Web応募の求職活動実績は基本的に応募の事実まで確認されることはない
結論から言うと、Web応募の求職活動実績について、ハローワークが応募先の企業へ事実確認の連絡をおこなうことは基本的にありません。
そのため、Web応募の求職活動実績を確認されるのではないかという心配はしなくても大丈夫です。
ハローワークがすべての応募を確認しないのには、以下のような理由があります。
ハローワークがすべての応募を確認しない理由
- 応募の確認が物理的に困難だから
- 企業に負担がかかる
- プライバシー保護の遵守
上記のように、すべての失業保険の受給者の応募状況を細かく確認するのは現実的ではないのが主な理由です。他にも応募のたびに企業へ確認していたら職務へ悪影響を及ぼしてしまいます。
また、失業保険受給者の個人情報を本人の許可なく、第三者である企業へ伝えることは不適切とされるからです。

とはいえ、初めて失業保険をもらうとき、Web応募が本当に実績として認められるのか、万が一企業に電話されたらどうしよう…と不安になりますよね。
ここからはハローワークによるWeb応募の確認が実際におこなわれるのか、その実態について詳しく解説します。
Web応募の求職活動実績は基本的に応募の事実まで確認されることはない
不審な点があればWeb応募の求職活動実績が確認される可能性はある
前述のとおり、ハローワークは基本的にWeb応募からの求職活動の実績を確認することはありません。ただし、絶対に確認されないわけでもないため注意が必要です。
失業認定申告書の内容に不自然な点や矛盾点がみられる場合、ハローワークが応募先企業へ電話などで問い合わせをおこなう可能性はあります。
なぜなら、失業保険は国民の貴重な税金で成り立っているため、不正受給を未然に防ぐ義務があるからです。
厚生労働省の資料にも、必要に応じて電話などで求職活動の事実確認をおこなう場合があると明記されています。

例えば、いつも同じ内容の職業相談をおこなっていたり、求職活動の「ふり」だけで何度も応募辞退を繰り返していたりなど、申告内容に偏りがある場合は、働く意思があるのかどうか慎重に判断されます。
そのため、不正受給を疑われないように応募の記録はきちんと残しておくと良いでしょう。
出典:厚生労働省「失業の認定における求職活動実績となるもの」
応募の「ふり」はNG!嘘の申告をすると不正受給とみなされる
失業保険を受け取りたいがために、実際にはおこなっていないWeb応募を偽って申告したり、求職活動の「ふり」をしたりするのは絶対にやめましょう。

万が一、嘘の申告が発覚した場合は「不正受給」とみなされ、厳しい罰則が科せられます。
ハローワークの公式サイトでも注意喚起されており、軽い気持ちでついてしまった嘘が、後で大きな問題に発展する可能性があります。
不正受給と判断された場合の主な罰則は以下のとおりです。
罰則の種類 | 内容 |
---|---|
支給停止 | 失業保険を受け取る権利を失う |
返還命令 | 不正受給した失業保険の全額を返還する |
納付命令 | 不正に受給した額の最大2倍の金額を納付する |
働く意思がないにもかかわらず失業保険をもらい続ける行為は、本当に支援を必要としている人の妨げにもなります。ルールを守り、正しく制度を利用しましょう。
出典:ハローワークインターネットサービス「不正受給の典型例」 出典:厚生労働省「(1)不正受給について」
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失業保険を受け取るために求職活動をしている「ふり」に関しては「失業保険の求職活動で「ふり」はバレる?不正受給のリスクと安全な実績作り」の記事で詳しく解説しています。
Web応募が求職活動実績として認められているケース

「Web応募は本当に実績になるの?」と不安に感じる人もいるかもしれませんが、心配ありません。
ハローワークでは、さまざまなWebからの応募を正式な求職活動実績として認めています。
ここでは具体的なケースを4つ紹介しますので、安心して求職活動を進めるための参考にしてください。
企業の採用サイトからの応募
企業の採用サイトから直接おこなうWeb応募は、求職活動実績として正式に認められます。
厚生労働省の指針でも、ハローワーク経由だけでなく民間の求人サイト等を通じた応募も実績の対象とされているためです。
Web応募が実績として後から確認されるか不安に思うかもしれませんが、これは国が認めている正当な求職活動です。
興味のある企業を見つけたら、公式サイトから積極的に応募してみましょう。失業認定申告書にも堂々と記載できる最も基本的な求職活動の1つといえます。
出典:厚生労働省「失業の認定における求職活動実績となるもの」
インディードなどの求人サイトからの応募
Indeed(インディード)やリクナビNEXTといった、民間の求人サイトからのWeb応募も求職活動実績になります。
多くの求職者が利用する一般的な転職活動の方法であり、ハローワークもこれを正式な活動として認めています。

