失業保険の認定日までに必要な求職活動の回数は2回
失業保険を受け取るため、認定日までに2回以上の求職活動実績を作る必要があります。
そもそも認定日とは、失業保険の受給資格があるかを確認するために4週間ごとにハローワークに訪問する日です。
失業保険の受給申請をしてから4週間後に初回認定日が設定され、失業保険の受給が終わるまで4週間ごとに2回目、3回目と認定日が繰り返されます。
2回の求職活動実績は、失業保険を受給するために必要な「仕事探しをしている」という要件を満たすために必要と定められているので、認定日までに必ず満たさなければいけません。

初回認定日や、2回目以降の認定日について、解説します。
失業保険の初回認定日までに必要な求職活動の回数は1回
2回目以降の認定日では2回以上の求職活動実績を作る必要がありますが、初回認定日までには1回の求職活動実績を作るだけで問題ありません。
失業保険受給の前に参加必須の「雇用保険受給者説明会」では、同時期に開催される初回講習会の参加説明がされます。初回講習会に参加すれば1回の求職活動として認定されるため、ぜひ参加してください。
初回講習会では、求人の探し方や応募書類の作成方法、面接の心得など実践的な内容が説明されます。

1〜2時間程度の講習で求職活動実績を簡単に作れるうえ、実践的な情報を得られる場としても活用できます。
認定日は4週間ごとに訪れる
失業保険の認定日は4週間ごとに訪れるので、この間に毎回2回以上の求職活動実績を作らなければいけません。
認定日だけでなく、失業保険を受給するためには認定日以外にも、以下の通り様々なタイミングでハローワークへの訪問などのイベントが発生します。
受給までの必要イベント | 内容 | 時期 |
---|---|---|
受給申請 | 失業保険を受給するための申請をおこなう | 離職日の翌日から1年まで |
待期期間 | 受給が認定された際に発生する | 受給申請から7日間 |
雇用保険受給者初回説明会に参加 | 失業保険受給までの流れが説明される | 7日間の待期終了から1~2週間後の指定日 |
初回の認定日 | 失業保険の受給資格が確認される | 受給申請から約1ヵ月後(雇用保険受給者初回説明会で説明される) |
2回目以降の認定日 | 失業保険の受給資格が確認される | 前回の認定日から4週間後 |
このように、認定日までに様々な段階をこなす必要があるため、忘れずにハローワークに訪問しなければいけません。
また、失業保険認定日にはハローワークに訪問して、求職活動実績を記載した失業認定申告書を提出する必要があります。
ただし、以下のような理由があれば認定日の訪問日付を変更できます。
訪問日付を変更できる条件
- 就職
- 求人者との面接、選考、採用試験等
- 各種国家試験、検定等資格試験の受験
- ハローワーク等の指導により各種講習等を受講する場合
- 働くことができない期間が14日以内の病気、怪我
- 本人の婚姻 ・親族の看護、危篤または死亡、婚姻(親族の全てではなく、範囲が限られています)
- 子弟の入園式・入学式または卒園式・卒業式への出席
日付を変更する際は事前の申請が必要なので、忘れずに対応してください。
【失業保険の認定日に間に合う】求職活動実績の回数を増やす方法5選
求職活動実績の作り方は様々ですが、認定日までの期間や就職活動の進め方によって自分に合った方法を選ぶ必要があります。
本項では、すぐに実績を作れる方法から時間はかかりつつも将来的に役立つ実績の作り方まで、5パターン紹介していきます。
認定日ギリギリでも実績を作れる方法を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ハローワークで職業相談する
失業保険受給に必要な求職活動実績の回数を増やす方法として、ハローワークでの職業相談が挙げられます。
ハローワークの窓口に訪問すれば、30分~40分程度で就職活動に関する以下のような相談が可能です。
ハローワークでの職業相談
- 条件に合った求人の提案
- 面接の対策
- 応募書類の作成サポート
- 職業訓練の案内
- 就職活動の進め方のアドバイス
相談する内容は自由ですが、面接対策や書類作成に関する質問など普段周りに相談しにくい内容を聞くと参考になります。
予約なしで相談できるので、比較的簡単に実績を作りやすい方法といえます。

