看護師 自己PR

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【例文15選】看護師の自己PRの書き方!履歴書・面接で重要なポイントも解説

この記事の監修者

末永 雄大

新卒で株式会社リクルートに入社し数百を超える企業の中途採用を支援。その後2012年アクシス株式会社を設立、キャリアコーチング事業、転職エージェント事業、Webメディア事業を複数展開。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は1,800万回以上。

この記事のまとめ

看護師の自己PRでは、今まで経験や学び、強みをしっかり伝えることが大切です。

本記事では、新卒や中堅、ベテラン看護師の場合やクリニックや総合病院などタイプ別にわけて詳しく自己PRを紹介します。ぜひ履歴書や面接の際に参考にしてください。

目次

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    面接官は「定着と活躍」を重要視している

    サンプルスピーカー 末永

    面接官が転職や新卒の採用において重要視しているのは「定着と活躍」です。つまり、長く働いて、ちゃんと活躍してくれそうかという点を重点的にみているということです。

    なぜなら、転職先の病院や企業としては、長期的に活躍できる人材を確保することが企業成長やサービス成長につながるからです。逆に定着率や活躍性が乏しい人材を雇ってしまうと、常に人材募集をし続けなければならず、教育にも時間とコストがかかってしまいます。

    だからこそ、自己PRで定着と活躍が期待できる内容を、書く場合は300〜400文字、話す場合は1分程度にまとめておくことが大切です。自己PRを言語化しておくことで、面接官に的確に強みをアピールできるとともに、自信をもって面接に臨めるでしょう。

    看護師の自己PRで押さえるべきポイント

    看護師はさまざまなスキルを持ち多様な経験をしてきているので、自分の強みや特徴を分かりやすくまとめておく必要があります。

    ここでは、看護師の自己PRで押さえるべきポイントについて解説します。これらのポイントを意識して、分かりやすい自己PRをつくりましょう。

    読みやすい流れにする

    自己PRでは、読みやすい流れにするのが大切です。

    具体的な自己PRの流れとしては「結論→根拠→補足」で書くようにしましょう。例えば、次のような自己PRの流れがおすすめです。

    • 結論:私の強みは体力に自信があることです。
    • 根拠:なぜなら、5年間体調を崩すことなく夜勤で働いてきたからです。
    • 補足:持ち前の体力を活かして、今後はさまざまな分野で活躍したいです。

    どれだけ良い内容の自己PRでも、流れが悪ければ伝わりません。このような流れで説明すると、面接官も理解しやすく適切に判断できるでしょう。

    過去・現在→未来の流れにする

    過去・現在→未来の流れを意識することも重要です。

    これは、過去や現在の経験を未来に向けてどのように活かそうとしているのかを明確にするということです。例えば、「私は○○の経験から得た××という強みがあります。それを〜〜で活かして貢献したい」のような流れにするということです。

    看護師としてのミスや失敗の経験なども、この流れにすることでアピールポイントにすることができます。

    サンプルスピーカー 末永

    過去から未来に向かって順を追って説明することで、分かりやすい形で強みをアピールできるので覚えておきましょう。

    看護師の自己PRを書くときの3ステップ

    次に、看護師が自己PRを書くときの具体的なステップについて解説します。

    自己PRを書くときのステップは次の3つです。それぞれについて解説します。

    企業・病院の調査をおこなう

    まず、希望している企業や病院の調査をおこないましょう。

    企業や病院がどのような状態でどんな人材を欲しがっているのか、また何をアピールしたら面接官に刺さりそうかを知るために企業や病院の調査をするべきです。例えば、その病院の経営理念や力を入れている分野、抱えている課題などが分かれば、何をアピールすれば面接官に刺さるかが見えてきます。

    どのような企業や病院にも当てはまるような自己PRをつくっても面接官は反応しません。その企業や病院にピンポイントで刺さる自己PRを作るためにも、事前に調査をおこないましょう。

    過去の経験から強みを見つける

    次のステップでは、過去の看護師としての経験から強みを見つけることが大切です。

    看護師として働いていて良かったことや、やりがいを感じたこと、失敗したことなどをできる限り多く書き出してみましょう。それらの経験から「私は○○に強みがあります」と自信をもっていえる強みを見つけ出すのです。