Web応募後にハローワークから応募の事実を確認されるのではと心配になるかもしれませんが、実際に応募していれば何も問題ありません。
幅広い求人から自分に合った仕事を探せるため、効率的に実績をつくりたい人におすすめの方法です。
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求人サイトからの応募やセミナーは実績になるのかについては「リクナビでの応募だけで求職活動実績になる?セミナーなど別の方法も徹底解説!」の記事で詳しく解説しています。
転職エージェントを利用した応募
転職エージェントを利用した求人へのWeb応募も、求職活動実績として申告できます。エージェントはあなたの代理人として企業に応募手続きをおこなうため、これも正式な応募活動とみなされるのです。
Web応募の実績についてハローワークから確認されるか気になる人は、担当エージェント名や紹介された企業名を記録しておきましょう。客観的な事実として証明しやすく、より「働く意志」への信憑性も高まります。

ただし、エージェントに登録しただけでは実績になりません。「応募」というアクションが実績として認められていることを覚えておきましょう。
ですが、どの転職エージェントを利用したらいいのかわからないという人もいるでしょう。その場合はリクルートエージェントの利用を強くおすすめします。

リクルートエージェントは、求人数・非公開求人数も豊富です。あなたのキャリアにぴったりの求人を紹介してくれるため、職種選びの選択肢が広がります。
さらには、後述しますが求職に関するオンラインセミナーも実施しています。こちらも求職活動実績としてカウントされるため、自宅でも有益な情報を学びながら、自分のキャリアに向き合えますよ。
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おすすめの転職エージェントについて知りたい人は「転職エージェントの選び方完全ガイド|選び方とおすすめエージェントを徹底解説!」で詳しく解説しています。
応募後に選考を辞退した場合も実績になる
Web応募後に、面接などの選考を辞退した場合でも求職活動実績として認められます。ハローワークが重視するのは「働く意思を持って応募した」という事実だからです。
例えば、応募した後に家庭の事情が変わったり、企業について詳しく調べた結果、社風が合わないと感じたりして辞退するのは問題ありません。

ただし、実績づくりのためだけに応募と辞退を繰り返すのは絶対にやめましょう。働く意思がないとみなされ、不自然な活動は不正受給を疑われる原因になります。
Web応募以外にインターネットを活用できる求職活動実績の裏ワザとは
「Web応募だけだと、本当に実績として認めてもらえるか不安…」と感じる人もいるでしょう。
実は、求人への応募以外にもインターネットを使って、自宅で完結できる求職活動方法があります。
ここでは、応募が不安な人でも安心して取り組める3つの裏ワザを紹介します。
オンラインセミナーへの参加
Web応募の求職活動実績が確認されるか不安な場合、就職関連のオンラインセミナーへの参加がおすすめです。
就職活動に役立つ内容であれば、ハローワークから正式な求職活動として認められます。例えば、面接対策や応募書類の書き方といったテーマのセミナーが対象になります。
オンラインセミナーはハローワークや民間の転職エージェントなどが主催しているものがありますが、おすすめは転職エージェントのオンラインセミナーです。
ハローワークのオンラインセミナーは、ハローワークで求職活動を利用する人に向けたセミナー内容のため、サービスの利用方法の解説が中心になります。
もちろん、ハローワークのオンラインセミナーを否定するわけではありません。
ですが、転職のプロがこれまでの経験をもとに解説してくれるエージェント主催のオンラインセミナーのほうが、実際に役立つ情報を提供してくれる可能性が高いでしょう。
ハローワークのオンラインセミナーでは以下のような内容を受講します。
ハローワークのオンラインセミナー
- ハローワークとは
- ハローワークの活用事例
- 自分の「将来」について考える
- 就職活動の進め方(1.就職活動の準備)
- 就職活動の進め方(2.応募準備[1])
- 就職活動の進め方(2.応募準備[2])
- 就職活動の進め方(4.面接の受け方)
- 「job tag」職業情報提供サイト(日本版O-NET)の活用
上記の8つすべての動画視聴をおこない、修了テストに合格した人が求職活動実績として認められます。
また、1回しか求職活動実績として認められない点にも注意が必要です。
一方、転職エージェントが主催するオンラインセミナーは、さまざまな就職活動に役立つ情報を得られます。
中でもリクルートエージェントが主催するオンラインセミナーは、アーカイブ配信があり、いつでも視聴することが可能です。
実績をつくりたいときに、手軽に利用できるので一度登録しておいて損はないでしょう。
注意点として、実績として申告するには「参加証明書」の発行が必要です。また、趣味や教養目的のセミナーは実績とみなされないため、内容をしっかり確認しましょう。
証明書さえあれば、Web応募よりも客観的な証拠として安心して申告できる確実な方法です。
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転職エージェントが主催するオンラインセミナーを実績にする方法は「オンラインセミナーは求職活動実績にできる?種類やおすすめの方法を紹介」の記事で詳しく解説しています。
また、転職エージェントのオンラインセミナーの詳しい内容は、以下の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
「リクルートエージェントのオンラインセミナーは求職活動実績にできるのかを解説」 「dodaのオンラインセミナーは求職活動実績にできる?具体的な手順や注意点を解説」 「マイナビのオンラインセミナーは求職活動実績になる?セミナーやフェアの内容も紹介」
転職エージェントとのオンライン面談
Web応募の求職活動実績が確認されるか心配な人は、転職エージェントとのオンライン面談を活用するのも有効な手段です。
キャリアアドバイザーによる専門的な職業相談や求人紹介は、求職活動実績として認められる立派な活動といえます。