職業相談が終了すると、手元の失業認定申告書に求職活動実績1回分のハンコを押してもらえます。
なお、職業相談により受け取れるハンコは1日1回となっているので、1日に複数回受けても意味がない点には注意しましょう。
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ハローワークの職業相談については「ハローワークの職業相談では何ができる?実際の流れや他の職業相談先も紹介!」の記事でも解説しているので、チェックしてみてください。
ハローワークのセミナーや講習会に参加する
ハローワークでは就職に役立つセミナーや講習会を定期的に開催しており、参加することで1回分の求職活動実績を得られます。
予約なしで参加できるセミナーもあり、面接対策や応募書類作成講座など幅広いジャンルのセミナーで情報を集められます。
30分程度で終わる短いものから2時間程度を要する長いものまで様々なので、情報収集なのか実績作りなのかをはっきりさせたうえでセミナー選びをしましょう。

オンラインで開催されるセミナーもあるので、事前にハローワークの窓口や電話口で詳細を確認するのがおすすめです。
なお、セミナーに関しても1日1回までしか求職活動実績のハンコを押してもらえないので、注意が必要です。
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ハローワークでの求職活動実績作りに関しては、「ハローワークの職業相談で実績作りはできる!簡単にできる実績作り6選と注意点も紹介」の記事でも解説しているので、チェックしてみてください。
転職エージェントのオンラインセミナーに参加する
転職エージェントのオンラインセミナーは、最も効率的な実績作りの方法の1つです。
例えば、日本を代表する大手サービスであるリクルートエージェントでは、以下の流れで簡単にセミナーを受講できます。
セミナー受講の流れ
- 無料会員登録をおこなう
- オンラインセミナー一覧にアクセスする
- 数十分のオンラインセミナーを視聴する
- セミナー参加のメールを保管しておく
- 失業認定申告書にセミナー視聴の記載をする
オンラインセミナーはアーカイブに残っているため、土日や深夜などタイミングに関わらず視聴できます。
失業認定日の前日ギリギリでも実績を作れるので、圧倒的におすすめな方法です。

リクルートエージェントの魅力はセミナーだけでなく、プロによるサポートや圧倒的な求人数にもあります。
自身の希望を伝えるだけで複数の非公開求人を提案してくれるので、自分1人だけの就職活動よりも圧倒的に効率的になります。
転職サイトや転職エージェントから求人に応募する
求人に応募すれば、面接や書類選考が進んでいなくても求職活動実績として認められます。
証跡さえ残せれば、以下の通り様々な方法での求人応募が実績作りの対象となります。
求職活動実績となる求人応募
- ハローワーク経由での応募
- 転職サイト経由での応募
- 転職エージェント経由での応募
求人応募だけで実績を作れるのは事実ですが、不当な理由での選考辞退が続いてしまうと「仕事探しをする気があるのか?」と思われてしまうため注意が必要です。
また、同一企業に複数回応募しても1回分の求職活動実績と見なされるため、同様に注意しましょう。
せっかく求人に応募するなら、本当に魅力と感じた求人に応募しなければ意味がありません。
そのため、dodaやリクルートエージェントなど、転職サイトや転職エージェントを併用して求人探しの幅を広げましょう。

特に、求人数No.1で幅広い業界・業種の求人をカバーしているリクルートエージェントはおすすめです。
転職のプロが面接対策や書類作成サポートまでしてくれるので、転職サイトやハローワークよりも心強い味方になってくれますよ。
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dodaのオンラインセミナーで求職活動実績を作れるかに関しては「dodaのオンラインセミナーは求職活動実績にできる?具体的な手順や注意点を解説」で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
就職に役立つ資格試験を受験する
就職に役立つ試験資格の受験によっても、1回分の求職活動実績が作れます。
IT系や経理系、福祉系など様々な資格が対象となっており、資格ごとに取得難易度も差があります。
簡単な資格でも取得までに数週間以上は要するので、求職活動実績のために試験を受けるのはおすすめできません。
ほとんどの試験には数千円以上の受験料もかかるので、離職中の資金的にも無駄な受験は控えたほうがいいですね。
逆に、以下の条件に当てはまれば受験する価値があります。
求職活動実績として資格試験がおすすめなケース
- 希望する業種・職種に役立つ資格がある
- 希望する業種・職種で資格取得が必須である
- 資格勉強をする時間的・資金的余裕がある
- 資格を取得したら手当をもらえる可能性がある