    サンプルスピーカー 末永

    自己PRは自分の強みをいかにアピールするかが重要なため、まずは自分にどのような強みがあるのかを過去の経験から見つけましょう。

    文章をまとめる

    最後のステップとして、「企業や病院のニーズ」と「あなたが提供できる価値」の重なるところを見つけ、それらを文章にまとめましょう。

    まとめる文章は長すぎても短すぎても伝わりづらいので、ポイントを絞って過不足なくまとめることが大切です。先ほどもお伝えしたように、書く場合は300〜400文字、話す場合は1分程度を目安にしましょう。

    文章にまとめておくことで、面接時にも慌てずに自己PRできるようになります。

    看護師の自己PRでやってはいけないこと

    自己PRの作成をしていると、良いものをつくろうと間違ったことをしてしまうことがあります。ただ、間違ったやり方をしてしまうと逆効果になりかねません。

    ここでは、看護師の自己PRでやってはいけないことを紹介します。これらの内容に気をつけて、自己PRをつくりましょう。

    嘘をつく

    サンプルスピーカー 末永

    大前提として自己PRで嘘をつくことは避けるべきです。

    なぜなら、嘘の自己PRで採用されたとしても、実際に働き出してからミスマッチとなる危険性があるからです。例えば、自己PRで「事務処理が得意」と嘘をついて採用されたとして、実際の業務で事務処理ができないことが発覚すると信頼をなくします。

    採用されれば良いという一時的な考えで嘘をついても、キャリアは長期的に続いていくものです。自分を良く見せようと嘘をつくのは当然のこと、強みを誇張するのも避けましょう。

    他人のコピペやAI生成をする

    他人のコピペやAIで生成された自己PRを使うのはやめましょう。

    なぜなら、他人の自己PRやAIで生成された自己PRは、例えあなたの強みや特性を表現していたとしても、表面的なものになるため面接官には刺さらないからです。また、面接官もプロなので、自分でつくった自己PRでないことはすぐに分かるでしょう。

    サンプルスピーカー 末永

    自分の経験や考えを反映させるのが自己PRなので、自分の言葉で作ることが大切です。

    応募先の企業・病院と関係のない話をする

    アピールできる話題があったとしても、応募先の企業や病院と関係のない話をするのはやめましょう。

    面接官としては、この企業もしくは病院でどのような活躍をしてくれるのかに興味があるのです。いくらあなたがアピールしても企業からしたらニーズのない話をされているだけになってしまいます

    サンプルスピーカー 末永

    それでは自己PRではなく、単なる自慢話に捉えられかねません。

    応募先が求めるスキルや経験にフォーカスして、いかにして貢献できるかをアピールしましょう。

    年次別:看護師の自己PRの例文

    他人の自己PRのコピペはやってはいけないこととして説明しましたが、何かしらの例文があったほうが書きやすいと思う人も多いでしょう。

    ここでは、看護師の自己PRの例文を年次別で紹介します。このまま書き写すのはNGですが、参考にして自分なりの自己PRをつくってください。

    新卒看護師の場合

    新卒看護師が自己PRを作る場合には、学生時代に学んだことや実習経験をどのように活かせるかをアピールすることが大切です。

    新卒看護師の自己PR例文

    私は、看護学校や実習を通して患者さんに対するコミュニケーションの大切さと、チームで働くことの重要さを学びました。特に実習では高齢者介護に力を入れて学ぶことができ、患者さんの生活環境や精神状態を配慮してケアすることの大切さを実感しました。


    というのも、当然ですが患者さんは一人一人が違う身体的な特徴や考え方を持っており、例えばAさんの接し方で喜ばれたことがBさんには当てはまらないということが多くありました。そのことから、一人一人をよく観察して、その人にあったコミュニケーションが大切であることを学ぶことができたと思います。


