この記事では、IT業界から足を洗うべきかどうかと、おすすめの異業種と転職の流れを解説します。

IT業界から足を洗う場合、未経験業界への転職となりますが、IT業界で培った経験やスキルを使って転職することも可能です。その場合のおすすめの職種や業界も紹介していくので、 IT業界から足を洗うことについて不安や悩みを感じている人はぜひ参考にしてください。
IT業界から足を洗うべきかの判断基準
IT業界から転職するべきかどうか判断する基準はあなたの中にあります。あなたが達成したい理想の姿はどのようなものですか?
IT業界にいると長時間労働が当たり前だったりストレスが溜まりやすかったりするので転職を考えがちになります。
しかし、IT業界は平均年収も高く転職市場において需要も高いため、あなた自身の市場価値を伸ばしやすい業界ではあります。そんなIT業界から離れてしまうと、異業種転職をしたあとに後悔してしまう可能性があります。

今の仕事を辞めたいという気持ちだけでIT業界から足を洗ってしまうと後悔する可能性があるので、どんなキャリアやライフスタイルを理想としているのかを明確にすることが大切です。
あなたが理想とするキャリアやライフスタイルが今いるIT業界で叶えることができるのであれば、転職しないで社内異動を目指したり、同じ場所で仕事の分担を変えてもらえるように要望を出したりすることも選択肢に入ってきます。
また、転職するという選択を検討する場合でもIT業界のまま別の会社にいく選択もあるかもしれません。重要なことは、IT業界ではあなたのキャリアプランが叶わないのかという視点を持つことです。
キャリアプランを明確にするためには、自己分析が欠かせません。しかし、自己分析を一人でおこなうことはとても難しいので、キャリアコーチングサービスの活用がおすすめです。

5年後、10年後にどうなっていたいか、明確にしてと言われても何から考えたらいいかわからず困ってしまいませんか?理想の将来像を具体化することができないと感じる人はとても多い印象です。
キャリアコーチングサービスでは、聞くことを中心としたコミュニケーションで、あなたの中にある潜在的な理想や不安を引き出します。
キャリアコーチングサービスの中でもマジキャリ がおすすめです。マジキャリのキャリアコーチは、全員人材業界出身で転職市場や業界にとても詳しいことが強みです。もしあなたがIT業界しか経験がない場合、IT業界でしか得られない市場価値になかなか気づくことができません。
IT業界から転職するべきかどうか判断する基準は自己分析によるキャリアプランの明確化によって決まります。一人で悩まずに、まずは無料相談をお試しください。
IT業界から足を洗いたい人によくある理由5選
IT業界には業界特有の辞めたい理由がいくつか存在します。

IT技術の需要は年々増加しており、供給が追いついていない状態が続いています。また、IT業界が多重下請け構造になっていることも要因となっています。
その特異性が市場価値になり転職活動が有利になることもありますが、業界から足を洗いたくなる理由にもなるので難しいところです。
ここでは、IT業界から足を洗いたい人によくある理由を5つ紹介します。残業が多いから
IT業界から足を洗いたいと考える理由の一つは、残業が多いことです。
厚生労働省が公表した「毎月勤労統計調査 令和6年11月分結果確報」によると、IT業界(情報通信業)の所定外労働時間(残業時間)は、運輸・電気・ガス業に次いで多いことがわかります。
IT業界は納期が厳しいことが多く納期前は残業は増えやすい傾向です。また、開発途中で仕様変更やトラブル対応が発生しやすいことも残業時間が増える要因です。

業界特有の残業時間の多さを懸念してIT業界から足を洗いたいと考える人は多くなっています。
人手不足で1人の負担が大きいから
IT業界は人手不足が深刻なため、1人の負担が大きくなることが足を洗いたい理由の一つです。
日常生活を送る上でIT技術は基盤となっています。また新サービス開発などもIT技術に支えられているため、需要は年々増しています。
経済産業省による「IT人材の供給動向の予測と平均年齢の推移」からもIT業界がいかに人材不足であるかわかります。
技術的な緊急のトラブルや、仕様変更・要件追加された場合は仕事量が増えるにもかかわらず、満足いく人員配置ができないため、1人の負担が大きくなり足を洗いたいと考えるきっかけになってしまっています。