プロからの客観的な視点から、あなたの市場価値やキャリアプランについて深く向き合える良い機会にもなるでしょう。
ただし、失業認定申告書に記載する際は、相談したエージェント名、担当者名、面談日時などを正確に記録しておく必要があります。
証明書の発行が難しい場合もあるため、面談の事実を証明できるものを事前に確認しておくとより安心です。
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転職エージェントへの相談以外にも、Web応募以外で求職活動実績をつくる方法はあります。気になる人は「求職活動実績を簡単に作る裏ワザ7選!求職活動実績として認められないケースも紹介」の記事を参考にしてみてください。
ハローワークのオンライン職業相談
Web応募の求職活動実績が後から確認される可能性はほとんどないとは言え、ハローワークが実施するオンライン職業相談が最も確実で安心できる方法です。
ハローワークが求職活動のためにおこなっている内容なので、実績として認められないという心配は一切ありません。
求人への応募に関する相談だけでなく、今後の活動方針について具体的なアドバイスをもらうことも可能です。

利用にあたっては事前予約が必須となるケースがほとんどです。
認定日が間近で利用しようとしても、すでに予約が埋まっている可能性があるため、日程に余裕を持たせ計画的に活用することをおすすめします。
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もちろん、ハローワークへ行き、職業相談を受けることもできます。詳細は「ハローワークの職業相談で実績作りはできる!簡単にできる実績作り6選と注意点も紹介」の記事で紹介していますので、参考にしてください。
求職活動実績としてWeb応募をおこなう際の注意点
Web応募は自宅で手軽にできる求職活動ですが、いくつか注意点があります。
やり方によっては実績として認められなかったり、ハローワークに不審に思われたりする可能性もあるかもしれません。
ここでは、Web応募を確実に実績として認めてもらうために、知っておくべき4つのポイントを解説します。
求人情報を検索しただけでは実績にならない
結論として、求人サイトで求人情報を閲覧したり、検索したりしただけでは求職活動実績にはなりません。

失業保険を受給できる求職活動とは、再就職するために積極的におこなった行動を指すためです。
インディードやリクナビNEXTなどを何時間も見て、気になる求人を保存するだけでは、応募という具体的な行動にはあたらないと判断されます。
求職活動実績としてWeb応募が確認されるか不安な人は、必ず「応募完了」までおこないましょう。Web応募の場合は、企業へ応募意思が伝わった時点で1回の実績として認められます。
企業へ電話による問い合わせでは応募にならない
企業へ採用に関する電話問い合わせをしただけでは、原則として求職活動実績には含まれません。
ハローワークは客観的な事実確認を重視するため、担当者と話しただけの電話では応募した証明が難しいからです。もし電話のやり取りで手応えを感じ、応募に進むことになったとしても、それだけでは不十分です。

Web応募での求職活動実績として確実に認めてもらうには、改めて企業の採用サイトなどから正式に応募手続きをおこなう必要があります。
企業側から電話で応募を承りますなどと言われても、「お手数をおかけしますので、採用ページから応募させていただきます」と一言伝えると、相手のことを考えられる求職者だと好印象を与えられるでしょう。
働く意思のない「応募のみ」を繰り返さない
失業保険の受給が目的で、働く意思がないにもかかわらず応募を繰り返すのは絶対にやめましょう。
例えば、明らかに採用条件と合わない求人に手当たり次第応募したり、面接の連絡をすべて無視したりする行為は不自然です。