ここまでで様々な求職活動実績の作り方を説明してきましたが、やはりおすすめなのは時間・場所にとらわれずに実績作りができるリクルートエージェントのオンラインセミナーです。
身分証なしで最短1分で登録して視聴できるので、特に認定日が迫っている人はすぐに登録するのがおすすめです。
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ここまでで、転職サイトやセミナーなど様々な求職活動実績の作り方を紹介してきましたが、どのように実績を作るかは状況により判断する必要があります。「求職活動実績を簡単に作る裏ワザ7選!求職活動実績として認められないケースも紹介」の記事でも実績の作り方を詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてください。
失業保険の求職活動の回数に加算されないケースに注意
仕事探しの一環であっても、正式な求職活動実績としてハローワークに認められないこともあります。
勘違いしたまま進んでしまうと実績が足りずに失業保険を受け取れなくなる可能性もあるので、求職活動とそうでないものの認識は明確にしておきましょう。

勘違いしている人は、本稿を参考に実績作りの計画を練り直す必要がありますね。
求人情報を検索する
求人情報を検索するのは就職活動の大切な第一歩ですが、それだけで求職活動実績を作っているとは認めてもらえません。
実績として認められるには、興味がなくても何かしらの求人に応募する必要がありますが、意味のない求人応募は時間も体力も無駄にしてしまいます。
離職してすぐに気になる求人が見つからない人は、まずはリクルートエージェントのオンラインセミナーやハローワークの職業相談などで実績を作るのがおすすめです。
落ち着いて求人を探し、本当に気になる求人が見つかったら応募するのでも遅くありません。

求人検索に時間を使いすぎるのも効率が悪いので、リクルートエージェントで自分の代わりに魅力的な求人を探してもらうのもおすすめです。
転職サイトやハローワークでは見つからない非公開求人も多いので、思わぬ好条件な仕事に巡り会えるかもしれません。
転職エージェントや派遣会社に登録する
転職エージェントや転職サイト、派遣会社への登録だけだと、求職活動実績としては認められないので注意が必要です。
それぞれのサービスで求職活動実績として認められるには、以下の段階まで進まなければいけません。
サービス | 求職活動実績に認められる行動 |
---|---|
転職エージェント | ・登録後の初回面談 ・求人応募 ・オンラインセミナーの視聴 |
転職サイト | ・求人応募 |
人材派遣会社 | ・就業相談 ・派遣案件応募 |
どのサービスも面談や相談などの段階まで進んで初めて求職活動実績となるため、登録だけで終わらせないように注意してください。

もし勘違いして求職活動実績を作れていない場合は、リクルートエージェントのオンラインセミナーと転職サイトでの求人応募がおすすめです。
どちらも土日・夜間関係なくネット上だけで完結できるので、認定日の前日だとしてもすぐに求職活動実績を作ることができます。
知人から求人紹介を受ける
知人や友人から求人紹介を受けるだけでは、以下の理由から求職活動実績として認められません。
- 紹介を受けた証拠を確認できない
- 紹介だけでは求職活動をしているとは言えない
ただし、何かしらの書類で知人からの紹介や応募、面接参加などを証明できる場合は、求職活動実績として認められる場合があります。
細かい判断はハローワークによって異なるので、細かくは管轄のハローワークに問い合わせるのがおすすめです。

求職活動実績としての認定を得るため、知人からの紹介であっても応募経由はハローワークや転職サイトを使うのがおすすめです。
特にハローワークや転職サイトは紹介料をかなり抑えられるので、企業としてもデメリットはないはずです。
失業保険の求職活動回数を増やすメリット
求職活動実績の回数を増やすのは、失業保険の受給を確実なものにする以外にも様々なメリットが存在します。
転職活動が成功する確率がより高くなるメリットばかりなので、把握したうえで求職活動実績を作る計画を立てていきたいですね。

