公務員のキャリアチェンジは可能
公務員はキャリアチェンジが可能で、転職のチャンスは多くあります。なぜなら、公務員の経験を通してさまざまな職で活躍できる実績を重ねてきているからです。
窓口業務で培った対人スキルや複雑な案件をサポートしてきた課題解決力、そして行政文書の作成を通じて身につけた論理的な文章力などの力は、どのような業界でも活躍できる能力と言えます。
ただし、年齢による違いがあることに注意が必要です。

「私の経験って民間で通用するのかな」という不安がある人も多いのではないでしょうか。心配はいりません。テクニカルなスキルはもしかするとないかもしれませんが、公務員として得たポータブルスキルは必ずや次のステップで活きてきます。
公務員からのキャリアチェンジが難しいと言われる理由
公務員からのキャリアチェンジは難しいと言われているのが現実です。公務員と民間では環境が異なることや、求められるスキルの違いなどから難しいと言われています。
ここでは、公務員からのキャリアチェンジが難しいと言われる理由を次のポイントで詳しく解説します。
成果を求められる環境にマッチできるかの懸念
公務員からのキャリアチェンジが難しいと言われる理由として、成果を求められる環境にマッチできるかの懸念が挙げられます。なぜなら、公務員の仕事は、個人単位での数値目標などが設定されることは比較的少ないからです。
一方、民間企業では、一人ひとりに目標が設定され、その達成に向けて日々努力を重ねていかなければなりません。この違いがあるからこそ、元公務員に対する採用面接では、目標達成に向けて頑張ることに慣れてはいないのではないかという不安を感じる面接官も多くいるでしょう。

面接では、「困難な課題に粘り強く取り組んだ経験」や「目標を立てて達成した経験」など、業務を通じて目標達成に向けて行動した一面を、具体的なエピソードを交えて話してみることをおすすめします。
公務員でのスキルを民間企業で活かせるのかの懸念
公務員からのキャリアチェンジが難しいと言われる理由として、公務員でのスキルを民間企業で活かせるのかの懸念が挙げられます。なぜなら、公務員の世界では定期的なジョブローテーションがあるため、1つの専門分野を極めることが少し難しいからです。
採用担当も、年齢にもよりますが、即戦力を求めている傾向があるため、公務員からの転職者の採用には慎重になることもあるでしょう。
一方で、あなたの中には公務員経験を通して得たポータブルスキルが身についているはずです。

自己分析を通して、これまでの経験で培ってきた力を、じっくりと振り返ってみることをおすすめします。
面接では、「〇〇のスキルを、〇〇の場面で活かせます」と具体的に話すことで、面接官に採用した場合の具体的なイメージを与えられるでしょう。
自社の報酬に満足できずに早期離職する懸念
公務員からのキャリアチェンジが難しいと言われる理由として、自社の報酬に満足できずに早期離職する懸念が挙げられます。なぜなら、公務員は安定した給与や職務内容に慣れているイメージがあるため、環境の変化に戸惑わないかと、採用担当に心配されることも考えられます。
採用面接官は、早期離職をせずに長く活躍してくれるかどうかという視点を大切にしています。

まずは、しっかりと企業研究をしていることをアピールすることが重要です。
そして「私がなぜ転職したいのか」という原体験を踏まえた明確な目的を掲げることでアピールできます。例えば「前職でこんな経験があり、だからこそ御社で〇〇に挑戦したいんです」といった具合に伝えることで、あなたの真摯な思いは相手に伝わるはずです。
公務員からのキャリアチェンジを成功させるための3つの方法
公務員からのキャリアチェンジを成功させるためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。事前に準備をすることで転職活動をスムーズに進められるでしょう。
ここでは、公務員からのキャリアチェンジを成功させるための3つの方法を紹介します。
キャリアチェンジの目的と目指す方向性を明確にする
公務員からのキャリアチェンジを成功させるための方法の1つは、キャリアチェンジの目的と目指す方向性を明確にすることです。なぜなら、漠然とした不安だけを抱えて転職活動を始めてしまうと、途中で「私は何を目指していたんだっけ?」と迷いが出てくるからです。
目的が明確であることで、必要なスキルや準備すべきことが見えてきます。さらに、面接でも自分がなぜ転職を考えたのか、そこに至る経緯やこれからの未来を、熱意を持って伝えやすくなるでしょう。
大切なことは、じっくりと自己分析の時間を持つことです。