給料が上がらないから
給料が上がらないこともIT業界から足を洗いたいと考える理由の一つです。
IT業界は多重下請け構造となっています。多重下請け構造とは、クライアントから元請け企業に委託された業務が、2次請け、3次請けのように何層にもわたって再委託されている構造を指します。
中間マージンが取られていくので、下請けになればなるほど利益率は減少していきます。

そのため、扱える予算が少ない中で決められた納期で仕事をこなすというサイクルになっており、人件費を増やすことが難しくなっています。
中間マージンにお金が消えていく業界特有の構造により給料が上がらないことがIT業界から足を洗いたいと考える理由になっています。
多重下請け構造の上流に位置する企業であれば同じIT業界でも状況は変わってきます。もしキャリアプラン的にIT業界のままでいくことに決めた場合でも、そういった企業への転職を目指す道もおすすめです。
そもそもITに興味がないから
IT業界から足を洗いたい理由として、そもそもITに興味がないということもあります。
IT業界では日々新しい技術が開発されており、変化するトレンドについていく必要があります。興味があれば自然と情報が入って身についていくと思いますが、興味がないとそれがとても苦痛になってしまいます。
ほかの業界であれば興味がないことでもそれほど影響を受けませんが、IT業界は変化の波が激しいため、興味がないとついていくことが困難になります。

IT業界の中でもハードウェアには興味がないけど通信インフラには興味があるなど、もしかすると分野を変えたら解決する可能性もあります。今いる環境がIT業界の全てと決めつけず、情報収集することで間違った選択をしないよう注意しましょう。
常に勉強し続けなければならないから
IT業界にいると常に勉強し続けなければならないため、それが理由でIT業界から足を洗いたいと考える人もいます。
IT技術は進化が早いため、常に新しい知識・技術をキャッチアップしてインプットしていかなければなりません。一部企業では資格取得をしなければならず、業務と並行して業務時間外で勉強や研修を受けなければならないこともあります。

IT業界にいると、プライベートの時間でも仕事や勉強のことを考えてしまうようになりやすく、仕事のオンオフが難しいことも足を洗いたい理由の一つとなっています。
IT業界から足を洗う前に覚悟すべきこと3選
IT業界から足を洗ってしまう前に覚悟しておくべきことがあります。
なぜなら、IT業界では当たり前のことが別業界ではイレギュラーであったり、給与や自由度など、IT業界の基準が高かったりする場合があるからです。
当たり前のことだと思っていると確認し忘れてしまい、入社後に後悔してしまう可能性があります。
ここでは、IT業界から足を洗う前に覚悟すべきことを3つ紹介します。
給与が下がる可能性が高い
IT業界から足を洗って別業界へ転職する場合は給与は下がる可能性が高いことを覚悟しましょう。
給与が下がる可能性が高い理由は2点あります。IT業界は元々給与水準が高いという点と、未経験業界への転職は給与が下がることが多いという点です。

もし未経験業界への転職を検討する場合、別業界でも活かせるスキルや経験の選定とポータブルスキルのアピールがうまくいけば、給与を下げることなく転職できる可能性があります。
仕事の自由度が下がる可能性が高い
IT業界から足を洗うと、仕事の自由度が下がる可能性が高いので覚悟しましょう。
IT業界はリモートワークが主流だったり、フレックスタイム制が導入されていたりするため、仕事の自由度が比較的高い業界です。