ただし、機械的に求職活動実績の回数を増やすのではなく転職に生かせるような行動を取る必要があるので、自分にとってのメリットを見つけたうえで行動に移しましょう。
就職に役立つ情報をインプットする機会が増える
求職活動実績を作るうえでは、セミナーによる就職メソッドや転職サイトの求人に触れる機会が多くなるので、必然的に役立つ情報も手に入りやすくなります。
例えば、求人を数十件以上比較すれば、以下のようなことがだんだんわかってきます。
- 業界・業種ごとの条件水準
- 企業ごとのアピールポイント
特に、希望する業界・業種の平均的な条件がわかれば、背伸びした求人へのチャレンジや滑り止め求人への応募など、適切な判断ができるようになります。
また、面接対策などテーマに特化したセミナーを受講すれば、自分の悩みをピンポイントで解決できる可能性が高いです。

自分自身で情報を集めるのもいいですが、より効率的に情報を集めるなら転職のプロと直接話せる リクルートエージェントがおすすめです。
一対一でやりとりできるので、自分の弱点や希望だけに焦点を当てたオーダーメイドのサポートを受けられるのは非常に大きなメリットです。
理想の企業を見つけられる機会が増える
セミナーによって企業探しのコツを学んだり求人探しをしたりしていると、理想の企業に出会える可能性は上昇します。
全ての求人が魅力的で応募できるわけではないので、実績を増やすためにもなるべく効率的に求人探しをする必要があります。
求人探しの方法は多種多様ですが、特に求人を探しやすいのは以下の方法です。
求人探しのツール | メリット |
---|---|
転職エージェント | ・プロが代わりに求人を探してくれる ・非公開求人を閲覧できる ・条件交渉をしてくれる |
転職サイト | ・いつでも求人を閲覧できる ・求人数が多い ・検索項目が豊富 |
ハローワーク | ・内定率が高い求人が多い ・地域に根ざした求人が多い ・未経験でも挑戦できる求人が多い |
それぞれ異なるメリットが存在するので、複数のサービスを併用しながら各々の強みを生かすのがおすすめです。

基本的にはどのサービスも併用を禁止していないので、複数のサービスを活用して求人を見つける幅を広げましょう。
早く就職できる可能性が高くなる
前項で説明した通り、いい求人が見つかったり役立つ情報が見つかったりする可能性が高まれば、早く就職できるチャンスも増えると考えられます。
早く就職すればそれだけ給与も早く入ってくるので生活に余裕ができるほか、以下の条件を満たしていれば再就職手当を受け取れます。
再就職手当を受け取れる条件
- 受給手続きの後、7日間の待期期間を満了した後に就職した、または事業を開始したこと
- 就職日前日までの失業認定を受け、所定給付日数の3分の1以上の支給残日数があること
- 離職した前の事業主に再び就職したものでないこと
- 1年を超えての勤務期間が予定されていること
- 原則として雇用保険の被保険者になっていること
- 過去3年以内に、再就職手当あるいは常用就職支度手当を受給していないこと
- 受給資格決定前から採用が決まっていないこと
- 自己都合などによる退職で給付制限期間がある場合、待期期間が満了になった後の初めの1ヵ月間はハローワークなどの紹介を受けて採用されたこと
最も重要なのは、失業保険の受給期間を3分の1以上残した状態で就職するという条件です。例えば、受給期間が90日であれば、残り30日を切るまでに再就職に成功すればOKです。
ただし、給付制限期間が設定されている場合は、最初の1ヵ月間はハローワーク経由のみでの就職でしか手当を受け取れないので注意が必要です。
再就職手当は失業保険の残り受給日数に応じて支給されることになっているので、早く就職すればそれだけ大きな金額を受け取れます。
ただし、手当のためだけに適当に就職先を決めるのは本末転倒です。