    そして、そのためにはチームで情報を共有し助け合いながら患者さんをケアすることが大切です。


    採用されたら、患者さんに対してもチームの先輩や同僚に対しても、コミュニケーションを第一に考えて明るく笑顔を忘れずに働いていきたいと考えています。

    3年目〜5年目の新人看護師の場合

    3年目〜5年目の新人看護師の場合は、新人とはいえ看護師としてそれなりの経験を積んでおり、後輩の指導もしてきているはずです。それらの経験からの学びを自己PRに入れると良いでしょう。

    3年目〜5年目の新人看護師の自己PR例文

    私は、急性期病棟で5年間看護師として働き多くの経験をしてきました。特に、3年目からは新人の指導にも携わることができました。誰かに知識や技術を教えることで改めて初心・基本の大切さを学べました。そして、看護師は一人でおこなう仕事ではなくチームでおこなう仕事であることを実感しました。


    例えば、新人看護師が急性期患者さんの対応に困っていたときに、一緒に対応しながら彼女が自信をもって対応できるようにサポートしました。その結果、彼女の成長を感じるとともに、チーム全体のレベルがあがり、よりスムーズに業務が進むようになったのです。


    採用後も、看護師として自分の知識やスキルを磨くことはもちろんのこと、チームで働くことを意識して後輩の教育にも貢献していきたいと思っています。それが結果的に患者さんに対して、良いケアを提供できることにつながるのだと考えます。

    6年目以降の中堅看護師の場合

    6年目以降の中堅看護師の場合は、後輩指導だけではなくチームマネジメントも経験しているはずです。それらを自己PRに織り込むことで即戦力としての人材であることをアピールできます。

    6年目以降の中堅看護師の自己PR例文

    私は急性期病棟や外来で7年間働いてきて、さまざまな経験をさせてもらいました。患者さんの身体的なケアから精神的なケアはもちろんのこと、後輩看護師の指導やチームマネジメントにも積極的に関わってきました。そこで培ったコミュニケーション能力や調整能力が私の強みです。


    例えば、ある時に急変した患者さんに対して迅速な対応の必要があった際、医師や他のスタッフと連携しながらスムーズに対応できた経験があります。看護師同士のコミュニケーションだけではなく、医師や他のスタッフとの連携も看護師としての大切な役割であるため、良い働きができたと自負しています。


    採用されたあとも、現場で患者さんのケアをしつつ、チームマネジメントや医師との連携を意識して働きたいと考えています。

    10年目以上のベテラン看護師の場合

    10年目以上のベテラン看護師の場合は、多くの経験と知識を持つため看護師の中でのリーダー的なポジションのはずです。患者さんの状態やその場の状況を冷静に判断して指示を出す、リーダーシップがアピールポイントとなるでしょう。

    10年目以上のベテラン看護師の自己PR例文

    私は看護師として12年の経験があります。これまで多くの患者さんと向き合いながら、ここ5年間は看護チームのリーダーとしても積極的に活動してきました。特に救命救急の現場での経験が長く、どのような状況でも冷静な判断でチームに指示を出すことが強みです。


    例えば、救命救急では命に関わる重篤な患者さんを立て続けに看る必要がありますが、どの患者さんのどの処置を優先すべきかを瞬時に判断して指示を出すことができます。それは長年の経験も影響していますが、それよりも「全ての患者さんを助けたい」という想いの強さも関係しているのだと思います。


    採用されたあとも、豊富な経験を活かして現場で即戦力として働きたいと考えています。

    クリニック・病棟別:看護師の自己PRの例文

    続いて、クリニックや病棟別での看護師の自己PRについて解説します。ここで紹介する例文を参考に、あなた独自の自己PRを作ってみてください。

    クリニックの看護師の自己PR例文

    クリニックは総合病院と比較して小規模なため、患者さん一人一人に寄り添ったケアが可能です。その特徴をどのように活かして働いてきたかをアピールすると良いでしょう。

    クリニックの看護師の自己PR例文

    私が勤めているのが小規模な内科クリニックのため、患者さん一人一人に寄り添ったケアを心がけてきました。そのため患者さんとの深いコミュニケーションをとることには自信があります。というのも、クリニックでは患者さんとの距離が近いため、それぞれの身体的な特徴や性格、家族構成などを把握することで信頼関係を構築する経験ができました。それにより患者さんが安心して治療を受ける環境を作ることができています。