また自己分析は一人では難しい一面もあるため、キャリアコーチのプロに相談してみるのも良いでしょう。客観的な視点から、あなたの本当の思いを整理する支援をしてもらえます。
自分のスキルと強みを洗い出す
公務員からのキャリアチェンジを成功させるための方法の1つは、自分のスキルと強みを洗い出すことです。なぜなら、公務員の仕事で身につけたスキルは、一見地味に感じるかもしれませんが、民間企業でとても重宝される能力だからです。
さまざまな関係者との調整力、真面目に取り組む業務遂行能力、社会課題に向き合う解決力などはどのような職種でも必要となるスキルです。これらの力を具体的に書き出してみると、改めて自分の強みが客観的に発見できます。

見つけた強みは、職務経歴書や面接で具体的なエピソードを交えて話すことが効果的です。
実例があると、採用担当にもより深く理解してもらえます。
志望する企業と業界を徹底的に調べる
公務員からのキャリアチェンジを成功させるための方法の1つは、志望する企業と業界を徹底的に調べることです。なぜなら、企業や業界の特徴を十分に理解しないまま転職してしまうと、想定とは異なったというミスマッチに悩まされるからです。
一方で、企業の目指す未来や求める人材像をしっかり把握できていれば、自分のどのような強みやスキルが活かせるのか、的確にアピールできます。

さらに、これから必要となるスキルも見えてくるので、効率的な準備が可能で、具体的なキャリアプランも描きやすくなるでしょう。
企業のホームページやニュース、口コミサイトを確認するのはもちろんですが、転職エージェントから話を伺うこともおすすめです。業界経験がなくても、どれだけその企業について調べてきたのかという姿勢を見せることで、きっと好印象を持ってもらえるはずです。
【年代別】公務員がキャリアチェンジする難易度
公務員のキャリアチェンジは年齢によって大きく異なります。20代の若いうちはさまざまな可能性を秘めていますが、30代、40代になるにつれて専門的なスキルが要求されがちです。
ここでは、公務員がキャリアチェンジする難易度として次の内容を解説します。
20代公務員はスキルなしでのキャリアチェンジは可能
20代公務員であれば、特別なスキルがなくても民間企業への転職は十分可能です。なぜなら、多くの企業は、20代を採用する時、「今持っているスキル」よりも「これからの伸びしろ」を重視しているからです。
素直な姿勢で学ぶ意欲があるか、新しい環境に順応できる柔軟性があるか、といった部分を採用する際に大切にしています。また、20代は社会人としての経験が浅いからこそ、新しい環境や企業文化に馴染みやすいという強みがあります。

必要なスキルは、入社後に仕事を通して身につければ問題ないでしょう。
大切なのは、あなたの魅力を見つけ出すことです。「素直に学ぶ姿勢がある」「新しいことに挑戦する意欲がある」など、自己分析を通してあなたならではの強みを探してみることをおすすめします。

自己分析のやり方については「【誰でも簡単】自己分析のやり方を紹介!よくある失敗や注意点も解説」の記事で解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
30代公務員はスキルなしでのキャリアチェンジは難しいが可能
30代公務員のキャリアチェンジは、ハードルは高いものの、十分チャレンジする価値があります。なぜなら、人材不足や成長産業では、30代でも将来性を重視した採用をする企業が増えてきているからです。
公務員の経験を通して次のようなポータブルスキルが身についているはずです。
- 丁寧なビジネスマナー
- わかりやすく説明する力
- 論理的な考え方

これらのポータブルスキルは、どのような職場でも活用できる能力です。これらのスキルは、新しい分野で成長するための大切な土台になるでしょう。
自分自身がどのようなスキルを持っているのかを言語化するにはプロの力を借りることも選択肢の1つです。
40代以上の公務員はスキルなしだとキャリアチェンジは難しい
40代以上の公務員で新たなスキルを持っていない場合、民間企業への転職は難しいのが現実です。なぜなら、多くの企業では、40代には専門性の高いスキルやチーム運営の経験など、豊かな経験値を期待する傾向があるからです。
さらに、40代に相応しい待遇と、未経験からのスタートという組み合わせは、企業側にとってもなかなか難しい判断となるでしょう。
一方で、転職を諦める必要はありません。大切なのは、これまでの公務員生活で培ってきた経験を、新しい分野でどのように活かせるかを見つけ出すことです。住民との対話で磨かれたコミュニケーション力や、行政での幅広い知識は、新しい仕事でも大きな財産となるはずです。