業界特有の自由度を社会全体の自由度だと勘違いしてしまうと、別業界に転職したときにリモートワークができなかったり、出勤時間が決まっていたりして、「こんなはずじゃなかった…」となってしまうので、自由度が下がることは覚悟しておきましょう。
転職先の仕事が合わない場合もある
IT業界から足を洗っても、転職した先の仕事や業界の風土が合わない場合もあるので覚悟しましょう。
転職活動をしていると、隣の芝生は青く見えます。今いる会社の悪い部分ばかりに目がいってしまい、逆に転職先の良いところばかりに目がいってしまうことがあります。
自分一人で判断する場合は客観的視点や冷静さが失われてしまうことがあるので、転職先の仕事が合わない場合もあることを覚悟しておく必要があります。

あなたの今の仕事と転職先候補の仕事を専門的かつ客観的に見てくれる人が周りにいればぜひ頼ってみてください。
IT業界から足を洗うことは難しいが可能
IT業界から足を洗うことは難しいですが可能です。ただし、あなたの年齢や志望業界・職種によって難易度が変わります。
理由として、転職市場では、専門的なスキルや経験の価値が高く評価されるためです。

転職市場において、専門的なスキルや経験の価値は高くなっています。即戦力を求める企業が多いので、自然と未経験転職にハードルは高くなります。
IT業界からIT業界への転職であれば専門的なスキルや経験を活かした転職活動ができますが、足を洗うとなると未経験業界への転職となるため一気に難易度が上がります。
ただし、現在の強みを活かせる職業や業界に転職することで難易度が低くなる場合があります。また、20代は転職市場において、経験やスキルよりもポテンシャルが見られるため、難易度が低くなる傾向にあります。

年齢によっては、未経験転職は難しいです。もしもIT業界と全く関わりのない職種に転職したい場合は、あなたの強みを活かしながらその領域に転職するために必要なスキルを学べる環境への転職がおすすめです。将来的に働きたい環境に到達するために、スキルや経験を身につけながらステップアップしていくイメージです。
なんでもいいからとにかくIT業界から足を洗いたいという目的であればいくらでも転職先はありますが、それではあなたの望むキャリアは構築できません。IT業界から足を洗えればいいという考え方はやめて、しっかりとキャリアプランを見据えた動きをしましょう。

IT業界から未経験転職でおすすめの職種4選
IT業界から足を洗う場合におすすめの職種を4つ紹介します。
IT業界から足を洗う場合は基本的に未経験転職になりますが、業界は未経験でも職種によっては今のIT業界での経験やスキルを活かせる可能性は十分にあります。
未経験業界に加え未経験職種への転職は給与や役職などの条件が悪くなってしまうこともあるので、自己分析とスキルの棚卸しをしっかりおこなうことで、あなたの強みを活かせる仕事が見つけられます。

ただし、内定がもらいやすい職種とあなたが目指すべき職種が異なる場合もあります。安易に内定が出やすい職種を受けるのではなく、あなたのキャリアプランへつながる職種を選びましょう。
営業職
IT業界から未経験転職でおすすめの職種一つ目は、営業職です。
基本的に転職市場では即戦力の人材が求められますが、営業職は経験や専門的な知識よりコミュニケーションスキルや論理的思考力などのポータブルスキルが重要視されます。そのため、営業経験がなくても幅広く採用しています。
また、近年はSaaSなどのIT技術によるサービスが増えているので、その中で営業職に転職することで、サービスについて技術的な側面から説明ができるIT業界経験者は優位性があります。

未経験業界への転職でも、IT業界の経験が活かせる営業職を見つけることができれば転職活動の成功確率は格段に上がります。
コンサルタント
IT業界から未経験転職でおすすめの職種二つ目は、コンサルタントです。
コンサルタント職の中でもITコンサルがおすすめです。ITコンサルは、ITを用いて経営やビジネスの課題解決をする職業です。そのため、今まで積み上げてきたIT業界の経験やスキルを活かすことができます。
しかし、コンサルタントは人気があり競争倍率が高いため転職難易度は高めです。

