リクルートエージェントの退会・解約方法は2パターン
リクルートエージェントの退会・解約手続きは、大きく分けて2つの方法があります。
どちらの方法を選んでも無料で手続きでき、所要時間は数分程度で完了します。
各手続きについて詳しく解説するので、自分に合った方法を選んでみてください。
1:公式サイトの退会・解約フォームからの手続き
最も簡単でスピーディーな方法が、リクルートエージェント公式サイトにある「専用フォーム」を利用することです。
退会・解約フォームからの手続きの手順は以下の通りです。
- リクルートエージェントの退会・解約フォーム にアクセス
- 必要事項を入力 ・氏名
- 入力内容を確認して送信すれば完了
・メールアドレス
・メールアドレス確認用
・生年月日
キャリアアドバイザーと直接やり取りする必要がないので、気まずさを感じることなく退会・解約できるのがメリットです。

2:担当のキャリアアドバイザーへの直接連絡
担当のキャリアアドバイザーに電話やメールで直接退会・解約の意思を伝える方法もあります。
こちらの方法はこれまでサポートしてくれた担当者に感謝を伝えたい場合や、退会・解約理由を丁寧に説明したい場合に適しています。
特に他社のエージェント経由で転職が決まった場合や一時的に転職活動を中断する場合などは、メールで状況を説明することで相手も納得しやすくなりますよ。

電話とメールのどちらの場合も感謝の言葉を添えることで円満に退会・解約できますよ。
リクルートエージェントに退会・解約を伝えるメール例文集
リクルートエージェントの退会・解約をメールで伝える際は、退会・解約理由とサポートへの感謝を明確に記載することが大切です。
退会・解約理由によって適切な表現が異なるので、これから紹介するシーン別のメール例文を参考にしてみてください。
他社のエージェント経由で転職先が決まった場合
他社のエージェント経由で転職先が決まった際のメール例文
件名:リクルートエージェントの退会・解約のご連絡
本文:
リクルートエージェント ◯◯様(担当者の名前)
いつもお世話になっております。▲▲(自分の名前)です。
このたび他社の転職エージェント経由で内定をいただき、転職先が決まりましたのでご報告させていただきます。
つきましてはリクルートエージェントの退会・解約手続きをお願いしたく、ご連絡を差し上げました。
◯◯様(担当者の名前)には親身になってご相談に乗っていただき、大変感謝しておりますが、他社のエージェント経由で内定が決まりましたことを心苦しく感じております。
お忙しい中お時間を割いていただいたにもかかわらず、ご期待に沿えず申し訳ございません。
末筆ながら、◯◯様(担当者の名前)の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
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▲▲(自分の名前)

他社の転職エージェント経由で転職先が決まった場合でも、リクルートエージェントの担当者には必ず退会・解約の連絡を入れましょう。
感謝の気持ちを伝えることで、将来的に転職活動を再開する際にも良好な関係を維持できます。
転職活動を一時的に中断する場合
転職活動を一時的に中断する際のメール例文
件名:転職活動の中断に伴う退会・解約のご連絡
本文:
リクルートエージェント ◯◯様(担当者の名前)
いつもお世話になっております。▲▲(自分の名前)です。
このたび個人的な事情により転職活動を一時中断することとなり、リクルートエージェントの退会・解約手続きをお願いしたくご連絡いたしました。
◯◯様(担当者の名前)にはさまざまな求人をご紹介いただき、また転職市場についても詳しくご説明いただき、大変勉強になりました。
短い期間ではございましたが、本当にありがとうございました。
お忙しい中お時間を割いていただいたにもかかわらず、ご期待に沿えず申し訳ございません。
末筆ながら、◯◯様(担当者の名前)の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
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▲▲(自分の名前)

転職活動を再開する可能性がある場合は上記に加えてその意向も添えておくと、将来的にスムーズに再開できますよ。
担当者との相性が合わなかった場合
担当者との相性が合わなかった場合のメール例文
件名:リクルートエージェントの退会・解約のご連絡
本文:
リクルートエージェント ◯◯様(担当者の名前)
いつもお世話になっております。▲▲(自分の名前)です。
このたび転職活動の方針を見直した結果、リクルートエージェントの退会・解約手続きをお願いしたくご連絡いたしました。
◯◯様にはご尽力いただきましたが、私自身の転職に対する考え方を整理し直す必要があると判断いたしました。
これまでのご対応に感謝申し上げます。
お忙しい中お時間を割いていただいたにもかかわらず、ご期待に沿えず申し訳ございません。
末筆ながら、◯◯様(担当者の名前)の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
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▲▲(自分の名前)