そこに新しいスキルを少しずつ重ねていくことで、必ず道は開けます。
公務員がキャリアチェンジを考える理由3選
公務員でキャリアチェンジを考える人は少なくありません。実際にどのような理由でキャリアチェンジを考えるのか、一般的な例を紹介するため、自分自身の状況と照らし合わせて参考にしてみてください。
ここでは、公務員がキャリアチェンジを考える理由を3つ紹介します。
スキルが身につかないため
公務員がキャリアチェンジを考える理由として、スキルが身につかないことが挙げられます。なぜなら、公務員は決まった流れで進める業務が中心で、さらに定期的なジョブローテーションにより、特定の分野を深く極めることが難しい環境だからです。
「これが私の強み」という専門性を感じにくく、将来への不安を抱える人も少なくありません。転職するにあたっては、スキル面での不安になることはあるでしょう。

まずは今持っている調整力やコミュニケーション力といったポータブルスキルを言語化してみることをおすすめします。
そして、理想の姿に向かって、一歩一歩着実に進んでいけば良いのです。急がず、ゆっくりと、あなたらしい歩み方で進んでいきましょう。
労働環境に問題がある
公務員がキャリアチェンジを考える理由として、労働環境に問題があることが挙げられます。なぜなら、一般的に公務員は「残業が少なくて働きやすい」というイメージがありますが、実はそうでない場合もあるからです。
繁忙期には夜遅くまで仕事が続いたり、消防士や警察官のように夜勤シフトがある職種では、生活リズムを保つのが難しかったりすることもあります。
すぐに転職を決断する前に、まずはできることから始めてみることが大切です。部署の異動を申し出てみたり、勤務時間の調整を相談してみたりすることも有効な解決策となるでしょう。
あなたの心と体の声に耳を傾けることが大切で、無理をすることは避けなければなりません。

あなたの健康と向き合いながら、これからの道を考えていくことをおすすめします。
給料が低い
公務員がキャリアチェンジを考える理由として、給料が低いことが挙げられます。なぜなら、公務員には給与が高くて安定しているというイメージがありますが、必ずしもそうとは言えない状況だからです。
年功序列制度により、若いうちはなかなか収入が増えにくく、同じ公務員でも職種や所属によって待遇に大きな違いもあります。仕事内容によっては、頑張って働いた分に見合う給与をもらえていないと感じることもあるでしょう。
総務省の令和5年地方公務員給与の実態と、厚生労働省の令和5年賃金構造基本統計調査によると、20代地方公務員平均年収と全20代平均年収は次の通りです。
職種 | 平均年収(20代) |
---|---|
公務員 | 322万円 |
金融業,保険業 | 419万円 |
建設業 | 412万円 |
情報通信業 | 432万円 |
卸売業,小売業 | 406万円 |

このような中で「もっと収入を増やしたい」「頑張りが給与に反映される環境で働きたい」という思いを持つのは、とても自然なことと言えるでしょう。
公務員からキャリアチェンジをするメリット3選
公務員からキャリアチェンジをすることにはメリットがあります。どのようなメリットがあるのかを事前に把握した上で転職活動をおこなうことが大切です。
ここでは、公務員からキャリアチェンジをするメリットを解説します。
キャリアパスを自ら決定できる
公務員からキャリアチェンジをするメリットの1つが、キャリアパスを自ら決定できることです。なぜなら、民間企業では、成果を上げることで、あなたが望む仕事に携わるチャンスが広がるからです。
公務員ではジョブ・ローテーションがあり、「今の仕事をもっと極めたい」と思っても、なかなか難しいことがあります。一方で民間企業では、1つの専門分野を深く極められる「ジョブ型」という働き方を採用する企業も増えてきているのです。
ジョブ型なら、じっくりとスキルを磨きながら、やりたい仕事に挑戦できます。ただし、民間企業でキャリアを選べる自由を手に入れるには、しっかりと結果を残さなければなりません。
そのためにも、まずは自分にとっての強みを見つけることが大切になるでしょう。