このような行動は、辞退を前提とした形式的な活動とみなされ、不正受給を疑われる原因になりかねません。
Web応募の求職活動実績は、ハローワークで応募パターンを確認される可能性もあるため、本当に興味のある企業へ応募することが、結果的に自分を守ることにつながります。
応募選考が進んでも実績は増えない
1つの企業へ応募した後、書類選考や面接など選考が進んでも、求職活動実績は1回としてカウントされます。
厚生労働省の定めにより、1つの求人に関する一連の選考過程は、まとめて「1回の応募」と取り扱うルールになっているためです。
例えば、Web応募から採用面接まで次のように進んだとします。
Web応募から採用面接まで
- Webサイトから応募
- 書類選考
- 一次面接
- 最終面接
上記はすべて一連の選考過程となるため、1回の求職活動実績としてカウントされる仕組みとなっています。

このように、Web応募の求職活動実績は選考段階で増えることはありません。実績の回数を確保するには、複数の企業へ応募する必要があります。
出典:厚生労働省「失業の認定における求職活動実績となるもの」
【記入例つき】失業認定申告書へのWeb応募の書き方
失業認定申告書へは、いつ、どの企業の求人に、どのサイトから応募したのかを具体的に記入しなければなりません。
ハローワークの担当者が客観的に事実を把握できるよう、誰が確認してもわかるように書くのがポイントです。
応募時点では選考結果が出ていないことがほとんどのため「選考結果待ち」と記載して問題ありません。
【記入例】

失業認定申告書
- 事業所名:企業の正式名称
- 活動日: 応募した日
- 応募方法: 転職サイトWeb応募
- 職種:応募した職種
- 応募の結果: 選考結果待ち

Web応募での基本は赤枠の記入例を参考に、漏れなく正確に記入することです。青枠には転職エージェントを利用して紹介された求人に応募した場合に記載します。
Web応募からの求職活動実績を確認されたときに備えておくこと
Web応募の事実確認は基本的にありませんが、万が一に備えておくことは大切です。
もしハローワークから応募について問い合わせがあっても、落ち着いて対応できるように証拠となるものを残しておきましょう。
いざというときに慌てないための具体的な方法を3つ紹介します。
応募完了メールを保存しておく
Web応募が完了した際に送られてくる「応募完了メール」は、必ず保存しておきましょう。
応募完了メールは、応募日や企業名、応募職種などが記載されており、あなたが求職活動をおこなった客観的な証拠として最も有効です。
メールを受信したら、GmailやOutlookなどに「求職活動」といった専用フォルダを作成し、そこへ保管する習慣をつけることをおすすめします。
この一手間をかけておくだけで、求職活動実績としてWeb応募が確認される事態になっても、すぐ提示できるので安心です。
応募した求人ページのスクリーンショットを保存する
応募完了メールとあわせて、応募した求人情報が掲載されているページのスクリーンショットも保存しておくと万全です。
企業の採用活動が進むと、応募した求人ページがサイト上から削除されてしまうケースは少なくありません。後から「どんな内容の求人だったか」を確認したくても、見られなくなる可能性があります。
スクリーンショットの方法がわからない人は、募集要項や仕事内容がわかる部分をスマートフォンから写真を撮るなどして画像を残しておきましょう。
もし、Web応募の求職活動実績を確認された際には、どのような求人に興味を持って活動しているかを示す補足資料になり得ます。
応募先の企業名や連絡先をメモする
応募した企業の正式名称、連絡先、担当者名などを一覧にしてメモしておきましょう。
応募数が多くなってくると「どの企業にいつ応募したか」という記憶は曖昧になりがちです。

スプレッドシートやノートにまとめておけば、ハローワークで失業認定申告書を記入する際にも役立ちます。
応募日や応募方法、選考状況などを記録しておけば、あなたの行動を整理できるので効率的に求職活動がおこなえます。
Web応募の活動実績を確認されるときも、このメモを見ればスムーズに回答できるはずです。
求職活動実績のWeb応募が確認されるか不安な人によくある質問
ここまでWeb応募の注意点などを解説しましたが、まだ不安な点もあるかもしれません。多くの方が疑問に思うポイントをまとめました。
疑問を解消して、安心して求職活動に臨みましょう。
Web応募の求職活動実績はハローワークで確認されますか?
原則として、申告されたWeb応募の求職活動実績一件一件について、ハローワークが企業へ電話などで確認することはありません。
しかし、応募履歴に不自然な点が多い場合など、必要と判断されれば確認される可能性はゼロではないでしょう。
例えば、短期間に何十社も応募してはすぐに辞退する、といった行動は働く意思を疑われる原因になります。