しっかり自己分析をすることによって、あなたがIT業界で培った強みを言語化し、書類選考や面接でアピールできるようにしましょう。
事務・経理職
IT業界から未経験転職でおすすめの職種三つ目は、事務・経理職です。
事務職は、書類作成や来客対応に加えてデータ入力などExcelなどを活用する機会が多い職種です。そのため、IT業界として働いてきた経験やスキルを活かしてExcel関数を使い、自動化するなど活躍することができます。また、IT業界での経験から業務系ITツールの活用に慣れていることも強みです。
事務職への転職もとても人気で、競争倍率だけで言えばコンサルタントより高いかもしれません。

キャリアプランを明確化することで、事務職として働き、将来どうなりたいか伝えることができれば、ほかの候補者と差別化できます。
公務員
IT業界から未経験転職でおすすめの職種四つ目は、公務員です。
IT業界の中でもITエンジニアなどの技術者の方がおすすめです。公務員の中には、情報システム部門の専門職や技術職の中途採用があります。
情報システムでは、システム導入や保守管理をおこないます。学校や行政におけるDX化により、需要が伸びているにもかかわらず対応できる人材が足りていません。実際に多くの地方公共団体において公務員受験の年齢制限が引き下げられています。
また、技術力を活かしたい方向けに民間経験者採用という別の方法もあるため、あなたの経歴と募集要項をよく照らし合わせ、あなたの強みを活かせる募集を探してみましょう。

ただ公務員試験の難易度は高く、多くの勉強時間が必要となります。キャリアプランを明確しないまま始めてしまうと無駄な時間を過ごしてしまうことになりかねないので、長期的なスパンで転職への計画を立てることがおすすめです。
IT業界から転職でおすすめの業界3選
IT業界から足を洗う場合におすすめの業界を3つ紹介します。
異業界への転職となりますが、IT業界で培った経験やスキルを使える業界はたくさんあります。

自己分析と業界研究、企業研究をしっかりとおこなうことで、あなたのキャリアプランに合った業界や職種を見つけることが可能です。
ミスマッチで後悔しないように、自己分析と企業研究は時間をかけてやりましょう。
Web業界
IT業界から転職でおすすめの業界一つ目は、Web業界です。
Web業界はIT業界で培ってきた経験やスキルを活かすことができるためおすすめです。また、WebデザイナーやWebマーケターなどITツール活用が求められる職種が複数あり、強みや経験を活かしながら未経験の業界に転職が可能です。

しかし、納期を踏まえながら製品を作る点など、IT業界と仕事内容が類似するところも多くあります。あなたがIT業界から足を洗いたい理由と転職する理由を明確にすることで、必要な転職なのかどうかわかってきます。
仕事内容が似ていることで内定は獲得しやすいですが、転職する前にしっかりと自己分析をするようにしましょう。
通信インフラ業界
IT業界から転職でおすすめの業界二つ目は、通信インフラ業界です。
通信インフラ業界は、通信インフラの構築と運用管理、通信障害時のトラブル対応、営業などがあります。IT業界での知見を活かして、技術的なメリットからリスクまで説明できる営業職になることも可能です。

また、カスタマーサクセスとして通信インフラ導入や運用に関して、IT業界で積み上げてきた強みや経験を活かすことができます。
通信インフラ業界の中でも技術職は、日中の設定変更作業ができないことやトラブル対応などで残業が多いと考えられがちですが、月平均10〜30時間の求人が多くなっています。
業界的に24時間365日対応が求められることが多く、対応するために会社として3交代制を取り入れている場合は、残業時間は多くはなりません。
コンサル業界
IT業界から転職でおすすめの業界三つ目は、コンサル業界です。
IT技術の発達によって、企業の規模に関係なく、経営を推進していくための重要な手段としてITが使われています。そのため、コンサル業界ではIT業界で培った経験やスキルを活かす転職が可能です。
コンサル業界は経営にとても近い仕事をすることができるので、もしあなたのキャリアプランの目的が経営に近いところにあれば、理想に一気に近づく転職ができる可能性があります。