あなたの可能性を活かせる場所で、新しい挑戦を始めてみることをおすすめします。
頑張りが評価してもらえる
公務員からキャリアチェンジをするメリットの1つが、頑張りが評価してもらえることです。なぜなら、民間企業では、個人の頑張りや成果を重視する成果主義を取り入れている会社が多く見られるからです。
公務員の世界では、年功序列の仕組みがあるため、一生懸命頑張って素晴らしい成果を上げても、なかなか若いうちは評価に反映されにくい傾向があります。一方、民間企業の成果主義では、年齢に関係なく、あなたの努力次第で給与アップや昇進のチャンスが広がる可能性があるのです。

ただし、すべての民間企業が同じというわけではありません。まだまだ年功序列を大切にしている会社もあります。
そのため、転職先を選ぶ際は、その会社がどのような評価制度を持っているのか、しっかりと企業分析することをおすすめします。
労働の環境が改善される可能性がある
公務員からキャリアチェンジをするメリットの1つが、労働の環境が改善される可能性があることです。なぜなら、近年、企業の労働環境が広く公開されるようになり、残業時間やハラスメント対策など、働く人を守る取り組みがどんどん進んでいるからです。
企業の評価にも関わるため、多くの会社が働きやすい環境づくりに力を入れています。さらに、人材確保が難しい時代だからこそ、良い人材に来てもらうために、職場環境の改善に本気で取り組む企業が増えているのが現状です。
ただし、「残業は少なめがいい」「フレックスタイムを使いたい」「育児との両立がしやすい」など、大切にしたいポイントは人によって異なります。

まずは、あなたにとって何が大切なのかを整理してみることが重要です。
公務員からキャリアチェンジをするデメリット3選
公務員からキャリアチェンジをするにはデメリットがあることを把握しておかなければなりません。焦って転職するのではなく、デメリットが自分にとってどの程度影響があるのかを確認することが重要です。
ここでは、公務員からキャリアチェンジをするデメリットを解説します。
給与面や福利厚生が悪化する可能性がある
公務員からキャリアチェンジをするデメリットとして、給与面や福利厚生が悪化する可能性があることが挙げられます。なぜなら、公務員の場合、国の税収を基に給与や福利厚生が支えられているため、安定した待遇を得られやすい環境にあるからです。
勤続年数が長くなるにつれて給与が上がっていき、40代以降では年収1,000万円を超えるケースもあるでしょう。一方、民間企業では会社の業績や個人の成果によって待遇が変動します。
ただし、民間企業でも、給与が極端に下がるケースは少ないため心配する必要はありません。

大切なのは、転職活動の際に求人票に記載された年収幅をよく確認し、面接でしっかりと条件を確認することです。
能力不足の場合、責任ある業務を担当できない
公務員からキャリアチェンジをするデメリットとして、能力不足の場合、責任ある業務を担当できないことが挙げられます。なぜなら、民間企業では、会社全体で利益を生み出していく必要があるため、これまでの実績や成果を重視する傾向があるからです。
結果を出せていないと、最初に思い描いていたような責任ある仕事を任されにくくなりがちです。「こんな仕事がしたい」という夢があっても、なかなかチャンスをもらえない場面があるでしょう。
一方で、会社によって育成方針は異なり、最初から希望する業務に携わりながら成長できる環境を用意してくれる企業もあるでしょう。

企業分析を通して、志望する企業で活躍している先輩たちが、どのようなステップで成長してきたのかを知ることが重要なポイントです。
企業分析によって、あなたに合った成長環境が見つかります。
企業分析をサポートしてほしい人はぜひマジキャリへご相談ください。
異なる職場環境に馴染むのが困難
公務員からキャリアチェンジをするデメリットとして、異なる職場環境に馴染むのが困難なことが挙げられます。なぜなら、新しい職場では、今までとは違う組織文化を理解し、必要なスキルを身につけなければならないからです。
未経験の世界に飛び込むのは、誰にとっても勇気のいることです。一人前として活躍できるように頑張らなければなりません。時には、年下の人から学ぶケースもあるかもしれません。また、仕事が終わったあとも、新しい知識を吸収する意欲が求められることもあるでしょう。
新しい職場で働く中で不条理に思うことや辛いと感じることは多くあります。そのような時こそ大切なのが、「なぜ転職したいのか」「どんな自分になりたいのか」という思いです。