    例えば、慢性疾患を抱える患者さんの場合、治療に対する不安について時間をかけてヒアリングして、それを医師に伝えることで不安を軽減することができます。また、家族に対する説明もしっかり時間をかけておこなうことで、家族の不安も軽減することが可能です。


    今後も、クリニックで培ったコミュニケーション力と患者さんとの信頼関係を重視したケアを活かし、さらに質の高いサービスを提供していきたいと考えています。

    総合病院看護師の場合

    総合病院は病床数の多さやさまざまな分野があることが特徴です。そのため、幅広い経験を強みとしてアピールできると良いでしょう。

    総合病院看護師の自己PR例文

    私は総合病院で、急性期から回復期までのさまざまな分野で働くことで幅広い知識とスキルを得ることができました。そのため、状況に応じた臨機応変な対応力が私の強みとして身につきました。また、総合病院ではチーム医療が重要なため、違う分野のスタッフや医師との連携するコミュニケーション能力も強みといえます。


    例えば、急変した患者さんに対してさまざまな視点から要因を推定し対処できたのは、幅広い経験をしてきたことによるものですし、すぐに担当医師と連携できたのはコミュニケーション能力の高さからだと自負しています。


    今後も積極的に新しい分野の知識や経験を積んで、オールマイティに活躍できる看護師を目指したいと思います。

    急性期病棟看護師の場合

    急性期病棟で働く看護師は、重症度や緊急度の高い患者さんをケアすることが多いです。そのため、患者さんがどのような状態かを見極める観察力や、状況に応じて適切な対応をする判断力が求められます。これらの強みをアピールする自己PRを作ると良いでしょう。

    急性期病棟看護師の自己PR例文

    私は急性期病棟で働くことで、細かなことに気づく観察眼と迅速な判断力を強みとして身につけました。急性期の現場では、重篤な患者さんや緊急度の高い患者さんのケアをする必要があり、少しの状態の変化も命にかかわります。そのため、少しの変化に気づくことと、その変化に対する適切な対処により患者さんの命をサポートしてきました。


    例えば、患者さんの顔色や呼吸の深さがいつもと違うことを察知することで、容体の急変の予兆を察知したことは何度もあります。そして、それに対応する処置も急性期病棟の経験で身につけてきました。


    看護師としてどのような現場でも、この観察力と判断力は求められる能力なので、今後も患者さんのためにこれらの能力を磨いて役立てたいと考えています。

    慢性期病棟看護師の場合

    慢性期病棟で働く看護師は、安定した症状の患者さんが多いため長期的なケアが必要となります。そのため、患者さんとのコミュニケーションをいかにして取ってきたか、そして患者さんからどのようなリアクションがあったかなどをアピールすると良いでしょう。

    慢性期病棟看護師の自己PR例文

    私は慢性期病棟で働く際には、患者さんとのコミュニケーションを重視してきました。そこで培ったコミュニケーション能力が私の強みとなっています。


    慢性期病棟では長期的なケアが必要な患者さんが多いため、その人の性格や特性を深く理解していないと適切なケアがおこなえません。そのため、日頃から症状以外の話を聞き、それを個別ノートにメモを取ることで日々のコミュニケーションに役立てていました。その結果、退院するときに患者さんから「退院するのは嬉しいけれど、あなたに会えなくなるのは寂しい」と言ってもらえるほどの信頼関係を築くことができました。


    今後も、どのような職場であろうが患者さんとの関わり合いを大切に、患者さんに愛される看護師を目指して活躍したいと考えています。

    回復期病棟看護師の場合

    回復病棟で働く看護師は、患者さんのリハビリ支援や社会復帰支援などが主な仕事です。どのように患者さんをサポートして、どのような強みを得たのかをアピールすることが大切です。

    回復期病棟看護師の自己PR例文

    私は回復期病棟で働く中で、諦めずに患者さんをサポートする粘り強さを身につけることができ、それが強みといえます。


    回復期病棟では、リハビリ支援や日常生活への復帰を目指す人のサポートをおこなってきましたが、当然ですが患者さんごとに回復のペースは異なります。そのため、患者さんのペースに合わせる必要があり、そのために必要なのが諦めずにサポートする粘り強さでした。


