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Sansanに転職するには?無形法人経験者でも落とされる理由は?

この記事の監修者

末永 雄大

新卒で株式会社リクルートに入社し数百を超える企業の中途採用を支援。その後2012年アクシス株式会社を設立、キャリアコーチング事業、転職エージェント事業、Webメディア事業を複数展開。Youtubeチャンネル「末永雄大 / すべらない転職エージェント」の総再生回数は1,800万回以上。

この記事のまとめ

ポイント1
行動量重視の法人営業職からSansanへの転職は難しい!

ポイント2
「数値をもとに戦略的にPDCAを回す力」を証明できるかが選考のキモ!

ポイント3
パワハラは起きることもある!

目次

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    Sansanはどんな会社?魅力は?

    Sansanは東京都渋谷区の渋谷サクラステージ28Fに本社を置く、名刺管理サービスを中心にDXサービスを展開する企業です。

    主力事業は法人向け名刺管理サービス『Sansan』の運営で、法人向け名刺管理サービス市場シェア84%を誇る業界トップ企業です。

    東証プライム市場に上場しており、2024年5月期の平均年収は750万円、従業員数は約1,700名の規模感です。

    末永

    Sansanの最大の魅力は、SaaS営業という市場価値の高い経験を積める環境と、ミッション・ビジョンを重視する文化で成長できることです。


    この経験により、その後のキャリアパスが格段に広がり、他業界の大手SaaS企業や外資系IT、スタートアップの営業企画や経営幹部など多様な選択肢が開けます。

    Sansanは営業職への転職が人気なので、本記事ではSansanの営業職への転職に関する事項のみ扱います

    Sansanの転職難易度は?無形法人経験者でも落とされる理由は?

    結論から言うと、SaaS法人営業経験があれば転職難易度は中〜やや高い程度ですが、SaaS法人営業以外からの転職は難易度がかなり高いです

    難易度に影響している要因は以下の3つです。

    1.法人営業経験が必須条件になっている

    まず、Sansanの営業職に応募するには、法人営業経験が必須です

    法人営業の中でもソリューション提案型営業経験を求められる上、IT業界経験も求められます。

    2.単価が低く数打ちになりがちな法人営業からの転職は非常に難易度が高い

    Sansanの法人営業は、顧客あたりの単価が高く、顧客ごとの課題に深く踏み込んで提案するのが特徴のソリューション提案型営業です

    そのため、広告営業や求人媒体営業、不動産仲介営業など、単価が低く数打ちになりがちな法人営業職から転職する場合は、「顧客の課題を特定する力」や「データをもとに仮説を立てて検証する力」を自力で証明する必要があるため、転職難易度はとても高くなります。

    3.業界問わずSaaS営業職からの転職難易度は比較的易しい

    一方で、SaaS営業経験がある場合は、業界が異なっていても転職難易度は比較的易しくなります

    SaaS営業に必要な「課題ヒアリング」「提案力」「データ分析」などのスキルセットが共通しているためです。

    Sansanに向いている人・向いていない人

    向いている人

    Sansanに向いているのは以下のような人です。

    1. ミッションやビジョンを追うことにモチベーションが湧く人
    2. 数値分析やファクトベースのコミュニケーションに苦がない人
    3. 自己成長意欲が高く、スピード感のある環境で働きたい人

    Sansanは「出会いからイノベーションを生み出す」というミッションを掲げ、ミッションドリブンな企業文化が根付いています。

    そのため、売上や報酬よりも、ミッションの実現や社会への貢献にモチベーションを感じられる人が活躍しやすい環境です。

    また、Sansanの営業は数値をもとにPDCAを回すことが求められるため、データ分析や論理的思考に抵抗がない人が向いています。

    ファクトベースで議論する文化があるため、直感や経験だけでなく、数値で語れる人が高く評価されます。

    向いていない人

    一方で、Sansanに向いていないのは以下のような人です。

    1. 売上や報酬を追うことにモチベーションが湧く人
    2. 任された目標に対して、行動量で解決することにやりがいを感じる人

    Sansanは成果主義の側面もありますが、ミッション実現を第一に考える文化があります。

    そのため、個人の売上や報酬を最優先にしたい人には、カルチャーミスマッチが起こりやすいです。

    また、Sansanの営業は戦略的にPDCAを回すことが求められます。

    行動量でカバーするタイプよりも、データをもとに仮説を立てて検証するタイプの人が活躍しやすい環境です。

    Sansanの選考対策方法

    Sansanの選考を突破するには、以下の2点を意識した対策が重要です。

    1.目標達成のためにPDCAを回した経験について、数値ベースで話せるようにする

    Sansanの営業は、数値をもとに戦略的にPDCAを回すことが求められます

    そのため面接では、過去の営業活動で数値をどのように分析し、どんな仮説を立て、どう行動し、どんな結果を出したかを具体的に説明できるようにしましょう。

    「なんとなく頑張った」ではなく、「◯◯という数値から△△という課題を発見し、□□という施策を打った結果、✕✕%改善した」といった論理的な説明が重要です。

    2.Sansanのビジョンに共感できる理由を、過去・現在・未来で一貫性を持って話せるようにする

    Sansanは「出会いからイノベーションを生み出す」というミッションを掲げ、ミッションドリブンな企業文化を非常に重視しています

    面接では、Sansanのミッションに本当に共感しているか、それが単なる建前ではなく本心から言えるかを確認されます。

    例)

    過去:人付き合いが苦手だった幼少期の経験から、人間関係構築力を身に付けたくて新規開拓のSaaS営業に就職した
    現在:営業職で一定の成績を出せるようになったものの、独力で新しい人と出会い商品を世に広めることは才能がある一部の人だけがなせる技ように思えてしまい、限界を感じている
    未来:人付き合いが苦手な人でも新しい取引やアイデアの創出を引き起こせるように、人や企業同士が出会える機会を創出できる人間になりたい

    →だからSansanでそのプラットフォーマーとして事業創出をしていきたい

    過去のキャリア選択、現在の仕事への向き合い方、未来のキャリアビジョンが、Sansanのミッションと一貫性を持ってつながっているかを説明できるようにしましょう。

    Sansanはやばい?パワハラがきつい?