まずは、あなたの目指す姿をじっくり描いてみることをおすすめします。思い描く姿が、新しい環境で頑張るための大きな力になるはずです。
公務員からキャリアチェンジする人におすすめな職種
公務員からキャリアチェンジをするにあたって、向いている職種があります。職種自体が向いていれば、自己分析で得られた自分の強みをどのように活かせるのかも考えやすくなるでしょう。
ここでは、公務員からキャリアチェンジする人におすすめな5つの職種を紹介します。
営業職
公務員からキャリアチェンジする人におすすめな職種として営業職が該当します。なぜなら、営業職は、専門的な知識や経験よりもポータブルスキルが重宝される職種だからです。
特に無形商材を扱う営業では、公務員時代に培った論理的な説明力や丁寧な対応力が、武器になるでしょう。形のない商品やサービスは、それを説明する人への信頼感が大切になるからです。
公務員として身につけた誠実な対応や、責任感の強さは、お客様との信頼関係を築く上で、かけがえのない財産となり得ます。

「こんな信頼できる方がすすめてくれるなら」と、お客様に安心感を持っていただけるでしょう。
教育関連職
公務員からキャリアチェンジする人におすすめな職種として教育関連職が該当します。なぜなら、教育の現場では、生徒にわかりやすく説明する力はもちろん、保護者の方からの信頼を得ることも大切だからです。
教育関連職にとっては「大切なお子様を安心して預けられる人」という印象が、とても重要です。そのような中で、公務員の経験は大きな強みとなるでしょう。

市民の方々への窓口対応を通じて培った「誰にでもわかりやすく説明する力」や、公的な仕事で身についた「責任感の強さ」は、教育の現場で重宝されるポータブルスキルです。
生徒や保護者との信頼関係を築く上で、大きな力となるでしょう。
事務職
公務員からキャリアチェンジする人におすすめな職種として事務職が該当します。なぜなら、事務の仕事では、書類作成や来客対応など、決められたルールやオペレーションに沿って業務を進めることが大切だからです。
公務員の仕事でも、前例を大切にしながら丁寧に仕事を進めていくことが求められます。公務員で得た経験は、事務職でも活かせる強みの1つです。
特に、公務員として培った正確な仕事ぶりは、事務職にとっては重要なスキルと言えます。

ルールに基づいて慎重に業務を進める習慣が身についているからこそ、新しい環境でもしっかりと仕事を任せてもらえるでしょう。
さらに、その正確さを保ちながら、少しずつ処理スピードを上げていくなど、工夫を重ねていくことでより高い評価を得られます。
コンサル職
公務員からキャリアチェンジする人におすすめな職種としてコンサル職が該当します。特に、行政機関や地方公共団体に向けてサービスを提供しているコンサルティング会社が向いていると言えます。なぜなら、これらのコンサル職では公務員経験者の視点が重宝されるからです。
行政の経営やシステムに関わってきた人であれば、なおさら向いていると言えるでしょう。「行政の方々が本当に困っていることは何か」「どんな支援が効果的か」といった、クライアントの立場に立った提案ができます。
ただし、コンサル職への転職はハードルが高い傾向があります。だからこそ大切なのが、前職の実体験に基づいた説得力のある具体的なアピールです。

あなたの強みが最大限活きる会社を見つけることで、転職の道は開けるでしょう。
人事職
公務員からキャリアチェンジする人におすすめな職種として人事職が該当します。なぜなら、人事の仕事では、社員の皆さんの悩みに寄り添う機会が多くあるからです。
また、給与計算や福利厚生の手続きなど、正確さとルール順守が求められる業務もあることがおすすめな理由の1つとも言えるでしょう。
公務員として培った誠実に耳を傾ける姿勢や、決まりを大切にする意識は、人事の仕事で重宝される強みです。