担当者との相性が合わない場合、退会・解約メールでは具体的な不満を述べる必要はありません。
「転職活動の方針を見直す」といった表現で、角が立たないように退会・解約の意思を伝えるとよいですよ。
リクルートエージェントをより安全に退会・解約するなら個人情報削除も
退会・解約手続きをおこなっただけでは、リクルートエージェントに登録した個人情報は一定期間保管されたままになります。
セキュリティ面で不安がある人や今後一切の連絡を受け取りたくない人は、退会・解約と同時に個人情報の削除も申請するのがおすすめです。
ここでは、個人情報削除の申請方法と依頼メールの例文を紹介します。
個人情報削除の申請方法
個人情報の削除は退会・解約手続きと同様に、担当のキャリアアドバイザーに直接電話やメールで依頼しましょう。
申請後、通常1週間程度で個人情報の削除が完了し、登録したメールアドレスに完了通知が届きます。
担当者が不明の場合は「お問い合わせ窓口」へ連絡しましょう。

個人情報を削除すると再登録時にすべての情報を一から入力し直す必要があるので、将来的にリクルートエージェントを再利用する可能性がある人は慎重に判断しましょう。
個人情報削除の依頼メールの例文
個人情報削除の依頼メール例文
件名:個人情報削除のお願い
本文:
リクルートエージェント ◯◯様(担当者の名前)
いつもお世話になっております。▲▲(自分の名前)です。
このたび先日ご依頼した退会・解約手続きと併せて、登録している個人情報の削除をお願いしたくご連絡いたしました。
つきましては、個人情報および職務経歴書などの登録データの削除手続きをお願いいたします。
削除完了後、その旨をご連絡いただけますと幸いです。
お手数をおかけしますが、ご対応のほどよろしくお願いいたします。
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▲▲(自分の名前)

個人情報削除の完了の通知を希望する場合は、その旨もあわせて記載しておきましょう。
上記をベースにご自身の状況に応じてアレンジし、ぜひ活用してみてください。
リクルートエージェントを退会・解約する際のデメリット
リクルートエージェントの退会・解約手続きは簡単にできますが、いくつかのデメリットも存在します。
特に再登録を考えている人や選考中の企業がある人は、事前に確認しておくべき重要なポイントがあります。
退会・解約後に後悔しないよう、上記のデメリットをしっかりと理解した上で手続きを進めましょう。
登録した履歴書や職務経歴書などの個人情報が削除される
退会・解約が完了した時点で、これまでリクルートエージェントに登録していた履歴書や職務経歴書、希望条件などのデータがすべて削除されます。
再登録時は個人情報の再入力が必要になるため、履歴書や職務経歴書を一から作り直す手間がかかります。
特に職務経歴書は作成に時間がかかるので、退会・解約前に必ずデータをバックアップしておきましょう。

マイページからPDF形式でダウンロードしておけば、他社の転職エージェントでも活用できますよ。
また、職務経歴書のテンプレートや書き方のアドバイスも保存しておくと、今後の転職活動で役立つのでおすすめです。
選考中に退会・解約すると選考がストップする
応募中の企業や選考中の案件がある状態でリクルートエージェントを退会・解約すると、その選考は自動的にストップしてしまいます。
退会・解約を検討する際は、選考中の企業がないかを必ず確認しましょう。
マイページの「応募履歴」から現在の選考状況をチェックできます。
選考中の企業がある場合はその選考が終了するまで退会・解約を待つか、担当のキャリアアドバイザーに相談するようにしましょう。

選考中の企業がある状態で急に退会・解約すると、企業側にも迷惑がかかります。
やむを得ず退会・解約する場合は担当者に事情を説明し、企業への連絡を依頼することが大切です。
リクナビNEXTも退会・解約手続きが必要になる
リクルートエージェントに登録すると、自動的にリクナビNEXTにも登録される仕組みになっています。
そのため、リクルートエージェントだけを退会・解約しても、リクナビNEXTからのメール配信が継続する点には注意が必要です。
リクルート関係のサービスから完全に退会・解約したい場合は、リクナビNEXTの退会・解約手続きも別途おこないましょう。
リクナビNEXTの退会・解約は、リクナビNEXTの公式サイトから「各種設定」→「退会・解約手続き」と進むことで完了できます。

