアを考えていく上で非常に大切なものです。
ですが、キャリアプランを考えるときに、キャリアアンカー=軸がなければ、不安定なものとなってしまうでしょう。
つまり、キャリアアンカーはキャリアプランを考えていく基礎となるものなのです。
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キャリアアンカーの調べ方
あなたのなかのキャリアアンカーを調べる方法をお伝えします。
キャリアアンカーを調べるときは以下の手順で進めていきます。
3つの問いで診断をおこなう
キャリアアンカーを調べるときは、あなたは何が得意なのか(コンピタンス)、あなたは何がやりたいのか(動機)、あなたは何に意味や価値を感じるのか(価値観)という3つの問いに答えていくことから始まります。
これは、キャリアプランニングのベースである「Will、Can、Must」が原点であると言われています。
何をしたいか(Will)、何ができるか(Can)、何をすべきか(Must)に答えていくのがキャリアプランニングの考え方です。
キャリアアンカーは、生涯にわたるキャリアの軸となるような、「どのように働きたいか」という点に焦点を当てて分析します。
何を(What)を、どのように(How)へと変換していき、あなたが築き上げた価値観から、中長期にわたるキャリア形成にウェイトを置くのがキャリアアンカーの特徴です。
8つの分類で自己の特徴を知る
キャリアアンカーの3つの問いによる診断を終えたら、答えを8つのタイプに分類します。
8つの分類については以下の表を参照してください。
特徴 | 適職例 | |
---|---|---|
専門能力・職人 | ||
全般管理 | ||
保障・安定 | ||
起業家的創造性 | ||
社会への貢献 | ||
自律と独立 | ||
純粋なチャレンジ |
専門能力・職人
専門家としての能力を発揮したいと考えているタイプで、昇進し管理職となるよりも、現場の仕事を続けたいという目標を持っています。
特定の仕事について高い才能と意欲を見出すことに価値観を持っており、「特定の分野でスペシャリストとして活躍したい」、「専門的な知識や技術で誰にも負けたくない」と思う人がこのタイプに当てはまります。
全般管理
出世意欲が強いタイプで、ゼネラルマネージャーや経営者になることを目標として持っています。
経営側に立つことに価値観を持っており、「組織を動かす仕事がしたい」、「責任ある仕事を引き受け成長したい」と思う人がこのタイプに当てはまります。
保障・安定
保障や安定性を重視するタイプで、安定していて終身雇用が期待できる大企業や公務員として働くことを目標としています。
ゆったりとした環境で仕事をすることに価値観を持っており、「将来を見通せる安定性が欲しい」、「リスク回避を最優先にしたい」と思う人がこのタイプに当てはまります。
起業家的創造性
発明家やアーティスト、起業家を目指すタイプで、たとえ企業に属していても、最終的には独立し起業するという目標を持っています。
新しい製品やサービスの開発、組織の立ち上げなどに携わることに価値観を持っており、「新しいものが好き」、「創造性を大切にしたい」と思う人がこのタイプに当てはまります。
社会への貢献
医療・看護・社会福祉関連や教育の職に就くことを目指すタイプで、人の役に立ちたいという目標を持っています。
「世の中のためになるか」ということに価値観を持っており、「人の役に立つ仕事がしたい」、「社会に貢献したい」と思う人がこのタイプに当てはまります。
自律と独立
自分のペースを守って仕事をしたいと考えているタイプで、規律や他者がつくったルールに縛られずに、自由度の高い環境で仕事をしたいという目標を持っています。
集団行動が苦手でマイペースであることを自覚しており、「自分が納得できるやり方で仕事がしたい」、「人の力を借りずに仕事がしたい」と思う人がこのタイプに当てはまります。
ワークライフバランス
個人・家族・仕事のバランスを取りたいと考えているタイプで、熱心に仕事をしながらも、家族との時間も大切にするという目標を持っています。
在宅勤務や育児休暇制度などに魅力を感じる価値観を持っており、「仕事と家庭を両立させたい」、「制度が整った環境で働きたい」と思う人がこのタイプに当てはまります
純粋なチャレンジ
解決困難な課題に挑戦していくタイプで、挑戦自体が人生の目標になっています。
誰しもが無理だと思うような厳しい状況のなかで問題を解決することに価値観を持っており、「不可能を可能にしたい」、「手強いライバルと切磋琢磨し、自分を磨きたい」と思う人はこのタイプに当てはまります。
得られた結果から自己分析をおこなう
あなたがどのタイプに分類されるかわかったら、結果をもとに自己分析をおこないましょう。