さらに、人事の仕事には会社の規則や関連法規など、新しく学ぶことがたくさんありますが、ここでも公務員試験で身についた学び続ける力が活きてきます。
知識を吸収し、理解を深めていく過程は、公務員試験での経験が大きな支えとなるはずです。
公務員からキャリアチェンジした人の体験談
公務員からキャリアチェンジした人の実際の体験談を参考にして、自分自身がこれからどのようにすべきかの参考にしてみてください。成功している例や後悔している例をみることで、より具体的なイメージができるでしょう。
ここでは、公務員からキャリアチェンジした人の体験談として次の2つのパターンを紹介します。
公務員からキャリアチェンジして成功している人
官民双方の経験を活かして活躍
入庁6年目で、ジョブローテーションが繰り返される将来への不安から転職を決意しました。「このまま40代になった時、自分は何のスペシャリストになっているのだろう?」という思いが、背中を押します。
転職先として選ばれたのが、自治体向けの営業職です。公務員時代の経験を活かしながら、民間企業ならではの新しい視点で自治体の課題解決に貢献されています。今では、官民双方の経験を持つ強みを活かして、大きな成果を上げて活躍しています。
参考:ジチタイワークスweb
ITベンチャー企業を経てフリーランスへ
公務員時代に「やりたいこと」と「できること」のギャップに悩まされていました。もっと自由に新しいことにチャレンジしたいという思いが、転職への第一歩となります。
選んだ先は、スマホアプリの開発や運営を手がけるITベンチャー企業です。そこでの経験を活かし、現在はフリーランスとして活躍中しています。行政機関や地元企業からの依頼を受けながら、新規事業の立ち上げにも意欲的に取り組まれているのが現在です。
参考:ジチタイワークスweb
この2つの事例から、公務員からの転職後も満足感を持って働くことができていることがわかります。
公務員からキャリアチェンジして後悔している人
キャリアチェンジで想定と違う環境に
「このままでは成長できない」という思いから、地方公務員を退職してベンチャー企業に転職しました。しかし、実際の環境は想像以上に異なったものだったのです。
仕事はほぼリモートで、対面でのコミュニケーションがほとんどなく、オンラインミーティングやチャットのみでの業務に戸惑いを感じます。特に、遠方在住のメンターとはなかなか深い対話ができず、仕事の進め方に不安を抱えることもありました。対面でのやり取りに慣れていた分、この環境での仕事は想像以上に難しかったようです。
参考:note
自己分析が不十分で失敗に
IT業界でのキャリアを夢見て公務員を退職した例です。インフラエンジニアとして一歩を踏み出しますが、実際の仕事は想像以上に孤独なものでした。
毎日パソコンに向かいながら複雑なシステムと格闘する日々が続きます。職場の方々とも直接の会話は少なく、ほとんどがチャットやリモート通話でのやり取りです。さらに、技術的な内容の理解にも苦しみ、わずか数ヶ月で体調を崩してしまいます。
あとから振り返ると、転職前の自己分析が不十分だったことが、この結果につながったと分析されました。「自分に合う働き方」をもっとじっくり考えることが大切だったのかもしれません。
参考:note

この事例から、転職活動の際に企業分析をおこなわなかったこと、自己分析をせずに向いていない仕事に就いてしまったことが失敗の要因であることがわかります。
公務員からのキャリアチェンジを成功する人の特徴3選
公務員からのキャリアチェンジに成功する人には特徴があります。どのような特徴かを理解し、自分がその特徴にあてはまるか確認してみてください。
ここでは、公務員からのキャリアチェンジを成功する人の特徴として3つの内容を解説します。
キャリアチェンジの目的がはっきりしている
公務員からのキャリアチェンジで成功する人には、キャリアチェンジの目的がはっきりしているという特徴があります。なぜなら、目的があいまいなまま転職してしまうと、入社後に「こんなはずじゃなかった」というギャップに悩まされるからです。
高収入が欲しいという理由だけでエンジニアを目指した人が、実際は未経験からのスタートで思うような収入が得られず、さらに忙しい毎日に疲れ果ててしまうことも考えられます。
あとから、本当に求めていたのは適度な収入と家族との時間を大切にできることだったと気づくケースもあるでしょう。