手続きは数分で終わるので、気になる人はリクルートエージェントの退会・解約と同時に済ませておくことをおすすめします。
リクルートエージェントを退会・解約する主な理由と対処法
リクルートエージェントの退会・解約を考える主な理由と、それぞれの対処法を紹介します。
退会・解約を検討する理由は人それぞれですが、実は退会・解約しなくても問題を解決できるケースも多くあります。
状況によっては退会・解約以外の選択肢も検討してみましょう。
理由1:転職活動を終了・中断する場合
転職先が決まった場合や個人的な事情で転職活動を中断する場合は、リクルートエージェントの退会・解約手続きを進めて問題ありません。
ただし、転職活動を一時的に中断するだけの場合は、完全な退会・解約ではなく利用停止を選択する方法もあります。
利用停止であれば登録情報は保持され、再開時にスムーズに活動を始められるのでおすすめです。
転職先が決まった場合は、入社日が確定した時点で速やかに退会・解約の連絡を入れましょう。

担当のキャリアアドバイザーには、これまでのサポートへの感謝とともに転職成功の報告をすることで円満に退会・解約できますよ。
理由2:紹介求人が希望条件と異なり不満がある場合
紹介される求人が希望と合わない場合はすぐに退会・解約するのではなく、一度担当者に希望条件を明確に伝え直してみましょう。
キャリアアドバイザーはあなたの経歴やスキルから最適と思われる求人を紹介していますが、希望条件が正確に伝わっていない可能性もあります。
「年収は最低◯◯万円以上」「勤務地は◯◯エリア限定」などの譲れない条件を具体的に伝えることで、より希望に沿った求人を紹介してもらえますよ。

それでも改善されない場合はdodaやマイナビエージェントなど、他社の転職エージェントと併用する方法も効果的です。
複数のエージェントを利用することで、より多くの求人に出会えるチャンスが広がりますよ。
関連記事
転職エージェントの選び方や賢い使い方は「転職エージェントの選び方完全ガイド|選び方とおすすめエージェントを徹底解説!」「転職エージェントは使うな?裏事情や賢く使う方法、メリット・デメリットを解説」で詳しく解説しているので、ぜひあわせてチェックしてみてください。
理由3:担当キャリアアドバイザーとの相性が合わない場合
担当者との相性が合わないと感じたら、退会・解約する前に担当者の変更を依頼してみましょう。
リクルートエージェントでは、担当者変更のリクエストを受け付けています。
変更依頼フォームから「別の視点からアドバイスをいただきたい」といった理由を添えて申請すれば、新しい担当者に変えてもらえますよ。

担当者によってサポートのスタイルや得意分野が異なるので、担当者を変えただけで満足度が大きく向上するケースも少なくありません。
退会・解約は最終手段と考え、まずは担当者変更を試してみることをおすすめします。
退会・解約ではなく一時停止も選択肢として検討しよう
リクルートエージェントを完全に退会・解約するのではなく、サービスの一時停止を選択する方法もあります。
一時停止であれば登録した職務経歴書や希望条件などのデータが保持されるので、転職活動を再開する際に一から登録し直す手間が省けます。
また、メール配信の停止設定も可能なので、連絡が煩わしいという理由だけで退会・解約を考えている人にはおすすめです。

一時停止の手続きは、担当のキャリアアドバイザーに「しばらく転職活動を休止したい」と伝えるだけで対応してもらえます。
将来的に転職活動を再開する可能性がある人は、退会・解約ではなく一時停止を選択しましょう。
リクルートエージェントの退会・解約後におすすめの転職エージェント3選
リクルートエージェントを退会・解約したあとも転職活動を続ける場合は、他社の転職エージェントの利用を検討しましょう。
ここでは、リクルートエージェントと並んで評価の高いおすすめの転職エージェントを3つ紹介します。
それぞれ特徴が異なるので、自分の状況に合ったサービスを選んでみてください。
doda
dodaはリクルートエージェントに次ぐ業界第2位の求人数を誇る転職エージェントです。
特に20代から30代の転職支援に強みがあり、幅広い業界・職種の求人を取り扱っています。
転職サイトとエージェントサービスが一体化しているので、自分で求人を探しながらキャリアアドバイザーのサポートも受けられる点が特徴です。
登録・利用は完全無料で、dodaのキャリアアドバイザーは丁寧なサポートにも定評があります。

dodaは面接対策や職務経歴書の添削など、充実したサポートを受けられるので、初めての転職活動にもおすすめのサービスですよ。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは20代や第二新卒の転職支援に特に強いエージェントです。
若手向けの求人が豊富で、未経験職種へのチャレンジや異業種転職をサポートする体制が整っています。
また、マイナビグループならではのネットワークを活かした独占求人も数多く保有しているので、他社のエージェントでは出会えない求人に応募できるチャンスもあります。
登録・利用は完全無料で、面談もオンラインで対応可能です。