コンサル業界は異業種から中途採用により様々な人材を獲得しているため、異業種転職した人を見つけて働き方を聞くと働くイメージを精度高く想像できるのでおすすめです。
IT業界から足を洗った人の体験談
実際にIT業界から足を洗って異業種へ転職した人の体験談を紹介します。
キャリアコーチングは決して安くないサービスですが、それ以上の価値を感じている人が多いことも事実です。どんな人がキャリアコーチングを利用して良かったと感じているか参考にしてみてください。
IT業界からマーケティング職に未経験転職
IT業界から足を洗ってマーケティング領域のDX化推進をしているM.Tさんは、「もっとチャレンジングでおもしろい仕事」を求めてマーケティング職へ転職しました。
新しい職場では、前職がエンジニアということでテクノロジーに精通していたため、ツール運用を全般的に担当するなど、強みを活かして活躍できたと言います。
最終的には30人規模のインサイドセールス部隊を統括するマネージャーとなり、実績を積み上げて、BtoBマーケティングとしてキャリアを重ねていったそうです。
参考:テクノロジーの力で業務を効率化。マーケティングの新たな領域を開拓する先駆者に
IT業界からライターに未経験転職
「仕事は好きなことじゃなくて、できることをやったほうが価値が出る」と話す蓬子さんは、IT企業から足を洗って独立し、文筆家(ライター)として働いています。
適正のない仕事を続けることで、人間関係がうまくいかず、パワハラのようなこともされたようです。自分にできることは何か、自分自身と真剣に向き合う時間を作ったことで、IT業界から足を洗う決断ができたそうです。
IT業界から足を洗いたい人必見!転職成功のための7つのステップ
ここではIT業界から足を洗うための7つのステップを紹介します。
いきなり求人に応募してもうまくいかないことはここまで読んでいただいて伝わっていると思いますので、あなたの理想のキャリアプランを実現するために具体的に何をしたらいいか整理しましょう。1.転職目的を明確にする
IT業界から足を洗うための最初のステップとして、まず転職の目的を明確にすることが必要です。

転職してゴールではなく、転職先で働くことであなたの目指すキャリアプランに近づいていくことが重要です。
仕事に対して求めることの優先順位が明確になっていない場合、思いがけず好待遇な求人を見つけて飛びついてしまい、ミスマッチを起こす可能性があります。
短期離職を繰り返してしまうと面接で不利になってしまうので、ミスマッチを防ぐために転職目的は明確にしましょう。転職目的が明確だと、書類作成や面接も自信を持って対応できるので選考通過率も高くなります。
2.強みやスキルの整理をする
IT業界から足を洗うためのステップとして、次に強みやスキルの棚卸しをしましょう。
あなたの設計したキャリアプランを達成するためにすでに持っている強みやスキル、これから手に入れたい強みやスキルを明確にする必要があります。

IT業界で積み上げた経験やスキルはある程度言語化できると思いますが、どの仕事でも使えるポータブルスキルやあなた自身が本来持っているヒューマンスキルを言語化することは意外と難しいです。
このステップではとにかく自己分析の精度が重要となるので、他者に伝えられるようにあなたのスキルや経験を言語化して整理しましょう。
3.理想を実現するために必要なスキルや経験を整理する
IT業界から足を洗うために、理想のキャリアプランの実現に向けて必要なスキルや経験を整理しましょう。
先ほどのステップであなたのスキルや経験の現在地がわかったと思います。次に、あなたの理想のキャリアプランを実現するために必要なスキルや経験を整理します。何が不足しているのか、今後伸ばすべき能力はどんな能力なのかを明確にして優先順位をつけましょう。
このあとのステップで実際に受ける求人を探していきますが、その転職先であなたに必要なスキルや経験が得られるかどうかが重要になります。

理想のキャリアプランを実現するために何が足りないか、いつまでにどの順番でどうやって習得していくかをあなたの中ではっきりさせましょう。
4.業界・職種研究をおこなう
IT業界から足を洗うために、業界・職種研究をおこないます。
各業界と職種の業務内容に詳しくなることで、どこに転職することでどのようなスキルが入手できるか、どの強みを活かせるかを知ることができます。