    Sansanについて調べると「やばい」「パワハラ」といった言葉が出てくることがあります。

    実際のところはどうなのか、よくある疑問について解説します。

    パワハラがひどいのは本当?

    結論から言うと、Sansanに限らず、どの企業でもパワハラのリスクはゼロではありません

    ただし、Sansanではコンプライアンス意識が高く、ハラスメント防止の研修や相談窓口が整備されています。

    成果を求められる環境ではあるため、目標達成に向けた厳しいフィードバックはありますが、それをパワハラと感じるかは個人の受け止め方にもよります。

    面接時に職場の雰囲気や上司のマネジメントスタイルについて質問し、自分に合う環境かを確認することが重要です。

    ミッション唱和がきついのは本当?

    Sansanでは2週間に1回開催される全社会議で、ミッションの唱和をおこなっています

    これを「きつい」と感じるか、「ミッションを大切にする文化の表れ」と感じるかは、個人の価値観によります。

    ミッションドリブンな企業文化に共感できる人にとっては、むしろチーム全体の方向性を確認できる良い機会になります。

    一方で、ミッションよりも個人の成果や報酬を重視したい人には、カルチャーミスマッチを感じる可能性があります。

    女性管理職が少ないのは本当?

    SaaS業界全体として、女性管理職の比率はまだ発展途上の状況です

    Sansanも例外ではありませんが、近年は女性活躍推進に力を入れており、産休・育休からの復職率も高い水準を維持しています。

    「MOM」という制度では、育児中の社員を支援するための補助金制度があり、働きやすい環境づくりに取り組んでいます。

    今後、女性管理職比率も徐々に改善していくことが期待されます。

    中途より新卒が優遇されているのは本当?

    Sansanでは中途採用比率が88.1%と非常に高く、中途採用を積極的におこなっています

    新卒優遇という事実はなく、むしろ中途社員が多数を占める組織です。

    ただし、新卒・中途問わず、Sansanのミッションやバリューズに共感し、体現できる人が高く評価される文化があります。

    そのため、入社経路よりも「Sansanのカタチ」を理解し実践できるかが重要です。

    Sansanに内定できる可能性を少しでも上げる方法

    Sansanへの転職を成功させるには、以下の4つのポイントを押さえることが重要です。

    1.過去、現在、未来で一貫性のある転職軸を準備する

    面接では、なぜSansanに転職したいのか、その理由に一貫性があるかを重点的に見られます。

    過去のキャリアで培った強みや価値観、現在の課題、未来のキャリアビジョンを整理し、Sansanへの転職がその延長線上にあることを論理的に説明できるようにしましょう。

    2.Sansanでないといけない理由を説明できるようにする

    SaaS業界には多くの企業があります。

    その中でもなぜSansanなのか、他社ではなくSansanでないといけない理由を明確に説明できることが重要です。

    そのためにまずは、Sansanの事業内容、企業文化、ミッション・ビジョンなどをしっかり研究し、自分のキャリアビジョンとの接点を見つけましょう。

    加えて、SansanとバッティングしがちなSmartHRやラクス、マネーフォワードなどよりも、なぜSansanを選ぶのかについては必ず言語化しておきましょう。

    3.Sansanに精通した人(Sansan社員、卒業生、転職エージェント)に、模擬面接をお願いする

    Sansanの面接で何が求められるかを知るには、実際にSansanで働いた経験がある人や、Sansanへの転職支援実績がある転職エージェントに相談するのが最も効果的です

    模擬面接を通じて、自分の回答の改善点や、面接官の視点を理解することができます。

    4.転職エージェントに採用担当者への期待値調整をしてもらう

    転職エージェントを活用する場合、採用担当者への期待値調整をしてもらうことが重要です

    自分の強みや経験を事前に採用担当者に伝えてもらうことで、面接での評価がスムーズになります。

    また、書類選考の段階から、自分の経歴がSansanの求める人材像にマッチしていることをアピールしてもらうことで、内定率を高めることができます。

    まとめ

    Sansanは営業職でキャリアアップする上で、トップレベルでおすすめの企業ですが、転職難易度は高めです。

    SaaS営業の経験を積むことで、その後のキャリアパスが格段に広がり、他業界の大手SaaS企業や外資系IT、スタートアップの営業企画や経営幹部など多様な選択肢が開けます。

    ただし転職を実現するには、ミッションドリブンな文化や数値分析を重視する環境を理解した上で、自分に合っているかを慎重に判断することが重要です

    弊社すべらないキャリアエージェントでは、「過去、現在、未来の一貫性のあるキャリアプランの提案」「IT/人材領域で1万人以上の転職支援のノウハウ」「内定率30%以上(業界平均6%)」の実績があります。

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