マイナビエージェントは「キャリアアドバイザーの対応が親身で丁寧」という口コミが多く、じっくり相談しながら転職活動を進めたい人に向いているサービスですよ。
ビズリーチ
ビズリーチはハイクラス転職に特化したスカウト型のサービスです。
年収600万円以上の求人が中心で、管理職や専門職の転職を目指す人に適しています。
企業やヘッドハンターから直接スカウトが届く仕組みになっているので、自分の市場価値を確認しながら転職活動を進められる点が魅力です。
無料プランと有料プランがあり、有料プランではすべての求人に応募できるほか、より多くのスカウトを受け取れますよ。

キャリアアップや年収アップを重視する人は、ビズリーチをはじめとしたハイクラス&スカウト型サービスとの併用も検討してみてください。
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転職エージェントの使い方・コツは「転職エージェントのキャリア相談でできることとは?相談するメリデメも紹介!」「無料の転職相談サービスを徹底解説!選び方のコツやお悩み解消も!」で詳しく解説しています。
気になる人はぜひチェックしてみてください。
リクルートエージェントの退会・解約に関するよくある質問
最後にリクルートエージェントの退会・解約に関するよくある質問に回答します。
退会・解約前に不安や疑問がある人は、ぜひこちらの内容を参考にしてみてください。
選考の途中でも退会・解約できる?
リクルートエージェントは選考途中でも退会・解約自体は可能ですが、応募中の企業との選考は自動的にストップします。
企業側にも迷惑がかかるので、選考が終了してから退会・解約するようにしましょう。

やむを得ず選考中に退会・解約する場合は担当のキャリアアドバイザーに事情を説明し、企業への連絡を依頼しましょう。
退会・解約時に引き止められることはある?
リクルートエージェントでは、基本的に退会・解約を強引に引き止められることはありません。
退会・解約理由を聞かれることはありますが、これはサービス改善のためのヒアリングであり、退会・解約を阻止する目的ではありません。

退会・解約の意思が固まっている場合ははっきりと伝えれば、スムーズに手続きを進めてもらえますよ。
登録してすぐの退会・解約は問題ない?
リクルートエージェントの登録直後の退会・解約でも全く問題ありません。
間違えて登録した場合や他社の転職エージェントを利用することにした場合でも、遠慮なく退会・解約手続きを進めて大丈夫です。

リクルートエージェントに登録してすぐの退会・解約でもペナルティはなく、再登録も可能です。
退会・解約時に料金や違約金はかかる?
リクルートエージェントの利用は完全無料で、退会・解約時にも一切料金はかかりません。
登録から退会・解約まで、すべてのサービスを無料で利用できます。

違約金や解約金などの請求も一切ないので、安心して退会・解約手続きを進めましょう。
退会・解約によるペナルティはある?
リクルートエージェントでは、退会・解約によるペナルティは一切ありません。
ただし、選考中の企業がある状態で突然退会・解約すると企業側に迷惑がかかり、リクルートエージェントとの信頼関係に影響する可能性はあります。

リクルートエージェントを円満に退会・解約するためにも、選考中の案件がある場合は必ず事前に担当者に相談しましょう。
退会・解約後もメールが届くことはある?
リクルートエージェントの退会・解約後も、関連サービスのリクナビNEXTからのメールは継続して届く可能性があります。
リクルートエージェントに登録すると、自動的にリクナビNEXTにも登録される仕組みになっているからです。

完全にメール配信を停止したい場合は、リクナビNEXTの退会・解約手続きも別途おこないましょう。
バックレるとどうなる?
リクルートエージェントからの連絡を絶って放置すると、担当者から何度も連絡がくる可能性があります。
特に選考中の企業がある場合は企業側にも迷惑がかかってしまいます。
リクルートエージェントの退会・解約の意思がある場合は、必ず正式な手続きをおこないましょう。

退会・解約フォームから申請すれば数分で完了するので、きちんと手続きを済ませることをおすすめします。
ただし、フォームからの申請では退会・解約理由を詳しく伝えられないのが難点です。
担当者への感謝の気持ちを伝えたい場合や、今後のサービス改善に役立つフィードバックを残したい場合は、メールでの連絡も併用するとよいですよ。