ただし、業界・職種が同じでも企業によって仕事内容は異なります。経験できる業務も得られるスキルも変わってきます。業界・職種研究で転職先の方向性は決まってくると思いますが、そこから更に企業研究を念入りにおこないましょう。
特に大企業だと仕事が細かく分業化されている場合が多く、希望した業界・職種に転職できても求めていた経験ができないこともあるので注意が必要です。
5.求人に応募して選考を突破する
IT業界から足を洗うために、実際に求人に応募して選考を突破しましょう。
自己分析、業界研究、企業研究ができたら実際に求人に応募して選考を受けます。あなたの理想のキャリアプランを目指せる企業であり、あなたのスキルを活かせる企業を見つけて応募します。

あなたの理想ばかり追求していても採用担当者には響きません。企業にとってあなたを採用するメリットと、あなたの理想像がマッチするからこそ、お互い良い雇用関係を結ぶことができます。
現場面談や逆質問をすることが可能なので、選考しながら企業分析も進められます。求人票からはわからないことは、実際の選考で確認していくことで不安を解消できます。
6.現職を退職する
IT業界から足を洗うために、現職を円満退職します。
転職先が決まってから現職を辞める連絡をすることがおすすめです。なぜなら、転職活動がうまくいかない場合に、金銭面や精神面でストレスを感じることを避けるためです。
円満退職するためには、上司に辞める旨を1ヶ月〜1ヶ月半前に伝えて引き継ぎをすることが大切です。

次が決まっていない状態で退職を伝えると引き留めにあったり、辞めたい理由を聞かれたりして、現職への不満を言わなければいけなくなることがあるので、円満退職から遠ざかってしまいます。
7.転職先に適応する
IT業界から足を洗うための最後のステップとして、転職先に適応して活躍できる状態になる必要があります。
転職はゴールではなくスタートです。未経験転職では最初は学ぶことが多く辛く、しんどいです。失敗を成果だと捉えたり、小さな成功体験を積んでいったりすることによって徐々に職場に慣れていきましょう。
せっかくIT業界から足を洗ったのに、活躍できていたころに戻りたくなってIT業界に出戻りしてしまっては意味がありません。

未経験転職の最初はきついという認識をもって、地に足をつけて着実に進んでいきましょう。
IT業界から足を洗うか迷っている方はマジキャリに相談すべき!

IT業務から足を洗いたいと考えている人は、「未経験転職は可能なのか?」「どの業界に転職すべきか?」と悩んでいる人が多いと思います。結論から言うと、未経験転職は可能です。
ただあなたの強みや経験を活かせる業界や職業を見つける必要があります。そのためには、強みや経験の整理が必要で自己分析が欠かせません。
また、IT業界から未経験転職をして後悔している人もいます。特に辞めたい気持ちが先行してしまって、辞めたものの転職先がミスマッチだったり、IT業界の方が向いていたと転職して初めて気づいたりすることもあります。IT業界から足を洗い、その先の将来の理想像を明確にする必要があります。
そのため、IT業務から足を洗いたいと考えている人は、自己分析が重要です。ただ、その自己分析は客観的な視点を取り入れることが難しく、一人でおこなうと何がしたいのかわからなくなってしまうことがあります。
そこでキャリアコーチングサービスの活用がおすすめです。キャリアのプロであるキャリアコーチとの面談を通して、あなたの将来の理想像や強みや経験を整理することができます。その中でもマジキャリ がおすすめです!なぜならば、マジキャリ を運営しているアクシス株式会社は転職エージェントも運営しており、転職市場の知見が豊富だからです。そのため、実際に転職先で活用できる強みや経験を引き出すことができます。

今のあなたにどんなサポートが必要か考えた上で、ぜひ一度マジキャリの無料相談へお申込みください。もやもやした気持ちを一緒に晴らしましょう!
安心転職コース
内定率
*22年4月〜22年10月の間に転職活動を行い5社以上に応募したお客様が対象です。

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IT業界にいると、「もうIT業界は嫌!」「IT業界から足を洗いたい」と悩む人は多くいます。