リクルートエージェントなどの転職エージェントを併用することで、短期間で多くの非公開求人を比較することができます。
選考対策も充実しているので、早期に再就職が決まる可能性も大いにありますよ。
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「リクルートエージェントのオンラインセミナーは求職活動実績にできるのかを解説」の記事では、オンラインセミナーの使い方から詳しく紹介しています。仕事探しをしながら実績を作るために必要な情報が記載されているので、ぜひ参考にしてください。
失業保険の求職活動回数を増やすうえでの注意点
失業保険の求職活動実績回数を増やす時、思わぬ落とし穴に引っかかり受給資格を失ってしまう場合があります。
求人応募など正しい手順を踏んでいるつもりでもNG判定を喰らってしまうこともあるので、必ずチェックしてください。

少し調べただけでは出てこない情報なので、要チェックです。
同じ企業に複数回応募しても求職活動は1回分のカウントになる
同じ企業に2回以上応募しても求職活動実績は1回分のカウントになる点は、知らない人も多く注意が必要です。
同一企業への応募は以下の通り様々なパターンがありますが、どれも合計1回の求職活動実績となります。
同一企業への応募のパターン
- A社に応募して半年後に再応募した
- A社に対してリクルートエージェントとマイナビエージェントから応募した
- A社に対してリクルートエージェントとリクナビNEXTから応募した
- A社に対してホームページとハローワークから応募した
複数応募の期間が空いていたり媒体が変わっていたり、条件を変えても「同一企業」というだけで求職活動実績は2回以上にはなりません。

求職活動実績を効率的に作るため、応募履歴を管理しておくのがおすすめです。
なお、グループ企業や子会社であれば問題ないので、気にせず応募してもOKです。
同一企業の求人応募と面接は合わせて1回分の求職活動になる
転職サイトなどから求人に応募した時点で1回分の求職活動実績に数えられますが、その企業で書類選考や面接に進んでも実績の数は増えません。
二次面接や三次面接まで進んでも同様で、応募の時点で1回の実績となるだけでそれ以降は増えません。
そのため、セミナーや職業相談を使わずに求職活動実績を作りたい場合、4週間の認定日ごとに2社以上の応募が必要となります。
なお、応募後に何かしらの理由で選考を辞退しても、不自然な頻度で連続しない限りは問題なく求職活動実績として報告できます。

わざと選考を辞退するのが目立つとリスクも増えるので、基本的には魅力に感じた求人にのみエントリーするのがおすすめです。
リクルートエージェントなら、登録後の初回面談で伝えた希望に合う求人だけに絞って提案してくれます。
場合によっては給与交渉なども可能なので、自分だけのオリジナル求人で有利な就職活動が期待できます。
認定日当日の求職活動は次月分のカウントになる
4週間ごとに訪れる認定日の当日に作った求職活動実績は、次の認定日に報告できる実績としてカウントされます。
例えば、認定日である4月1日の13時のハローワーク訪問に間に合わせようとして4月1日の午前中に実績を作っても、今回の認定日分としては認めてもらえないのです。
そのため、必ず認定日の前日までに求職活動実績を作りましょう。
以下の方法であれば、認定日の前日でも実績を作れるので事前に把握しておくことが重要です。
実績を作る方法 | 特徴 |
---|---|
ハローワークの職業相談 | ・30分程度で終了する ・予約不要で相談できる ・平日の日中しか相談できない |
ハローワークのセミナーや講習会 | ・オンラインで受講できるものもある ・短ければ30分程度で終了する ・予約不要で参加できる ・平日の日中しか参加できない |
転職エージェントのオンラインセミナー | ・オンラインで受講できる ・数十分で終了する ・アーカイブなので自宅で参加可能 ・夜間でも視聴可能 |
求人に応募 | ・オンラインで作業できる ・応募するだけなら数分で完了する |
平日の日中であればハローワークを活用して実績を作れますが、夜間や土日であればリクルートエージェントなどのオンラインセミナーか求人応募が最も早い方法です。

