営業職って未経験からでも本当に転職できる?
- 「営業に未経験から転職できるって本当?」
- 「ノルマとか、きついんじゃないの?」
- 「どの業界の営業なら自分にもできる?」
こんな悩みや不安を抱えていませんか?
これまで1万人以上の転職相談にのってきた転職・キャリアのプロの私末永としては、営業職は未経験からでも十分に転職可能な職種だと断言できます。
なぜなら、
- 営業職は「未経験歓迎」の求人が全体の約40〜50%と間口が広い
- 企業側も「経験者より自社で育成したほうが早い」と考えている
- スキルより「人間性」や「ポテンシャル」が評価されやすい
この記事では、営業職の実態・未経験からの転職成功法・業界の選び方・注意点までを、プロの視点から本音で解説します。
未経験から営業職に挑戦し、「キャリアを伸ばせる人」「すぐ辞めてしまう人」の分岐点は何か?
そのヒントを、この記事から掴んでください。
「営業はやめとけ」「きつい」「厳しい」「怖い」は本当か?リアルな評判と現実
- 「営業はきつい」
- 「営業はやめとけ」
- 「営業は怖い」
- 「営業は人生終わり」
営業職について検索すると、こうした強い言葉が並びます。
これらの声には事実も含まれていますが、多くは「営業という仕事そのもの」ではなく、特定の環境・やり方・捉え方に起因しています。
ここでは、よくあるネガティブ評判を一つずつ分解し、「どこが本当にきついのか」「回避できる論点なのか」を整理していきます。
よくある"ネガティブ評判"の正体とは?
営業がきつい・やめとけと言われる理由は大きく分けて「きつい系」と「怖い系」の2種類があります。
それぞれの正体を見ていきましょう。
【きつい①】残業が多くてきつい?
結論
会社・商材・マネジメント次第。営業だから残業が多いわけではない。
営業がきついと言われる理由の一つが「残業の多さ」です。
確かに、成果が出ていない状態では数字へのプレッシャー・帰りづらい空気・無駄な作業やり直しが重なり、長時間労働になりがちです。
ただし一方で、成果主義・裁量が大きい営業組織ほど、時間の自由度は高い傾向もあります。
成果主義の営業組織の特徴
- 数字を達成していれば早く帰れる
- 自分でスケジュールを組める
- 評価は「時間」ではなく「成果」
つまり、「営業=残業が多い」ではなく、「成果が出ない状態が長引くと残業が増えやすい」というのが実態です。
【きつい②】ノルマがきつくてしんどい?
結論
成果を数値で測る仕事だから当然。ただし"設計次第"で負荷は大きく変わる。
営業のノルマがきついと感じる最大の理由は、成果がすべて数値で可視化される職種だからです。
ただし重要なのは、「ノルマがあるかどうか」ではなく、そのノルマが"どう設計・運用されているか"です。
ノルマ設計の違い
- 最終売上しか見ない会社
- プロセス(行動量・商談数)まで分解して管理する会社
上記では精神的なきつさは大きく違います。
営業で長く続く人は、売上→商談数→アポ数→行動量と因数分解してPDCAを回すことができます。
逆に、「今月◯円いかなきゃ…」と結果だけを見てしまう人ほど、プレッシャーに潰れやすくなります。
【きつい③】成果主義すぎて、給与・評価が不安定?
結論
成果主義=不安定、ではない。評価軸の透明性が重要。
「成果主義=常にクビがかかっている」と思われがちですが、実際はそうではありません。
本当にきついのは、以下のような"未整理な成果主義"です。
きつい成果主義の特徴
- 評価基準が曖昧
- 上司の主観で評価がブレる
- 短期成果しか見ない
一方で、評価基準が明確・行動やプロセスも評価される・昇給や昇格のロジックが開示されている営業組織では、むしろ他職種よりフェアで納得感が高いケースも多いです。
【きつい④】土日や夜にもクライアントから連絡が来る?
結論
業界・顧客層次第。BtoB営業では限定的。
この不安は意外と見落とされがちですが、特に未経験の人が想像しやすい「しんどさ」です。
実際には、法人営業(BtoB)や平日稼働が前提の業界では、土日・深夜の連絡はほぼ発生しません。
一方で、個人向け営業(BtoC)・飲食・不動産・一部保険などでは、顧客都合で時間外対応が発生するケースもあります。
つまりこれは「営業全般の話」ではなく「商材と顧客属性の話」です。
営業が怖いと言われる理由
「営業が怖い」という声もよく聞きます。
この「怖さ」の正体も分解していきましょう。
【怖い①】飛び込み営業・テレアポが怖い?