    例えば、脳梗塞後のリハビリをおこなっていた患者さんに対しては、焦る気持ちに共感しつつ、小さな目標を一つずつクリアしていくことで成功体験を積み重ね、社会復帰までサポートすることができました。患者さんのペースに寄り添いつつ粘り強くサポートできることが、私の強みといえます。


    今後も、どのような職場であろうと患者さんの気持ちに寄り添い、決して諦めることなくケアとサポートを続けていきたいと考えています。

    強み・性格別:看護師の自己PRの例文

    最後に、強みや性格別で書く場合の看護師の自己PRを紹介します。この例文をアレンジして自分なりの自己PRを作ってみてください。

    コミュニケーション能力

    コミュニケーション能力は看護師にとって不可欠なスキルであるため、自己PRでも強くアピールできるポイントとなります。そのため、過去にコミュニケーション能力を発揮してうまくいった事例などを交えながら、アピールすると響く自己PRになるでしょう。

    コミュニケーション能力の自己PR例文

    私の強みは、患者さんとのコミュニケーション能力です。看護師として患者さんと接する毎日ですが、常に「不安に感じられていることはないか」「快適に過ごせているだろうか」という視点を忘れずにコミュニケーションを取るようにしています。そのためにも観察力や共感力も自然と身についてきました。


    例えば、ある高齢の患者さんが心配そうなそぶりを見せたので、それを見逃さずにお話を伺うと、入院が延びていることに対する不安を感じておられました。そのため、入院が延びている理由やその後のスケジュールなどを説明することで、安心して過ごしてもらえるようになりました。


    コミュニケーション能力は、患者さんの不安や悩みを聞き出す能力だけでなく、安心してもらうための説明能力でもあります。これらの能力を活かして、今後も患者さんに寄り添う看護師として活躍していきたいと考えています。

    協調性

    看護師には、同僚の看護師や医師、スタッフと連携して働くため協調性が求められます。働く上で協調性は大きな強みとなるため、もし看護師以外の職種へ転職する場合でもアピールポイントとなるでしょう。

    協調性の自己PR例文

    私の強みは、誰とでも協調性を持って働けることです。総合病院で働いているのですが、同僚の看護師や医師とはもちろんのこと、専門外のスタッフと仕事をするケースがあります。その時でも、相手の意見や立場を尊重し、効率的に仕事を進めることができます。


    例えば、緊急手術が必要になった患者さんの対応をする場合、医師や看護師、麻酔科医などと連携し、スムーズに手術をおこなったケースは多くあります。時には、医師や麻酔科医の意見が食い違う場面もあるのですが、私が間に入っておさめることもありました。


    混乱が生じやすい医療現場だからこそ、私のように協調性がある看護師がいることで、うまく現場が回るのだと自負しています。今後も、チーム全体で働ける環境を自ら作っていきたいと考えています。

    責任感

    患者さんの命に関わる看護師の仕事では、責任感は不可欠な能力です。ただ、だからこそ責任感の強い看護師はどの病院やクリニックでも求められるため、十分アピールポイントになります。

    責任感の自己PR例文

    私の強みは、強い責任感を持って仕事に臨めることです。命に関わる仕事なので一瞬の気の緩みやミスが重大な事態になることを常に意識し、緊張感を持って働けるのは私の強みといえます。


    例えば、ある重症患者さんの処置中に、医師の指示を的確に理解しつつ患者さんの状態の変化に注意深く観察できるのは、責任感の強さによるものだと思っています。そして、担当を外れた患者さんでも、定期的に経過を気にすることさえあります。


    このような責任感の強さは生まれつき持って生まれたものですが、看護師として働く上で、さらに磨かれたスキルだと考えています。今後も、どのような場面でも責任感を持って働いていきたいと考えています。

    傾聴力

    患者さんの声に耳を傾ける傾聴力は、看護師にとって重要なスキルの一つです。この傾聴力を自己PRでアピールするのもおすすめです。

    傾聴力の自己PR例文

    私の強みは、患者さんの声にしっかりと耳を傾ける「傾聴力」です。看護師として、患者さんの話を丁寧に聞くことで、身体の状態だけではなく心の不安や悩みも読み取ることが大切だと考えています。


