ディップ 転職

#転職 #転職の悩み #面接対策 #20代 #30代

ディップに転職するには?ブラック企業なのは本当?転職は難しい?

この記事の監修者

末永 雄大

新卒で株式会社リクルートに入社し数百を超える企業の中途採用を支援。その後2012年アクシス株式会社を設立、キャリアコーチング事業、転職エージェント事業、Webメディア事業を複数展開。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は1,800万回以上。

この記事のまとめ

ポイント1
営業経験者でもディップへの転職は難しい!

ポイント2
業務のきつさに耐えられるかどうかを説得できるかが選考のキモ!

ポイント3
パワハラは起きることもある!

目次

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    ディップはどんな会社?魅力は?

    ディップは東京都港区の六本木グランドタワー31Fに本社を置く、人材サービスを中心に事業展開する企業です。

    主力事業は求人情報サイト『バイトル』『はたらこねっと』の運営で、アルバイト・パート、派遣社員向けの求人メディアとして高い知名度を誇ります。

    ブランドアンバサダーとして"大谷翔平"を起用しており、「2026年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)東京プール」のメインスポンサーにもなっています。

    東証プライム市場に上場しており、2024年2月期の売上高は558億円、従業員数は約2,500名の規模感です。

    末永

    ディップの最大の魅力は、応募要件が比較的易しいにもかかわらず、新規営業・無形法人営業というどの市場でも高く評価される経験を得られることです。


    この経験により、その後のキャリアパスが格段に広がり、SaaS企業、HRBP、人事、組織コンサル、ITコンサルなど多様な選択肢が開けます。

    ディップは営業職への転職が人気なので、本記事ではディップの営業職への転職に関する事項のみ扱います

    ディップの魅力

    1. コンサルやSaaS企業、人事などの幅広いキャリアパスを期待できる!
    2. 組織拡大中のため、マネジメントにも早期に上がれる!
    3. 『バイトル』『はたらこねっと』などネームバリューがある事業で働ける!

    ディップ営業職の転職難易度は?採用基準は?

    結論から言うと、無形法人営業経験があれば転職難易度は"中程度"ですが、営業経験が少ない人にとっては難易度が"高く"なります

    難易度に影響している要因は以下の3つです。

    1.応募するには営業経験が1年以上は必ず必要

    まず、ディップの営業職に応募するには、営業経験が1年以上必ず必要です

    今までは未経験でも可でしたが、今年の夏ごろから中途採用の条件が厳しくなりました。

    2.求められる凡庸スキルが高い

    ディップの法人営業は、採用を強化したいレストランや小売店に対して求人広告枠を販売するだけでなく、顧客の本質的な課題に対してDX商材をクロスセルで提案するソリューション提案型営業です

    提案できる商材の広さという観点で、リクルート(契約社員)やセレブリックス法人営業職より業務難易度が高く、面接で求められるコミュニケーション力や論理的思考能力、課題解決能力の基準も高い傾向にあります。

    3.中途採用への期待値が上がっている

    ディップは新卒採用中心の企業のため、中途採用では即戦力期待が高く、中途採用の基準が上がってきています

    その結果として、今年の夏ごろから営業職の中途採用の条件が厳格化されました。

    ※採用目線は適時変更されますので、あくまで2005年7~8月頃から2025年11月現在の目線になります。

    ディップに向いている人・向いていない人

    向いている人

    ディップに向いているのは以下のような人です。

    1. 新規営業ができる忍耐力がある人
    2. 顧客に対して価値提供をすることにモチベーションが湧く人
    3. 成長意欲がある人

    ディップの営業は新規開拓が中心で、飛び込み営業やテレアポを通じて新規顧客を獲得していく必要があります。

    そのため、断られることに対する忍耐力と、諦めずに取り組み続ける粘り強さが求められます

    また、顧客の採用課題を深く理解し、最適な求人メディアの提案をおこなうため、顧客志向で課題解決にやりがいを感じられる人が活躍しやすい環境です。

    向いていない人

    一方で、ディップに向いていないのは以下のような人です。

    1. 新しい人と人間関係を構築することにストレスを感じる人
    2. プロダクト志向で顧客よりも商品や技術に興味がある人

    新規営業が中心のため、常に新しい顧客との関係構築が必要になります。

    初対面の人との会話や関係作りにストレスを感じる人には厳しい環境と言えます。

    また、ディップの営業は顧客の採用成功を第一に考えるカルチャーがあります

    商品やサービスの機能・技術そのものに興味があるプロダクト志向の人よりも、顧客への課題解決や価値提供に興味がある人の方が向いています。

    ディップの選考対策方法

    ディップの選考を突破するには、以下の2点を意識した対策が重要です。

    1.新規開拓営業で成果を出せる根拠を話せるようにする

    ディップの営業は新規開拓が中心で、精神的にも体力的にもきつい業務が多くあります

    そのため面接では、困難な状況でも諦めずに取り組み続けられる忍耐力があるかを重点的に見られます。

    過去の仕事やプライベートで、きつい状況でも泥臭く取り組んで成果を出した経験を、新規営業の文脈に合わせて論理的に説明できるようにしましょう。

    2.顧客志向を体現した経験を過去から現在で一貫性を持って話せるようにする

    ディップは「Labor force solution company」というミッションを掲げ、顧客の採用課題解決を最優先に考える企業カルチャーがあります

    面接では、顧客志向の思考を持っているか、顧客の成功を自分のモチベーションにできるかを確認されます。

    過去と現在の仕事で、顧客志向を体現した具体的なエピソードを準備し、一貫性を持って説明できるようにすることが重要です。

    ディップはやばい?ブラック企業?