結論
今は"飛び込み前提"の営業は少数派。
営業=飛び込み・テレアポというイメージは、かなり過去のものです。
現在は、以下のような営業スタイルが主流になっています。
現在の主流な営業スタイル
- 既存顧客中心
- インサイドセールス
- 問い合わせ対応型
「いきなり断られる前提」の営業ではない仕事が主流になっています。
飛び込みが怖い=営業が怖い、ではありません。
【怖い②】上司に詰められる・怒鳴られるのが怖い?
結論
それは"営業"ではなく"組織文化"の問題。
営業が怖いというより、昭和型マネジメントが怖いというケースが大半です。
昭和型マネジメントの特徴
- 数字未達で人格否定
- 詰め文化
- 恐怖によるマネジメント
こうした環境は、今では一部の会社に限られます。
未経験者ほど、評価基準・上司のマネジメントスタイル・育成体制を事前に確認することで、この"怖さ"はほぼ回避できます。
まとめ:「営業がきつい・怖い」の正体は、仕事ではなく"環境と設計"
営業は確かに、成果が見える・ごまかしが効かない仕事です。
ただしそれは裏を返せば、正しく選び、正しく向き合えば、最も成長実感と市場価値を得やすい職種でもあります。
この記事のポイント
- 「営業=残業が多い」ではなく、成果が出ない状態が続くと長時間労働になりやすい
- ノルマのきつさは「設計と運用」次第で大きく変わる
- 成果主義でも、評価軸が透明な組織なら納得感は高い
- 土日夜の連絡は業界・顧客層による
- 飛び込み・テレアポ中心の営業は今は少数派
- 詰め文化は「営業」ではなく「組織文化」の問題
「営業=やめとけ」と感じたなら、それは営業そのものではなく、選ぼうとしている"営業の中身"を疑ってみるべきサインかもしれません。
営業職への転職で何か不安なことがあれば、ぜひ1時間の「オンライン無料相談」にお申し込みください。
「辞めてしまう人」と「続く人」の違いは?
ノルマを"逆算・分解"できず、成果を"偶発的な運"でしか出せない人は続かない傾向にあります。
押し売り営業のイメージから抜け出せず、顧客と信頼関係を築く本質的営業ができない人も同様です。
一方で、顧客の課題を深堀り→施策提案→信頼構築を楽しめる人は成長も早いです。
それでも"営業"に挑戦する価値とは?
- 市場価値の高いビジネススキルが身につく(提案力・課題解決力・交渉力)
- キャリアの潰しが効く:マーケ・企画・マネジメント職にも展開可能
- 経営者思考・顧客視点が身につく:起業や独立にも活きる
一口に営業と言っても、業界・商材・会社のマネジメント手法・カルチャーによって業務内容や働き方は全く異なります。
転職相談で「ノルマがきつくて、もう二度と営業はやりたくない」「営業以外なら何でもいい」という人は多いです。
そんなとき私はこう問いかけます。「私はリクルートとサイバーエージェントで営業を経験して、最高にやりがいがあり営業が好きだと感じています。でも、あなたがやってきた商材や会社での営業は絶対にやりたくありません。それって何でだと思いますか?」と。
すると、ハッと気づいてもらえることが多いんです。「営業がこわい」のではなく「特定の条件の営業がこわい・厳しい」が実態なんですよね。
未経験歓迎求人の"現実"とは?
リクルートワークス研究所の調査によると、営業職全体の中で「未経験歓迎」と明記された求人の割合は全体の約40〜50%前後です。
他の業界や職種に比べても、かなり間口は広いといえます。
例えば「人材業界」や「不動産業界」などでは、実に6〜7割の求人が未経験OKとなっています。
つまり、"営業=経験が必要"というイメージが先行していますが、実態としては未経験でもチャレンジできる環境が整っている業界も多くあります。
企業が"あえて未経験"を採用する3つの理由
1. 自社で育成する方が早いから
営業は会社の"本業"そのものであり、社内に熟達した先輩やトレーニング体制がある場合が多く、未経験でも育成しやすい職種です。
2. 経験者が市場にいないから
同業界での経験者は市場に出にくく、条件も厳しいため、"妥協案"として未経験採用を前提に計画する企業も多いです。
3. 定性面(性格や姿勢)の方が成果に直結するから
営業は「信頼構築力」「コミュニケーション力」「素直さ」など、スキルより"人間性"が結果を分ける場面が多く、ポテンシャル採用がしやすい職種でもあります。
「採用されやすい未経験者」の特徴とは?