オンラインセミナーを視聴する場合、会員登録が必要なので必然的に求人の提案も受けることになります。
90万件以上の求人から理想の条件に絞った提案をしてくれるので、リクルートエージェントだけでの転職活動でも十分成功確率は高いですよ。
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当日に求職活動実績が足りない場合の対処法は、「認定日当日に求職活動実績が足りない?当日にすべきことや実績づくりの方法を解説」の記事でも解説しているので、チェックしてみてください。
求職活動の「ふり」は不正受給のリスクがある
「絶対に就職する」という意思がなく形だけの職業相談やセミナー参加をしていても、行動要件さえ満たしていれば失業保険を受け取れます。
ただし、嘘の内容をハローワークに報告してしまうと不正受給となり、判明した場合は失業保険の全額返還と受給金額の2倍の金額を納付する命令が下されます。
加えて、悪質な場合には詐欺罪に問われることもあるなど、不正受給のリスクは計り知れません。
例えば、以下のような事例が嘘の申告に該当します。
不正受給のリスクとなる申告
- 求人に応募していないのに実績を記載する
- 仕事やアルバイトで稼ぎがあったことを報告しない
- 離職理由を偽る
- 怪我や病気で就業できなくなったことを申告していない
ハローワークによる独自の調査や関係者からの通報、窓口での会話の矛盾点など様々なルートで発覚した事例が報告されています。

罰則金が払えない場合は財産の差し押さえが起こる可能性もあり、生活に直接的な影響が出てしまいます。
非常にリスクが高い行為なので、転職サイトやリクルートエージェントのオンラインセミナーなどを利用して、必ず事実に即した報告をしましょう。
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求職活動をしているふりはリスクがあるのか?について、「失業保険の求職活動で「ふり」はバレる?不正受給のリスクと安全な実績作り」の記事でも解説しているので、チェックしてみてください。
失業保険の求職活動の回数に関するよくある質問
最後に、失業保険の求職活動実績の回数に関するよくある質問を解説していきます。
認定日までに求職活動の回数が足りないとどうなりますか?
認定日までに失業保険の求職活動実績の回数が足りないと、失業保険の認定が受けられないので受給もできません。
「仕事探しをしている」という前提から外れてしまうので、失業保険受給の対象から外れてしまいます。
認定日前日になっても実績が足りない場合は、リクルートエージェントのオンラインセミナーで即日の実績を作りましょう。
求職活動の証拠を求められることはありますか?
求職活動実績の証拠は、ハローワークの判断によって提出を求められることがあります。
調査される基準は公開されていないため、いつ求められてもいいように証跡は常に残しておくのがおすすめです。
求職活動実績はどこに記録しておけばいいですか?
求職活動実績は失業認定申告書に記載して、失業保険認定日にハローワークに提出する必要があります。
失業認定申告書は、初回の雇用保険受給者説明会と毎回の認定日に受け取れます。
紛失した場合は、ハローワークのホームページからダウンロードして印刷できます。
求職活動実績の2回以上とは2回でいいのですか?
認定日までの求職活動実績は、ぴったり2回作れば問題ありません。
ただし、初回の認定日で求められる実績は1回だけで、多めに実績を作っても次回に持ち越せません。
すぐに仕事探しをする気がなくても求職活動実績は作れますか?
すぐに仕事を探すつもりがなくても、実績作りをしているという事実があれば失業保険を受け取れます。
まずは情報収集から始めたい人は、ハローワークの講習会やリクルートエージェントのオンラインセミナーを使って実績作りをするのがおすすめです。
転職エージェントで求職活動実績の回数を増やして失業保険を受け取ろう
失業保険を受け取るために必要な求職活動実績の回数は2回で、満たせなかった時点で受給が打ち切られるので必ず守らなければいけません。
しかし、体力・精神的にひと休みしたい人や家庭の都合ですぐ働きたくない人など、個人によって都合は様々です。
事情があっても実績だけは作らなければいけないので、リクルートエージェントのオンラインセミナーを利用するのがいいですよ。

自宅で動画アーカイブを視聴するだけの簡単な内容で、就職に役立つ情報をインプットできます。
サポートにも定評があり、簡単な面談だけで複数の求人を提案してくれるので、掘り出し物の好条件求人もすぐに見つかります。
完全無料で利用できるので、初期段階で登録して早めに情報収集を始めましょう。
もし認定日までに2回以上の求職活動実績を満たしていない場合、失業保険の受給資格を満たしていないと判断され受給が打ち切られてしまいます。
転職サイトからの求人応募やセミナーへの参加など、必ず毎月2回の求職活動実績を作り、給付を打ち切られないように注意しなければいけません。