    ディップについて調べると「やばい」「ブラック」といった言葉が出てくることがあります。

    実際のところはどうなのか、よくある疑問について解説します。

    新規営業がきついのは本当?

    結論から言うと、ディップの新規営業は精神的・体力的にきついのは事実です。

    飛び込み営業やテレアポが中心で、断られることが多く、成果が出るまでに時間がかかります。

    ただし、きついからこそ営業スキルや忍耐力が鍛えられ、その後のキャリアで大きな強みになります。

    実際に、ディップ出身者は他社でも高く評価されることが多いです。

    押し売りさせられるのは本当?

    ディップで顧客の採用成功を第一に考える企業文化があり、押し売りを推奨する風土はありません。

    むしろ、顧客の採用課題を深く理解し、最適な求人メディアを提案することが求められます。

    ただし、営業である以上、売上目標を達成する必要はあります。

    顧客志向と売上目標のバランスを取りながら営業活動をおこなうスキルが身につきます。

    給与が上がらないのは本当?

    ディップは実力主義の評価制度を採用しており、成果を出せば給与は上がります

    新卒入社の場合、1年目の年収は300万円台後半程度ですが、成果を出せば20代で年収500万円以上も目指せます。

    ただし、成果が出なければ給与が上がりにくいのも事実です。

    実力主義の環境で、自分の成果が正当に評価されることを望む人に向いている企業と言えます。

    残業時間が長いのは本当?

    ディップの残業時間は部署や時期によって差がありますが、平均的には月30~40時間程度です

    新規営業の部署では、アポイント獲得や提案資料作成などで残業が発生することがあります。

    ただし、近年は働き方改革の推進により、残業時間の削減に取り組んでいる傾向にあります。

    残業時間については、面接時に具体的な配属部署の状況を確認することをおすすめします。

    パワハラがあるのは本当?

    ディップに限らず、どの企業でもパワハラのリスクはゼロではありません

    ただし、ディップではコンプライアンス意識が高く、ハラスメント防止の研修や相談窓口が整備されています。

    営業目標達成に向けた厳しい指導はありますが、それをパワハラと感じるかは個人の受け止め方にもよります。

    面接時に職場の雰囲気や上司のマネジメントスタイルについて質問し、自分に合う環境かを確認することが重要です。

    ディップに内定できる可能性を少しでも上げる方法

    ディップへの転職を成功させるには、以下の4つのポイントを押さえることが重要です。

    1.過去、現在、未来で一貫性のある転職軸を準備する

    面接では、なぜディップに転職したいのか、その理由に一貫性があるかを重点的に見られます。

    過去のキャリアで培った強みや価値観、現在の課題、未来のキャリアビジョンを整理し、ディップへの転職がその延長線上にあることを論理的に説明できるようにしましょう。

    2.ディップでないといけない理由を説明できるようにする

    人材業界には多くの企業があります。

    その中でもなぜディップなのか、他社ではなくディップでないといけない理由を明確に説明できることが重要です。

    そのためにまずは、ディップの事業内容、企業文化、求人メディアの特徴などをしっかり研究し、自分のキャリアビジョンとの接点を見つけましょう。

    加えて、ディップとバッティングしがちな「リクルートライフスタイル」や「セレブリックス」よりもなぜディップを選ぶのかについては必ず言語化しておきましょう。

    3.ディップに精通した人(ディップ社員、卒業生、転職エージェント)に、模擬面接をお願いする

    ディップの面接で何が求められるかを知るには、実際にディップで働いた経験がある人や、ディップへの転職支援実績がある転職エージェントに相談するのが最も効果的です

    模擬面接を通じて、自分の回答の改善点や、面接官の視点を理解することができます。

    4.転職エージェントに採用担当者への期待値調整をしてもらう

    転職エージェントを活用する場合、採用担当者への期待値調整をしてもらうことが重要です

    自分の強みや経験を事前に採用担当者に伝えてもらうことで、面接での評価がスムーズになります。

    また、書類選考の段階から、自分の経歴がディップの求める人材像にマッチしていることをアピールしてもらうことで、内定率を高めることができます。

    まとめ

    ディップは営業職でキャリアアップを目指せる人気の高い企業の1つですが、転職難易度は高めです。

    新規営業の経験を積むことで、その後のキャリアパスが格段に広がり、SaaS企業、HRBP、人事、組織コンサル、ITコンサルなど多様な選択肢が開けます。

    ただし転職を実現するには、新規営業の厳しさや実力主義の環境を理解した上で、自分に合っているかを慎重に判断することが重要です

    弊社すべらないキャリアエージェントでは、「過去、現在、未来の一貫性のあるキャリアプランの提案」「IT/人材領域で1万人以上の転職支援のノウハウ」「内定率30%以上(業界平均6%)」の実績があります。

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    弊社のキャリアコンサルタントが、ディップへの転職を成功させるための具体的なアドバイスをおこないます。

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