不正受給を防ぐための調査なので、誠実な求職活動をおこなっていれば心配は不要です。万が一、確認されても良いように、応募の証拠はきちんと残しておきましょう。
求職活動実績にネット応募を辞退した場合は認められますか?
応募後に選考を辞退した場合でも、求職活動実績として認められます。実績としてカウントされるのは「企業へ応募の意思を示した」という行動そのものだからです。
応募後に、より優先度の高い企業から内定が決まったり、求人情報と実際の条件が異なったりといった理由で辞退するのは自然な流れです。

ただし、辞退を前提としたWeb応募を繰り返すのは避けるべきです。求職活動実績が確認される際に、働く意思がないと判断されかねないため、応募する場合は誠実さを心がけましょう。
応募のみでも活動実績として認められますか?
企業へ応募したという事実だけで求職活動実績として認められます。失業認定申告書で求められているのは、あくまで「求職活動をおこなったか」という事実です。
そのため、応募後に企業から連絡がなかったり、書類選考で不採用になったりしても、実績が取り消されることはありません。

Web応募が完了した時点で、求職活動実績は1回として成立します。応募の結果がどうであれ、胸を張って申告しましょう。
ハローワークの求職活動実績に応募は含まれますか?
もちろん、応募は含まれます。ハローワークが認める求職活動実績の最も代表的な活動の1つが企業への応募です。
応募はハローワークの紹介だけでなく、転職サイトなどからのWeb応募も含まれます。
応募は働く意思を示す直接的な行動であり、ハローワークも重要な実績として評価します。Web応募での求職活動実績が確認される場合でも、自信を持って申告できる活動です。
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ハローワークで実績づくりをおこなう方法は他にもあります。「ハローワークの職業相談で実績作りはできる!簡単にできる実績作り6選と注意点も紹介」の記事で詳しく解説しています。
認定日の当日なのに回数が足りないときの対処法はありますか?
認定日の当日に求職活動実績の回数が足りないと気づいた場合、最も良い対処法はハローワークの窓口で正直に相談することです。
焦ってその場で適当な企業にWeb応募したり、虚偽の申告をしたりするのは絶対にやめましょう。不正受給とみなされると、厳しいペナルティが課せられます。

正直に状況を説明すれば、ハローワークの職員が当日におこなえる職業相談を実績として認めてくれるなど、対応策を一緒に考えてくれる可能性はあります。
まずは正直に話すことが大切です。
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認定日の当日に求職活動実績が足りない場合の対処法は「認定日当日に求職活動実績が足りない?当日にすべきことや実績づくりの方法を解説」で詳しく解説しています。
求職活動実績のWeb応募は確認される可能性を理解し正しく申告しよう
Web応募での求職活動実績は、毎回ハローワークで厳しく確認されるわけではありません。しかし、働く意思のない応募を繰り返すなど、不審な点があれば担当者から確認される可能性はあるので注意してください。
大切なのは、応募完了メールや求人ページのスクリーンショットといった、活動を証明できる客観的な証拠を手元に残しておくことです。

Web応募のルールを正しく理解し、誠実な活動を心がけていれば何も心配する必要はありません。
本記事で紹介したWeb応募は、求職活動実績づくりとして、とても有効な手段だといえます。
しかし、求職者の中には「もっといろいろな企業と接点を持ちたい」「情報収集をしてから本格的に応募を始めたい」という人もいるでしょう。

その場合は、リクルートエージェントの登録を強くおすすめします。
なぜなら、リクルートエージェントに登録することで、非公開の就職フェアやオンラインセミナーの案内が定期的に届くからです。
企業との接点を持ちながら、オンラインセミナーであなたに足りない情報を集めることができます。
さらにリクルートエージェントは転職エージェントですので、これからのキャリアについての相談も可能です。
あなたの将来を真剣に考えるのであれば、一度登録を済ませておくだけで、これからのキャリア選択の幅が大きく広がるでしょう。
これらの理由から、応募の確認をされることは稀であるとわかるかと思います。安心してWeb応募を求職活動実績として申告してください。