キャリアアンカーは、あなたがキャリア選択をしていくときの軸となるものです。キャリアアンカーによる自己分析をおこなうことで、あなたの適職を知るきっかけともなるのです。
ですが、キャリアアンカーの結果によって「こうでなければならない」と考える必要はありません。
診断結果をそのまま100%受け入れるのではなく、「自己理解を深めるための参考情報のひとつ」として捉えるとよいでしょう。
キャリアアンカーの結果をもとに自己理解を深めていくことが大切なのです。
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キャリアアンカーを使った自己分析のやり方や注意点については「キャリアアンカーによる自己分析のやり方とは?診断結果の活用方法を紹介!」の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
キャリアアンカーが学べるエドガーシャインの本
キャリアアンカーを学ぶ方法のひとつとして書籍があります。キャリアアンカー論を提唱したエドガーシャイン本人によって執筆された書籍がいくつかあるので紹介します。
『キャリア・アンカー―自分のほんとうの価値を発見しよう』エドガーH・シャイン著/金井壽宏訳(白桃書房)
本の紹介白桃書房公式ページ
自分らしく働きたい、生きたいと思う人が、キャリアを歩むうえで何があっても犠牲にしたくないもの、大切にし続けたいものを探ることによって、キャリアのかけがえのない拠り所を見つけるエクササイズ。それが本書です。
読んで、ほほぉ、なるほどと思いました。
確かに、日本は弱点克服が大好き。
小さい頃から苦手なものにも積極的に取り組んでリカバリするように言われたなぁとしみじみ思いました。
でも、いつまで経っても、どんなに頑張っても出来なかった(笑)
大学の時にとことん経済学の勉強をして単位を悉く落としたのを思い出しました。企業に入ってからもしかり。
でも、得意を伸ばしたもの同士で集まって働いて、足りないところを補い合えばものすごいパワーが出そう。
会社の啓発部門に薦められて読みましたが、確かにいい本でした。
アンカーというのは錨という意味で人生航路で自分が自分であるよりどころという意味である。
キャリア・アンカーという言葉やシャインの名前等は知っていたが、実際にこの本を読んでみて得るところは大きい。
自己のキャリアを見つめること、またそのように他人を指導していく上で幾つかの気づきを与えられる本である。
『キャリア・アンカー〈1〉セルフ・アセスメント』エドガーH・シャイン著/金井壽宏・高橋潔訳(白桃書房)
本の紹介白桃書房公式ページ
自分らしく働きたい、生きたいと思う人が、キャリアを歩むうえで何があっても犠牲にしたくないもの、大切にし続けたいもの(キャリア・アンカー)を探ることにより、自らの人生において拠り所を見つけるエクササイズ。
いくつかの質問に答える事で、自分が最も大切にしている、譲れない物事を示してくれます。
これが案外、予想外の物事であったりします。自分がこだわっていたのは、実はこういう事だったのかと示されると、これまでの周りとの軋轢や納得のいかない出来事の源が分かるような気になったりもします。
自分では気付かない、「自分の中にある譲れない価値観」を知ることは、職業を考える際の手助けになると思いますが、これは性格判断や、適性を計るような本ではないのでお間違えの無いように。
自分のキャリアアンカーを評価するための、40問からなる自己テストです。
テストと簡単な解説だけなので、続編が出ていない中、物足りなさは否めませんが、初めてこの種のテストをやったところ、まず予想通りの結果が出ました。
似たような質問が多いこと、採点が間違っているのでは、という点が気になりましたが、初めの一歩としては、まずまずの内容ではないでしょうか。
ただ、この量感であれば、分冊にせず、一気に出版して欲しかったです。
エドガー・シャインポータルサイトもチェックしよう
エドガーシャインについて、エドガーシャインポータルサイトという日本語のサイトが存在します。
サイトの内容は、以下の4つのテーマに分かれています。
- 変革・支援
- 組織
- キャリア・個人
- 診断
例えば、あなたが「キャリア・個人」について知りたいと思ったのであれば、キャリア・個人をクリックしましょう。
すると、キャリア・個人に関する書籍の紹介や、担当者のインタビュー記事などを見ることができます。
他にも、エドガーシャイン本人が著書について語る記事や、その他著名人がキャリアアンカーの魅力について語る記事、キャリアアンカーの研究に関する軌跡などを見ることができるので、気になった方は一度確認してみてください。
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シャインのキャリアアンカーから学ぶキャリア開発のあり方とは