    そのために重要なのは、まずは話しやすい雰囲気を作り、どんなに些細なことでも話してもらうことです。


    例えば、ある高齢の患者さんが入院生活に対して強い不安を感じているように思えたので、時間をかけて彼女が不安に思っていることをすべて話してもらいました。そうすると、話したことで不安が解消されたようで、「あなたに聞いてもらえてよかった」と言ってもらえたのです。


    患者さんの表面的な状態をみて判断するのではなく、しっかりと声に耳を傾けることの重要さを勉強させてもらいました。これからも、まずは患者さんの話に耳を傾けることで症状はもちろんのこと、本質的な悩みや不安を聞く姿勢を大切にしたいと考えています。

    リーダーシップ

    チームで動くことの多い看護師の仕事では、リーダーシップのある人材は重宝されます。そのため、リーダーシップがあることを過去の体験談とともにアピールすると、面接官に刺さる自己PRとなります。

    リーダーシップの自己PR例文

    私の強みは、リーダーシップを発揮してチームをまとめる力です。常にチーム全員が協力し合える環境を作り、メンバーそれぞれが自分の役割をはたせるようにサポートするのが得意です。


    例えば、急性期病棟で患者さんの急変対応が必要になった際、私は素早くチームメンバーに指示を出し、医師やリハビリスタッフ、薬剤師と連携して対応しました。このような緊急時には、一人一人の役割分担を明確にし、チーム全体の動きをまとめることが重要です。その結果、患者さんは無事に回復することができました。


    リーダーシップがあるというと横柄に聞こえるかもしれませんが、そうではなくメンバーの声をきちんと聞きながら、適材適所で指示を出すことを得意としています。今後も、リーダーシップを発揮できる場面では、しっかりとメンバーの気持ちを考えながら指示を出して働きたいと考えています。

    臨機応変な対応

    常に状況の変わる医療現場では、臨機応変な対応ができる看護師が求められます。そのため、自己PRでアピールすると良い印象を面接官に与えることができるでしょう。

    臨機応変な対応の自己PR例文

    私の強みは、臨機応変な対応力です。看護の現場では、予測できない状況や急変が頻繁に発生するため、状況に応じた判断と行動が不可欠です。私は常にあらゆる可能性を想定して動くことが得意なので、患者さんにとっても最適なケアができています。


    例えば、ある患者さんが突然容態を悪化させた際、私はすぐにその変化に気づき適切な応急処置をおこないました。その後、医師に状況を報告し、必要な治療が速やかにおこなわれ、患者さんの状態を安定させることができました。


    この経験から、予測できない事態に対しても冷静に対応し、的確な行動を取ることが重要だと学びました。今後も、この臨機応変な対応力を活かし、患者さんの安全と安心を最優先に考えたケアをしていきたいと考えています。

    看護師の転職相談ならマジキャリ

    本記事では、看護師が自己PRを作る際に押さえるべきポイントや実際の書き方、年次別や強み別の例文なども紹介してきました。

    看護師はさまざまな知識やスキルを求められる職業なので、自分の気づかないうちに多くの知識や経験を獲得しています。それらを自分の強みとしてアピールできれば、看護師への転職はもちろんのこと、一般企業への転職も可能です。

    ただ、自分では自己PRでアピールできる強みを見つけるのは難しいものです。

    なぜなら、強みや経験は自分にとってできて当たり前、無意識的にできることなので、それが強みであることに気づけないケースが非常に多いのです。

    サンプルスピーカー 末永

    そこでおすすめなのが、キャリアコーチングの「マジキャリ」に相談することです。

    マジキャリは、専任のキャリアコーチとマンツーマンで、幼少期から振り返ることで本質的なあなたの強みや弱み、特性を深掘りします。それにより、あなたが自己PRとしてアピールできる強みを見つけることができます

    また、自己PRを作るサポートだけではなく、その自己PRや強みを活かして、あなたに向いている病院や企業への転職サポートも受けられます。というのも、マジキャリを運営している会社は転職エージェントも運営しているため、キャリア知見や業界知識が豊富だからです。

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