- 数字や成果にコミットするマインドがある
- 論理的な説明力・相手視点での会話力がある
- 第一印象や清潔感、態度・姿勢が良い
- できる/できないを切り分けて伝えられる誠実さ(期待値調整が上手)
これらの特徴を持っている人は、未経験でも営業職への転職に成功しやすい傾向があります。
営業未経験者が選ぶべき業界・職種とは?
未経験からだと難易度が高い業界(おすすめしない)
医薬品業界(MR)|難易度:極めて高い
専門資格・業界知識が必要。未経験枠ほぼなし
コンサル業界|難易度:高い
無形商材の中でも難易度の高い"提案型営業"。論理構築力が必須
海外営業|難易度:高い
語学+貿易知識+高単価商材の経験が求められがち
本気でおすすめしたいのは「無形商材 × 法人営業」
おすすめする3つの理由
- 課題解決型の提案営業がしやすく、やりがいがある
- 給与レンジが高く、成果が年収に反映されやすい
- 習得スキルが汎用的で、営業以外のキャリアにも展開しやすい
例:人材紹介/広告/SaaS/M&A仲介/研修/Webマーケなど
ただし注意点も...
- 転職難易度は高く、競争相手も多い
- 入社後も成果を出すには"自走力"と"創意工夫"が必要
単に合理性だけで選ぶのではなく、"なぜその仕事がしたいのか"まで自己分析を深めましょう。
女性/30代未経験でも営業転職できる?
女性におすすめの営業業界
- 美容業界:コスメ・美容機器など、自身の興味や知識を活かしやすい
- 広告業界:感性や企画力を活かせる提案営業が中心
- 人材業界:女性の感受性や傾聴力を活かせるマッチング営業が多い
実際に、営業職の中でも女性が活躍している比率が高いのがこの3業界です。
30代からの転職は可能か?何歳までがボーダー?
- 結論、30代前半までは"未経験チャレンジ"がしやすい
- 30代後半以降は「異業界の営業経験」や「周辺業務での折衝経験」が求められやすい
- 未経験でも「なぜ営業に挑戦したいのか」の言語化と熱意があれば可能性あり
未経験でも通過率を上げるには?面接で"見られているポイント"
未経験から営業職に挑戦する場合、「ポテンシャル採用」であっても、企業側が重視するチェックポイントは意外と明確です。
特に以下のような4つの要素は、選考通過率を左右する重要ポイントになります。
① 数字への抵抗のなさ(=実績×スタンス)
- 営業職では成果が数値で可視化されるため、数字に向き合うマインドが必須
- 「前職でも目標数値を意識し、能動的に追いかけていた経験」があるかが重要
たとえば、販売職で売上目標を達成するために、自らキャンペーン企画を提案した、接客トークを工夫したなどの"具体的な行動と結果"を語れると説得力が一気に増します。
② 論理的な対話力(=PREP法で話せるか)
- ただ元気よく話すだけでは評価されない
- 結論→理由→具体例→再結論の「PREP法」で話せるかが地頭・思考力の指標に
たとえば、「なぜ営業を志望したのか?」という問いに対し、結論→理由→前職での関連エピソード→再度結論という流れで話せると伝わりやすくなります。普段の会話から意識し、練習しておきましょう。
③ 第一印象・清潔感・非言語コミュニケーション
- おでこを出した清潔感のある髪型
- 明るくハキハキした声のトーン
- 自然な笑顔と目線
- 面接冒頭30秒での"元気な挨拶"
営業職では「信頼される印象を与えること」も大切なスキルです。これらは"努力で改善できるポイント"でもあるので、鏡やZoomで10回以上ロールプレイするなど、練習量が自信に直結します。
④ 主体性(=現職での"能動的な行動")
- 上司に業務改善の提案をした
- 顧客の声を反映した企画を立案した
- 売場レイアウトを自ら提案・実行した
面接では「受け身か、自発的に動けるか」が問われます。特に営業職は変化対応と提案力が求められるため、主体性の有無が合否に大きく影響します。
実は評価されやすい経験:販売職・カウンター職の"数字責任"と"マネジメント"
- 数値目標(売上・客単価など)を自ら計画・達成した経験
- 達成のために行動改善やチーム連携をした工夫
- 店長や副店長としての店舗運営・マネジメント経験
接客や販売、カウンター業務であっても、数字を追った経験や思考プロセスを言語化できると面接では高く評価されます。
こうした経験は「法人営業でも通用する力がある」と判断されやすく、未経験でも強い武器になります。
営業未経験者向け 志望動機の書き方
面接官がNGを出す"テンプレ志望動機"の例
- 「人と話すのが好きだから」だけでは弱い