キャリアアンカーから学べることは多くあります。ここでは、キャリアアンカーから学ぶキャリア開発のあり方と題して、以下の3つの項目について考えていきます。
自己認識ベースのキャリア開発
自己認識ベースのキャリア開発は、個人が自らの強み、価値観、興味、キャリアアンカーなどを深く理解することを基盤として、自分のキャリアをデザインしていくアプローチです。
メンタリングやキャリアカウンセリング、自己評価ツールやセミナーを活用して、自己認識を深め、それを基にキャリアの方向性を定めます。あくまでも、自己認識ベースなので、自ら進んでおこなっていくプロセスです。
ですが、キャリアには正解がなく自分でキャリアを決めていくことに不安を感じることもあるのではないでしょうか。
キャリアを決めていくためには、自己分析が必要不可欠であり、自己分析をすることで、あなたが何をしたいのか、どのようなスキルを身に付けたいと考えているかがわかるのです。
そこで、キャリアを決めることに不安を感じる方におすすめなのが、マジキャリです。
マジキャリは徹底的な自己分析を得意としており、キャリアのプロがあなたに寄り添い自己分析をサポートします。
また、マジキャリは業界で唯一、転職エージェントを10年以上運営するアクシス株式会社のサービスで、社内に転職ノウハウが豊富にあることも特徴です。キャリアに関する知識やノウハウが豊富にあるので、あなたの悩みにも的確なアドバイスをすることができます。
なので、キャリアを決めることに不安を感じている方は、マジキャリでキャリアのプロと一緒に自己分析をして自己理解を深めていきましょう。
組織主導のキャリア開発
組織主導のキャリア開発は、企業や組織が従業員のキャリア開発をサポートし、組織のニーズと従業員のキャリア願望をマッチングさせるアプローチです。
組織のビジョンや戦略に合わせて、必要なスキルや能力を持つ人材を育成・配置するための研修、ローテーション、昇進制度などが用意されます。
また、異動に際しても「やりたい仕事」にこだわることなく「どのように働いていきたいか」という点を従業員に考えさせることで、新しい配属先でも自分が活躍できるきっかけを与えることができるでしょう。
働き方への価値観が多様化し、これからは人手不足が考えられています。会社にとっても必要な人材が何を望んでいるのかを知ることは重要です。従業員のキャリア願望を叶えることができなければ、組織を発展させることは難しくなっていくでしょう。
組織主導のキャリア開発をおこない、組織のニーズと従業員のキャリア願望をマッチングさせることで、組織を発展させる成功要因のひとつとなるのです。
ライフロングラーニングに基づくキャリア開発
ライフロングラーニングに基づくキャリア開発は、キャリアは一生続くものと捉え、終身雇用の枠を超えて、一生涯を通じて学び続けることを重視するアプローチです。
資格取得、オンラインコース、外部セミナーへの参加など、定年後やキャリアの転機でも新しい学びを継続してキャリアを再設計していきます。
現代の日本は平均寿命が延び「人生100年時代」と言われています。会社を定年退職し、リタイアした第2の人生をより充実させるためには、リタイア後を見据えたキャリア設計が必要です。
一生涯を通じて学び続けることで、リタイア後も新しいこと、ものに触れる機会が増え、人生はより充実したものとなるでしょう。
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キャリアアンカーを見直したい人はマジキャリ
あなたは、キャリアアンカーについて、「本当に今の自分に合っているのかわからない」と悩むことはないでしょうか。
キャリアアンカーは、船の錨(アンカー)と同じくキャリアを安定させるための軸として必要となるものであり、変わりにくいものです。
ですが、変わりにくいものであっても、ライフステージや環境の変化によって、キャリアアンカーを適応させることも必要なのです。
例えば、結婚や出産、育児などのライフイベントの発生や、海外転勤、会社の事業縮小など、ライフステージや環境は変化し続けます。
あなたが、それでもキャリアアンカーを適応させなければ、どこかでギャップが生まれ悩むときが来るでしょう。
そのため、キャリアアンカーはライフステージや環境の変化などで都度アップデートさせる必要があるのです。
キャリアアンカーをアップデートさせるには、キャリア知見や自己分析が必須です。そこで、キャリアコーチングを利用して、キャリアのプロと一緒に自己分析をして自己理解を深めることをおすすめします。
さらに、キャリアコーチングのなかでも、特におすすめなのが、マジキャリです。
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キャリアアンカー論は、世界的に有名である組織心理学者のエドガーシャインによって提唱されたキャリア理論です。