何を大切にしたいのか、どんな働き方が理想なのか、キャリアチェンジの目的を明確にすることが、充実したキャリアへの第一歩です。
持っているスキル・強みが明確である
公務員からのキャリアチェンジで成功する人には、持っているスキル・強みが明確であるという特徴があります。なぜなら、自身の持つスキルや強みがわかっていると、それを活かせる企業や職種を見つけやすくなるからです。
民間企業では、成果を出すことが第一に優先で、あなたの理想のキャリアに近づいていくためには欠かせない要素です。そのためにも、どのスキルが会社の成長に貢献できるのかを明確にできているかどうかが、大切になってくるでしょう。
公務員時代の経験を通して多くのポータブルスキルを持っているはずです。

まずは、自分が何を得て何を強みとしているのか。あなたのスキルを見つめ直してみることをおすすめします。
十分な企業分析をしている
公務員からのキャリアチェンジで成功する人には、十分な企業分析をしているという特徴があります。なぜなら、選考過程や企業研究を通じて、働き方のイメージをしっかり掴んでおくことが大切だからです。
公務員と民間企業では働き方に大きな違いがあります。民間企業では、目標達成に向けて時間を最大限活用することが必要です。個人の目標設定が少ない公務員から転職すると、この感覚の違いに戸惑うこともあるでしょう。
企業研究をすると、つい良い面ばかりに目が行きがちです。

しかし大切なのは、転職先で自分の目的が本当に叶えられるかどうかという視点です。リスクも含めて、会社の特徴を多角的に判断しなければなりません。
十分な企業分析によって、自分に合った環境を見つけられます。
公務員からのキャリアチェンジを後悔する人の特徴3選
公務員からのキャリアチェンジに後悔する人も特徴があります。自分自身があてはまっている場合は一度転職を考え直してみることも良いでしょう。
公務員からのキャリアチェンジを後悔する人の特徴として、次の3つの内容を解説します。
キャリアチェンジの目的が公務員特有のものでない
公務員からのキャリアチェンジを後悔する人の特徴の1つは、キャリアチェンジの目的が公務員特有のものでないことです。なぜなら、公務員特有のものでない理由で転職してしまうと、新しい環境でも同じような壁にぶつかってしまうからです。
「もっとやりがいのある仕事がしたい」「年功序列の環境から抜け出したい」といった思いは、どのような職場でも感じる可能性のある悩みです。さらに、短期間での転職は「ジョブホッパー」と呼ばれ、次の転職がより難しくなることも考えられます。
まず身近な先輩や同僚を頼り、同じような悩みを抱えたことがないか話を聞いてみることをおすすめします。

仕事への向き合い方や考え方の中に、仕事を続けていくヒントが隠れていることもあるでしょう。
新しい環境に馴染む努力を怠る
公務員からのキャリアチェンジを後悔する人の特徴の1つは、新しい環境に馴染む努力を怠ることです。なぜなら、新しい職場に馴染めないと、周りの方からのサポートを得にくくなったり、その業界ならではの考え方やコツを学びそびれてしまったりすることがあるからです。

年次に関係なく、教えてもらうという謙虚な気持ちを持ち続けることが大切になるでしょう。
前の職場とはやり方が違う場面や、転職先の方法に対して非効率だと感じることもあります。まずは一定期間、その方法を素直に試してみることをおすすめします。
例えば「3ヶ月間はこのやり方で頑張ってみよう」と決めて、その期間を過ぎても効果を感じられない場合に、新しい提案や次の一歩を考えるのも1つの選択肢です。
転職をゴールとしている人
公務員からのキャリアチェンジを後悔する人の特徴は、転職をゴールとしている人です。なぜなら、転職は新しい道への第一歩に過ぎないからです。
新しい職場でも、スキルを磨き、キャリアを築いていかなければなりません。一人前になるまでには、思った以上に時間がかかることも想定されます。転職は、あなたの人生の通過点にすぎず、決してゴールではないのです。
大切なのは未来への展望であり「10年後、私はどんな姿になっていたいかな?」「20年後は、どんな仕事をしていたいかな?」と、ゆっくりと考えてみることをおすすめします。

キャリアプランをしっかりと描くことで、その先にある未来が、今の一歩のモチベーションとなるでしょう。
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キャリアチェンジを考える20代・30代の公務員に共通しているのが自己分析が足りないということです。
公務員の仕事がしんどい人は会社や仕事のミスマッチを感じており、自分の強みや得意なことを活かす機会が少ないので成果が出にくく、やりがいも自信もない…という状態に陥ってしまいます。

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