- 「営業を通じて成長したい」も抽象的すぎる
OKな志望動機構成(未経験職→営業のWHY)
- なぜ営業職に転職したいのか?(きっかけ)
- 営業職のどんな点にやりがいを感じているか(共感)
- これまでの経験のどこが活かせるのか(具体的)
- なぜこの会社を選んだのか(志望動機)
テンプレ例(販売/接客/事務など前職別に)
- 販売職:数字目標や商品理解力を活かした提案型営業がしたい
- 接客業:傾聴力や関係構築を活かして、深い課題解決を行いたい
- 事務職:縁の下の力持ち的な立場から"顧客の一歩前"に出る挑戦をしたい
未経験から営業職に転職するための準備5ステップ
1. 自己分析(Will/Can/Must)の整理
- Will:将来どうなりたいか/どんな働き方をしたいか
- Can:これまでに身につけたスキルや経験
- Must:今の職場で得られないもの、変えたい理由
2. スキルの棚卸しと強みの言語化
過去のエピソードを"数値・成果・工夫"で可視化しましょう。
営業で活かせそうなポータブルスキルに変換することがポイントです。
3. 情報収集(求人票・業界研究・口コミ)
業界ごとの商材単価/提案スタイルの違いを把握しましょう。
求人票は複数見比べて"期待される要素"を抽出することが重要です。
4. 自分に合う営業スタイルの選定
- 新規営業?ルート営業?
- 無形商材?有形商材?
- 自分が"自然体で頑張れそうな環境"を選ぶ
5. 面接で必ず聞かれる質問と対策(PREP・STAR)
- 「なぜ営業か?」
- 「これまでの成果は?」
- 「困難をどう乗り越えたか?」
PREP(結論→理由→具体例→再結論)、STAR(状況→課題→行動→結果)で構成しましょう。
入社後に得られる営業スキルと市場価値
組織営業力(対法人の意思決定フロー対応力)
BtoBでは担当者/決裁者/現場など多層構造へのアプローチが必要になります。
この対応力は他の職種でも高く評価されるスキルです。
ロジカルな資料作成力
社内外に"伝える力"として必須のスキルです。
企画提案型営業では特に評価されます。
社内外を巻き込む"調整力"
営業は社内連携がカギです。
製品/開発/事務などと折衝・調整しながら進める力が求められます。
キャリアアップの選択肢
- チームリーダー/マネジメント職
- マーケティング職
- 事業企画職
営業で成果を出すと、これらのキャリアパスも開けてきます。
未経験から営業職へ転職した人の成功事例3選
ケース1:接客職 → SaaS営業
アパレル販売からSaaS営業へ転職。ユーザー視点を活かしインバウンド営業で月間トップに。
年収350万 → 500万+リモートワークに。
ケース2:アパレル販売 → 広告営業
販売の提案経験を活かし、広告代理店の提案営業へ。
1年で新人賞&マネージャーに昇格。
ケース3:工場勤務 → ルート営業
接客経験なしの工場勤務から、既存営業中心のルート営業職へ。
お客様との丁寧な対応でファン化し、取引拡大に成功。
これらの事例が示すように、前職の経験を"営業で活かせる強み"として言語化できれば、未経験でも成功できます。
【まとめ】営業職に挑戦するか迷っているあなたへ
この記事のポイント
- 「営業に向いてる/向いてない」より、「どんな営業か」「どんな会社か」が重要
- 最初は"営業経験"を積むことが市場価値の第一歩になる
- 営業は"どこでも通用するスキル"。その先にマネジメントや企画・マーケの道も
最初の一歩を踏み出す勇気が、人生を大きく変える可能性を秘めています。
とはいえ、「未経験から営業職に挑戦したいけど、何から始めればいいかわからない」という人も多いかもしれません。
転職未経験の人や、営業業界の独自の選考を知らない人は、何から手を付けたら良いかわからないと思います。
そこで、営業職への転職支援経験が豊富な転職エージェントを利用するのがおすすめです。
特に、すべらないキャリアエージェントは営業職への転職支援実績が豊富にあり、利用すれば一人で転職活動をするよりも確実に内定獲得可能性を高められます。
営業職への転職で何か不安なことがあれば、ぜひ1時間の「オンライン無料相談」にお申し込みください。
営業職への転職を検討しているけど、自分に合った環境かどうか不安な人は多いですよね。
ぶっちゃけ、同じ「営業職」でも会社・商材・組織文化によって働きやすさは全く違います。
「きつくない営業」を見極めるには、求人票だけでは分からない内部情報が必要です。
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